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「ソウル金融ウィーク(10月28日(月)~31日(木)」革新的なフィンテック企業への投資誘致を支援…フィンテックウィークの参加企業募集

市、知的財産コンペティション(10/16~22)、投資誘致説明会(10/16~21)への参加企業を募集 ① 10/28(月):ソウル市-特許庁が共同開催の「知的財産コンペティション」、3200万ウォン相当の特許バウチャーを支援 ② 10/29(火):参加企業には国内外約20の投資機関を対象とする企業紹介や投資誘致の機会を提供 市、投資家と優秀フィンテックスタートアップ間の接点拡大、「実質的な投資誘致につなげたい」 ソウル市は10月28日(月)から31日(木)までの4日間「2019ソウル金融ウィーク」を開催し、革新的なアイディアで金融産業の未来を切り開くフィンテック企業の発掘と支援に本腰を入れる。 「2019ソウル金融ウィーク」概要 日時・場所:2019年10月28日(月)~10月31日(木)、4日間 / ソウルフィンテックラボ、コンラッドホテル 推進目的:国際金融都市ソウルの未来を見据えた成長の在り方を模索する。 主な行事日程 -「フィンテック企業IPコンペティション」(10月28日) -「ソウルフィンテックラボ開館式」、「フィンテック企業投資誘致説明会」(10月29日) -「2019ソウル国際金融カンファレンス」(10月30日) -「官民フィンテック支援機関ネットワーキング」(10月31日) ソウル市は、有望なフィンテック企業をサポートするために、10月28日(月)と29日(火)の両日間、「フィンテック企業IP(Intellectual Property:知的財産)コンペティション」と「フィンテックスタートアップ投資誘致説明会(IR)」を開催し、行事に参加する企業を募集すると発表した。 まず、10月28日(月)にはソウルと特許庁の共同主催で「2019ソウル金融ウィークフィンテック企業IPコンペティション」が開催される。書類審査を通じて選定された10社を対象に当日現場で対面評価を行い、最終的に5社を選定する。選定企業には、ソウル市長賞や特許庁長賞、海外特許出願など各種知的財産サービス支援を受けられる最大3千万ウォン相当の特許バウチャーが支給される。 ※知的財産サービス:国内外のIP権利化、特許調査分析、特許技術価値評価、技術移転など  参加対象は、国内所在の予備創業者と創業から7年以内のフィンテック企業で、保有中の特許技術の投資価値をはじめ独創性、技術性、市場性などを総合的に評価し、優秀企業を選定する予定。参加を希望する企業は10月16日(水)から22日(火)までの間、オンライン公募ページ*で参加申込書、事業計画書、企業または製品の紹介資料などを提出すれば参加できる。 *フィンテック企業IP(知的財産)コンペティションへの申込受付: http://www.onoffmix.com/event/195952  また、10月29日(火)には「フィンテックスタートアップ投資誘致説明会(IR)」が開催され、参加受付は、10月16日(水)から21日(月)までの3日間オンラインページで行われる。事前審査で選ばれた12の企業は、KBインベストメント、Yozma Fundなど20余りの国内外の投資機関を対象に紹介され、投資誘致の機会が得られる。 ※フィンテックスタートアップ投資誘致説明会(IR)申込受付: https://onoffmix.com/event/196790  「フィンテック企業IP(知的財産)コンペティション」と「フィンテックスタートアップ投資誘致説明会(IR)」への参加に関するお問い合わせや詳細情報の確認は、ソウル市ホームページまたはソウル国際金融カンファレンス運営事務局https://www.sific.kr/☎070-4464-1146)まで。 ソウル市経済政策室のチョ・インドン室長は「今年初めて開催されるソウル金融ウィークでは、金融産業の未来を先導するフィンテックスタートアップを発掘・支援するために、フィンテック企業IPコンペティションおよび投資誘致説明会などが実施される」とし「革新的なフィンテックラボが成長できるよう投資機関とフィンテック企業間の接点を拡大し、優秀なフィンテック企業が容易に投資を受けられるようサポートしたい」と話す。
SMG 490

分断70年 平壌の文化遺産に触れる「歴史都市 ソウル‐平壌 学術大会」

10月18日(金)、ソウル歴史博物館ヤジュゲホールで「歴史都市 ソウル‐平壌 学術大会」を開催 「平壌城の歴史」というテーマで、普段接することのできない平壌の文化遺産や歴史遺産について紹介 専門家のテーマ発表や総合討論などを通じて平壌の歴史や時代別変遷について知る時間 ソウル‐平壌の本格的交流の推進に先立ち、歴史交流の学術基盤確保を期待 ソウル市は10月18日(金)、「平壌城の歴史」をテーマに、「歴史都市 ソウル‐平壌 学術大会」を開催すると発表した。今回の学術大会は、ソウル‐平壌の文化遺産相互交流の推進に先立ち、南北の歴史専門家が集まり平壌の文化遺産について議論する学術的基盤の確保という目的のもとに実施されるもの。 これまで歴史分野における学術交流は、南北関係が困難ななかでも持続的に行われている。2004年「開城工業地区内文化遺跡合同発掘調査」、2007年から2015年まで行われた「開城高麗宮城南北合同発掘調査」、2011年「金剛山神渓寺南北合同発掘調査」など同じ民族として韓民族の歴史を辿れる合同文化遺産に関する研究活動を進めてきた。 今回の「歴史都市 ソウル‐平壌 学術大会」は、あまり触れることがないため遠く感じられる平壌の歴史や文化遺産について紹介し、今後の学術課題を発掘するなど総合的に議論を繰り広げる場となる。ソウル歴史博物館1階ヤジュゲホールで午後1時半から5時半まで開かれ、有識者の歴史に関する深い話や発表を聞くことができる。 イ・ヨンホ教授(仁荷大学)の司会で始まる1部では、平壌城発掘の成果と課題(高麗大学のチェ・ジョンテク教授)、高句麗平壌都城の変遷(ソウル教育大のイム・ギファン教授)、高麗時代における平壌(西京)のステータスと城郭体系(カトリック大学人文社会研究所のシン・アンシク研究教授)、地図で見る朝鮮時代の平壌(誠信女子大学のヤン・ボギョン総長)、1899年平壌開市後における平壌城の空間的再認識と再編過程(ソウル市立大学のパク・ジュンヒョン教授)などのテーマ発表が行われる予定。 2部からはソウル市立大学のチョン・ジェジョン名誉教授が座長を務め、集中討論が実施される。カン・ヒョンスク教授(東国大学)、ヨ・ホギュ教授(韓国外大)、ウ・ソンフン教授(成均館大)、オ・スチャン教授(ソウル大学)、ウ・ドンソン教授(韓国芸術総合学校)が参加し、これまでの研究成果や今回のテーマ発表について多角的な視点で議論を展開する。 「歴史都市 ソウル‐平壌 学術大会」は、ホームページで事前参加登録するか当日現場で先着順300人まで参加できる。詳細は歴史都市ソウルのホームページ(historiccityseoul.modoo.at)で確認できる。その他のお問い合わせは、歴史都市ソウル事務局(☎02-550-2579)まで。(*事前登録ホームページ:www.onoffmix.event/194575) ソウル市文化本部のユ・ヨンシク本部長は「歴史文化交流は南北が同じ歴史を共有する韓民族であることを確認する機会。平壌の歴史や文化遺産について知り、専門的に議論する時間を通じて今後変化する南北関係に役立つことを願っている」と話す。
SMG 870

ソウル植物園、大韓民国造景大賞「大統領賞」へ

10月15日(火)午後2時、ソウル植物園で受賞式…10月20日(日)まで受賞作展示 造景文化の拡大と植物園分野の成長可能性を提示したことを高く評価 昨年10月11日の臨時開園から1年で訪問客400万人超え 市「展示・教育を通じて日常で造景や植物を楽しむ文化づくりに取り組みたい」 今年5月に正式開園したソウル植物園が、2019年度大韓民国造景大賞の最高賞を受賞する。ソウル市は2003年に大韓民国造景大賞の優秀自治体に選定されたことはあるが、造景プロジェクトで大統領賞を受賞するのは今回が初めて。ソウル市は、ソウル植物園が第10回大韓民国造景大賞「大統領賞」の受賞機関に選ばれたと正式発表した。授賞式は10月15日(火)午後2時にソウル植物園ボタニックホール(植物文化センター2階)で開催される。 (社)韓国造景学会が主管する「大韓民国造景大賞」は、2001年に始まり、造景分野において権威のある賞のひとつとして、造景政策や実践事例を総合的に評価し自治体や民間事業を対象に授賞を行っている。 今年の大韓民国造景大賞は、国民推薦で応募された168作と自治体が出品した67作を合わせた計235作が競合し、書類審査、現場審査、国民参加評価などを経て、最終的に17作が受賞することになった。 大統領賞の授賞は、国土交通部のクォン・ヒョクチン都市政策官が代理として行い、ソウル市をはじめソウル植物園の造成に参加したSHソウル住宅都市公社、造景設計ソアン(株)、サムウ総合建築士事務所、ケリョン建設産業(株)などが共同受賞する。 ソウル植物園は、造景施工の完成度が高いだけでなく、市民が参加できる教育・行事プログラムの展開も継続することで造景文化の拡大に貢献し、植物園分野の成長可能性を提示したことから高く評価されたという。 ソウル植物園は現在野外テーマ庭園と温室で秋の植物特別展を開催しており、10月18日(金)からは3日間、2019年秋フェスティバル「誰かの植物園シーズン2」を実施する。女性インディーズデュオ「オクサンダルピ(屋上の月光)」、シンガーソングライターのキム・スヨンが参加するライブ公演など、多彩な体験イベントも開かれる。2019年度秋行事の詳細はソウル植物園ホームページ(botanicpark.seoul.go.kr)で確認できる。 ソウル植物園は、昨年10月11日に臨時開園してから7か月間のテスト運営を行い、今年5月正式に開園。開園から1年目を迎える今年10月11日(金)現在、累積訪問客数が400万人を超えた。 ソウル植物園のイ・ウォニョン園長は「正式開園から6か月しか経っていないが、このように造景分野で意味ある大きな賞をいただくことができてとても光栄に思う」とし、「この受賞を励みに、今後も造景文化の拡大に一層精進し、持続的な展示・教育活動を通じて日常で造景や植物を楽しめる文化づくりに取り組んでいきたい」と話す。 【添付】ソウル植物園写真
SMG 1,031

「新しい光化門広場」再造成事業 年末まで市民と全方位的なコミュニケーションを

「傾聴・討論・公開」の3大基本方針のもと市民とのコミュニケーション推進、全過程をオン・オフラインで公開し透明性確保 光化門市民委員会、反対市民団体などとの議論を通じてコミュニケーション案を考案 300人の市民を募集しDDP(12月7日)、世宗文化会館(12月15日)にて「市民大討論会」開催 市民大討論会に先立ち、10月18日第1回専門家公開討論会など全4回実施、訪問型専門家討論会で十分な情報提供…誰でも参観可能 体感度の高い生活議題を中心に民主主義ソウル、ホームページ、mVotingで「オンライン討論」並行 パク・ウォンスン市長が光化門近隣の5つの洞を訪れる「現場コミュニケーション」、年末には「地域住民合同討論会」も ソウル市が、新しく生まれ変わる光化門広場の整備にあたり市民の声をこれまで以上に色濃く反映させると宣言したなか、年末までオンライン・オフラインを活用した全方位的な市民コミュニケーションに乗り出す。ソウル市は新しい光化門広場の整備について、この3年間で単独プロジェクトとしては前例がない100回あまりに渡る市民論議を重ねてきた。しかし、より幅広いコミュニケーションに対するニーズがあることを受け、市民の声をより積極的に反映し完成させるとの計画を、今年9月19日に発表した。 市民コミュニケーションの3大基本方針は、「傾聴・討論・公開」だ。市民が新しい光化門広場の主役、主体となれるよう、市民の多様な意見に耳を傾け生産的な討論を行うことを目標としている。全ての過程はオンライン・オフラインで公開し透明性を確保する。 10月18日(金)第1回専門家公開討論会を皮切りに、全4回に渡って「専門家公開討論」を開き、市民に十分な情報を提供しこれに基づき今年12月、2回に渡って「市民大討論会」を開催する。地域住民の意見を吸い上げるために、パク・ウォンスン市長自らが近隣の5つの洞を訪問する「現場コミュニケーション」を実践し、年末にはその争点をまとめ「合同討論会」を実施する計画。 このようなオフラインコミュニケーションと併せて「オンライン討論」も行う。「民主主義ソウル」や「光化門広場ホームページ」、「mVoting(モバイル投票)」など様々なチャンネルを活用する予定。 ソウル市は、歴史性、歩行性、市民性を回復した新たな光化門広場の整備に向け、まずは年末までに市民の意見をこのような方法でとりまとめ、必要に応じて期間を延長し市民とのコミュニケーションを続けていくとしている。 市民コミュニケーションは大きく4つの方法で行われる。①市民参加を中心とした「市民大討論会」、②議題別の「専門家公開討論」、③市民が描く光化門広場のあり方を共有する「オンラインコミュニケーション」、④地域住民との「現場コミュニケーション」である。 一つ目の「市民大討論会」は、新しい光門広場に関する主要テーマのうち、市民の意見聴取が必要な争点について長時間論じ合う円卓討論式で行われる。参加を希望する市民を300人募集し、12月7日(土)はDDPにて、12月15日(日)は世宗(セジョン)文化会館世宗ホールにて、2回に渡って開催する。 二つ目の「専門家公開討論」は、市民大討論会に先立ち市民に十分な情報提供を行うという趣旨のもと実施される。10月18日(金)の初の公開討論を皮切りに、11月末まで全部で4回開かれる。1回目で議題を提起し4回目までに討論の争点を整理する形で行う計画。光化門市民委員会、市民団体、推薦専門家などが参加し、希望する市民は誰でも参観できる。「第1回専門家対市民公開討論会」は、18日(金)午後3時「光化門広場の再構造化はなぜ必要か」というテーマで教保(キョボ)ビルコンベンションホール(23階)で開催する。さらに公開討論とは別に、「訪問型専門家(学会など)討論会・セミナー」も開催する。これを通じて、専門家公開討論や市民大討論会に参加したくてもできない専門家を招き、より多様な分野の専門家の意見を聴取できるようにする。 三つ目の「オンライン討論」は、市民の日常生活に根差した議題に対する意見聴取のチャンネルとして活用するもので、新しい光化門広場に対する市民の関心を高めるきっかけにすることを目標としている。歴史性といった大きなテーマはオフライン討論会で扱うが、市民が参加しやすいオンラインでは「暮らしのなかの光化門広場」や「出勤路としての光化門広場」のように、体感型のテーマについて自由に意見を出し合えるようにする計画。市は、テーマの重みに従って「民主主義ソウル」(分野別主要テーマ)→「光化門広場ホームページ」(分野別詳細テーマ)→「mVoting」(市民体感型テーマ)の3つのチャンネルを用いてより具体的かつ明確に市民の意見を集める。 最後に、パク市長が自ら光化門広場一帯を訪れ住民との「現場コミュニケーション」を図る。近隣の5つの洞(三清(サムチョン)、社稷(サジク)、清雲孝子(チョンウンヒョジャ)、平倉(ピョンチャン)、付岩(プアム))をそれぞれ訪れ住民と会うほか、洞住民センターなどで市民の様々な意見に耳を傾ける聴策討論会も予定されている。 また、現場訪問で集めた意見のうち、より多くの地域住民と共に議論すべき争点をまとめ、年末に「地域住民合同討論会」を実施する。パク市長が自ら主宰するこの討論会では、光化門近隣の地域住民は誰でも参加できるようにし、時間制限を設けずに議論を尽くすとしている。 ソウル市都市再生室のカン・メンフン室長は、「光化門広場の主役であり広場の主体となるのは市民。新しい光化門広場に対する市民の熱望と思いを傾聴し意見を集められるコミュニケーションの機会と接点を拡大していきたい」とし「光化門市民委員会や地域住民、市民団体など、現場の多様な声に広く耳を傾け、市民の参加のもと『新しい光化門広場』を作り上げていきたい」と話す。
SMG 521

ソウル全域に「無料公共Wi-Fi」拡大…市民の通信基本権を保障

2022年までに公共Wi-Fi・IoTネットワーク基盤のデータフリー都市を実現「スマートソウルネットワーク推進計画」稼働 全長4,237㎞に及ぶ独自通信ネットワーク「S-Net(スマートソウルネットワーク)」を世界で初めて構築 独自通信ネットワークを構築しソウル市生活圏の公共Wi-Fiの利用面積を31%から100%に拡大 公共IoTネットワークでシェアパーキング、失踪防止など都市問題解決サービスを実現 総事業費1,027億ウォン投入、一人当たり月間5万2千ウォン、ソウル全体で年間3兆8,776億ウォンの費用便益効果 2022年、誰でもどこでも、公共Wi-Fiを無料で使えるデータフリー(data free)都市ソウルが実現する。公共IoTネットワークもソウル全域に拡大し、IoTセンサーを活用したシェアパーキング、スマート街灯、失踪防止といった市民が効果を実感できるサービスがソウルで実現する。こうなると、市民一人当たり月間5万2千ウォン、年間で最大63万ウォンの費用便益が見込まれる。ソウル市全体では、年間3兆8,776億ウォンの費用便益が期待される。 また、ソウルを訪れる年間1,200万人の外国人観光客も、公共Wi-Fiを使ってスマートフォンで旅行情報をすぐに検索することができるため、旅行の便宜と満足度の向上にも大きく貢献するものと思われる。 ソウル市は、ソウル全域にスマートシティインフラを網の目のように構築するという内容の「スマートソウルネットワーク(S-Net)推進計画」を発表し、普遍的な通信福祉を実現するとともに通信の基本権を保障すると明らかにした。3年間(2020~2022年)で総額1,027億ウォンの事業費が投入される。 これに向け、2022年までにソウルの全ての地域に全長4,237㎞の独自通信ネットワーク「スマートソウルネットワーク(S-Net)」を構築する。行政業務や基盤施設管理のために機関単位で独自の通信ネットワークを構築した事例は過去にもあったが、ソウルのような大都市全域での構築は世界初となる。 市は、こうして構築した独自通信ネットワークを基に、現在生活圏面積の31%に設置されている公共Wi-Fiを100%に拡大する。公共IoTネットワークもソウル全域に拡大する計画だ。大動脈の役割を担う独自通信ネットワークと、そこから毛細血管のように全方位へ広がる公共Wi-FiとIoTネットワークが構築されれば、全ての人とモノがネットワークでつながる「超連結(Hyper-connected)都市」が完成する。 「スマートソウルネットワーク(S-Net)推進計画」の主な事業は、①独自通信ネットワークの構築、②公共Wi-Fiの構築、③IoTネットワークの構築の3つ。 まず、S-Net(Smart Seoul Net、全長4,237㎞)は、2003年から散発的に構築された既存の独自通信ネットワーク(2,883㎞)を統合・連携する「第1段階」事業と、新規通信ネットワーク(1,354㎞)を構築する「第2段階」事業に分けて推進される。 新たに拡充する独自通信ネット―ワーク1,354㎞は、ソウル全域の生活圏へと広がる毛細血管式に構築する。Wi-Fiの利用可能面積を踏まえ、直系100m間隔でハングルの「ㄹ」の形で構築し、最大限の効果と最小限の設置費用を実現できる方法を取り入れる予定。 次に、公共Wi-Fiの構築では、既存の主要な街、地下鉄、公園などの人口密集地に加え、福祉施設やコミュニティ空間、コミュニティバスなど市民の暮らしの中にWi-Fiを行き届かせ、ソウルにいる全ての人が利用できるようにすることを目指す。現在7,420個のAP(無線送受信装置)を2倍以上に拡大(2022年に23,750個)し、ソウル市の生活圏面積を100%(現在は31%)カバーできるようにする。 追加で設置する公共Wi-FiのAP(16,330台)は、バス停留所、交通施設物、防犯カメラスタンド、自治区の独自ネットワークなど、まずは市や区の既存の施設物に設置し、費用を削減すると同時に市民が早いうちに効果を実感できるようにしたいとしている。基本料金プランの利用者が公共Wi-Fiを通じて平均レベルのデータを使用する場合、一人当たり月間約5万ウォン、ソウル市全体では年間3兆ウォンの費用便益が期待される。 最後に、今回拡大される全長4,237㎞のS-Net(Smart Seoul Net)に1,000か所のモノのインターネット基地局(LoRa通信)を新たに構築し、今後スマート都市の複合サービスを提供できるIoT基盤を同時に設ける予定。 こうなれば、地面に付着したIoTセンサーを活用した「シェアパーキング」、非常事態を感知すると自動で警察に通報する「スマート街灯」、認知症の高齢者や児童の位置情報を活用した「IoT失踪防止」といった「スマートシティソウル」政策がソウル全域で実現することになる。市民の暮らしに密接した政策樹立に役立つ都市データの収集・活用も一層加速すると思われる。 さらに、市・区のIoTデータ同士を連携し、共同で活用するとによって活用度を高めていく計画。このために、IoTの国際標準を適用し、現在は自治区ごとに異なる通信方式で運営しているIoTのサービスデータ形式を一元化する。また、センサーの暗号化、ネットワークファイアウォールの設置、サーバーセキュリティ体系などのセキュリティ対策も強化する予定。 ソウル市のイ・ウォンモクスマート都市政策官は、「今回のスマートソウルネットワーク(S-Net)推進計画は、スマートフォンが生活必需品となった今、市民の通信基本権を、誰もが保障されるべき普遍的な権利として宣言し、必要なスマートインフラを積極的に構築していくというもの」とし「都市全域に毛細血管のように張り巡らせたスマートシティインフラを構築する世界初の試みを通じて、ソウルで全ての人とモノがネットワークによってつながる超連結(Hyper-connected)スマートシティを実現させたい」と話す。
SMG 682

ソウル市、2020 S/Sソウルファッションウィークオンラインファッション市場見据えバイヤーを重点的に招待

14日(月)~19日(日)の6日間、DDPにてファッションショー・トレードショー・市民参加イベントなど世界中のファッショニスタから熱い視線を集めるフェスティバルを開催 120の国内ブランドと英国、米国、イタリア、中国など多国籍バイヤーをマッチングする受注商談会開催 購買力の高いEコマース・アジア圏のバイヤーを重点的に招待しグローバル受注拡大を後押し ソウルファッションウィークの全コレクションをホームページやスタイルライブ(StyLive)でリアルタイム中継 ファッションウィークのコンテンツを世界中に発信すべく米有名ファッション専門誌WWDと初のコラボ 市「ソウルのクリエイティブなファッション産業活性化に向け積極的に支援しK-ファッションのすそ野を広げたい」 韓国のトップデザイナーと若手デザイナーによる多彩なファッションショー、120ものブランドとEコマースバイヤー関係者が集まる商談会など、世界中が注目するのファッションの祭典「2020 S/Sソウルファッションウィーク」が10月14日(月)から19日(土)まで6日間に渡って開催される。 2000年に始まり今年で20周年を迎える「ソウルファッションウィーク」は、①ファッションショー(ソウルコレクションなど)、②トレードショー(受注商談会)、③市民参加イベントなど、多彩な内容で構成され、一千万人のソウル市民と世界中のファッショニスタに披露される。 〈10月15日から19日までの5日間、全55回開催される多彩なファッションショー〉 10月のソウルファッションウィークでは、大きく4つのファッションショーが行われる。韓国トップデザイナーによる「ソウルコレクション」、若手デザイナーによる「ジェネレーションネクスト」、世界4大ファッションウィークの一つであるロンドンファッションショーとの交流の一環として開催される「海外交流ファッションショー」、そしてファッションデザイナーを夢見る学生による「大学生優秀作品ファッションショー」だ。 ※ソウルファッションウィークのファッションショープログラム ※ソウルファッションウィークのファッションショープログラム 内容 備考 ソウルコレクション 日時:10/15(火)~19(土) 場所:アルリム2館とサルリムト地下3階 国内外のデザイナーによるファッションショー:全33回 ジェネレーションネクスト 日時:10/15(火)~19(土) 場所:オウルリム広場ミレロ下 オリジナルブランド運営歴5年未満の若手デザイナーによるファッションショー:全20回 海外交流 ファッションショー (ソウル‐ロンドン) 日時:10/18(金) 18:30 場所:サルリムト地下3階 参加デザイナー: アシュリー・ウィリアムズ(ロンドンファッションデザイナー) 大学生優秀作品 ファッションショー (SFW Young Talents Show) 日時:10/16(水) 18:30 場所:サルリムト地下3階 14校から28人が参加 「ソウルコレクション」では、チ・チュニやチャン・クァンヒョ、ソン・ジオなど韓国を代表するトップデザイナーの多彩なファッションショーが全33回行われる。ファッションショーは、「DDPアルリム2館」または「サルリムト地下3階」で行われる。詳細はソウルファッションウィークホームページ(http://www.seoulfashionweek.org)で確認できる。 また、新しいファッショントレンドを生み、K-ファッションのすそ野を広げていく若手デザイナーのファッションショー「ジェネレーションネクスト(Generation Next)」も20回に渡って開催される。場所はDDPオウルリム広場中央に設置された「GN館」で、ムン・ジェイやユン・ソグンなど若手デザイナーのユニークなファッションショーが繰り広げられる。 このほかにも、ロンドンファッションデザイナーの「海外交流ファッションショー」と次世代ファッション人材育成のための「大学生優秀作品ファッションショー」もそれぞれ1回ずつ行われ、10月のソウルをファッションで鮮やかに彩る。 また、ソウルファッションウィークのコレクションは全て「ソウルファッションウィークホームページ」とV-Liveの「スタイルライブ(StyLive)」チャンネルを通じてリアルアイムで中継される。 〈ソウルファッションデザイナーの受注拡大に向けた商談会「トレードショー」開催〉 ソウルファッションデザイナーの受注拡大とグローバル市場進出に向け、専門受注商談会「トレードショー」も開催される。今回の「トレードショー」は、120のブランドと国内外から500人以上のバイヤーが参加する予定。特に、今年は中国をはじめ香港、台湾、タイ、ドバイなど購買力の高いアジア圏から12か国のバイヤー135人を重点的に招待し、参加デザイナーとバイヤー間の「1:1ビジネスミーティング」の運営を支援し、ソウルの優秀なファッション製品のグローバル進出を積極的に後押しする。 そのほかにも、ファッション市場における影響力と取引規模が大きいネッタポルテ(NET-A-PORTER)やマッチズファッション(MATCHESFASHION)など「Eコマース」バイイングの関係者もソウルファッションウィークを訪れ優れた作品を受注する計画。 〈名誉デザイナーの展示会、メンタリングセミナーなど市民が参加できるイベントも〉 一方、ソウルファッションウィークでは名誉デザイナーの展示、サステナブル(持続可能)ファッションフォーラム、メンタリングセミナー、ポートフォリオレビューなど、市民たちが楽しく参加できる多様なイベントも用意されている。 まず、「名誉デザイナー」に選定されたソル・ユンヒョン氏のファッション展示会が10月15日(火)から11月7日(木)まで、DDPの遊歩道(トゥルレッキル)2階で行われる。観覧は無料。 また、ファッションに関心を持つ国内外のファッショニスタが注目しているだけに、「ソウルファッションウィーク」ではファッションショーのみならず、今後「ファッションの未来」について考え発展の方向性を模索するフォーラムも予定されている。フォーラムは、昨今環境の重要性を重んじる「サステナブルファッション」に対する関心が高まっていることを踏まえ、「サステナブルファッションの発展に向けた革新案の模索」をテーマに実施される。 〈ファッションウィークの発信とビジネス活動の持続的支援に向けた良質のコンテンツ制作〉 また、今シーズンでは「ソウルファッションウィーク」を世界中に発信し、ソウルのファッションデザイナーをPRするために、ハイクオリティなコンテンツ制作に注力する計画。...   Read more
SMG 835

ソウル市、「ハングルの名前つけます」ハングルの名前を韓流コンテンツに

韓国文化に関心を持つ外国人を対象にハングル名をつけるプログラムを実施 ソウル市外国語ホームページ(english@seoul.go.kr)からメールで申し込み 毎月5~10名を選定、新しく作ったハングルの名前に加え本人の名前を発音通りにハングルで表記し提供 ハングルの価値を世界に発信しハングルの世界化を目指す取り組みの一環 ソウル市はハングルの素晴らしさと美しさを海外に発信し、韓流コンテンンとして定着させるため、韓国文化に関心を持つ外国人を対象にハングルの名前をつけるプログラムを実施すると発表した。 希望する外国人は、ソウル市の外国語ホームページ(english@seoul.go.kr)からメールで申し込める。ソウル市は、申し込みの理由やいきさつなどを考慮して毎月5~10名を選び、ハングル団体などと協力してハングル名をつけ、外国語の本人の名前を発音通りに表記したハングル名も提供する予定。 ソウル市は、ハングル名に対する外国人の反響や成果などを分析するため、この企画を年末まで試験運用する。また、今年のハングルの日(10月9日)を記念して選定された初めての対象者には、ソウル市長直筆のハングル名が提供される。その後も特別ないきさつがある応募者には、市長が書いたハングル名を贈る予定だ。さらにソウル市は、参加者の様々なエピソードを集め、外国人の韓国への思いをストーリーテリング化させる計画。 ソウル市市民疎通企画館のパク・ジニョン企画官は、「外国人の方々にハングルの名前をつけるというこの企画は、ハングルの素晴らしさと美しさを韓流文化と共に世界に広めていきたいという思いから始まったもの」とし「ハングルの価値を世界中の人々に知ってもらうと同時に、ハングルを介して世界とコミュニケーションするグローバル都市ソウル市を目指し引き続き努力していきたい」と話す。 【添付】「ハングルの名前つけます」ポスター
SMG 599

平壌の日常が知りたいなら?「朝鮮商会」トークコンサートへ

「平壌茶飯事」展の一環…北朝鮮のファッション、デザイン、料理、酒、美、遊びなど暮らしをテーマにしたトークコンサートを5回開催 国内の専門家、脱北民がパネラーとして参加…北朝鮮で流行りのカードゲームを実演 過去2回の開催で市民から大きな反響…10月8日、22日、11月5日ソウル都市建築展示館で開催 ファッションやデザイン、料理、酒、美、遊びなど北朝鮮の日常が気になるならトークコンサート「朝鮮商会」へ足を運んでみてはいかがだろうか。 ソウル市は「2019 ソウル都市建築ビエンナーレ(以下、「ソウルビエンナーレ」)」の「都市展」のひとつである「平壌茶飯事」展の付帯行事として、平壌の「美食、趣、興」をテーマに10月8日(火)午後4時からソウル都市建築展示館でトークコンサート「朝鮮商会」を開催する。 トークコンサート「朝鮮商会」は、分野別の専門家や脱北民(正式には「北韓離脱住民」)、そしてソウル市民が参加し、平壌の日常について語り合うイベント。北朝鮮の専門家やクリエイターのみならず、脱北民から北朝鮮のありのままの暮らしについて話を聞くことができる。 「朝鮮商会」は合わせて5回開催される。9月20日と24日の開催に続き、残り3回は10月8日(火)、10月22日(火)、11月5日(火)にそれぞれ予定されている。10月8日には「平壌の趣(ビューティ)」をテーマにYouTubeでコンテンツを配信しているカン・ナラ氏と、脱北民青年団体を率いているチェ・ジャンヒョン氏が出演する。10月22日には「平壌の興(遊び)」をテーマに、北朝鮮のカードゲーム「ササキ(44A)」を学ぶ時間も設けられる。「デザイン」をテーマに開催された9月20日のトークコンサートでは、FILAMENT & COのチェ・ウォンソク代表と脱北民ファッションクリエイターのカン・ジヒョン氏が出演した。料理文化をテーマに開催された24日のトークコンサートでは「ブンニョクシクタン(北の食堂)チンチン」のチャン・ギチョル代表と北朝鮮料理専門家のアン・ヨンジャ氏が参加し盛況のうちに終了した。(添付2参照) また、11月5日(火)午後4時からの最後のトークコンサートには、パク・ウォンスンソウル市長が舞台に上がり、脱北民の青少年と「平壌の美、趣、興」をテーマに行われたこれまでのイベントを振り返りながら質疑応答を行う「朝鮮商会レビューショー with パク・ウォンスン市長」が開催される。 2017年に続き今年で2回目を迎える「ソウルビエンナーレ、平壌茶飯事」は、平壌住民の日常を様々な角度から掘り下げるなど、異質な都市ではなく、私たちと同じようになにげない暮らしを営む平壌の姿を垣間見れる共感型の展示となっている。同時に、韓民族としての共通点について考え、これからのソウルと平壌の交流方法を模索するきっかけになると考えられる。 詳細はソウル都市建築ビエンナーレホームページ(www.seoulbiennale.org)とソウル市再生政策課(☎02-2133-8613、✉jng06@seoul.go.kr)で確認できる。 ソウル市都市再生政策室のカン・メンフン室長は「平壌の日常をソウル市民と共有し、今後の交流の幅を広げるために今回のコンサートを企画した」とし「北朝鮮の日常を知りたい多くの方々に奮って参加していただきたい」と話す。
SMG 633

ソウル市、「第1回ヒューマンシティデザインアワード」大賞に 南アフリカ共和国の「ドゥヌン・プロジェクト」選定

デザインの公共的価値を追求する世界25か国・地域の75個のプロジェクトのうち12候補を選定 26日(木)、ヒューマンシティデザインアワード授賞式でパク市長参加のもと栄誉ある大賞を公開 大賞は体育施設と図書館デザインで都市問題を解決した南ア「ドゥヌン学習革新プロジェクト」 Mark Wee、ユ・ヒョンジュンなどの専門家の講演と12個のプロジェクトを紹介するヒューマンシティデザインカンファレンスを続けて開催 デザインを活用した創意的なソリューションの価値を世界に発信する世界的なアワードに ソウル市とソウルデザイン財団(代表理事:チェ・ギョンナン)が、9月26日(木)東大門デザインプラザ(DDP)のアルリム1館で「第1回ヒューマンシティデザインアワード」の授賞式とカンファレンスを開催した。 ヒューマンシティデザインアワードは、創意的なデザインを通じて複合的な都市環境問題を解決し新しいビジョンを提示することで、人、社会、環境、自然が調和する持続可能な関係形成に貢献した都市デザインプロジェクト(デザイナーまたは団体)に贈られる賞である。イ・スンジョン運営委員長は、「ヒューマンシティデザインアワードは、造景的な変容と物質的な便益を通じて、ビジネスの成功手法に代表されるデザインの産業経済的手法を超え、人間の暮らしと社会、環境問題など公共的な価値に注目するだけでなく、見出した価値を世界と共有することを目指す画期的なアワード」としながら、従来のデザインアワードとの違いを強調した。 国内外のデザイン、コミュニティ、建築など各分野の専門家で構成された審査委員団は、4回に渡って会議を行い、世界25か国・地域から集まった75個のプロジェクトのうち、大賞候補として12個のプロジェクトを選定した。 審査基準に基づき、公信力のある手続きを経て今年の大賞に輝いたのは、南アフリカ共和国の「ドゥヌン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」だ。南アフリカ共和国の首都ケープタウンから20㎞離れたドゥヌン地域は、20年の間に人口が5倍以上増加したが、施設整備が追い付かず、住民たちは生活に困難を抱えていた。ドゥヌンプロジェクトは、この問題を解決するために、2013年から体育施設と図書館を建て、地域活性化の拠点として活用する内容のもの。そのために、地方政府は創意的なデザイン思考を取り入れ、住民参加を促す革新的なプロジェクトを推進した。中古のコンテナを使って体育館をつくり、公共施設の代わりに図書館に住民たちのためのコミュニティ空間を設けたのだ。体育施設と図書館を皮切りに、今後このプロジェクトは幼児開発センター、NGOの活動空間、民間事業者のための情報拠点などへと様々な形で活用される計画だ。 チャールズ・ランドリー(Charles Landry)審査委員長は、「ドゥヌンプロジェクトは地域社会の参加原則に則り、図書館を足がかりとした効果的で包括的な地域社会開発計画という点で、ヒューマンシティデザインアワードの基準を全て満たしている。本プロジェクトは明確な戦略を確立し、プロジェクトテーマを人々の日常生活に結びつけることで、地域社会を構築し強化するというところに深い感銘を受けた」と大賞選定の理由を述べた。 パク・ウォンスン市長はヒューマンシティデザインアワード授賞式で、「今年第1回目を迎えるヒューマンシティデザインアワードは、人類の共通課題である人と環境が調和した関係づくりと『持続可能な都市生態系』の創造を追求している。今後さらなる発展を遂げ、ヒューマンシティデザインアワードが持続可能な都市生態系の構築を目指す世界中のデザイナーたちの祭典になり、ソウルがヒューマンシティデザインの創造と疎通の場として記憶されることを願ってやまない」と、歓迎の辞を述べた。ドゥヌンプロジェクトのリズルクルーガー・ファウンテン(Liezel Kruger-Fountain、ケープタウン市政府空間計画環境局首席都市デザイナー)は「ドゥヌン地域の子どもたちに学びと希望を与えるための取り組みが評価され、良い結果につながったことを大変嬉しく思う。賞金はドゥヌンの貧民層援助と、次のプロジェクトである教育革新センターのために使いたい」と感想を述べた。 国連が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030 Agenda for sustainable development)」の11番目の目標は「包括的かつ安全な、弾力的かつ持続可能な都市づくり」である。ソウル市のヒューマンシティデザインアワードもこれに足並みを揃え、持続可能な世界のヒューマンシティデザインを紹介し広めることで、暮らしに貢献し共に幸せな都市を築くことのできる世界的なアワードとして位置づけられることが期待される。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンナン代表理事は「ヒューマンシティデザインアワードは、人と環境が調和する関係を目指す持続可能な都市に向けたデザインアワード。今後、国際的なデザイン界で主導的な役割を果たせるようにしていきたい。今年はデザインを通じた民間協力で地域住民がより良い暮らしを営めるようにするドゥヌンプロジェクトを大賞に選定した。ソウル市とソウルデザイン財団は、このように創意的なデザイン思考を切り口に社会問題を解決する役割を広めていけるように取り組んでいきたい」と話す。 ヒューマンシティデザインアワードの授賞式に続き、26日(木)午後2時からはDDPアルリム1館にて、第2回ヒューマンシティデザインカンファレンスが開催される。デザイン分野の世界的な権威と受賞候補者たちが、ヒューマンシティデザインの経験を共有し、市民とビジョンを分かち合う場となる。1部では都市に対する新たな概念とデザインの方向性を模索する講演が行われ、2部では選定された12個のプロジェクトに関するトークセッションが予定されている。 9月25日(水)、DDPアルリム1館で開催されたヒューマンシティデザインワークショップ「2019東大門デザインシンクタンク」では、東大門地域のデザインを発展させるべく、海外の専門家と財団職員、国内外の大学生が一堂に会した。 また、市民と疎通し品格あるソウルを目指す「2019ソウルデザインウィーク」が、9月290日(金)から26日(木)までDDPにて盛況の中開催中。とりわけ今年のソウルデザインウィークは、「ヒューマンシティデザイン」をキーワードに、アワードやワークショップ、展示、カンファレンスなどの多彩なプログラムで構成された。
SMG 585

ソウル市、26日からレンタサイクル「タルンイ」にゼロペイ導入…1日券半額イベントも

9月26日~12月31日、ゼロペイで1日券(1時間・2時間)を決済すると、半額で購入可能 既存のQR決済ではなく、ゼロペイアプリのオンライン決済方式を適用 ゼロペイ決済利用の写真、レビュー投稿イベントなども開始(9月26日~10月25日) 9月26日(木)午前9時から、ゼロペイでもソウル市の自転車レンタルサービス「タルンイ」を利用できるようになる。さらに12月末まで、ゼロペイでタルンイの1日券(1時間・2時間)を決済した場合、半額で購入できる。 ソウル市は、タルンイの利用を活性化しゼロペイの使用先を拡大するために、9月26日午前9時からソウル市の公共自転車「タルンイ」にゼロペイ決済サービスを適用すると発表した。タルンイのゼロペイ決済は、店舗を中心に使用されている既存のQR決済方式ではなく、ゼロペイがインストールされているスマホアプリを通じてオンライン上で決済が行われる方式。QRコードをスキャンせず直ちに決済できるため、より早く便利に利用できる。これに関してソウル市は9月、「ソウル市自転車利用活性化に関する条例」を改正した。 9月26日(木)午前9時から、ゼロペイで決済する1日券の1時間利用券は、500ウォン(既存1,000ウォン)、2時間利用券は1,000ウォン(既存2,000ウォン)で購入できる。 また、タルンイへのゼロペイ決済システム導入を記念するため、「ゼロペイ認証ショット*」と「レビュー作成」イベントを実施する。タルンイの利用料金をゼロペイで決済した画面をスクショしたり、利用した感想を作成しオンラインイベントページに提出すると、抽選でタルンイの利用券がもらえる。イベントの詳細は、タルンイホームページ(www.bikeseoul.com)で確認できる。イベントの結果は11月1日(金)、当選者に個別通知予定。 *認証ショット:ある行動をした後に、その場で証拠となる写真や動画を撮り、それをTwitterやFacebookなどのSNS、LINE、ブログなどに掲載すること。 公共自転車「タルンイ」は、ソウル市全域で利用できる便利なレンタルサービスだ。導入から4年目を迎える2019年9月現在、会員数は164万人を突破、累積利用件数は3千万件を超え、環境にやさしいソウル市民の足としてすっかり定着している。 ソウル市都市交通室のファン・ボヨン室長は「ソウル公共自転車タルンイは、9月現在160万以上の市民が利用するほど、今やソウル市民の足として定着した」とし「今回のゼロペイ決済サービスの導入を機にタルンイがより利用しやすくなることを期待したい」と話す。
SMG 608

ソウル市、トッケビ酒・米ケーキ…米を味わい楽しむ 「with米フェスティバル」

25日(水)~26日(木)ソウル広場にてソウル市-農協の共同主催のもと120社の企業・農業関係者が参加 各地域の新米マッコリや伝統酒の試飲、ソヌ・ジョンア、チンジュなどのコンサート、米をテーマにした人形劇も 優れた製品を紹介するバイヤー商談ビジネスゾーン運営…1日先着500人に国産米50%割引販売 25日午後3時開幕式、韓国米への関心高め農業関係者と市民が価値を共感できるきっかけに 無限大に広がる米の愉しみ方。これまでの米のイメージが大きく変わるかもしれない。ソウル市は、韓国の国産米を使った加工食品と伝統主をテーマにした「with 米(me)※フェスティバル」を9月25日(水)から26日(木)の2日間、ソウル広場で開催すると発表した。ソウル市と農協の共同主催のもと120社の企業と農業関係者が参加するこの行事は、優れた品質の韓国米を扱っているにもかかわらず、販売網の確保が困難な加工食品生産を手掛ける中小企業(農業関係者)を来場者にPRし、良質な製品を市民に紹介するために設けられた。 ※韓国語で「米」を「ミ」と発音することから「With Me」にかけて名付けられた。 「with 米フェスティバル」は、①優れた品質の米を使った加工食品の試食と伝統酒の試飲、②人形劇・伝統遊び体験、③コンサート・カフェなどの市民参加ブースの合わせて3つの行事で構成されている。会場では米加工食品を紹介するほか、「韓国米の簡便食ギャラリー」、「米術館」、「米(ミ)ラクルワールド」などの展示会場では、米をテーマにした様々な展示も用意されている。 まず、「トッケビ酒」や「すくって飲むマッコリ」、「酒を数える夜」など、これまでになかった独特な名前とコンセプトのマッコリと韓国の酒を紹介する特別プログラムも設けられ、特別に国内初のクラフトマッコリ、韓国酒の試飲会も開かれる。地域の新米で製造した「無人工甘味料マッコリ」と「伝統酒」も用意されており、味とデザイン、伝統とモダンさを兼ね備えたトレンディな韓国酒を味わうことができる。行事には全国の有名な醸造所数十か所が参加する。すくって飲むマッコリをはじめとする独特なマッコリはもちろん、甘さとドライさを同時に味わえる薬清酒、蒸留式焼酎など、数十種類を味わうことができる。 展示とともに、ソヌ・ジョンア、チンジュ、イェジンアッシなどの歌手によるミニコンサート(公演名:トシ楽コンサート)、米をテーマにした人形劇などの公演と、マッコリ石鹸づくり、米フラワーケーキづくり体験など、訪問客が参加できる様々な付帯行事も予定されている。 多様な展示館も運営される。ソウル館では、ソウル地域で生産される「景福宮米(キョンボックンサル)」で作った伝統酒「ナルマッコリ」、地方の農水産物を販売する「相生商会」、北村(ブクチョン)伝統酒文化研究院による「伝統酒づくり体験」が行われる。農協ゾーンでは、全国の農協で生産した優れた品質の米加工製品を展示する。 主食、嗜好品、酒類を手掛ける全国の優れた米加工会社と製品を多くの人に紹介する「企業ゾーン」と国内外のバイヤーと商談ができる「ビジネスゾーン」も設けられる。 さらに、国産米の消費を促進するために、毎日先着500人を対象に(2日間で1千人)韓国米を50%の割引価格で購入できる特別イベントが実施される。期間中、舞台上には様々な黄金色の稲穂の植木鉢800個を展示し実り豊かな秋を表現する。参加した企業にとって稲穂のように実りある行事になるようにとの願いが込められている。 9月25日(水)午後3時からメインステージで「with米フェスティバル」の開幕を祝う開幕式が行われる。アカペラ公演、歌手キム・ヨンジャの祝賀公演のほか、韓国米加工食品品評会は、専門家、消費者評価など厳格な審査を経て選定された受賞作12点に対する受賞式も行う予定。 参加企業とプログラム紹介、詳しいイベント情報については、「with米フェスティバル」公式ホームページ(www.withrice.co.kr)で確認できる。 都市農業課のソン・イムボン課長は「『with米フェスティバル』」は韓国米の消費を促し、米を材料とする加工産業を育成するために、ソウル市と農協が協力して準備したイベント」とし「韓国米への関心を高め、農業関係者と市民がその価値を共感できるフェスティバルになるよう、たくさんの方に参加していただきたい」と話す。 【添付1】「with 米フェスティバル」ポスター
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ソウル市、観光新商品を公開「ソウルシティツアーバス」で公演観覧も

9月25日~11月17日まで、ソウルシティツアーバスと公演を融合した新しいツアーバスを運行 ソウルの主な名所をバスで巡りながら公演も観覧できる新感覚観光商品 シティツアーバスの経由地(停留所)やチケット売り場で国内外の乗客にパフォーマンス披露 ビー・ボーイング 、K-POPダンス、サンモの舞い、テコンドー、演奏、マジックなど多様なジャンルのエンターテイメントを提供 米ニューヨークでは、公演コンテンツとバスツアーを融合した劇場型バス「ザ・ライド(THE RIDE)」が注目を浴びている。街中を舞台にしたストリート・パフォーマンスが見られる新感覚エンターテイメントの「ザ・ライド」は、韓国国内の人気番組で取り上げられて以来、ニューヨーク観光の必須コースとなっている。 この秋、ソウルでもシティツアーと公演を融合した新しいツアーバス「公演、シティツアーバス」が運行される。ソウル市は、9月25日(水)から11月17日(日)までの8週間、ソウルシティツアーバスの運営会社の㈱ソウルシティツアーバスと㈱ノランプンソン(黄色い風船)シティーバスの一部路線で、国内外のバスの乗客を対象にソウルのコンテンツを活用した特別な公演を披露すると明らかにした。 ㈱ソウルシティツアーバスのAコース(都心古宮南山コース)と㈱ノランプンソンシティバスの伝統文化コースの各路線6~7か所で、それぞれの空間の特色に合わせたパフォーマンスでソウルの魅力を表現する。 公演のメッカ大学路(テハンノ)の停留所では、マジシャンがバスに乗り込んで目の前でマジックを披露し、景福宮前では窓の外でマーシャルアーツを組み合わせたテコンドーの伝統武芸パフォーマンスが繰り広げられる。現代的なビルと伝統的な建築物が調和を織りなすソウル市庁(ソウル広場)では、ビー・ボーイングを融合した伝統舞踊のパフォーマンスを見ながら伝統と現代が交わるソウルの魅力を堪能できる。また、ソウル駅乗換センター前では、軽快なビートのスポーツダンスパフォーマンスが用意されており、目まぐるしく動き続ける大都市ソウルを実感できる。 公演観覧が追加された路線のバスには、公演ガイドが同乗し、公演が開かれる場所でパフォーマンスに関する説明を行い、参加型コンテンツの場合は、観客の参加を促す案内役に努める。 この新しい公演型ツアーは、ソウルの主な観光名所を手軽に訪れることのできるシティツアーバスの長所に加え、各名所の魅力を表現した多様なパフォーマンスが合わさって、ソウルを訪問する国内外の観光客が数倍楽しめる観光コンテンツになると期待される。詳しい公演路線と運行情報はソウルシティツアーバス各運営会社のホームページで確認できる。(※運行期間および公演内容は天候や道路事情によって変更の可能性あり) 9月25日(水)から11月17日(日)までの期間限定で行われるプログラムであるだけに、旅行のベストシーズンであるこの秋、大切な家族、友人、恋人と一緒に、一風変わった公演バスに乗って出かけてみてはいかがだろうか。 ソウル市観光産業課のイ・ウニョン課長は「都市の名所を巡るバスツアーとテーマコンテンツを融合した新しいシティツアーバスは、最近国内外の様々な都市で取り入れられている人気ツアー。これまでソウル市は、ソウルシティツアーバスの運営会社と協力し、ホラーコンセプトの『サマーホラーナイトバス』、食事を提供する『バストラン』など、新感覚のツアーバス商品を開発し乗客の大きな反響を得た」とし「今後も新しいコンテンツの開発と様々なイベントを通じてソウルシティツアーバスがソウルの必須観光商品として位置づけられるように努力してきたい」と話す。 添付1.公演シティツアーバスポスター各1部  2.各バス路線の公演内容参考資料 (※報道用の写真は別途提供予定) 【公演シティツアーバスポスター】 【公演シティツアーバスポスター】 ㈱ソウルシティツアーバス ㈱ノランプンソン(黄色い風船)シティーバス
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