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米TIME誌、「メタバース・ソウル」を「2022 ベスト・イノベーション」に選定

メタバース・ソウル、「ベスト・イノベーション」のメタバース分野で初の革新事例として選出 世界的な関心も高まっている世界初の自治体独自のメタバース・プラットフォーム 世界最大規模の週刊ニュース誌、TIMEの掲載により、ソウル市のメタバース事業への注目度が高まると予想 ソウル市は、「メタバース・ソウル」が世界最大規模の週刊ニュース誌、タイム(TIME)で「2022 ベスト・イノベーション」の一つとして選出されたと発表した。 「メタバース・ソウル」は、27つのカテゴリーのうち、メタバース分野でベスト・イノベーションとして選定されており、この分野初の革新事例として認められている。 TIMEは、「ベスト・イノベーション200」を作成するため、世界中の編集者・記者による推薦や、オンラインによる受付を経て、電気自動車、エコエネルギー、メタバースのような成長が見込まれる分野で注力している候補を募集した。 今回のリストのうち、ソウル市の「メタバース・ソウル」が、メタバースのカテゴリーで公共分野としては初めて選出されており、これを通じて世界的な企業らの革新的な発明品と肩を並べるようになったといえる。 一方、「メタバース・ソウル」は、自治体レベルでは初めて構築が進められるメタバース・プラットフォームであるだけに、正式なリリース前から世界的な関心が集まっていた。 2022年4月には、カナダ・サレー市のポットキャスト「サレー・エコノミック・インサイト(Surrey Economic Insights)」で、ソウル市のメタバース事業が紹介され、2022年5月には、毎年米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開催されるデジタル技術交流イベント「フューチャー・コンピュート(Future Compute)」で、自治体としては唯一ソウル市の「メタバース・ソウル」が紹介された。 また、インドネシアのバンドン市やドイツの連邦議会など、海外の自治体や議会もメタバース・ソウルに大きな関心を示し、関連事業に関する説明や諮問などを求めた。 メタバース・ソウルが正式にリリースされる前にTIME誌で今年のベスト・イノベーションに選ばれるなど、ソウル市が進めているメタバース事業のプレゼンスもより高まるものと予想される。 ソウル市は、これまで世界デジタル政府ランキングで2003年から2019年まで8回連続で1位になるなど、スマート都市として評価されてきたが、メタバース分野においても世界をリードする取り組みからメタバース事業の優秀性を認められ、ベスト・イノベーションに選定されたと分析している。 メタバース・ソウルは、韓国内の自治体だけでなく、世界都市政府レベルでも初めて進められるソウル市独自のメタバース・プラットフォームである。 市は、2021年10月策定された「メタバース・ソウル推進基本計画」に基づき、2022年から「メタバース・ソウル第1段階推進事業」に着手し、2022年上半期には「メタバース・ソウル市庁」というパイロットサービスを、8月には「メタバース・ソウル非公開テスト運営(CBT)」を実施した。現在は、11月末まで実際のサービスの提供に向け、プラットフォームの完成度を高める作業に取り掛かっているところ。 ソウル市のイ・ヘギョンデジタル政策官は「TIME誌だけでなく、海外の多くの機関やメディアから注目が大きいだけに、ソウル市もメタバース・ソウルを前向きに見ている」とし「今年、第1段階事業を成功させ、その後残りの第2・3段階事業を通じて、世界最高レベルのメタバース・プラットフォームを目指して徐々に完成度を引き上げ、スマート都市をリードするソウルのプレゼンスを高めていきたい」と述べた。
SMG 125

ソウル市、タバコのポイ捨てを拾うイベント開催「ゼロカフェ」コーヒーワゴンでリターナブルカップを紹介

12日、汝矣島(ヨイド)漢江公園の「禁煙キャンペーン」イベントで「ゼロカフェワゴン」を運営しリターナブルカップを紹介 ごみ排出1位はタバコのポイ捨てと使い捨てカップ…ごみ減量対策の一環として推進 今後、使い捨てカップが多く使われる屋外イベントやフェスでリターナブルカップ使用を拡大する計画 ソウル市は、最近イベントやフェスティバルなどで頻繁に登場するコーヒーワゴンの使い捨てカップ使用を減らすために、リターナブルカップを使用する「ゼロカフェワゴン」を運営すると発表した。12日(土)、汝矣島(ヨイド)漢江公園で行われる「禁煙キャンペーン」のタバコのポイ捨てを拾うイベント参加者にリターナブルカップを紹介する。 今回、ゼロカフェワゴンで行われるリターナブルカップ体験は、不法投棄されるごみ1位であるタバコのポイ捨てと使い捨てカップによる環境問題の深刻さを発信し、その解決策としてリターナブルカップを提案する狙いで設けられた。市は、「ゼロカフェ」事業を推進する財団法人Happy Connectと共にコーヒーワゴンを用意した。 環境運動連合が2020年7月11日から8月8日まで韓国全域の14の海辺で3,879個のごみを回収し、分別した結果、全体の54%がタバコのポイ捨てで最も多かった。 タバコのポイ捨ては、環境汚染だけでなく、排水機能にも悪影響を与える。今年の8月、豪雨被害の原因の1つとしてタバコのポイ捨てをはじめとするごみの不法投棄が指摘された。 「ゼロカフェワゴン」は、顧客がコーヒーワゴンでリターナブルカップを利用する際にデポジット金1,000ウォンを決済して、カップを返却すると1,000ウォンをもらえるようにし、カップをリユースする。 市は、今回のリターナブルカップ体験イベントをきっかけに、他のコーヒーワゴンでも十分リターナブルカップを採用できることをPRする計画だ。主に実店舗を中心に行われてきたリターナブルカップ普及事業の裾野を広げ、屋外イベントやフェス、アイドルや俳優などスターを応援するコーヒーワゴンでも活用できるよう、事業者の参加を促していく。 市は、今回のタバコのポイ捨てを拾うボランティアとリターナブルカップ体験参加者インタビューを含め、「ゼロカフェ」PR動画を製作し、ソウル市気候環境本部のユーチューブチャンネル「ゼロソウル」を通じて配信する。 *ゼロソウルユーチューブチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCbUyBfET4eJv0qXKevfWMpQ ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は、「漢江は多くの市民が訪れるだけに、タバコのポイ捨て、使い捨て容器などのごみ問題が指摘されている」と強調しながら、「今回のイベントを通じて、屋外でもリターナブルカップを活用し、使い捨てカップのごみの減量すると共に、体にはもちろん環境にも悪いタバコを止めるキャンペンを行うのは非常に意義深い」と述べた。
SMG 112

ソウル市、9号線の混雑率を緩和…2024年初に48両追加運行

地下鉄9号線の混雑緩和および利用の利便性向上に向け、2024年初まで48両(8編成)の追加を推進 48両(8編成)を追加運営する場合、急行列車の混雑率が150%→120%と、大幅に改善されると予想 8両車両の運営は、機械・信号の改良などが必須なために改善工事が2032年に終わると予想され、長期の推進が必要 混雑度が特に高い駅には安全スタッフ39人を集中配置、混み合う車両の乗車時間や位置を案内 市、「混雑を緩和する対策づくりに総力…車両追加時期の短縮に向け、関係機関との話し合いを重ね、車両を適時に導入するよう取り組む」 ソウル市は、地下鉄9号線の混雑を根本的に緩和するため、2024年初めまで、862億ウォンを投じて製作した新しい列車48両(8編成)を追加運営する発表した。また、9号線の混み具合の改善や地下鉄を利用する市民のニーズの増加などを考慮し、なるべく早期に車両が追加できるよう、運行開始時期の短縮に総力を挙げる方針だ。 地下鉄9号線の場合、増車を続けた結果、現在全て6両で運行されているなど、ソウル市は、混雑を緩和するための対策を推進してきた。しかし、最近ソーシャル・ディスタンスの緩和や地下鉄路線の延長などにより、利用需要と混雑度はますます高まる一方である。 これらを受け、ソウル市は9号線の混雑による市民の不便さや安全問題を解決すべく、2024年初めまで新しく製作する48両(8編成*6両)を追加し、急行列車の混雑率を平均150%から120%にまで減少させる計画だ。 また、地下鉄の混雑による安全事故を予防し、市民の自発的な参加で、混み具合がより緩和できるよう、案内やPR活動を並行する。 〈2024年初、9号線48両の追加運営を開始…車両の製作、テスト運転期間の短縮など〉 市は、9号線の車両の追加編成を進めるため、2020年12月からすでに48両(8編成*6両)の契約を締結するなど、混雑を緩和するための段階的な事業を実施してきた。これにより、2022年3月から製作が始まった1号車の場合、2023年3月に完成の計画で、2023年12月には、全車両が入庫される予定。2023年12月、全車両が入庫されたら、鉄道安全管理体系の変更承認などの手続きを経て、2024年には運営に投入される。 ソウル市は、9号線の混雑度をできるだけ早期に緩和すべく、9号線の連携路線の拡大や車両追加の時期を早めるために、各関係機関と協議し、運行開始時期を最大限短縮する考えだ。 〈6両→8両の拡大は、32年に可能…混雑の早期改善に向け、効率的な車両追加へ〉 現在9号線は6車両の45編成で、合計270両が走っている。9号線のホームは、建設段階から空港鉄道との乗り換えを考慮し、8両規模で設計されているものの、運行の要である信号や設備が6両規模で設計され、今は6両の運行となっている。 9号線を8両に拡大するには、現在6両基準で作られた機械設備や信号システムを改良し、留置線を拡大しなければならないため、全ての関連工事は、2032年に完了するものと分析されている。 これらを検討した市は、8両の運営を進めるより、6両でも早く増加させた方が、効率がいいだけでなく、9号線の混雑も早期に緩和できる方法だと判断した。 〈混雑率の高い駅舎に安全スタッフを増加・配置…市民の利用を分散させる努力も〉 ソウル市は、9号線の車両追加に伴い、安全事故を予防するために、混雑率の高い駅舎には、出勤時間帯に駅務員や安全スタッフなど39人を主な密集区間に配置すると明らかにした。また、これから安全スタッフを追加配置し、安全管理を強化していく。 6つの駅舎に配置した安全スタッフ数(22年11月9月現在) 6つの駅舎に配置した安全スタッフ数(22年11月9月現在) 合計 金浦空港 塩倉 堂山 汝矣島 鷺梁津 高速ターミナル 33人 8人 6人 5人 5人 8人 7人 混雑率の高い駅の車両には、乗降車の時間や位置をすぐ把握できるように表示するとともに、ホームには四列乗車の矢印を分かりやすく付着する。また、駆け込み乗車を止めるよう案内放送も強化する。 このような対策を設けるほかにも、9号線を利用する市民の積極的な協力を求めるPR活動にも力を入れる計画だ。 ソウル市のペク・ホ都市交通室長は、「現在ソウル市は、通勤時の利用が多い9号線の混雑を緩和する対策づくりに本腰を入れており、車両の導入時期を最大限短縮できるよう、ヒュンダイ・ロテムや韓国交通安全公団、国土交通部などと緊密に協議を行うなど、全ての努力を傾けるつもり」としながら「市民の皆さんにも乗降車時には安全スタッフの案内に従い、安全な利用に向け秩序を守っていただくようお願い申し上げたい」と述べた。
SMG 425

オ・セフン市長、五輪の総本山といえるスイスのローザンヌで「国際スポーツ都市ソウル」を掲げてスポーツ外交

ソウル市長としては初めて「オリンピック開催都市連合(WUOC)定例会議」に出席…友好関係を深める IOC会長と面会し、メガスポーツイベント開催都市ソウルのビジョンを積極的に提示 WUOC会長、国際競技連盟の関係者らとも面会…五輪誘致の基盤を整える ソウル市のオ・セフン市長は、「五輪の総本山 」といえるスイスのローザンヌを訪問し、「国際スポーツ都市ソウル」を発信するスポーツ外交に乗り出した。 オ市長は24日(月)午前9時(現地時間)、ローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部オリンピックハウスで開かれた「2022オリンピック開催都市連合(WUOC, World Union of Olympic Cities)定例会議」(10.24.~26.)に出席。五輪開催都市との友好関係を深めた。ソウル市長としては初めての出席である。 オ市長は定例会議が開かれるオリンピックハウスでトーマス・バッハ(Thomas Bach)IOC会長と面会した。国際スポーツ都市に跳躍するためのソウル市民のビジョンと、ソウル市がメガスポーツ大会を開催できる最適都市であることを積極的に発信した。 また、ローザンヌ市長でもあるグレゴワール・ジュノー(Gregoire Junod)オリンピック開催都市連合会長と面会し、ソウル市が五輪開催都市としてアジアの中心的なスポーツ都市になるための相互協力について話し合った。 一方、オ市長は、国際スポーツ大会をソウルで開催するために、IOCの eスポーツ責任者、国際水泳連盟(FINA)など、国際スポーツ関係者らとも面会した。国際競技連盟(IFs)の関係者にもメガストーン大会開催都市としてのソウルの魅力を紹介し、誘致したいとの意思を積極的に示した。 市は、今回のローザンヌ訪問を通じて、国際スポーツ関係者を対象にソウル市が持つ国際スポーツ大会を開催できる力量を示すとともに、国際スポーツ界との協力をもとにメガスポーツイベントの誘致に向けて一歩近づいたと評価している。
SMG 81

世宗文化会館の公演を光化門広場で楽しめる…開館50周年を控え全面改装

ソウル市長、捨てられた工場敷地から文化施設に変身したセガン島の「セーヌ・ミュージカル」を訪問(10/22) 23日、フィルハーモニー・ド・パリで世宗文化会館の再整備に関する構想を発表 光化門広場との連携:会館の外壁に大型映像システムを設置、広場での公演観覧を可能に…28年度の再開館を目指す 大劇場:歴史的な象徴性を考慮し、外観はそのままにするが、内部は全面改築を行う計画(客席数の縮小、客席から舞台までの距離を縮小、最先端システムを導入するなど) ソウル・フィルハーモニー専用の「クラシック・コンサートホール」を造成…全ジャンルを上演できる公演会場に ソウル市のオ・セフン市長は、10月23日午後2時(現地時間)に、フランス・パリを代表する文化芸術施設である「フィルハーモニー・ド・パリ」を訪問した後、世宗(セジョン)文化会館を光化門(クァンファムン)広場と連携し、ソウルを代表する「次世代感性文化プラットフォーム」にすると発表した。世宗文化会館の改装は、1978年開館以来44年ぶりのことで、2028年再開館を目標に進められる予定。 名実ともに韓国の公演芸術界の生きた歴史ともいえる世宗文化会館の全面改装は、40年以上の歳月による建物の老朽化、観客ニーズの多様化、文化芸術環境の変化のような問題に対応すると同時に、新しい時代の新しい施設として生まれ変わるべきという判断によるもの。 今年の8月に再開場した「光化門広場」と連携することで、より多くの市民に文化を楽しめる機会を与えられる芸術文化空間としての跳躍を試みる。 ソウル市は、今回の改装を通じて「世宗文化会館」を、ソウル・フィルハーモニー専用のクラシック音楽ホールに加え、全てのジャンルの公演を上演できる「公演芸術の完全体」として仕上げる計画だと説明する。 ひとまず、既存の大劇場の場合、韓国を代表する芸術空間という象徴性を持っているだけに、外観はそのまま維持する一方、内部空間は全面リフォームし、ミュージカルやオペラなどの公演ができる最先端システムを実装する。公演会場の規模についても、これまでの3022席から席数を減らすだけでなく、客席と舞台間の距離も縮小させる。 大劇場以外の空間は全面改築し、ソウル・フィルハーモニー専用の「クラシック・コンサートホール」を新しく造成する。これまでクラシック音楽の公演会場がなかったソウルの江北圏において最初の空間になるこのコンサートホールは、ライブ音響に最適化されたフル編成オーケストラ公演を上演できる「音楽専用ホール」にする。 このホールの外部には、大型外壁映像システムを設置し、光化門広場にいる誰もが公演実況をリアルタイムで観覧できるようにする。 また、大劇場とクラシック・コンサートホールの間には光化門広場と直接つながる大規模なオープンスペースをつくり、スタンディング公演やセミナー、設置美術など、様々な形の未来型芸術を披露する空間として活用する予定だ。
SMG 115

ソウル市長、K-Beauty産業の拡大に向け、美の本場フランスでMOU締結

10/23、ソウル市とコスメティック・バレーが在仏韓国文化院でMOUを締結 ソウル型ビューティー産業を育成する総合対策を樹立…有望な中小企業の販路開拓を支援、東大門のハブ化を推進 化粧品・香水の国際博覧会「コスメティック360」とソウル・ビューティーウイークのコラボで、産業効果を最大限に オ市長「フランスをスタートに、韓国ビューティー企業の海外進出を増やし、グローバル販路開拓を手助けする」 ソウル市のオ・セフン市長が、K-Beauty産業の海外進出を支援するために、積極的に乗り出す。 オ市長は10月23日(日)午前11時(現地時間)、在仏韓国文化院で世界一のビューティー産業クラスターである「コスメティック・バレー」の会長、マーク・アントワーヌ・ジャメ氏に会い、「ビューティー産業の活性化のためのMOU」を締結した。 今回のMOUは、韓国コスメティックス産業が2年連続輸出世界3位という史上最高の輸出実績(10兆5099億ウォン、前年比21.3%増加)を記録した中、両機関間の交流を通じて、ビューティー産業の最大マーケットであるフランスを拠点に、韓国ビューティー企業の海外進出の可能性を広げ、業界従事者間の協力基盤を構築するためのもの。 主な内容は、①有望なビューティー企業を支援するために、ソウル市とコスメティック・バレー間のパートナーシップを構築、②「コスメティック360」と「ソウル・ビューティーウイーク」がコラボし、参加企業の製品PRや販路開拓を支援、③交流に必要な協力(ビューティー人材の養成やネットワークの形成、情報共有など)を常時行うことなどだ。 ソウル市は、有望なビューティー企業の販路開拓に必要なビジネス拡大に焦点を合わせ、協力や支援を進める計画だ。 「コスメティック360」は、コスメティック・バレーが毎年10月パリで開催する化粧品・香水産業分野の国際博覧会で、有名な化粧品ブランドやベンチャーブランド間のネットワークづくり・ミーティングの機会を提供し、完成品、原料、容器、包装、テスト、流通など、化粧品産業に関する全般的なプレセスを確認できる交流の場と言える。 MOU締結に先立ち、ソウル市は韓国の化粧品産業をソウルの未来を率いる中核産業とみなし、今年4月、ソウル・ビューティー企業を育成する総合対策を発表してから、ビューティー産業の現場で活躍する人材を育成するとともに、中小企業の認知度を引き上げられる様々な販路開拓事業を支援している。東大門(トンデムン)一帯をビューティー・ファッションのハブとして構築するために、「東大門ビューティー・ファッション特定開発振興地区」の指定を推進している。 ソウル市は、「ソウル・ビューティー産業の育成事業」の一環として、今年からビューティー産業のフェスティバルといえる「ソウル・ビューティーウイーク」を開催し、9月30日から10月2日までの3日間、およそ3万人の市民が「ソウル型ビューティー」を体験する一方、ビューティー分野の中小・中堅・大企業500社は、販路拡大や投資誘致の機会を得られた。 また市は、ソウル・ビューティーウイークで有望な中小企業のビューティーブランドのPR・体験・展示ブースを運営するだけでなく、世界進出に向けたオンラインローンチショーや輸出商談会、販路開拓を支援するビジネスミットアップ・ピッチング、人材育成に役立つヤング—ビューティー・コンテストなど、様々な支援事業を行った。 DDPデザイン市場では、ビューティー複合文化空間である「Be the Beautiful」を設け、ビューティーテックの体験空間やイベント体験ゾーンを運営するなど、体験型店舗の造成を通じて、市民が有望なブランドやビューティー・ファッション文化に自然と触れるような機会を提供した。
SMG 101

ソウル市長、欧州出張で競争力ある都市構築の戦略を練る

10/21~31、革新的な都市建築、緑の都心、ビューティー・バイオなど、都市の競争力の強化策を模索 フランス:感性文化と緑の都市づくりの現場を訪問、K-Beautyの育成・拡大に向けた協力 スイス:オリンピック開催都市世界連合年次会議に参加、バーゼルとバイオ・都市建築分野での協力を推進 スペイン:道路空間の再編による余暇空間の造成、雨水トンネル、環境配慮型木造建築などをベンチマーク オランダ:柔軟な制度で創造的な建築デザインを引き出したアムステルダムなどの事例を集中的に視察 ソウル市のオ・セフン市長が10月21日(金)から31日(月)までの9泊11日の日程でヨーロッパ地域を訪問する。訪問地域は、フランスのパリ、スイスのローザンヌとバーゼル、スペインのマドリードとセビリア、オランダのアムステルダムとロッテルダム。 今回の表敬訪問では、革新的な都市建築システムから、水辺・生態が合わさった都心開発、文化芸術・スポーツ、ビューティー・バイオ産業に至るまで、ヨーロッパ地域の様々な事例を通じて、趣があって世界の人々が暮らしたい・訪れたい・投資したいと思うソウルを目指し、政策構想を提示する計画だ。 <フランス:感性文化の都市、緑の都心に関する政策現場を訪問、K-Beautyの育成・拡大への協力> まず、31年間友好関係を築いてきたフランス・パリ(10/21~23)では、「感性文化都市」、「緑の都心」などから、市政における中核事業を実現するために必要な様々なアイデアを得る予定だ。 世界3大庭園フェスティバルの一つである「ショーモン国際ガーデンフェスティバル」に参加し、「ソウル庭園博覧会」の発展方策を模索する。フランスの代表的な名所であり、2030年までより多くの緑地が造成される予定の「パリ8区」と、ビルの高さに対する大胆な規制緩和を通じて再開発が進んでいる工業地域「リヴ・ゴーシュ」にも足を運ぶ。 また、フィルハーモニー・ド・パリやセーヌ川にあるセガン島の複合文化空間に新しく建てられた「セーヌ・ミュージカル(Seine Musicale)」など、パリを代表する文化・芸術施設も訪れる。 パリは世界のビューティー産業の本場と呼ばれるだけに、世界一のビューティー産業クラスター「コスメティック・バレー」のマーク・アントワーヌ・ジャメ会長と会談を開き、K-Beauty産業と韓国企業のヨーロッパ進出における活性化方策について議論を行う。 〈スイス:IOC本部「WUOC年次会議」に参加、バーゼルとバイオ・都市建築分野での協力を強化〉 オリンピックの首都とも言われるスイス・ローザンヌ(10/23~24)では、「2022 オリンピック開催都市世界連合(WUOC)年次会議」に参加する。IOC(国際オリンピック委員会)の主要関係者や会議に参加する会員都市の市長らとの面談の時間を設け、国際スポーツ都市としてのソウルのプレゼンスを高める予定だ。 世界的バイオ産業の中心地であるスイスのバーゼル(10/25)では、ソウルの優秀なバイオ・医療スタートアップとの研究開発や海外進出を手助けするため、バーゼル州政府、グローバル製薬会社Novartisなどと協力関係を構築する。さらに、両都市間の協力関係を都市建築分野などに拡大する方策についても議論する。スイスに進出した韓国出身の企業人、商工人、製薬・バイオ分野の従事者などに会い、海外進出の効果やソウル市にできる支援策などについて意見を聴取する。 <スペイン:道路空間の再編による余暇空間や雨水トンネル、木造建築物などの造成現場を訪問> スペインの首都、マドリード(10/26~27)では、地上道路によって断絶されていた水辺の空間から、道路の地下化により市民の余暇空間へ生まれ変わった「リオ公園」を訪問し、道路の活用可能性について確認する。マドリードのホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ市長と会談を行い、両都市間の交流・協力の方法について話し合う。 また、ソウル市が2027年まで江南駅、光化門(クァンファムン)、道森川(トリムチョン)一帯の3ヵ所に大深度雨水排水施設を設置することに関連し、マドリードのマンサナレス川にあるヨーロッパ最大規模の地下雨水貯留槽「アロヨフレスノ・ストームタンク(Arroyofresno storm tank)」を視察する。 スペインのセビリア(10/27)では、セビリアを代表する建物であり、世界で最も大きい木造建築物である「メトロポール・パラソル」を訪問し、環境にやさしい木造建築物の活性化について模索する。 <オランダ:柔軟な制度で創造的な建築デザインを後押ししたアムステルダムなどの事例を視察>  最後に、オランダのアムステルダムとロッテルダム(10/28~30)では、世界の建築トレンドをリードしているオランダの創造的・革新的な建築システムを集中的に見る予定だ。アムステルダムのフェムケ・ハルセマ市長との会談を通じ、イノベーティブな建築を導入する支援システムの構築方法を共有する。  オ市長は、普段からロッテルダムのユニークで魅力あふれる建築デザインの背景や建築制度に深い関心を持っているだけに、オランダの事例を通じて、ソウルで革新的なデザインの都市建築を活性化できる方法について様々な側面からアプローチする考えだ。
SMG 94

市民1万人が語る「ソウルは○○だ」

ソウル市、ソウルの新しい都市ブランドを作るためにソウルの価値を見出す公募を実施 ニューヨーク、シドニー出身など、外国人1647人を含め計10714人の意見が寄せられた 答えは、夢、未来、unlimited、smartness、感性都市、harmonyなど 寄せられた意見を集めソウルの価値を見出し、12月には新しいブランドを作る予定 ソウル市はここ10年間低足踏み状態だったソウルの都市競争力を引き上げると共に、グローバルTOP5都市の役割を果たして世界を率いる新しいブランドの開発の向けて8月にそのプランを発表した。 第一歩としてソウルのダイナミックさや魅力、グローバルTOP都市として目指す方向性が詰められたブランドを見出すために「ソウルの価値を見出す市民公募―ソウルは○○だ」を約40日間行った。 その結果、参加者は1647人の外国人を含め計10714人で、夢・未来・unlimited・smartness・感性都市・ harmonyなどのキーワードが寄せられた。 「夢」は、平等に与えられた機会を通じてそれぞれの夢を叶えられる都市、誰もが夢見る都市 「未来」は、未来志向のソウルのインフラ、未来遺産のある都市 「unlimited 」は、時間・空間・文化の制約がなく、多様性に満ち溢れる都市 「smartness 」は、デジタル技術が都市の隅々まで浸透していて、利便性の高い最先端の都市 「感性都市」は、山や川など自然豊かで景色が美しい都市 という意味を持っていた。 市は、市民が答えた単語に詰められた意味を見出して。新しいブランドに反映する計画だ。 また、「この公募を通じて、ソウルの魅力やアイデンティティについて改めて考えてみるいいきっかけになった」としながら、「市民が肌で感じるソウルの価値を盛り込んだ新しいブランドを12月に発表する」と説明した。 ソウル市のチェ・ウォンソク広報企画官は「住みたい、泊まりたい、投資したい都市ソウルのユニークなイメージを投影し、ソウルがグローバルTOP5都市としての役割を果たせる新しいブランドを作りたい。多くの市民の皆さんが興味を持っていただけたらうれしい」と述べた。
SMG 102

ソウル市、外国人住民の安全安心な帰宅のために「アンシミ」アプリ英語・中国語・日本語に対応

10月1日(土)から外国語に対応…必要な場合には通話で通訳を提供し、緊急時に即時対応・警察が出動 ソウル市民の安全安心な帰宅をサポートする「ソウル市アンシミアプリ」が10月1日(土)から多言語(英語・中国語・日本語)に対応する。ハングルに慣れていない外国人住民や、ソウルを訪れる観光客など、外国人もより便利に利用できるようになり、帰宅がさらに安全になると期待している。 市は、外国人住民の数、また今年に入って外国人による犯罪の件数がいずれも増加傾向にあり、不安を感じる外国人向けの犯罪予防対策の一環として外国語サービスを開始すると発表した。 <多言語に対応するアンシミアプリの画面> 英語 中国語 日本語 「アンシミ」アプリは、ソウル市と自治区(防犯カメラ管制センター)、警察がともに一人世帯、女性など、ソウル市民の安全安心な帰宅をサポートするサービスだ。ソウル全域に設置されている7万の防犯カメラとアンシミアプリを繋げ、防犯カメラ管制センターで移動ルートをリアルタイムでモニタリングし、危険な状況だと判断した場合、即時通報して警察が現場に出動する仕組みになっている。 ユーザーが利用したい言語を選択すると、アプリ上のメインメニューが当該の言語で表示される。アプリで安全帰宅を申し込むと、当該自治区の防犯カメラ管制センターが周りの映像をモニタリングする。必要な場合には通訳が提供されるため3者間通話を行い、迅速に対応する。 市のキム・ソンスン女性家族政策室長は、「市民の帰宅を安全に守ってくれるアンシミアプリが多言語に対応し、韓国語に慣れていないソウルで暮らす外国の方の安全な日常をサポートする」とし、「深夜の帰り道、ストーキング、遭難など、あらゆる不安な状況で活用できるサービスであるだけに、多くの市民がアンシミアプリをダウンロードして必要な時に使ってほしい」と述べた。
SMG 148

2022ソウル美食週間「Taste of Seoul2022」9月30日開幕

9月30日~10月6日、美食の街ソウルの豊かなグルメや観光名所、ホットスポットを楽しむ7日間 美食映画祭、ソウルレストラン週間、伝統の酒を学ぶなどソウルの美食の真髄に触れる機会に 韓流・韓国料理への世界的な関心の高まり受け、ソウルの味、美食の街ソウルの魅力を世界に発信 ソウルの豊かなグルメや観光名所、話題のホットスポットなど、ソウルの味を新たに紹介する「2022ソウル美食週間(Taste of Seoul)」が開催される。「おいしい出会い、美味」をテーマに開催される今回のソウル美食週間は、9月30日(金)から10月6日(木)までの1週間、ソウルの至るところで開催される。 本イベントはソウルの多彩でオリジナリティあふれる美食文化を国内外に広く発信し、ソウル市民はもちろん、ソウルを訪れる外国人観光客にも一味違うソウルならではの美食文化を紹介すべく企画された。 「2022ソウル美食週間」は、ソウル美食100選に選ばれた店の料理を味わえる機会となる。また、都市と農家、映画、ソウル市内の市場など、多方面から美食のコラボレーションが行われるほか、伝統の酒について学べる教室など、ソウルの美食文化を様々な方法で伝える体験イベントも催される。 <『2022ソウル美食週間(Taste of Seoul)』懇談会および授賞式> ソウル市は9月7日(水)、国内外の美食の専門家が推薦したソウル美食100選ならびにベジタリアンレストラン50選を紹介する「2022ソウル美食ガイド(Taste of Seoul)」を発表した。 初日の9月30日(金)には、セピッソム・コンベンションセンターで今年の「ソウル美食100選」に選ばれた店の味を楽しめるイベントを開催。選出されたレストランへの授賞式をはじめ、国内外のグルメ専門メディアとの懇談会を通して美食の街ソウルの魅力を世界に発信する予定だ。 <美食映画祭、レストラン週間など、ソウル美食の饗宴からなる様々なプログラムを開催> 都市と農家の出会い(10月1日~2日):芸術と文化が息づく市場で地元の食材を使った韓国料理を作り、ソウル市民や外国人観光客に健康で楽しい食体験を提供する。 映画と美食の出会い(10月1日~2日、文化備蓄基地):ソウル国際グルメ映画祭で上映された映画を通して、世界最古のレストランから持続可能な料理まで、映画と美食のマリアージュで多種多様な味の世界を紹介する。 市場とホットスポットの出会い(10月1日~6日、ソウル市内の市場):ソウル市内にある市場(5カ所)と人気のホットスポットとのコラボイベントで、料理人やバーテンダーが市場で働く人々との共生・協力を模索する機会となる。市場で買える様々な食材を利用した創作料理が提供されるなど、参加者は市場での特別な体験ができる。 10月1日(土) 10月3日(月) 10月4日(火) 10月5日(水) 10月6日(木) 金(クム)南(ナム)市場 ナチュラルワイン専門バー (金南房) ソウル中央市場 ブナの薪焼き屋 (ケリュ館) 霊泉(ヨンチョン)市場 自家製ビール醸造所 (BREWERY 304) 馬場(マジャン)畜産物市場 ワインビストロ (馬場洞ホランイ) 永(ヨン)東(ドン)市場 韓方の店のようなカクテルバー (長生健康院)
SMG 150

10月の1ヶ月間、ソウルはフェスティバルの真っ最中~ファッション・音楽・グルメ・デザインなど「K- 感性」を総網羅~

ソウル市、ビューティー・ファッション・デザインなど感性産業と連携し、フェスティバルの開催時期を集中させることで、都市全域をフェスティバルの場に変身させる グローバルビューティー博覧会「ソウルビューティーウィーク」の初開催、他のフェスティバルと連携し開催のシナジー効果を狙う ソウルでしか経験できない癒し・味・趣を提供…グルメや宿泊と協力しソウルの観光・商圏に活力を吹き込む ノドゥル島のミュージックフェスティバルやDDPソウルライトなど、ソウルを代表するフェスティバルを同時開催し、都市としての魅力をアップ 今年10月の1ヶ月間、ソウルならではのK-感性や魅力を総網羅したフェスティバルが開催される。 憧れの韓流スターのメイクをはじめ、世界のビューティー産業のトレンドを一目で確認できるグローバル博覧会のほか、ソウルでしか経験できない癒し・味・趣の体験や、世界のファッションピープルの注目を集めるK-ファッションのランウェイ、インディーズやヒップホップなど様々なジャンルの音楽を披露するミュージックフェスティバルなどなど。都市全体が巨大なフェスティバルの場に変身する。 ソウル市は、9月30日(金)から11月2日(水)まで34日間、ソウル全域にわたり「ソウルビューティーマンス(Seoul Beauty Month)」を開催すると発表した。 「ソウルビューティーマンス」は、「ビューティー」の概念を化粧品や美容など単純なセクターから離れ世界的にも好感度の高い分野と流合し、「ビューティーと言ったら自然と浮かぶ都市、ソウル」をブランド化するために行われる新しい試みだ。ソウル市は「ビューティー」をソウルの様々な感性資産や観光コンテンツと結び付け、ソウルを代表するフェスティバルに発展させたいと意気込んでいる。 そのため、今年初めて催される「ソウルビューティーウィーク(ビューティー分野)」はもちろん、「ソウルファッションウィーク(ファッション分野)」や「ソウルミュージックフェスティバル(音楽分野)」など、ソウルを代表する10余りの行事を10月の1か月間連続で開催する。これらフェスティバルを機にソウルの魅力溢れる名所やグルメ、宿泊などソウル観光とも連携し、ソウルを潤す経済活性化を実現していく考えだ。 「ソウルビューティーマンス」では、①産業(Industry & Trend)、②旅行・観光(Travel & Life)、③文化(Culture & Play)の3分野で10の行事が行われる予定だ。 〈「ソウルビューティーウィーク」初開催、他のフェスティバルも相次いで開催し、シナジー効果を狙う〉  第一に、「産業」分野では、ビューティー、ファッション、デザインのような感性産業とコラボし、ビューティー産業の範囲を拡大する。第1週目の「ソウルビューティーウィーク」を皮切りに、第2週目には「ソウルファッションウィーク」、第3~4週目には「ソウルデザイン2022」と「2022 ジュエリーウィーク」を連続で開催し、相乗効果を生み出す。 〈ソウルでしか経験できない癒し・味・趣を提案…グルメや宿泊と連携し、観光・商圏に活力を吹き込む〉  第二に、「旅行・観光」分野では、ソウルの癒し・味・趣をテーマにした「ビューティートラベルウィーク」と「テイスト・オブ・ソウル」を開き、ソウルのヘルシーなライフスタイルを体験できるとともに内面の美しさを求める癒しの時間を提供する。ソウルの主な商圏の参加により、市民や観光客、商人皆が一緒に交わるフェスティバルにしていく計画だ。 〈ノドゥル島のミュージックフェスティバル、DDPソウルライトなどを同時に開催し、都市の魅力も↑〉 第三に、「文化」分野では、「ソウルミュージックフェスティバル」、「ソウルライト」など代表的な文化行事を同時に開催し、韓流文化とビューティーのシナジー効果を最大化する。BTSやイカゲームといったK-カルチャーに対する高い関心を土台に、ソウルのビューティー産業を世界に発信し、都市の魅力も一層高めていく。 ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は、「ビューティー、ファッション、デザイン、音楽などをソウルでしか感じられない文化や感性資産と結び付けることで、今年初めて開催される『ソウルビューティーマンス』をソウルの至る所から都市の奥深い魅力を経験できる、ソウルを代表するフェスティバルにしていきたい」としながら、「様々な企業や技術を公開できる産業発展の機会としても活用し、グローバルなビューティートレンドをソウルで確認できるビューティー産業の生態系を構築していきたい」と述べた。
SMG 339

ソウル市、海外観光客3千万時代の幕上げ…ソウル観光の活性化に向けた青写真を発表

① 漢江・ハイク・夜景・都心空間など観光資源から新規コンテンツを開発、ビューティーやグルメなどライフスタイルの体験観光にも注力 ② MICEにおいてはメタバースなど非接続・非対面環境を造成、米CESのようにソウルの代表行事を発掘 ③ 主な観光客層のMZ世代、個人旅行客、海外観光客の利便性を考慮したプラットフォームを開発するなど観光環境の革新を図る ④ 「ソウル型観光指標」を用いた品質管理、観光競争力の増進、地域共存に向けた首都圏の連帯協力の強化など 長かったコロナ禍による観光暗黒期もようやく終息の兆しが見えてきている今、海外観光客の誘致に向かった世界主要都市の競争も激しくなっている。この中、ソウル市が海外観光客3千万時代を切り開くという目標を掲げ、「ソウル観光活性化計画(2022~2026)」を発表した。 ひとまず、漢江、山岳、青瓦台、光化門広場のような都心の中の空間はもちろん、ビューティーやグルメ、ファッションなどライフスタイル分野へと、これまでショッピングが主流だったソウル観光コンテンツを多様化させ、ソウルの魅力を世界に発信する考えだ。 漢江花火フェスティバルは、「ソウルフェスタ」などソウルのメインフェスティバルと連携し、ソウルの春秋を代表するお祭りに発展させる。数千台のドローンがソウルの夜を飾る「ドローンライトショー」も開催する。「24時間眠らない都市」ソウルの魅力が十分伝わるよう熱気球に乗りソウルの夜景を見渡せる特別なイベントを推進するほか、漢江ナイトトレッキング大会、ナイトハイク(夜間登山)、ナイトグルメなど様々な夜景関連イベントも試みる。 また、世界最高の都市を目指し、高付加価値産業であるMICE分野への投資や支援も強化する。コロナ禍の経験を活かし、イベントや会議の非対面・非接続の開催またはオンライン・オフラインの同時開催のように、変化するトレンドに業界がいち早く対応できるよう、メタバースプラットフォームなど最先端デジタル環境を造成する。ビューティーやK-cultureなどソウルの強みを絞り込み、米ラスベガスのCESのようにソウルを代表する行事を発掘し、それをバックアップできる企業や人材育成、官民協力体系も強化する。 韓国を訪れる海外観光客の63.9%を占める「MZ世代」に馴染み深いデジタル環境を観光分野にも拡大・適用する。技術スタートアップとの協業を通じて、外国人観光客が不便を感じる予約、決済、移動手段の使用など旅行の利便性を高めるプラットフォームを開発するなど、デジタル技術を活用し外国人観光客が気兼ねなく旅行を楽しめる環境づくりに取り組む。 最後に、旅行業界-観光客-地域住民、このみんなが共に生きる「公正観光」へのシフトも準備する。単なる観光客数ではなく、滞留日数や支出額、満足度など様々な基準を通じてソウル観光の質的水準を管理する「ソウル型観光指標」を開発し、ダンピング競争による質の低い観光商品が乱立することを防ぐべく、常時取り締まりを強化する。また、オーバーツーリズムから地域住民を守る一方で、地域共存に向けた首都圏連帯協力にも力を入れる。 ソウル市はこのような内容を骨子とする「ソウル観光活性化計画」を推進することで、世界の人たちが訪問したい都市ソウルをつくり、この取り組みを土台にグローバル都市TOP5入りを果たしたいと明らかにした。 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「不測のコロナ禍により大きな打撃を受けたソウル観光生態系は長い間苦境に置かれてきた。しかし、ここ数年オンライン媒体で見せてくれた韓流コンテンツの躍進は、韓国やソウルの魅力が世界に発信され、ソウルへの世界的関心が高まるきっかけとなった」としながら「このような関心や注目をフル活用し、ソウル観光界の回復やソウルの世界都市TOP5入りを図れるよう、民選8期ソウル観光活性化計画に本腰を入れたい」と述べた。
SMG 251