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ソウル市50PLUS財団、デジタル弱者世代を助ける「デジタル世代イウム団」募集

デジタル弱者の高齢者を支援するため、満50~64歳の講師団110人を募集 住居地近くの高齢者福祉施設で5ヶ月間の講師活動、ソウル市生活賃金(時給10,766ウォン)を支給 日常生活でスマート端末を使いこなせるよう、きめ細かな教育を小規模で実施 応募は、3/29(火)から4/11(月)午後5時まで、受付は、ソウル市50PLUSポータルにて ソウル市50PLUS財団が、デジタル情報格差により不便さや苦しみを強いられている高齢者層を助けるべく、50歳以上の世代で構成された「デジタル世代イウム団」110人を選抜する。 *イウム:「つなぐ」という意味の韓国語 長引くコロナ禍により、非接触・非対面を中心にデジタル化が急激に進んでいる中、地域間・世代間のデジタル格差は日増しに深刻化している。デジタルに慣れていない高齢者層が社会から排除されるかもしれないという心配の声が高まっている。 このような社会問題に対応すべく、ソウル市50PLUS財団は、2021年から「デジタル世代イウム団」を運営している。 この「デジタル世代イウム団」は、デジタル力量を備えた50歳以上の世代が70歳以上の高齢者層を助けることで世代をつなぐ架け橋の役割を担うというもの。 2021年には、平均年齢75歳の2千人を対象に約6千回の教育が行われた。きめ細かな教育を通じて、学習者の満足度も98%に達している。 「デジタル世代イウム団」は、ソウル市所在の高齢者福祉施設の利用者などを対象に、日常生活でスマホやキオスクのようなスマート端末を安全に使いこなすことができるよう、小規模なクラスを設け、教育を実施する。 ソウル市にある高齢者福祉施設を中心に、活動所70ヵ所を募集した。 プログラムは、学習者レベルに合わせた教育を小規模で行うことで、学習効果を最大化する内容となっており、独自で開発した教育コンテンツを活用し、日常生活でスマート端末を上手に使えるよう助けることを目的としている。 活動は、5月30日から10月31日まで約5ヶ月間行われる予定。 スマート端末関連クラスの講師に応募できる対象は、50歳以上(満50歳~64歳)のソウル市民(または生活圏者)なら、だれでも応募できる。 募集期間は、3月29日(火)から4月11日(月)午後5時までで、受付はオンラインのみと、ソウル市の50PLUSポータル(50plus.or.kr)で申し込める。 ソウル市50PLUS財団のコ・ソンジュ生涯転換支援本部長は「50歳以上の世代は、十分なデジタル力量を備えていると同時に、高齢者が抱えているデジタル不慣れへの悩みも理解できる世代である」としながら、「今回の取り組みを機に、50PLUS世代が、イウム団を通じて社会活動に挑むだけでなく、社会問題を解決する主体になれば」と述べた。
SMG 315

ソウル市、運転免許自主返納の満70歳以上高齢者に交通カードを提供

対象は、住民登録証上満70歳以上の高齢者のうち、運転免許を自主返納した人 自主返納の際、バスやタクシーなどを利用できる10万ウォン相当の交通カードを支給 返納の申し込みから交通カードの支給までを近くの住民センターでワンストップ解決 2022年は1万5141人の申し込み、希望者に交通カードを先着順に支給…高齢者の交通事故防止につながる ソウル市は、運転免許を自主返納した満70歳以上の高齢者に10万ウォン相当の交通カードを提供する事業を、今年は4月1日(金)に実行すると発表した。 対象は住民登録証上の住所がソウル市である満70歳以上の高齢者。居住地近くの住民センターで運転免許証を自主返納すると、返納と同時に1人あたり10万ウォンの交通カードがもらえる。 ソウル市は「高齢運転者の免許自主返納ワンストップサービス」を通じて、高齢者が免許返納から交通カードの受け取りまでの過程を一か所で簡単に済ませるよう支援している。 免許を返納したい高齢者は、管轄の警察署を訪問しなくても、近くの住民センターで返納と受け取りを簡単に行える。 今年は、自主返納予定の満70歳以上の高齢者1万5141人が、10万ウォン分の交通カードを受け取るという。 免許返納日を基準に住民登録証上ソウルに住んでいる満70歳以上(1952年12月31日以前出生)の高齢者なら申し込み可能。但し、自主返納による交通カードを受け取った履歴のない者に限る。 提供される交通カードは、10万ウォンが入った無記名のもので、交通カードが使えるバスやタクシーのほか、コンビニなどT-money加盟店なら全国どこでも自由に使用できる。 「高齢者の運転免許自主返納」は、ソウル市の高齢者交通事故安全対策のPRや交通カード支援事業の影響で、高齢者の申し込みが増え続けている。 ソウル市の70歳以上の高齢者による運転免許の自主返納数は、2018年1236人から、交通カード支援事業が始まった2019年に1万6956人、2020年には1万4046人、2021年は1万5204人と、大幅に増加している。 ソウル市のベッコ都市交通室長は「このような運転免許の自主返納が、高齢運転者の交通事故防止につながると考えている」としながら、「今後、中央政府、T-money福祉財団などと協力し、支援の規模をより拡大していけるよう最善を尽くしたい」と述べた。 免許の自主返納を行った際に提供される交通カード
SMG 188

ソウル市「若者のこころの健康管理」対象を3倍以上に拡大、アプリも導入

事業開始3年、支援規模広げ質的向上へ。3月30日まで一次募集2000人 年2回、2000人→年4回、7000人に。精神科医監修の診断アプリを下半期目途に導入 事前オンライン診断を導入し、リスクの高い予備軍を集中ケア。1人あたり8万ウォンの治療費支援 ソウル市は、不安や憂鬱感、無気力感などを抱えている若者の心の健康をケアする「若者のこころの健康管理」支援対象者を今年、年7000人に3倍以上(2021年は2000人)拡大する。 精神科医監修のプログラムを盛り込んだ「こころの健康管理アプリ」も開発し、下半期中にテスト運用を開始する。また、今年から医療・カウンセリング分野で活発に使用されている「事前オンライン診断」を導入し、心の健康状態に合わせたサポートにつなげる。深刻な憂鬱感を抱えるうつ病予備軍へのケアも強化する。医療機関と連携し、専門の治療を提供するほか、1人あたり8万ウォンの治療費も支援する。 ソウル市は、今年3年目を迎えた「2022年若者のこころの健康事業」の支援規模と内容を上記のように拡大すると発表し、今年新たに変わる4つのポイントについてまとめた。カウンセリングとともにリスクの高い予備軍への心理療法など、より専門性を高めて事業効果の質的向上を目指す。今年変わる4つのポイントとしては、①支援規模の拡大②心の健康に関する事前オンライン診断導入③「こころの健康管理アプリ」導入④リスクの高い予備軍に特化した集中ケアだ。 まず、若者の心の健康を集中的にケアするため、支援規模をこれまでの年2回、2000人から年4回、7000人に大幅に拡大する。2つ目に、今年から事前オンライン診断(MMPI-2-RF*)を導入し、参加者の心の状態を3つのタイプ(一般群、準リスク群、ハイリスク群)に分類してそれぞれに合わせた支援を行う。3つ目に、若者が自ら心の健康を科学的・体系的にケアできるよう「こころの健康アプリ」を導入し、精神科医による習慣形成サポートや認知のゆがみ矯正、行動的介入などの治療をオンラインプログラムとして提供する。4つ目に、深刻な憂鬱感を抱える予備軍に特化した集中ケアを行う。そのため、精神障害の治療を専門に行う「臨床心理士」を新たに迎え、より専門的な心理療法が求められる場合には、市の連携協力病院(224か所)につなげて治療を提供する。 ソウル市のキム・チョリ未来若者企画団長は「若者が抱える憂鬱感は、家庭や社会問題に広がる可能性があり、若者の心の健康を支援することは、当事者個人のために留まらず社会問題を予防する基礎になる」としながら「ソウルに暮らす若者の心の健康を持続的にケアしていく一方、事業の実質的な効果が得られるよう、より専門化・高度化させていきたい」と語った。
SMG 176

ソウル市、中高年の雇用掘り起こしへ「50+向け雇用」アイディア公募

ソウル市50プラス財団、市場のニーズに基づく雇用の拡大へ「50+向け雇用」アイディア募集 50代以上の人材を求める企業や団体を対象に公募、審査を経て事業化までの全過程に協力 最低30人以上を対象とした事業選定、広報・参加者募集し教育や仕事、活動につなげる過程をサポート 3月28日から4月22日まで50+ポータルで募集、5月中に最終結果を発表予定 ソウル市50プラス財団は、変わりゆく社会環境に合わせて50代以上の新規雇用の掘り起こしに向けた公募「50+向け雇用」を実施する。 「50+向け雇用」は、公共主導の雇用事業の限界を超え、市場のニーズに合わせ、50+人材を仕事や活動につなげるための民間と公共による協力事業だ。 2020年下半期にテスト運営を開始し、これまで新たな雇用を求める50+の人材675人が参加し、うち40%を仕事や活動につなげている。  50+向け雇用事業は、50+の人材を求める企業や機関、協会、団体などから雇用に関するアイディアを募り、財団とともに事業化までのすべての過程に協力する。 選定された協力機関は、最低30人以上の50+世代の人材を募集し、関連分野の仕事や活動につなげる支援が必須で求められる。ただし、社会的価値があり実現可能性が高い事業の場合、例外として一部調整が可能。 財団は、事業の広報や参加者の募集から教育や仕事・活動への連携などを主にサポートする。期間や規模は事業ごとに異なり、実務協議を経て最終的に決定する。  50+人材を求める企業や機関、協会、団体は3月28日(月)から50+ポータル(50plus.or.kr)から50+向け雇用事業のアイディアを提案できる。公募は4週間の日程で行われ、最終結果は5月中に発表される予定だ。 社会や政策環境の変化に見合った50+世代の雇用創出が可能なすべての分野が対象となる。社会サービス、第4次産業革命、地域連携、社会革新、ウィズコロナ、ESGなどが含まれる。 事業の適格性と類似・重複性を確認するための事前検討、事業の具体性などを把握するための面接や実現の可能性など、実施計画を確認する審査を経て最終選定される。 問い合わせはソウル市50プラス財団雇用事業本部事業開発チーム(☎02-460-5093)まで。また、定期公募のほかに、50+ポータルでは1年365日、常時50+向け雇用アイディアを募集している。  ソウル市50プラス財団のナム・ギョンア雇用事業本部長は「50+向け雇用の公募を通じて、50+人材を求める企業と時宜にかなった雇用を積極的に掘り起こしていく」としながら、「50+向け雇用が50+人材には雇用の機会を、民間企業にはいい人材を確保することで競争力の向上を、公共にとっては社会問題の解決をもたらすなど、公益を広げるきっかけになることを願っている」と語った。
SMG 185

ソウル市、初期の認知症の方におすすめの「記憶の森さんぽ」実施

中区認知症安心センターと共同で初期の認知症患者向け森林セラピー「記憶の森さんぽ」を実施 森林教育の専門家と南山の四季を満喫し、健康にいい散策など森林セラピー体験 認知症予備軍(軽度認知障害)、認知症、症状のない高齢者や介護者・家族など対象に合わせた充実の内容 気分の落ち込みやストレスの緩和、森林体験を通じた認知的・身体的健康増進に期待 認知症は、今や韓国の高齢者10人に1人が認知症患者と言われるほど珍しくない病気だ。高齢化が急速に進む中、認知症患者の増加速度も年々増している。そんな中、ソウル市中部公園緑地事業所は、認知症の高齢者や家族の生活の質を維持し、心と体の健康増進を助ける中区(チュング)認知症安心センターと共同で森林セラピープログラム「記憶の森さんぽ」を今月28日から11月までの約8か月間、実施する。 「記憶の森さんぽ」は、新型コロナウイルス感染への懸念から様々な活動に制約がかかる中、社会的交流の減少による心理的な孤立感や憂鬱感を解消し、身体的・認知的機能の回復とともに認知症の予防にも役立つプログラムで、南山(ナムサン)公園で行われる。 プログラムには、森林の環境と生態に詳しい南山公園の森林教育専門家(森林解説士・森林セラピー指導士)と参加者の認知・身体への理解度が高い中区認知症安心センターの作業療法士が同行する。参加者は南山の四季を感じながら、軽い散歩や高齢者の認知・身体機能の向上に役立つ様々な体験を行う。 認知症の高齢者のみならず、介護する家族を対象とした森林セラピープログラムも用意されている。プログラムは対象者ごとに、認知症予備軍(軽度認知障害)向け、▲記憶がささやく森(33回)、正常な認知能力を持つ高齢者向け、▲記憶を守る森(4回)、認知症患者向け、▲記憶がよみがえる森(2回)、認知症の家族を介護する家族向け、▲癒しの森(8回)の全4プログラムで構成され、実施される予定だ。 これに先立ち、認知症に対する基本的理解を深めるため、中区認知症安心センターによる認知症の症状や認知症高齢者とのコミュニケーションの取り方などを学ぶ事前教育も実施された。 さらに、中区認知症安心センターは、認知症予備軍(軽度認知障害)の高齢者を対象としたストレス尺度や簡易認知機能スクリーニング検査など様々な評価方法を用い、森林セラピー前後の高齢者の変化を測定する予定だ。 ソウル市中部公園緑地事業所のキム・インスク所長は「高齢社会に合わせ公園の役割と機能も強化する必要がある」としながら「認知症の高齢者やつらい介護を担う家族の方々が少しでも公園に出て、澄んだ空気の中、癒しの時間を過ごしていただきたい」と語った。
SMG 233

ソウル市、年内に水素自動車500台、ステーション11か所整備し普及目指す

約7000万ウォンの水素自動車を半値で購入可能に、補助金3250万ウォン交付 個人は1人あたり1台、個人事業主や法人、団体は20台申請可能 環境部クリーンエネルギー自動車購入補助金交付システムで申請を受付け、原本書類の提出義務をなくして利用促進 上半期、西小門ステーションなどオープン。新・増設で年末までに水素ステーション11か所整備目指す ソウル市は今年、163億ウォンを投入し水素自動車500台の普及に乗り出す。電気自動車の普及と合わせてソウル都心の粒子状浮遊物質を低減し、温室効果ガスの削減につなげる。 市は、水素自動車の購入者に3250万ウォンの補助金を交付する予定で、購入者は約7000万ウォンの水素自動車を半額で購入できることになる。3月15日から環境部クリーンエネルギー自動車購入補助金交付システム(www.ev.or.kr)で申請受付開始。 環境部は、今年からすべての申請書類を補助金交付システムに提出できるよう手続きを簡素化し、窓口で直接、購入支援申請書類を提出していた従来の手間を省いた。市は、手続きが簡素化されることで、水素自動車購入者がより早く補助金を受け取れると期待を寄せる。 水素自動車を購入すると、3250万ウォンの補助金のほか、最大660万ウォンの税金免除や公営駐車場の駐車料金、高速道路料金、南山(ナムサン)トンネルの混雑時の通行料の免除など様々な特典が提供される。 ソウル市はまた、利用者の利便性を高めるべく、水素ステーションの整備にも力を入れている。現在、ソウル市には今年1月に開設した麻(マ)谷(ゴク)エコ水素ステーションを含む計5か所の水素ステーション(良(ヤン)才(ジェ)、上岩(サンアム)、国会、江東(カンドン)、麻谷)がある。水素自動車約3000台を充電できる規模で、市に登録されている水素自動車2443台分を十分にカバーできる。 市は年内にさらに7か所を整備して計11か所に増やし、水素自動車約6000台分の充電を可能にする計画だ。 ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は「ソウル市は粒子状浮遊物質と温室効果ガスの削減に効果的なクリーンエネルギーの水素自動車を普及さえるとともに、西(ソ)小門(ソムン)庁舎に水素ステーションを整備するなど、インフラの拡充を通じて市民がより便利に水素自動車を利用できるよう取り組む」としながら、「水素自動車の普及に向け、市民の皆様にも関心を持っていただきたい」と呼びかけた。 【添付1】水素自動車購入補助金の交付手続き 水素自動車民間普及事業の告知ソウル市 ↓ 水素自動車購入契約購入者→製造・販売者(代理店) ↓ 水素自動車購入支援申請書提出(2か月以内に出庫可能な場合)製造‧販売者(代理店)→ソウル市 補助金交付システム(www.ev.or.kr) ↓ 補助金交付対象者事前検討および資格付与ソウル市→製造・販売者(代理店) ↓ 出庫(10日以内)可能通知製造・販売者(代理店)→ソウル市 ↓ 補助金交付対象者確定通知ソウル市→製造・販売者(代理店) ↓ 出庫および登録(補助金交付対象者確定通知から10日以内)製造・販売者(代理店)→ソウル市 ↓ 水素自動車購入補助金申請受付(出庫‧登録から10日以内)製造・販売者(代理店)→ソウル市 ↓ 補助金交付ソウル市→製造‧販売者(代理店) ※購入者は自動車購入代金と補助金の差額を自動車製造・販売者に支払い、自動車製造・販売者はソウル市から補助金を受領する。 【添付2】2022年ソウル市水素ステーション整備計画 ステーション名 場所 備考 麻谷(マゴク)エコ 江西(カンソ)区麻谷(マゴク)洞 運営中 江西(カンソ)E1 江西(カンソ)区五谷(オゴク)洞 2022年上半期に開所予定 西小門(ソソムン) 中(チュン)区西小門(ソソムン)洞 2022年上半期に開所予定 良才(ヤンジェ)(増設) 瑞草(ソチョ)区良才(ヤンジェ)洞 2022年末までに開所予定 国会(増設) 永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島(ヨイド)洞 2022年末までに開所予定 移動式水素ステーション 広津(クァンジン)区中谷(チュンゴク)洞 2022年下半期に開所予定
SMG 282

ソウル市、自律走行型ロボットが公園パトロールし、IoTセンターで違法駐車警告

ロボット、AI、IoTなど最先端ICT技術を活用した新たなスマートシティサービス3つ導入 「自律走行型ロボット」がこども大公園や炭川遊歩道をパトロールし、緊急事態を感知・通知、生活防疫 衿川区では、IoTセンターでEV充電スタンド内での違法駐車をモニタリングし、警告 麻浦区ではIoTを採用した透明なペットボトルの分別ボックスを設置し、生活ゴミのリサイクル率を強化 ソウル市は、防犯に向けたパトロールや違法駐車の発見、生活ゴミの分別など、市民の日常の問題を解決するため、ロボットや人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)など最先端のICT技術を用いたスマートシティサービスを導入する。 明日(2月21日)から広津(クァンジン)区のこども大公園と松坡(ソンパ)区の炭(タン)川(チョン)遊歩道を4輪の「自律走行型ロボット」がパトロールする。ロボットが公園や遊歩道を見回り、人工知能(AI)が悲鳴や火災などの危険を感知、モノのインターネット(IoT)が管制室に音声とサイレンで緊急事態を知らせる。ロボットは消毒薬を噴射し、紫外線消毒や発熱チェックを行うなど、生活の中の防疫も担う。 衿川(クムチョン)区では、モノのインターネット(IoT)のセンサーが、電気自動車の充電スタンド内での違法駐車車両を監視し、音声案内や警光灯などで違法駐車を知らせるサービスを行っている。麻浦(マポ)区では透明なペットボトルのリサイクル率を上げるため、モノのインターネット(IoT)を用いた分別ボックスサービスを実施している。 ソウル市は、①「自律走行型パトロールロボット」サービス、②「電気自動車充電スタンド内のモニタリング」サービス、③「IoT透明ペットボトル分別ボックス」サービスなど、3つの市民体験型スマートシティサービスの本格運営を開始したと発表した。 ①「自律走行型パトロールロボット」は、ロボットや人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)など様々なICT技術を組み合わせたサービスで、サイズは横751㎜、縦1102㎜、高さ1077㎜。公共の場で緊急事態が発生した場合に迅速な対応を通じて事故や犯罪を予防し、市民が夜間でも安全に公園を利用できるよう支援し、パトロールと防疫面を補う。 散策やジョギングなど、休息と運動に最適な場所として市民に人気が高い広津区のこども大公園、松坡区の炭川遊歩道にそれぞれ1台ずつ、合わせて2台を運営する。 今回の自律走行型パトロールロボットは、新産業・新技術の採用に向け、一定の条件下で法的規制を猶予・免除する「規制サンドボックス」実証特例地域として承認(産業通商資源部、2021年12月30日)を受けたことで施行が可能になった。 市は、マルチな環境感知、人工知能(AI)による事件・事故の認知など、ロボットを運営していく中でサービスを高度化し、自律走行型ロボットサービスの商標化を前倒しし、コロナ禍で高まる非対面サービスの需要に対応するのに貢献できると期待している。 ②「電気自動車充電スタンド内のモニタリング」サービスは、モノのインターネット(IoT)の車両検知センサーが環境部の自動車登録番号から違法駐車車両の番号を割り出し、電気自動車かどうかを確認した結果、電気自動車ではない場合、違法駐車と判断して知らせるサービスだ。「電気自動車の充電スタンドです。ほかの場所に駐車してください」という音声案内と警光灯で違法駐車であることを通知する。 衿川区と区内の公営駐車場(禿山(トサン)4洞・始(シ)興(フン)4洞・多目的)のEV充電スタンド10面で実施する。 市は、本サービスを通じてEV充電スタンドを確保し、電気自動車ドライバーの利便性を向上させ、充電スタンド内への駐車文化の改善に貢献できると期待している。実際に、昨年12月の一か月間、同サービスを施行した結果、警光灯や音声案内により約80%(530件中425件)が5分以内に車を移動する効果が確認された。 ③「IoT透明ペットボトル分別ボックス」は、モノのインターネット(IoT)を用いたゴミ分別ボックスだ。ここに透明なペットボトルを捨て、専用のモバイルアプリ(今日の分別回収)をダウンロードしてQRコードを読み込むと、自分のアプリにポイントが貯まる。透明なペットボトルを環境に優しい原料として再使用するリサイクル率を高め、生活ゴミの資源循環効果を高められると期待されている。 市民はペットボトル1本あたり10ポイントをアプリで受け取り、集めたポイントはコンビニなどでの支払いに使用できる。100ポイント貯めると200mlの牛乳1個、2000ポイントでピザやアップサイクルTシャツと交換できる。 麻浦(マポ)区内の単身世帯、若者が密集・移動するエリア、大学、公共の図書館、若者向け賃貸住宅、アートセンターなどに計10台、設置されている。 ソウル市のパク・ジョンススマート都市政策官は「ソウル市は、市民の生活環境で発生する様々な安全・環境などの問題を最先端のICT技術を通じて解決するため、スマートシティサービスを積極的に掘り起こし、推進している」としながら「今後、市民の満足度と効率性の高いサービスは市全域に拡大し、より安全で便利なスマート都市ソウルを実現していきたい」と語った。 【添付】市民体感型スマートシティサービス 自律走行型パトロールロボットサービス ▲広津区のこども大公園 ▲松坡区の炭川遊歩道 電気自動車充電スタンド内のモニタリングサービス IoT透明なペットボトル分別ボックスサービス
SMG 460

ソウル交通公社、市民の声に背中を押され メトロキャラクター「トタ」グッズ販売拡大

DIYデザインの商品に続きぬいぐるみやUSBなど、バリエーションを拡大 ぬいぐるみは昨年4月1日にサプライズ販売され600個完売、市民に好評で販売量増やす 今年の売上2000万ウォン期待、新グッズも増やし販売伸ばしたい考え ソウル交通公社(以下、公社)は、公社のキャラクター「トタ」をモチーフにしたぬいぐるみやUSBなどのグッズ販売に向けた新たなライセンス契約を締結し、本格的なキャラクターグッズの販売に乗り出す。 「トタ」は2017年、公社の統合とともに新しく誕生した公式キャラクター。名前は「また(ト)乗り(タ)たいソウルメトロ」にちなんで付けられ、キャラクターの形は電動車を横から見た姿をかわいらしく表現した。 公社は韓国コンテンツ振興院の「歴代私の町キャラクター大賞」受賞作のキャラクターグッズ事業に参加し、昨年8月、おもちゃ販売の「トイザラス」とオンライン販売を通じて、好きなキャラクターを入れてスマホのケースや服、文房具などを直接デザインできるDIY商品を販売した。 ▲公式キャラクター「トタ」の写真(右はDIY商品の一例) 公社は鉄道関連商品を専門的に販売する「レールプラネット」と昨年10月、ライセンス契約を結び、今年1月、トタのぬいぐるみ販売を始まりに2月からUSBやバッジなど様々な商品の販売を開始した。フィギュアなど新たなグッズも持続的に追加していく計画だ。 ▲新たに販売されたグッズの写真(左からぬいぐるみ、カード型USB、バッジ) また、トタのぬいぐるみはこれまで、社内の記念品向けに少量生産してきたが、昨年4月、光化門駅で財政難克服を掲げ事前告知なしでサプライズ販売したところ、購入を希望する人の行列ができ、販売開始からわずか2時間で用意した600個が完売するうれしい事態に。これからは、ぬいぐるみを常時販売してほしいという市民からの要望も次々に寄せられた。 グッズはレールプラネットのオンラインショップ(www.railplanet.kr)から注文でき、価格は7000ウォンから1万ウォン前半台が中心だ。 公社が5号線光化門駅に設置したソウルメトロ時代館の展示台でトタのグッズを直接見ることができ、QRコードを読み込めばその場で購入できる。 オンラインでオリジナルグッズの制作注文を受付けていた「マングル」(www.manggle.co.kr)もリニューアルする。これまで、トタをモチーフにしたオリジナルグッズの注文を受付けてきたが、今回のサイトのリニューアルを機に、サンプルを提示してそこから商品を注文するスタイルに変わる。好みの文房具を追加したり、グッズを好きにデザインしたりすることも可能だ。 ▼表1)「トタ」キャラクターグッズ販売店一覧 販売業者 レールプラネット (株)モードラボ 購入先 (ウェブサイト) www.railplanet.kr www.manggle.co.kr - トイザラス店内のキオスク (蚕室店、恩平店、金浦空港) 販売商品 トタのぬいぐるみ、カード型USB、 バッジ 衣類、スマホのケース、アクセサリー、文房具など 備考 完成品 注文制作 商品の販売拡大を記念し、販売店(マングル、レールプラネット)とともに販促イベントも開催する予定だ。 公社は、こうした取り組みを通じて今年のキャラクターグッズ販売は、約2000万の売上を見込んでいる。月間売上としては初めてグッズ販売を開始した昨年に比べ4倍近く高い水準だ。 ソウル交通公社のキム・ジョンファン広報室長は「ソウルメトロを代表するトタのキャラクターへの人気に後押しされ、今回、商品の販売をさらに拡大することになった」としながら「メトロのキャラクター商品の販売は、財政難を克服するための小さな動きの一つであり、市民と交流するための公社の取り組みだ。今後も欲しい商品などがあれば、ぜひともリクエストをお寄せいただきたい」と語った。
SMG 761

ソウル市、ガソリンスタンドをEV充電用燃料電池、太陽光備えた 総合エネルギーステーションに

全国初、ガソリンスタンドに電力生産やEVスタンド備えたSKパクミガソリンスタンドが9日、竣工 太陽光・燃料電池で電力生産・販売可能、今後、EV車の充電にも活用すべく規制改善を提案 ソウル市と関連業界の規制改善努力で産業部が規制サンドボックスを許可、今後2年かけて実証 電気・水素、内燃機関車すべて利用可能なガソリンスタンドの新たな事業モデルとして拡張 市、賛同するガソリンスタンドを増やし、来年までに100か所、2030年までに市全域に拡大 ソウル市は、燃料電池と太陽光で電気を生産し、電気自動車の充電スタンドを備えたガソリンスタンド「総合エネルギーステーション(TES、Total Energy Station)」1号店をSKパクミガソリンスタンド(衿川(クムチョン)区)にオープンしたと発表した。 昨年、ソウル市に新規登録された自動車のうち、電気自動車の割合が昨年比73%も増加するなど、最近のエコカーの普及に伴い充電インフラへのニーズが高まっている。また、内燃機関車の減少傾向によりガソリンや軽油の消費量が減少し、既存のガソリンスタンドの経営が難しくなる中、業界は電気や水素自動車の充電も備えるなど対策を講じ始めている。 今回、ソウル市が全国で初めてオープンしたSKパクミガソリンスタンドは、燃料電池300KW、太陽光20KW、電気自動車の超高速充電器1基、急速充電器1基を設置している。ガソリンなど既存のサービス以外にも、電気自動車の充電が可能だ。燃料電池と太陽光で生産された電気は、韓電に販売して収益につなげるなど、電気自動車の充電電力の供給に活用できる。 市は、昨年1月、SKエネルギーと契約を締結し、ガソリンスタンドに燃料電池や太陽光発電システムを設置して直接電気を生産し、電気自動車の充電施設も備えるなど、新エネルギーの拡大に向けた協議を続けてきた。 現行法では、ガソリンスタンドには燃料電池を設置できない。「危険物安全管理法」などによると、現在、ガソリンスタンドの敷地内に設置可能なのは太陽光、電気・水素充電施設などで、燃料電池とESS(蓄電システム)は安全上の理由から設置に制約が伴う。 ソウル市とSKエネルギーは、ガソリンスタンド内の燃料電池発電施設の設置に向け、産業部に対し規制改善を目指した粘り強い建議を続けた。その結果、昨年5月、規制サンドボックス実証特例の承認を受け、今年1月、ガソリンスタンドに太陽光、燃料電池、電気自動車充電器を設置し、今後2年にわたり実証事業を行えることになった。 また、SKエネルギーとの実証事業を機に、その他の企業とも契約を結び、ソウル市内のガソリンスタンドのほとんどを占める自営のガソリンスタンドの参加を積極的に促すための協力を推進する予定だ。 市は昨年「ソウルビジョン2030」と、先月にはカーボンニュートラル達成に向けた今後5年間の具体的な実行計画「気候変動対応総合計画(2022~2026)」を発表し、電気自動車時代を前倒しするためのインフラの構築に注力すると宣言した。市は、官民協力による規制改善をリードして関連産業の基盤をつくり、2030年までにこうした総合エネルギーステーション(TES)をソウル市全体に広めたい考えだ。 ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は「全国初の総合エネルギーステーションであるパクミガソリンスタンドは、市と民間企業の協力の下、積極的な規制改善を通じてガソリンスタンドを未来型クリーンエネルギー生産・供給基地に変化させたという大きな意味を持つ」としながら「ソウル市は今後、関連の規制改善に向け取り組むなど、ソウルに適した新エネルギーの導入に向けた政策支援に最善を尽くす」と語った。
SMG 283

ソウル市、10日から「自律走行車」が交通手段に、市民なら誰でもアプリから呼び出せる

10日(木)から上岩で自律走行車の有償運送開始、市民向けサービススタート ソウル市の自律走行アプリ(TAP!)に登録すれば、最初の1回を無料で利用可能 料金は2000ウォン、体験談を投稿すればコーヒークーポンプレゼントなどお得なイベントも 3月の自律走行バスの導入など、年内に12台に増やし、市民の交通手段としての定着目指す ソウル市は、10日(木)から「自律走行車の試験運転エリア」である上岩(サンアム)洞(ドン)で、市民を対象に自律走行車の有償配車サービスを開始すると発表した。その場で呼び出して料金を払い利用するシステムで、自律走行車の正規の交通手段としての本格的な運行が始まる。 10日(木)午前9時30分から自動車タイプの自律走行車4台が投入され、DMC駅や大型のマンション密集地、オフィス街を走る。利用者はソウル市が民間とともに開発したソウル自律走行専用スマートフォンアプリ(TAP!)から、リアルタイムで呼び出し、乗車できる。 昨年11月29日、有償運送許可証を取得して以降、ソウル市は自律走行車メーカーとともに約50日間にわたり市民や専門家ら250人を対象としたテスト運行を行った。参加した市民の意見を反映して乗・降車地点を大幅に増やすなど利便性を高め、市民の交通手段として本格的な商用化を開始する。 今回、有償運送を開始する自律走行車の路線は2つで「上岩A01」路線はDMC駅からエスプレックスセンター、西部免許試験場、上岩ワールドカップパーク7団地・5団地、上岩派出所、DMC駅の全長5.3㎞を3台で循環する。 決められた路線(運行区間)内では、指定された乗・降車地点を自由に選ぶことができ、利用者が指定した出発地と目的地にのみ停車するタクシーのようなサービスで、相乗りは不可。 料金は市民が気軽に自律走行車を利用できるよう2000ウォンに定め、料金はタクシーと同様に乗客数ではなく1回の利用料として課される一方、移動距離にかかわらず基本料金のみで乗車できる。 自律走行車を利用するには、ソウル自律走行専用スマートフォンアプリ(TAP!)を、グーグルプレイストアやアップルストアからダウンロードするだけ。会員登録して決済手段(クレジットカード)を登録すれば、市民の誰もがリアルタイムで自律走行車を呼んで利用できる。 ソウル自律走行専用スマートフォンアプリ(TAP!)は、官民協力(ソウル市と42dot)により開発され、ソウル市が運行するすべての自律走行車のリアルタイム運行情報(路線、乗・降車地点、自律走行車の位置、料金など)を把握し、予約から登場、決済まで可能な、自律走行車サービスに特化したモバイルプラットフォームだ。 ソウル市は自律走行車メーカーとともに、より多くの市民に自律走行車を体験できる機会を提供するため、初回は無料で利用できるようにする予定だ。 また、現在、有償運送許可を申請中のDMC駅から公園エリアを循環する自律走行バスも、早ければ3月に運行を開始し、年末をめどに上岩洞に12台の自律走行車による有償運送を拡大し、自律走行車をより便利に利用できる基盤を整えたい考えだ。  ソウル市のペク・ホ都市交通室長は「自律走行はもはや遠い未来の技術ではなく、すでに我々のすぐそばまで迫っている。自律走行車が市民の交通手段として商用化される第一歩が始まる」としながら「ソウル市は、自律走行自動車の運行をリードする都市になるため、政策的支援を惜しまない」と意欲をにじませた。 【添付】自律走行車専用モバイルアプリ[TAP!] ▲自律走行車プラットフォーム「TAP!」で自律走行車を呼びましょう。
SMG 258

ソウル市の面接用スーツ無料貸出「就職の翼」利用者歴代最多、年内10か所に増

昨年一年間で4万人利用、2016年導入当時の10倍に増加。累積16万人に 今年、既存の7か所に若者の需要が多い3か所(都心、清潭洞、弘大)を追加し、計10か所に拡大 年間10回までスーツ・ネクタイ・ベルト・靴など3泊4日間貸与、オンライン申込・宅配も可能 ソウル市が有名就職プラットフォーム、ジョブコリアとアルバモンで実施したアンケート調査によると、就活生たちの面接の準備にかかる費用は平均48万ウォンであることがわかった。そのうちのほとんどが「面接用の服装」に使われている。 ※就活生539人を対象に行ったアンケート調査の結果(2021年9月、ジョブコリア、アルバモン) ソウル市が新型コロナウイルスの長期化などで就職難に直面している若い就活生にリクルートスーツを無料で貸し出すサービス「就職の翼」の利用者が、昨年、歴代最多を記録した。 サービス導入初年度の2016年には4032人だった年間利用者が、昨年は10倍近く増加し、一年間で約4万人(3万9547人)がサービスを利用した。前年(2020年3万1390人)比26%増。過去6年間(2016年~2021年)で16万人以上の若い就活生の、面接時の服装にかかる経済的負担を減らせた。 ソウル市は、現在7か所ある「就職の翼」を年内に計10か所に拡大すると発表した。若者の需要が多い都心エリア(忠(チュン)正路(ジョンノ))、江南(カンナム)エリア(清潭(チョンダム))、学生街(弘(ホン)大(デ))の3か所を追加し、さらに利用しやすくする計画だ。 ※2022年「就職の翼」サービス賛同企業 ▲既存(7社): マイスイートインタビュー(新村(シンチョン)・舎堂(サダン))、チェンジレディー(往(ワン)十里(シムリ)・江南)、スーツギャラリー(論峴(ノニョン))、ヤベスコレクション(梨(イ)水(ス))、オープンクローゼット(建(コン)大(デ)) ▲新規(3社): スーツギャラリー(忠正路)、スタイルデリシャス(清潭)、ドリームウィングズ(弘大) 「就職の翼」は高校卒業予定者から満39歳以下のソウルに居住する若者なら誰でも利用できる。▲3泊4日間 ▲年間最大10回まで ▲面接に必要なスーツからネクタイ、ベルト、靴などを一度に無料で借りられる。  面接用スーツの貸出を希望する若者は、ソウル就職ポータル(job.seoul.go.kr)から、スーツを借りたいメーカーを選んで訪問日時を予約し、時間に合わせて訪問するだけでサービスを利用できる。店舗では専門スタッフがサポートし、体型や目的に合わせてスーツを選べる。  初回はサイズ測定などのため店舗を訪問する必要があり、その後はオンラインでの申込み、自宅にお届けも可能。貸出期間内に追加の面接が決まった場合は、予約システムから貸出延長も申込め、すべて終わった時点で返却することもできる。  ソウル市のパク・デウ経済雇用企画官は「就職難に苦しむ若者に、同サービスが経済的な負担を少しでも減らすエールになれば」としながら、「これからもより多くの若者が気軽に利用できるサービスを運営していきたい」と語った。
SMG 215

マグネット乗車券から5G体験まで、光化門駅にソウルメトロの歴史「時代館」

ソウル交通公社、地下鉄5号線光化門駅の地下1階「ソウルメトロ時代館」4日開館 旧ソウルメトロの写真、当時の駅員の制服、社報など48年に及ぶソウルメトロの歴史を展示 「光化時代プロジェクト」と連携して光化門一体の主要エリアで5Gコンテンツ体験 韓国コンテンツ振興院との協力により、景福宮駅美術館に「光化園・光化人」オープン ソウルメトロの48年の歴史を一度に見られる展示館が、光化門(クァンファムン)駅内にオープンする。1974年、1号線の運行をスタートして以来、ソウルメトロが歩んできた歴史とかつての様子が収められた写真、当時の駅員が着ていた制服、2009年を最後にその歴史を閉じたマグネット乗車券、社報など当時を記録する品まで、普段は触れることのない様々なコンテンツが展示される。 ▲ソウルメトロ時代館の写真 ソウル交通公社は地下鉄5号線光化門駅地下1階の待合室付近に36㎡規模の「ソウルメトロ時代館」を4日(金)、オープンすると発表した。 文化体育観光部、韓国コンテンツ振興院が光化門一帯を人工知能(AI)、拡張現実(AR)など実感型コンテンツを体験できる空間として整備した「光化時代プロジェクト」と連携して推進された。 「ソウルメトロ時代館」のすぐ横には、光化時代コンテンツ体験総合掲示スペースも設置される。スマートフォンやARデバイスをレンタルし、光化門、世宗(セジョン)文化会館、大韓民国歴史博物館など光化門一帯の主要エリアで様々な実感型コンテンツを体験できる。例えば、光化門の月(ウォ)台(ルテ)のある場所からスマートフォンをかざすと、光化門の歴史を見ることができ、世宗文化会館の階段にかざすとミッション型ゲームを楽しめる。 ▲光化樹(左)、光化談(中央)、光化鏡(右)の写真 「光化時代プロジェクト」の一環として景(キョン)福宮(ボックン)駅メトロ美術館2館にも人工知能(AI)、メディアアート体験展示コーナーも設置。光化時代プロジェクト8コンテンツのうち2のコンテンツで、先月14日にオープンした。 「光化人」は、AIとして登場するSHINeeのメンバー、ミンホらと直接会話できる体験コンテンツだ。「光化園」はソウルの漢(ハン)江(ガン)と慶州(キョンジュ)のリアルタイムの気象状況によって変わる映像と自然の音を利用したメディアアート空間だ。 ▲光化園(左)、光化人(右)の写真 ソウル交通公社のキム・ジョンファン広報室長は「公社創立5周年を迎え、ソウルメトロの歴史を振り返る『ソウルメトロ時代館』にも関心をお寄せいただきたい」としながら「文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院が主管する光化時代にも、ソウル交通公社が協力して様々なコンテンツを展示しているため、駅が都市の名所になるよう運営していきたい」と語った。
SMG 432