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ソウル市、1400の屋内公共施設で無料公共Wi-Fi Kkachi ONを利用可能に

昨年、福祉館や図書館など屋内施設310ヶ所に「Kkachi On」を設置、1443ヶ所に構築完了 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 今年はさらに120ヶ所に設置し、福祉施設やWi-Fi需要の高い雇用・教育施設に優先的に設置 いわゆる情報弱者の通信費負担を減らし通信格差の解消目指す、利用は「SEOUL_Secure」に接続  これからは高齢者や障がい者が利用する福祉館や青少年の憩いの場をはじめ、図書館、雇用・企業福祉センターなど、ソウル市内1400の屋内公共施設でも無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を快適に利用できるようになる。    「Kkachi On」とは、ソウル市の無料公共Wi-Fiのことで、ソウル市のシンボルであり、朗報をもたらす縁起のいい鳥とされる「カチ(カササギ)」と、Wi-Fiのスイッチを「オン(On)」にするという意味を合わせた造語だ。    ソウル市は、すでに公共Wi-Fiが設置されている室内公共施設1133ヶ所に加え、昨年一年間で新たに310ヶ所に設置し、これまでに延べ1443ヶ所に「Kkachi On」を設置している。    多くの市民が利用する福祉施設やコミュニティ施設では公共Wi-Fiへのニーズが高く、ソウル市と自治区が構築した1443ヶ所、7568台の公共Wi-Fiのほかにも、以前、科学技術部が構築した1888台、さらに移動通信会社が開放している商用Wi-Fi、351台など、ソウル市内の屋内福祉施設やコミュニティ施設2130ヶ所に9807台が設置されている。    ソウル市は、今年も120の屋内公共施設に「Kkachi On」を設置する計画だ。市民参加予算事業として、6つの自治区(廣津(クァンジン)・東(トン)大門(デムン)・城東(ソンドン)・蘆(ノ)原(ウォン)・道(ト)峰(ボン)・江北(カンブク))に設置される。法令で設置・運営の根拠とされている公共(市立・区立)福祉施設と、公共Wi-Fiの需要が高い雇用・就職・教育関連コミュニティ施設に優先的に対応する予定だ。    ソウル市は、いわゆる情報弱者が多く利用する福祉施設などの屋内空間に無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を設置することで、家計の通信費負担を減らし、地域間・各階層間の通信格差の解消に期待を寄せている。    無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を利用するには、スマートフォンのWi-Fi機能をオンにし、「SEOUL_Secure(セキュリティ接続)」を選択する。最初に一度、設定しておけば、場所ごとに都度接続する必要なく、「Kkachi On」が設置されたすべての場所で自動で接続される。    ソウル市は、既存の公共Wi-Fiの問題点を解決すべく、SSIDの一元化やWi-Fi6を導入してセキュリティを強化し、利用者がより利用しやすい環境の整備に取り組んでいる。    ソウル市のイ・ウォンモク スマート都市政策官は、「新型コロナウイルスの影響で非対面社会へと目まぐるしく移り変わる中、いわゆる情報弱者になりがちな高齢者や障がい者、低所得層が多く利用する社会福祉館、高齢者福祉館、障がい者福祉館および障がい者作業リハビリ施設などで公共Wi-Fiへの高いニーズがあった」としながら、「屋内公共施設に『Kkachi On』の設置を拡大することで家計における通信費負担を減らし、地域や各階層間の通信格差を解消するなど、市民の通信基本権を保証する基盤となることを期待している」と語った。
SMG 499

ソウル市第1号となる「ワクチン接種センター」、ソウル大病院の運営で標準モデルに

ソ・ジョンヒョプ権限代行-ソウル大キム・ヨンス院長-城東チョン・ウォノ区長、9日協力に関する覚書 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 市が財政投入など行政支援を総括、城東区庁が運営・行政支援し、3月末から4月初めの接種開始を目指す 全自治区、29のセンターの設置場所確定、4月初めに8ヶ所、残る20ヶ所も7月目途に運営開始 日常を取り戻すための「1千万市民のワクチン接種キャンペーン」が始まり、ソウル市は城東(ソンドン)区庁の大講堂に設置される「新型コロナウイルス ワクチン予防接種センター」第1号(以下、「ワクチン接種センター」)をソウル大学病院が運営すると発表した。 各道や市区町村、それに上級総合病院が協力して推進する全国初の特化型運営モデルで、上級医療機関がワクチン接種センターの接種業務を担うのは、全国のワクチン接種センターでも初の事例となる。 ソウル大学病院は、医療スタッフの派遣やワクチン接種・管理、副反応への効果的な初期対応、さらには必要に応じてソウル大学病院と連携して治療を行うなど、すべての過程を担う。副反応が出た場合には、ソウル大学病院の医療スタッフが応急処置を行い、ソウル大学病院で治療を行うという体系も整えた。ソウル大学病院は今後、各区に設置予定のワクチン接種センターに派遣される医療スタッフへの教育も主管し、安全性の高いソウル市ワクチン接種センターの構築に向けた中心地の役割を担う予定だ。 ソウル市は、人件費などワクチン接種センターの設置・運営に必要な財政を投入し、行政支援を総合的に担う。城東区庁は、ソウル大学病院が安定性と専門性を基にワクチン接種を滞りなく行えるよう実質的な運営を担い、行政・諸般の必要な作業などを支援する。 ソウル市はまた、ワクチン接種センター第1号の持つ象徴性が大きいと見て、「ワクチン接種センターと大型病院」の協力モデルを安定的かつ効率的に運営し、今後、すべての自治区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルにする計画だ。さらに、ワクチンが導入され次第、速やかに接種を開始できるよう、ワクチン接種センター第1号を3月中旬までに設置し、3月末または4月初めからの本格的な接種の開始を目指す。 ワクチン接種センター第1号は、受付→接種→観察の一連の流れが円滑に進むよう、動線を一方向(ONE FLOW)にし、ファイザーやモデルナなど、ワクチンの種類によって2つの動線を同時に稼働させることも可能にする。また、接種後の身体の変化を確認できるよう、隣接する図書館を利用して100席以上の「副反応観察室」も確保した。快適な環境で接種を行えるよう、リアルタイムの室内空気モニタリングシステム(測定機器20個)と、立体的な殺菌・浄化システム(殺菌機器7台、出入口の浄化ゲート2台)も導入する。ソウル市は、25のすべての自治区に設置される「ワクチン接種センター」29ヶ所の設置場所も確定し、発表した。 ソウル大学病院キム・ヨンス院長は、「ソウル市で第1号となるワクチン接種センターを運営することになり、責任を感じている。ソウル大学病院の優秀な医療スタッフを派遣するため、ワクチン接種センターの成功例として定着するだろう」と述べた。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「今回のソウル市ワクチン接種センター第1号は、各道と上級総合病院、さらには市区町村が市民の命と安全のためだけに機能的に協力して運営する大韓民国第1号の予防接種センターだ」としながら、「ソウル市はワクチン接種センター第1号を、今後すべての区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルとして広め、1千万市民のワクチン接種キャンペーンの成功に向け役割を果たしていきたい」と語った。
SMG 459

もっと幸せな都市の日常を目指す 栄えある大賞に伊「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に変えるデザイン

持続可能性、創意・革新、公共・共有、参加・協力など、暮らしに与えるプラスの影響力の価値を追求 日常が幸福な都市をつくるデザインで、都市問題の方向性を示す国際的な賞 世界31ヶ国、99のプロジェクトが応募、人中心のデザインに対する様々なアプローチ方法を提案 5大陸、12人の専門家による10回に及ぶ運営委員会を経て、チャールズ・ランドリーら審査委員5人を選出 大賞を受賞した伊「Countless Cities」の「Farm Cultural Park」は、芸術的インスピレーションを受けた再生事業を通じて都市全体を再活性化させるデザインで社会的革新の先駆的事例として評価 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)が主管する「第2回 Human City Design Award」で、イタリアの「Countless Cities」が栄えある大賞に選ばれた。 「Human City Design Award」は持続可能な都市、日常が幸福な都市を目指し、デザインを通じて都市の未来を示すデザイン・プロジェクト(デザイナーまたは団体)に授与する国際的な賞だ。 大賞に選ばれたイタリアの「Countless Cities」は、世界的に田舎離れが進んだ時期に、イタリア・シチリア島の田舎の町、ファヴァーラ中心部に位置する古い空き家を現代美術の展示やコミュニティ・スペースとして蘇らせたプロジェクトだ。10年前、観光客ゼロだった町は、デザイン芸術再生事業を通じて10万人が訪れる町へと変貌を遂げた。 ソウルは「漢江の奇跡」と呼ばれるほど社会的、経済的に超高速成長を遂げた。しかし、成長の量とスピードを重視するあまり、取り残され、排除される人々も生まれた。ソウル市は当時の高速成長の負の遺産を、共有のデザインで克服している。「Human City Design Award」は、変わり続ける都市の日常に生きる市民たちが、「デザインはいかにして人間らしい都市を持続可能にできるか」を共に問い、共に答えを模索する過程で生まれた共同体のビジョンであり、実行方法だ。 創造都市の世界的権威であり、「Human City Design Award」審査委員長のチャールズ・ランドリー(Charles Landry)は、「多くのプロジェクトが人中心にデザインされた都市とは何かについて、様々な方法でアプローチしていて興味深かった」と評価し、「『Human City Design Award』の信念であり指針は、すべての人にとって住みよい都市をつくるために取り組む様々なプロジェクトを知らせることだ」と語った。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「新型コロナウイルスの影響で互いに会うことが難しい状況だが、今こそ参加と協力を通じたデザインで、人中心の都市らしさを取り戻すため、持続可能な未来についての論議が切に求められている」としながら、「『Human City Design Award』は都市デザインの専門家やコミュニティ専門家、建築家、行政専門家、教育機関と世界中の都市の住民たちが期待し、夢見る都市デザインのフェスティバルとして成長するだろう」と語った。 一方、「Human City Design Award」の運営委員であり、ミラノ・トリエンナーレ・デザインミュージアム(Milano Triennale Design Museum)の館長も務めた、アンドレア・カンチェラートは、「『Human City Design Award』は、デザインという分野が多元的かつ包括的で開放的であり、人類がこの世界に求める変化に気づけるよう、希望を示すコンテスト」であると、賞の意味を強調した。 「Human City Design Award」の大賞賞金は、人中心の都市に向けたデザイン活動のために使用される。2019年に行われた第1回授賞式では、世界25ヶ国から75作品が出品され、南アフリカ共和国の貧しい村に美しい革新をもたらした「Dunoon学習革新プロジェクト」が大賞を受賞した。麻薬や犯罪から生活を守るための住民たちの活動が際立つ「Dunoon」プロジェクト・チームは、子どもたちのための図書館や未来教育革新センター、コミュニティ・ホールを作り、賞金を利用して現在も様々なプログラムを開発している。 ※報道資料および画像はWebhardでご確認できます。 [Webhard URL]:http://webhard.seouldesign.or.kr フォルダー名:행복한...   Read more
SMG 917

ソウル市、外国人住民の感染防止に総力 外国人が多く暮らす3地域で集中防疫・先制検査を奨励

外国人が多い地域(九老・衿川・永登浦)への集中防疫管理、集団施設点検・臨時選別検査所を拡大運営 3千人余りの外国人労働者を雇用している企業に現場訪問を行い、先制検査の周知と事業主の協力を要請 管内の外国人住民24万人に先制検査を受けるよう要請「みんなの健康のため1家族1人検査」 ソウル市、「持続的な先制検査を奨励・現場点検を通じて外国人住民の安全な生活環境の整備に努める」 最近、他の地域で外国人労働者を多く雇用する職場で立て続けに集団感染が発生している。これを受け、ソウル市では外国人が多く暮らす地域や外国人労働者を多数雇用している職場に対し、市レベルでの防疫強化対策を推進すると発表した。 特に、家族、友人、我々みんなの健康のため、先制検査を積極的に受けるよう強調し、無症状の人を見つけることで外国人間の感染リスクを先制的に遮断し、地域社会での「静かな感染」の危険を解消するためであると、対策推進の背景を説明した。 主な内容は次の通り。▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の全額支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語)など。 ソウル市の外国人が多く暮らす地域や、外国人を雇用する企業の防疫対策は大きく3つに分けられる。❶外国人が多く暮らす地域(九(ク)老(ロ)・衿(クム)川(チョン)・永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ))に対する集中防疫管理、❷外国人労働者を雇用する主な職場(製造・建設・宿泊・マッサージ業)への現場点検、❸ソウル在住の外国人24万人への先制検査の周知が主な骨子だ。 外国人が10人以上勤務する職場が多数存在する他の市・道とは異なり、ソウルは職場ごとに平均1~2人勤務するサービス業や小規模製造業を中心に外国人労働者が分布している点を考慮し、自発的に先制検査を受けるよう周知に注力する一方、主要な業種には現場点検を並行して行う計画だ。 ❶まず、ソウル市内の外国人が多く暮らす3地域(九老・衿川・永登浦)を中心に集中防疫管理を推進する。外国人住民が多い集団施設(職場)を中心に点検を行い、外国人住民の憩いの場や外国人コミュニティ、外国人(登録)団体・法人など、防疫の脆弱性が懸念される対象をさらに見つけ、抜け目のない防疫に取り組む。 上記3地域では、検査を受ける人の増加に備え、2021年3月1日(月)~3月14日(日)の2週間、外国人が多く暮らす地域での臨時選別検査所を拡大して運営する。外国人労働者が訪問可能な時間帯を考慮し、木曜日・金曜日はそれぞれ運営時間を4時間延長し、日曜日は午前中も運営することで、平日に検査を受けるのが難しい人も積極的にカバーしていく考えだ。 ❷外国人労働者を多数雇用している主な職場には現場訪問などを行い、先制検査の案内および感染対策が遵守されているかを点検する。ソウル市の関係省庁および傘下の外国人労働者センター(6ヶ所)を通じて4業種(製造・建設・宿泊・マッサージ業)、3千余りの職場を直接訪問し、従業員が安心して先制検査を受けられるよう奨励する。 ❸また、自治区との協力体系の構築に向け、ソウル市内に暮らす外国人24万人を対象に「1家族1人」の先制検査の周知に取り組む。 ※ソウル在住登録外国人:24万2623人(出処:2020年12月末現在、法務部統計) 【参考】外国人住民向けの新型コロナウイルス支援を一目で確認! 支援内容: ▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務を免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語) 問い合せ: 疾病管理庁コールセンター ☎1339 ソウル市のソン・ダヨン女性家族政策室長は、「ソウルに住む外国人住民の新型コロナウイルス検査率を高めるため、外国人が多く暮らす地域の臨時選別検査所の運営時間を拡大し、週末も運営している」としながら、「持続的な広報活動と現場点検を行い防疫の抜けを解消し、外国人住民の安全な生活環境を整えられるよう最善を尽くしたい」と語った。
SMG 406

音楽・展示・本、複合文化空間「ノドゥル島」 この春、本格運営再開

– 自然と文化が共存する複合文化空間「ノドゥル島」、長い休館を経て本格的に運営再開 – 「健康な森」をテーマにした展示、本と音楽が織り成す春の「LOVE SOMEフェスティバル」開催 – 特別な本の空間「ノドゥル書架」ブックコレクション、文化と食を同時に楽しむ「ポップアップ食堂」も – 座席指定制、ソーシャルディスタンス、オリジナル「新型コロナ・チェックバンド」など感染対策を徹底 ソウル市が自然と文化が息づく複合文化空間として運営中の「ノドゥル島」が、この春、本格的に運営を再開する。ソーシャルディスタンスの警戒レベルの緩和に従い、感染対策を徹底して公園や展示、フェスティバルなど様々なプログラムを行う予定だ。 「ノドゥル島」は、1970年代以前は市民に愛される憩いの場だったが、江辺北路の建設など、漢江の開発が進むにつれ訪れる人はいなくなった。そこで、ソウル市は都市再生事業の一環として、ノドゥル島を「音楽を媒介とする複合文化空間」として2019年にオープンした。 3月から本格的に運営を再開する「ノドゥル島」の主なプログラムは、▲展示<INTO THE FOREST>▲2021 LOVE SOMEフェスティバル▲ノドゥル書架<ブックキャラクター>展示など。 ノドゥル島の代表的な展示スペース「スペース445」が、新型コロナウイルスの影響で疲れた心を癒す芸術の森に変身した。37人のコンテンポラリー・アーティストが参加する<INTO THE FOREST>は、「癒しの森」をテーマに、絵画や韓国画、インスタレーション、アート、工芸など約170点の作品を3月28日(日)まで展示する。 音楽と本をテーマにした春のフェスティバルも開催される。4月3日(土)、ノドゥル島「ライブハウス」や「ノドゥル書架」、「芝生の広場」一帯で<2021 LOVE SOMEフェスティバル-よく頑張ったね、わかってるよ>が開催される。10cm、ソヌジョンア、Daybreakなど、多彩なミュージシャンの公演と本、文化イベントをオン・オフラインで同時に楽しめる。 本と憩いのある「ノドゥル書架」の4番目のキュレーション<ブックキャラクター>の展示も、3月末まで延長開催。「本の中に隠れたもう一人の自分を探せ」というテーマで行われる今回の展示は、本の中に隠れた自分のキャラクター(ブックキャラクター)を見つけるテストなどの参加型プログラムと、様々なイベントが用意されており、市民は本と共に楽しく有益な時間を過ごせるだろう。 その他、ノドゥル島ポップアップ食堂「アンドテーブル」では、海外旅行が難しい現状を反映し、様々な国の味をアレンジしたスペシャル・メニューを提供する。事前予約をすれば、様々な国の食べ物や文化を楽しめる。 「ノドゥル島」春のプログラムに関する詳しい内容や予約方法は、ノドゥル島公式ホームページまたはインスタグラムから確認できる。なお、ノドゥル島内のすべての施設ではマスクの着用、発熱のチェック、QRチェックインが必須となる。 *公式ホームページ:http://nodeul.org *インスタグラム:http://www.instagram.com/nodeul.seoul  ソウル市のペク・ウンソク文化政策課長は、「ノドゥル島は新型コロナウイルスによる長期休館を経て本格的に運営を再開しただけに、様々なプログラムを予定している。ぜひ多くの市民に来て楽しんでもらいたい」と語った。   【添付】ノドゥル書架 【添付】アンドテーブル(青春料理団) 【添付】スペース445
SMG 572

ソウル市、3.1運動を世界に報じたアルバート・テイラーの家 「ディルクシャ」が展示館として復元

3.1独立運動の独立宣言書を世界に報じたアルバート・テイラーの家、3月1日に市民に開放 アルバート・テイラー強制追放から80年ぶりに復元、当時の独立への思いを伝える歴史展示館に 1~2階の部屋は当時の様子をそのままに再現、韓国の生活様式や言論活動に光を当てた6つの展示室 西大門刑務所一帯を抗日独立運動に関連する施設や跡地をつなぐクラスターに、事前予約し解説観覧 1919年3月1日、熾烈を極めた独立運動の現場と日本帝国主義の蛮行を世界に知らしめるうえで決定的な役割を果たした人物がいる。日本植民地時代、米AP通信(Associated Press)の臨時特派員で3.1独立運動の独立宣言書を海外に最初に伝えたアルバート・テイラー(Albert Wilder Taylor)が、その人だ。 ソウル市は、アルバート・テイラーがソウルに建てて暮らした家「ディルクシャ」を復元し、当日の独立に対する熱い機運を今に伝える歴史展示館として、3月1日の独立運動記念日に合わせて市民に開放する。1942年、アルバート・テイラーが日本によって強制追放されて以降放置され続け、約80年経った今、蘇る。 鐘路(チョンノ)区杏村(ヘンチョン)洞に位置する地下1階、地上2階建ての茶色いレンガ造りの家「ディルクシャ」は、アメリカ人のアルバート・テイラー(1875~1948)が1923年、韓国に住んでいた頃に建てた西洋式家屋だ。2017年8月、国の登録文化財第687号(ソウル アルバート・テイラーの家、DILKUSHA)に指定された。「ディルクシャ」とは、「喜びの宮殿」という意味のサンスクリット語で、テイラーの妻マリー・テイラー(Mary Linley Taylor)が名付けた。 ディルクシャの家主だったアルバート・テイラーは、1896年(高宗33年)に朝鮮を訪れ、平安(ピョンアン)道雲山(ウンサン)の金鉱の監督官を務めた後、忠清(チュンチョン)道稷山(チクサン)の金鉱を運営した実業家だった。また、AP通信の臨時特派員(special correspondent)でもあり、3.1独立や堤岩里(チェアムニ)事件を海外に報じるなど、日本帝国主義の蛮行を国際社会に知らしめることに貢献した。 ソウル市は、ディルクシャの復元に向け、2016年、関係機関(ソウル市・企画財政部・文化財庁・鐘路区)と覚書を交わした。2017年から本格的に考証を開始し、2018年、復元工事に着手、2020年12月、「ディルクシャ展示館」として工事を完了した。 「ディルクシャ展示館」は総面積623.78(地下1階~地上2階)の建物で、1階と2階の部屋はテイラー夫妻が暮らしていた当時の様子をそのままに再現し、残る部屋などはテイラー家の韓国での生活像やアルバート・テイラーの記者としての活動などに焦点を当てる6つの展示室となっている。 – 1・2階の部屋:テイラー夫妻の1920年代の当時の暮らしぶりを再現 – 1階展示室:テイラー夫妻の生活像を展示 – 2階展示室:アルバート・テイラーの記者としての活動やディルクシャ復元の過程を紹介 また、「ディルクシャ」は1920年~1930年代の韓国国内での西洋式建築技法と生活様式を伝える代表的な建物でもあり、レンガを立てて積み上げていくフランス式「クェッタ積(rat-trap bond)」という独特な組積造方式が使われ、韓国の近代建築史としても意味がある。 3月1日(月)から市民に公開される「ディルクシャ」の運営時間は、毎週火曜日から日曜日、午前9時から午後6時まで。入場料は無料で、オンラインでの事前予約を行い、解説を聞きながら観覧することができる。 1日4回観覧が行われ、1回当たりの観覧可能人数は20人だ。事前観覧予約は「ソウル市公共サービス予約(yeyak.seoul.go.kr)」から申請可能。 アルバート・テイラーの孫娘であり、ディルクシャを寄贈したジェニファー・レイラーは、「ディルクシャを復元し、展示館として蘇らせてくれたソウル市に心から感謝する」としながら、「今回の開館により、韓国の独立闘争に賛同した西洋人の独立有功者が再認識される機会になれば」と語った。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「ディルクシャの復元は単純に1つの家の復元を超え、近代建築の復元であり、抗日民族精神の復元として大きな意味を持つ」としながら、「3.1独立運動記念日にディルクシャが展示館として市民に開放されれば、『希望・理想郷』という意味を持つディルクシャの名の通り、希望のある今に息づく歴史教育の場として大いに活用されるだろう。さらには西大門(ソデムン)刑務所や京橋荘(キョンギョジャン)など、ディルクシャ展示館一帯の抗日運動関連施設をつなげる抗日独立運動クラスターができ、独立のため身を捧げたすべての方を記憶し、その精神を受け継いでいきたい」と語った。
SMG 668

ソウル市、3月から遊覧船に乗って「ノドゥル島」へ、50年ぶりに航路復元

3月6日からノドゥル島行き遊覧船の運航開始…汝矣島-盤浦大橋-ノドゥル島に水~日の夜1回 100年の憩いの場、70年代の江辺北路建設で砂浜が消え絶えた航路を復元 複合文化空間の建設、使われていなかった船着き場「月明かりのドゥル」のリニューアルに続きアクセス性向上の転機 23日、「月明かりノドゥル」正式オープン、120万の市民の願い乗せ漢江に願い燈を浮かべるイベントも 3月から遊覧船に乗ってノドゥル島に行けるようになった。ソウル市は100年以上、市民の憩いの場として親しまれながら、江辺北路の建設により砂浜が消えたことで絶えたノドゥル島への航路を半世紀ぶりに復元すると発表した。 ソウル市は3月6日(土)から1日1回、ノドゥル島行きの遊覧船を運航する。水曜日から日曜日まで、夜7時半に汝矣島(ヨイド)を出発し、盤浦(パンポ)大橋を回ってノドゥル島に到着。約15分間停泊し、汝矣島に戻るというコースだ 市は、ノドゥル島を市民のもとへ返すべく、2019年、ノドゥル島を自然・音楽・本と憩いのある文化複合空間へと蘇らせた。また、今年初めには、長年使われていなかった船着き場を展望デッキや休憩所、小規模なステージを兼ねそろえた水上文化空間「月明かりノドゥル」に変身させ、遊覧船の運航を推進してきた。 全面的な空間の変化とアクセス性の向上により、長い間、市民が訪れることがなかったノドゥル島が、市民がいつでも一息つき、楽しむことができる生活の中に息づく場所として蘇る転機となればと市は期待を寄せる。 ソウル市の公共美術プロジェクト「ソウルは美術館」を通して1つの芸術作品として生まれ変わったノドゥル島船着き場は、巨大な人工月「月明かりノドゥル」と共に運航される船の水上関門となり市民を迎える。 「月明かりノドゥル」は、満月をイメージした直径12mの円形の公共美術作品だ。4万5,000個の穴を通り抜ける光や風を、川の揺らめきと共に全身で感じられる。展望デッキからは川水や緑色の漢江鉄橋、63ビルなどを一目に眺めることができ、夕暮れ時は茜色に染まる絶景が広がる。 また、夜になると「月明かりノドゥル」の穴から差し込む光が1つの月暈を作る。水面に輝く「月明かりノドゥル」は30分ごとに月の満ち欠けを表現する5分間のライトアップが行われ、索漠とした都市の風景の中、時の流れを生き生きと感じられる作品となる。忙しい日常生活の中で、ほんの一時立ち止まり、癒しが必要な市民たちにとって、新たな希望と芸術的感性を呼び覚ます夜の風景となるだろう。 ソウル市は本格的な遊覧船の運航開始に先立ち、ノドゥル島の船着き場に到着する初めての船を迎えるイベントを23日(火)夜に行う予定だ。また、今年1月から市民に公開してきた「月明かりノドゥル」を正式に開放する。 市民の新年のメッセージを込めた120個の「願い燈」を漢江に浮かべるイベントも開催される。願い燈は3月1日(月)まで見ることができる。この1ヶ月に渡り寄せられた380個余りの市民からのメッセージの内容は主に新型コロナウイルスに関するものだった。 遊覧船は株式会社イークルーズの「ミュージッククルーズ船」で、夜7時30分から汝矣島第一船着き場(永登浦区汝矣東路280)から出発し、盤浦大橋周辺の月明かり虹色噴水を回って夜8時10分頃、ノドゥル島船着き場(龍山(ヨンサン)区譲寧(ヤンニョン)路445)に到着する。 ノドゥル島では乗船、下船いずれも可能だ。ノドゥル島で降り、漢江の夜景を楽しむもよし、遊覧船に乗って汝矣島に行くこともできる。ノドゥル島から汝矣島の船着き場までの所要時間は約10分。乗船予約などの問い合わせは株式会社イークルーズ(☎02-6291-6900、www.elandcruise.comr)まで。 ソウル市のユ・ヨンシク文化本部長は、「ソウル市は『ソウル市は美術館』事業を推進し、公共美術が本来の役割を果たせるよう最善を尽くしている」としながら、「『月明かりノドゥル』の開放や遊覧船の運航も行なわれ、世界的な文化芸術の島への発展を夢見るノドゥル島が市民により身近な場所として生まれ変わる転機となることを期待している」と語った。
SMG 362

ソウル市、面接用スーツ10回まで無料レンタル、39歳まで拡大し「就活を応援」

「就活応援サービス」の利用可能年齢を従来の満34歳→満39歳に拡大し、経済的負担を軽減 スーツレンタル、7店舗(新村・建大・往十里・舎堂・江南・論峴・梨水)に拡大し、個々に合わせたコンサルティング後にレンタル 若者の求職者にカスタムスーツをワンストップで3泊4日間レンタル、オンラインで申請後、配達も可能 ソウル市は、若者の就活費用削減に向け、面接用スーツの無料レンタル、「就職応援サービス」事業を2016年から運営しており、2021年からは利用対象年齢の上限を、これまでの満34歳から満39歳に拡大したと発表した。 就職応援サービスは、高校卒業予定者から満39歳以下のソウル市在住の若者であれば誰もが利用でき、3泊4日間、年間最大10回まで、面接に必要なスーツをはじめネクタイやベルト、靴などのアイテムを一度に無料でレンタルできる。就活応援サービスは、2016年の事業開始以降、12万7千人余りの若い求職者が利用しており、満足度調査で回答者の98.3%がサービス全般に満足していると答えている。 また、ソウル市は利用者のアクセス性と利便性を高めるため、面接用スーツのレンタル2店舗を新たに加え、全部で7店舗(新村(シンチョン)・建(コン)大(デ)・往十里(ワンシンニ)・舎堂(サダン)・江南(カンナム)・論峴(ノニョン)・梨(イ)水(ス))でサービスを運営する。2021年、就活応援サービスの運営店は、計5社(7店舗)。 – 従来:マイスウィートインタビュー(新村・舎堂)、開かれたクローゼット(建大)、チェンジレディー(往十里・江南) – 新規:スーツギャラリー(論峴)、ジャベツコレクション(梨水)  面接用スーツをレンタルしたい若者は、ソウル雇用ポータル(job.seoul.go.kr)からスーツレンタル店を選択し訪問日時を予約、予約した日に選択した店舗を訪問すれば利用可能だ。予約した日時に店舗を訪問すると、レンタル専門家が若い求職者の就職目的や体型に合うスーツを選んでくれる。    サービスを初めて利用する場合には、サイズを図るため店舗を直接訪問する必要があるが、以降はオンラインでの申請後、配達で受け取ることもできる。レンタル期間内にさらなる面接がある若者は、予約システムからレンタル期間の延長を申請することもでき、複数件の面接を終えたあとで返却することも可能だ。    ソウル市のシン・デヒョン雇用政策課長は、「就活応援サービスは、就活中の若者にもっとも直接的なサポートとなるサービスであるだけに、多くの就活生が負担を感じず便利に利用できるよう、運営に万全を期す」と語った。
SMG 504

ソウル市、コロナ不況で観光1,500社に15億の現金支援

旅行業・ホテル業・コンベンション業に携わる1,500社に「ソウル観光業緊急生存資金」を支援 2月22日から5日間、ソウル観光財団ホームページで申請受付け、3月2日から支給開始 政府の災難支援金の対象外だった事業者を対象に支援を行い、支援を受けられない人をなくして業界に力を 昨年、新型コロナウイルスがもたらした未曽有の危機の中、観光産業は最悪の1年を過ごした。産業そのものの存廃までささやかれ、今も長いトンネルを抜ける兆しが見えない中、ソウル市は瀬戸際に追いやられた観光業界に対し、「緊急生存資金」の支援に乗り出す。 2020年、ソウルを訪れた外国人観光客は192万人で、過去最多を記録した2019年の1,390万人と比べて約1,200万人、85%も減少した。ハナ金融経営研究所が新型コロナウイルスによる業種別売上増減率を分析したところ、230業種のうち旅行業の売上の減少がもっとも大きいことがわかった。*2020年1~10月期、前年比売上比較 今回の緊急資金支援は、ソウル市が今月2日に発表した「国民経済5大支援対策」の一環として、生存を脅かされている観光業界への「緊急生存資金」の支給が肝となる。会社の規模にかかわらず、甚大な被害を受けているが、政府の災難支援金の対象からは除外された事業者にも等しく支援金を支給し、支援を受けられない人をなくす。 ソウル市は、「観光振興法」上、旅行業、ホテル業、コンベンション業を行う会社など1,500社に対し、経営に必要な運営資金として現金100万ウォンを支給する。迅速な支給に向け、基準は最低限に留め、必要書類のみで雇用人数(旅行業)や年間売上(小規模事業者の売上基準)のみ確認する方針だ。 【旅行業】 まず、新型コロナウイルスによりもっとも大きな被害を受けた業種である旅行業は、「常時勤務人数5人以上、年間売上30億ウォン以下」のソウル市に届出のある会社であれば誰もが支援金を受け取れる。ソウル市は、5人未満の規模の小規模事業者にのみ支給される政府の第3次災難支援金(「小規模事業者の支え資金」)とは異なり、5人以上の規模の小規模事業者を支援対象に含め、危機的状況に置かれている旅行業界全体に等しく緊急支援を行う計画だ。 【ホテル業・コンベンション業】 ホテル業とコンベンション業は、雇用人数にかかわらず、それぞれ年間売上10億ウォン以下(ホテル業)、年間売上30万ウォン以下(コンベンション業)の小規模の会社に当たる事業者は誰もが申請できるようにしている。業種の特性上、雇用人数や売上の基準を満たせず、政府の災難支援金の支給を受けられなかった事業者も残らず支援する方針だ。 申請は2月22日(月)から26日(金)午後6時まで受付け、感染症対策としてソウル観光財団のホームページ(www.sto.or.kr)からオンラインでのみ可能。支援金は審査を経て、3月2日(月)から順次支給される予定だ。 同時に、ソウル市とソウル観光財団は、政府省庁とソウル市などの関連機関が推進している観光業界支援情報を一目で確認し、申請できる「危機克服プラットフォーム」 (https://korean.visitseoul.net/support)を新たに開設し、総合的に情報を提供している。 ソウル市のチュ・ヨンテ観光体育局長は、「前例なき新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、観光業界はまさに集まること自体が許されない最悪の状況により、その被害は言い表すことができないほどだ」としながら、「今回の緊急生存資金の支援により、微力ながら少しでも業界の助けになることを願う」と語った。また、「ソウル観光が新型コロナウイルスによる危機を克服し、ソウルが再び世界中の人から愛されるグローバル観光都市として活気を取り戻せるよう、コロナ時代に安全にソウル観光を活性化させられる方法も考え、準備していきたい」と述べた。
SMG 480

ソウル市、コロナ不況で観光1,500社に15億の現金支援

旅行業・ホテル業・コンベンション業に携わる1,500社に「ソウル観光業緊急生存資金」を支援 2月22日から5日間、ソウル観光財団ホームページで申請受付け、3月2日から支給開始 政府の災難支援金の対象外だった事業者を対象に支援を行い、支援を受けられない人をなくして業界に力を 昨年、新型コロナウイルスがもたらした未曽有の危機の中、観光産業は最悪の1年を過ごした。産業そのものの存廃までささやかれ、今も長いトンネルを抜ける兆しが見えない中、ソウル市は瀬戸際に追いやられた観光業界に対し、「緊急生存資金」の支援に乗り出す。 2020年、ソウルを訪れた外国人観光客は192万人で、過去最多を記録した2019年の1,390万人と比べて約1,200万人、85%も減少した。ハナ金融経営研究所が新型コロナウイルスによる業種別売上増減率を分析したところ、230業種のうち旅行業の売上の減少がもっとも大きいことがわかった。*2020年1~10月期、前年比売上比較 今回の緊急資金支援は、ソウル市が今月2日に発表した「国民経済5大支援対策」の一環として、生存を脅かされている観光業界への「緊急生存資金」の支給が肝となる。会社の規模にかかわらず、甚大な被害を受けているが、政府の災難支援金の対象からは除外された事業者にも等しく支援金を支給し、支援を受けられない人をなくす。 ソウル市は、「観光振興法」上、旅行業、ホテル業、コンベンション業を行う会社など1,500社に対し、経営に必要な運営資金として現金100万ウォンを支給する。迅速な支給に向け、基準は最低限に留め、必要書類のみで雇用人数(旅行業)や年間売上(小規模事業者の売上基準)のみ確認する方針だ。 【旅行業】 まず、新型コロナウイルスによりもっとも大きな被害を受けた業種である旅行業は、「常時勤務人数5人以上、年間売上30億ウォン以下」のソウル市に届出のある会社であれば誰もが支援金を受け取れる。ソウル市は、5人未満の規模の小規模事業者にのみ支給される政府の第3次災難支援金(「小規模事業者の支え資金」)とは異なり、5人以上の規模の小規模事業者を支援対象に含め、危機的状況に置かれている旅行業界全体に等しく緊急支援を行う計画だ。 【ホテル業・コンベンション業】 ホテル業とコンベンション業は、雇用人数にかかわらず、それぞれ年間売上10億ウォン以下(ホテル業)、年間売上30万ウォン以下(コンベンション業)の小規模の会社に当たる事業者は誰もが申請できるようにしている。業種の特性上、雇用人数や売上の基準を満たせず、政府の災難支援金の支給を受けられなかった事業者も残らず支援する方針だ。 申請は2月22日(月)から26日(金)午後6時まで受付け、感染症対策としてソウル観光財団のホームページ(www.sto.or.kr)からオンラインでのみ可能。支援金は審査を経て、3月2日(月)から順次支給される予定だ。 同時に、ソウル市とソウル観光財団は、政府省庁とソウル市などの関連機関が推進している観光業界支援情報を一目で確認し、申請できる「危機克服プラットフォーム」 (https://korean.visitseoul.net/support)を新たに開設し、総合的に情報を提供している。 ソウル市のチュ・ヨンテ観光体育局長は、「前例なき新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、観光業界はまさに集まること自体が許されない最悪の状況により、その被害は言い表すことができないほどだ」としながら、「今回の緊急生存資金の支援により、微力ながら少しでも業界の助けになることを願う」と語った。また、「ソウル観光が新型コロナウイルスによる危機を克服し、ソウルが再び世界中の人から愛されるグローバル観光都市として活気を取り戻せるよう、コロナ時代に安全にソウル観光を活性化させられる方法も考え、準備していきたい」と述べた。
SMG 452

ソウル市、汝矣ナル~銅雀駅区間 漢江周辺5.6㎞「歩きやすい緑の道」が年末に生まれ変わる

「漢江大橋の南端、老朽化した歩行環境を改善・余暇施設も設置「漢江周辺歩行ネットワーク」着工 デ歩行路と自転車道を分け「歩行者中心」に、6つのテーマ別区間に9つの余暇施設 昼間でも暗いオリンピック大路の下に自然光に近い照明、住宅地周辺にはコミュニティー空間 ソウル市は、年末までに漢(ハン)江(ガン)大橋の南端、汝矣(ヨイ)ナルから銅(トン)雀(ジャク)駅までの漢江周辺5.6㎞区間の自然を感じながら安全に歩ける環境配慮型空間に生まれ変わらせると発表した。視界が開けた漢江を見ながら歩き、自転車に乗ることもでき、多くの市民が訪れる区間だが、歩行路は狭く、暗く古くなった施設で使いにくかった空間を大々的に改善し、余暇施設も作る。 コンクリートで覆われていた汝矣ナル駅から元曉(ウォニョ)大橋の川辺の道は、土や石など自然素材を利用した公園の中の緑の道になる。隣り合わせで歩行者には危険だった歩行路と自転車道の間に帯状の緑地が設けられ、走行中の自転車と歩行者を安全に分けることができる。汝矣島漢江公園から支流につながる広い道には桜の木を植え、毎年の春の桜の名所として生まれ変わる。 昼間でも暗かったオリンピック大路の鷺(ノリ)梁(ャン)大橋の下は、日差しを遮っていた鉄板(鷺梁大橋の旧橋と新橋の間)をなくして、自然光に近い照明を設置することで明るくなるよう工夫し、漢江を眺めながら一息つける階段型の休憩所も設ける。住宅地に近い黒石(フクソク)インターチェンジには、漢江と住宅地をつなぐデッキが新設され、一人でも利用できる運動器具ゾーンも設けられる。住民が様々なコミュニティー活動を行えるよう、テーブルやベンチが置かれた休憩施設も至る所に設置される。 ソウル市漢江事業本部は以上の内容を骨子とし、古くなった漢江大橋南端の水辺空間を再生する「漢江周辺歩行ネットワーク」工事を4日(木)、スタートさせたと発表した。ソウル市は国際設計コンテストを行い、「漢江コード(HANGANG CODE)」(labD+H)を選出した。基本設計および実施設計を通じて具体的な案の準備を完了した。 今年の年末、工事完了後には「公園の中の緑の道」、「コミュニティー散歩道」、「水辺の庭園の道」などテーマに沿って6つの歩行路が作られ、それぞれの道をつなぐ場所には休憩・遊び・眺望など9つの余暇施設が設けられ、市民の憩いの場となる。 ソウル市のシン・ヨンモク漢江事業本部長は、「漢江周辺歩行ネットワーク」事業は、歩行路と自転車道の分離など構造的な改善を通じて安全な歩行環境を作るために推進する」としながら、「漢江事業本部はこれを模範事例として、今後も漢江公園が歩行者中心の安全な公園になるよう、不便な区間を持続的に改善していきたい」と語った。
SMG 649

ソウル市、コロナ禍で文化に触れる機会拡大 今年、4つの文化施設をオープン

「2021年ソウル市文化政策」インフラ格差緩和、芸術分野の回復に重点を置いて総額5,241億 ディルクシャ、工芸博物館、芸術庁、市立美術アーカイブなど特色ある4施設を年内オープン 道峰・中浪などソウル各所に12の図書館を建設支援、毎年8ヶ所以上拡充中 芸術家への創作支援とコロナ禍での持続可能な文化エコシステムの構築に2141億を投入 ソウル市が数年に渡り重点的に推進してきた特色ある文化施設4ヶ所が、今年順次オープンする。オープンする施設は、3.1独立運動を世界に報じた記者、アルベルト・テイラー氏が暮らしていた「ディルクシャ(Dilkusha)」(3月)、国内初の工芸専門博物館「ソウル工芸博物館」(5月)、旧東崇(トンスン)アートセンターを改装した「芸術庁」(6月)、現代美術史を収集、保存、展示する「ソウル市立美術アーカイブ」(12月)。 市は、2024年までに、文化インフラが十分ではない西南圏と東北圏を中心に、9つの美術館・博物館を新たに建設する。中でも西南圏唯一の公立美術館「西ソウル美術館」が年内に建物の設計を終え、2023年の開館を目標に建設に着手する。 また、文化に触れられる機会が乏しいエリアを中心に公共図書館を拡充するため、今年は道峰(トボン)区の「韓屋図書館」、中浪(チュンナン)区の「面牧洞(ミョンモクドン)図書館」など全7区、12の区立図書館の建設を支援する。今後は毎年8ヶ所以上の図書館建設を支援する計画だ。 ソウル市は、新型コロナウイルスで家の近所で文化を楽しみたいというニーズが高まる中、文化に触れることが難しいエリアを中心にきめ細かなインフラを構築し、地域間の文化格差を大幅に緩和して市民が文化に触れられる機会を増やしたいとしている。 市は、新型コロナウイルスの影響で公演や展示会、イベントが中止され、無期限に延期されるなど、事実上、全面中断の危機に陥っている文化芸術分野の回復にも取り組み、今年2,141億ウォンを投入する。芸術に携わる人々が創作活動を支援し、新規雇用を創出すると共に、非対面の公演やイベント開催に向けた持続可能な文化エコシステムづくりに集中する。 ソウル市は、こうした内容を骨子とする「2021年ソウル市文化政策」を発表し、今年、総額5,241億ウォンの予算を投資すると発表した。 主要事業としては、①文化インフラの構築(1,016億ウォン)、②新型コロナの打撃を受ける文化芸術分野の回復および持続可能な創作・享受環境の整備(2,141億ウォン)、③歴史文化保存・活用およびデザインを通じた市民生活の改善(2040億ウォン)など。 <ディルクシャ含む4つの文化施設をオープン、文化に十分に触れる機会の乏しい地域に12の区立公共図書館を建設支援> 今年、130億ウォンの予算を投入して12の区立公共図書館の建設を支援し、今後は毎年8ヶ所以上の公共図書館の建設支援を推進して持続的に図書館の数を増やす。同時に、小さな図書館、障がい者向け図書館を含む公共図書館547ヶ所の場所の拡充などの運営も支援し、すべての市民が良質の図書館サービスを受けられるようにする。 ソウル各処に特色ある文化施設4ヶ所もオープンする。3月にオープンする「ディルクシャ」を始まりに、5月には「ソウル工芸博物館」、6月には「芸術庁」、12月には「ソウル市立美術アーカイブ」が開館を控えている。 ディルクシャは、3.1独立運動を世界に報じた「アルベルト・テイラー」が暮らしていた「ディルクシャ」を復元した展示館で、3月1日(月)にオープン。独立運動の意味を考える時間を過ごす。 国内初の工芸専門博物館<ソウル工芸博物館>は、文化財から近現代の作品まで2万1,750件を超す所蔵品を収集し、将来的にはアジア随一の工芸コレクションを構築する計画だ。伝統と現代が共存する仁寺洞(インサドン)北村(ブクチョン)と連携し、市民をはじめ国内外の訪問客らが好んで訪れるソウルを代表する観光名所となることを期待する。 大学路(テハンノ)の「芸術庁」は、芸術家が直接参加して作られた民間協力型文化施設で、芸術家の自由な創作活動を支える大学路を代表する空間として運営される予定。 平倉洞(ピョンチャンドン)の「ソウル市立文化アーカイブ」は、現代美術の重要資料(作家ノート、製図など)を収集・研究・展示するアーカイブと美術館の機能が融合した新感覚の空間で、芸術分野の関係者や市民に多様な美術コンテンツを提供する特別な施設になる。 市はまた、この10年間、文化が都市の競争力となる「博物館・美術館都市」を築くべく、新たに5つの博物館・美術館を建設し、今後2024年までにさらに9ヶ所の建設を予定している。特に、西南圏や東北圏など、文化インフラが十分でない地域への美術館・博物館の建設を推し進めている。 <文化芸術分野の回復に2,141億投入、芸術活動の支援・雇用創出・持続可能なエコシステムつくる> 芸術家への創作支援に総額150億ウォンを投入し、芸術分野に新たに2,872件の雇用を創出する。祭りやイベント業界への支援に向け、75億ウォンの予算も3月中に早期執行し、210余りの祭りを感染対策を徹底して安全に行えるよう支援する。 対面での公演実施が困難な公演芸術分野における非対面公演の映像制作を支援する「南山(ナムサン)実感型映像制作創作スタジオ(仮)」は今年工事を経て、2022年上半期にオープンし、会議、フォーラム、講演など様々な非対面イベントを行えるDDPテレビスタジオ、「ソウル-オン」も今年4月から運営を開始する。 文化芸術を通じて市民を励ます「文化で癒そう」プロジェクトも引き続き行われる。市民の誰もが安全に文化芸術を楽しみ、観客と直接会う機会が減った芸術家らに活動の舞台を提供する多様な非対面文化芸術プログラムが2月から開始される。 <2千年の歴史文化保存・活用、ユニバーサル・デザインなど日常を改善するデザイン事業も継続> 2千年の歴史を有するソウルの価値を広め、文化遺産を体系的に保存するための歴史文化保存・活用事業も継続される。コロナ禍で安全な方法で歴史文化施設と伝統文化プログラムの運営を再開し、生きる歴史遺産を活用したランドマークを作り、ポストコロナに備える。 また、市民の生活を改善する公共デザイン事業も拡大する。この10年間、社会の大小の問題をデザインを通じて解決してきた「社会問題解決デザイン」、誰もが安全で暮らしやすい都市を実現する「ユニバーサルデザイン」、ソウルを屋根のない美術館にする「公共美術」など、ポストコロナ時代に求められる公共デザインをリードする計画だ。 ソウル市のユ・ヨンシク文化本部長は、「ソウル市は、市民の誰もが自分の生活圏で文化芸術を楽しみ、芸術家が自由に自分の才能を発揮できる政策を推進していく」としながら、「昨年、『韓国文化観光研究院』の調査によると、『文化が新型コロナによる精神的なダメージの解消に役立つ』という回答が73%に上ったという。市民の心を癒す文化芸術の社会的役割に対する重要性を認識し、市民と芸術家すべてに向けた政策の推進に取り組みたい」と語った。
SMG 519