3千人が3kgやせれば9トンの米が寄付できます

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挑戦!健康体重3.3.3プロジェクト決起大会

月日:2013年6月30日
会場:ソウル市庁多目的ホール

暑い休日、ソウル市が推進する「健康体重3.3.3プロジェクト決起大会」に参加してくださった皆様、こんにちは。

数日前のニュースをご覧になりましたか。ソウル市が発表した2012年度地域社会健康調査の結果は衝撃的でしたね。ソウル市民の4人に1人が肥満であるということです。深刻な状況です。それで今日から一緒にやせようとこの場に集まりました。ようこそいらっしゃいました。私も参加します。

今回のソウル市のプロジェクトを後援してくださった方々がいます。私たちの体重が軽くなれば、それに相当する重さの米を支援してくださる韓国ヤクルトのキム・ヒョクス代表、足を切断した児童に義足を支援してくださるビッグウォークのハン・ワンヒ代表、市民みんなで行うドンドン体操を支援してくださるナウムケアのキム・ビョンヨン代表、そして関係者の皆様、感謝申し上げます。

皆様、3千人が3kgずつダイエットすれば9トンになりますね。ソウルが9トン軽くなり、その分だけ米に形を変えます。苦しい生活をする人々に9トンの米を寄付することができます。ですから、私が1番に参加者登録をし、これから一生懸命頑張るつもりです。本日皆様の前で体重を測り、今日から3カ月間で3kg減量して3カ月間維持することを約束します。

皆様、健康保険公団の研究資料によると、肥満による医療費負担は2兆619億ウォンで、医療費全体の6.63%を占めるそうです。それにともなう社会的費用は1兆17億ウォンにも上るといいます。こうして見ると、肥満予防がどれほど個人的・社会的に重要であるかおわかりでしょう。また、お腹まわりの肉を1インチ減らせば平均寿命が3年延び、体重を減らすだけで記憶力が良くなるという研究結果もあります。ニューヨーク市のブルームバーグ市長も肥満政策をはじめとする様々な健康政策を主要事業として推進した結果、ニューヨーク市民の健康状態が良くなったそうです。

皆様もご存じの通り、世界のすべてを得ても健康でなければ何の意味もありません。ですから、ソウル市が推進する健康体重3.3.3プロジェクトを契機として情報を交換・共有し、体重を減らして健康になり、寄付もできるという一石三鳥のプロジェクト「ナヌム(分かち合い)ダイエット」を進めていきましょう。

美しい挑戦と思いやりの寄付を決心してくださった市民の皆様に大きな拍手を送ります。一緒に頑張りましょう!ありがとうございました。




共存する国際都市ソウルを目指して

グローバルセンター・ビルのオープンセレモニーでの挨拶

月日:2013年6月21日
会場:ソウル・グローバルセンター

こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。40万人の外国人と多文化家族が共に暮らす国際都市ソウル特別市にソウル・グローバルセンター・ビルがオープンすることとなり、大変嬉しく思います。

まず、議員活動でお忙しいなか貴重な時間を割いてご出席くださったイ・ジャスミン国会議員、スペインのルイス・アリアス・ロメロ大使、パキスタンのショカ・アリ・ムカダム大使、タイのパサナ・プティカム・ポロ副大使、米商工会議所のエイミー・ジャクソン代表、またこの場にご出席くださった内外の貴賓の皆様、外国人住民コミュニティの代表の皆様に感謝申し上げます。お会いできて嬉しいです。

ソウル・グローバルセンター・ビルは、これまで各地に分散していたグローバル業務機関を一カ所に集約することで、各機関同士でシナジー効果が生まれると期待しています。2008年から準備に着手、今年初めにビルが竣工し、国内外の様々なグローバル機関が入居しました。既に、外国人住民の定住の便宜を図るソウル・グローバルセンターや出入国管理事務所、国際機関である国際仲裁センターとシティネット、スペイン大使館の経済商務部などが入居し、今後さらに国際機関などが入居する予定です。

ソウル市は、特に国際機関の誘致に力を入れていますが、このグローバルセンター・ビルのオープンを機に、より多くの国際機関がソウル市の中心にあるこのビルに居を構えることを願っています。ソウル市にクリエイティブな国際人材が入ってくれば、それだけソウル市の競争力も強化されるでしょう。

ここに入居する国内外の様々なグローバル機関が互いのノウハウ、情報、文化を共有・享受しながら、ソウル市のグローバル化を大きく後押しすると確信しています。また、ソウル市の新しい成長エンジンとなる高付加価値サービス産業の育成にも大きくプラスになるのではと期待しています。

ソウル特別市は今後、外国人・多文化家族100万人時代の到来に備え、韓国人・外国人が共存する国際都市ソウル、多くの外国人観光客が訪れ、ビジネス活動もしやすいグローバル都市ソウルを目指し、全力で支援してまいります。ありがとうございました。




休日の土曜日に驚きの体験を

「2013驚きの土曜日ソウル・エキスポ」開会式での挨拶

月日:2013年6月15日
会場:ソウル広場

小中高生の皆さんこんにちは。保護者の皆様も来てくださいましたね。こんにちは。

ソウルの中心に位置するソウル広場で「驚きの土曜日ソウル・エキスポ」を開催することができ、嬉しく思います。

「驚きの土曜日エキスポ」は、休日の土曜日に驚きの体験をたくさんして、大人たちが驚くほど成長してほしいという思いを込めて企画したイベントです。「子どもが学校に行かない土日をどう過ごさせたらいいか分からない」。児童生徒はもとより、親御さんも大変心配されていたことでしょう。ソウル市は、昨年3月1日に完全週休2日制が全面実施される前からこれについて悩んできました。

この一年間、現場では「驚きの土曜日」の実施に向けて多くの試みと実験が行われてきました。その結果が今日から始まるこのプログラムです。今日から1週間にわたり、ソウル各地で皆さんが土曜日を有意義に過ごすための多くのプログラムが予定されています。「驚きの土曜日エキスポ」には、小中高生の皆さんが直接準備して参加するプログラムもたくさんあります。小中高生が土曜日の主人公になり、自分のしたいことを直接企画して参加するのです。また、ソウルだけでなく各地域とも連携し、地方に住む小中高生もソウルで驚きの土曜日を体験できます。

本日のイベントの主人公は、小中高生の皆さんです。皆さんが直接参加して、楽しんで、多くのことを学ぶ場になればと願っています。

本日のイベントを準備してくださった多くの関係者の皆様にも深く感謝申し上げます。小中高生の皆さん!今日は思う存分楽しんでください! 




1千万人の都市農家がつくる1千個の都市農園

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第2回ソウル都市農業博覧会開会式での挨拶

月日:2013年5月30日
会場:ソウル広場

ソウル市民の皆様、こんにちは。ようこそいらっしゃいました。ソウル特別市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。第2回ソウル都市農業博覧会にご参加くださいましてありがとうございます。皆様にお会いできて嬉しいです。

私は昨年、ノドゥル農園でソウルを世界一の都市農業首都にすると「都市農業元年」を宣言しました。それで私自身がこうして実践しています。私も都市農家です。市長室に2層の菜園をつくってキンカンを育て、ケールとサンチュも育てています。このキンカンはとてもおいしいですよ。トマトも育てていますが、まだ実がなっていません。唐辛子はとても小さいので、もう少し育ってから食べようと思って持ってきませんでした。毎朝この子たちが少しずつ大きくてなるのを見るのは楽しいですよ。生命の喜びを感じます。

ソウル市には現在1600カ所の都市菜園があります。市庁の屋上では蜂も育てていました。また、都市で栽培する方法を簡単に習得できるよう、都市農家学校を運営し、3,300人の都市農家を輩出しました。市民たちは、農場で、屋上で、家のベランダで、様々な形で都市農業を実践しています。そうした中で共同体意識が芽生え、冷たい都市に少しずつ温かさが戻ってきています。

そこでソウル市は、都市農業を生活化し、暮らしと産業の中で都市農業活性化のきっかけをつくるべく、ソウル都市農業博覧会を開催します。

第2回ソウル都市農業博覧会は「1千万人の都市農家がつくる1千個の都市農園祭り」をテーマに、市民が企画・運営し、市民とともにつくりあげる祭典です。企画段階から都市農業を実践する市民や市民団体が一緒になってイベントを準備しました。プログラムについて市民からアイディアを公募し、11回にわたって都市農業市民協議会と専門家による諮問会議を行いました。その結果、今年の博覧会では50以上の市民団体がソウル広場をはじめノドゥル島のノドゥル農園、クムチョン(衿川)のハンネ農園などソウル市全域でイベントに参加しています。ソウルの都市農業がどのくらい急速に成長・発展しているか、肌で感じてください。

また、日本や台湾の都市農業専門家が参加する国際シンポジウムや都市農業をレベルごとに学べる参加型プログラム、都市農家芸術家によるコンサートなど、文化・芸術を取り入れた楽しいイベントを準備したので思う存分楽しんでください。この場をお借りして博覧会の全過程を企画、構成、運営してくださったソウル市のすべての都市農業関係者の皆様に感謝申し上げます。

市民の皆様。都市農業博覧会はお祭りです。ソウルの都市農業の主人公たちが交流する、わくわくするイベントを楽しんでください。皆様の参加によって、農園をつくる街ソウル、幸福を育てる市民がつくり上げる共同体の街ソウル、農作物を育てる生命の土地ソウルが築かれるでしょう。一緒に楽しむ準備はできていますか?ありがとうございました。




子育ては地域全体の協力が必要です

地域保育班長発隊式

月日:2013年5月16日
会場:ソウル市庁大会議室

ソウル市の保育班長の皆様にお会いできてとても嬉しいです。先月、プサン(釜山)国公立保育園で保育士が子どもを虐待した事件が大きく報道されました。子を持つ親御さんたちはそのニュースを見て激怒し、不安を感じたと思いますが、ご安心ください。ソウル市には「地域保育班長」がいらっしゃるからです。

私は昨年、保育の街として知られる横浜市を訪れましたが、横浜市長は同市では保育の心配はないと話していました。なぜなら、保育コーディネーターがいるからです。保育コーディネーターが保護者のニーズに合った保育所を紹介し、随時の保育情報を提供してくれるそうです。

これがまさに皆様の役目です。地元の保育所の状況や特徴、園長の方針、保育士の性格などを把握し、保育について保護者が質問してきたらその場ですぐ答えてください。この保育所に空きが出た、この保育所の食事はこうだ、あの保育所の保育士の特徴は、といった具合に、自分の子を育てるように、地元の保育所について全て知り尽くした保育専門家になってください。

私は一つの洞に国公立保育所を2カ所設置すると市民の皆様に約束しました。昨年、懸命に取り組んで目標を達成することができました。公共機関が有する遊休空間の活用や官民連携、共同住宅などにより4分の1の費用で大幅に拡充しました。

しかし、保育所の数が増えたからといってそれで終わりではありません。質の高い教育が提供され、管理されなければなりません。もちろんその1次的な役割は国公立保育所の園長と保育士が担うべきです。さらに社会と町が協力しなければなければなりません。多様な育児情報を必要な人にワンストップで提供できる保育班長こそがこの問題を解決してくださると確信しています。

皆さんの責任や役割が大きい割にはソウル市から与えられる報酬は少ないです。特に保育班長を管理する専門保育コーディネーターの方々については、今も業務が多いのにさらにお願いするようで申し訳なく思います。

でも皆様、最善を尽くしてこの事業を成功させましょう。これは韓国社会の未来を築く仕事です。私が好きなアフリカのことわざがあります。「子どもを育てるのは母親だけではない。他の子どもたち、他の大人たち、そして地域全体の協力が必要だ」。地域全体の関わりが必要な子育てにおいて、皆様がそのリーダーとなり、真の班長となってくださるようお願い申し上げます。ありがとうございました。




市民の参加機会を増やしていくソウルの行政が誇らしく思えます。

イギリス雑誌「Monocle」インタビュー

日付:2013年5月6日
場所:ソウル市庁市長執務室

ソウルを住みやすい都市にするためにどんな努力をされていますか。
また、人口過密問題にはどんな解決策があると思いますか。

何よりソウル市民が幸せになることが最も大切です。ソウルを住みやすい都市にすること、それが私の最も根本的かつ究極の夢ではないかと思います。

人口過密問題は様々な側面から解決していく必要があります。ソウルの人口過密には否定的な面が多いのも事実ですが、その一方ではソウルの活力につながった面もあります。現在韓国の人口約5千万人のうち1千万人以上がソウルに住んでいますが、ソウルの人口増加推移を見ますと、1960年代の経済発展によって農村からソウル市への人口移動が急激に増えました。しかし、最近は減少に転じています。

ソウル人口の時代別推移を見ますと、1960年245万人、1980年836万人、2003年1,028万人、2009年1,046万人と急激に増加しましたが、最近は少子化の影響や新都市建設などによる移住によりソウルの人口は次第に減少し、2012年6月末時点で1,023万人に減りました。

このように、都市への人口集中が進むにつれ、都市は国の政治、経済、文化の成長をけん引する役割を果たすことになり、それと同時に様々な要求を迫られ、対立を抱えるようになりました。それにもかかわらず、21世紀は都市化が主な現象として進み、現在全世界人口の約60%程度が都市に住んでいます。都市の未来が人類の未来を左右するようになると思います。

私は社会革新家からソウル市長へ、民間部門から公共部門へ移ってきましたが、複雑な社会問題を解決し、新しい変化を遂げるためには、セクター間のコミュニケーション、協力、共有が重要であることを自らの体験で気付き、それを強調し続けてきました。

ソウル市はこれからも大都市が直面する多様な問題の解決と市民の暮らしの質の向上のために政府、民間企業、市民間の効率的かつ生産的な協力関係を構築できるよう努力します。

ソウル市が進める環境政策のビジョンと目標は何ですか。

エネルギーの生産や資源循環が行われる、世界気候環境首都(気候環境に優しい都市)ソウル!それを実現するために、産官民連携による気候環境ガバナンス体制を構築し、エネルギー節約を越え太陽光などの新再生エネルギーの生産で、200万石油換算トン(TOE)分のエネルギーを減らしていくという意志を込めた「原発一基削減運動」を推進しております。

再使用と再活用文化の拡大を通じて、世界一のリサイクル都市を実現し、市民の健康に直結する空気をきれいにし、快適な生活環境を整え、1千万人の市民だけではなく、ソウルを訪れる全ての人が幸せで住みやすい都市「環境特別市ソウル」を目指して頑張っております。

ソウル市が進めるエネルギー政策である「原発一基削減運動」の推進背景と目標を簡単に説明してください。

福島原発事故、我々は隣国が直面したその悲劇を忘れることができません。その悲劇から我々は何を学んだでしょうか。安全なエネルギーへの関心は高まっています。また、地球温暖化を加速させる温室効果ガスを減らすためには、上がりつつある地球の温度を抑え、健康で安全なソウルを子孫に残さねばならないと思います。その心が最も意義深い教訓ではないかと思います。そうした心を持って、「原発一基削減運動」を進めているわけです。

ソウルの電力消費量は、国全体の10.9%を占めており、その割合は年々増加傾向にありますが、新再生エネルギーの生産量はエネルギー消費量の1.5%に過ぎず、全体エネルギー自給率はわずか2.8%にとどまっているのが実情です。

200万TOE分のエネルギー消費を削減できる「原発一基削減運動」によって、2014年から毎年2兆8百億ウォンの原油輸入代替効果と、汝矣島(ヨイド)面積の1,295倍に達する森林づくりの効果に匹敵する、606万トンの温室効果ガスの削減効果が予想されます。

「原発一基削減運動」を通じて、多少の不便を強いられることもありますが、我々の未来のために楽しく節約運動に参加できる市民が住む都市、ビルの屋上には「太陽光発電所」でいっぱいになるエネルギー生産都市、市民と共に「一つの原発で生産されるエネルギー量」を減らし続けていく、奇跡を生み出す都市へ、世界的な大都市ソウルが生まれ変わることがその最も大きな意味であり、結実だと思います。

今後、ソウル市が進める環境政策強化における方向性と計画は何でしょうか。

ソウルは環境面で優れた資源を持っている都市です。内四山(ネササン)と外四山(ウェササン)、国立公園を挟んでおり、漢江(ハンガン)という豊富な水量の素晴らしい川に面しています。これまではその価値を自ら見出せなかっただけです。その価値に改めて目を向けるべきだと思います。

美しい自然を有するソウルをもう一度「環境特別市」、住みやすい都市にするための全ての過程において市民の意見を反映し、世界気候環境首都ソウルをつくるという夢を実現するために市民が参加できる機会を積極的に提供するよう努めます。

また、世界一の資源循環型都市の実現を目指し、市民の自発的な再活用・再使用への参加を増やすために努力しております。

毎週日曜日、都心の真ん中にある光化門(クァンファムン)で「希望にあふれる共有の市場」を開催しています。そして、毎月第三週日曜日には世宗路(セジョンノ)歩行者天国に市場を拡大し、再使用の文化を広めるために取り組んでおります。

市民自らが変えるエネルギー文化、ソウルが変わる幸せな変化、所有よりも共有、再使用などの価値と文化を広げ、エネルギーと資源を効率的に活用し、ソウルだけでなく、地球のことを一緒に考える消費文化を築き上げていく都市、再活用とエネルギー効率を通じて産業に活気を与えていくダイナミックな都市を目指します。

急成長しつつある他のアジアの都市らがソウルを見習うべきところがあるとしたら、それは何でしょうか。

ソウルが危機を乗り越え、生き残ることができた背景には、ソウルならではの「躍動性(ダイナミック)」と「創造力」があります。そして、その力で革新し続けてきたことが繁栄の理由ではないかと思います。

ソウルは、地政学的には日本と中国の間に挟まれた半島の国です。政治学的にも海洋勢力と大陸勢力が衝突する地域ですが、ソウルはそのような不安材料を「躍動性」に生まれ変わらせてきました。

また、地政学的な意味でも前向きな役割を十分果たしています。大陸勢力と海洋勢力の 草刈り場、つまり回廊としての役割を見事に果たしています。ハブ(拠点)という言葉で表現されますが、ソウルはまさに、文明の交流通路です。

こうした前向きな面をさらに広げていくためには、人への投資が欠かせません。その認識は自然に広がり続け、特にそれは韓国社会固有の現象ともいえる「教育熱」として表れてきました。しかし、もはや時代は変わりつつあります。先日、北京市で行われた両市の研究員同士のセミナーでは次のような意見が出ました。「西洋の近代化には、我々はある程度追いつくことができ、見事に成功した。しかし、短時間で成し遂げた過度な業績は私たちの暮らしを不安や不幸に陥れた。今や東洋発の第二の近代化が必要だ。そしてその役割は、アジアの都市が果たすべきだ」

これまでソウルは、幾多の試行錯誤を経て数多くのノウハウを積み重ねてきました。これからはそのノウハウをアジアの都市はもちろん、全世界の都市とも共有したいと思います。

中央政府の世宗(セジョン)市への移転がソウルに及ぼす影響は何だと思いますか。

地域のバランスの取れた発展は、国家発展の基本的な要素だと確信しております。したがって、行政を世宗市に移転させるのは望ましいことだと思います。それは、ワシントンとニューヨーク、あるいはワシントンとボストンに都市機能を分散していることと同じ観点から考えられます。

しかし、ソウル市と政府はお互い協力すべきことがたくさんあります。南北関係の改善から、市民一人ひとりの暮らしを支える普遍的な福祉の問題まで、地方政府と中央政府の協力とコミュニケーションは欠かせません。こうしたことが地理的位置によって影響されることなどはないはずです。

在任期間中に行われた政策の中で最も誇らしく思う成果と、任期が終わるまでずっと維持していきたい政策は何でしょうか。

ニュータウンの出口戦略を打ち出したことと、非正規労働者の正社員化、授業料の半額化実施、歩道ブロックの革新!そして、深夜バス制度などもあります。

しかし、これまでの日々は、この先もう少し時間がかかるかもしれませんが、全てのことを原則と常識に基づいて行おうと努力してきた時間でした。市民参加と専門家参加の機会を増やしていくソウルの行政を心から誇らしく思っております。




韓国最大規模の知識産業集積地「Gバレー」こそソウル経済の希望です

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Gバレーの企業環境改善と雇用拡大に向けた政策

月日:2013年5月2日
会場:Gバレー現場市長室

皆様、こんにちは。ソウル市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。Gバレーの発展のため、貴重な時間を割いてご出席くださった企業家と従業員の皆様、そしてGバレーの発展のためにご尽力くださる大学教授の先生方と関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

本日、この構内食堂での従業員の皆様との昼食会の後、懸案説明会と現場訪問でGバレーの主要懸案事項について改めて詳細に聞きました。

昨年4月17日に開かれた「希望の政策コンサート」で、私たちはGバレーが抱える多くの問題点に共感しました。先日の政策を聞く活動の後、皆様から提示された懸案について関係機関や企業家が共有して優先的に政策化しようと、6つの団体・機関が「Gバレー発展協議会」を立ち上げ、思いをひとつにして提案を一つずつ討論し、現場確認を通じて具体化しました。既に一部では成果が現れており、現在推進中、または長期的に推進しているところです。

今回の現場市長室の設置を機に、韓国最大規模の知識産業集積地「Gバレー」が、ソウル経済の「希望」となり、誰もが働きたくなる職の宝庫、いつまでもいたくなる憩いの空間に生まれ変わることを願います。

本日この場で出された皆様の貴重な意見が、Gバレーの発展をさらに押し進める原動力となるでしょう。ありがとうございました。




ソウルと北京は新しい友情の歴史を刻むでしょう

ソウル―北京姉妹都市20周年開幕式挨拶

月日:2013年4月21日
会場:中国北京国家大劇院

タージャンハオ、皆さんこんにちは。ソウル市長パク・ウォンスンです。まず、本日のような場を設けて招待してくださり、お忙しい中ご参加くださいました北京市の王安順市長、北京市民の皆様、内外のご来賓の皆様に、ソウル市民の友情のこもったご挨拶をお伝えします。

ソウルと北京は、1993年に姉妹都市の絆を結び、今年で、これまで友情を積み重ねた期間が20年を迎えました。しかしそれだけではありません。両都市の交流の期間は数千年を遡ることができます。私たちはこれをもとに、新しい友情の歴史を刻むでしょう。

論語で習いました。周の国には大きな宝物がある、それは優しい人が多いということだ、と。

そうです。そのような意味では、北京も、ソウルも既に富豪です。優しくて有能な人材がたくさんいる土地ですから。ここに集まっておられる皆さんが既に私たちの富を示してくださっています。このように富豪の多い私たちが新しく互いを知り、実質的な交流の幅を広げれば、さらに美しい二つの都市をつくっていけるでしょう。私たちは、そのようにして豊かな明日を迎えることになるでしょう。

既に世界の人口の6割が都市で生活しています。人々は持続可能な成長と明日のために、国家に注目しています。

このような時に北京とソウルの交流協力は特別な意味を持つでしょう。中国の最高指導部もまた、2013年の中国の繁栄に向けた大きな柱の一つとして「都市化」に集中すると聞いています。私もこの政策の方向性に全く同感です。

皆さんの友情のこもったご歓待に心より感謝申し上げます。私たちは世界的なマエストロ、チョン・ミョンフンが指揮するソウル市立交響楽団と共にこちらに来ました。その上、本日の公演では、韓国の作曲家ジン・ウンスクの笙簧協奏曲を中国出身の演奏家ウー・ウェイが演奏します。芸術によって私たちは真の調和を学ぶことができるでしょう。

孔子がおっしゃいました。「楽云楽云、鐘鼓云乎哉」。これは、音楽の本質とは人の心をやわらかくするものだというお言葉だと理解しています。

本日、北京とソウルが共につくり出す、美しく調和に満ちた音楽を通じ、両市民の友情がより一層深まることを希望します。

両都市の友情と共同繁栄のために、関心と愛情を持って見守ってくださり、暖かい励ましを送ってくださるようお願いいたします。ありがとうございました。




若者の、若者による、若者のための空間です

ソウル市青年雇用ハブ・社会的経済支援センター共同オープンセレモニー

月日:2013年4月11日
会場:青年雇用ハブ、社会的経済支援センター

本日はソウル市の未来を明るく確かなものにするとても意義深い日です。まず、「ソウル市青年雇用ハブ」と「社会的経済支援センター」のオープンを心よりお祝い申し上げます。今後、この施設が若者と社会的企業、協同組合の方々にとって楽しい職場であり、おもしろい遊び場になることを願います。

私たちはソウル市の未来を築くべき立場にいます。現在の若年雇用は、将来のソウル市の反映です。今の若者たちが、どこで、どのように、どんな夢を持って仕事をするかによって10年、20年後の韓国の社会、韓国の未来が決まります。

社会的経済も同じです。企業の成長がもはや社会の成長につながらない時代です。私たちは成長しながらもその成長の果実を分け合い、共に成長することを望みます。それがまさに私たちの経済の顔です。

特に青年雇用ハブは、2011年12月に開かれた政策ワークショップで、やりたいことができる「拠りどころ」がほしいという若者の切実な声を聞いて設置されました。ここは、若者の、若者による、若者のための空間にならなければなりません。特に、働く意欲をもった若者が食べて寝て仕事ができる空間の「無重力地帯」をつくり、若者が夢を抱き、夢を叶えることを願います。

社会的経済支援センターも同様です。まだ初期段階にある社会的経済のエコシステムを構築するためには、市民社会全体の積極的な参加が必要です。社会的経済支援センターはまさに市民の参加を促し、社会的経済に参加する様々な主体の連携と交流を増進する「ソウルの社会的経済ハブ」として定着するでしょう。

こうした意義深い二つの機関がウンピョン(恩平)区で同時にオープンすることは、地域社会にとっても大きな希望だと思います。この新しい二つの機関は、間違いなく都心に活力を吹き込む大きなエンジンの役割を果たすでしょう。私はウンピョン(恩平)区が、ひいてはソウル市が両センターを中心に革新と実験の街に生まれ変わることを願います。

私は何よりも、両センターが誰もが訪問したくなる、ここで働くのが楽しくてたまらないという施設になることを願います。私が次回ここを訪れるときは、100メートル離れたところから笑い声が聞こえてくるほどにぎやかになっていてほしいです。それがソウル市の若者雇用と社会的経済の成功であり、ソウル市の未来の姿だと思います。ありがとうございました。




女性起業家のための個別支援の空間です

ソウル市女性起業プラザのオープンセレモニー

月日:2013年4月9日
会場:女性起業プラザ

こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。ソウル市女性起業プラザがオープンすることになり、大変嬉しく思います。

「働きたいのに就職できない」
「自分ならではの会社を立ち上げたいが場所と資金がない」

女性起業プラザは、こうした女性たちのための施設です。ここが結婚や出産でキャリアが中断した女性たちの希望になればと思います。ソウル市は、既に女性能力開発院、南部女性発展センター、北部女性発展センターで起業家の女性たちを支援しています。今回、女性起業プラザのオープンにあたり、起業を望む女性たちにどうすればそれぞれのニーズに合った支援ができるだろうかと検討を重ねてきました。その結果、女性起業家の特性にも合い、希望の多かった業種である工芸デザインをテーマに支援することにしました。15人の女性新人デザイナーがここで新しい事業を始めます。

最近、自営業の起業家の3人に1人は1年以内に廃業すると聞きました。3年後に廃業する起業家は48%にも上るそうです。景気の良くないときほど、準備を徹底しなければなりません。既存の事業とは違う差別化されたものでなければ生き残ることはできません。工芸デザインは、女性が自分の個性を生かしながら特性化された事業を展開できると思います。数週間前にソウルファッションウィークに行きましたが、やはり韓国人には才能があると感じました。自分で直接文字を書き入れることのできるTシャツのほか、靴一足、ネックレス一つ、どれを見てもユニークで美しかったです。そうした才能あふれる起業家に対してソウル市がコンサルティングや場所を提供し、広報支援を行えば、独自の個性あふれるブランドを創造していけると思います。

私は、ソウル市を工芸都市にすると幾度も強調してきました。この女性起業プラザがまさにその拠点となることを期待します。

女性起業プラザは、トゴク(道谷)駅にあります。他では見られない空間です。ソウル市の敷地面積に限りがあることもありますが、それよりも多くの市民が行き交う場所で起業して市民に関心を持ってもらい、市民の税金で支援を受けているので、工芸に関心のある市民が気軽に習える施設になってほしいです。

女性起業プラザの設置に積極的に協力してくださったソウル地下鉄メトロと女性能力開発院に感謝申し上げます。何よりもここで事業を立ち上げる15人の女性新人デザイナー全員の成功を祈ります。ありがとうございました。




ソウル市民の人生に責任を持つのは社会福祉担当職員の皆様です

社会福祉担当職員の状況改善に向けた政策討論会

月日:2013年4月9日
会場:ソウル市庁多目的ホール

福祉担当職員の皆さんが一堂に会しました。思ったことを何でも話すのはいいものでしょう。当初は誰も話さないのではと心配しましたが、たくさん話が出ましたね。それだけ皆さんの胸のうちにたまっているものが多くあることを知りました。

モク・ヨンジャ会長が以前、私にこのような場を一度設けてほしいとおっしゃったことがあります。私は約束を守りました。本日、こうしてお話を聞きながらとても胸が痛みました。第一線でソウル市民の福祉、暮らしの質、幸福を守るべき皆さんが、そんな大変な生活をされていてどうやってソウル市民を幸せにすることができるでしょうか。本日皆さんは私たちが多くのことを考えるきっかけをくださったと思います。福祉健康室長、福祉財団代表、福祉協会会長もいらっしゃいますから、皆さんの声が十分に届いたと思います。恐らく何らかの対策が出されるでしょう。

お話を聞きながら、中央政府の責任の大きさも感じたし、区長の役割も大きいと思いました。だからと言って市長としての責任をまぬがれるつもりは全くありません。先ほど出た、中央政府が様々な業務を社会福祉統合管理網を通じて全て福祉職員の皆さんに送るとか、そうしたことはいくらでもソウル市レベルで調整して中央政府にもっと強力に要請するべきだったのに、それが充分にできていなかったと思います。

例えば、ソウル市本庁では人事において色々な配慮をし、これまで疎外されてきた各種技術職員も事務官だけでなく課長に昇進できるようになりましたし、地籍職員も先日課長に昇進しました。こうした努力を続けてまいりましたが、福祉職員には充分な配慮がなかったことを今日認識しました。こうした内容は様々なガイドラインを通じて区長にも伝えます。何よりも福祉職員がこのように大変な状況にあるのは、あまりにも過度な業務を負わされていることが最大の原因であると思います。

それは今、社会が福祉社会に移行する中で、いわゆる普遍的福祉が拡大して業務が増えていますが、実際に業務にあたる人に対しては十分な配慮がなされていなかったと思います。それはソウル市も中央政府も同じです。また、こうした傾向は今後ますます増えていくと予想され、自殺という最悪の事態に至った状況について、私たちは改善し、今後の方向性を見直すきっかけにしなくてはいけないと思います。自殺もそうですが、殺人的な業務量が問題だとおっしゃいました。であれば、それは自殺でなく、他殺と同じことです。そこまで踏み込んで考えるべきだと思います。従って、ソウル市がこの取り組みをすべきだと思いました。

第一に、職務分析をしっかり行う必要があります。この10~20年間、福祉業務が増える中で皆さん抱える業務負担はどの程度なのか。また、それは地域によって違うのか。そして、同じ福祉職員といっても区庁勤務と町役場勤務では違いもあるでしょうから、そうしたことを全体的にしっかり分析しなければなりません。それをもとに新しい職員の配置を考えるのです。それを一方では中央政府に要請し、もう一方では区庁に私たちがガイドラインを提供します。

第二に、皆さんのモチベーションを高める様々な施策、例えば、先ほど昇進のことや業務条件について話が出ましたが、そうしたことが必要だと思いました。

第三に、「感情労働」という言葉がありますね。社会福祉業務も大半は現場で社会的弱者に配慮し、彼らのために働く仕事ですが、そうした中で非常に多くの衝突や葛藤に直面することがあるでしょう。ですから、専門性を養いつつ、ストレスを軽減する専門的な教育が必要だと思います。

また、そうして受けた傷を癒すヒーリング・プログラムも必要だと思います。現在、ソウル市本庁レベルで最適勤務環境研究所というものを設置し、地下鉄職員や消防署員への活動を続けていますが、社会福祉職員もそれに準ずるようなヒーリング・プログラムが必要だと思いました。

職員に対する福祉も必要だと思います。私はかつて非営利団体で仕事をしながら、3年働けば1カ月の有給休暇、7年働けば3カ月の有給休暇、10年働けば1年の有給休暇が与えられていましたが、それを一度やってみましょうと行政局長に話したら、安全行政省のガイドラインがあるからできないという回答が返ってきました。公務員はいつも犠牲を強いられるだけで、そんなこともしてあげられないのかと残念に思いました。今日も閣僚会議に出席して来ましたが、今度、安全行政相に会ったらこのことを必ず話そうと思います。

色々な質問や指摘がありましたが、最後に一つ、私はこういうものをつくったら良いのではないかと思いました。フェイスブックに社会福祉職員の方が思っていることを自由に書き込む、そのようなチャネルを一つ設けてはいかがでしょうか。そうすれば、私も加わって皆さんがどんなことに悩んでいて課題は何かということを判断することもできますし、区長や必要であれば保健福祉相も招待してはどうでしょうか。まずはソウル市レベルでそのようなチャネルを一つつくっておけば、もっとたくさんの意見交換ができると思うのですが、いかがでしょうか。モク・ヨンジャ会長、私の回答はこれぐらいでよろしいですか。

とにかく多くの難しい仕事をされている皆さん、本当にお疲れ様です。一度に全てのことを解決するのは難しくても、こうした話を聞く場をこれからも設け、一つずつ解決していけるよう最善を尽くします。皆さん頑張ってください。ありがとうございました。




運動は予防行政の代表的な事例です

「ソウルよ、運動しよう」MOU締結式

月日:2013年4月8日
会場:ソウル市庁映像会議室

こんにちは。ソウル特別市長パク・ウォンスンです。(株)ミレーのハン・チョルホ代表取締役、ソウル市生活体育会のヤン・フェジョン会長にお会いでき、嬉しく思います。

春になり、縮こまっていた体と心を大きく伸ばして運動する方々が多いと思いますが、まさにこの時に「ソウルよ、運動しよう」キャンペーンの協約を結ぶことになり、大変嬉しく思います。

1千万ソウル市民の暮らしを担うソウル市長として、私は予防行政が重要だと考えます。運動は予防行政の代表的な事例と言えるでしょう。普段の運動を通じて健康を管理すれば、個人だけでなく一つの社会においても、医療、福祉、住宅、交通など様々な分野で生活の質を高めることができます。

「ソウルよ、運動しよう」キャンペーンを通じて市民が自らの健康を維持し、生活の質も高められることを願います。

「ソウルよ、運動しよう」キャンペーンは、ソウル市が市民に差し上げる最も基本的な配慮であり、この美しい取り組みにミレーとソウル市生活体育会が参加してくださることに改めて感謝申し上げます。

このように力強いパートナーに出会えたことを改めて嬉しく思い、今後、多様で積極的なご協力を通じてソウル市民に幸福を与える貴重な役割を担ってくださるようお願いいたします。ありがとうございました。