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ソウル市、ポストコロナのヘルスケアをリードする 「クイックファイヤーチャレンジ」優勝スタートアップを発表

ジョンソン・エンド・ジョンソンとクイックファイヤーチャレンジ優勝企業2社を発表、ニューノーマル時代の治療改善技術 2015年から欧米やアジアなどの拠点でクイックファイヤーチャレンジ、ソウルで4回連続開催 市、優勝企業に「起業から技術の事業化」までバイオ医療産業のあらゆるサイクルに合わせた密な支援 11月25日午後3時、ソウル市は韓国保険産業振興院、ジョンソン・エンド・ジョンソンイノベーション、韓国ヤンセンと共同で主催した「ソウル・イノベーション・クイックファイヤーチャレンジ(Seoul Innovation Quick Fire Challenge)」の授賞式を開催する。 携帯用早産診断機を開発した(株)DCメディカル(代表チェ・ダブリエル)と、スマートフォンのセンサーを利用した健康情報測定ソリューションを提供する(株)ディープメディ(代表イ・グァンジン)が、世界30か国の起業を目指す人々や研究者108チームと競い合い、優勝した。 今年のテーマは「ニューノーマル時代のヘルスケア」で、優勝した2社((株)DCメディカルと(株)ディープメディ)は、新型コロナウイルスのパンデミック下における治療の改善に向けた独自の技術開発とデータ活用の点で評価された。 優勝した企業には、洪(ホン)陵(ヌン)にあるバイオ医療スタートアップ支援施設に入居(最大4年)できる資格と、ソウル・バイオ・ハブの企業成長コンサルティングおよび海外市場進出に向けた支援など、様々な起業プログラムを利用できる権利が付与される。 クイックファイヤーチャレンジは、ジョンソン・エンド・ジョンソンイノベーション傘下のJLABSが2015年から毎年開催しているイベント。欧米をはじめオーストラリアやアジアなど世界の主要バイオ産業拠点都市で45回以上開催されているが、同じ地域で4回連続開催されたのはソウル・イノベーション・クイックファイヤーチャレンジが初めてとなる。 <JLABS現況> ※ 機能:バイオ医療ベンチャー企業らの研究及び技術の事業化に向けた諸般を支援 ※ 場所:ボストン、ニューヨーク、マサチューセッツ、テキサス、サンディエゴ、 サンフランシスコ、トロント、ベルギー、中国など13地域 ※ 支援: 公用・個人研究室、オフィス、運営支援、教育、ビジネス・サービスなど ※ 条件のないプログラム(no-strings-attached)で、自由な価値の創出を奨励  ソウル・イノベーション・クイックファイヤーチャレンジで優勝した企業は、起業して間もないスタートアップでも、投資の誘致や研究開発などで急速に成長している。ソウル・イノベーション・クイックファイヤーチャレンジの参加企業は年々増え続けており、官民協力の下、バイオ革新ベンチャー企業の発掘・育成プログラムとして評価されている。  ソウル市のキム・イスン経済政策室長は「今年で4回目を迎える『ソウル・イノベーション・クイックファイヤーチャレンジ』は、優秀なバイオ企業を発掘し、洪陵に誘致する役割を果たしている。ソウル市は優勝した企業の革新技術が挑戦に留まることのないよう、起業から事業化まで、バイオ医療産業のあらゆるサイクルに渡り必要な支援を惜しまない」と語った。
SMG 423

ソウル市、ソーシャルディスタンスの強化で負担増す 「配達員や警備員」にマスク322万枚を緊急支援

特別雇用・プラットフォーム従業員に291万2千枚、警備・コールセンター従業員に31万枚、1人当たり10枚から15枚支給 特別雇用・フリーランス労働組合、使用者団体、ソウル市移動労働者休憩5ヶ所でも配布 縫製スタッフへの収益補填のため1万2千枚の綿マスクを制作、1枚当たり1千円保証 ソウル市は新型コロナウイルスの感染再拡大などで業務への負担が増している配達・コールセンター従業員や、対面での仕事が続く代理運転手、ホームヘルパー、警備員などにマスク322万枚を支援する。 また、多くの市民と接触し、夜間や早朝など劣悪な環境で働く清掃作業員の休憩施設や密な勤務環境のコールセンターなど合わせて364ヶ所に空気清浄機や仕切りなどの感染予防用品の購入費用も支援する。 とりわけ全マスク配布量のうち1万2千枚余りは、新型コロナウイルスにより仕事が急減した縫製スタッフに制作を依頼し、少額でも所得につながるようにする計画だ。 ソウル市はまず、新型コロナウイルスの長期化によりオンライン・ショッピングやデリバリーの利用が増え、休む間もなく働く配達員や宅配業者、狭い空間で不特定多数の市民を対象に仕事をする代理運転手など、特別雇用・プラットフォーム労働者約10万人に1人当たり30枚のKF94マスク(綿マスク含む)、合わせて291万2千枚を配布する。 <特別雇用・フリーランス労働組合、使用者団体、ソウル市移動労働者休憩所(5ヶ所)で配布>  マスクは主要な特別雇用・フリーランス労働組合(全127万枚)とプラットフォーム事業者使用団体(全53万枚)からそれぞれ加入している労働者に配布する形式。その他、労働組合に未加入または個人として営業を行う労働者は、ソウル市の移動労働者休憩所5ヶ所(瑞(ソ)草(チョ)、北倉(プクチャン)洞、合(ハプ)井(チョン)、上岩(サンアム)、佛光(プルグァン))でマスク(全111万2千枚)を受け取れる。  入居者と頻繁に接触するマンションの警備員にもKF94マスクを支給した。自治区の労働者総合支援センターでマンション警備員らの自助組織を中心に需要を把握し、1人当たり10枚ずつ、計1万2500人(全12万5千枚)への配布を完了(10月から11月)した。 <密接・密閉・密集の364の清掃作業員休憩施設とコールセンターに感染予防用品購入費支援>  その他、ソウル市は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため感染リスクの高い密な清掃作業員休憩所やコールセンターの業務環境の改善も行っている。  まず、ソウル所在322ヶ所の生活廃棄物処理業者の休憩施設に空気清浄機、除湿器など感染病予防用品を支援する。自治区別に最大1500万ウォン、合わせて3億7500万ウォンを支援し、12月中に完了する。  同時に、密接・密集・密閉環境で働くコールセンター従業員の感染予防に向け△空気清浄機△マスク△仕切り△体温計△手指消毒液の購入費用も1企業当たり最大500万ウォン支給する。現在、42の事業者に対する支援を完了しており、引き続き支援申請を受け付けている。  マスクの配布および業務環境の改善支援に関する問い合わせは、ソウル労働権益センター(☎02-376-0001、www.labors.or.kr)まで。  ソウル市のソ・ソンマン労働民生政策官は「新型コロナウイルスが急拡大している中、見過ごされがちな労働者の感染予防に向けマスクを緊急配布している」としながら「私たちの周囲になくてはならない環境美化員などの労働者に対する業務環境の改善も同時に行い、労働者の健康を守ると共に新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるために注力する」と語った。
SMG 450

2021年大学入試で新型コロナ対策、「ソウル市合同TF対応体系」構築

ソウル市は26日から「ソウル市合同TF対応体系」を構築し、ソウル市教育庁・自治区で協力 隔離中の受験生用に22の試験会場を用意し、病院(生活治療センター)にも2ヶ所に設置 感染した受験生は病院内で試験を実施。退院予定一週間前に保健所で把握 受験日の移動も支援する。自宅隔離中の受験生は担当の公務員と救急車で移動 塾や遊興施設への特別点検を継続(12月31日まで)。※試験会場でのゴミは医療廃棄物として処理 ソウル市は12月3日(木)の大学修学能力試験を控え、試験一週間前から面接などの大学別評価が終了するまでの期間中(11月26日から2021年2月5日まで)、「ソウル市合同TF対応体系」を稼働させ新型コロナウイルスを重点的に管理する。 「ソウル市合同TF」の対策総括チームが市庁内各チームの業務協力体系を構築し、市の教育庁(教育部)と自治区が共同で試験の段階別に新型コロナウイルス特別集中防疫を実施する。市庁内8部署がそれぞれ△対策総括チーム△受験生管理チーム△試験会場管理チーム△試験会場周辺防疫チームに分かれて受験生の安全管理に最善を尽くす。 <試験当日の準備>  ソウル市はまず、感染が確認された受験生も試験を受けられるよう、11月23日(月)、ソウル医療院とソウルユースホステル(生活治療センター)の2ヶ所に特設受験会場10室を設置する。27人の受験生を収容できる広さで、受験生の急な体調の変化に対応できるよう、会場に医療人材と運営スタッフを配置する。  感染者や隔離中の受験生のための特設試験会場と試験方法に関する情報は自治区保健所を通じて市教育庁に通知され、ソウル市が拠点病院(生活治療センター)を割り当て、移動も支援する。感染者については退院予定日を試験日の一週間前から把握し、病院内(生活治療センター)で試験を実施する。  自宅隔離中の受験生については、試験当日、自治区の専門チームまたは救急車で試験会場まで移動できるようサポートする。原則としては自家用車で移動し、専任の公務員が地理情報システムを通じて移動経路を管理するが、自家用車での移動が難しい場合には専任の公務員が同行し、段階別に移動経路を案内する。自宅隔離中の受験生に対する面接など、大学別評価は別途、3ヶ所の試験会場で行われ、各大学の日程に合わせて消防災難本部との協議を通じて救急車で移動も可能にする。 <試験一週間前>  大学修学能力試験の一週間前、11月26日(木)から年末まで、受験生らが頻繁に訪れる大学周辺の重点管理施設6種(酒などを提供する遊興施設やレストラン、カフェなど)に対する集中防疫を実施する。レストランやベーカリー1万173店舗、遊興施設129店舗に対し、利用が集中する時間帯にテーブル間の距離が保たれているか点検し、感染対策を遵守していない場合には即座に指導(ワンストライクアウト制)を行う。  これまでソウル市と自治区、教育庁が共同で行ってきた塾への特別点検もより強化・拡大する。入試向け塾を中心に教習所など1,800ヶ所を対象に感染対策(人の出入り管理・マスク着用・ソーシャルディスタンスの確保)をしているか厳しくチェックし、受験生や生徒の安全を最優先に対応する。  その他、カラオケやネットカフェ、映画館などの施設に対する全数点検も行う。この特別点検も11月19日(木)から年末までの43日間に渡り集中的に行われる。マスク未着用の青少年に対してもその場で指導し、教育する方針だ。 <大学別評価(論述・面接)>  大学修学能力試験の前後に行われる論述や面接などの各大学の評価試験は、評価の類型と方法が大学ごとに異なるため、大学別に防疫管理対策を設け、防滴管理用の大学側と管轄自治区の非常連絡体系を整える方針だ。現在のところ予想される受験人数は随時約78万7千人、定時約17万8千人。 <試験終了後>  試験終了後、感染者および隔離中の受験生向け特設試験会場(大学修学能力試験22ヶ所、大学別評価3ヶ所)のゴミの処理方法について、試験終了後、ソウル市教育庁が回収し、管轄の保健所に運搬し医療廃棄物として焼却処理を行う。また、大学別評価用の特設試験会場で試験を受けた受験生から感染症状が確認された場合には、当該試験会場から排出されたゴミを管轄の保健所で医療廃棄物として処理する。  今年、ソウル市は227ヶ所の試験会場(特設試験会場22ヶ所、病院・生活治療センター特設試験会場2ヶ所)で10万6443人の受験生が大学修学能力試験を受ける予定であり、大学別選考は2月まで行われる。市は感染者や隔離中の受験生に対する支援に関する教育部(市教育庁)の要請すべてに応じる考えだ。  ソウル市のイ・デヒョン生涯教育局長は「受験生にとって、大学修学能力試験は人生における重要な出来事であり学業の目標であることをよく理解しているため、ソウル市は受験生全員が安全かつ健康に試験を受けられるよう合同TFチームを立ち上げて『大学修学能力試験特別防疫期間における新型コロナウイルス重点対策』をまとめ、より徹底した防疫体系を整える」としながら「教育部と市教育庁の要請にある項目一つひとつを徹底点検し支援することで、感染者や隔離中の受験生の不安を最低限に抑え、試験終了後にもゴミや感染者数の増加などへの懸念が生じないよう管理する」と語った。
SMG 392

ソウル文化財団、文化芸術界に122億4千万ウォン、一次募集開始

ソウル文化財団「2021ソウル芸術支援」一次募集、11月23日(月)~12月11日(金)まで受付 「芸術創作活動支援事業」「公演会場常駐団体育成支援事業」に合わせて122億4千億ウォンを支援 「持続的な支援、現場目線、制度補完、オンライン情報提供、利用者中心のシステムの導入」を目指す 「芸術創作活動」は類型に即した成果認定、変更基準の緩和、創作過程の活動費も認定 「公演会場常駐団体」は代表者の謝礼金の編成を許容するなど柔軟に適用 来年上半期中に文化芸術ソウルに特化した新支援システムの導入に向け現場関係者の意見を聴取 11月23日(月)午後4時からソウル文化財団公式YouTubeチャンネルで「オンライン事業説明会」実施  ソウル文化財団(代表理事キム・ジョンフィ)は、新型コロナウイルス以降、変化する文化芸術界の環境に対応し、芸術活動を絶やさず安全な芸術環境を醸成すべく、122億ウォン規模の『2021ソウル芸術支援』一次募集を11月23日(月)から12月11日(金)まで行う。  『2021ソウル芸術支援』は、激変する芸術環境を補い得る安定的な支援制度を設け、様々な分野で活動する芸術関係者に持続可能な創作基盤の提供を目的としている。  今回の一次募集での支援規模は、合わせて122億4千憶(予定)であり、支援対象は▲2021年ソウルで予定されている芸術創作活動および作品制作・発表を支援する「芸術創作活動支援」▲公演会場と公演団体が協力して行う芸術創作活動および公共公演を支援する「公演会場常駐団体育成支援」の2つ。  ソウル文化財団は昨年、芸術関係者による懇談会、FGI(Focus Group Interview)、ラウンドテーブル、諮問会議などオン・オフラインの両面で20回余りに渡り意見聴取を行い、芸術関係者の実態調査および芸術支援体系の改善に関する研究を通じて実質的な支援となる制度に強化した。  今回の支援事業の詳細を伝える「事業説明会」は、ソーシャルディスタンスを守るためオンラインで行われる。11月23日(月)午後4時から財団公式YouTubeチャンネル「SfacTV」(www.youtube.com/sfacmovie)から視聴でき、障害のある芸術関係者も参加できるよう手話通訳と字幕も提供する。  ソウル文化財団は、約130憶ウォン規模で進められてきた芸術支援事業の効率的な運用と、芸術関係者により良い環境を提供すべく、ソウルに特化した「ソウル文化芸術支援システム(SCAS)」を構築した。正式オープンに先立ち、本システムを実際に利用する現場の芸術関係者を対象に段階別のテストと意見聴取を行い、来年上半期に本格導入する予定だ。  ソウル文化財団のキム・ジョンフィ代表理事は「新型コロナウイルスの影響で芸術を取り巻く環境が大きく変化する中、新たな方向と目標を見据えて支援事業を準備してきた」としながら、「今後、切れ目のない支援、現場に即した支援事業に改善、安全な芸術エコシステムに向けた制度補完、ソーシャルディスタンスを厳守した情報サービスの提供、利用者中心の新規システム導入などを進めていく」と語った。  一次募集は11月23日(月)から12月11日(金)午後6時まで、国家文化芸術システム(www.ncas.or.kr)から申請できる。より詳しい情報はソウル文化財団ホームページ(www.sfac.or.kr)で確認できる。また、お問い合わせは芸術支援チーム(☏02-3290-7464)まで。
SMG 475

ソウル市、ユン・ドヒョン&ファビアン&ショーンが参加する 「3色自転車テーマ旅行」をインターネット上で公開

1,500人のソウル市民を対象にソウルのブランド、「I・SEOUL・U」に対するアンケート調査を発表 認知度(2019年の86.6%→2020年の88.3%)、好感度(2019年の73.3%→2020年の75.1%)アップ ソウル市の新型コロナウイルスの感染拡大に対応する防疫システムを71.7%が肯定的に評価 ソウル市が、今日(11月18日)から、ユン・ドヒョン・ファビアン・ショーン3人の個性が感じられる自転車をテーマにした映像を毎週1本ずつソウル市の自転車公式ブログとYouTubeで公開する。 ソウル市の自転車ブログ:https://blog.naver.com/2seoulbike ソウル市の自転車YouTube:http://www.youtube.com/c/서울자전거 ユン・ドヒョンはソーシャルディスタンス・キャンペーンの拡散に向けた「距離確保のライディング」を、タレントのファビアンは都心の文化遺産を巡る「歴史文化のライディング」を、歌手のショーンはソウルの自転車―公共交通の連携政策に関して伝える「乗り換えのライディング」を展開する。 今回、インターネット上で配信される自転車旅行は、コロナ禍により毎年恒例だった大規模な自転車イベント(自転車パレード・自転車フェスティバルなど)の開催が困難になったことから企画された。新型コロナウイルスの感染拡大が長引き、自転車に対する市民の関心が高まっている中、非対面で安全に楽しむことができるライディングの魅力を改めて発信し、巣ごもり生活に新たな活力と癒しを伝えるのが目標だ。 先に、18日(水)には、ソウル市の自転車広報大使のユン・ドヒョンと5人のユーチューバー、30人の市民が参加した「距離確保のライディング」映像が公開される。二村(イチョン)漢江公園から上岩(サンアム)の文化備蓄基地までタルンイに乗って走り、ソーシャルディスタンス・キャンペーンを発信する。ライディングは、一列走行して安全のために十分な距離を保ち、防疫指針を徹底的に遵守した上で行われた。 到着地の上岩にある文化備蓄基地では、美しい夕焼けが広がる中、ユン・ドヒョンの感動的な路上ライブが行われた。ソウル市は、「希望を歌うユン・ドヒョンの『僕は蝶』が、コロナ禍で疲れ果てた市民に癒しを与えることを願う」と話した。 25日(水)には、タレントのファビアンが環境に優しい交通手段のタルンイに乗って、ソウル市の緑色交通地域(5等級の車両運行を制限して温室効果ガスやPM2.5の排出量を削減、自動車の通行量の制限により渋滞を予防するための制度)内の歴史的名所を巡りながらエコ体験をする「歴史文化のライディング」映像が公開される。 ファビアンと6人の外国人出演者が徳寿宮・景福宮・タプコル公園・宗廟(チョンミョ)などソウルの主要文化遺産を訪ね、歴史的意味に対して改めて考えることでソウルの過去と現在を共有する時間を持つ。最近、韓国歴史の1級試験に合格したソウル市の名誉市民のファビアンが解説する歴史・文化の話も注目に値する。 最後に、30日(月)には、「寄付天使」というあだ名で有名な歌手のショーンが、ソウルの自転車と公共連携政策に関して伝えるライディング映像が公開される。漢南(ハンナム)からトゥクソムまでの漢江沿いの道を自転車で走った後、7号線のトゥクソム遊園地駅で地下鉄に自転車を持ったまま移動、江南の鶴洞(ハクトン)駅で降りて自転車が積載できるタクシー(マカロンタクシー)に乗って帰宅するコースだ。 ショーンは、自転車・公共交通における便利な乗り換え方を市民に発信ことを目指す。移動する間、しきりにソウルの様々な自転車の便宜施設(傾斜路・案内標識など)はもちろん、自転車を地下鉄・タクシーに載せる方法などを詳しく紹介する。 ソウル市のファン・ボヨン都市交通室長は、「コロナ禍が日常となってから、私たちの生活において最も大きく変化したものの一つが交通だ。他人との接触を最小限に抑えることができる自転車の利用需要が爆発的に増加するなど、自転車ブームが始まったと言える時代となっている。ソウル市が用意した自転車の映像が、コロナ禍で疲れ果てた心身に癒しとなることを願う。これからも市民の安全な自転車の利用が活発になれるように、テーマ別のライディングイベントを持続的に発掘していきたい」と述べた。 ライディングの写真
SMG 499

DDP、 東大門(トンデムン)ファッション市場へのライブコマース導入をリード… 地域が助け合うデザインに本腰を入れる

「Online東大門ファッションフェア(11月27日〜29日)を通じて、東大門ブランドを対象とする支援事業を展開 「See Now, Feel Now, Buy Now, Wear Now」を実現するオンラインファッションマーケットフェスティバル ネイバーショッピングと、3日間のライブコマースと3か月間のeコマースを運営 DDPと東大門ファッションが助け合うイベントで、持続的な未来の方向性を提示 ソウルデザイン財団(代表取締役 チェ・キョンラン)が、東大門ブランドの特徴と長所を生かしたオンライン・ライブコマース・ファッションフェスティバル「Online東大門ファッションフェア(www.dotff.co.kr)」を開催する。 本イベントは、ポストコロナ時代における東大門デザインプラザ (以下DDP)とともに東大門ファッション商圏の活性化に貢献するという趣旨で企画された。東大門ファッション商圏のスピードと革新という長所を基に「See Now, Feel Now, Buy Now, Wear Now」を実現する。 東大門の象徴で、ファッションと文化のブランドとして定着した「DDP」を始めとしてデジタル空間で展開される「Online東大門ファッションフェア」は、ネイバーショッピングと一緒に行われるライブコマース・ブランド別のファッションフィルム・参加型イベントなどのファッションコンテンツを通じて消費者の関心を高め、参加ブランド30社の収益創出を実現する。 「Online東大門ファッションフェア」に参加する企業には、オンラインコマース向けの商品企画とコマースコンサルティング運営を通じてブランド別の特性を反映した広報向けのファッションフィルム及びルックブックの制作を支援する。他にも、ネイバーショッピングの生配信によるライブコマースと10社以上の主要eコマースの出店・販売ができるように支援する。イベントが終了した後も、主要eコマースの企画展が開始される予定だ。この企画展を通じて、参加ブランドがオンラインビジネスに転換できるように助力する。 「Online東大門ファッションフェア」事業は、「ソウルデザイン財団『東大門ファッション商圏の活性化に向けた方案の研究(イ・ジョンミン、キム・スンヒョン、キム・ヒョンミン研究員、2020.04.10)』」を基に、東大門ブランドのオンライン・オフラインマーケテイングの支援策を設けるために企画された。 こうした先行研究を基に、財団は優秀なデザインを有する東大門ブランドがD2Cビジネスに転換できる契機を作り、合わせてドメスティックブランドのオンライン・オフライン消費者の接点を拡大させデジタル基盤のファッション転換期において新たな道標を提示する役割を果たしたいと考えている。 ソウルデザイン財団のチェ・キョンラン代表取締役は、「Online東大門ファッションフェアを機に、DDPと東大門ファッションが助け合い、財団は持続可能な未来の在り方を提示できる有意味な支援を続ける計画だ。東大門商圏の活性化に向け、DDP暮らしの場にある「D-森」のインターフェースを活用して、惜しまないコマーシャル支援と周辺の商圏をつなぐ役割を担いたい」と述べた。
SMG 458

ソウル市のブランド、「I・SEOUL・U」5周年… 市民の認知度88%、好感度75%にアップ

1,500人のソウル市民を対象にソウルのブランド、「I・SEOUL・U」に対するアンケート調査を発表 認知度(2019年の86.6%→2020年の88.3%)、好感度(2019年の73.3%→2020年の75.1%)アップ ソウル市の新型コロナウイルスの感染拡大に対応する防疫システムを71.7%が肯定的に評価 ソウル市は、ソウルのブランドであるI·SEOUL·Uの5周年を向かえ、ソウル市民1,500人を対象にI·SEOUL·Uの認知度及び好感度に対してアンケートを行った。今回のアンケートは、ソウル市が専門調査機関の㈱アジアリサーチアンドコンサルティングに依頼して、今年の9月28日から11月3日まで、20代以上の1,500人のソウル市民を対象にオンライン調査(Online-Survey)を実施・分析したものだ。 今年で5周年を迎えるソウルのブランドのI·SEOUL·Uに対して、一般市民10人中約9人近く(88.3%)が認知していた。主な認知経路は、「TV・新聞・ラジオなどメディアのニュースを通じて(47.4%)」、「ポータルサイトなどインターネット(47.1%)」、「ソウル市関連の行事や広報資料、制作物を通じて(33.2%)」などであることが分かった。 特に、ソウルのブランドに対する認知度は、2016年(63.0%)、2017年(66.3%)、2018年(84.0%)、2019年(86.6%)、2020年(88.3%)で、年々市民の日常生活に深く定着していることが分かった。 「ソウル市民:年度別に見るソウルのブランドにおける認知度の結果に対する推移」 合わせて、ソウルのブランドへの好感度は、2016年(52.8%)、2017年(57.1%)、2018年(70.7%)、2019年(73.3%)、2020年(75.1%)で、時間が経つにつれてI·SEOUL·Uが市民に愛されていることが分かった。 「ソウル市民:年度別に見るソウルブランドにおける好感度の結果に対する推移」 ソウル市に合うイメージに対する質問には、活気あふれる・力動的だ(56.7%)、現代的だ(53.7%)、バリエーションに富む(49.1%)、国際的だ(24.1%)、楽しい都市(19.6)が挙げられた。 今後、ソウル市民が求めるソウルのイメージには、安全だ(38.4%)、余裕がある(31.3%)、安心できる(28.8%)、国際的だ(23.6%)、美しい(21.8%)などがあると分かり、ソウル市民はソウルが安全かつ余裕があり、安心できる国際的な美しい都市であることに重きを置いていることが分かった。 特に、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するソウル市の防疫システムに対する調査では、71.7%が新型コロナウイルスの感染拡大に対してきちんと対応していると肯定的に答え、感染防止及び拡散遮断の政策に対して高く評価した。 ソウル市のパク・ジニョン市民疎通企画官は、「今年に入って、ソウルのブランドに対する認知度及び好感度が高まったのは、ソウル市の新型コロナウイルスの防疫政策に積極的に協力した市民の自発的な参加によるものだと考えている。今回のアンケート調査で分かるように、ソウル市民が求める都市のイメージは、安全・余裕・安心・国際化・美しさなどだ。それらをソウルのブランド政策に反映して、グローバルな安全都市のソウル、余裕があり美しい都市にすることで、世界におけるプレゼンスを高めるとともに市民がプライドを高く持てるよう積極的に努力していきたい」と述べた。
SMG 451

ソウル市、11月13日からマスク未着用時に10万ウォンの罰金を科す

直ちに処罰するより、マスク着用を推奨した後もマスクを着用しない場合に罰金を科す…防疫の強化・市民の健康が優先 取り締まりを始めてまもない時期に発生しかねない混乱に備え、各自治区では24時間体制のマスク苦情の緊急対応チームを運営 13日の午前、地下鉄駅・バス停でマスク着用の取り締まりを開始、マスク着用のキャンペーンを展開 コロナ禍が長引く状況に備えるため、マスク着用が本格的に義務化される。ソウル市は、マスク着用の義務化に関して一定の周知期間を設けた上で、11月13日からはマスク未着用の場合、10万ウォンの罰金が科されると明かした。 公共施設・室内体育施設・公演会場・塾・漫画喫茶など室内施設だけでなく、室外での集会、デモ場所・行事場所などでも、マスクを着用していない場合は罰金対象となる。 保健用マスク・サージカルマスク・飛沫防止マスク・布マスク・不織布マスクなどを着用した場合に限ってマスク着用と認められ、メッシュマスク・バルブマスク、スカーフや服で顔を隠すことはマスク着用と認められない。また、鼻と口がきちんと覆われるように着用する必要がある。健診・手術・治療でマスク着用が困難な時、顔を出す必要がある公演(舞台にいる時に限る)、番組の出演(撮影時に限る)、手話通訳の時、運動選手が試合をする時、プールやふろ場など水中にいる時、結婚式場で花婿と花嫁が式を挙げる時などは、マスクを着用しなくても罰金が科されない。 ソウル市は、マスク未着用による罰金は処罰そのものが目的ではなく、市民が正しくマスクを着けることこそがみんなの健康を守る道につながるという社会的雰囲気を作るためのものだという。取り締まりの際にも、直ちに処罰するよりマスクを着用するよう指導し、指導を拒む場合に罰金を科す予定だ。 ソウル市は、11月13日から27日までの2週間、各自治区で24時間体制のマスク苦情処理の緊急対応チームを運営するが、取り締まりを始めてまもない時期に発生しかねない苦情に速やかに対応するためだ。 一方、ソウル市は、マスクを着用しないと罰金が科される措置が始まる初日の13日午前、地下鉄駅とバス停でマスク着用キャンペーンを展開する。許可されたマスクをきちんと着用しているのかを取り締まり、市民に正しくマスクを着用する方法についても案内する予定だ。 ソウル市のハン・ゼヒョン安全総括室長は、「冬が近づき、感染の危険がより高まると予想されていることから、マスク着用がこれまで以上に重要となっている。マスクは、感染病の予防と拡散を防止できる簡単で確実なワクチンで、もはやマスク着用は選択ではなく必須となった。これまでも市民の皆さんがよく協力してくれたと思うが、これからも愛する家族と隣人、みんなの健康のために日常での積極的なマスク着用を実践していただきたい」と述べた。
SMG 408

ソウル市、成長期のスタートアップ企業向けに3,250億ウォン規模の ファンド組成…ユニコーン企業へと成長できる呼び水

ソウル市は初めて成長期のスタートアップ企業の持続的な成長に集中するファンドを組成…12月から投資を展開 初期企業向けのファンドより6倍多い平均1,265億ウォン規模、企業別の投資金額を4倍以上増加 起業して3~7年目の成長潜在力が高い、シリーズB段階のスタートアップ企業に平均30億ウォンの大規模な連続投資を開始 コロナ禍の中で継続して成長できるように支援し、未来のユニコーン企業として成長できる土台作りに乗り出す…企業におけるエコシステムのスケールアップをけん引 エンジェル投資からシリーズA・シリーズBなど段階別に投資を受けて成長したV社。この事例は、スタートアップ企業なら誰もが夢見る理想の在り方だが、現実はそう簡単にはいかない。規模が大きい連続投資であるほど誘致が困難な上に、コロナ禍が長引くことからスタートアップ企業への投資誘致はより困難になっている。さらに、自前の資金で大規模の連続投資を賄うことができるベンチャーキャピタル(VC, Venture Capital)も国内にそう多くないのが現状だ。 これを受けて、ソウル市が、成長期のスタートアップ企業を支援対象とする3,250億ウォン規模の投資ファンドを組成して、12月から投資をスタートすると明かした。成長期のスタートアップ企業の持続的な成長に集中するのは、ファンドでは今回が初めてだ。従来のソウル市のスタートアップファンドは、主に起業する初期の企業に焦点を当てて支援を展開してきた。 「スケールアップ」という名前は、規模(Scale)を拡大(Up)するという意味から名付けられたが、この名前のように従来のソウル市が作って投資・運用している初期企業向けのファンド(平均250億ウォン規模)より規模が大きい。1ファンドあたりの規模は従来に比べて約6倍の平均1,625億ウォンに増額し、1社あたりの投資平均金額も4倍以上(初期企業向けファンドは平均7億ウォン)の30億ウォンに増額した。 ソウル市は、民間の投資を引っ張る公共資金における呼び水としての役割が非常に重要なだけに、スタートアップ企業への連続投資を持続できるようにするためには、一生懸命に成長しているスタートアップ企業がコロナ禍という危機にも継続して成長できるよう支援すると強調した。ひいては、未来のユニコーン企業へと成長できるように土台を作るのが目標だ。 投資対象は、起業して3~7年のシリーズB段階以上の成長期のスタートアップ企業だ。特に、ソウル市は、ここ3年間、売上または従業員数が毎年20%以上急速に増加した高成長企業を対象に、集中投資を行う計画だ。 投資規模は計3,250億ウォンで、大型ファンド2件(▲2,000億ウォン▲1,250億ウォン)を組成し、ソウル市も計100億ウォンを出資する。ネットワークと資金力を持つ専門運用会社(KBインベストメント・KTBネットワーク)を指定して、本格的な企業投資に乗り出す。 企業選抜において最も重要な基準となるのは、「成長の潜在力」だ。成長期の企業を対象とするファンドを運営した経験が豊富で、海外進出を支援できる力量がある専門運用会社が企業の発掘から投資に至るまでの過程を担当する。 ソウル市は、コロナ禍により国内企業が成長エンジンを失わないようにスタートアップ企業育成における3大戦略(①技術人材向けの人件費の支援②スタートアップ企業の成長を支援する総合パッケージ③スケールアップ向けの大型ファンドの組成)を稼働しているが、今回のスケールアップに向けた大型ファンドの組成も、その一つだ。 ソウル市のキム・イスン経済政策室長は、「これまでソウル市は、初期のスタートアップ企業のためにシードマネーのファンドを組成・運用して様々な成長例を作ってきた。こうした成功例を基に、今回は成長期のスタートアップ企業がコロナ禍と投資誘致の困難に直面して挫折することがないように、大規模の連続投資ファンドを組成することにした。今回のスケールアップファンドの支援が、有望スタートアップがユニコーン企業へと成長できる呼び水になれるよう集中して支援する。加えて、スタートアップ企業育成における3大戦略を通じて、韓国企業のエコシステムもスケールアップできるように力を尽くす」と述べた。
SMG 401

市民の参加で輝くデザイン感性…癒しのメッセージを伝える 「ソウルライト」のオンライン展示を開始

2020年における癒しと希望、応援のメッセージが込められたメディア作品のオンライン展示を開始 コロナ禍の克服に向け、市民の希望のメッセージが込められた『Face of City』、『自分の中のブルーライト』展示 10月30日から2週間、東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)のホームページとYouTubeを通じてインターネット配信 クリエイティブなコンテンツの持続的な発信を通じて潜在的な観光需要を発掘、東大門の活性化に貢献 2019年末、世界的なメディアアーティストが参加した「ソウルライト」は、約100万人の観覧客を集めることに成功するなど、ソウルの代表的なメディアファサードフェスティバルとして定着した。東大門の商業活性化とデザイン産業の発展に向け、ソウル市とソウルデザイン財団(代表取締役 チェ・キョンラン)が企画した2020ソウルライト秋イベントの「DDP LIGHT ON」。本イベントでは、10月30日から2週間、インターネットを通じて、コロナ禍で疲れ果てた市民にデザイン感性で癒しと応援のメッセージが込められたメディアファサード作品を伝える。 特に、今年は市民の参加で作られた作品に出会える。市民が応募した約600点のブルーカラーの写真を活用して作った映像と、観覧者が抱いた印象によって変化する市民の顔を視覚化するインタラクティブ作品がDDPの外壁に投射される。主催機関のソウルデザイン財団は、距離確保の実践と非対面時代に合わせて、DDPのホームページと様々な映像配信サイトを通じて事前に撮影したメディアファサード作品を送出する計画だ。 この秋に披露する作品には、長く続いているパンデミックに疲れ果てている市民に癒しと希望のメッセージを伝え、危機を克服するために頑張っている隠れ英雄に送る応援のメッセージが込められて ソウルライト 1感謝 自分の中の ブルーライト 市民参加作品 – 市民が応募した603点のブルーカラーの写真を活用 – 写真でマッピングされ、飛び上がる青い折り鶴の強い羽ばたきを再現することで、希望とエールのメッセージを伝える 希望 FACE OF CITY (イ・ジェヒョン作) – 人工知能の分析を通じて、市民の感性を視覚化するインタラクション作品 – 一般市民の感情のテキストを学習し、テキストの肯定・否定を分析して市民の表情に反映 ヒーリング モネの庭 (Quayola) – 豊かな自然を通じて癒しのメッセージを伝える – フランスの印象派画家、クロード・モネの作品をオマージュして製作 – 画家が観察したイメージが機械を通じて再創造された作品で、アナログとデジタル技術の調和を基に作られた作品 市民参加作品の『自分の中のブルーライト』には、日常の様々なものを犠牲にしながら防疫の最前線で戦っている市民英雄たちに送る応援と感謝のメッセージが、韓国作家のイ・ジェヒョンの作品の『Face Of City』には、危機の克服に関する希望のメッセージが、世界的なメディアアーティストのクアヨラ(Quayola)の作品の「モネの庭(Jardins d’Été)」には、自然から癒されて得られる慰みとヒーリングのメッセージが込められている。 クアヨラは、「芸術は、究極的に私たちを結束に導かせ、前代未聞の困難の時期を乗り越えることができるようにする。強力な人生の在り方だ」と述べ、今回のイベントに参加したことへの感想を明かした。イ・ジェヒョン作家も、「人工知能で表現された市民の笑顔は、コロナ時代に私たちが分かち合うべき希望」と感想を述べた。振付師のジェイ・キムは、「コロナ時代は、このようなメディアの重要性がもっと大きく問われる時期ではないだろうか。精神的に疲れているこの時期に、最も効果的で淡白なプロジェクトを行ったと思った」と付け加えた。 ソウルデザイン財団のチェ・キョンラン代表取締役は、「世界的なメディアアーティストフェスティバルと言われるソウルライトは、2019年に世界の人々に感動を伝えることで、ソウルのグロバルデザインという位置に見合うメディアコンテンツとして定着できた。この秋のオンライン展示は、距離確保の実践と危機による混乱の時期を一緒に乗り越えたいという趣旨で企画されたが、多くの市民が一丸となって参加したことから大きな意味を持つ。市民の公募作はもちろん、DDPならではのデザイン感性が込められた作品は、市民に癒しの瞬間を与えるだろう。コロナ禍による危機が収まると、今年の冬には再び220メートルに渡るDDPの外壁に投射された光の絶景に会えるだろう。また、ソウルライトが東大門の商圏と落ち込んでいる観光産業の活性化にも貢献できると期待する」と企画意図を明かした。 今年、ソウルライトの総監督は、ソウルとDDPを愛するトルコ出身のアーティストのレフィーク・アナドール(Refik Anadol)だ。レフィークは、2019年のソウルライトで「ソウルヘモン(夢解き)(SEOUL HAEMONG)」を披露したが、ソウルライトを一気に世界的なメディアファサードフェスティバルと肩を並べられるようにした主役とも言える。
SMG 388

ソウル市、ソウルグルメガイド「ソウルレストラン&バー100選」選定

ソウル市、ソウルグルメの多様性と特別さを堪能できる100ヵ所のレストラン&バーを選定 韓国料理のみの単調な構成ではなく、洋食・アジアン・バー・カフェーなども追加…グローバルトレンドを反映 選定された100選の中から有名なレストラン(10ヵ所)とホテル(2か所)、「ソウルグルメ週間(11.11~15日)の間、デリバリー・ドライブスルーで特選メニューを限定販売する『ソウルレストラン@ホーム』を開催」 「世界的なグルメ都市、ソウル」を代表するグルメ都市のガイドブック、ソウル観光の活性化をけん引すると期待 最近、世界的にK-Pop・K-Food・K-Contentsなど韓流文化への関心が高まっている。こうした中、ソウル市が、ソウル観光を代表する未来の稼ぎ頭として「ソウルのグルメ」を挙げ、「レストラン&バー100選」を新たに選定した。ソウル市は、今回選定した「レストラン&バー100選」を載せた「ソウルグルメガイド」を制作したが、ソウルならではの多様かつ特別なグルメ文化を楽しめる観光コンテンツとして積極的に活用する計画だ。 今回の「レストラン&バー100選」は、「世界的なグルメの都市、ソウル」をアピールして、ソウル観光をけん引できる世界性・専門性・話題性などを踏まえて選定された。特に、韓国人にはありきたりな韓国料理のみの単調な構成から脱して、洋食・アジア料理・カフェー&デザートなどソウルで楽しめる7つの様々なカテゴリーでメニューを構成したというのが最も大きい特徴だ。 選定には、フードコンテンツ専門家・外食トレンド専門家・シェフ・グルメ旅行家及びメディア開発者など様々な分野の専門家がパネルとして参加して、公正性を高めた。専門家らは、ソウルのグルメの特徴として「スピディーなトレンドの変化」を挙げた。それに加えて、変化をセンシティブに受け入れる消費者とレベルの高い個人ブランドの登場によって、多様性と競争力を有するグローバルレベルのグルメ文化が作られたと分析した。 選定に参加したチェ・スグン韓国調理博物館長は、「レストランは、疲れ果てて癒しを求める現代人においしい料理を通じて憩いと癒しを提供する所だ。暮らしの活力を取り戻し、人と人をつなぐ場所でもある。韓国の首都、ソウルのグルメも伝統と現代を、韓国と世界をつなぐグルメ文化に発展しており、これからも持続的な努力が必要だ」と感想を明かした。 一方、ソウル市は、11月11日(水)から15日(日)まで、新たな跳躍の準備に向けて枠にとらわれない非対面「ソウルグルメ週間(Taste of Seoul)」を開催し、ソウルのグルメ文化の多様性と優秀性をアピールする「ソウルレストランウィーク」を行う。コロナ禍によって大きな打撃を受けている観光及び飲食業界と一緒に危機を乗り越えるためだ。 イベント期間中、有名シェフが参加する動くグルメ「ソウルレストラン@ホーム」を進行する計画だが、普段はデリバリーサービスを提供しない高級レストランの料理を自宅や職場で楽しむことで癒されるというのがイベントの柱だ。 ソウルレストラン&バー100選 区分 日付 地域 参加企業 シェフレストラン デリバリー (10ヵ所) 11月11日(水) 龍山区(ヨンサング) グランアムール・休135 11月12日(木) 中区(チュング) 珠玉(ジュオク)、ゼロコンプレックス 11月13日(金) 鍾路区(チョンノグ) 韓食空間、レストランオンジウム 11月14日(土) 江南区(カンナムグ) ジョンシクタン・ミングルス 11月15日(日) 瑞草区(ソチョグ) スワニイェ・テーブルポポ ドライブスルー (2か所) 11月11日(水)~15日(日)   グランドインターコンチネンタル ソウルパルナス(江南) ホテルソウルドラゴンシティー(龍山) それだけでなく、海外でもソウルのグルメを堪能できる「ライブクッキングクラス(11.13~14)」を準備、ソウルの有名なスターシェフ(韓食空間:チョ・ヒスク、ミングルス:カン・ミング)の料理教室が繰り広げられる。ヨーロッパ現地の韓国文化院(イタリアのローマ、ベルギーのブリュッセル)とコラボレーションする今回のクッキングクラスは、ZOOMやYouTubeを通じてリアルタイムで配信される。番組別の詳しい内容と日程は、11月3日(火)からソウルグルメ週間のホームページ(tasteofseoul.visitseoul.net)で確認できる。 ソウル市のジュ・ヨンテ観光体育局長は、「伝統と現代の共存及び自然と先端の調和が相まって、味と赴きが文化とともに溶け込んでいるソウルのグルメは、すでに世界と肩を並べられるレベルに達している。今後、新型コロナウイルスの感染拡大が収まり、ソウルを訪れた方々が今回に選定された100選のメニューとソウルグルメガイドを通じて、ソウル観光の魅力をたっぷりと感じられることを願う」と述べた。
SMG 550

ソウル市のスマートシェルター、 効率性・経済性を備えた合理的な事業モデルを作る

スマートシェルター、未来型の交通インフラのテストベットとしての役割…公共交通サービス・市民の満足度の向上に大きく貢献できると期待 今年のテスト設置以降、来年に民間投資事業へと転換などを検討…非予算の運営・税収増大に効果 従来の中央バス停に比べて利便性が高く、相対的に格安…交通福祉に高い効果 確保済みの今年度予算を投入して真剣に推進、公共施設運営の透明性・共益性に焦点 フィージビリティスタディ・公共管理を通じて収益構造を評価…民間投資事業の公正な施行の土台になると期待 2020年の10ヵ所→2023年の373ヵ所へと段階的に拡大…未来交通システムを導入する時期を短縮 市民向けの交通福祉と先制的な未来交通システムの実現を掲げ、ソウル市が今年10月から本腰を入れて導入を目指している「スマートシェルター」。効率性と経済性の向上を基に、より合理的に運営される見通しだ。 <最先端のバス停、「スマートシェルター」の導入に拍車…段階的な手順を経て非予算民間投資など事業モデル検討を推進> ソウル市は、従来の時代遅れのバス停から脱し、最先端のICT技術を採用して新しく披露する「スマートシェルター」が、段階的な手順を経て非予算民間投資事業として施行できるように、事業モデルの検討を進めていると明かした。 ソウル市が導入する「スマートシェルター」は、バス停に様々な便宜施設(自動停車システム・空気清浄機・エアカーテン・防犯カメラ・冷暖房機・スマートフォン用のワイヤレス充電・Wi-Fiなど)が組み合わされた未来型バス停で、開設より15年が経過したことから現状に合わないバス停の改善及び公共交通サービスの向上に大きく貢献できると期待されている。 10月からテストモデルに対する取り組みをスタートした「スマートシェルター」は、周辺現況や利用現況などを踏まえて弘大入口(ホンデイック)駅・合井(ハプチョン)駅・往十里(ワンシムニ)広場など10ヵ所を対象にテスト設置に入った。今年までは公共交通サービスの定着に向けてソウル市がテスト設置を担当するが、来年からは社会基盤施設に対する民間投資法の推進手続きにより、予算を投入せず民間投資事業に転じるなどサービスを拡散する方案などを検討している。 <未来の交通システムを導入する「テストベッド」…確保済みの今年度予算を投入、投入する予算に比べて交通福祉に高い効果> 今年、テスト設置する「スマートシェルター」は、未来の交通システムを導入するための実験的なプラットフォームとして、いわばテストベッド(Testbed)の役割をすると思われている。乗降人員・路線・規模・機能によって設置できる様々なオプションと形態があり、費用も約2.5億から様々に適用できる。 特に、便宜機能が全くなく、1ヵ所に当たり8メートル規模のシェルターを3つ設置した現在の中央バス停の場合、あらゆるスマート機能と交通情報を提供するための総合システムが採用され、最大60メートルでシェルターの規模が大きいという点から、2.5億~6億ウォンという「スマートシェルター」の設置費は、民間事業者が1ヵ所当たり約2.5億~3億ウォンの事業費を投じたことを踏まえると、従来の中央バス停に比べると相対的に格安と言えるもので、これから民間投資事業の合理的な施行の礎として活用される予定だ。 それだけでなく、今後の拡大設置に備えて、全ての「スマートシェルター」において遠隔のメンテナンス・運営・管理できる「シェルターサーバーと統合管制システム」と中央バス停でバスが停車する位置を知らせる「バス自動停車案内システム」まで含まれ、未来交通システムの導入時期をより縮めることができる。 <世界で初めて総合サービスを提供する「スマートシェルター」…ソウル市、公共交通の先進都市としての位置を確立> ソウル市は、中国(北京)の自動運賃徴収システムの構築(2006年)を皮切りに、エジプト(カイロ)の都市鉄道のコンサルティング(2017年)に至るまで、17か国に交通インフラを輸出するなど安全かつ便利な交通システムを備えていることで海外からも高く評価されている。 「スマートシェルター」により、さらなる跳躍を経て未来の交通インフラを先制的に構築し、世界的な「公共交通の先進都市」としての位置を確固たるものにする契機になることを期待する。また、スマート時代に合致すると同時に、障害者などの交通弱者向けのカスタマイズ型サービスを提供することで、公共交通の公共性をさらに強化できる。 それに加えて、マスク着用の義務付け・徹底した防疫消毒・ホームドアの頻繁な開放・換気措置などを行い、光プラズマ空気殺菌機と体温測定器・抗菌LED照明などの施設も用意するなど、新型コロナウイルスへの心配を減らせて安全に利用できる環境の構築に集中する。 一方、ソウル市は、現在の10ヵ所でのテスト設置を経て、来年からは民間投資事業を通じて「スマートシェルター」を段階的に全面拡大する予定だ。1年目の120ヵ所、2年目の126ヵ所、3年目の127ヵ所など3か年計画の策定を検討している。これを受け、2023年には373ヵ所となり、37倍増加する見込みだ。 ソウル市のファン・ボヨン都市交通室長は、「市民を優先的に配慮する交通環境をモットとして、市民向けの交通福祉を提供する予定だ。先端のIT技術と情報を基にしている『スマートシェルター』を通じて、グローバルレベルに相応しい公共交通システムを構築し、市民の高まった期待に応えられるよう最善を尽くす」と述べた。 テスト設置デザイン 現場設置のシミュレーション鳥瞰図 (室内型シェルター1個・室外型シェルター2個が組み合わされた形態) 鳥瞰図 (室内型シェルター1個・室外型シェルター2個が組み合わされた形態) 側面図 室内型シェルターの内部
SMG 704