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プレスリリース

  • ソウル市、都心の江南で自律走行ロボライド始動、オ市長自ら搭乗

  • プレスリリース SMG 130
    • オ市長、ウォン・ヒリョン国交相と自律走行タクシー乗客第一号に…本格的なサービス開始へ
    • 市・国交部・現代自動車、官民協力を通じて「ロボライド」実現し自律走行技術を完成へ
    • 最短ルートで楽々移動、江南大路・テヘラン路など2023年までに江南全域76.1㎞に運行拡大
    • 2020年から江南一帯の132か所に交通信号開放などインフラ構築、上岩→江南へ実証エリア拡大
    • 8月には市民の誰もが専用アプリで利用可能に、「2030自律走行革新都市」実現へ

     ソウル市は9日(木)、韓国国土交通部と現代自動車とともに世界的にも道路事情が複雑な江南(カンナム)区でロボライド(自律走行タクシー)サービスを開始すると発表し、都心での本格的な自律走行時代に向けて取り組む考えを示した。

     今回、発表されたロボライドは、上岩(サンアム)エリアに導入されたような決められた路線を運行するシャトルバス形式ではなく、乗客の出発地や目的地によって自動かつリアルタイムで最短ルートを検出し運転を行うなど、車側ですべてを判断し、運行する技術を持つサービスだ。

     上岩などに導入された自律走行自動車はシャトルバス形式だが、ロボライドは決められた路線ではなく、リアルタイムの交通状況に応じて自由にルートを変えながら運行する。市は、今回初めて導入するロボライドを通じて自律走行自動車技術を完成させ、市民の生活の交通手段として普及するよう多角的な支援を行う。

    ただし、安全面を考慮し、初めのうちはドライバーを同乗させて緊急事態に備え、実証を重ねて徐々に無人運転に移行していく予定だ。

     ソウル市のオ・セフン市長は9日(木)、自律走行自動車ロボライドの「乗客第一号」として搭乗し、自律走行サービスの幕開けを印象付けた。オ市長はウォン・ヒリョン国土交通相とともに江南区にある現代オートエバー社屋(Ruchen Tower)を出発し、テヘラン路(ポスコ十字路-宣(ソン)陵(ヌン)駅-ルネッサンスホテルの3.4㎞)のルートを移動し、本格的にサービスを開始する前の最終点検を行う。

    オ・セフン市長はさらに、現代自動車のコン・ヨンウン社長をはじめ自律走行自動車に自ら搭乗して技術や安全性を点検し、自律走行技術の発展に貢献した現代自動車の関係者らを激励した。

    市は今回のロボライドの本格的な運行開始に先立ち、「ソウル自律走行車運営委員会」に所属する外部の専門家らによる技術・安全点検を施行するなど、様々な安全対策を講じてきた。

     市は、国交部や現代自動車とともに、今後2か月に及ぶテスト期間中に専門家や自律走行事業の関係者らに搭乗してもらい、様々な意見を聞きながら技術とサービスの両面を補完・改善し、早ければ今年8月から段階的に市民を対象に本格的なサービスを開始する予定だ。

    ロボライドは市民の満足度や走行の安全性などを考慮し、段階的に運転台数を拡大していく計画だ。

    利用方法については市民を対象にした本格的なサービス開始前に案内する予定で、専用のモバイルアプリを通じて誰もが利用できるようにする。

     ロボライドサービスは江南区全域で実施される。年内に▲テヘラン路▲江南(カンナム)大路(デロ)▲永(ヨン)東大路(ドンデロ)▲彦州(オンジュ)路(ロ)▲南部循環路など計26道路、48.8㎞を対象に行い、来年には▲島山(トサン)大路(デロ)▲狎(アッ)鴎亭(クジョン)路(ノ)など合わせて32道路、76.1㎞に拡大する予定だ。

     対象エリアは世界的に見ても広範囲にわたるもので、広い道路ではなく複雑に入り組む都心の江南で世界最高レベルの自律走行技術を示すという意味があると市は伝えている。

     市はこれまで、国土交通部とともに自律走行運行に向け積極的な支援を行ってきた。2020年から合わせて132の交差点を対象に0.1秒単位で信号の色や次の信号に変わるまでの残り時間まで自律走行自動車に提供可能な交通信号開放インフラを構築し、運営している。上岩に続き江南まで自律走行技術の実証エリアが拡大されたことで、技術発展や商用化の加速が見込まれる。

    現在の技術では、信号認識ビジョンセンサーだけで100%信号を認識することは事実上、不可能なため、交通信号開放インフラは都心での自律走行に欠かせない。同インフラはセンサーが故障した場合にも安全な自律走行を支援する。

    今後も狎鴎亭洞や新沙(シンサ)洞(ドン)など、ロボライドの運行エリアの拡大・連携を通じて新たに32の交差点に交通信号開放インフラを追加構築するなど、支援を惜しまない考えだ。

     ソウル市のオ・セフン市長は「ソウル市は『自律走行2030ビジョン』を発表し、交通信号情報など自律走行に必要なインフラの提供はもちろん、様々な実証環境を設けるなど、市民の生活と都市空間を変える未来像を提示している」としながら、「世界をリードする企業と公共の力を合わせ、未来の自律走行産業のレベルを高め、市民の皆様にも発展した自律走行技術を経験できるよう、積極的に支援していく」と語った。

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