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24日(金)、DDPで一緒に踊る「パムトッケビ※」募集中

24日(金)、DDPで一緒に踊る「パムトッケビ※」募集中

– 青春ランウェイ&ダンシングナイトのコンセプトでソウルパムトッケビ・ナイトマーケット@DDPの開催 – 14日(火)までソウルホームページでナイトマーケット出店フードトラックやデザイナー募集 – 汝矣島、清渓広場、DDPに続き、木洞運動場ナイトマーケットも7月オープン予定 ※トッケビ: 夜中に現れ、悪者を罰する鬼を指す韓国語   □ ソウル市は、6月24日(金)夕方に開かれる「ソウル・パムトッケビ・ナイトマーケット@DDP」に出店を希望するフードトラック、ファッションマーケットに参加するデザイナーなどを14日(火)まで募集すると発表した。 ○ ソウル市ホームページ→ニュース・お知らせ→告知→告知・公告にて参加申込書をダウンロードし、seoulbamdokkaebi@naver.comへ送信すれば参加申込が完了する。 ○ 募集人員はフードトラック30台、ファッションマーケット参加デザイナー60チーム、地域商人20チームだ。 □ 今年3月オープンした「汝矣島(ヨイド)」と5月にオープンした「清渓広場」に続き、3番目にオープンする「ソウル・パムトッケビ・ナイトマーケット@DDP」は、東大門地域の特徴を考慮しDDPで行われ、6月24日(金)から10月29日(土)まで、毎週金曜・土曜の夜7時から夜12時まで運営される。 □ ファッションやデザインのメッカの東大門で開かれる「ソウル・パムトッケビ・ナイトマーケット@DDP」のコンセプトは「青春ランウェイ&ダンシングナイト」。 □ 24日(金)の夕方、「ソウル・パムトッケビ・ナイトマーケット@DDP」は、青年シェフによるフードトラック、若手デザイナーの閃きのアイデア商品、商圏活性化プロジェクトによるオープンファッションマーケットなど、豊富な内容で構成される。 □ また、ファッショントレンドをリードする東大門の異色街ファッションショー、皆で踊って楽しむDJパーティー、ロマンチックな路上ライブなど文化プログラムも用意されており、「食べる・見る・楽しむ」を全て満たしてくれる、うってつけのイベントと言える。 □ ソウル市は、DDPナイトマーケットに地域共存ゾーンを別途構成・運営しているが、これを機に様々なショッピングモール、観光地、免税店が一堂に揃う東大門地域ならではの個性を生かし、地域経済の活性化にもつなげたい考えだ。 □ また、ソウルデザイン財団ではDDP独自で行っている映画祭、サマーフェスティバル、ファッションウィークなど各種プログラムと連携し「ソウルパムトッケビ・ナイトマーケット@DDP」に花を添える。 〈6月10~14日、「ソウルパムトッケビ・ナイトマーケット」@DDPの参加商人の募集〉 □ 参加申請者を対象とした第1次書類資格審査の後、第2次現場品評会では専門家、市民モニタリング団、市民評価団が味、デザイン、商品性などを評価する。最終的に選ばれた参加者は6月24日(金)のナイトマーケット初日から10月オープン日まで参加することになる。 □ DDPの参加募集終了後は、木洞(モクドン)運動場で開かれるソウルパムトッケビ・ナイトマーケット@木洞運動場でも引き続き参加者を募集し7月のオープンを準備しているため、さらなる盛り上がりが期待される。 □ ソウル市小商工人支援課のチョン・サンテク課長は、「ソウルの代表的なブランドナイトマーケットとして位置づけられるソウルパムトッケビ・ナイトマーケットを、汝矣島に続きDDPでも定期的に運営することになった」とし「ソウルパムトッケビ・ナイトマーケット@DDPに情熱や才能あふれる多くの人々に参加してほしい」と話した。 ※添付:汝矣島の現場写真およびソウルパムトッケビ・ナイトマーケットのポスター   □ ソウルパムトッケビ・ナイトマーケットの現場写真
SMG 1,975

ソウル市、ピークシーズンを狙ったぼったくり根絶キャンペーン・合同取り締まりを実施

– 日本のゴールデンウィーク、中国の労働節を迎え、不当な料金請求問題の予防・取り締まりを実施 – 価格表示制順守キャンペーン後、市・区・観光警察隊による合同取り締まりの実施 – 17㎡以上の店舗対象、違反常習業者に最大1千万ウォンの過料 – 今年下半期を目標に観光特区内の価格表示制の全面義務化を推進   □ ソウル市は25日(月)、日本のゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)や中国の労働節(4月30日~5月2日)など観光のピークシーズンを迎え、「ソウル観光三無三強革新対策」のひとつである不当な料金請求問題を根絶するため、観光特区内の価格表示制順守キャンペーンおよび合同取り締まりを実施する計画だと発表した。 〈4⁄21~5⁄8、外国人観光客を狙ったぼったくり根絶のため観光特区を中心に取り締まり実施〉 □ 今回のキャンペーンと合同取り締まりは、ソウル市内にある観光特区地域6か所や外国人の訪問が多い地域(梨花女大街、弘大歩きたい街)内、大型スーパー、コンビニ、伝統市場、その他の小売店を対象とする。 〈キャンペーンおよび合同取り締まりの対象地域〉 観光特区 外国人観光客の訪問が多い地域 中区 鐘路区 龍山区 松坡区 江南区 西大門区 麻浦区 東大門 ファッションタウン 明洞、南大門、 北倉洞、茶洞、 武橋洞 鐘路、清渓 梨泰院市場 蚕室特区 江南マイス 梨花女大街 弘大歩きたい街   □ 価格表示制順守キャンペーン(4月21日~29日)は、消費者団体(消費者市民の会、消費者教育中央会、韓国消費者パワーセンター)やソウル市、各自治区が共に行う。そして海外から観光客の訪問が増加する30日からは、観光警察隊と市・自治区合同取り締まり班を構成し、価格表示義務に関する違反を集中的に取り締まる計画だ。 〈17㎡以上の規模の店舗を対象に取り締まり、違反常習業者に最大1千万ウォンの過料〉 □ ソウル市は、▲販売価格および単位価格の非表示・虚偽表示などを集中的に啓発・取り締まりを実施する計画で、価格表示制の違反業者に対しては、1回目の摘発で是正勧告措置を取り、2回目の摘発からは30万ウォンから最大1千万ウォンの過料を徴収する。 □ 販売価格は個別商品に表示すること(例:販売価格◯◯◯ウォン又は₩◯◯◯)を原則としている。ただし、業態や商品種類、店内のディスプレイなどにより個別表示が困難な場合は、総合的に提示する(例:品目◯◯◯、販売価格◯◯◯ウォン)など、消費者にとって最も分かりやすい方法で販売価格を表示しなければならない。 □ 価格の表示に一部漏れがあったり表示ミスがあるなど軽微な事項については、現場で直接是正措置を取る。また、価格表示制のスムーズな定着・拡大に向け、パンプレットを配るなど積極的な広報活動も併せて実施する。 〈今年下半期を目標に観光特区内の価格表示制の義務化を推進〉 □ ソウル市は外国人観光客を狙った不当な料金請求問題の根絶を目指し、現在17㎡以上の規模の店舗に限って実施されていた価格表示制を、今年下半期中に観光特区内のすべての店舗に義務付けるため、自治区、観光特区協議会、商人会などと協議を進めている。 □ ソウル民生経済課のチャン・ヨンミン課長は「価格の表示は消費者の合理的な購入に必要な最小限のセーフティネットであり、とりわけ外国人観光客が多く訪れる観光特区地域で価格表示制を定着させることは必須だと言える。ソウル市は今後とも消費者団体や商人たちと力を合わせて年中キャンペーンを実施し、ピークシーズンなどには合同取り締まりを強化していく計画だ」と話した。 ※添付1.「ピークシーズンに備えた価格表示制の指導・点検概要」 □ 関連根拠および対象 ○ 根拠...   Read more
SMG 2,447
ソウルシティツアーバス、江南・江北間乗り換え運行開始

ソウルシティツアーバス、江南・江北間乗り換え運行開始

– 4月1日から江北パノラマ路線と江南循環路線が乗り換え接続可能に – 最大75%割引のチケット一枚で江南駅、セビッ島乗り換え – 江南駅で外国人、多文化家庭など体験団180人による試乗式開始   □ それぞれ別々に運行されていたソウルシティツアーバスの江北(カンブク)路線と江南(カンナム)路線が、乗り換えが可能となることでひとつにつながる。4月1日から運行開始予定のこの路線は、最大75%の割引が適用される乗車券1枚で、江南駅とセビッ島で乗り換え、江北パノラマ路線と江南循環路線の両方を利用できるようになる。 □ パノラマ路線は、光化門(クァンファムン)から出発し、南山(ナムサン)~セビッ島~63ビル~弘大(ホンデ)を経由して再び光化門に戻るコースで、4月1日からは江南駅と鷺梁津(ノリャンジン)水産市場が経由地に追加される。 □ 江南区内でのみ運行されていた江南循環路線も、近くの瑞草(ソチョ)区までコースを延長し、セビッ島、高速ターミナル、ソレマウル、法院・教大駅などの観光名所が経由地に追加された。 □ これによって、江北からパノラマ路線に乗って出発した観光客は、江南駅とセビッ島で江南循環路線に乗り換え、カロスキル、韓流スターロード、コエックスモール、高速ターミナル、ソレマウルなど江南と瑞草地区のホットスポットをすべて巡れるようになった。 ○ 江南循環路線は、路線は延長されたものの、トロリーバスを1台増車し、合わせて3台で運行するため、従来通りの間隔で運行される。 □ さらに、江南と江北路線が乗り換えによりつながったことを記念し、6月末まで両路線の乗り換えチケットを最大75%割引販売する。大人一人がパノラマ路線(15,000ウォン)と江南循環路線(12,000ウォン)の乗車券をそれぞれ買うと27,000ウォン払うことになるが、1枚の乗り換えチケットを購入すれば18,000ウォンで済む。 ※ パノラマ路線(15,000ウォン)+江南循環路線(3,000ウォン、75%割引) ※ 江南循環路線(12,000ウォン)+パノラマ路線(6,000ウォン、60%割引) ○ 江南循環路線のみを利用する場合も、7,000ウォン割引され5,000ウォンでチケット購入が可能。 □ また、当日11時30分、江南駅の11出口では、オンラインから募集された外国人、多文化家庭、一般市民など180人による試乗式が開始される予定。 □ ソウル市観光事業課のキム・ジェヨン課長は「今回の江南・江北路線の乗り換え接続は、先月発表した『ソウルシティツアーバス運営改善計画』に基づいて実行される初の事業であり、今後も江南・江北連携新規路線の運営、サービス水準の向上など同計画を着実に推進し、これを通じてシティツアーバスがソウルの代表的な観光交通手段として個人観光客に愛用されるよう取り組んでいきたい」と話した。 □ 江北パノラマ路線および江南循環路線の概要 路線名 延長(所要時間) 運行時間 配車間隔 運行車両 主要コース パノラマ 40.5km(110分) 09:30~18:40 40 2階バス(2),トロリー(2) クァンファムン(出発地)~ミョンドン(明洞)~アニメセンター~ナムサン(南山)ケーブルカー前~ヒルトンホテル~ナムサン(南山)図書館~ハイアットホテル~カンナム駅~セビッソム~ノリャンジン水産市場~63ビル~ヨイナル駅~ホンイック大学前~空港鉄道(ホンデ駅)~イファ女子大学入口~農業博物館~ソウル歴史博物館~セジョン(世宗)文化会館~クァンファムン(光化門)(終着地) カンナム(江南)循環 22.8km(90分) 10:00~19:00 40 トロリー(3) カンナム駅(出発地)~ヨンドン市場~シンサ駅~カロスギル(北)~観光情報センター~ロデオ通り~チョンダムドン十字路~ポンウンサ(奉恩寺)~コエックス~サムソン駅~セブンラックカジノ~韓流スター通り~観光情報センター~カロスギル(北)~セビッソム~高速ターミナル~ソレマウル~法院・キョデ駅-サムスンタウン-カンナム駅(終点)   □ 江北・江南路線の乗り換え路線図 – カンボク・パノラマコース –...   Read more
SMG 2,615

ソウル観光「三無三強革新」で、ぼったくりや低品質の旅行商品撲滅へ

– ソウル市「ソウル観光三無三強革新対策」発表…24日(木)、官民協力のTFを発足 – 観光客を狙った不当な料金請求、低品質の旅行商品など慢性的な問題を解消、個人観光客のニーズを満たす – 観光特区6か所の全店舗に価格表示制を拡大、タクシーのぼったくり問題の根絶に向けた「スリーアウト」制度を導入 – 不当な料金請求の被害補償制度の実施地域拡大、補償金額を1人あたり30万→50万ウォンに引き上げ – 個人観光客向けのモバイル観光市場・ソウル観光パスを今年下半期に導入、飲食店に外国語メニューを普及   □ ソウル市が観光業界と共にソウル観光の3不(不便、不満、不信)の根絶に向け、本格的に取り組んでいく考えを示した。 □ ソウル市はまず、明洞(ミョンドン)、梨泰院(イテウォン)など観光特区6か所内の17㎡以上規模の小売店舗のみに義務付けられてきた価格表示制を、今年下半期に特区内の全店舗に拡大・適用することを目標に掲げ、関連機関(自治区、観光特区協議会、商人会など)との協議に本腰を入れる。 ○ 小売店舗(17㎡以上)を対象とした価格表示制の義務化とタクシーの不当運賃請求の解決に向け、市・自治区・観光警察隊などによる合同点検を強化し、2月からはタクシーの不当な料金請求に対し、「スリーアウト制度」を導入し、2年以内に不当な料金請求で3回摘発されたタクシーは資格を取り消されることになる。 □ 買い物や飲食店、宿泊を利用する際、不当な料金請求の被害にあった外国人観光客にソウル市観光協会と観光特区協議会が補償金を支給する「不当な料金請求の被害補償制度」は、観光特区から弘大(ホンデ)、新村(シンチョン)など主要観光地へと実施地域を拡大し、補償金額も1人あたり30万ウォンから50万ウォンに引き上げる。 □ 今後ソウルは、個人観光客にとってより旅行しやすい都市になる。様々な旅行商品が直接取引される「モバイル観光市場(仮称)」を9月中にオープンし、1日券、2日券のような、一定期間公共交通機関の利用や観光地の割引などの特典を受けられる「ソウル観光パス」を下半期に導入する予定だ。 ○ 「モバイル観光市場」は、例えば「鷺梁津(ノリャンジン)で生まれ育った地元住人が紹介する水産市場ツアー」や「メイクアップツアー with ビューティーブロガー」のような、一人会社が企画する個性あふれる旅行商品が直接取引される。 □ ソウル市は3月24日、このような内容が盛り込まれた「ソウル観光三無三強革新対策」を発表し、外国人観光客を狙った不当な料金請求、低品質の団体観光商品など慢性的な問題を解決し、最近増加傾向にある個人観光客のニーズに応えたいとの意向を明らかにした。 □ 三無三強は、①不当な料金請求、②低品質の観光商品、③個人観光客が感じる不便さを無くし(三無)、④歓待と配慮、⑤丁寧な観光案内、⑥ソウルでしかできない特別な体験の強化(三強)を意味する。 □ 今回の対策は、外国人観光客のブログや海外ウェブサイトに掲載された旅行記、観光案内電話や観光案内所に寄せられた外国人観光客の苦情などを最大限収集する一方で、旅行会社・飲食店・宿泊施設・通訳などの業界、韓国観光公社などの関係機関、教授・記者などの専門家18人を対象に行った深層インタビュー(FGI)を分析し、浮き彫りになった問題を総合的に診断し策定したものだ。 □ 同市は、観光客1千万人を突破し、3年連続世界観光10大都市(マスターカード発表)に選ばれるなど、これまでのソウル観光は量的成長に集中してきたが、今年をソウル観光革新の元年とし、ソウル観光業界に蔓延る問題を抜本的に解決し、質的成長に向け取り組んでいくと説明した。 □ このような観光革新を成功させるためには、観光客と直に接しサービスを提供する観光業界の協力が何よりも重要であるだけに、24日、ソウル市や観光業界などが共に参加する「ソウル観光革新TF(タスクフォース)」を発足し、ソウル観光革新対策を共同推進することにした。   ソウル観光の三無三強革新における課題と実行策 □ 今回の革新対策における主要課題は、 第一に、買い物、宿泊、飲食店などまだ至るところに残存している不当な料金請求の問題を完全に無くすべく、価格表示制度を観光特区6か所の全店舗を対象に拡大し定着を図る。 ○ タクシーの場合、外国人観光タクシーのみに適用されてきた区間定額料金制度(仁川国際空港~ソウル)を拡大する方策に関し、2016年研究機関に依頼し妥当性を検討する計画だ。 □ また、不当な料金請求による被害については、これまで1人あたり30万ウォンだった補償額を今年4月からは50万ウォンに引き上げることで、ぼったくりの根絶に乗り出し、現在は明洞1か所のみに設置されている不当な料金請求による被害の届け先を、空港出国場とソウル駅に新設する予定だ。 ○ ほかにもピークシーズン(5月・10月)には、市、自治区、観光警察が合同で取り締まりに乗り出すとともに、ミステリーショッパー(mystery shopper)方式の抜き打ち点検を実施するなど、ぼったくりの取り締まりを強化する計画だ。 ○ さらに、主要観光名所内の秩序を維持するため、名誉観光保安官を拡大・運営(2015年150人→2016年200人)し、江北(カンブク)地域の都心に集中している観光警察を江南(カンナム)地域などソウル全域に拡大・配置すべく、警察庁と協議していく方針だ。 □ 第二に、買い物が中心となっている低品質の観光商品の販売や流通を減らす一方で良質な観光商品を拡大するため、優秀観光商品の開発費として旅行会社1社あたり最大3千万ウォンを支援するほか、質の高い商品の開発を率いる優秀旅行会社を選定し、最大1千万ウォンのインセンティブとPR活動を支援する。 ○ また、昨年に続き今年も国内外から800社が参加する「ソウル国際トラベルマート」を開催し、医療、ウェディング、韓流など高付加価値の観光商品の拡散を誘導する。 ○ ほかにも、個人観光客向けの体験型観光商品の取引を行う「モバイル観光市場」を構築し、体験型観光商品を発掘しPRと販売を支援することで、行き過ぎた競争によって歪んだ観光市場構造の是正を図る考えだ。...   Read more
SMG 3,456

ソウル市、大学密集地域「新弘合」に青年起業インフラ

– モーテルを改築した「創業モーテル(仮称)」西大門区延世路に来年初登場 – 青年起業のコントロールタワー「ソウル創業ハブ」が2月着工、2017年麻浦区にオープン – 大学へのアクセス向上を図った「ソウル青年創業カフェ」1号店(崇実大)、2号店(新村店)テスト運営 – 朴市長、22日に新弘合地域4大学総長と雇用創出サミット開催、業務協約締結 □ ソウル市が大学と若者の密集地域である新村(シンチョン)駅~弘大(ホンデ)駅~合井(ハプジョン)駅の周辺地域、いわゆる「新弘合地域」の創業インフラをきめ細かく整備するとともに、大学との連携も強化すると発表した。青年起業により有望地域が活気を帯び、雇用創出の効果が見込まれるためだ。 □ 買い取ったモーテルを起業準備中や起業初期段階の人に提供する「創業モーテル(仮称)」が来年上半期に西大門(ソデムン)区延世(ヨンセ)路にオープンし、2017年4月には青年起業のコントロールタワー「ソウル創業ハブ」が麻浦(マポ)区にオープンする。ソウル創業ハブが完成すれば、300以上の会社が入居できる空間を追加提供し、江南(カンナム)地域に集中している民間創業支援インフラとの格差是正が見込まれる。 ○ 創業モーテル(仮称):ソウル市は、西大門区延世路にある地下1階~地上3階規模のモーテル(延べ面積348.6㎡)を買い取り、選定された民間MPを中心にリフォームし活用する計画だ。空間設計や管理運営策については専門家諮問団(官民)を構成・議論する予定で、実際の運営は民間に委託する。 ○ ソウル創業ハブ:青年起業のために必要な作業空間のニーズが増加していることを受け、大学の密集地域に空間を提供するために韓国産業人力公団の敷地を改造する計画。今年2月に着工し、現在、江南と龍山(ヨンサン)2か所で運営している青年創業センターを統括するコントロールタワーの役割を果たす予定。 □ 大学との連携を強化し大学へアクセスしやすくすることで、若者が気楽に利用しネットワークを形成できるよう、テスト運営中のオープン型「ソウル創業カフェ」も、1号店(崇実大入口駅、2015年12月オープン)に続き、2号店(約133㎡、西大門区滄川洞地下歩道に位置)も現在工事が行なわれている。 ○ ソウル創業カフェ:大学に最も近いところに作業空間を設け、予約なしで誰でも気楽に会議室や事務機器などを利用し、ネットワークを形成できるよう作られた場所。市有地に建設する方式や空間の買い取り・賃貸方式を用いる。1号店は都市鉄道公社の協力で空間が設けられ、2号店は市有地に建設中。(運営時間:平日は午前9時から夜10時まで、土曜日は午前10時から午後6時まで。) □ グーグルキャンパス、無重力地帯のような「青年創業ネットワーク空間」も麻浦区ANTビルで工事が完了し、18日(金)にオープンした。ソウル市は、青年スタートアップと有望な投資のマッチングを目的とする事業説明会「デモデー」を、市の主催で大学のキャンパス内で実施する計画も現在検討中だ。 □ ほかにも、ソウル市は優秀創業企業を集中的に育成するためにSBAを通じて今年100億ウォン(SBA20億、民間80億)規模の「青年創業ファンド」を作る計画。 □ これに関連し、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は22日(火)、梨花女子大学で新弘合地域の大学4校(西江大・延世大・梨花女子大・弘益大)の総長に会い、「青年雇用創出および新弘合地域の活性化」に向けたサミットを開催し、協力を約束する内容の業務協約を結ぶ。 □ このサミットの狙いは、ソウル市が大学側と青年雇用問題の深刻さに対するコンセンサスを形成し、各大学からの様々な提案やアイディア、市の政策・事業を共有することで、実質的な協力策を見出すことだ。 □ 業務協約には ▲青年雇用創出および地域活性化に向けた政策の発掘 ▲需要者に合わせた教育 ▲青年起業の支援 ▲地域社会との協力関係構築などに関し協力を約束する内容が盛り込まれている。 □ この日、朴市長と4校の総長は大学と地域社会の共存・発展のモデルとして高い評価を得ている「梨花スタートアップ52番街ストア」と、グローバル企業のR&Dセンター誘致事例としては国内初の「梨花・ソルベイ研究センター」を訪問し、若者を励まし、現場の声に耳を傾ける。 ○ 梨花スタートアップ52番街:梨花女子大学の正門前の商圏衰退により発生した空き店舗を大学側が直接借り、起業を希望する学生に提供した事例で、3月11日にオープンした。大学は若者が起業家精神を学び、起業を経験できるよう、芸術·文化·技術が融合した青年起業文化通りを形成する計画。 ○ 梨花・ソルベイ研究センター:グローバル化学グループのソルベイ社が、梨花女子大学内で研究センターを運営中。韓国に進出したグローバル企業が大学内に研究センターを設立した初めての事例であり、2014年6月に開館した。ソウル市は、関連産業への一流技術の移転・交換や、国内研究人材の雇用創出の効果などを踏まえ、政府のマッチングにより新規雇用に対する現金支援を行った。 □ ソウル市は、このような優秀事例を現場で確認し拡大していく計画だ。特に、ソウルにある大学の特化技術を活用したグローバル企業のR&Dセンター誘致に向け、活動を強化する予定。 □ 朴市長は「今年から来年上半期にかけて集中的に行われる新弘合地域の企業インフラ構築事業のように、地域の特性や地域住民の意見を反映した実質的な政策を展開していく」とし、「今後も地域と大学の様々な提案を市政に積極的に取り入れ、パートナーとしての協力関係を構築していくことで、地域と大学が共に発展し、若者の良質な就業機会につなげられるよう取り組んでいく」と話した。
SMG 2,231
ソウル都心で開催、2016ソウル国際マラソン

ソウル都心で開催、2016ソウル国際マラソン

– 3月20日(日)8時から光化門広場~蚕室主競技場で開催 – 大会最高記録(2時間5分37秒)の更新に挑むランナーたちの挑戦 – マスターズランナー約2万人が42.195㎞のフルマラソンに参加 – 家族や恋人と走る10㎞コースに7千人が参加するマラソンフェスティバル – 世界108か国で大会中継、午前5時から光化門広場、鐘路など区間別交通規制   □ 20日(日)午前中に自家用車でソウル都心へ向かう予定があるなら、出かける前にソウル市内の交通規制を確認しておきたい。ソウル国際マラソン大会の開催により、午前5時から午後1時35分の間、光化門(クァンファムン)から蚕室(チャムシル)主競技場までの区間で段階的に交通規制が行われるためだ。 □ ソウル市は3月20日(日)、世界中から集まったマラソンランナーが世界記録更新に挑む、韓国唯一のゴールドラベルマラソン大会「2016ソウル国際マラソン大会」を、大韓陸上競技連盟、東亜日報社とソウル都心で共同開催すると発表した。 ○ 今大会では、国内外160人、マラソン同好会から約2万人のランナーが、光化門を出発し蚕室主競技場までを駆け抜ける。 □ 今回の大会では、2012年の大会新記録である、韓国大会初の2時間5分台(2時間5分37秒、ケニアのウィルソン・ロヤナエ・エルペ選手)を更新する2時間4分台でのゴールと、2014年9月に開かれたベルリンマラソン大会の2時間2分57秒(現世界記録、ケニアのデニス・キメット選手)の記録更新も期待されている。 ○ 2時間3分台の記録をもつパトリック・マカウ選手(2時間3分38秒、11年ベルリンマラソン)と前大会の優勝者であるウィルソン・ロヤナエ・エルペ選手(2時間5分37秒)など、2時間3~6分台の記録をもつ選手が今大会に7人も参加する。 □ 国内マラソンの新記録と国内女子マラソンの韓国新記録への挑戦と共に、この日、計2万8千人あまりのマスターズランナーも、国内唯一のゴールドラベル大会であるソウル国際マラソン大会に参加し、42.195㎞のフルコースと10㎞コースを走る。 ○ マスターズランナー:計27,791人(韓国のほか52か国) – 韓国国内のマスターズランナー:男子21,424人、女子4,384人 ※ 外国人の参加状況:2,019人(男子1,376人、女子643人) □ 午前10時半にトゥクソム漢江公園からスタートする「ソウルチャレンジ10㎞」には、7,000人あまりのマラソンマニアが参加する予定で、元々若者の参加率が非常に高いこのコースは、フルコースへのチャレンジにつながる架け橋となり、マラソン界に活気を呼び戻すことが期待される。 □ この日12時半からは、蚕室総合運動場広場の舞台で参加者の完走を祝う人気歌手(ラブリーズ、ソン・スンヨン)の公演も開かれる。 □ 同大会はChannel-A放送を通じて、7時50分から10時40分まで韓国で生中継され、日本、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アフリカ、オーストラリア、ロシア、中国など世界108か国でも中継される。 □ 大会開催の20日(日)には、午前5時から午後1時35分までの間、マラソンの主要区間で段階的に交通規制が行われる。 ○ 具体的な交通規制時間や迂回区間などの詳細は120タサンコールセンター(市外局番を除いて120番)、ソウル市庁ホームページ(http://www.seoul.go.kr)で確認できる。 □ ソウル市は、無事かつ安全な大会運営に向け、ソウル地方警察庁、消防災難本部、民間医療奉仕団、緊急医療機関と連携した救急救助体制を整える方針だ。   2016ソウル国際マラソン大会開催 □ 大会概要 ○ 日時:2016年3月20日(午前8時) ○ コース:光化門広場 → 蚕室主競技場(42.195㎞)     トゥクソム漢江公演 → 蚕室主競技場(10㎞) ※...   Read more
SMG 2,702
「Hello~プロ野球!これからはドームで」 高尺スカイドーム、シーズン開幕を迎え大々的に施設改善

「Hello~プロ野球!これからはドームで」 高尺スカイドーム、シーズン開幕を迎え大々的に施設改善

– 15日のプロ野球初のオープン戦に合わせ、観覧席の通路設置など高尺スカイドームの改善作業を完了 – ダッグアウトの天井設置やブルペンなど選手団関連施設の改善、内野ネットの交替も – 球団の「ネクセン」や野球界、野球ファンの意見を尊重し、愛されるドーム球場づくりに努力   □ 韓国初のドーム球場「高尺(コチョク)スカイドームが本格的な野球シーズンの開幕を控え、施設が大幅に改善された姿で野球ファンを迎える。 □ ソウル市とソウル施設公団(www.sisul.or.kr)は、15日に開かれるネクセン・ヒーローズ対SKワイバーンズの「2016年度高尺スカイドームプロ野球オープン戦」に合わせ、選手と野球ファンのために進められた球場施設の改善作業を完了した。 □ ソウル施設公団は昨年9月、「2015高尺スカイドーム・メディアデー」、「プレミア12評価戦」などを通じて、施設の改善が必要だと指摘された事項を入念に収集した。 □ まず、ソウル市とソウル施設公団は、野球ファンに心地よく観覧してもらうため、観覧席の大々的な改善作業に取り掛かった。31席もつながっていて移動が不便だと指摘されていた内野側の座席問題は、座席の間に通路を設置することで改善された。 □ 急こう配が指摘された4階の観覧席は、観客の利便性を考慮し、階段端の欄干の高さを既存の1.2メートルから1.5メートルに高め、左右には高さ90センチの欄干を設置した。また、観覧客の安全を守るため、階段には蛍光表示と危険案内の表示板も設置した。内野席の観客の視界を遮ると指摘されていた縦格子の欄干も横方式のワイヤーに換えている。 □ 選手団関連施設も改善された。まず選手の安全が懸念されていたダッグアウトに保護用天井を設置したほか、地下のブルペンについては階段床にゴム板を敷き、ハンドレールと照明施設を強化した。また、ダッグアウトからブルペンの状況をチェックできるカメラやモニター、インターフォンなども設置した。 □ 試合関連施設もまた改善された。既存の3.5メートルの内野ネットを、観客の安全を考慮し、8メートルのネットへと交換した。 □ プロ野球シーズンの開幕に合わせ、交通施設の改善作業も行われている。高尺スカイドームにつながる地下鉄1号線の九一(クイル)駅西口の工事が、今月末に完了する予定だ。九一駅の西口ができれば、九一駅と高尺スカイドームは直接つながることになる。 □ また、高尺スカイドームは「車の無い」野球場を目指している。駐車場が狭いため、プロ野球の試合があるときは一般駐車が利用不可となる。やむを得ず車で訪れる市民には、球場近くの民営駐車場を利用することをお勧めしたい。高尺スカイドーム近くでは、高尺産業用品総合商店、九老(クロ)機械工具商店、中央流通商店、ロッテマートなどの民営駐車場が運営されている。 □ ソウル施設公団のパク・クァンソン文化体育本部長は「昨年9月、初めて高尺スカイドームを公開してから、プロ野球シーズンの開幕に合わせ、より良い球場づくりに励んできた」とし「今後もネクセン・ヒーローズや野球界、そして野球ファンの意見を尊重し、高尺スカイドームが野球ファンに愛されるドーム球場として位置づけられるよう最善を尽くしたい」と話した。 □ 高尺スカイドームは、延べ面積83,476平方メートル、地下1階~地上4階規模の韓国初のドーム球場で、2016年からネクセン・ヒーローズの本拠地として使われる。   高尺スカイドーム関連写真 □ 施設の改善 1)観覧席:通路の設置 2)ダックアウト:天井の設置 □ 球場の全景
SMG 3,417

ソウル市、今年1千億ウォン投入し高齢者向け雇用創出

– 65歳以上の高齢者50,113人に雇用や社会活動の機会を提供 – 公益活動型、市場型、人材派遣型の3分野で、昨年44,405人から12.8%増加 – アパート宅配事業のソウル全域拡大など、民間資源と連携した様々な事業を発掘   □ ソウル市が今年1年間、総額1,018億ウォン(国費、市費、自治区費含む)の予算を投じ、50,113人の高齢者に雇用機会を提供することを明らかにした。 ○ 費用マッチングの割合は、ソウル市が35%、国が30%、区が35%(ソウル型は国30%:市70%)となる。 □ ソウル市は、高齢者の元気あふれる老後生活を支援するために ▲公益活動型、▲市場型、▲人材派遣型 など3つの分野で高齢者雇用促進事業を推進し、昨年の44,405人より5,708人(12.8%)多い50,113人の高齢者に機会を提供すると発表した。 □ 特に、今年は高齢者の追加収入を創出できる市場型と人材派遣型での雇用の数が、2015年3,850人から2016年10,762人へと約2.8倍の大幅な増加ぶりを見せたのが特徴と言える。 □ まず、高齢者39,351人が参加する公益活動型は、老老ケア(高齢者ケア事業)、脆弱層への支援、公共施設管理、経験伝授ボランティア活動など地域社会の公益増進に役立つ活動に参加し、参加した高齢者は月20万ウォンの手当てがもらえる。 □ 市場型(8,369人)は、地域社会の環境改善、小学校給食スタッフなどの専門サービス型事業と、シニア宅配、カフェ、ショッピングバックの製作など製造販売型事業、そして共同作業場があり、収益が発生する事業に参加する場合、そこで発生した追加収入を高齢者に共同配分する。 □ 人材派遣型(2,393人)は、需要のある事業先の要請を受けて参加者を派遣し、需要先から人件費を支給する。 □ ソウル市は、生計目的の雇用への参加意欲の高いソウル市の高齢者の勤労特性を反映し、追加収入の発生可能性のある市場型と人材派遣型事業が、昨年2,561人から8,369人へと、1,289人から2,393人へとそれぞれ大幅に増加したと説明した。 ※ソウル65歳以上の高齢者を対象に働く理由を聞いた結果、「生計を立てるため」が69.5%と大多数を占めた。(2015ソウル研究院) □ このように市は、ソウルに適した市場型ニッチ雇用モデルの開発のために、CJ大韓通運、SH公社、韓国老人人材開発院、シニアクラブなどと協力し、アパート宅配事業のソウル全域の拡大を推進する。 □ さらに、地域自活センター、(社会的)共同組合など雇用関連事業を推進した経験があり、関連インフラが整った新規機関を積極的に発掘し、高齢者雇用の専担機関であるシニアクラブを現在の7か所から毎年2か所ずつ増やしていく予定だ。 □ そして、高齢者による生産品の認知度を高めるため、優秀事業団を発掘し、PRやマーケティングなど販路開拓を支援し、共同作業型、製造販売型など事業空間を支援するために民間資源との連携を積極的に推進する計画。 □ ソウル市は今年オープン予定の50+キャンパスと協力し50+世代(50~64歳)が、高齢者雇用促進事業を実行する新たな主体になれるよう、「高齢者雇用コーディネーター」を養成し、高齢者雇用を促進する機関などに配置し、高齢者の雇用創出を支 援する方針だ。 □ また、ソウル市は自治区別に地域条件に合う雇用事業インフラを拡充するため、17億ウォンを投入し、19の住民参加事業(町修理工房の設置・運営、童話口演の資格課程教育など)を推進する。 □ ソウル市福祉本部のナム・ウォンジュン本部長は「平均寿命が延び、高齢者向けの働き口や社会的活動機会の拡大は『最高の福祉』になると思う」とし、「これからも高齢者が、健康で活気あふれる老後を送れるよう、ソウルの環境に適した特色ある、様々な雇用機会を積極的に開発・支援していきたい」と話した。   添付1 タイプ(事業量) 事業内容 支援内容 公益活動型(39,351) ‐地域社会の公益増進に向けた活動に参加時、手当支給▶ 老老ケア、公共施設ボランティア、脆弱層支援、経験伝授活動(教育型) ◆勤務時間:月30~35時間 ◆活動費:月20万ウォン⁄人 ◆付帯経費:年14万ウォン⁄人 市場型(8,369) ‐共同作業、製造販売などで収益が発生する事業団に参加時、補助金で人件費の一部を支援し、追加収入を高齢者に共同配分▶ 共同作業型、製造販売型、専門サービス型 ◆勤務時間:自律運営 ◆人件費:助成金+収益金...   Read more
SMG 2,177
道路で途切れた漢陽都城、「痕跡」で繋ぐ

道路で途切れた漢陽都城、「痕跡」で繋ぐ

– ソウル市、興仁之門・光熙門周辺道路上の城跡表示工事を完了 – 2か所、延べ105Mの区間…人工的につなげるのではなく、石材で漢陽都城の形を形状化したもの – 3月1日から3か月間、該当区間を通る19路線のバスで案内放送を実施   □ 「まもなく漢陽(ハニャン)都城を通過いたします。道路上の都城の跡地には城跡が表示されておりますので、どうぞご覧ください」 □ 3月1日から興仁之門(東大門)と光熙門(クァンヒムン)の周辺を通る19の路線のバスでこのようなアナウンスが流れる。案内放送を聞きながら外を覗くと、アスファルトの真ん中にまるで城壁が地面に横たわっているような石床が城門とつながっているのが目に入る。地面にくっきりと刻まれている「漢陽都城」という4文字から、ここが朝鮮王朝時代の城跡であることが見て取れる。 □ ソウル市は1900年代の近代化の課程で道路整備が進むなか、途切れてしまった興仁之門と光熙門周辺の道路上に、朝鮮時代、漢陽都城の城郭のあった場所を表示する「城跡表示モデル事業」工事が完了したと発表した。工事区間の総延長は105Mに上る。 □ 「城跡表示事業」は、道路や施設の建設により途切れた漢陽都城の元の姿を取り戻すため、「漢陽都城断絶区間の連結性回復事業」の一環として、すぐ復元できない区間を単に物理的に繋げるのではなく、城跡の表示、方向表示板の設置などを通じて認知度と連結性を同時に高める事業である。連結区間は、▲興仁之門隣接道路63Mの区間 ▲光熙門隣接道路42Mの区間など2か所で、総延長は105M。 □ ソウル市は、今回のモデル事業地域の亀裂、陥没、毀損などを持続的にモニタリングしながら、他の断絶区間にも拡大して設置する計画。さらに、年内に断絶区間を含め漢陽都城全区間の道路、支柱、電柱などに方向表示板を設置し、市民が気楽に漢陽都城を見て回れるようにする予定。 □ ソウル市漢陽都城都監課のシム・マルスク課長は、「近代化によって途切れた漢陽都城の痕跡を繋げることで、文化財がもつ真の意味を生かしつつ、断絶された漢陽都城の連結性を回復させるきっけにしたい」とし、「ソウル市民はもちろん、韓国国民が守るべき大切な遺産である漢陽都城の持続可能な保存管理策を設けるために最善を尽くす考え」と話した。 東大門(興仁之門)道路の痕跡表示 光熙門道路の痕跡表示
SMG 1,581

外国人患者の便宜を図る「ソウル医療観光ヘルプデスク」オープン

– 昨年発表し、今年初めて実行する「ソウル市医療観光活性化支援総合計画」の一環 – ソウル市医療機関・サービス案内、医療観光広報・一般観光案内などの役割 – 29日(月)オープン…日本語、英語、中国語など6か国語対応(Tel:1577-7129)   □ 医療目的でソウルを訪問する外国人観光客数が毎年増加していることを受け、ソウル市はソウル観光マーケティング(株)と共に医療観光(メディカル・ツーリズム(medical tourism):医療を目的とした旅行一般)に関する総合的な情報を提供する「ソウル医療観光ヘルプデスク」を、2月29日(月)に明洞駅近くでオープンし運営している。 ○ 2014年ソウルを訪れた医療観光客数は15万5千人あまりで、ここ3年間で毎年平均約25%増加する傾向にある。(出所:韓国保健産業振興院) ○ 事務室の位置:ソウル特別市中区テゲ路131番地、2階 □ 「ソウル医療観光ヘルプデスク」は、ソウル市が昨年10月26日、「雇用大長征」の一環として発表した「医療観光活性化支援総合計画」を具体化し今年から推進する初の事業だ。 ○ さらにソウル市は、信頼のおける医療観光環境づくりに向け提携医療機関の協力のもと、診療報酬公開の推進、外国人患者の利便性向上を図った空港送迎サービスの開始、観光業界を含めた協力機関の拡大・追加選定、医療観光ウェルネステーマコースの更なる発掘などを進める予定。 □ ソウル医療観光ヘルプデスクは、保健福祉部(韓国保健産業振興院)の「メディカルコリアインフォメーションセンター」と同じ事務所に位置しており、機関間の情報共有、業務提携など外国人患者に便利で統合的なサービスを提供する計画だ。 □ ソウル市は、日本語、英語、中国語の専門スタッフ(3人)を配置し、外国人患者にソウル医療機関および医療サービスの案内、医療観光の広報や一般観光案内、医療機関の連携支援(通訳・送迎サービスなど)などのサービスを提供する。韓国保健産業振興院は、全国医療機関の案内、医療に関する苦情・医事係争の相談、地域医療観光センターとの連携、違法ブローカーの通報の受付などの業務を担当(8人)する。 ○ また、昨年12月18日オープンしたソウル医療観光ホームページ(www.medicaltourseoul.com)と連携し、ソウル医療観光コースなどオンラインで様々な情報を提供し、ヘルプデスクを訪れた外国人患者向けのソウル観光ガイドブック、ソウル観光マップ、ソウル所在の外国人患者医療機関パンフレットなども提供する予定。 □ ソウル医療観光ヘルプデスクの代表電話番号は1577-7129で、韓国保健産業振興院「メディカルコリアインフォメーションセンター」と共に6か国語で案内を行う。 ○ 言語別内線番号は、英語(1番)、日本語(2番)、中国語(3番)、ロシア語(4番)、アラブ語(5番)、韓国語(6番)だ。(ソウル市:英語、日本語、中国語、韓国語⁄韓国保健産業振興院:英語、中国語、ロシア語、アラブ語、韓国語) □ 同市は、外国人患者にソウル市の医療機関情報から一般観光に関する情報まで総合的な情報をワンストップで提供することで、外国人患者が医療機関を利用する際やソウル観光で感じる不便さを最小限に抑える一方で利用満足度は最大化できるものと期待している。 □ ソウル市の観光体育局キム・イスン局長は、「医療観光はソウル市の経済活性化を図る代表的な高付加価値産業であり、積極的に事業を推進することで医療観光客の誘致を拡大していく計画」とし、「ソウル医療観光ヘルプデスクのオープンをきっかけに、ソウルを訪問する外国人患者の信頼と満足を得られるよう、きめ細かな医療観光案内サービスを持続的にアップグレードしていきたい」と話した。
SMG 2,174
ソウル市、官民協力で「野良猫TNR事業」の対象を1万匹に拡大

ソウル市、官民協力で「野良猫TNR事業」の対象を1万匹に拡大

– 市の予算7億5千万ウォンを投入…従来の自治区別事業目標値を拡大、市民参加型事業も新設 – 市が費用の50%を支援、動物保護団体など民間団体が群集別70%を目標にTNR事業集中展開 – 3月6日ソチョ区で「野良猫TNRデー」スタート、キャットマム·獣医も参加し年4回実施   □ ソウル市が今年市の予算7億5千万ウォンを投じ、野良猫1万匹以上を目標に「野良猫避妊·去勢手術(TNR)事業」を推進する。まず、自治区別に行われてきた従来の事業は、8千匹を目標に進められる予定で、キャットマム(キャットママ:猫の世話をする人)など一般市民や動物保護団体、獣医が共に参加する「市民参加型事業」を新しく導入するのがその特徴の一つ。 ○ TNR事業は、野良猫を捕獲(Trap)して避妊·去勢手術(Neuter)をし、元の場所に戻す(Return)という意味で、野良猫の個体数を調節するために行われる事業だ。 ○ 同市は、2008年から自治区別の事業を通じて毎年5千~7千匹を対象にTNR事業を展開してきたが、苦情があった地域を中心に行われたため事業の効率性が低く、野良猫による不満が相次いでいる。 □ 新規市民参加型事業には、①ソウル市が事業費の50%を支援し、民間団体がTNR事業を進める「官民協力によるTNR事業」、 ②獣医とキャットマムがプロボノやボランティア活動として参加する「TNRデー(TNR Day)」(年4回)がある。 □ まず、「官民協力によるTNR事業」は、動物保護団体や獣医師会などの民間団体(法人)が猫の群集を選び、群集内の70%を目標に集中的にTNR事業を実施するもの。選定された団体は、まず募金で費用を募り、市がその金額に1:1のマッチングで支援を行う。(1団体あたり最大7千5百万ウォン) □ 参加を希望する団体は、25日(木)からソウル市報、ソウル市ホームページ、市補助金システム(http://ssd.wooribank.com/seoul)で公告内容を確認できる。申請の受付は3月17日(木)から18日(金)まで、市補助金システムを通じて行われる。 □ もう一方の「TNRデー」は、3月6日(日)ソチョ(瑞草)区を皮切りに、各地域を巡回しながら4回(3月、4月、9月、10月)にわたり、計200匹(1回あたり50匹前後)を目標に避妊·去勢手術を行う。 □ 野良猫に懐かれ、生息情報に詳しいキャットマムが専用捕獲器を利用して野良猫を捕獲し(手術2日前から)、獣医が当日手術を執刀する形で進められる。 □ 3月6日(日)にソチョ区チャムォン(蚕院)福祉文化センターで行われる第1回TNRデーには、韓国猫獣医師会(会長:テヌン動物病院キム・ジェヨン院長)と「ソチョ地域キャットマムの会」から30~40人がボランティアで参加し、ソチョ区は場所の提供、ソウル市は薬品の支援を行う。 □ ソウル市内の野良猫はおよそ20万匹と推定され、そのうち手術を受けた割合は11%程度。都会に住む野良猫は、一定の地域で群集を形成し生活するが、群集別に70%以上に手術を施し、毎年さらに約15%が手術すれば、外部からの流入や群集内の繁殖を防ぎ、群集の個体数が減少する。 □ ソウル市は、2008年から各自治区別に委託事業者を選定し推進してきた従来のTNR事業を継続する。同事業は、ソウル市野良猫TNR事業標準指針に基づき実施され、実施内容は動物保護管理システム(www.animal.go.kr)で確認できる。 □ そのほかにも、ソウル市は昨年11月から運営している野良猫給食所4か所につき、今年も引き続き運営することを明らかにし、事業成果に応じて自治区の公共施設や住居地域への拡大も模索し、TNR事業市民奉仕隊、キャットマム協議会など市民の参加を通じた官民ガバナンスも持続的に推進する。 □ ソウル市市民健康局のキム・チャンボ局長は、「人と動物が調和して共存できる都市生態系をつくるためにも、野良猫問題は必ず解決すべき課題であり、避妊·去勢手術は野良猫の個体数の調節に有効な事業」とし、「野良猫に懐かれ、生息情報にも詳しいキャットマムや獣医、民間団体の参加のもと、今年はより積極的にTNR事業を推進していきたい」と話した。 ※官民協力による野良猫群集別集中TNR事業 – 推進期間:2016年3月~12月 – 目標匹数:2千匹 – 参加資格:動物保護法施行令第5条又は獣医師法第25条に基づき、ソウル市又は農食品部により設立が許可(登録)された法人又は団体のうち、主所在地がソウルの団体 – 予算総額:1億5千万ウォン(団体別支援額は7千5百万ウォン以内、2団体以上) 避妊·去勢手術を受けた野良猫 避妊·去勢手術のために捕獲された野良猫     ※野良猫公園給食所 ○ 対象地域および参加団体:公園4か所、4つの市民団体 □ ソウル森:(社団法人)動物自由連帯、給食所10か所、案内表示板5つ □ ワールドカップ公園:(社団法人)動物保護市民団体カラ、給食所3か所、案内表示板4つ...   Read more
SMG 3,356

ソウル市、2020年「グローバルデジタル首都」4大戦略発表

– ソウル市、デジタル政策5か年ロードマップ「ソウルデジタル基本計画2020」本格始動 – デジタルを活用した市民コミュニケーション·ガバナンスを強化…2020年までに市民型のデジタル政策の割合を50%に – 「デジノミクス」を実現…30のフィンテックスタートアップの発掘·育成、Gバレーの507の企業を支援 – モノのインターネットの実証地域100か所「リビングラボ都市」、2017年には全ての公共スペースに無料Wi-Fiを – 2017年まで生活福祉情報統合管理システム「訪問サービス洞住民センター」でワンストップサービスも   □ ソウル市が世界大都市電子政府評価で、2003年から6回連続1位に輝くなど、世界最高の電子政府からさらに飛躍し、今後5年間4,605億ウォンを投じ世界デジタル首都を目指すための先導的モデルを構築する。 □ まず、デジタルを活用した市民コミュニケーションとガバナンスを強化する。実際に公共デジタルサービスを利用する市民が望むサービスを提供すべく、市民、企業、専門家が企画から実行、運営、評価の全過程をリードする事業の割合を2020年までに公共デジタル事業全体の50%まで引き上げ、ソウル市の代表的な投票アプリである「エム・ボーティング(M-Voting)」の投票参加者数を2020年には100万人規模に拡大するなど、コミュニケーションの基盤を強化する。 □ また、デジタルが生計向上に貢献する「デジノミクス(Diginomics)」を実現し、ソウルの新成長動力を確保する。今年5月に発足するソウル市デジタル政策のシンクタンク「ソウルデジタル財団」が、デジノミクスの活性化に向けた統合プラットフォームの役割を果たす。 □ フィンテック(Fintech)関連スタートアップ育成プログラムを運営し、2020年までに30の企業を発掘・育成し、9月オープン予定のICT中心デジタル融合・複合産業基地「ケポ(開浦)デジタル革新パーク」を形成し、2020年まで約33万人のクリエイティブ人材養成を支援する。 □ Gバレーでは、モノのインターネットの専門アカデミーを運営し、ハッカソン(hackathon)、カンファレンスの開催などを通じて2020年までに1,240人の専門人材を養成する。また、課題発掘研究会、ビジネスマッチング商談会などを通じて2020年までに243の有望技術を発掘する計画だ。 □ さらに、デジタル革新を通じて都市問題を解決し、市民の暮らしを改善する。モノのインターネットの実証事業が行われているテスト地域第1号のブクチョン(北村)を始め、2020年までに100か所に拡大することで、ソウル全域が一つの巨大なリビングラボ(Living Lab)となるとみられる。 □ 駐車場の位置やリアルタイムの駐車情報などをスマートフォンのアプリですぐ確認できる「統合駐車情報システム」を通じて、2020年までに550か所の駐車場(公営の100%、民営の20%)にリアルタイムで情報を提供し、駐車問題の解消に貢献する計画だ。 □ ソウル市、保健福祉部、民間施設などで別々に管理されている生活福祉情報を1か所で統合·管理する「統合生活福祉情報システム(Big Care)」を2017年までに構築し、ソウル型福祉政策のデジタル基盤づくりに乗り出す。これを通じて、「訪問サービス洞住民センター」の改編が完了する2018年からは、424か所すべての洞住民センターでワンストップの福祉サービスが可能になると期待される。 □ また、グローバルデジタル企業がソウルに集まり、力量と経験の共有の場となる「ソウルデジタルサミット(Seoul Digital Summit)」を毎年開催するなど、グローバルデジタルリーダーとしてソウルのプレゼンスをさらに拡大·強化する。 □ ソウル市は、オンライン・オフライン両方を活用し10万人の市民の意見を集め、公聴会やデジタルドクター団、情報化戦略委員会などを通じ策定したソウル中長期デジタル政策ロードマップ「ソウルデジタル基本計画2020」を本格的に実行すると23日(火)に発表した。 □ 同市は、今回の基本計画のビジョンを「新しい繋がり、異なる経験」とし、これを実現する4大戦略(①ソーシャル特別市 ②デジノミクス ③デジタル社会革新 ④グローバルデジタルリーダー)と54の実行課題も同時に打ち出している。 □ 都市問題の解決に関しては、モノのインターネットを活用し、都市問題解決の場となる「モノのインターネット特化インキュベーションセンター」の設立(2016年)、1人アプリ開発者育成支援の中心ハブ「アプリビジネスセンター」の設立(2016年、サンアム(上岩)洞S-Plexセンター)なども推進し、革新的なアイディアを持つスタートアップへの支援を拡大し、政策と連携したインキュべーティング機能を強化する。 □ 世界最高のデジタルインフラ構築を目指し、2017年には運行中の地下鉄やバスを始め、ソウルの全ての公共スペースが無料Wi-Fiゾーンになる。年内にサンアムにクラウドセンターを構築し、2020年までにソウル市のデータセンターを100%クラウド化する。 □ パク・ウォンスン(朴元淳)市長は、「新年のあいさつでも述べたように、今年はソウル市が名実ともにグローバルデジタル首都になる元年となり、今回のデジタル基本計画は、その地図の役割を果たすと期待している」とし、「ソウルが2020年、世界をリードするデジタル首都になれるよう、デジタル技術を通じて政策の恩恵を享受する市民らの主導のもと政策を策定し、新成長デジタル産業を通じて雇用の創出や経済の活性化をけん引するとともに、様々な都市問題を解決していきたい」と話した。
SMG 2,318