ソウル市の「トゥクソム森造成基本計画」により、既存の体育公園を米国ニューヨークのセントラルパークのような大規模都市森として造成したものです。全体面積は35万坪で、1年間の工事期間をかけて2005年6月にオープンしました。森は環境親和性を強調する形で造成され、公園全体にかけて直径30~40㎝、高さ20mの樹木を約104種、42万株を移植しました。中でも代表的な樹種はクヌギ・アカシデ・山桜など、韓国が本場となる樹種がほとんどです。公園は5つのテーマにより造成されており、第1テーマは「トゥクソム文化芸術公園」で、広場・野外舞台・アトリエ・ゲートボール場・人工池などから構成されています。第2テーマは「トゥクソム生態の森」で、野生の動物が生息できるよう、自然そのままの環境に造成されたところです。ここは鹿・コラニ(キバノロの亜種)・リス・ダマジカなどが間近に見られるサファリコースで、ガイドの引率付で探検することができ、公園を繋ぐ472mの歩行専用の橋は漢江の船着場まで通じています。第3テーマは「湿地生態園」として造成されており、バードウォッチングデッキ・環境遊び場・浄水植物園などといった環境親和型の体験スペースです。第4テーマは「自然体験学習園」で、従来の浄水場施設だった建物を利用してギャラリーパーク、温室、野生草花園などといった植物生態について体験し勉強ができる公園として造成されています。最後の第5テーマは「漢江水辺公園路、船着場・自転車専用路」などのスポーツ施設です。
位 置: ソウル特別市城東区トゥクソムロ273番地一帯
面积: 1,156,498㎡
5つの テーマ公園 :文化芸術公園(220、000㎡)、自然生態森(165、000㎡)、自然体験学習園(85、000㎡)、湿地生態園(70、000㎡)、 漢江水辺公園(33、000㎡)
- 主要施設 :ソウルの森広場(軍馬像)、噴水広場、スケート広場、トゥクソム家族の広場、野外舞台、森の広場、森の中遊び場、水遊び場、水辺の休憩室、水辺の憩いの処、森の小路、スポーツ広場、エコの森、風の丘、ギャラリーガーデン、昆虫園、イベント広場、生態学習園、環境遊び場、野外自然教室、バードウォッチングデッキ、湿地草花園、漢江水辺公園、森の中のミニ図書館、鏡の池、彫刻の森、思索の道、ユニバーサル遊び場、ソウルの森橋、ソウルの森トンネル、守りの森、展望デッキ、滝、歩行架橋、鹿小屋
計画過程 :ワークショップおよび公聴会などを通じて、専門家と各界各層の人たちからの意見を取入れた。
造成過程 :ソウルグリーントラストを通じて市民の参加および自主的に工事を施行
- 2003年 ~ 2005年6月まで5回にわたり4万8千株を市民らが直接植える。
管理·運営 :ソウルの森サラン・モイム(愛する集い)とソウル市がパートナーシップを組んで管理・運営(ソウルの森サラン・モイム(愛する集い)ソウルグリーントラスト傘下の民間組織)
- ソウルの森サラン・モイム(愛する集い) : ソフトウェア分野 (生態教育、広報、マーケティング、プログラム運営など)
- ソウル特別市 : ハードウェア分野 (施設物および財産管理など)