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東方神起のユンホ、「聖水洞手作り靴キャンペーン」の第1号スターに

– ソウル市が行う「聖水洞手作り靴キャンペーン」で、韓流スターが直接靴作りに挑む – 作られる3足のうち、1足はスターの持ち帰り、1足はチャリティーに、1足は聖水洞手作り靴広報官に展示 – 品質の優れた手作り靴の競争力をアピールする上、内外の観光客誘致の契機にする計画 K-pop歌手、東方神起のメンバーのユンホさんが、「聖水洞手作り靴リレー・キャンペーン」に参加するため、聖水洞のユ・ホンシク手作り靴名匠を訪れた。 ソウル市は、手作り靴の魅力と、手作り靴のメーカである聖水洞を共に広報するため、「聖水洞手作り靴キャンペーン」を展開している。東方神起のユンホさんがキャンペーンに参加する第1号のスターとなった。2番目に参加するスターは、9月に公開する予定。 「聖水洞手作り靴キャンペーン」では、スターの名前を付けた靴が全部で3足作られる。その1足は作ったスターさんが持ち帰り、もう1足は今年12月に聖水洞手作り靴公式ホームページ(http://seongsushoes.or.kr)にて行われるチャリティー・オークションで販売され、その収益は、発達障碍者向けの特殊な靴の製作費用として全額送られる。残りの1足は、「聖水洞手作り靴希望プラットフォーム広報官」で、2018年9月から来年まで展示される。 東方神起のユンホさんに次いで同キャンペーンに参加するスターも、手作り靴名匠と相談し、自分が活動する上で便利な靴を作ることとなる。スターが自分の靴のデザインを自分で決めるだけに、参加するスターそれぞれの個性あふれる靴が出来上がるものと期待される。 ユンホさんの参加で本格的に始まる本キャンペーンは、地域社会の活性化と、スターが自主的に参加する社会貢献活動という面で重要な意義がある。 ソウル市経済政策課のキム・キョンタク課長は、「聖水洞を訪れる内外の観光客に、スターもよく履く手作り靴というイメージを与え、聖水洞手作り靴の品質競争力をPRするとともに、これを機により多くの方々に聖水洞に来ていただきたい」と述べた。
SMG 1,085

ソウル市、光云大学キャンパスタウンに東北圏創業拠点を新築…来年初

– 27日、光云大学の近くに3階建ての「SNK-VITAMINセンター」を着工 – 光云大学は敷地、市は建築費を提供、キャンパスタウン拠点施設のうち専用ビル新築は初めて – 創業教育からインキュベート、試作品の生産、投資誘致まで創業に関する総合サービスを提供 – 「スタートアップ・ステーション」など既存の施設との連携で相乗効果をもたらし、創業活動のスペース不足の解決にも貢献 ソウル市蘆原区(ノウォン区)に位置する光云(クァンウン)大学の後門の近くに、ソウル東北圏創業活動の中核となる「SNK-VITAMINセンター」が27日着工する。このセンターは来年初め頃オープンする予定。 着工式にはコ・ヨンジン国会議員、オ・スンロク蘆原区庁長、クォン・キウクソウル都市計画局長、ユ・ジサン光云大学総長をはじめ、キャンパスタウン参加大学の関係者、光云大学生、地域住民などが出席した。SNKとは、ソウル市(Seoul)―蘆原区(Nowon)―光云大学(Kwangwoon)が協力し、2017年から構築している「光云大学キャンパスタウン」の略称。キャンパスタウンでは、「創業」をメインテーマに、ソウル東北圏の創業ハブ・プラットフォームを構築している。 「SNK-VITAMINセンター」では、創業を準備中、または創業に興味のある大学生や地元の青年に対し、創業教育からインキュベート、試作品の生産、事業者登録・特許出願等の実務、投資誘致まで創業に関する総合サービスをワンストップで提供する。延べ面積517.55㎡、地上3階の規模で建てられる。 特に、去年10月光云大学駅に設けられた「SNK-スタートアップ・ステーション」にも、現在創業準備中の67チームが待機しているなど、「SNK-VITAMINセンター」は注目を集めている。なお、本センターは、創業活動のスペース不足の解決にも大いに貢献するものと期待される。 ソウル市は、「SNK-VITAMINセンター」が、キャンパスタウン内の既存の創業支援施設と相乗効果をもたらすことをも期待している。また、ソウル市は「地域資産と大学資産の融合で創業にやさしい町づくり」のスローガンを掲げ、来年からキャンパスタウン総合型事業(2019~2022)を本格的に始める計画だが、本センターがその事業の成長エンジンとなることも期待している。 一方、今年で2年目となった光云大学キャンパスタウンでは、これまで構築した大学内外の創業インフラを基に、地域社会との協力事業に取り組んでいる。周りの中・高校に創業教育を行い、地域コミュニティーとともに就・創業の機会を掘り起こしている。 ソウル都市計画局のクォン・キウク局長は、「ソウル市は、第4次産業革命が始まる学生街を中心に、地元住民や未来の創業者が自由かつ便利にアクセスできる創業拠点を設け、VITAMINセンターを含め、ソウル東北圏の創業環境づくりに取り組んでいる。キャンパスタウン事業を通じて地元基盤の創業の大衆化に貢献したい」と述べた。 光云大学のユ・ジサン総長は、「『SNK-VITAMINセンター』では、地域の未来の創業者がアイディアを開発し、試作品を作り、自由に交流するネットワーク空間となる。光云大学はソウル東北圏の創業活性化をリードし、地域コミュニティーとともに自由な創業文化を創ることに力を入れていきたい」という。  「光云大学キャンパスタウン」ソウル東北圏創業ハブの構築状況 「SNK-VITAMINセンター」建設概要 □ 内容 ○ 位置:ソウル市蘆原区月渓洞447-4,28(光云大学提供) ○ 規模:敷地357㎡、地上3階、延べ面積517.55㎡ ○ 用途:地域創業教育および支援環境活性化 ○ 工事期間:2018.7.23~2018.12.31 ○ 所要金額:10億5千万ウォン < SNK-VITAMINセンター 鳥瞰図 >
SMG 1,371

公立小学校スクールバス全車に「子ども下車安全確認システム」構築

– ソウル市、今月まで公立小学校スクールバス53台に「子ども下車安全確認システム」を導入 – 14日(火)、運転手や介助員106人に応急手当・心肺蘇生の実習などの安全教育を実施 – スクールバス運営校に対し「子ども通学路安全地図」を製作、「訪問安全体験教室」を実施 – 安全な通学環境づくりに向け、2019年までにスクールバス運営公立小学校を58校に拡大 ソウル市は、2学期の始業を迎え、公立小学校のスクールバス53台に「子ども下車安全確認システム」(別名「Sleeping Child Check System」)を導入する。このシステムにより学生や保護者が安心してスクールバスを利用できるようになる。 ソウル市の公立小学校に対するスクールバス支援事業は、2015年に始まり、現在までスクールバス関連の安全事故は発生していない。しかし、毎年全国で通学バスの中に子どもが閉じ込められる事故が起こっている。2016年12月2日から、道路交通法によって、子どもの下車を必ず確認することが義務付けられているが、それにもかかわらず2018年7月に再度、子どもが車内に閉じ込められ死亡する事故が発生した。これを受け、事故を未然に防ぐために、公立小学校のスクールバスに安全装置を設けることとなった。 「子ども下車安全確認システム」は、スマートフォンとNFC(近距離無線通信)を活用したもので、まず運転手が子ども全員の下車を確認し、バスの最後列とバスの内・外部(計3ヵ所)に取り付けられたNFC端末にスマートフォンをかざすと、保護者や学校の管理者に安全下車確認の知らせが届く。端末にスマートフォンをかざさない場合、運転手や介助員のスマートフォン、そして学校管理者のパソコンから1分ごとに警報音が鳴り、子どもが車内に閉じ込められるような事故は防ぐことができる。 また、ソウル市は、8月14日、スクールバス運営校の運転手や介助員106人に対し、スクールバス利用上の事故予防規則や、応急手当、心肺蘇生などの安全教育を行った。今回の教育では、スクールバス事故の特性、安全運転の仕方、事故予防規則などの理論的な教育だけでなく、出血、骨折、火傷などが発生した時、速やかに対応するための応急手当や心肺蘇生の実習も行われた。なお、新たに導入する下車安全確認システムに関する使用者教育も行われた。 ソウル市は、スクールバス事故の大半は、運転手と介助員の注意や努力さえあれば事前に防ぐことができると考え、このような教育により事故率が下がるものと期待している。 また、ソウル市は2016年から毎年、現代海上火災保険㈱とともに、希望校に「子ども交通事故予防のための通学路安全地図」を製作、配布している。今年も積極的にこの活動に取り組むほか、学校を訪問して「訪問安全体験教室」も運営している。 通学する子どもの安全を確保するために、2018年はスクールバス運営校のうち4校(2016年から計16校)に安全地図を製作・配布した。学生の通学状況アンケートや通学環境・施設評価などの現場調査を通じて安全な通学路と危険な地域を示した安全地図を製作。この安全地図を2,300㎜×1,130㎜の大型にして学校の主な出入り口に掲げるとともに、Eメールや連絡帳を通じて各家庭にも送っている。 また、2018年にスクールバス運営校のうち6校(2016年から計43校)を対象に「訪問安全体験教室」も行う計画で、現在まで4校の1,886人(3時間)に対して実施している(残り2校は8月末と11月の予定)。「訪問安全体験教室」では、つまらない理論だけの教育から抜け出し、自分の体で実感しながら安全な生活習慣を身につけることができる。 ソウル市は、現在スクールバスを運営している53校以外にも通学環境の改善が必要な公立小学校があると判断し、2019年までにスクールバス運営校を58校に拡大する計画。そのために、計40億9千万ウォンの予算を編成している。その予算には、車両費(バスの借り上げ料金、塗装料金、保険料、子ども下車安全確認システムなど)と人件費(運転手・介助員)が含まれている。2019年の支援予算は、2018年(53校)より8.6%、2015年(33校)より34.5%拡大したもの。(※2015年33校、2016年40校、2017年48校、2018年53校に支援) ソウル市生涯教育局のぺく・ホ局長は、「今回導入する『子ども下車安全確認システム』により、学生と保護者のみんなが安心して通学できることを期待している。これからも小学生の安全を守るために取り組んでいきたい」と述べた。 NFC方式「子ども下車安全確認システム」の運営概要 □ 運営概要 ○ 運営対象:ソウル市の公立小学校のスクールバス53台 ○ 導入装置:子ども下車安全確認システム(NFC方式) ○ 導入時期:2018年8月31日 ○ 2018年所要予算(4ヵ月):計7,998,000ウォン(市費100%) ○ 運営体系 ◈(出発時)安全規則の音声案内を聞いてバス運行スタート ◈(移動時)子どもの乗・下車情報を保護者に届ける ◈(到着時)運転手がスマートフォンをバス内・外部のNFC端末にかざし、子どもの安全下車を確認⇒保護者や学校(管理者web)に知らせが届く ※ かざさなかった場合:運転者・介助員のスマートフォン、学校管理者のパソコンから、1分ことに警報音が鳴り、子どもが車内に閉じ込められる事故を防止 関連写真(ソウル市) 世界都市矢羽サイン < 8月14日(火) 第1部 安全教育―理論 > < 8月14日(火) 第2部 安全教育―心肺蘇生 > < スマートフォンをNFC端末にかざしている場面 > < 8月14日(火) 第2部 安全教育―心肺蘇生 > 世界都市矢羽サイン < 運転手のスマートフォン・アプリケーソン画面...   Read more
SMG 1,879

平壌まで196km…ソウル市20ヵ所に「世界都市矢羽サイン」を設置

– 主要観光地、公園、漢江などに8月末まで設置し「歩く都市、ソウル」のシンボルに – 南北交流により親近感が湧いた平壌を含め、姉妹友好都市のうち15ヵ所の都市までの距離表示 – ソウル-平壌間の交流協力発展への思いをこめ、世界の人々と歩きやすい都市をつくりたい」 「平壌まで196km」「シドニーまで8,324km」「サンパウロまで18,330km」 ソウル広場や光化門などソウル都心部の真ん中に、世界主要都市15ヵ所への方向と距離が示された、青い柱の「世界都市矢羽サイン」が登場。 ソウルからもっとも近く、もっとも目立つ都市は平壌。4・27南北首脳会談やアジア競技大会の南北合同チーム、離散家族の再会など、最近、政治・文化・スポーツといった様々な分野で南北間の交流が活発になり、心の距離も縮まったのを映した。ほかの14都市はソウルと姉妹・友好連携を結んでいる都市。 ソウル市は、市民と観光客が頻繁に訪れる市内20ヵ所に、上記の「世界都市矢羽サイン」を設置すると発表した。この矢羽サインが、米ポートランド名物の世界都市矢羽サインのような観光スポットとなること、そして、世界の人々と共に歩ける「歩く都市、ソウル」をイメージづける新しいシンボルとなることが期待される。 矢羽サインが設置される20ヵ所は、明洞や梨泰院など外国人観光客がよく訪れる歩行密集地域(10ヵ所)、都心部ながら自然を味わえる公園地域(5ヵ所)、漢江公園地域(5ヵ所)からなる。ソウル広場、光化門、東大門デザインプラザ(DDP)など13ヵ所には21日(火)に設置が終わり、残り7ヵ所には8月末までに設置される予定。 世界都市矢羽サイン 設置場所 主要観光地および歩行密集地域 ソウル駅、江南駅、金浦空港、チャムシル(第2ロッテワールド) ソウル広場、光化門広場、明洞、DDP、梨泰院 公園 南山八角亭、子ども大公園、ソウルの森、北ソウル夢の森、ソウル大公園 漢江 盤浦地区、トゥクソム地区、ヨイド地区、チャムシル地区、江西地区 矢羽サインには、ソウルの姉妹・友好都市と平壌を合わせ計15都市の都市名(ハングル・英文)とソウルからの距離を表示。15都市のうち10都市は「必需都市」とし、20ヵ所のスポットすべてに設置する。この10都市としては、姉妹・友好都市の中でも各大陸を代表するとされる、平壌や東京、北京、シドニー、ワシントンDC、サンパウロ、カイロなどを選んだ。残り5都市は「必需都市」と方向が重ならないように、各地域の特性に合った都市を選定する計画。 ソウル市は「世界都市矢羽サイン」の設置事業を「歩く都市、ソウル」政策の一環とし、歩きやすいソウルづくりにとどまらず、世界の人々が歩く楽しみを分かち合えるソウルづくりに役立つことを期待している。 ソウル市都市交通本部のコ・ホンソク本部長は、「矢羽サインそのものは小さいけれど、そこにはソウルと海外都市、そして平壌との交流を深めたいという思いが込められている。新しい歩行のランドマークとして、ソウルを訪問する人々の認識に「歩く都市、ソウル」が強く位置づけられるきっかけにしたい」と話す。 添付1 ソウル市の姉妹友好都市提携現況(62都市) □ 姉妹都市(23都市) 姉妹都市(23都市) 番号 国名 都市名 提携日 番号 国名 都市名 提携日 1 台湾 台北 68.3.23 13 中国 北京 93.10.23 2 トルコ アンカラ 71.8.23 14 モンゴル ウランバートル 95.10.6 3 アメリカ ホノルル...   Read more
SMG 1,928

ソウル市立西北病院、「北朝鮮の結核及び保健医療の現状」シンポ開催

– 23日(木)、ソウル市役所で「北朝鮮の結核や保健医療の現状及びその対策」シンポ開催 – 韓国国内の北朝鮮専門家、感染病専門家らの意見を収集するためソウル市と共同主催 – 北朝鮮住民の健康状態や感染病の実態などをめぐり様々な対策を議論 ソウル市立西北(ソブク)病院は、ソウル市の市民健康局と共同で「北朝鮮における結核や保健医療の現状と今後の対策」をテーマに「北朝鮮の結核及び保健医療シンポジウム」を8月23日(木)午後1時からソウル市庁3階の大講堂で開催するとした。 このシンポジウムは、最近改善しつつある南北関係を受け、北朝鮮における結核及び保健医療の現状を見直し、将来に備えた対応をめぐる専門家らの意見を収集するため行われるもの。 このシンポジウムには韓国国内の感染病の専門家や北朝鮮関連医療の専門家及び韓国統一部所属機関の一院(ハナウォン)、疾病管理本部など関係機関の公務員や一般市民など約150人が参加する。 特にソウル市による初めての北朝鮮の保健問題に関するシンポジウムということで意義深い。専門家らはこの場で、北朝鮮の人々に向けた様々な政策面の備え、それから感染病の管理対策をめぐる最新の情報を共有しながら今後の対策を共に模索していく。 ソウル市立西北病院のパク・チャンビョン院長は、「今回のシンポジウムは、北朝鮮における結核問題や現地の保健医療体系に関する理解を深め、最新の情報を共有しながら、将来の政策決定に取り入れられる幅広い内容を話せる大変有意義な場になると期待している」とし、「今後もこのような場が設けられ、関連の研究が持続的に行われることを望んでいる」と述べた。 そして、「北朝鮮における保健分野に関しては国内にあまり専門家が多くないわけで、これに関する公共部門の努力が欠かせない」と強調し、「今回のシンポジウムがソウル市による北朝鮮の結核や保健医療問題に対する早期体制づくりに役立ち、先導的な役割を果たすことを期待している」と語った。 北朝鮮の結核及び保健医療シンポジウム [シンポジウム概要] – 日時:2018年 8月 23日(木) 午後 1時~6時 – 場所:ソウル市庁 大講堂(3階) – 主催:ソウル特別市 市民健康局、ソウル市立西北(ソブク)病院 – 参加:統一部、疾病管理本部、関係機関の専門家や一般市民などおよそ150人 – 内容:北朝鮮における結核及び保健医療の現状と今後の協力体制のあり方 ● 北朝鮮における保健医療の現状とこれまでの流れ ● 我々の社会におけるもう一つの支えるべき人達、脱北者への理解 ● ドイツの統一から学ぶ ● 南北健康共同体の挑戦と協力おける課題
SMG 1,125

この秋の小確幸…ソウル交通公社の地下鉄旅行コースお薦め12選

– ソウル交通公社、9月3日(月)から10月31日(水)まで地下鉄1~8号線スタンプツアー実施 – 地下鉄で気軽に行けるソウルの名所から成る、多彩な秋の旅行コース12選 – 完全走破の条件を緩和、完全走破者には抽選で記念品を贈呈 – スタンプ手帳にコースごとのQRコード挿入、情報検索可能に – 記念品イベント応募は11月1日から公社ホームページで 連日の暑さで家に閉じこもっているのもそろそろ飽きてきたのでは? ならば、気軽なソウル小旅行に出てみてはいかがだろう。ソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社の統合により2017年に設立されたソウル交通公社が開催する第1回スタンプツアーイベントに参加すれば、ソウルの名所を地下鉄でサラリと巡ることができる。 ソウル交通公社は21日(火)、地下鉄で手軽に行けるソウルの名所から成るツアーコースを作成、コースを走破した人には記念品を贈る「ソウル地下鉄スタンプツアー」を開催すると発表した。イベント期間は9月3日から10月31日までで、テーマは「秋の小確幸、小さいけれども確かな幸せ」。コースは12種類と多彩だ。 公社設立以前のイベントコースに加え、今回は、「ソウル路7017(漢城都城など)」、「京春線スプキル公園(孔陵洞トッケビ市場など)」、「グルメ探訪(京義線スプキル公園など)」、「パムトッケビ・ナイトマーケットが開かれる漢江公園(仙遊島·盤浦漢江公園など)」、「雲峴宮の洋館」、「災害を仮想体験できる安全体験館」などが、新たなコースとして加わった。 ソウル路7017は眺めがよく涼しげな緑の多い遊歩道で、老朽化した高架道路が生まれ変わったもの。ソウルの新たな観光スポットとして人気だ。静かな散策路の京春線スプキル公園、ヨントラルパークや望理団通りなど自然とお洒落な雰囲気が調和した京義線スプキル公園エリアは、かつて京春線、京義線が走っていた線路跡地。ほかにもドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』のロケ地となった雲峴宮の洋館、野外でのチコル(チキンとコーラ)が堪らない漢江公園など、ニューコースはまさに見どころ満載。 さらに、2016年のイベントで人気だった「ほのぼの路地ストーリー(カンプル漫画通りなど)」、「ソウルの中の世界、梨泰院(解放村芸術村など)」を始め、「古宮散策(昌徳宮など)」、「近現代史の記憶(ソウル歴史博物館など)」、「歴史遺跡とトゥルレキル(夢村土城など)」、「独立運動、その現場をゆく(西大門刑務所歴史館など)」といった既存のコースも健在だ。 スタンプツアーに参加するには、まず指定の駅の顧客案内センターでツアーパスポート(スタンプ手帳)を受け取る。そしてコースごとに認証写真を1枚撮影、駅員に示せばよい。今回は走破条件が緩和され、12種類のコースのうち4コース以上まわれば完全走破認証スタンプがもらえる。認証スタンプをもらった参加者は、ホームページ(www.seoulmetro.co.kr)に認証書を登録すれば、記念品贈呈イベントに応募できる。登録機関は11月1日から9日までなので、くれぐれもお忘れなきよう。 今年のイベントは、走破条件が緩和されたうえに、抽選で531人に記念品が贈られる(以前は10コース中8コース走破、先着順で贈呈)。さらにスタンプ手帳もこれまでのリーフレット様のものからパスポート形の手帳に変わり、まるで出入国スタンプを押してもらうようなワクワクした気分が味わえる。 また、この「スタンプツアーパスポート」には、コースごとにQRコードが入っており、そのコースに関する情報をスマートフォンで素早く検索できるようになっている。 ソウル交通公社のキム・ギチョル営業計画処長は、「ソウル地下鉄スタンプツアーイベントも、今年で5回目。このイベントを通じ、地下鉄に乗って巡る都心の小旅行の楽しさを市民の皆さんに知ってもらえたら幸い。記念品贈呈イベントもあるので、ふるってご参加いただきたい」と話す。
SMG 872

ソウル市、ソウル市民の脚本で「Webドラマ」を制作・輸出

– 「第1回ソウルストーリードラマ脚本公募展」当選作『風鈴』Webドラマに – 制作は『星から来たあなた』のHBエンターテインメント – エイベックスには輸出済み、12月から中国、東南アジアの放送局、動画共有サービス通じ配信 – もう1編の当選作『ソウルの夜の歌』、市民オーディション通じ俳優選抜しWebドラマ制作 動画共有サービスで視聴できるWebドラマがこのところ急速に人気を集めている。場所や時間にとらわれることなくコンテンツを視聴できるからだ。韓国のWebドラマで大きな人気を集めているのは『恋愛プレイリスト』で、再生回数3億回、フェイスブックフォロワー160万人を誇る。中国では、昨年ヒットしたドラマの3~4割がWebドラマで、上位10作品の再生回数は353億回にも達するという。 以上のようにモバイルコンテンツが注目を集める中、ソウル市は、ソウルを舞台としたハイクオリティなWebドラマを制作、海外に輸出するという初の試みに取り組むことにした。Webドラマとして制作されるのは、ソウル市が実施している「ソウルストーリードラマ脚本公募展」の当選作だ。 今回ドラマ制作される脚本は、ソウル市が昨年実施した「第1回ソウルストーリードラマ脚本公募展」で優秀作に選ばれた『風鈴(イ・ダビン作)』。北村のゲストハウスを舞台に「家族の和解」を描いた作品だ。 外国人の養子となり海外で育った主人公の男性が、世界に名だたる小説家となってソウルを訪れ、かつて自分を捨てた家族に再会。変化の激しいソウルの街並みの中で、昔の面影を残す路地や幼い頃の思い出が残る場所に接し、主人公の家族への思いは変わってゆく……。 ドラマは全10話(1話当たり10分)で、俳優のキャスティング、撮影、編集などは『星から来たあなた』、『剣法男女』などを制作したHBエンターテインメントが担当する。主人公には、次世代韓流アイドルがキャスティングされる予定だ。ソウル市はこのドラマを、今年12月から中国、日本、アメリカ、東南アジアなど世界各国の放送局や動画共有サービスを通じて配信する計画。なお、日本の大手芸能プロダクションのエイベックスにはすでに輸出済みだ。 Webドラマ『風鈴』には漢江や北村の路地などの観光名所を始め、ソウルの様々なスポットが背景として登場する。それだけに、新たな名所が生まれる可能性と共に、韓流の次のメインコンテンツとしてWebドラマが浮上するのではと期待される。 ソウル市はまた、もう一つの受賞作『ソウルの夜の歌(夜の光、星明り、ハン・ジェウォン作)』もWebドラマとして制作する予定だ。このドラマは韓国コンテンツ振興院の支援を得て、来年6月を目途に制作される。全10話(1話当たり10分)のこのドラマの出演者は、ソウル市民を対象に公開オーディションを行って選抜する。 『ソウルの夜の歌』は、代行運転ドライバーと無名のナイトクラブ歌手の若い二人が、夢をめざす物語。リアルな人生の場面と青春の感性を音楽で伝えるとともに、視聴者に勇気を与える作品だ。 ソウル市はまた、賞金総額4千万ウォンの「第2回ソウルストーリードラマ脚本公募展」も実施する。募集対象は、ソウルをモチーフとした放送用ドラマ60分ものの完成作の原稿で、老若男女、ドラマ脚本の経験の有無を問わず、誰でも応募できる。9月の1か月間、電子メール(dramaofseoul@gmail.com)で受け付ける。 賞の内訳は、▲大賞1編(2,000万ウォン)、▲優秀賞1編(1,000万ウォン)、▲奨励賞2編(各500万ウォン)となっており、受賞作は専門家の審査を経て決定され、11月中に「ソウルストーリー(www.seoulstory.kr)」に掲載されると同時に個別通知される。 ソウル市観光体育局のチュ・ヨンテ局長は、「映画やドラマの中の風景は、観光PR映像などよりもはるかに深く視聴者の心に刻み込まれる。このところの注目株であるWebドラマやWeb漫画などを観光商品化し、ソウルならではの風景や感性を海外に知らしめることで、観光客の増加につなげたい」と話す。
SMG 1,591

ソウル市、クールルーフ増やし屋上の暑さ対策

– 地域児童センター・低層住宅密集地域90か所に続き、もう10か所に施工 – 灼熱の屋上部屋を知る朴市長、学生らと遮熱塗装ボランティア – 遮熱効果で建物の温度下げ、省エネおよびエネルギー効率化を – 市長、「暑さの直撃受ける屋上部屋や低層住宅にこそクールルーフを」 江北区弥阿洞の屋上部屋で一人暮らしをする高齢のキムさんは、朝早く家を出る。あまりの暑さにとても家にはいられず、地下鉄駅のベンチに座っているという。屋上に続く階段の下。そこに立つだけで、下の階と温度が違うのが感じられる。 今年の猛暑を受け、ソウル市は、既存の施工対象に加え、エネルギー関連サービスの恩恵を受けにくい、いわゆる「エネルギー貧困層」の暮らす江北区などの住宅を対象に、クールルーフ施工を追加で行うことにした。クールルーフは建物の温度を下げる方法の一つ。都心のヒートアイランド現象の主因として、街の隅々までアスファルトやコンクリートで覆われたことで発生する輻射熱があるが、建物の屋上も当然それを煽る。そこで、陽射しや熱を反射する明るい色で屋上面を塗装し、熱が屋根にたまるのを抑えるというものだ。クールルーフ施工を行えば、屋上面ならおよそ10℃、建物内の温度は2℃から3℃下げられる。 クールルーフには、ほかに屋上緑化という手もあるが、遮熱塗装のほうがコスト面で勝る。かかる費用は屋上緑化のおよそ四分の一。また屋上緑化がコンクリートの屋上面でなければ不可能なのに対し、ガラスを除くほとんどの素材に対応できるのも強み。 ソウル市は6月以降、国から一部支援を受け、自治区別の需要調査を行ったうえで、地域児童センター、デイケアセンター、道峰区の低層住宅密集地域など90か所にクールルーフ施工を施す作業を進めており、現在作業は終盤に差し掛かっている。今回の追加施工は、屋上部屋や最上階に住むエネルギー貧困層を対象としたもので、施工に使われる遮熱塗料は、三和ペイント工業(Samhwa Paints Industrial Co., Ltd.)がソウルエネルギー福祉市民基金に寄付したもの。 三和ペイント工業はソウル市から委嘱されて2017年から「エネルギー分かち合いに貢献する企業」の一員となり、エネルギー貧困層の住居に断熱塗装を施すなど、エネルギーの分かち合いを実践してきた。今回の作業に使われる遮熱塗料は、CRRC(Cool Roof Rating Council、アメリカの省エネ型塗料認証制度)の認証を受けたもの。 今回の作業には、屋上部屋の焼けるような暑さを実際に体験して知っているソウルの朴元淳市長が、ソウルエネルギー福祉市民基金の学生サポーター「オンビチュミ」のメンバーと一緒にボランティアとして参加する。「ソウルエネルギー福祉市民基金」は、エネルギー貧困層をサポートすべく造成された市民主導の民間基金で、市民が後援金として寄付するエコマイレッジポイントやエネルギーの生産・節約を通じて得る利益などで運営されている。一方、ソウルエネルギー福祉市民基金の学生サポーターは、エネルギー分かち合いに参加する学生ボランティアチーム。「オンビチュミ」という名は、「世の中全体を明るく照らす者」という意味の韓国語をちぢめて付けた。ソウルエネルギー福祉市民基金キャンペーン、PR、地域児童センターでの省エネ教育など、精力的な活動を繰り広げている。 朴元淳市長は、「屋上部屋と低層住宅は、一日中直射日光にさらされるため、記録的な猛暑にはほとんどお手上げ状態。それだけに、最大のクールルーフ効果を挙げられる住居形態と言える。三和ペイント工業の協力や大学生の参加を得て行われる今回のクールルーフ施工により、恵まれない人たちの暑さによる苦痛を少しでも和らげてあげられたらと心から願う。猛暑によりエネルギー貧困層の人たちが生活の安全、ひいては生命を脅かされたりすることのないよう、今後とも細やかに支援していきたい」と話す。 [ 添付: クールルーフ施工関連写真 ]
SMG 1,134

「東京都-ソウル市、姉妹友好都市提携30周年記念日韓青年フォーラム」

ソウル市が共同主催 東京とソウルの大学生、「青年の役割」共に模索 「ひとつになる友情、未来を拓く力」というテーマのもと、日韓の学生が交流 日韓の若者たちの、互いへの更なる関心と理解を促せるものと期待 ソウル市が日韓・韓日学生会議(JKSC·KJSC)と共同で主催する「東京都-ソウル市姉妹友好都市提携30周年記念日韓青年フォーラム」が、15日(水)に国際文化会館(東京)で開催される。 日韓・韓日学生会議は、日韓両国の学生有志により立ち上げられた団体で、日韓の学生が合宿しての学術会議や各種イベントなどを行い、両国の相互理解や友好、親善に努めている。 1986年に第1回日韓・韓日学生会議が東京で開かれ、以来、日本と韓国で毎年交互に夏季交流大会(夏大会)が催されている。今年は東京で日韓・韓日学生会議の会員およそ23人が参加する夏大会を5日(日)~19日(日)、14泊15日の日程で開催、友好を深める。その夏大会の目玉ともいえるのが合同シンポジウムで、それが、ソウル市が共同主催する東京都-ソウル市姉妹友好都市提携30周年記念日韓青年フォーラム。 このイベントは、東京都とソウル市の姉妹都市提携30周年を記念して行われるもので、「ひとつになる友情、未来を拓く力」というテーマのもと、両国の若者たちに活発な意見交換を行ってもらうための場だ。東京とソウルの未来志向的な交流・協力を促進するとともに、社会、文化といった分野での若い人たちの交流を活性化させることで、互いに対する関心が高まり、理解も深まるものと期待される。 今回のイベントは、ソウル市国際交流担当官の開会の挨拶で幕を開ける。続いてソウルの朴元淳市長の映像メッセージ、さらに本イベントを後援する東京都の丹羽恵玲奈外務担当部長、日韓経済協会の小泉愼一副会長の祝辞が続く。 その後、日本大学のチョン・チャンファ准教授、NHK「テレビでハングル講座」の講師を務める阪東千津子さんが「日韓関係の未来志向的な発展のための青年の役割」というテーマで講演を行い、続いて日韓・韓日学生会議の会員たちによる学術会議の結果発表となる。 合宿期間中に行われる学術会議は、歴史、社会、文化、ITの4つの分科ごとにテーマを決め、日韓の学生が力を合わせて両国を比較・分析、意見をまとめあげてゆくもの。今年は「朝鮮通信使を通じてみる日韓交流」、「両国の少子化問題」といったテーマで議論が交わされる。 午後には、午後の部の学術発表などの後、韓国大衆文化に詳しく、MCやDJとしても活躍する古家正亨さんをパネリストに迎え、日韓の文化の違いをテーマに「ソウル-東京新発見!」というトークショーを開催。そしてラストは華麗なステージ。韓国のブレイクダンスチーム「Gamblerz Crew」のパフォーマンスが、イベントを鮮やかに締めくくる。 Gamblerz Crewは、ブレイクダンスの世界5大大会のうち最大の「Battle of the year」でこれまでに2回の優勝を遂げている。またブレイクダンスの本場アメリカで、地元アメリカのチームと競い合い、みごと優勝するなど、韓国で右に出る者のいないチーム。世界レベルのダンサーたちから成り、結成後16年で、世界大会で優勝40回という実力を誇る。 ソウル市の朴元淳市長は、「今回のイベントを機に、ソウルと東京の学生が互いの社会と文化について理解し、真の友となれることを願ってやまない。ソウルと東京、韓国と日本の若い世代の交流が続けられ、その友情がさらに深まるよう、ソウル市も積極的に支援したい」という内容の映像メッセージを両国の学生たちに向けて送った。 □ 目的 東京とソウルの姉妹都市提携30周年を記念し、未来志向的な交流・協力を促進すべく、両国の若者たちに活発な意見交換を行ってもらう場を設ける。 社会、文化分野における日韓の若い世代の交流を通じて互いへの関心を高め、理解を深めてもらう。 □ 概要 名称 : 東京都-ソウル市姉妹友好都市提携30周年記念日韓青年フォーラム 日時/場所 : 2018. 8. 15.(水) / 国際文化会館(東京) テーマ :「ひとつになる友情、未来を拓く力」 出席者 : ソウル市国際交流担当官、東京都外務担当部長、日韓・韓日学生会議メンバーおよび日韓両国の大学生、日韓交流に関心のある一般の人などおよそ100人 主催 : ソウル市、日韓・韓日学生会議(共同主催) – 第33回日韓・韓日学生会議夏季交流大会と連携 < 日韓・韓日学生会議(JKSC·KJSC)の概要 > 沿革 : 1986年、第1回日韓・韓日学生会議が東京で開かれる。 構成 : 両国の学生およそ30人 指導教授...   Read more
SMG 1,634

ソウル市、独立有功者の愛国精神称える「光復73年の鳴鐘」実施

– 8月15日(水)正午、独立有功者の愛国精神称え、普信閣で33回鳴鐘 – 朴元淳市長はじめ、独立有功者の子孫、サイバー外交使節団「VANK(ヴァンク)」のイ・ソンヒ研究員など計12人が参加 – 鍾路区立合唱団による「光復節の歌」、太極旗大行進など事前イベントも開催 ソウル市は8月15日(水)の正午、光復73周年を記念し、鍾路にある普信閣で鳴鐘イベントを行う。 今年の鳴鐘イベントには、鐘撞き役として、ソウルの朴元淳市長を始めソウル市議会のシン・ウォンチョル議長、鍾路区のキム・ヨンジョン区長、今年の鐘撞き役に選ばれた独立有功者の子孫など、合せて12人が参加、4人ずつ3組に分かれてそれぞれ11回ずつ、全部で33回鐘を撞く。 今年の鳴鐘イベントには、鐘撞き役として、ソウルの朴元淳市長を始めソウル市議会のシン・ウォンチョル議長、鍾路区のキム・ヨンジョン区長、今年の鐘撞き役に選ばれた独立有功者の子孫など、合せて12人が参加、4人ずつ3組に分かれてそれぞれ11回ずつ、全部で33回鐘を撞く。 今年の鐘撞き役にはまた、韓国の歴史再検討を主導するサイバー外交使節団「VANK(ヴァンク)」のイ・ソンヒ研究員、平昌冬季オリンピック男子スピードスケート1,000mで銅メダルを獲得したキム・テユン選手、模範子ども記者のチュ・ソンヒョン君などがスペシャルゲストとして名を連ねている。 またイベント開始前の11時40分からは、鍾路区立合唱団による合唱(曲目『光復節の歌』、『先駆者』)、鍾路区庁から普信閣までの太極旗大行進、市民への太極旗プレゼントなどのイベントが行われる。ぜひ足を運び、光復の意味を共に噛みしめてほしい。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ文化本部長は、「この鳴鐘イベントが、人々が韓国の歴史を知り、光復節の意味を噛みしめる契機となることを期待する。」とし、「光復節の日は普信閣を訪れ、意義深い記念日を共に過ごしてほしい」と語った。
SMG 857

ソウル市、強制徴用犠牲者の遺体安置を支援 

– ソウル市、日本による強制徴用犠牲者の遺体35体、市立龍尾里第2墓地公園への安置を支援 – 安置式は8月16日(水)の午後2時からおよそ2時間を予定 – 市、「光復73周年を迎え、強制徴用犠牲者の慰霊となればと期待」 光復73周年を迎える今年、日本に強制徴用された犠牲者の遺体35体が母国の懐に抱かれる。ソウル市とソウル施設公団(イ・ジユン理事長 、www.sisul.or.kr)は、強制徴用犠牲者の遺体35体の市立墓地への安置を支援することを発表した。該当墓地はソウル市立龍尾里第2墓地公園。 戦闘力、または労働力として日本に強制動員され、犠牲となった強制徴用者の遺体は、いまだかなりの数が日本や太平洋諸島などに取り残されている。故国への思いを胸に旅立った魂を慰めるべく、ソウル市は、遺体の安置および安置施設の整備を支援する。当支援は「日帝強制徴用犠牲者遺体奉還委員会」の要請を受けたもので、昨年の光復節、今年の独立運動記念日「三一節」に続いて三度目。 昨年の光復節と今年の三一節にそれぞれ33体(計66体)の安置を支援したソウル市は、今年の光復節には35体の遺体を安置、計101人の魂をその懐に受け止める。 犠牲者たちの「自分が死んだら故国の地に埋めてほしい」という遺言に基づき、「日帝強制徴用犠牲者遺骸奉還委員会」が故国である大韓民国への遺体の送還を推進。それを臨時に安置するための支援をソウル市が求められた。 それを受けソウル市では、奉還委員会が独自に進めている「海外同胞墓域(DMZ平和公園)」の造成が完了するまで、101体の遺体を龍尾里第2墓地の建物式追慕の家に臨時に安置することにした。龍尾里第2墓地公園はソウルの市立墓地(龍尾里1・2墓地、碧蹄里墓地、忘憂里墓地、内谷里墓地)のひとつで、「建物式追慕の家(36,945体収容可能)」は、市立の奉安堂のうち最大の収容力を誇る建物型奉安堂。 光復73周年を機に帰郷した強制徴用犠牲者の遺体35体の安置式は、龍尾里第2墓地公園で16日(木)の午後2時から、宗教儀式を兼ねた安置儀式の形で執り行われる。それに先立ち午前には、平和と統一を祈願するDMZ巡礼が行われる。 また安置式の一日前の15日午前11時には、「第73回8.15光復節民族共同イベント兼遺体奉還国民追慕祭」が光化門広場で開かれる。 ソウル市オルシン(韓国語で高齢者の意味)福祉課のキム・ヨンフム課長は、「遠い異国で彷徨っていた強制徴用犠牲者の魂が、今からでも故国で安らかに眠れるよう、ソウルの市立奉安施設への支援を行うことにした。」とし、「苦難の歴史を忘れることなく、それをバネに未来に向かうためのひとつの契機となることを望む」と話した。 添 付 : 遺体安置予定区域および「70年後の帰郷」資料写真各1部 <強制徴用犠牲者の遺体安置式 – 三一節99周年記念> <遺体安置予定区域>
SMG 1,121

光復73周年記念 ソウル広場ボード “36年間、この太極旗を掲げることができませんでした”

– 市民と共に噛みしめる「光復」の意味…「ソウル広場のボード」をリニューアル – 36年に及ぶ植民地時代、太極旗を隠し持って厳しい独立闘争を続けた歴史があったことを思い起こし、それを更なる和合の契機に – 光復節当日、映画上映や体験イベントなど市民のための多彩なプログラム実施 光復73周年を記念し、ソウル広場に掲げられているボードをソウル市がリニューアルする。日本の支配下にあった36年間、取り出すことも許されなかった太極旗。それを南山に掲げた73年前の感激の瞬間に思いを馳せることで、光復の歴史的な意味を改めて考えてほしいという願いからだ。 8月13日(月)から8月末まで、ソウル広場のボードには、「36年間、この太極旗を掲げることができませんでした」というフレーズの入った大きな横断幕が掲げられる。光復の歓びの裏に、36年に及ぶ暗黒の歴史があったことを、太極旗を掲げることもできないまま続けられた厳しい独立闘争があったことを記憶に刻んだうえで、その日の感激と太極旗の持つ意味を全市民と共有したいという思いがそこには込められている。 光復から73年が過ぎた今も、私たちは様々な困難を抱えている。それについて、私たちはきちんと口にできているのか。あの時代の太極旗のように、ただ胸中に秘めているのではないか。この日を機に省みてほしい。それが今回のボード企画の意図だ。かつて民族独立の切なる願いを抱いて苦痛の時代を乗り越え、共に光復を迎えたように、いま直面している社会的な問題を皆が意見を交わすことで克服し、それがさらに市民の和合につながることを、ソウル市は願ってやまない。 ソウル市はまた、光復73周年を記念する多彩なイベントを市民聴で開催する。 光復節および今年から新たに国の記念日となった「慰安婦被害者を思う日」を迎えるに当たり、元慰安婦の方々の今の日常にスポットライトを当て、慰安婦問題が現在進行形であることを喚起させる映画『アイ・キャン・スピーク』、『鬼郷、終わっていない物語』が、市民聴、三角山市民聴ファルチャク・ラウンジでそれぞれ無料上映される。 また慰安婦被害者へのメッセージを記した紙を蝶の形に折って送る「希望の蝶」、太極旗の意味を理解したうえで描く「太極旗ドローイング」などの市民参加型イベントを始め、市民聴の市民芸術家たちによるミュージカルや奚琴(ヘグム)演奏などの多彩な公演が繰り広げられる。 光復73周年記念 ソウル広場ボード 区 分 イ ベ ン ト 名 時 間 場 所 市民聴 特別公演 8.15(水) 14:00~15:00 ファルチャク・ラウンジ 『アイ・キャン・スピーク』上映 8.15(水) 15:00~17:00 希望の蝶 8.15(水) 13:00~17:00 市民プラザ 三角山市民聴 特別公演 8.15(水) 13:30~14:10 ファルチャク・ラウンジ 『鬼郷、終わっていない物語』上映 8.15(水) 15:30~17:00 太極旗ドローイング 8.15(水) 14:00~16:30 併せて、ソウル市の公式フェイスブックに認証ショット(投票、約束の履行など何らかの行為を行ったことを示す証拠写真)をアップする「太極旗認証ショットアップロード」などの市民参加型キャンペーンが今月9日から開催されており、ソウル市の多彩なプログラムがインターネットを通じても楽しめるようになっている。 ソウル市のユ・ヨンシク市民疎通企画官は、「ボードのリニューアルや様々なイベントが、あの日の歓びを噛みしめるのはもちろん、二度と繰り返されてはならない不幸な歴史や独立のために身を捧げた愛国の士の思い、元慰安婦の方々の苦痛など、光復の陰にあるものをも見つめ直すきっかけとなることを望んでいる」と述べた。
SMG 821