希望日記

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  •  偉大な業績は、銅像ではなく、心の中に残るもの
    [朴元淳の市政日記65]

    SMG 903
  • 2012年下半期、定年退任式で激励する朴市長

            去年12月27日木曜日午後1時から行われた「ソウル市下半期定年・誉退任式」に参加しました。この日退任する142名の職員を激励し、表彰するためです。式の後、約2時間にわたり、退任する一人一人およびそのご家族と一緒に記念撮影しました。顔はにこやかでしたが、さびしい気持ちをどうやって隠すことができるでしょうか。生涯を泣いたり笑ったりしながら、このソウル市庁で過ごしてこられた方々の心に、人生のはかなさが感じられないわけがありません。

            実際、現在のソウル市は、この方々の情熱と、献身的な尽力のおかげで存在していると言っても過言ではありません。現在、ソウル市が、各分野で世界的なレベルと品格を持てるようになったのは、先達の方々の昼夜を問わないご苦労と献身のおかげなのです。白い髪と深いシワが、彼らの歩いてきた人生を物語っています。私は、生涯をかけてソウル市のために働き、退職なさる方々に、もっとできることがないのか、よく考えるようにと指示しました。例えば、将来、彼らが亡くなった時、ソウル市庁の名で弔旗をあげるとか、弔電を送るといったことができないものか、調べるようにと言いました。

            私が読んだ『ローマ人の物語』の中に、次のようなエピソードがあります。元老院が皇帝のために立派な銅像を建てることを決議しようとした時、その皇帝は次のように言って断ったそうです。「いくら立派な銅像を立てても、市民に尊敬されていなければ、そのことに何の意味があるだろうか。真の銅像というものは、私の善政に感謝する市民の心そのものにある。」

            私が先達のみなさんに差し上げようとした小さな贈り物、このようなものに、はたしてどのような価値があるでしょうか。ソウル市の発展のために、すべてを捧げてこられた先輩方に対する尊敬の心、これは私たちの心に末永く残ることでしょう。

            本当にありがとうございました。いつまでもお元気で。