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平壌の日常が知りたいなら?「朝鮮商会」トークコンサートへ

「平壌茶飯事」展の一環…北朝鮮のファッション、デザイン、料理、酒、美、遊びなど暮らしをテーマにしたトークコンサートを5回開催 国内の専門家、脱北民がパネラーとして参加…北朝鮮で流行りのカードゲームを実演 過去2回の開催で市民から大きな反響…10月8日、22日、11月5日ソウル都市建築展示館で開催 ファッションやデザイン、料理、酒、美、遊びなど北朝鮮の日常が気になるならトークコンサート「朝鮮商会」へ足を運んでみてはいかがだろうか。 ソウル市は「2019 ソウル都市建築ビエンナーレ(以下、「ソウルビエンナーレ」)」の「都市展」のひとつである「平壌茶飯事」展の付帯行事として、平壌の「美食、趣、興」をテーマに10月8日(火)午後4時からソウル都市建築展示館でトークコンサート「朝鮮商会」を開催する。 トークコンサート「朝鮮商会」は、分野別の専門家や脱北民(正式には「北韓離脱住民」)、そしてソウル市民が参加し、平壌の日常について語り合うイベント。北朝鮮の専門家やクリエイターのみならず、脱北民から北朝鮮のありのままの暮らしについて話を聞くことができる。 「朝鮮商会」は合わせて5回開催される。9月20日と24日の開催に続き、残り3回は10月8日(火)、10月22日(火)、11月5日(火)にそれぞれ予定されている。10月8日には「平壌の趣(ビューティ)」をテーマにYouTubeでコンテンツを配信しているカン・ナラ氏と、脱北民青年団体を率いているチェ・ジャンヒョン氏が出演する。10月22日には「平壌の興(遊び)」をテーマに、北朝鮮のカードゲーム「ササキ(44A)」を学ぶ時間も設けられる。「デザイン」をテーマに開催された9月20日のトークコンサートでは、FILAMENT & COのチェ・ウォンソク代表と脱北民ファッションクリエイターのカン・ジヒョン氏が出演した。料理文化をテーマに開催された24日のトークコンサートでは「ブンニョクシクタン(北の食堂)チンチン」のチャン・ギチョル代表と北朝鮮料理専門家のアン・ヨンジャ氏が参加し盛況のうちに終了した。(添付2参照) また、11月5日(火)午後4時からの最後のトークコンサートには、パク・ウォンスンソウル市長が舞台に上がり、脱北民の青少年と「平壌の美、趣、興」をテーマに行われたこれまでのイベントを振り返りながら質疑応答を行う「朝鮮商会レビューショー with パク・ウォンスン市長」が開催される。 2017年に続き今年で2回目を迎える「ソウルビエンナーレ、平壌茶飯事」は、平壌住民の日常を様々な角度から掘り下げるなど、異質な都市ではなく、私たちと同じようになにげない暮らしを営む平壌の姿を垣間見れる共感型の展示となっている。同時に、韓民族としての共通点について考え、これからのソウルと平壌の交流方法を模索するきっかけになると考えられる。 詳細はソウル都市建築ビエンナーレホームページ(www.seoulbiennale.org)とソウル市再生政策課(☎02-2133-8613、✉jng06@seoul.go.kr)で確認できる。 ソウル市都市再生政策室のカン・メンフン室長は「平壌の日常をソウル市民と共有し、今後の交流の幅を広げるために今回のコンサートを企画した」とし「北朝鮮の日常を知りたい多くの方々に奮って参加していただきたい」と話す。
SMG 623

ソウル市、「第1回ヒューマンシティデザインアワード」大賞に 南アフリカ共和国の「ドゥヌン・プロジェクト」選定

デザインの公共的価値を追求する世界25か国・地域の75個のプロジェクトのうち12候補を選定 26日(木)、ヒューマンシティデザインアワード授賞式でパク市長参加のもと栄誉ある大賞を公開 大賞は体育施設と図書館デザインで都市問題を解決した南ア「ドゥヌン学習革新プロジェクト」 Mark Wee、ユ・ヒョンジュンなどの専門家の講演と12個のプロジェクトを紹介するヒューマンシティデザインカンファレンスを続けて開催 デザインを活用した創意的なソリューションの価値を世界に発信する世界的なアワードに ソウル市とソウルデザイン財団(代表理事:チェ・ギョンナン)が、9月26日(木)東大門デザインプラザ(DDP)のアルリム1館で「第1回ヒューマンシティデザインアワード」の授賞式とカンファレンスを開催した。 ヒューマンシティデザインアワードは、創意的なデザインを通じて複合的な都市環境問題を解決し新しいビジョンを提示することで、人、社会、環境、自然が調和する持続可能な関係形成に貢献した都市デザインプロジェクト(デザイナーまたは団体)に贈られる賞である。イ・スンジョン運営委員長は、「ヒューマンシティデザインアワードは、造景的な変容と物質的な便益を通じて、ビジネスの成功手法に代表されるデザインの産業経済的手法を超え、人間の暮らしと社会、環境問題など公共的な価値に注目するだけでなく、見出した価値を世界と共有することを目指す画期的なアワード」としながら、従来のデザインアワードとの違いを強調した。 国内外のデザイン、コミュニティ、建築など各分野の専門家で構成された審査委員団は、4回に渡って会議を行い、世界25か国・地域から集まった75個のプロジェクトのうち、大賞候補として12個のプロジェクトを選定した。 審査基準に基づき、公信力のある手続きを経て今年の大賞に輝いたのは、南アフリカ共和国の「ドゥヌン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」だ。南アフリカ共和国の首都ケープタウンから20㎞離れたドゥヌン地域は、20年の間に人口が5倍以上増加したが、施設整備が追い付かず、住民たちは生活に困難を抱えていた。ドゥヌンプロジェクトは、この問題を解決するために、2013年から体育施設と図書館を建て、地域活性化の拠点として活用する内容のもの。そのために、地方政府は創意的なデザイン思考を取り入れ、住民参加を促す革新的なプロジェクトを推進した。中古のコンテナを使って体育館をつくり、公共施設の代わりに図書館に住民たちのためのコミュニティ空間を設けたのだ。体育施設と図書館を皮切りに、今後このプロジェクトは幼児開発センター、NGOの活動空間、民間事業者のための情報拠点などへと様々な形で活用される計画だ。 チャールズ・ランドリー(Charles Landry)審査委員長は、「ドゥヌンプロジェクトは地域社会の参加原則に則り、図書館を足がかりとした効果的で包括的な地域社会開発計画という点で、ヒューマンシティデザインアワードの基準を全て満たしている。本プロジェクトは明確な戦略を確立し、プロジェクトテーマを人々の日常生活に結びつけることで、地域社会を構築し強化するというところに深い感銘を受けた」と大賞選定の理由を述べた。 パク・ウォンスン市長はヒューマンシティデザインアワード授賞式で、「今年第1回目を迎えるヒューマンシティデザインアワードは、人類の共通課題である人と環境が調和した関係づくりと『持続可能な都市生態系』の創造を追求している。今後さらなる発展を遂げ、ヒューマンシティデザインアワードが持続可能な都市生態系の構築を目指す世界中のデザイナーたちの祭典になり、ソウルがヒューマンシティデザインの創造と疎通の場として記憶されることを願ってやまない」と、歓迎の辞を述べた。ドゥヌンプロジェクトのリズルクルーガー・ファウンテン(Liezel Kruger-Fountain、ケープタウン市政府空間計画環境局首席都市デザイナー)は「ドゥヌン地域の子どもたちに学びと希望を与えるための取り組みが評価され、良い結果につながったことを大変嬉しく思う。賞金はドゥヌンの貧民層援助と、次のプロジェクトである教育革新センターのために使いたい」と感想を述べた。 国連が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030 Agenda for sustainable development)」の11番目の目標は「包括的かつ安全な、弾力的かつ持続可能な都市づくり」である。ソウル市のヒューマンシティデザインアワードもこれに足並みを揃え、持続可能な世界のヒューマンシティデザインを紹介し広めることで、暮らしに貢献し共に幸せな都市を築くことのできる世界的なアワードとして位置づけられることが期待される。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンナン代表理事は「ヒューマンシティデザインアワードは、人と環境が調和する関係を目指す持続可能な都市に向けたデザインアワード。今後、国際的なデザイン界で主導的な役割を果たせるようにしていきたい。今年はデザインを通じた民間協力で地域住民がより良い暮らしを営めるようにするドゥヌンプロジェクトを大賞に選定した。ソウル市とソウルデザイン財団は、このように創意的なデザイン思考を切り口に社会問題を解決する役割を広めていけるように取り組んでいきたい」と話す。 ヒューマンシティデザインアワードの授賞式に続き、26日(木)午後2時からはDDPアルリム1館にて、第2回ヒューマンシティデザインカンファレンスが開催される。デザイン分野の世界的な権威と受賞候補者たちが、ヒューマンシティデザインの経験を共有し、市民とビジョンを分かち合う場となる。1部では都市に対する新たな概念とデザインの方向性を模索する講演が行われ、2部では選定された12個のプロジェクトに関するトークセッションが予定されている。 9月25日(水)、DDPアルリム1館で開催されたヒューマンシティデザインワークショップ「2019東大門デザインシンクタンク」では、東大門地域のデザインを発展させるべく、海外の専門家と財団職員、国内外の大学生が一堂に会した。 また、市民と疎通し品格あるソウルを目指す「2019ソウルデザインウィーク」が、9月290日(金)から26日(木)までDDPにて盛況の中開催中。とりわけ今年のソウルデザインウィークは、「ヒューマンシティデザイン」をキーワードに、アワードやワークショップ、展示、カンファレンスなどの多彩なプログラムで構成された。
SMG 574

ソウル市、26日からレンタサイクル「タルンイ」にゼロペイ導入…1日券半額イベントも

9月26日~12月31日、ゼロペイで1日券(1時間・2時間)を決済すると、半額で購入可能 既存のQR決済ではなく、ゼロペイアプリのオンライン決済方式を適用 ゼロペイ決済利用の写真、レビュー投稿イベントなども開始(9月26日~10月25日) 9月26日(木)午前9時から、ゼロペイでもソウル市の自転車レンタルサービス「タルンイ」を利用できるようになる。さらに12月末まで、ゼロペイでタルンイの1日券(1時間・2時間)を決済した場合、半額で購入できる。 ソウル市は、タルンイの利用を活性化しゼロペイの使用先を拡大するために、9月26日午前9時からソウル市の公共自転車「タルンイ」にゼロペイ決済サービスを適用すると発表した。タルンイのゼロペイ決済は、店舗を中心に使用されている既存のQR決済方式ではなく、ゼロペイがインストールされているスマホアプリを通じてオンライン上で決済が行われる方式。QRコードをスキャンせず直ちに決済できるため、より早く便利に利用できる。これに関してソウル市は9月、「ソウル市自転車利用活性化に関する条例」を改正した。 9月26日(木)午前9時から、ゼロペイで決済する1日券の1時間利用券は、500ウォン(既存1,000ウォン)、2時間利用券は1,000ウォン(既存2,000ウォン)で購入できる。 また、タルンイへのゼロペイ決済システム導入を記念するため、「ゼロペイ認証ショット*」と「レビュー作成」イベントを実施する。タルンイの利用料金をゼロペイで決済した画面をスクショしたり、利用した感想を作成しオンラインイベントページに提出すると、抽選でタルンイの利用券がもらえる。イベントの詳細は、タルンイホームページ(www.bikeseoul.com)で確認できる。イベントの結果は11月1日(金)、当選者に個別通知予定。 *認証ショット:ある行動をした後に、その場で証拠となる写真や動画を撮り、それをTwitterやFacebookなどのSNS、LINE、ブログなどに掲載すること。 公共自転車「タルンイ」は、ソウル市全域で利用できる便利なレンタルサービスだ。導入から4年目を迎える2019年9月現在、会員数は164万人を突破、累積利用件数は3千万件を超え、環境にやさしいソウル市民の足としてすっかり定着している。 ソウル市都市交通室のファン・ボヨン室長は「ソウル公共自転車タルンイは、9月現在160万以上の市民が利用するほど、今やソウル市民の足として定着した」とし「今回のゼロペイ決済サービスの導入を機にタルンイがより利用しやすくなることを期待したい」と話す。
SMG 595

ソウル市、トッケビ酒・米ケーキ…米を味わい楽しむ 「with米フェスティバル」

25日(水)~26日(木)ソウル広場にてソウル市-農協の共同主催のもと120社の企業・農業関係者が参加 各地域の新米マッコリや伝統酒の試飲、ソヌ・ジョンア、チンジュなどのコンサート、米をテーマにした人形劇も 優れた製品を紹介するバイヤー商談ビジネスゾーン運営…1日先着500人に国産米50%割引販売 25日午後3時開幕式、韓国米への関心高め農業関係者と市民が価値を共感できるきっかけに 無限大に広がる米の愉しみ方。これまでの米のイメージが大きく変わるかもしれない。ソウル市は、韓国の国産米を使った加工食品と伝統主をテーマにした「with 米(me)※フェスティバル」を9月25日(水)から26日(木)の2日間、ソウル広場で開催すると発表した。ソウル市と農協の共同主催のもと120社の企業と農業関係者が参加するこの行事は、優れた品質の韓国米を扱っているにもかかわらず、販売網の確保が困難な加工食品生産を手掛ける中小企業(農業関係者)を来場者にPRし、良質な製品を市民に紹介するために設けられた。 ※韓国語で「米」を「ミ」と発音することから「With Me」にかけて名付けられた。 「with 米フェスティバル」は、①優れた品質の米を使った加工食品の試食と伝統酒の試飲、②人形劇・伝統遊び体験、③コンサート・カフェなどの市民参加ブースの合わせて3つの行事で構成されている。会場では米加工食品を紹介するほか、「韓国米の簡便食ギャラリー」、「米術館」、「米(ミ)ラクルワールド」などの展示会場では、米をテーマにした様々な展示も用意されている。 まず、「トッケビ酒」や「すくって飲むマッコリ」、「酒を数える夜」など、これまでになかった独特な名前とコンセプトのマッコリと韓国の酒を紹介する特別プログラムも設けられ、特別に国内初のクラフトマッコリ、韓国酒の試飲会も開かれる。地域の新米で製造した「無人工甘味料マッコリ」と「伝統酒」も用意されており、味とデザイン、伝統とモダンさを兼ね備えたトレンディな韓国酒を味わうことができる。行事には全国の有名な醸造所数十か所が参加する。すくって飲むマッコリをはじめとする独特なマッコリはもちろん、甘さとドライさを同時に味わえる薬清酒、蒸留式焼酎など、数十種類を味わうことができる。 展示とともに、ソヌ・ジョンア、チンジュ、イェジンアッシなどの歌手によるミニコンサート(公演名:トシ楽コンサート)、米をテーマにした人形劇などの公演と、マッコリ石鹸づくり、米フラワーケーキづくり体験など、訪問客が参加できる様々な付帯行事も予定されている。 多様な展示館も運営される。ソウル館では、ソウル地域で生産される「景福宮米(キョンボックンサル)」で作った伝統酒「ナルマッコリ」、地方の農水産物を販売する「相生商会」、北村(ブクチョン)伝統酒文化研究院による「伝統酒づくり体験」が行われる。農協ゾーンでは、全国の農協で生産した優れた品質の米加工製品を展示する。 主食、嗜好品、酒類を手掛ける全国の優れた米加工会社と製品を多くの人に紹介する「企業ゾーン」と国内外のバイヤーと商談ができる「ビジネスゾーン」も設けられる。 さらに、国産米の消費を促進するために、毎日先着500人を対象に(2日間で1千人)韓国米を50%の割引価格で購入できる特別イベントが実施される。期間中、舞台上には様々な黄金色の稲穂の植木鉢800個を展示し実り豊かな秋を表現する。参加した企業にとって稲穂のように実りある行事になるようにとの願いが込められている。 9月25日(水)午後3時からメインステージで「with米フェスティバル」の開幕を祝う開幕式が行われる。アカペラ公演、歌手キム・ヨンジャの祝賀公演のほか、韓国米加工食品品評会は、専門家、消費者評価など厳格な審査を経て選定された受賞作12点に対する受賞式も行う予定。 参加企業とプログラム紹介、詳しいイベント情報については、「with米フェスティバル」公式ホームページ(www.withrice.co.kr)で確認できる。 都市農業課のソン・イムボン課長は「『with米フェスティバル』」は韓国米の消費を促し、米を材料とする加工産業を育成するために、ソウル市と農協が協力して準備したイベント」とし「韓国米への関心を高め、農業関係者と市民がその価値を共感できるフェスティバルになるよう、たくさんの方に参加していただきたい」と話す。 【添付1】「with 米フェスティバル」ポスター
SMG 689

ソウル市、観光新商品を公開「ソウルシティツアーバス」で公演観覧も

9月25日~11月17日まで、ソウルシティツアーバスと公演を融合した新しいツアーバスを運行 ソウルの主な名所をバスで巡りながら公演も観覧できる新感覚観光商品 シティツアーバスの経由地(停留所)やチケット売り場で国内外の乗客にパフォーマンス披露 ビー・ボーイング 、K-POPダンス、サンモの舞い、テコンドー、演奏、マジックなど多様なジャンルのエンターテイメントを提供 米ニューヨークでは、公演コンテンツとバスツアーを融合した劇場型バス「ザ・ライド(THE RIDE)」が注目を浴びている。街中を舞台にしたストリート・パフォーマンスが見られる新感覚エンターテイメントの「ザ・ライド」は、韓国国内の人気番組で取り上げられて以来、ニューヨーク観光の必須コースとなっている。 この秋、ソウルでもシティツアーと公演を融合した新しいツアーバス「公演、シティツアーバス」が運行される。ソウル市は、9月25日(水)から11月17日(日)までの8週間、ソウルシティツアーバスの運営会社の㈱ソウルシティツアーバスと㈱ノランプンソン(黄色い風船)シティーバスの一部路線で、国内外のバスの乗客を対象にソウルのコンテンツを活用した特別な公演を披露すると明らかにした。 ㈱ソウルシティツアーバスのAコース(都心古宮南山コース)と㈱ノランプンソンシティバスの伝統文化コースの各路線6~7か所で、それぞれの空間の特色に合わせたパフォーマンスでソウルの魅力を表現する。 公演のメッカ大学路(テハンノ)の停留所では、マジシャンがバスに乗り込んで目の前でマジックを披露し、景福宮前では窓の外でマーシャルアーツを組み合わせたテコンドーの伝統武芸パフォーマンスが繰り広げられる。現代的なビルと伝統的な建築物が調和を織りなすソウル市庁(ソウル広場)では、ビー・ボーイングを融合した伝統舞踊のパフォーマンスを見ながら伝統と現代が交わるソウルの魅力を堪能できる。また、ソウル駅乗換センター前では、軽快なビートのスポーツダンスパフォーマンスが用意されており、目まぐるしく動き続ける大都市ソウルを実感できる。 公演観覧が追加された路線のバスには、公演ガイドが同乗し、公演が開かれる場所でパフォーマンスに関する説明を行い、参加型コンテンツの場合は、観客の参加を促す案内役に努める。 この新しい公演型ツアーは、ソウルの主な観光名所を手軽に訪れることのできるシティツアーバスの長所に加え、各名所の魅力を表現した多様なパフォーマンスが合わさって、ソウルを訪問する国内外の観光客が数倍楽しめる観光コンテンツになると期待される。詳しい公演路線と運行情報はソウルシティツアーバス各運営会社のホームページで確認できる。(※運行期間および公演内容は天候や道路事情によって変更の可能性あり) 9月25日(水)から11月17日(日)までの期間限定で行われるプログラムであるだけに、旅行のベストシーズンであるこの秋、大切な家族、友人、恋人と一緒に、一風変わった公演バスに乗って出かけてみてはいかがだろうか。 ソウル市観光産業課のイ・ウニョン課長は「都市の名所を巡るバスツアーとテーマコンテンツを融合した新しいシティツアーバスは、最近国内外の様々な都市で取り入れられている人気ツアー。これまでソウル市は、ソウルシティツアーバスの運営会社と協力し、ホラーコンセプトの『サマーホラーナイトバス』、食事を提供する『バストラン』など、新感覚のツアーバス商品を開発し乗客の大きな反響を得た」とし「今後も新しいコンテンツの開発と様々なイベントを通じてソウルシティツアーバスがソウルの必須観光商品として位置づけられるように努力してきたい」と話す。 添付1.公演シティツアーバスポスター各1部  2.各バス路線の公演内容参考資料 (※報道用の写真は別途提供予定) 【公演シティツアーバスポスター】 【公演シティツアーバスポスター】 ㈱ソウルシティツアーバス ㈱ノランプンソン(黄色い風船)シティーバス
SMG 539

半世紀置き去りにされていた漢江の孤島「ノドゥル島」 森に囲まれた音楽島に

ソウル市、漢江大橋の下「ノドゥル島」を森と音楽が融和した複合文化空間に 「先・運営構想、後・空間設計」プロセスを初めて導入…構想~空間・施設造成~運営の全過程に市民が参加 ノドゥル島の自然環境に溶け込む3階建て以下の建築物、東側は自然生態をそのまま保存 計456席規模の大衆音楽専用公演会場「ライブハウス」、最大3千人収容できる野外ステージ「ノドゥルマル」 季節ごとにキュレーションを行う「独立書店」、有名人のダイニングプログラム、植物工房などクリエイティブスペースを構想・運営 1960年代までは夏には水遊びを、冬にはスケートをしながら漢江を身近で楽しめた「遊びの島」だったが、遊園地やオペラハウス、漢江芸術島などの開発事業がとん挫し、半世紀もの間存在さえ忘れ去られていたソウルの孤島「漢江ノドゥル島」。龍山(ヨンサン)と鷺梁津(ノリャンジン)を結ぶ漢江大橋の下に位置するこの「ノドゥル島」が、自然が息づく森と音楽が共存する複合文化空間「漢江音楽島」に生まれ変わってソウル市民に公開される。ソウル市は、28日(土)の開場式に先立ち18日(水)にノドゥル島内部を先行公開した。 音楽島に生まれ変わった「ノドゥル島」の中心施設は、漢江大橋から龍山方面に向かって左側に建てられた「音楽複合文化空間」(延べ面積:9,747㎡)。ノドゥル島本来の自然環境に溶け込むよう、高さを最大3階建てに制限した様々な規模のシンプルな建築物をコンパクトに配置した。 「音楽複合文化空間」を構成している主な施設には▲ライブハウス(大衆音楽専用公演会場)▲ノドゥル書架(書店兼図書館)▲nTABLE(料理文化空間)▲植物島(植物工房)などがある。 中でも最も目を引く空間は、漢江上にある唯一の大衆音楽専用公演会場「ライブハウス」だ。計456席(スタンディング:874席)規模で、コンサートに最適化された音響、照明、楽器施設、リハーサルスタジオを備えており、同規模のほかの会場に比べ最大規模のステージが設置されているため、様々な舞台演出が可能。 「ノドゥル書架」では、15個の独立書店*と出版社が季節ごとに直接キュレーションを手掛けた書架を設置する。「nTABLE」では、有名シェフや文化界の有識者などが参加するダイニングプログラムを毎月行う。「植物島」では、植物クリエーター4チームによる市民参加型ガーデニングプログラムが実施される。 *独立書店:専門書籍やテーマに沿った書籍をそろえた本屋。カフェが併設されていたり文化イベントなども行われる。  音楽複合文化空間を出て漢江大橋の反対側に向かうと、約3,000㎡規模の広々とした芝生「ノドゥルマダン」がある。1千人から最大3千人まで収容可能な野外ステージにもなるこの場所では、公演のない日は漢江を眺めながらのんびりピクニックを楽しめる。 ※ ノドゥル島複合文化空間位置図 「ノドゥル島」は、2013年にソウル市が市民や専門家を集めてノドゥル島の活用方法について検討を始めて以来、3段階の設計公募と2年あまりの工事期間を経て新しく生まれ変わった。 特に、建築が終わってから運営者を決める方法ではなく、運営プログラムとコンテンツを先に選定しそれに合わせて設計を行うことで最適化された空間を作る「先・運営空想、後・空間設計」の新しい都市再生プロセスを初めて導入した事例でもある。運営構想~空間・施設造成~実際の運営までの全過程を市民公募により決定したことでも注目を集めた。ノドゥル島で実施されるクリエイティブなプログラムの企画・運営や公演会場などの施設管理は、このプロセスによって選定された民間委託運営会社「アーバントランスフォーマー(Urban Transformer」」が総括する。 ノドゥル島へは、龍山からノドゥル方面のバスに乗って「ノドゥル島」バス停で下車、または漢江大橋の歩行路から徒歩10~15分ほどでアクセスできる。駐車場はないため公共交通の利用を推奨。最寄り駅は9号線のノドゥル駅。また、「ノドゥル島」が正式に開場する9月28日(土)からは水上タクシーの停留所が運営されるため、二村(イチョン)ナルや汝矣(ヨイ)ナルなどから水上タクシーで入場することもできる。 ※ノドゥル島の詳細情報はノドゥル島ホームページ(http://nodeul.org)またはノドゥル島運営事務室(☎02-6365-1008)で確認できる。 一方、ソウル市はノドゥル島の開場に合わせて、市民が徒歩でも訪問しやすくなるように、漢江大橋に歩道橋を新設する「百年橋事業」を進めている。 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は「ノドゥル島は、市民の直接参加と意見収集を通じて基本的方向性を設定すると同時に、運営者を優先的に選定し企画・設計・施設造成後の運営プログラムを設けた模範事例」とし「特に、大衆音楽を中心にこれから成長するミュージシャンのための空間となることが期待される」と話す。 【添付1】ノドゥル島造成および施設物の詳細 □ 事業概要 ○ 場所:龍山区二村洞302-6、146一帯(ノドゥル島) ○ 面積:119,854㎡(上部:60,818㎡ 下部:59,036㎡) ○ 事業期間:2014年10月~2019年9月(予算:583億ウォン) ○ 施設計画:延べ面積9,747㎡、造景および基盤施設33,330㎡、歩道橋574㎡ – 建築施設:公演会場、多目的施設、業務・商業施設、ミュージックラウンジ、軍施設 – 屋外施設:ノドゥルマダン、ノドゥル森、歩道橋 □ 推進状況 ○ 2015年2月9日:ノドゥル島文化名所化造成事業推進方針(市長) ○ 2015年6月~2016年6月:1,2,3段階公募実施(運営者および設計者選定) – 第1段階(運営構想)、第2段階(運営計画、施設構想)、第3段階(施設設計) ○ 2016年8月:基本および実施設計の請負着手(2017年7月31日まで請負竣工) ○ 2017年8月30日:民間委託計画同意案の成立 ○ 2017年10月:ノドゥルフェスティバル開催、工事着工 ○ 2018年6月25日:民間委託の委受託協約を締結 ○ 2019年6月5日:臨時使用の承認(西側)、入居者募集の公告...   Read more
SMG 1,499

光化門広場で幕を上げるグローバルK-POPフェスティバル、Seoul Music Festival

ソウル市、9/28(金)~10/6(日)、光化門広場で「第1回ソウルミュージックフェスティバル」開催 ダンス、インディーズ、ヒップホップなど韓国大衆音楽の各ジャンルからトップアーティストが総出演 第2のBTSを夢見る実用音楽科の学生や新人アイドルによるミニコンサート…次世代スターを紹介 K-POPトレンドをリードする専門家のメンタリングプログラムも 外国人観光客1万人誘致、世界中の人と楽しむソウル市を代表するK-POPフェスティバルに 9月28日(金)から10月6日(日)までの9日間、光化門(クァンファムン)広場が世界中から注目を浴びるK-Popフェスティバルの舞台へと姿を変える。ソウル市は今年初めて開催される「ソウルミュージックフェスティバル(Seoul Music Festival、以下「SMUF」)で、韓国大衆音楽を代表する歌手や若手アーティストのライブ、トークコンサートなど様々なプログラムを提供し「グローバル音楽都市、ソウル」を世界に発信する。 「ソウルミュージックフェスティバル(SMUF)」は、ソウル市の音楽資源を活用し、グローバル音楽都市への飛躍を目指す初めてのプロジェクト。世界の人々が愛してやまないK-Popの本場、ソウルの魅力をたっぷり感じられるプログラムを公開する計画だ。 〈ダンス、インディーズ、ヒップホップ、バラードなど全ジャンルを楽しめるK-Pop Festival〉 SMUFは、ダンス音楽からインディーズ、ヒップホップ、演歌、バラードまで様々なジャンルのK-Popスターたちが大挙出演し、華々しい6つのメイン公演を披露する。9月28日(土)、開幕公演の「SMUFレジェンド」は、各ジャンルのトップアーティストが出演し、韓国大衆音楽のすべてを一か所で鑑賞できる舞台となる。9月30日(月)に予定されている「SMUF X ZANDARI」は、韓国を代表するインディーズ音楽フェスティバル「チャンダリフェスタ(9/26~9/29、弘大一帯)」とのコラボステージで、今年弘大のインディーズ界を魅了した5つのミュージシャンチームが出演する。10月1日(火)には、アジア20か国・地域で生中継されるSBS MTV「The Show」の公開収録とソウル新聞社主催の「K-Popカバーダンスフェスティバル」ワールドファイナルが行われる。10月2日(水)の「SMUFヒップホップ」では、韓国にヒップホップブームを巻き起こした人気番組「Show Me The Money」の出演者や韓国ヒップホップ界をリードする代表ラッパー5チームがフェスティバルを盛り上げる。10月6日(日)は、韓国を代表するアイドルスターの情熱あふれるパフォーマンスが「SMUF K-POP」で披露される。 公演はすべて無料で、「SMUF X ZANDARI」を除く「SMUFレジェンド」、「SBS MTV The Show」、「K-Popカバーダンスフェスティバル ワールドファイナル」、「SMUFヒップホップ」、「SMUF K-POP」の5つの公演の一部座席は事前予約制で運営される。予約受付は9月18日(水)午後12時からフェスティバルのホームページ(www.seoulmusicfestival.com)とHANAチケットウェブサイト(ticket.hanatour.com)で開始する(先着順、1人1枚、手数料1千ウォン)。最終出演者リストは9月26日(木)、ホームページ(www.seoulmusicfestival.com)で発表される。 < K-Popの未来をリードする次世代スターを身近で見られるフェスティバル > 今回のフェスティバルは、メインステージのほか、フェスティバルが開かれる9日間、K-Popスターを夢見る若者に舞台パフォーマンスの機会を提供するなど、新人アーティストの養成プログラムも運営する。大学の実用音楽科の生徒たちがステージ上で日頃の練習の成果を発揮する「SMUFバスキング(計8回)」には、東亜(トンア)放送芸術大学など7校が毎日リレー形式で参加する。10月3日(木)は、4校(慶熙(キョンヒ)大学、東亜放送芸術大学、ソウル芸術大学、漢陽(ハニャン)大学)による合同公演「SMUF X Sing4U」が開催される。「SMUFミニコン(計6回)」では、第2のBTSを夢見るK-Popの未来のスターによるミニコンサート(1日1チーム)が行われる。参加アーティストは、代表曲を約1時間披露し、ファンと触れ合う時間を設ける予定。 新人アイドル歌手を間近で見られる参加型プログラムも実施されるため、K-Popが好きな国内外の観客にとってはまたとない機会となる。「SMUFピクニック(計4回)」は、「思い出の運動会」というコンセプトのもと、アイドル歌手と一緒に競歩大会や浮き輪の空気早抜きゲーム、チェギチャギ(シャトルコックのようなジェギを空中に蹴り上げる韓国の伝統的な遊び)などを楽しめるプログラムが実施される。9月18日(水)午後12時からフェスティバルのホームページ(www.seoulmusicfestival.com)とHanaチケットウェブサイト(ticket.hanatour.com)にて先着順で参加申し込みができる(1人1枚、手数料1千ウォン)。 K-Popスターがバリスタになって迎えてくれる「SMUFカフェ(計6回)」も運営される。光化門広場に設置されるカフェブースを訪れる市民にコーヒーを提供し、ブースではリクエスト曲をかける予定。タンブラーなどのマイボトルを持参した市民にはコーヒーを無料でサービスする。 < 韓国音楽産業を率いる専門家が語るK-Popの現場 > 今年のソウルミュージックフェスティバル(SMUF)では、韓国の音楽産業を率いる様々な分野の専門家による大衆音楽産業や韓国大衆文化についてのトークイベントも用意されている。作詞、作曲、振付、芸能事務所関係、スタイリスト、フェスティバル企画者など音楽産業分野の専門家を目指す若者のために開かれる野外トークコンサート「SMUFトーク(計6回)」では、作詞家のキム・イナ氏、ブランニューミュージック代表のライマー氏、チャンダリフェスタ監督のコン・ユニョン氏、振付師のベ・ユンジョン氏、歌手のロコベリー、メイクアップアーティストのファン・バンフン氏などが普段は聞けない音楽産業の現場について語る。 フェスティバル期間中常時運営される「K-Popビレッジ」は、国内のメジャー芸能事務所8社が参加する体験型展示プログラムで、所属歌手のPRのほか、ペンライトやフィギュアなどアイドルグッズも販売される。また、「マネジメントメンタリング」や「アイドル悩み相談所」など現役アイドルやマネージャーが参加者の悩み相談に乗るプログラムもある。 < 外国人観光客を誘致、世界中の人と楽しむソウル市を代表するK-Popフェスティバル > 今回のフェスティバルは、政府機関を含む様々な業界が参画する「K-Cultureフェスティバル推進計画(2019年6月26日関係部署合同)」の一環として行われるもの。「ソウルミュージックフェスティバル(SMUF)」は、「K-Cultureフェスティバル」の幕開けとなるイベントである。韓国観光公社とソウル観光財団の協力のもと、1万人以上の外国人観光客を誘致するなど、フェスティバルを通じたさらなる誘致効果も期待される。 「K-Cultureフェスティバル推進計画」は、韓流ブームづくりおよび外来観光客の誘致を目標に、全国に散在するK-Popフェスティバルを地域別に順次開催(首都圏→中部圏→釜山・慶尚道圏)することで、持続的なフェスティバルムードを形成し、関係機関の協力を得て観光・ショッピングなど経済的なシナジー効果を創出することを骨子としている。 一方、今年はソウルの代表ブランド「アイ・ソウル・ユー(I SEOUL U)」が4周年を迎えることから、フェスティバルには市民が直接参加できる様々なブランドキャンペーンも用意されている。市は、ソウル市のコアバリューである「共存・情熱・余裕」をテーマに、市民や国内外の観光客がフェスティバルを通じて「アイ・ソウル・ユー」を体験し、より身近に感じられるようにしたいとしている。 ソウル市のユ・ヨンシク文化本部長は「今回のフェスティバルは、世界的な人気を博すK-Popの本場、ソウルの象徴である光化門広場で開催される初めてのK-Popフェスティバルであるだけに大変大きな意味を持つ」とし「『第1回ソウルミュージックフェスティバル』は、主に10代に人気のアイドル歌手によるK-Popではなく、老若男女が共に楽しめる大衆音楽フェスティバル。多くの市民、観光客に参加していただきたい」と話す。
SMG 575

ソウルで環境にやさしい水素タクシーの運行開始

2019年9月から2022年末までの約4年間、水素タクシーのソウル市内運行を実施 道路を16万kmを走行させ、水素自動車の重要部品の性能検証・改善 ソウル市「有害な排気ガスを排出しない水素タクシー普及のきっかけを作りたい」 ソウル市が、2019年9月10日午後2時の「国会水素充填所(水素ステーション)」の竣工式後、PM2.5などの排気ガスを全く排出しない環境配慮型水素タクシーの運行を開始する。 水素タクシーの料金と利用方法は従来のタクシーと変わらない。基本料金3,800ウォン、その後は132m当たり100ウォン、31秒当たり100ウォンの加算料金が適用される。 ソウル市所在のタクシー会社2社(サムファン運輸、シティタクシー)がそれぞれ5台ずつ運営する水素タクシー事業は、韓国の産業通商資源部の水素タクシー実証R&Dの予算で推進される。両社は水素自動車の貸出および燃料費の支援を受けながら、実際の道路環境で水素タクシーを16万km以上走行させ、水素電気自動車の重要部品の性能を検証し改善する。 車体は青い空を象徴する水色で、市民が一目で水素タクシーだとわかるようにした。また、水素自動車の安全性と環境配慮性を発信するために、環境配慮設計に基づいたエコデザインを導入した。 ソウル市は、水素タクシーの導入に合わせて、環境にやさしい水素市内バス7台を年内に導入する計画だ。市内バスやタクシーなどの事業用車両は一般車両に比べ運行距離が非常に長いため、エコ車両を導入すれば環境改善効果もそれだけ大きくなることが期待される。 ソウル市タクシー物流課のキム・ギボン課長は「水素タクシー実証事業を通じて水素自動車のタクシーの適合性を検討し、今後のタクシーへの導入を判断する方針」とし「水素タクシーは内燃機関車に比べ、燃費も出力も優れており充填時間も短い。今回の実証事業を今後の水素タクシーの普及に役立てたい」と話す。 【添付】水素タクシー外観デザイン
SMG 645

孔徳駅、先進技術を掛け合わせたギャラリー空間に

ソウル交通公社とLG U+が5・6号線の孔徳駅に「U+5Gギャラリー」をオープン 商業広告を減らした駅舎内のスペースに様々な芸術作品を設置 「Googleレンズ」や「U+AR」などAR技術を用いたスマホアプリで新しい文化体験を提供 「地下鉄という日常空間で文化芸術と触れ合うきっかけになれば」 ソウル交通公社(キム・テホ社長)は、LG U+(ハ・ヒョネ副会長)と共同で地下鉄孔徳(コンドク)駅に「U+5Gギャラリー」を開館すると発表した。2日午前11時より両社の代表の参加のもと開館式が開かれた。 孔徳駅「U+5Gギャラリー」は大きく4つの空間で構成される。▲地下鉄のホームドアに設置される「プラットフォームギャラリー」▲5号線乗り場と6号線乗り場の間の乗換通路に設置される「ポップアップギャラリー」▲乗換階段とエスカレーター上部に設置される「乗換階段ギャラリー」▲6号線の電動車内に設置される「列車ギャラリー」だ。2020年2月28日まで約6か月間公開され、誰でも自由に利用できる。 「プラットフォームギャラリー」は、ホームドアの広告スペースに芸術作品を設置し乗客が地下鉄の待ち時間に鑑賞できるようにしたもの。従来とは違い、「Googleレンズ」または「U+AR」アプリをインストールしたスマホをかざすと、まるで生きているように動く360度の画像を見ることができる。孔徳駅にはシン・ジェヒョン氏の「Listen to the Dance」をはじめ、様々な作品が設置されている。特に「Googleレンズ」は、グーグル本社との協業により韓国で初めて関連技術をテスト実装したものである。 ▲プラットフォームのホームドアに設置される「プラットフォームギャラリー」 「ポップアップギャラリー」は、6号線と5号線、京義中央線、空港鉄道の乗換通路に設けられた独立した体験空間だ。デジタルフレームやAR(拡張現実)体験用機器を用いて、駅内に設置されているすべての芸術作品を、従来にはなかった楽しみ方で鑑賞できるようにする。 ▲ポップアップギャラリー 「乗換階段ギャラリー」は、6号線から上層階の乗換場所へ移動する際に通る階段とエスカレーター上部・壁に芸術作品を設置し、乗客が乗換で移動しながら鑑賞できるようにしたもの。展示作にクォン・オチョル氏の「Cosmos Odyssey」などがある。 ▲階段ギャラリー 「列車ギャラリー」は、6号線地下鉄のうち一つの電動車を選び「ギャラリー特別館」とし、車内に様々な芸術作品を設置したもの。車内でもアプリを起動すると動く作品を見ることができる。アンナ・ハン氏の「深淵の森」などが展示される。   孔徳駅「U+5Gギャラリー」は、日常生活の中で市民に芸術・文化鑑賞の機会を提供するために公社とソウル市が共同で推進している「6号線文化芸術鉄道」造成事業のひとつ。6号線に掲示されている商業広告を減らすことで、単なる収益の追求ではなく、文化や芸術に触れられる新しい体験を提供する空間づくりに取り組んでおり、最終的には6号線全体を複合文化芸術空間にする計画だ。  ソウル交通公社のキム・テホ社長は「LG U+との協業を通じて、1日約5万人が利用する孔徳駅を、最先端技術を駆使した芸術ギャラリー空間にすることができた」とし「ソウル地下鉄を利用する乗客が素晴らしい作品を鑑賞できるよう、他の機関との協業を増やし、文化芸術鉄道の造成事業に取り組んでいきたい」と話す。  LG U+のハ・ヒョネ副会長は「LG U+独自の5G技術と文化芸術を融合することで、世界初のU+5Gギャラリーを構築することができた」とし「この新しい経験が市民の日常をより豊かにするきっかけになれば」と話す。
SMG 928

「ニュートロ」ブーム追い風に ソウル西南圏の22店オレカゲに追加選定

ニュートロ(New+tro)ブームを受け、地域性を活かした老舗「オレガゲ」への関心が急増 ソウルの西南圏を中心に喫茶店、飲食店、美容室など個性豊かな「オレガゲ」22店を選定 周辺観光スポットと連携した観光コースを開発し、国内外にオレガゲならではのストーリーをPR 九老(クロ)区にある「ヘソン美容室」は、火で熱したコテでパーマをする昔ながらの施術法を30年間保ち続けている。衿川(クムチョン)区南門市場の路地に位置する「クムボク商会」では、手練れの職人が一つひとつ文字を刻んだオリジナル名刺をわずか3千ウォンで作ることができる。永登浦(ヨンドゥンポ)区の「サンジン茶房」では、茶器セットから古い革製ソファーまで、1970年代の当時の感性をたっぷり味わうことができる。1983年に開店した銅雀(トンジャク)区の喫茶店「トバンネ(敷居内という意味)」では、社長がサイフォンで淹れたコーヒーを堪能することができる。 新しさを表す「ニュー(New)」と復古を意味する「レトロ(Retro)」を組み合わせた新造語「ニュートロ(New-tro)」が新たなトレンドとして注目されている中、ソウルの「オレガゲ」への観光客の関心も急増している。 「オレガゲ」は、市民が選んだ「個人経営店」のことで、韓国語の「古い(オレ)」と「長く続く(オレガダ)」という単語にちなんで 「老舗がこれからも長く続きますように」という市民の希望が込められている。この2年間で計65か所の「オレガゲ」を選定し積極的に紹介してきたソウル市だが、今回新たに江西区、九老区、永登浦区など西南圏を中心にオレガゲ22店を発掘し選定した。 〈2019年度ソウル「オレガゲ」マップ〉 伝統工芸店が軒を連ねる鍾路(チョンノ)・乙支路(ウルチロ)一帯や、書店、写真館、画房など芸術分野が多数を占める西北圏とは違い、今回選定された西南地域は喫茶店、飲食店、美容室など主に庶民の生活に密接した店が目立つ。そのため、懐かしさを誘うソウル市民の日常をより身近で感じることができる。 「オレガゲ」の選定は、開業から30年以上または2代以上にわたって受け継がれた店を対象に行われる。さらに観光コンテンツとしての面白みがあり、親切度など顧客サービスが優れた店を中心に選定する。ソウルの特徴を反映した「オレガゲ」は、観光客が楽しめる昔ながらのものが残っており、開業30年以上また2代以上にわたって受け継がれた老舗の中から▲生活文化分野(スーパー、書店、床屋など)、▲伝統工芸分野(漆器、鍮器、工房など)の店を対象に選定する。 市は、ニュートロトレンドを楽しむ個人観光客の増加傾向に合わせ、オレガゲを積極的にPRする考え。オレガゲ周辺にある老舗の飲食店や散策路などの観光スポットと連携し観光コースを開発するなど、ソウルストーリーオンラインプラットフォーム(www.seoulstory.kr)やSNSを通じて国内外に発信する。 また、オレガゲに選ばれた店には、開業年度とブランドBIが合わせてデザインされた看板が設置される。より多くの人にオレガゲを応援してもらいたいという趣旨のもと制作されるこの看板は、今年11月頃、各店舗に届く予定だ。 ソウル市観光体育局のチュ・ヨンテ局長は「長期的な視点でオレガゲを新しい観光ブランドとして確立していきたい」とし「世界中から多くの人が訪れるソウル市の観光コンテンツとして、オレガゲならではの趣や魅力を広く発信するとともに、オレガゲ間のネットワーキングや民間協力などにも取り組んでいきたい」と話す。 ※オレガゲのブランドBIを確認できるサイトはこちら
SMG 616

ソウル交通公社「外国人用地下鉄自由利用券」付きディスカバーソウルパス12月発売へ

9月1日(日)、青少年の自作ロボットによる8種目競技「Kロボット大会 With Ro:bit」開催 他のロボットとの格闘、ミッションクリアと迷路脱出、障害物競走など多様な種目 今年新設の「レスキュー」種目、災難状況を再現した競技場で指定の任務を遂行 参加・観覧無料…モジュール自動車体験、ロボットサッカーなど多様なプログラムも 観光でソウルを訪れた外国人がソウル地下鉄1号線~9号線(Korail区間除く)を自由に利用できる「地下鉄自由利用券」が、ディスカバーソウルパスと連携し、今年12月韓国で初めて発売される。外国人専用観光パス「ディスカバーソウルパス」に乗り放題切符の機能を搭載したもので、このパス一枚で有効期間内に利用可能な文化施設はもちろん、ソウルの地下鉄も自由に利用できる。 12月から発売されるディスカバーソウルパスは、交通費をチャージしなくても地下鉄を自由に利用できるように開発された。 ※ 外国人用地下鉄自由利用券で利用できる区間 (ソウル交通公社の運営区間+ソウル市メトロ9号線の運営区間) ・1号線:ソウル駅~清凉里(チョンニャンニ)駅 ・2号線:全区間 ・3号線:紙(チ)チュク駅~梧琴(オグム)駅 ・4号線:タンゴゲ駅~南泰嶺(ナムテリョン)駅 ・5~9号線:全区間 ディスカバーソウルパスは、1日券と3日券(現物とモバイル版)の2種類をテスト販売する予定で、現在価格は未定。 これに関し、ソウル交通公社は28日(水)、ソウル交通公社のキム・テホ社長、ソウル観光財団のイ・ジェソン代表理事、(株)ソウル新交通カードのソン・ジェチャン代表理事、(株)イースター航空のチェ・ジョング社長の参加のもと、「新商品開発およびシステム構築事業施行合意書」を交通公社本社で締結した。 この合意書に基づき、ソウル交通公社は地下鉄サービスインフラの提供、ソウル観光財団はディスカバーソウルパスと連携した提携商品の制作・販売、(株)ソウル新交通カードはカードモバイル商品の開発と端末機器システムの構築、(株)イースター航空は航空券とあわせたパスの並行販売を、それぞれ担当する。 地下鉄自由利用券は、ソウル市内の観光案内所、仁川空港内のコンビニとHana Bank、観光客が主に利用する有名宿泊施設、オンライン観光案内ウェブサイトなど、国内外のオンライン・オフラインの加盟店約400か所で簡単に購入できる。 ソウル交通公社は、 外国人がディスカバーソウルパスに追加を望む機能として「無料交通(48.1%)」という意見がもっとも多かったことや、ソウルを訪れる外国人の個人観光客が年間1千万人以上に及ぶ現状などを踏まえ、観光客のニーズに応えるべく今回の商品を開発するに至ったと説明している。これは、ソウル観光財団が2018年12月13日から26日まで外国人507人を対象に実施した「2018 ディスカバーソウルパス」のアンケート調査の結果に基づいたものである。 さらに、地下鉄自由利用機能が搭載された場合、パスの価格が値上がりしても購入する意思があるとの回答が83.2%と非常に高いことからも、外国人用地下鉄自由利用券のニーズが高いことが見て取れる。 自由利用券の販売開始後、事業性を検討し、1日券・2日券・3日券・5日券など有効期間の種類を多様化するほか、利用できる区間も今後関係機関との協議を経て首都圏の全区間に拡大する予定。 一方、ディスカバーソウルパスと連携した「地下鉄自由利用券」以外にも、2011年国土交通部の主管で発行された外国人用交通カード「M-Pass」がある。このカードは1日最大20回の使用制限があり、仁川空港内の観光情報センター2か所など計5か所で購入できる。 ソウル交通公社のキム・テホ社長は「パスを利用できる地域は、外国人が多く訪問する観光名所、ショッピングスポット、宿泊施設の密集地であるだけに、指定区間内でより気軽に観光・ショッピング・休息などを楽しんでもらいたい」とし、「地下鉄自由利用券の発売を機にソウル観光の新しいパラダイムが登場するだろう。また、国内外のショッピング・航空・免税・宿泊業界などの分野と連携したマーケティングを通じてソウル観光がより活発になり、経済を潤す効果が期待される。多くの方々に興味を持っていただけるよう、利用者に合わせた様々な商品を企画している」と話す。
SMG 886

青少年320人の自作ロボットによる「Kロボット対戦」9月1日開催…観覧自由

9月1日(日)、青少年の自作ロボットによる8種目競技「Kロボット大会 With Ro:bit」開催 他のロボットとの格闘、ミッションクリアと迷路脱出、障害物競走など多様な種目 今年新設の「レスキュー」種目、災難状況を再現した競技場で指定の任務を遂行 参加・観覧無料…モジュール自動車体験、ロボットサッカーなど多様なプログラムも 今や世界中にマニアを擁するロボットスポーツ。韓国全国の小中高校生が参加するロボット競技会「Kロボット対戦」がソウルで開かれる。第4次産業革命の集約体として未来産業を率いるロボット技術の競い合う場となる「Kロボット対戦」は、韓国の青少年にとって夢と未来を育む貴重な機会になるだろう。今年は、災難状況を再現した競技場で、指定の任務をロボットが遂行する「レスキュー」種目が新たに加わった。全ての競技には、青少年が自作のロボットを持ち寄って参加する。 ソウル市は、このような内容で9月1日(日)午前9時、光云(クァンウン)大学校80周年記念館(ソウル蘆原(ノウォン)区)にて「第10回Kロボット大会 With Ro:bit」を開催する。ソウル市と光云大学校が主催するこの大会は、過去9年間で約2万4千人の青少年が参加した代表的なロボット競技会で、今年で10年目を迎える。今年は合わせて320人の青少年が自作ロボットを持ち寄り、8種目の競技を繰り広げる。 「Kロボット大会 With Ro:bit」は、青少年のロボットに対する基礎学習能力を育み、ロボット体験を通じて想像力と科学的思考能力を養うという趣旨のもと、2010年から開催している。今年の大会は、ソウル市と光云大学校主催、市立倉洞(チャンドン)青少年センターの主管で開催される。光云大学校ロボットゲーム団「Ro:bit」も大会準備に参加した。とりわけ今年は「レスキュー」種目が新設された。災難状況を再現した競技場で指定の任務を遂行しながら、災難状況下での課題解決を目指し安全の重要性を再認識する。 大会種目は、▲ヒューマノイド部門(障害物競走、格闘技)▲ミッション競技(ロボットシューティング、ライントレーサー、ミッション型創作、レスキュー)▲ブロックコーディング(初等部、中・高等部)の8つで構成される。 · ヒューマノイド部門:頭部・胴体・手足のある人型ロボットによる障害物競争、格闘技。リーグ戦で種目別に優勝を争う。 · ミッション部門:ロボットシューティング(初等部個人戦)、ライントレーサー(中・高等部個人戦)、ミッション型創作(初・中・高団体戦)、レスキュー(中・高団体戦)の4種目で最高記録を競う。 · ブロックコーディング迷路脱出:初等部、高等部に分かれ、与えられたミッションをコーデイングロボットが遂行する競技。最高記録で優勝を争う。 大会は誰でも無料で観覧できる。観客はモジュールを使った ▲自動車作り▲無線ロボット操作体験 ▲オリジナルLED扇子作り ▲ロボット大会の思い出の写真観覧 ▲フォトゾーンなど、科学を利用した多様な体験プログラムに参加できる。大会の入賞者には、ソウル特別市長賞、科学技術情報通信部長官賞、女性家族部長官賞、光云大学校総長賞、ソウル市立倉洞青少年センター長賞が贈られる。 ソウル市生涯教育局のオム・ヨンスク局長は、「今回のロボット対戦は、青少年にとって想像的で革新的なソフトウェアコーディングとロボット技術の能力を養える良い機会になると思われる」とし「趣味にとどまらず、進路設計に役立つ経験と競争の場になれば」と話す。 【添付】「第10回 Kロボット大会 With Ro:bit」開催広報用ポスター
SMG 621