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都市建築

ソウル市、路地・伝統市場などへ「ユニバーサルデザイン」を取り入れ、安全かつ快適に変身

都市建築ニュース

ソウル市、路地・伝統市場などへ「ユニバーサルデザイン」を取り入れ、安全かつ快適に変身

ユニバーサルデザインとは、性別、年齢、身体状態、文化的背景などによらず、すべての使用者に対して配慮したデザインを意味する。ソウル市は、「公共空間のユニバーサルデザイン適用事業」として、▴住居地域:チュンシン(忠信)ウィッ城郭村(チョンノ(鍾路)区チュンシンドン(忠信洞))、▴伝統市場:ファゴク(禾谷)中央路地市場(カンソ(江西)区ファゴクドン(禾谷洞))、▴公共オープンスペース:カサンデジタルダンジ駅周辺(クムチョン(衿川)区カサンドン(加山洞))の3つの地域において環境改善を完了した。 丘陵地にある住居地域の「チュンシン(忠信)ウィッ城郭村」では、夜間でも安全に階段を登れるよう、老朽化した階段を整備し夜間照明と波形の手すりを設置した。「ファゴク(禾谷)中央路地市場」には、大きな文字、絵文字、照明などを活用した案内サインを新しく整備し直すことで、遠くからでも見やすいよう改善させた。「カサンデジタルダンジ駅周辺」では、会社員の喫煙場所として利用されていた公共オープンスペースに、ベンチと木が植えられた快適な休憩施設を設置してより多様な市民が利用できるようにした。 ソウル市は、市民が日常の中で毎日接する空間において、安全を脅かされたり不便を感じるという問題を、デザインを通じて減らしていくべく、2015年から「公共空間へのユニバーサルデザイン適用事業」を実施している。これまで、高齢者センター、保健所など8か所を改善しており、その過程と適用事例をガイドブックとして制作・配布して他機関と民間にも広まるよう促している。 今回事業が完了した3か所は、2018年から毎年公募を通じて選ばれた場所である。市と自治区が共同で各空間と主な利用者の特性を調査・分析したうえで、事業の全過程において実際の利用者である住民たちが活発に参加して、多様なニーズに対応した。特に、それまで当該地域にて推進中だった整備事業などの事業と連携することで、改善効果を最大限に高めることを心がけた。 ソウル市は、今回事業を完了した3つの地域と類似するタイプの別の空間でもユニバーサルデザインを適用できるよう、タイプ別ガイドブックを制作して、関連部署に指針として活用できるよう配布する予定だ。 住居地域(チュンシン(忠信)ウィッ城郭村) 住居地域(チュンシン(忠信)ウィッ城郭村) <改善前> <改善後> 伝統市場(ファゴク(禾谷)中央路地市場) 伝統市場(ファゴク(禾谷)中央路地市場) <改善前> <改善後> 産業団地(カサンデジタルダンジ駅一帯) 産業団地(カサンデジタルダンジ駅一帯) <改善前> <改善後>
ソウル市主導によって創立された「世界スマートシティ機構(WeGO)」10周年記念ソウル総会

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ソウル市主導によって創立された「世界スマートシティ機構(WeGO)」10周年記念ソウル総会

ソウル市の主導によって創立された、スマートシティ分野における最初かつ最大の国際協議体、「世界スマートシティ機構(WeGO)」の第5次総会(ソウル総会)が、18日(月)15時にトンデムン(東大門)デザインプラザにてオンライン・オフラインで開催される。 世界スマートシティ機構(WeGO、World Smart Sustainable Cities Organization)は、世界の都市・企業間におけるスマートシティに関する協力・交流を促進して、持続可能な発展を模索するため、ソウル市の主導によって創立されたスマートシティ分野初の都市・企業の国際協議体(PPP、Public Private Partnership)である。2010年の創立当時は会員都市50都市から出発し、現在は158の世界都市をはじめとする全213の都市・機関・企業が会員として参加する世界最大規模の国際協議体へ成長を遂げた。 「ニューノーマル時代におけるあらゆる人々のためのスマートソリューション(New Normal with Smart Sustainable Solutions for All)」というテーマで、議長都市であるソウル市をはじめモスクワ、ウェリントン、成都、バンコク、ウランバートルなど50の都市代表と国際機関、ICT企業など、全150名以上がビデオで参加して知恵を出し合う。 今回のソウル総会は、「創立10周年」である昨年2020年に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡散により中止され1年延期となり、議長都市であるソウルで今年2021年に開催されることとなった。前回の4次総会から4年ぶりに開かれる総会である。 WeGO創立10周年を記念して開催されるこのソウル総会は、WeGOの長であるオ・セフン(呉世勲)市長の開会の辞(ビデオ)を皮切りに幕が上がる。▴創立10周年記念行事(開幕式)、▴WeGO持続可能都市アワード授賞式、▴機構の運営方向を論議する本会議、▴都市・IT企業の広報などのプログラムが展開される。 第5次WeGOソウル総会は、ライブソウル(http://tv.seoul.go.kr)とWeGOのYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCZlWjleK_PwJuSgOgTxFipA)で生中継され、誰でも視聴することができる。
ソウル市、韓国内外のデジタルリーダーとともに描くソウルの未来「2021ソウルスマートシティウィーク」

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ソウル市、韓国内外のデジタルリーダーとともに描くソウルの未来「2021ソウルスマートシティウィーク」

新型コロナウイルスの長期化により非対面社会に拍車がかかり、これを受けてメタバースやブロックチェーンなどの第4次産業技術も急速に発展している。ソウル市は、ICT関連のグローバル都市及び、企業、学界、専門家などのデジタルリーダーを韓国内外から集め、一緒に知識や技術、ノウハウなどを共有しながら未来のソウルの青写真を描いてみる意見交換の場をオンライン上にて設ける。 ソウル市は12日(火)~19日(火)、「非対面社会と前倒しになった未来」をテーマに、オンライン上で「2021ソウルスマートシティウィーク」を開催する。ソウル市は、グローバルデジタル首都・ソウルの存在感をさらに高め、第4次産業革命の中心的な技術を議題としてソウル市、企業、海外都市間での協力方法について模索するため、2016年より「ソウルデジタルサミット」を開催している。2020年からは名称を「ソウルスマートシティ・リーダーズフォーラム」に改め、会議をオンライン・無観衆に切り替えた。 今年2021年には、イベントを開催するにあたって第4次産業技術の大衆化にフォーカスを置き、講演、フォーラム、座談会など合計14のプログラムを設けた。専門家だけでなく、デジタル文明に慣れ親しんでいるMZ世代をはじめ、年齢や性別を問わず誰でも手軽にかつ興味深く関連内容にアクセスできるようにするためである。 メタバースのプラットフォームを活用した新発想の座談会も披露する。オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が初めてとなるアバター出席を行い、市民に歓迎の辞を述べる予定だ。講演者、市民の観衆もみな、それぞれの居場所に居ながらにしてアバターを利用してアクセスする。 ソウル市は、今回のイベントによりたくさんの市民の関心と参加を促すことができるよう、12日(火)から26日(火)までSNSを活用して「234イベント」を実施する。講演の映像等をスクリーンショットとして個人のSNSなどに投稿したり、メタバース座談会の際に質問を送ると、推薦を通じてさまざまな景品を提供するというものだ。 ソウル市長のアバター及びメタバースプラットフォームの画面イメージ ソウル市長のアバター及びメタバースプラットフォームの画面イメージ
オ・セフン(呉世勲)ソウル市長、「ソウルビジョン2030」を発表…階層移動への希望を復活させ、都市競争力を回復

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オ・セフン(呉世勲)ソウル市長、「ソウルビジョン2030」を発表…階層移動への希望を復活させ、都市競争力を回復

オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は15日(水)、今後推進する市政の基本的方向性を総合的に網羅した「ソウルビジョン2030」を発表した。これは2030年まで、つまり今後10年間のソウル市政のマスタープランとなる。 ソウル市は2021年5月から、各界各層の122人で構成された「ソウルビジョン2030委員会」による、100回以上に及ぶ激しくも深度ある討論を行った末に「ソウルビジョン2030」を策定した。 「ソウルビジョン2030」が提示しているビジョンのうち最上位は、『再び跳躍する公正都市ソウル』である。そして、この最上位のビジョンを実現するため確立すべき2030年までの4つの未来像を「共存都市」「グローバルリード都市」「安心都市」「未来感性都市」と定めた。 またこれを政策として具体化するために、①階層移動はしごの復元、②国際都市競争力の強化、③安全な都市環境の実現、④趣と感性による品格の向上という4つの政策方針のもと、16大戦略目標、78の政策課題を推進する。 <共存都市:住居・雇用・教育・福祉という4種類の階層移動はしごを復元し、公正な競争・機会を保障> 1つ目として、階層移動はしご(階層移動を可能とする架け橋)を復活させることで、ソウルの未来発展の原動力を回復させる。誰であっても公正な競争と機会が与えられるようになるために、住居・雇用・教育・福祉という4つの階層移動を可能とさせるはしごが、それぞれ歯車のようにかみ合って回る構造的システムを構築することを目標としている。 <グローバルリード都市:グローバルTop5都市を目標に、果敢な規制改革、インフラの大幅拡充> 2つ目として、グローバルTop5都市を目指し、都市の競争力を高めるため多方面に渡る政策を推進する。特に企業における良質な環境づくりと高度人材の誘致に積極的に取り組むことで、ソウルのグローバル競争力を強化するため、規制は果敢に改革し、関連インフラは大幅に拡充する。 <安心都市:気候変動、PM2.5、事故・災害などからのレジリエンス(回復力)の高い都市へ> 3つ目には、気候変動、PM2.5(微小粒子状物質)、事故・災害など、市民の生命や安全を脅かすだけでなく都市の成長を阻害する要因から安全であり、かつレジリエンス(回復力)の高い都市環境を作ることに尽力する。 <未来感性都市:魅力と感性にあふれ、伝統-現在-未来が共存する品格の高い都市へ> 最後の4つ目には、魅力と感性があふれ、伝統-現在-未来が共存する都市を作ることで、コロナ禍の長期化により疲労が蓄積している市民の日常を労いつつ、都市の品格を高める。 ソウル市は、「ソウルビジョン2030」の政策課題が確かな実行力を備えることができるよう、課題別に総括責任を指定した。また、事業を円滑に推進するため、毎年四半期ごとに事業評価を行い、各事業の進捗状況・公正チェックを定期的に分析して、事業計画を補完・発展させていく計画だ。またビジョンから導き出された政策課題を具体化するとともに、市政を推進する際には市議会とも緊密に連携・強力していく予定だ。