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  • ソウル市、韓屋の屋根の点検に全国で初めて「ドローン撮影」を導入

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    ドローン撮影

    ソウル市は、2023年から韓屋の屋根の点検を行う際、全国で初めて「ドローン撮影」を導入することで、韓屋のメンテナンスをより効率的かつ安全に進めていくと発表した。韓屋屋根のドローン点検は、屋根に雨漏りなどのトラブルが発生した場合、「ソウル市韓屋支援センター」を通じて申し込むことができる。

    これまで、韓屋の屋根の点検は、技術者が直接屋根にのぼってその状態を肉眼で確認し、問題のある箇所をいちいち撮影する必要があった。しかし、これからはドローンを用いて屋根の全体の様子や瓦の細部の状態を多様な角度や位置から精密撮影することが可能となったため、安全かつ効果的な点検を行うことができるものと考えられる。

    特に、雨漏りなどのトラブルが発生した際には、家の内部をはじめ屋根の上からも綿密な状態調査を行う必要がある。このとき、ドローンで多角度から撮影した写真を活用すると、問題の原因を正確に把握することができるため適切な修繕方法を提案することができるほか、居住者に対してもさらに具体的なソリューションを提供することができる。

    ソウル市は、2015年からソウル市内にある約8千軒の韓屋の持続可能な保存に向けて「韓屋支援センター」を運営しており、生活密着型の韓屋点検・管理サービスである「韓屋出動119」を提供している。今後、「ドローンを活用した屋根点検」は、韓屋出動119サービスの一環として提供されることになる。

    「韓屋出動119」は、年間約200件の韓屋現場訪問を通じて、点検、メンテナンス・修繕コンサルティング、各種支援事業との連携などのサービスを提供している。このうち、「韓国式瓦屋根」に関する点検要請が50%占めていることを踏まえると、ドローン点検の導入によって韓屋のメンテナンスに画期的な変化をもたらすきっかけになることが期待される。

    市は、「韓屋支援センター」が提供している「韓屋出動119」や「韓屋屋根のドローン点検」などを通じて、市民に韓屋のメンテナンスに関する情報やサービスをコンスタントに提供していく計画だ。また、韓屋支援センターに集積された点検資料などについても、今後、ソウルの建築文化を記録し発展させていくための貴重な資料として活用する予定だ。

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