鬱蒼とした森造成
樹木を一本一本景観の対象にするのではなく、群集による枠組によって構成して植え付ける
できるだけ規模が小さく細心な管理を要する景観用の木や庭園用の木は植栽しないようにし、造林用の木や大きく生い茂る木を選別的に植えて鬱蒼とした森を造成
樹木の生長のための最適な土壌条件確保のために積極的な土壌改良を行い、植栽基盤を作る
ソフトなランドスケープ(Soft Landscape) 造成
最近多くの構造物や施設物、そしてコンクリート舗装形のハードなランドスケープ(hard landscape)より、緑を豊かにし、季節の変化や美しさを考えた公園造成
記念樹や象徴性のある植栽、意図的なランドスケープ造成はなるべく避けてナチュラルに近い自然公園として造成
誰もが利用できる便利さを提供し、また森でしか感じられない小さな楽しさの発見で喜ばれるソフトなランドスケープの公園として造成
様々な水景色の演出
森をより森らしくするとともに、森の生長を促進すると同時に生態的にも元気な森として育てていくため、森を通り抜けて流れる水路と池を積極的に造成
滝、砂利水路、生態草地水路、生態池、生態観察湿地、景観池、水遊び公園、鏡の池、噴水など様々な水景観を導入
水源は近くの地下鉄盆塘線から排出される豊富な量の地下水(1日4500トン予想)を放流して供給する
生態的な概念の雨水の排水体系
雨水をそのまま下水道に流さず、開渠水路にして雨水が流れるように計画
開渠水路は芝や石などの天然材料を使用して築造し、また水路底は砂利を敷いて雨水が流れる間、充分に土に染み込まれるように設計
各雨水の水路は森を横切って流れる他の水路や池へ繋がるように設計したが、降雨により汚染された雨水が池へ流れ込むことを避けるため、砂利の沈殿を通じて流れるように設計
灌水用として使うため、一部の雨水を貯める地下雨水貯水槽を設置
豊富な芸術的要素の導入
都市の森の概念を自然と文化が調和をなす一つの媒体と見なし、その中で様々な文化芸術的体験が可能になるよう、芸術活動のスペースおよび造形施設を積極的に導入
学生やアマチュアグループおよび芸術団体による写生大会(スケッチコンテスト)や野外展示会が行われる森のオープンギャラリーのアトリエを造成
公園の敷地が持つ歴史性を保存し、また偲ぶための造形施設物の導入(競馬群像、水タンクを用いた照明時計台、纛旗(とうき)関連の旗祭りなど)
森に相応しいテーマと、至るところに合わせた体験造形物の導入
聖水大橋の橋脚に描かれた浮彫りなど、地域住民が直接参加して芸術活動を行う参加芸術イベントを推進
親環境要素を実践的に導入
自然と共に息づく命の森という方針に相応しく、環境親化的な造成手法を積極的に導入
道の舗装材料にできるだけ水が透過できる天然材料を使用
雨水を埋設管路により流さず、透過形の開渠水路にする
公園内に建てるすべての建物の屋上の 緑化を図る
自然エネルギーを活用するために一部の建物には地熱と太陽熱を使った冷暖房システムを構築し、さらに生態の森のエリアには太陽熱照明(Solar System Light)を導入
野生動物の棲息地のために森の中)には生態池や茂みなど、至るところに様々な形のビオトープを造成
中浪川および漢江まで繋がる野生動物の移動通路を確保