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ソウル市、産業と観光名所を掛け合わせた「産業観光10大テーマコース」発掘

ソウルの過去と現在、未来が共存する13分野88か所の「産業観光名所」発掘 産業名所、観光名所、食を一緒に楽しむ「産業観光10大テーマコース」公開 ソウル産業観光ガイドブックを多言語で発刊し、今月旅行会社に配布…ウェブでもコンテンツ拡散 ソウル市は、ソウルの過去と現在、未来が共存する様々な産業資源を体験、学習、見学しながら国内外の観光客の好奇心をくすぐる「産業観光名所」88か所を新たに発掘した。また、このような産業観光名所や近隣の観光名所、食を掛け合わせた「産業観光10大テーマコース」を公開した。 「産業観光10大テーマコース」は、ソウルの産業観光を楽しみ体験できる観光コンテンツ。友人や恋人、家族とともに産業観光名所を中心に巡りながら、新しいソウルの姿を発見できる。 ゲームスポーツテーマコース:VRステーション→スターフィールドCOEXモール→フットボールファンタジウム→文化備蓄基地探訪 エコ再生テーマコース:アリスナラ→トゥクソム漢江公園→ソウル新活用プラザ→清渓川(チョンゲチョン)散策路 K-POPテーマコース:現代カードビニール&プラスチック→梨泰院→SMタウンミュージアム→ソウルスカイ 未来技術テーマコース:SKテレコムNew ICT 体験館 T.um→タイムズスクエア→LGサイエンスホール→汝矣島(ヨイド)漢江公園 近代産業テーマコース:全泰壱(チョン・テイル)記念館→イウムピウム縫製博物館→東大門タッカンマリ通り→平和(ピョンファ)市場 歴史文化テーマコース:ソウル大学病院医学博物館→南山(ナムサン)豚カツ通り→文化駅ソウル284→ソウル路7017 漫画キャラクターテーマコース:ソウルアニメーションセンター→南大門(ナンデムン)市場→ライアンチーズボールアドベンチャー→Nソウルタワー 韓食文化テーマコース:韓国家具博物館→通仁(トンイン)市場→景福宮(キョンボックン)→ミュージアムキムチ間 ファッションビューティーテーマコース:広蔵(クァンジャン)市場~東大門(トンデムン)ファッションタウン~DDP 伝統工芸テーマコース:嘉会(カフェ)民画博物館~北村(ブクチョン)伝統工芸体験館~仁寺洞(インサドン)文化通り~益善洞(イクソンドン)カフェ通り ソウル市は、「産業観光名所」と「10大テーマコース」の情報を盛り込んだ<2019ソウル市産業観光ガイドブック>を多言語(日・英・中・韓)で制作し、今月中に主要旅行会社に配布する予定。詳細はウェブページ「ソウル市産業観光資源現況(https://seoulindustrialtour.com/)」で確認できる。 ソウル市観光体育局のチュ・ヨンテ局長は、「ソウルの発展をリードしてきた多様な産業観光地を紹介し、伝統と現代が共存するソウルならではの魅力を発信していきたい」とし、「国内外の観光客が楽しめるような多彩な産業観光名所と体験プログラムを開発しPRできるよう、今後も民間協力の可能性を模索していきたい」と話す。
SMG 675

2020年、ソウルで「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」開催

パク市長とエカテリナ事務局長、5日の共同記者会見でソウル開催を公式発表 開催地選定理由:持続可能な平和に向けたソウルの努力、優れた国際基盤施設などを考慮 ノーベル平和賞受賞者、市民団体、大学生など約1千人による「平和を語る」国際会議 パク市長「2032五輪招致への国際的支持を集めるとともにソウルMICE産業発展のモメンタムを作りたい」」 世界の平和構築に尽力した歴代のノーベル平和賞受賞者や機関など、およそ1千人が一堂に会し、世界平和について議論する国際会議が来年ソウルで開催される。ソウル市は、2020年第18回「ノーベル平和賞受賞者世界サミット(WSNPL:World Summit of Nobel Peace Laureates)」の誘致に成功したと発表した。パク・ウォンスンソウル市長とエカテリナ・ザグラディナ事務局長は5日(木)、ソウル市庁で共同記者会見を開き、「ソウル」が第18回目の開催都市に選定されたと発表した。 WSNPL事務局は、「南北平和問題に世界が注目しているなか、持続可能な平和のために努力するソウルは、サミットの趣旨と目的に最も適った都市」とし「戦後の韓国の高度経済成長や文化繁栄、優れた国際会議施設が整っている点などに重きを置いて評価を行った」と述べた。 ソウル市は、ノーベル平和賞歴代受賞者が集まる権威ある国際サミットの開催を通じて、平和都市としてのソウルを世界に発信し、来年開催予定の「第1回ソウル平和フォーラム」を平和を象徴する代表的なフォーラムに育成したいとしている。 ソウル市とWSNPL事務局はこの日、来年の会議を成功させるためにMOUを締結する。特に、来年開かれる第18回のサミットに、ノーベル平和賞歴代受賞者はもとより、安保・平和分野の国際専門家を招き、南北関係と韓半島の平和定着に向け、国内外の関心と力量を集める計画。 パク・ウォンスン市長は「WSNPLの開催を通じて、韓半島の平和に対する国際的な関心を集め、戦争が残した傷跡や分断の歴史を乗り越え、平和の象徴としてのソウルを世界に発信するために準備に万全を期したい」とし「これを好機に、韓半島平和プロセスの推進に拍車をかけ、ひいては2032年夏季オリンピック・パラリンピックのソウル・平壌共同開催の実現に向けた国際的な支持を集めたい」と話す。 歴代開催都市 歴代開催都市 回数 開催地 期間 テーマ 備考 第1~8回 イタリア・ローマ 1999~2007 –   第9回 フランス・パリ 2008 Human Rights and a World without Violence   第10回 ドイツ・ベルリン 2009 Breaking Down New Walls for a World without Violence   第11回 日本・広島 2010 The Legacy...   Read more
SMG 1,132

ソウル市、韓国への思い入れがある外国人11人にハングルの名前をプレゼント

ハングルの日記念イベント「ハングルの名前つけます」に248名応募…パク市長直筆のハングル名贈呈 韓国生まれの子どもを養子に迎えた豪州人夫婦や韓国人と結婚した米国人など特別な思い入れがある応募者を選定 2次募集にも82か国から549名の申し込み、ハングルの名前に対する高い関心…新韓流コンテンツに #アメリカ在住のカミーユ・ボワヴェール・コ(Camille Boisvert Ko)さんは、幼い頃アメリカに移民した韓国人と結婚した。夫の家族ともっと親しくなりたいという思いから、ソウル市がハングルの日を記念して実施した「ハングルの名前つけます」キャンペーンに応募し、「コ・ウンギョル」という名前をもらった。この名前は、主人の姓である「コ」に、「心ゆかしい」を意味する「コウン」、「心根」を意味する「ギョル」という言葉を組み合わせてつけられた。「心がきれいな人になりますように」という意味が込められている。 #韓国から男の子2人を養子に迎えたオーストラリアのある夫婦は、子どもたちとの距離を縮めるためにハングルの名前を申し込み、「浩然の気(ホヨンジギ)」をまとった光(ビッ)という意味の「ホヨン・ビッ」と「浩然の気」が宿った松(ソル)という意味の「ホヨン・ソル」という名前をそれぞれ贈られた。この名前には、韓国とオーストラリア間の架け橋となっているこの夫婦が、これからも大きな志と広い心を持ち続けてほしいという希望が込められている。 ソウル市が、韓国に関する特別なエピソードや、普段から韓国や韓国文化に関心を持つ外国人11名にハングルの名前を贈る。ハングルの日(10月9日)を記念し「ハングルの名前つけます」イベントを今年初めて実施、応募を募った結果、世界52か国・地域から248名の申し込みがあった。ソウル市は、このうち11人(10か国・地域)を選定し、ハングルの名前をつけた後、パク・ウォンスンソウル市長直筆のハングル名を贈ると発表した。 応募者の中には、幼い頃に養子として海外へ渡った人や韓国文化に関心を持つ海外の韓流ファンなど、韓国への特別な思い入れがある外国人が多く見受けられた。 ハングルの名前は、応募者自身が希望する名前の意味やそれぞれのエピソードを考慮し、ハングル団体の協力を得て純粋なハングルで作られた。ハングルの姓は、韓国文化やハングルの魅力を伝えるために、既存の姓ではなく真新しい姓を作り名付けた。 ソウル市は、1次募集に続き、2次募集(10月7日から31日まで)を開始したところ、82か国・地域から549名の申し込みがあったと明らかにした。10月単月の応募者数は、計92か国・800人余りに上る。市は、クリスマスを記念して開始する予定の3次募集も、これまでの反響を踏まえ、当初11月末を予定していた募集締め切りを12月7日(土)まで延長した。最終選定者にはクリスマスイブにハングル名を贈る予定。 また、ハングルの名前に多くの外国人から関心が寄せられたことから、世界のいたるところに韓流が広まっていることを再認識し、このプロジェクトを来年も引き続き運営し、新しい韓流コンテンツとして育てていく考え。作名対象者選定過程に参加した世宗国語文化院のキム・スロン院長は「ハングルの名前こそもっとも韓国らしいもの」とし「ハングルの名前にこれほどの熱い関心が寄せられるとは思わなかった。ハングルの名前も、立派な韓流コンテンツになり得ることを証明できたと思う」と話した。 パク・ウォンスン市長は「植民地時代に独立運動を報道したイギリス人記者アーネスト・ベセル(ハングル名:ベソル)や、韓国の国権回復運動を積極的に支援したアメリカ人ホーマー・ハルバート(ハングル名:ホルボッ)など、外国人がこの地で、ハングルの名前で韓国人と共に韓国の歴史を刻んできたように、このプロジェクトが世界の人々とより親密にコミュニケーションできるきっかけになれば」とし「今回ハングルの名前ができた外国人の方々と一緒に、世界各地での韓国文化やハングルの魅力の発信に努めていきたい」と話す。
SMG 711

ソウル交通公社、南部ターミナル駅の遊休スペースで「青年都市農業」

公社と農村振興庁、駅舎両端の地下1・2・3階に延べ面積5,629㎡の「スマートファームプラットフォーム」造成 光、温度、湿度など植物の生育環境をICT技術で制御する「スマートファーム」 インキュベーション、生産物を活用したマーケット、創業キッチンなど都市農業分野の青年創業を支援 「南部ターミナルURBAN FARMコンソーシアム」を事業者に選定…年内着工、2021年運営開始 この10年間使用されていなかった地下鉄3号線南部(ナムブ)ターミナル駅舎内の遊休空間が、ソウル交通公社によって都市農業分野の創業を目指す青年のための「スマートファームプラットフォーム」に生まれ変わる。プラットフォームの運営は2021年開始予定。南部ターミナルの遊休空間は、1987年から民間企業(チルロ総合流通)が造成し運営してきたが、2008年に寄付採納された。その後、3回の入札が行われたが落札に失敗し、空きスペースのまま放置されていた。 「スマートファーム」は、ICT技術を活用した未来型室内農場。農産物の生産から加工・流通・販売までを一か所で行うことで、都市農業分野の青年雇用や関連産業への投資を促す複合空間だ。 「スマートファームプラットフォーム」は、南部ターミナル駅舎の両端(地下1・2・3階)の延べ面積5,629㎡に造成される予定。▲最先端のICT技術で生育やエネルギー、病虫害を自動管理する「スマートファーム」 ▲青年や社会的弱者層の雇用を創出する「インキュベーションスペース」▲生産した作物を活用した販売施設や食飲料売り場、青年創業キッチンなどの「ライフスタイル複合空間」で構成される。 ソウル交通公社はこれに先立ち、7号線上道(サンド)駅と5号線踏十里(タプシムニ)駅の駅舎内に韓国で初めてスマートファーム複合空間の「メトロファーム」を造成し、未来型都市農業の新しいビジョンを提示した。メトロファームは、地下鉄駅にスマートファームを設置したもので、ソウル交通公社の固有ブランド。 既存のメトロファームはスマートファーム体験や教育に集中していたが、今回造成する「スマートファームプラットフォーム」は、これに加えて都市農業における青年創業を支援する空間として運営される点が大きな特徴といえる。公社はスマートファームの拡大だけでなく、関連分野の生態系の革新にも意欲を見せている。 ソウル交通公社は、農村振興庁(庁長:キム・ギョンギュ)と、このような内容を盛り込んだ「遊休施設を活用した都市型スマートファームのテスト構築支援事業」を共同で推進すると発表した。本事業を推進すべく、公募を通じて「南部ターミナルURBAN FARMコンソーシアム」を最終事業者として選定した。 公社は、コンソーシアムの協力もと、農業分野にICTを融合し有能な人材を確保するとともに、関連事業の投資を誘導する空間として再構築する考え。年内に着工し、2021年から運営を始める予定。 ソウル交通公社のキム・テホ社長は「公社は、第4次産業革命の育成に向け国として投資を推進しているスマートファーム事業に積極的に取り組み、農業に対するポジティブなイメージづくりと二次収益の創出のために尽力している」とし「南部ターミナル駅で青年創業ファームや創業キッチンなどを運営し差別化を図ることで、新たな青年創業生態系を築いていきたい」と話す。
SMG 697

ソウル市、ワールドスマートシティアワード「都市部門賞」受賞

世界最大級の「2019 スマートシティエキスポ・ワールドコングレス(SCEWC)」でソウル市が「都市部門賞」受賞 450都市・機関がノミネート、ソウル市の先端技術・インフラ、データ活用政策を高く評価 米ラトガーズ大の「世界電子政府評価」7回連続1位にとどまらず、世界最高のスマートシティに SCEWCに設けた「ソウルパビリオン」でデジタル市民市長室などを紹介、民間企業・技術PRも ソウル市がバルセロナで開催された世界最大級のスマートシティイベント「2019 スマートシティエキスポ・ワールドコングレス(Smart City Expo World Congress)」で「都市部門賞」を受賞した。 毎年11月スペイン・バルセロナ市で開かれる「スマートシティエキスポ・ワールドコングレス(SCEWC)」は、世界中のスマートシティが都市課題のソリューションを提案する国際イベント。昨年は、147か国・700都市から1千社、約2万5千人の専門家が参加した。今年は現地時間の11月19日(火)から21日(木)まで、バルセロナグランビアベニュー(Barcelona Gran Via Venue)で開催された。 ソウル市は20日(水)、「スマートシティエキスポ・ワールドコングレス」で行われた「ワールドスマートシティアワード(World Smart City Awards)」で、「都市部門賞」を受賞したと発表した。合わせて450の都市と機関がノミネートされたが、ソウルを含め6つの都市が本賞を受賞した。 ※ 受賞都市(6):大韓民国・ソウル、イギリス・ブリストル、ブラジル・クリチバ、ウルグアイ・モンテビデオ、イラン・テヘラン、スウェーデン・ストックホルム 「ワールドスマートシティアワード」は毎年、最先端ICT技術が集結したスマートシティ分野をリードする先進都市や革新的なアイディア・プロジェクトを選定している。ソウル市が受賞した「都市部門賞」は、スマートシティに関する研究やイニシアティブ、政策の実現可能性など、未来都市のビジョンと戦略を提示した都市に贈られる。ソウル市は2015年「mVotingサービス」でプロジェクトアワード賞を、2016年には都市部門賞をそれぞれ受賞した。 今回の受賞は、世界最高水準の都市インフラと公共データを基に、都市現象や市民行動を分析し、市民と共に都市問題を解決する協治システムを構築したソウル市の取り組みが高く評価されたものといえる。 ソウル市は、米ラトガーズ・ニュージャージー州立大学が主要都市100か所を対象に実施する「世界電子政府評価」で7回連続で1位になったことに続き、今回の受賞により、世界最高の電子政府にとどまらず、世界最高のスマートシティの栄誉も手にした。 ソウル市のコ・ギョンヒスマート都市担当官は「ソウル市のスマートシティとしての国際的なプレゼンスは、世界最高水準のICTインフラを基盤とする革新的なアイディアを持つ企業と、都市の変化に積極的に対応し取り組んできたスマートシチズンにより創られたもの」とし、「今後、スマートソウルネットワーク(S-Net)、スマートソウル都市データセンサー(S-Dot)、スマートビックデータストレージ(S-Data)など、未来のスマートシティの根幹となる事業を他の都市に先んじて推進することで、世界電子政府1位という地位に安住せず、世界をリードするグローバルスマートシティへとさらなる飛躍を目指したい」と話した。
SMG 1,122

江南の道路で自律走行車試運転へ ソウル市、都心自律走行の実証インフラ構築

ソウル市と現代自動車、21日「世界最高の自律走行モビリティプラットフォームシティ育成に向けた提携」に関するMOU締結 江南、テヘラン路など23本の道路の老朽信号制御機70基の更新など、ソウル市がインフラ支援 現代自動車、早ければ12月から江南にて独自開発の水素電気自律走行車の実証試運転 上岩に続き江南、汝矣島に実証道路を拡大、自律走行車実用化の未来都市目指す 数多くの車が行き交い、世界でも最も複雑な都市のひとつといわれるソウル江南の道路で、自律走行の試運転が行われる。早ければ12月から自律走行車が江南の道路を走行し、都心における自律走行技術の実用化に向けた実証実験が実施される。 ソウル市は、21日(木)ソウル市庁(3階小会議室1)にて、グローバル自動車メーカーの現代自動車と「世界最高の自律走行モビリティプラットフォームシティ育成に向けた提携」に関するMOU(了解覚書)を提携したと発表した。 MOUの締結を機に、ソウル市は自律走行技術の開発・実証のための道路インフラを構築し、現代自動車などの民間企業がこれに基づき完全自律走行の実用化を早期に実現することで、未来の自動車産業における官民協働体制を構築する計画。また、これに先立ち、先日上岩(サンアム)で世界初の「5G自律走行テストベッド」を構築し今年9月民間に開放したことに続き、江南、汝矣島(ヨイド)などの都心にも自律走行実証道路を拡大し、未来交通の生態系の活性化を図る。 まず、ソウル市は早ければ今年の12月から江南大路、テヘラン路、彦州(オンジュ)路など、江南地域の23本の主な道路に設置された老朽信号制御機約70基を更新する。約104本の交叉路では、交通信号開放インフラ(信号オプションボード)の設置も始める。さらに、自律走行車が走行できるよう、交通状況のみならず、周辺の施設物や他の車両と双方向で情報交換ができる道路環境を構築する、C-ITS(Cooperative-Intelligent Transport Systems:次世代知能型交通システム)を融合する。 これが実現すれば、今年4月、世界で初めて韓国が実用化に成功した超高速、超低遲延5G通信網を通じて、24時間0.1秒単位で信号の色や信号が変わるまでの時間を自律走行車が知らせてくれる。雨が降ったり信号を認識するビジョンセンサーが故障しても、安全な都心自律走行が可能になる。 現代自動車は、早ければ12月から独自で開発した環境配慮型未来自動車である「水素電気自律走行自動車」6台を皮切りに、2021年1月までに最大15台投入し江南の道路で自律走行技術の実証実験を行う。 ソウル市と現代自動車は、2021年末までに実証実験を行い、世界最高レベルの都心自律走行技術を確保し、江南、汝矣島、上岩で、交通弱者をはじめとする市民のための「都心自律走行モビリティサービス」のテストを実施する計画。 またソウル市は、2024年までに世界に先駆けて都心自律走行技術の実用化を実現することを目標としている。世界で最も進んだ「水素電気自律走行車」を発売し、環境汚染や事故の心配がない未来交通都市のスタンダードを創るというビジョンも提示した。 ソウル市のファン・ボヨン都市交通室長は「未来交通は単に自律走行車が都心を走るのではなく、免許がない人や体が不自由な交通弱者など、誰もが移動の自由を享受できるようにし、市民を運転と事故から解き放ち、ゆとりある安全な暮らしを実現するもの」とし、「ソウルは世界最高の公共交通都市からさらに飛躍し、2024年までに世界に先駆けて自律走行の実用化を果たす未来交通都市になるだろう」と抱負を語った。 【参考資料1】ソウル江南自律走行実証道路概要 【参考資料2】現代自動車の自律走行車(水素電気自動車/背景:現代自動車自律走行センター)
SMG 783

ソウル市、バス車内でも無料Wi-Fiサービス 一日700万人利用見込み

ソウル市内のマウルバス全路線(235路線、1,499台)に公共Wi-Fi完備、広域自治体では韓国初の試み 市内や広域バス・フクロウバス・リスバス など、今年6千台に設置…来年は100%整備へ ソウルで市内・マウルバスを利用するソウル・首都圏の市民約700万人の通信費軽減効果期待 2020年までに大型公園24か所、2022年までに福祉施設1,289か所に公共Wi-Fi完備、情報格差の解消と通信福祉の向上図る 11月20日からソウルを走る全てのマウルバス*で公共Wi-Fiが無料で使えるようになる。オープン型の「PublicWiFi@Seoul」またはセキュリティ保護型の「PublicWiFiSecure@Seoul」のうちいずれかを選択してアクセスすれば使用できる。全てのマウルバスに公共Wi-Fiを設置するのは自治体としては初の試み。来年からは市内バスを含めフクロウバス**、リスバス***、広域バスでも公共Wi-Fiが100%整備される予定。走行中のバス車内で誰でも簡単に無料Wi-Fiが使えるようになる。 ソウルで市内バス、広域バス、マウルバスを利用するソウルおよび首都圏の人口は、一日平均約700万人(ソウル市内バス:一日平均577万人、マウルバス:一日平均118万人)。無料Wi-Fiが導入されることで、今後は通信費の負担も軽減されると見込まれる。 ソウル市は20日(水)、マウルバスの全路線(235路線、1,499台)と、市内バスおよび広域バスの81%(7,399台中6千台)に公共Wi-Fiの設置を終えサービスを開始すると発表した。現在マウルバスは、全路線にWi-Fiが完備されている。市内バスと広域バスは、科学技術情報通信部と韓国情報化振興院が共同で整備を進めており、来年には残りの1,399台にも設置し100%導入を完了する計画。 ※ マウルバスのWi-Fiアクセス:オープン型の「PublicWiFi@Seoul」またはセキュリティ保護型の「PublicWiFiSecure@Seoul」のうちいずれかを選択して使用。オープン型Wi-Fiは 、利用者が安全かつ快適に利用できるよう、全路線のWi-Fi SSID(アクセスポイントの識別名)を統一した。初回利用時に設定すれば、次回から全てのマウルバスで自動的にアクセスできる。 ※ 市内バスのWi-Fiアクセス:オープン型の「PublicWiFi@Bus_Free_(路線番号)」またはセキュリティが強化された「PublicWiFi@Bus_Secure_(路線番号)」のSSIDのうちいずれかを選択して使用。 <情報格差の解消に向け、福祉施設やコミュニティ空間348か所に公共Wi-Fi設置を完了> ソウル市は、情報弱者がよく利用する総合社会福祉館、高齢者福祉館、障がい者福祉館、青少年休憩センターなど市内の348か所の福祉関連施設にも今年公共Wi-Fiを追加設置した。既存の施設91か所に加え、現在合計439か所の施設でサービスを提供している。 市は2022年までにソウル市内の福祉関連施設1,289か所に無料Wi-Fiを設置し、市民間の情報格差を解消する狙い。 ※ 福祉施設における公共Wi-Fi設置状況および計画 福祉施設における公共Wi-Fi設置状況および計画 合計 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 施設数(か所) 1,289 91 348 300 300 250 AP設置数(台) 4,960 360 1,200 1,200 1,200 1,000 所要予算(百万ウォン) 9,255 563 2,028 2,184 2,328 2,152 ほかにも、バスを待ちながらWi-Fiを利用できるよう、来年上半期までに中央バス専用車路の全停留所358か所にも公共Wi-Fiを整備する。 <2020年までに汝矣島公園、南山公園などソウル市内の10万㎡以上の大型公園24か所整備> 日常生活でも市民が自由にWi-Fiを使えるよう、公共Wi-Fiの設置も拡大する。汝矣島公園や南山公園、文化備蓄基地などソウル市が管理する10万㎡以上の大型公園24か所にも、2020年までに公共Wi-Fiを構築すべく現在設計作業が進められている。  公共Wi-Fiの構築および拡大は、誰でもソウルのいたるところで無料Wi-Fiを使える「フリーデータシティ」の実現を骨子とした「スマートソウルネットワーク(S-Net)推進計画」の一環。市は、2022年までにソウル全域の公共空間にWi-Fi端末機器16,330台を追加設置し、市民の通信基本権を全面的に保障するとともに、スマートシティインフラを完成させるとしている。 ※ 公共Wi-Fi AP(端末機器)設置計画(2019年~2020年) (単位:台)...   Read more
SMG 703

ソウル市育成のフードスタートアップ、3年間で雇用創出181人、売上411億ウォン記録

韓国唯一の農食品分野の創業保育センター「ソウルフードスタートアップセンター」、106社を育成 3年間で累積売上411億ウォン、投資誘致60億ウォン、181人の雇用創出達成…入居競争率4対1 マーケティング、投資、R&D分野の専門家45人と1対1のメンタリング→投資商談会131件、博覧会への参加65社 30日(土)まで入居企業10社追加募集…第2・第3のフードスタートアップセンター開設も検討中 ソウル市は、2016年12月に開館した韓国唯一の農食品(Food-Tech, Agri-Tech)創業保育センターである「ソウルフードスタートアップセンター(Seoul Food Tech Startup Center)」で、この3年間、フードテック革新スタートアップ106社を育成し、入居企業の累積売上411億ウォン、投資誘致60億ウォン、雇用創出181人などの成果を収めた。2019年は、売上総額206億ウォン(49社)、投資誘致14億ウォン、新規採用44人、投資商談会131件・26社、博覧会への参加10回・65社、専門家によるメンタリング215回などの実績を上げている。 ソウル市育成のフードスタートアップ、3年間で雇用創出181人、売上411億ウォン記録 売上 投資誘致額 雇用創出 知的財産権 合計 411億ウォン 61.8億ウォン 181人 101件 2019年(10月) 206億ウォン 14億ウォン 44人 47件 2018年 120億ウォン 30億ウォン 77人 39件 2017年 85億ウォン 18.8億ウォン 60人 15件 「ソウルフードスタートアップセンター」は、農食品産業の有望なスタートアップを発掘するため、オフィススペースの提供はもちろん、マーケティングや投資誘致、技術開発など分野別の専門家メンタリング、国内外の展示会への参加支援、農食品関連企業と関連企業間のネットワーキング、入居企業間の協業などを支援している。 現在、入居している企業は計49社。伝統的な農食品メーカーや食品流通業界に革新をもたらすO2Oプラットフォーム、全国規模の農産物契約栽培を通じた「都農相生(都市と農村が共に成長する)」を実現する農業ベンチャー、未来の食料確保に向けた代替肉類の開発、ムクゲの食用化開発など、農食品を基盤とした様々な分野で、フードテック革新企業が活発に活動している。 センターには農食品分野の多様な企業が入居しているだけに、各企業の特性や成長サイクルに合わせた専門家マッチング、食品関連展示会への参加支援、大手企業や投資家とのネットワーキングイベントの開催など、きめ細かな支援を提供している。 創業予備期から成長期に至るまで、各企業のステージに合わせて専門家によるメンタリングも行われる。マーケティング、投資、R&Dなど9つの分野で45人の専門メンターが企業別に1対1のメンタリングを行うため、入居企業は適宜専門家のアドバイスが受けられる。また、育成担当マネージャーが常時相談に乗り、各企業の課題を把握し、最適なメンターをマッチングする体制も整っている。 併せて、スタートアップにとってもっとも重要な資金確保のための投資誘致も支援する。投資専門メンターとのマッチング、投資家や関連機関とのネットワーキングイベントの開催、専門機関との協業による成長支援プログラム(スケールアップ)の導入など、入居企業の優れた製品やサービスへの投資を積極的に誘致し、企業の成長を後押しする。 ソウル市は、11月30日(土)までソウルフードスタートアップセンターの入居企業を追加で10社募集すると発表した。農食品分野の革新的なアイディアや事業化能力を備え、ユニークな事業モデルを有する創業者なら誰でも申請できる。応募方法は申請書類と事業計画書をソウルフードスタートアップセンターホームページ(http://seoulfoodstartup.org)に提出。詳細の問い合わせはソウルフードスタートアップセンター(☎02-6978-1741)へ。  ソウル市都市農業課のソン・イムボン課長は「ソウル市はこの3年間の数多くの成果を土台に、有望な食品関連スタートアップの持続可能な成長をけん引する役割を拡大している」とし「食品分野スタートアップの入居ニーズが増え続けているだけに、今後、第2・第3のフードスタートアップセンターの開設も検討したい」と話す。  ☐ ソウルフードスタートアップセンター ソウルフードスタートアップセンター 入居企業間ネットワーキング 展示会 講師を招いた特別講義 オフィススペース
SMG 660

DDP外壁に映し出される「冬の光の祭典」…夜の観光コンテンツ創出

12/20~1/3、ソウル市・ソウルデザイン財団主催の「DDPライト、ソウル解夢(ヘモン)」開催 DDPの外壁全体に音楽に合わせて光・映像を映し出すライトショー…冬の風物詩イベントに 世界的なメディアアーティストレフィック・アナドル氏とAIを駆使したメディアファサード演出家ミン・セヒ総監督がコラボ ソウルの文化資産としてDDPを成長させ東大門エリアの地域経済および観光活性化の貢献目指す 年末年始(12月20日~1月3日)、ザハ・ハディッドが設計した東大門デザインプラザ(DDP)の外壁が大きな展示場に様変わりする。日が沈み辺りが暗くなると、緩やかなカーブを描いた銀色のDDPの外壁に、きらびやかな光と映像による大型イルミネーションショーが音楽に合わせて映し出される。その圧倒的なスケールと目が離せないダイナミックなライトショーは、これまでとは全く違った東大門の新しい夜景を演出する。「メディアファサード(Media-Facade)」は、建築物の表面にLEDなどの光源を設置し、色や明るさに変化を持たせることで、動的な変化や映像を創り出す照明演出のことを指す。 ソウル市とソウルデザイン財団(代表:チェ・ギョンラン)は、DDPの全面を大型スクリーンに見立てて、様々なコンテンツをメディアファサードに映し出す、冬の光の祭典「DDPライト」を今年から開催すると発表した。 DDPライトという名前には、都市の建築物であるDDPで公共(人々の)のストーリーを芸術と技術で表現し、DDPの外壁を、「光」という素材を経験できる市民のための公共スクリーンとして活用するという意味が込められている。 また、ソウル市は「DDPライト」を、豪州の冬にあたる5月末に開かれ多くの観光客が訪れる「ビビッド・シドニー(Vivid Sydney)」のような、冬の風物詩となる夜の観光コンテンツとして発展させたい考え。今後DDPがソウルの文化資産に成長し、東大門を中心に地域経済と観光活性化に貢献するものと期待される。 「DDPライト」は、光を素材にした従来の祭典では見られなかった新しい感動を市民に与える。初の開催となる今年のテーマは「ソウルの解夢(Seoul Haemong)」。ソウルと東大門の過去、現在、未来をデータビジュアライゼーションコンテンツで表現する。トルコ出身の世界的なメディアアーティストレフィック・アナドル(Refik Anadol)氏がメインアーティストとして参加し、AI(人工知能)を駆使したメディアファサード演出家ミン・セヒ氏が総監督として参加する。 ソウルと東大門の過去の写真や市民が撮影したソウルの写真データを集め、これらをAIやマシンラーニングなどの技術で解析・再構築し、光と映像で表現する。市民の自発的な参加を促し、様々なストーリーを作品に盛り込む考え。 ソウル市とソウルデザイン財団は、今年を皮切りに毎年新しいテーマを選定し、国内外のメディアアーティストとのコラボを通じてライトコンテンツを公開する予定。 今年で開館5周年を迎えるDDPは、一日平均2万4千人を超える来場客を記録し、ソウルの観光名所として高い人気を誇っている。2014年の開館時に年間688万人が来館、その後毎年11.5%ずつ増加し、昨年は1千万人を突破した。年間平均128件のコンテンツを公開し施設稼働率は78%を超えるなど、デザイン専門家のみならず、市民や観光客にとっても魅力的な場所として脚光を浴びている。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は「DDPライトは、DDPの独特な外壁面を利用したユニークなライトコンテンツ。観光客の足が遠のきやすい冬季シーズンの代表的な夜の観光コンテンツに成長させ、DDPの未来を担う光の祭典を通じて東大門エリアの発展に貢献したい」とし「みんなが共感できるストーリーを芸術と技術で表現し、これからも長く愛されるコンテンツにしていきたい」と話す。
SMG 670

洪陵「バイオ医療クラスター」第1段階完成…成長産業創り本格稼働

バイオ医療創業支援のコントロールタワー「ソウルバイオハブ」3棟が完工…企業成長を手助けする支援に本腰 5日(火)、ソウルバイオハブ「地域ヨルリン棟」の開館式…パク市長や大学・病院・企業などの関係者が参加 第2段階本格稼働…BT・IT融合センター、グローバル協力棟など順次造成、「強小研究開発特区」の指定 主要9病院や5つのバイオ産業協力団体が参加し、産官学の協力体系づくりに関するMOU締結 ソウル市が未来成長産業として構想中のバイオ医療産業の中心拠点「洪陵(ホンヌン)バイオ医療クラスター」の第1段階が完成した。ソウル市はバイオ医療の創業支援コントロールタワー「ソウルバイオハブ(東大門(トンデムン)区回基(フェギ)路117-3)」の3棟が完工し、バイオ医療産業育成に向け本腰を入れると発表した。 教育やコンサルティングなどスタートアップの成長と事業化を支援する「産業支援棟(2017年10月)」、研究開発を支援する「研究実験棟(2019年4月)」に次ぎ、協業とコミュニケーションのための「地域ヨルリン棟」が11月5日(火)に開館する。 ソウル市は第2段階として、2020年まで「BT・IT融合センター」を、2021年まで「グローバル協力棟」を、そして2024年までには「先端医療機器開発センター」を順次造成する計画だ。この計画が実現すれば、1960年代の韓国経済をけん引した洪陵がバイオ産業の前哨基地になると見込まれている。 ソウル市は11月5日(火)、「地域ヨルリン棟」の開館式を行った。パク・ウォンスンソウル市長を含め、大学や病院、研究所など洪陵の関係機関、グローバル企業、バイオ産業団体などおよそ200人が参加し、開館祝賀行事や企業入居歓迎式が開かれた。 ソウルバイオハブは、洪陵クラスターの中核施設として、創業5年以下のバイオスタートアップの創業を支援する空間。ここにバイオ医療関連のスタートアップ67社が入居する。現在、研究開発やコンサルティング、投資誘致など事業のサイクル別にきめ細かな支援プログラムを運営しており、大学や病院、研究所、地方クラスターなど関係機関との協力を通じて、バイオ創業の生態系づくりの中心的役割を担っている。 ソウル市はジョンソン・エンド・ジョンソンやノバルティス、MSDなどグローバル製薬会社の「パートナリングオフィス」をソウルバイオハブに誘致するとともに、バイオ医療分野の優れた技術を保有する韓国企業を発掘し、コンサルティングやメンタリング、海外進出を支援するなど協力モデルを作っている。 今回開館する「地域ヨルリン棟(*ヨルリン:開かれた)」は、延べ面積3,113㎡、地下2階・地上4階規模で、①企業入居及びコーワーキングスペース、②科学図書館、③カンファレンスホール、セミナールーム、休憩空間などで構成されている。 ソウル市は、洪陵バイオ医療クラスターの第1段階インフラのソウルバイオハブ3棟の完工に続き、第2段階インフラの造成にも拍車をかけている。今後洪陵一帯に、①BT・IT融合センター(2020年)、②グローバル協力棟(2020年)、③先端医療機器開発センター(2024年)など、段階別の企業入居空間を拡大し続け、ソウルバイオハブを卒業した企業が洪陵を拠点に事業安定を図り持続的に成長できるよう支援を行う計画だ。 また、洪陵一帯を「強小研究開発特区」に指定(2019年9月申請)し、円滑な企業活動のための規制改善や制度づくりに集中する計画だ。特に市は、最近選定された「洪陵経済基盤型都市再生ニューディール事業(2019年10月)」の施行により、バイオ産業支援インフラの充実や定住環境改善事業などと連携することで、洪陵地域がソウルバイオ医療産業の拠点に生まれ変わるにあたってより弾みがつくだろうと見込んでいる。 パク市長は「ソウル市は未来産業のひとつとしてバイオ医療産業に注目し、関連スタートアップの活発な立ち上げと研究開発が行われる前哨基地として洪陵バイオ医療クラスターを造成してきた。その第一歩がソウルバイオハブ3棟の完成だ。教育やコンサルティングから研究開発、協業、コミュニケーションなどに至るまで総合的な支援が本格的に展開される。これから第2段階を稼働させ、1960年経済成長のゆりかごだった洪陵をバイオ産業の中核地域として育成していきたい」と話す。 ソウルバイオハブ鳥瞰図 地域ヨルリン棟
SMG 646

声楽家チョ・スミが「ソウル広報大使」に…ソウルを世界に発信したい

ソウル市を代表するグローバルPR動画への出演を機に、11月4日(月)、ソウル市庁で声楽家チョ・スミ氏をソウル市広報大使に委嘱 チョ・スミ氏「住みやすい、泊まりたい、投資したい都市ソウルの魅力を世界に発信したい」 激声楽家のチョ・スミ氏がソウル市広報大使(以下、ソウル広報大使)に委嘱された。この委嘱はチョ氏が2019年にソウル市のグローバルPR動画にメインモデルとして出演したことがきっかけとなった。このオファーを受け入れた理由について、「ソウルは私を芸術家に育ててくれた母体の都市」とし「ソウルを代表するソウル広報大使になりとてもうれしく思う」と話した。 11月4日(月)午前11時、ソウル特別市庁で広報大使委嘱式が開かれた。パク・ウォンスンソウル市長から委嘱牌を受け取ったチョ氏はこれからソウル市のPR活動に努める。彼女は「海外で多くの活動を行っているが、いつも心の故郷であるソウルのために自分に何ができるか常に考えていた。世界の様々な場所を訪れ活動を展開する際、韓国の首都ソウルの魅力を発信できるよう頑張りたい」と話す。 チョ氏が出演するグローバルPR動画は、ソウル市の主な国内外の行事やソウル市オフィシャル外国語ホームページおよびSNSなどで、ソウル市を代表する動画として活用される。動画でチョ氏は世界的に有名なソプラノ歌手としての姿を通じて、「グローバルリーディング都市ソウル」と「K-popが誕生した音楽都市ソウル」のクラシックな品格を表現する。特に、コンサートシーンでは直接アリアを録音する情熱的な姿も見せた。 ソウル広報大使は「ソウルを愛し、ソウルを語る人たち」というビジョンのもと活動を繰り広げる。今回の委嘱で計39人となるソウル広報大使は、放送、建築、文化、芸術など様々な分野の専門家で構成されており、市民の夢と希望を代弁する役割として、ソウル市や市政のPRに最善を尽くしている。 パク市長は「世界的な声楽家チョ・スミさんをソウル広報大使としてお招きできたことをうれしく思う」とし「海外で主に活動されているチョさんにはグローバル都市ソウルの魅力を発信していただくよう期待している」と話した。 □ 関連動画およびSNS チャンネル名 URL ソウル市代表Facebook(英語) https://www.facebook.com/seoulcitykorea/videos/2459485117481147/ ソウル市代表YouTube(英語) https://youtu.be/0R8ejS4SerY ソウル市代表Instagram(英語) https://www.instagram.com/p/B4MazhRJ2e2/?utm_source=ig_web_copy_link ソウル市代表Twitter https://twitter.com/Seoul_gov/status/1189357449779638272
SMG 617

移動の未来を切り開く「2019 ソウルスマートモビリティEXPO」

24日、ソウル市長が水素自動車に乗って「2019 ソウルメイヤーズフォーラム」に参加…気候変動への対応意志を発信 「水素自動車マスタープラン」を拡大…水素自動車3千台→4千台、水素ステーション11か所→15か所 他の市・道より水素自動車の購入希望者が多いソウル…待機需要の相当部分の解消を期待 激しい渋滞や疲れる長距離運転、いつまでも克服できそうにないペーパードライバー──。こんな私たちの姿は今後も続くのだろうか。未来の交通手段を先に確認したいなら、今週上岩洞(サンアムドン)ヌリクムスクエアに行ってみよう。 ソウル市が11月8日(金)と9日(土)、上岩洞ヌリクムスクエアやMBC前文化広場などで「2019 スマートモビリティEXPO」を開催する。今年で初めて開かれるこの行事では、第4次産業革命がもたらす交通システムの変化を展望しモビリティの青写真を提示する。未来交通に対するソウル市のビジョンを紹介し、市民が直に目で確かめ経験できる体験の場となる。エキスポは「移動の未来、新しい価値を更に提供(Freedom of Mobility)」というテーマで、11月8日(金)午前10時から始まる。 <パク市長、自律走行宅配ロボットとともに「移動の自由」をテーマに「ソウル宣言」を発表> 「2019 ソウルスマートモビリティEXPO」は、パク・ウォンスンソウル市長と自律走行宅配ロボットが「移動の自由」に関する「ソウル宣言」を発表して始まる。これはソウルの移動パラダイムが、移動の自由をみんなで享受する「スマートモビリティ時代」にシフトしていることを宣言するという意味がある。 <11月8日(金)、未来のスマートモビリティを紹介する国際カンファレンス開催> 「移動の未来、新しい価値を更に提供」というテーマで開催される国際カンファレンスでは、パク市長やマサチューセッツ工科大学のモシェ・ベン・アキヴァ(Moshe Ben Akiva)教授など、産官学が一堂に会し専門知識を共有することで、有人ドローンや自律走行自動車時代に備える協力の土台を整える。 まず始めに、マサチューセッツ工科大学(土木環境工学)のモシェ教授が「スマートモビリティ:新しい未来、共有の可能性」について基調講演を行う。続く対談「移動の自由、新しい価値を更に提供」にはパク市長が参加する。細部セッションでは「新しい機会:有人ドローンが変える都市」と「ソウルを動かす自律走行事業の成果と未来」というテーマでディスカッションが行われる。 このカンファレンスは、11月8日午後1時半から6時まで、上岩洞ヌリクムスクエアビジネスタワー国際会議室(3階)で開催される。 <韓国初、ドローンタクシーの先駆者ボロコプター、EHang、ウーバーの機体展示> ドローンタクシー業界をリードするドイツのボロコプター(Volocopter)、中国のEHang、アメリカのウーバー(Uber)のドローン機体が韓国で初めて展示される。ドイツのボロコプター(Volocopter)は第4世代のドローンタクシー「ボロシティ(Volocity)」を公開し、最近シンガポール都心での飛行に成功したドローンタクシー界のトップランナー。中国のEhangはオーストラリアで飛行テストに成功したほか、2017年12月には「広州フォーチュングローバルフォーラム(FORTUNE Global Forum)」でドローン1,180台による飛行ショーを披露しギネス記録を更新した底力のある企業だ。ウーバーは構築済みのプラットフォームを活用し、2023年、ドローンタクシー中心の公共交通サービスの提供に向けて取り組んでいる。 <自律走行車両の搭乗体験や自律走行シャトルバス、無人宅配車両など自律走行技術が集結> 今年6月上岩洞に造成された世界初の「5G自律走行テストベッド」では、自律走行車両の体験試乗ができる。オーダーメード型自律走行体験は、歩道区間で自律走行車両(6台)を呼び出すところから始まる。車両を呼び出すと、待機中の自律走行車両が指定場所に到着し、乗客を乗せて▲S字、▲平行駐車、▲突発事態、▲Uターンなど様々なコースを走る。また、1.7kmのテストベッドで、一般車両と一緒に走行するコースも楽しめる。 11月9日(土)には、自律走行宅配ロボット(2台)が、▲駐車ミッション、▲障害物回避、▲交差路走行、▲障害物緊急停止など様々なテクニックを披露しながら宅配運搬ミッションを遂行する。 <パーソナルモビリティ体験、MaaS展示館など「未来交通体験ハンマダン」開催> 電動キックボードや電動ホイルで都心を走るパーソナルモビリティ体験も用意されている。 <行事当日ワールドカップ北路など一部道路は通行止め、迂回路利用のお願いも> 行事のスムーズな進行のために、ソウル市は11月9日(土)、ワールドカップ北路デジタルメディアシティ十字路からワールドカップパーク7団地交差路までの区間で通行止めを行う。 ソウル市は、一部道路の通行止めによる不便を最小限にとどめ、 通行止め区間と周辺交差路に交通処理要員を配置するとともにバナースタンドなど案内ツールを設置。交通秩序の維持や安全管理に総力を挙げる。併せて、EXPOに参加する市民には公共交通や迂回路の利用をお願いした。 ソウル市都市交通室のファン・ボヨン室長は、「今回のEXPOを機に、ソウルが世界の未来交通をリードするスマートモビリティシティへと跳躍できるよう努力したい。第4次産業革命がもたらすモビリティ技術を実現できるプラットフォームを構築し、ソウル経済の活力を生み出す追い風の役割を果たしたい」とし「多くの市民や未来をけん引する担い手がEXPOを訪問し、未来交通を先に体験する有意義な時間になれば」と述べた。 ※より詳しい内容は、報道資料韓国語版でご確認できます。
SMG 633