市長動静

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  • 韓国の楽しい思い出をいつまでも色あせさせない「希望写真館」

    SMG 1992
  •     「お送りくださった、世宗大王の銅像前の写真のファイル、拝見しました。人生最高の写真に心から感謝しております。しかも、キングの写真にしてくださるなんて……!!(後略)」キム・ビョンホン from Toronto

        これは、トロントに住む韓国系のキム・ビョンホン氏から届いたメールである。キム・ビョンホン氏は先日「希望写真館」を訪れたのだが、その際に写真を撮影した。その写真を E-mail に添付して送ったところ、「希望写真家」のもとへ感謝のメールが届いたのである。

        光化門(クァンファムン)広場にある「希望写真館」は3月28日(木)に開館したが、このたび開館100日を迎えた。「希望写真館」は、ホームレスの写真家が運営していることで話題になった写真館である。この写真館には、写真家チョ・セヒョン氏から写真技術を学んだ2人の「希望写真家」が常駐しており、写真を撮ってすぐその場で渡すサービスを提供している。観光客にとって、ソウルでの思い出づくりに役立つ観光名所となりつつある。

        この100日の間に「希望写真館」で写真を撮影した人は、合計822人にものぼる。写真撮影の第1号は、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長であったが、他にも香港のトップ女優や金文洙(キム・ムンス)京畿道知事なども写真館を訪れている。822人の内訳としては、韓国人が60%(494人)を占めるが、外国人にも40%(328人)利用されている。この数字から、多くの外国人にもこの光化門広場の写真館が利用されていることが分かる。

        写真館を利用する韓国人は、家族や友人、恋人同士で記念写真を撮ることが多い。中には「希望写真館」の噂を聞いて、地方からはるばる訪れてくれた人もいる。外国人の場合は、観光名所である光化門広場を訪れた際に「希望写真館」を目にし、好奇心にかられて一度試してみたいと考える人が多いようである。写真館の横に設けられた伝統衣装無料体験コーナーでかつての王様の服装を身にまとった上で、写真撮影を希望するケースも多いという。

        「希望写真家」のハ・ソンス氏は、「厳しい暑さの中での仕事なのでたいへんですが、市民のみなさんや外国人観光客のみなさんの写真を撮らせてもらい、みなさんの喜ぶ姿を見ているとやりがいを感じます」と話している。さらに、「チョ・セヒョン先生から学んだ写真技術にますます磨きがかかって、良いものが出来つつあります」とも話した。

        ソウル市福祉健康室長の金炅鎬(キム・ギョンホ)氏は、「この写真館は、ホームレスに対する市民の意識を改善することができただけでなく、新しい観光資源も発掘でき、一石二鳥の効果が得られた」とし、「韓国のシンボルとも言える光化門広場が、これからも市民と観光客が憩いの時間を過ごす魅力に満ちた文化広場となれば良いと思う。さらに、この「希望写真館」で撮影された写真が、ソウルでの楽しい思い出をいつまでも思い出させてくれる、そんなよすがになれば」と意見を述べた。