希望日記

A A
  •  女性が安心して働けるソウル
    [朴元淳の希望日記135]

    SMG 610
  •  

        
     私がソウル市長に就任して約1年6か月、この間さまざまな問題の解決に取り組んできました。そして今、長い時間をかけて論議・熟議した結果がどんどん出てきています。

         女性の雇用創出もその一つです。ソウル市は今後、女性が創業できる機会を増やすとともに、もっと多彩な雇用創出を実現するため総力戦を繰り広げる予定です。「女性の希望特別市、ソウル」を目指して第一歩を踏み出そうとしているのです。

         ソウル市は、女性雇用創出42,000件を目標とする「2013ソウル市女性雇用創出総合政策」を発表しました。この政策では、次の4分野、すなわち「女性創業支援」「職業訓練」「女性親和企業の発掘及び協力」「公共女性雇用創出」に対し、12の政策が計画されています。以下、4分野について詳しく見てみましょう。

        1. 女性創業支援 – 韓国初の店舗型創業空間オープン + 経済組職300団体を設立

         この政策における女性雇用創出政策の重要ポイントは「創業支援」です。その一環として、10日、「ソウル市女性創業プラザ」がオープンしました。このプラザは、地下鉄3号線トゴク駅内にある遊休空間を利用して造られたもので、今後、このプラザが女性創業支援の中核的な役割を果たします。

         このプラザは、韓国初の小規模店舗型創業空間です。従来の創業センターが事務所や製作空間のみを提供していたのに対し、今回オープンしたプラザでは、プラザ内で製品の生産から販売までワン・ストップで全てのサービス、すなわち、教育-製造-流通が提供できるというのが特徴です。つまり、創業プラザを訪れれば、製品についての教育や、完成後の製品の展示・販売もできるということです。

         このような方式で運営される「女性創業プラザ」には、現在、女性が創業した工芸・デザイン系の15店舗が入店しています。そして各店舗に対し、女性経営者にコンサルティングサービスを提供しています。これは、コーチング方式で、商品の企画・会計・税務など、分野別に1対1のコンサルタントからサービスを受けられるもので、女性経営者たちから好評を得ています。

         さらにソウル市は今年、協同組合、地域企業など、経済組職300団体余りを育成する計画です。ソウル市はまず、協同組合の設立を計画している団体に対し、女性人材開発機関やソウル市公共施設などをコミュニティの場として利用できるよう支援するとともに、さまざまなテーマの教育の機会も提供します。同時に、 女性人材開発機関(22ヵ所)を拠点として活動する「ファシリテーター」も育成します。 ファシリテーターは計20人で、協同組合に参加する女性をサポートします。

        2. 職業訓練 – オーダーメイド型職業訓練 3,150コース + 専門人材育成コースに注力

         ソウル市は、女性の職業訓練にも力を入れていきます。女性人材開発機関 22機関を基盤に、3,150の職業訓練コースを提供し、女性の人材5万人余りを育成することを目標にしています。
     特に、300時間以上の教育時間が必要な専門人材育成課程を19コースまで大幅に拡大します。これには国際医療観光コーディネーター、グローバル貿易事務員、ウェブデザイナー、共同住宅管理会計実務者、e-DIYインテリアデザイナー、印刷出版専門職、青少年現場体験指導者などのコースがあります。
     また30~50代の一度現場から退いた女性のための「眠っているライセンスの再活用事業」も進めていきます。これはライセンス所持者を対象に補修教育を実施した後、該当分野に再就職できるよう支援する事業です。体の丈夫でない児童への学習マネジメントや障害児統合保育教師など4つのライセンス取得コースで、90人余りを育成します。

        3. 女性の起業への協力・支援 - 女性親和企業1,000社との協定締結を通じて女性インターン1,060人を採用

         ソウル市は、今年中に女性親和企業1,000社との協定締結を推進します。それに伴い、女性親和的な企業環境の優秀事例(200項目)を発掘してマニュアルを製作し普及する予定です。そしてこれらの企業と連携し、今年内に主婦及び国際結婚女性移住者計1,060人をインターンとして採用してもらいます。インターンシップ終了後の女性就職率70%が目標です。

        4.  公共女性雇用創出

         創業支援だけではなく、公共雇用の送出にも全力を挙げていきます。公共雇用創出において、女性の雇用創出が大幅に拡大されます。今年は、昨年より3,500件多い計14,738件まで拡大する予定です。内訳は、社会サービスの女性雇用13,000人、ベビーシッター2,457人、非担任教員及び保育ヘルパー2,600人、児童福祉教員273人などです。

         また、ソウル型ニューディール雇用政策のうち、女性分野に該当する4つの事業も積極的に推進します。4つの事業とは、安心帰宅スカウト500人、保育コーディネート150人、ベビーシッター415人、児童共同生活ヘルパー61人などです。特に「安心帰宅スカウト」は、去る3月に発表されたソウル市女性安全対策の主要事業でもあり、地域住民の共同体意識をベースに新たな雇用を創出し、緊密な安全ネットワークを構築するもので、「女性安心特別市」をつくっていくのに大きな役割を果たすものと考えています。

         このように「女性創業プラザ」のオープンを機に、女性の創業を積極的に支援し、女性の雇用を創出し、女性の専門人材を育成することで、今後、女性が自分の夢と希望を花開かせる機会が増えることを期待します。女性が安心して働けるソウル、女性が幸せなソウル、市民のみなさんとともに作っていきます。