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ソウル市、DDPにテレビ会議専用スタジオ「ソウルON」会館 35mの超大型ディスプレイを設置

国際会議やフォーラム、講演、トークショーなど、各種非対面イベント向けテレビ会議専用スタジオ 超大型可変式ディスプレイ、高解像度映像装備、音響・照明など最新システムを導入 DDPと調和する曲面デザイン、テレビ会議室など付属施設も完備 ソウル市が開催するイベントは割引料金で利用でき、公共・民間に開放、4月20日から事前予約開始 ソウル市は4月15日、常設のテレビ会議専用スタジオ「ソウルON」を東大門デザインプラザ(DDP)2階にオープンする。 全長35mの公共機関最大サイズのテレビ会議専用LEDディスプレイをはじめ、高解像度の映像装備、音響・照明設備など最新のシステムを備えたテレビ会議スタジオだ。各種非対面イベントはもちろん、トークショーや会議、フォーラム、講演など、様々なオン・オフラインイベントが開催できる。 長引く新型コロナウイルスの影響でテレビ会議や非対面イベントが増える中、イベント開催にかかる利用料金を削減できると期待されている。 「ソウルON」は、専用面積726㎡(約220坪)で、テレビ会議スタジオと付属施設(テレビ会議室、通訳ブース、控え室)がある。内部のインテリアは、DDPの曲面デザインに合わせた設計になっており、ユニバーサルデザインを適用して安全と利便性を備えた。 テレビ会議スタジオ(378.22㎡)には、全長35mの超大型LEDディスプレイ(縦2.5m×横35m)を設置した。高解像度の映像装備やニュース番組を撮影するスタジオ並みの最新音響・照明設備、中継システムも備え、いつでもリアルタイムで映像を送出できる。 また、新型コロナウイルス終息後にもスタジオを有効活用できるよう、ディスプレイの一部(14m)は位置を移動させられる可変タイプを適用し、イベントごとにスペースを有効活用できるよう工夫を施した。 付属施設として、テレビ会議室、通訳ブース、控え室、メイク室、脱衣所、ラウンジを用意。テレビ会議室(114.18㎡)には、大型ディスプレイ(縦2m×横7.3m)を設置し、10人程度のオンライン会議やセミナーに利用するのに適している。 テレビ会議スタジオ・会議室の利用を望む公共機関や民間企業、市民は、DDPホームページ(www.ddp.or.kr)で4月20日(火)から予約可能。お問い合わせは、ソウルデザイン財団DDP運営本部、利用管理チーム(☎02-2153-0271、☎02-2153-0047)まで。 ソウル市のイ・ヘヨン デザイン政策課長は「テレビ会議スタジオがあるDDPは、デザイン文化・産業の育成に向けてザハ・ハディッド氏が設計を手掛けた世界的な建築物で、流麗な局面と四方に通じる内・外部構造をしており、非対面コミュニケーションの活性化という『ソウルON』の目的にマッチしている」としながら、「交通の利便性があり、イベントに必要な付属施設を完備した『ソウルON』が名実共にソウルを代表するテレビ会議スタジオとなることを期待している」と語った。 【添付】「ソウルON」主要施設の写真 「ソウルON」主要施設の写真 「ソウルON」入口全景 「ソウルON」のロゴ 「ソウルON」テレビ会議スタジオ 「ソウルON」テレビ会議室
SMG 484

ソウル市、都心の観光名所や公園17ヶ所に4倍速の公共Wi-fi 「Kkachi On」ホットスポット

光化門、5大宮、南大門市場、漢江公園など、市民に人気の17ヶ所が「Kkachi On」ホットスポットに 既存の「Kkachi On」より4倍速く、同時接続台数も2.5倍に拡大→よりサクサク、使いやすく 「スマート・ソウルマップ」にソウル全域、1万台余りの「Kkachi Onマップ」を掲載、外国語サービスも Wi-fiをオンにして「SEOUL_Secure」を選択すれば、すべての「Kkachi On」設置場所で自動接続可能 ソウル市では、5月から光化門(クァンファムン)広場や世宗(セジョン)大路(デロ)の人・森・道、徳(トッ)寿宮(スグン)の石垣道、5大宮、宗(チョン)廟(ミョ)、南(ナム)大門(デムン)市場、南山谷(ナムサンコル)韓屋(ハノク)村(マウル)、漢江(ハンガン)公園、ソウル市直営公園など、ソウルの代表的な観光名所と公園17ヶ所で、既存のものより速くてパワフルな高性能公共Wi-fi「Kkachi On」が利用できるようになる。  ソウル市は、街に人出が増える春を迎え、市民に人気の公園や漢(ハン)江(ガン)、観光名所など17ヶ所に「Kkachi Onホットスポット」を作ると発表した。野外でも既存のものより4倍速い公共Wi-fiをサクサクと、速く安全に、便利に利用できるようにする方針だ。  Kkachi Onホットスポットは、これまでの公共Wi-fi、Kkachi Onを▲4倍速▲同時接続台数2.5倍に拡大▲接続可能範囲を拡大(30m→70m)▲ハイレベルな暗号化(WPA3)など高性能の新型Kkachi Onに交換して作られる。  ソウル市は、市民がソウル全域に設置されているKkachi Onを速く簡単に見つけられるよう、スマート・ソウルマップ(https://map.seoul.go.kr)上で「Kkachi Onマップ」を公開した。QRコードやURLから接続するだけで、ソウル市全域に1万台余り設置されているKkachi Onの設置場所を確認できる。また、外国人向けに英語、中国語、日本語への翻訳サービスも行う。ソウル市の外国語版ホームページ (https://english.seoul.go.kr)からも確認できる。 ※スマート・ソウルマップのKkachi OnマップURLおよびQRコード スマート・ソウルマップのKkachi OnマップURLおよびQRコード 言語 ホームページアドレス(URL) QRコード 韓国語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=ko 英語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=en 中国語 (簡体字) https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=zchs 日本語 https://map.seoul.go.kr/smgis2/short/6N7lH?lang=ja ※Kkachi Onマップと利用案内(Kkachi Onブログ) https://blog.naver.com/seoulWi-fi  Kkachi Onホットスポットに指定されているのは、主に歩行エリア(光化門広場、世宗大路の人・森・道、ソウル路7017、徳寿宮の石畳道)と、観光名所(5大宮と宗廟、南大門市場、南山コル韓屋村)、公園(ソウル市直営公園、漢江公園)だ。  Kkachi Onの利用方法は、Kkachi Onが設置されているエリアでスマートフォンのWi-fiをオンにし、「SEOUL_Secure」を選択するだけ。一度設定しておけば、「Kkachi On」が設置されているすべての場所で自動接続され、簡単に利用できる。市は、公共Wi-fi60個余りのSSID(Wi-fi接続名)を今年1月からSEOUL(一般接続)、SEOUL_Secure(セキュリティ接続)に一元化し、利便性と安全性を高めた。  市はまた、公共Wi-fi統合管理センター(5月開館)でソウル全域のKkachi On利用状況をリアルタイムでモニタリング・分析し、今後、Kkachi Onの拡大およびホットスポットの設置に積極的に活用するとしている。  イ・ウォンモクソウル市スマート都市政策官は「歩行エリアや公園、漢江、文化・観光名所などにKkachi Onホットスポットを作り、都市の至る所にスマートで快適な市民の憩いの場を作っていく」としながら、「ソウル全域にKkachi Onを設置する前に、福祉施設やコミュニティ施設に室内用Kkachi Onを設置し、公園や観光施設にKkachi Onホットスポットを設けるなど、多くの市民が訪れる多目的施設や公共エリアを中心に、優先的にKkachi...   Read more
SMG 712

ソウル市、全国初、都市問題解決シミュレーション 「デジタルツインS-Map」

ソウルの街を仮想空間データ化して都市問題解決に役立てる「スマート行政革新モデル」が本格稼働 2万5千枚の航空写真をAIで分析し、国際標準インデックスの体系を構築、国の標準モデル提示でリード 今年7委員会、公共建築設計の公募で意思決定の過程に導入し、審議の客観性や科学性を高める 風の通り道を見つけて都市整備や山火事拡大防止、粒子状物質やヒートアイランド現象の減少にも活用 観光名所や600種の文化財に触れる非対面3Dツアー、タイムマシーンのように1900年代の漢陽に旅立つ ソウル市は、605.23㎞に及ぶソウル市全域を3D化して仮想空間に再現する「S-Map(3D地図)」を発表した。「デジタルツイン」と呼ばれる空間に行政や環境などの情報を入れ、シミュレーションを通じて様々な都市問題の解決につなげるスマート行政革新モデル「デジタルツイン・ソウルS-Map」を作り、4月1日から本格的に稼働させる。 3Dマップはすでに作られていたが、都市全域を対象に都市問題の分析・シミュレーションまで可能なデジタルツイン(Digital Twin)を構築したのは国内で初めて。海外の都市にも類を見ない試みだ。 市は今年、都市計画・交通影響評価委員会など7つの委員会の意思決定にS-Mapを活用し、審議の客観性や科学性の向上を図る。また、今年から市の公共建築の設計に関する公募の全過程にもS-Mapを導入し、寄せられた作品を実際にシミュレーションにかけて審査を行う。火災発生時にも発生現場を3Dで直観的に確認し、延焼を事前に防ぐ。 ソウル市全域の風の通り道もS-Mapで確認し、様々な都市問題の解決に活用する。地形によって異なる風の経路、強さと風向き、地形地物の影響などを3Dの仮想空間で確か め、都市計画における建物の配置などに反映する。さらに、気象庁の情報を基に風の通り道をシミュレーションにかけることで、山火事の拡大防止や粒子状物質、ヒートアイランド現象の減少にも活用する予定だ。 S-Mapの導入により、市民サービスも強化される。主要な観光名所をソウル市広報大使のピンクポンがVR映像と共に説明する非対面ツアーのサービスを年内にスタートさせる。また、600種におよぶ文化財を3Dで見ることができるほか、1900年代の地図に描かれた漢陽(ハニャン)の様子も3Dで再現され、S-Mapというタイムマシーンに乗って20世紀初頭の漢陽を体験できる。民間のポータルでは提供されていない昔ながらの市場や狭い路地裏など、1万4千件余りのストリートビューもS-Mapで提供し、地域経済の活性化に役立てたい考えだ。 ソウル市は、コロナ禍で非対面の行政・市民サービスが増加する中、「デジタルツイン・ソウルS-Map」を活用した立体的かつ統合的な分析・シミュレーションを行い、様々な原因による環境災害や交通など、大都市の抱える問題への解決力を高め、市民サービスの拡大を目指す。 ソウル市は、2018年、デジタルツイン事業に着手し、都市分析・シミュレーションが可能となった現在の第3段階に至るまで、韓国版デジタルツインを主導してきた。2022年以降は自動走行や地震の予測など、都市をコントロールできる段階にまでレベルアップを目指す。 ソウル市の「デジタルツイン・ソウルS-Map」の活用方法は大きく、①様々な分析モデルを通じた都市問題の解決、②文化・観光における非対面サービスの拡大、③民間レベルでの活用促進に向けた開放の3つだ。 まず、都市計画の意思決定を支援し、火災予測に基づくリアルタイム・モニタリング、都市内の風の通り道の実現など、都市問題の解決に向けて分野ごとの分析モデルを開発した。今後も分析モデルを持続的に開発していく計画だ。 風の通り道を活用した「都市気候分析モデル」も開発する。第一段階として、ドイツの気象庁が開発した風の通り道モデル(KLam_21)にソウルの地形情報を入れ、リアルタイムでソウルの風の道に関する情報を入手する。現在は情報を検討している段階で、具体的な活用モデルは2023年までに開発を行う計画だ。 S-Map上でのデジタルツインを完成させることで、これまでの立体映像と基本情報の提供からさらに進んで様々な3Dコンテンツの体験や分析、市民の参加が可能となった。市は今年9月から市民がモバイルアプリですべてのサービスを楽しめるよう、準備を進めている。 S-Mapと3D仮想空間の情報を保有する文化財庁やソウル観光財団らと協力し、主要な観光名所と文化財を融合させた非対面市民体感サービスを提供する予定で、とりわけ1900年以前の当時の都、漢陽の様子を再現したオンライン旅行プロジェクトなど、様々なコンテンツを提供していく予定だ。 また、S-Mapのデータは民間にも開放し、スタートアップや外部の専門家が様々なサービスを開発して宣伝できるテストベッドも用意する。年内に実験スペース(オープンLab)を設置し、提供する。 イ・ウォンモクソウル市スマート都市政策官は「現実世界の様々な情報をつなげ、シミュレーションと仮想空間での分析が可能なS-Mapは、スマート都市実現の中核を担うだろう。また、S-Mapの関連データを民間にも公開することで、多種多様なサービスや関連産業の発展にも大きく貢献できると期待している」と語った。
SMG 1,013

桜ともソーシャルディスタンスを 週末は汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖

– 4月3日(土)、4(日)、10日(土)、11日(日)、汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖 →汝矣島漢江公園の4つの駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置 – 汝矣島漢江公園-国会汝矣西路間の出入口15ヶ所も閉鎖 →閉鎖期間:2021年3月31日(水)午前9時から4月12日(月)午後12時 ソウル市の漢江事業本部はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市民の安全を守るため桜の開花時期である3月31日(水)から4月12日(月)まで「漢江公園対応措置」を取ると発表した。 そのため市は、①汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖し、②国会汝矣(ヨイ)西路(ソロ)を全面閉鎖するに伴い、漢江公園と国会汝矣西路間の出入口15ヶ所を閉鎖する。 まず、桜の開花時期に合わせ、汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖する。人出が特に増えることが予想される週末の4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)は、汝矣島漢江公園駐車場を24時間閉鎖し、駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置する。 開花期間中の3月31日(水)から4月12日(月)のうち、週末(土曜日は午前0時から翌日曜日の午前0時まで)に限り、汝矣島漢江公園第1、第2、第3、第4駐車場を閉鎖する。ただし、聖母(ソンモ)病院前の第5駐車場については、病院に勤務する医療従事者の必要性を考慮し、閉鎖せず通常通り運営する予定だ。 また、永(ヨン)登浦(ドゥンポ)区庁と協力し、統制区域である汝矣西路と漢江公園の出入口15ヶ所を閉鎖する。市民の利用を最小限に抑えるべく、閉鎖を知らせる看板を用意し、チェーンポールを設置する。 今回の措置は、新型コロナウイルスの感染予防と防止のためのものであり、関係機関と密に協力して安全管理を推進していく。 漢江事業本部のイ・ヨンウ運営部長は「もう間もなく桜の開花時期を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、市民の安全を守るための対応措置を講じる」として、「自分と自分の家族、そして周りの人を守るために花見を控えていただきたい」と呼びかけた。 【参考】汝矣島漢江公園-汝矣西路間、閉鎖区域15ヶ所
SMG 569

「韓国の美の饗宴」ソウルファッションウィーク、 22日からオンライン開催、53ブランドのライブコマースも

オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」と世界的DJ「Peggy Gou」がオープニングとフィナーレを飾る 3月22日から27日の6日間、ソウルファッションウィークHP、YouTube、NAVER TVでオンライン開催 3月22日からNAVERのホーム画面に「2021 FALL WINTER SEOUL FASHION WEEK」のバナーを掲載 舞台となる場所ごとの楽しみも。国立中央博物館では国宝と遺物を背景にランウェイを披露 国立現代美術館では作家のイ・スンテク氏とヤン・ヘギュ氏の作品に溶け合うランウェイが実現 文化備蓄基地の異国的で夢幻的な雰囲気のランウェイ、漢江を背景としたGNのクリエーティビティも ファッションショーに登場した衣装を購入できるライブコマースも実施。53ブランドの今シーズンの商品が最大40%割引も かつてないレベルの韓国の美の饗宴、「2021春のソウルファッションウィーク(2021F/Wソウルファッションウィーク)」が今日から6日間(3月22日から27日まで)の日程で、市民と世界に向けオンラインで公開される。オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」がオープニングを飾り、世界的なDJでありファッションデザイナーでもある「Peggy Gou」の国立現代美術館を舞台としたDJライブなど、開催期間中、毎日多彩なファッションショーが開催される。  完全事前録画で行われる「2021春のソウルファッションウィーク」は、NAVER TV(http://naver.me/GUG4WFHX)やソウルファッションウィークのホームページ( http://seoulfashionweek.org)、ソウルファッションウィークのYouTubeチャンネルで先行配信され、V LIVEやtvND、tvn asia、TVINGを通じて世界中に配信される。  今回のファッションウィークで特に注目されるのは、ランウェイの舞台ごとの魅力を楽しめること。国立中央博物館では国宝第86号に指定されている敬天寺十層石塔を背景にランウェイが繰り広げられ(3月23日「CARUSO」「C-ZANN E」「LIE」、27日「DOUCAN」)、国立現代美術館では作家イ・スンテク氏の野外展示作品を舞台に(3月25日「Big Park」、3月27日「PARTsPARTs」)、作家ヤン・ヘギュ氏の作品を展示するコーナーでもショー(3月23日「SEOKWOON YOON」)が開催される。  文化備蓄基地では異国的なムード(3月23日「CAHIERS」)、夢幻的なムード(3月25日「BAROQUE」)のランウェイが予定されている。また、漢江とスタジオで撮影したGNランウェイはクリエーティビティが際立つ舞台となっている。  今回のファッションウィークは伝統から現代へ、文化の流れを辿る。初日(3月23日)は国立中央博物館を背景に、民俗芸能パンソリや韓国舞踊など韓国の美しい伝統文化をモチーフにした「C-ZANN E」のランウェイで幕を開け、最終日(3月27日)は国立現代美術館の野外展示作品、「瓦をまとう大地」(作家イ・スンテク)を舞台に現代文化を表現した「PARTsPARTs」のショーで幕を下ろす。  ファッションショーで紹介された衣装の購入を希望する市民に向け、53ブランドの今シーズンのコレクションを最大40%割引価格で購入できるライブコマースも全10回に渡り開催される。  こうした内容を盛り込み、ソウル市は3月22日(月)から27日(金)までオンラインで開催される「2021春のソウルファッションウィーク」の詳細を公開した。  23日(火)、ソウルファッションウィークの幕を開けるブランドは「C-ZANN E」。韓国の美をコンセプトに制作された衣装を、韓国の民俗芸能パンソリや韓国舞踊など伝統文化と融合させたショーで披露する。また、「CARUSO」は国宝第83号に指定されている半跏思惟像をモチーフにした衣装を発表する。  24日(水)には「Oct31(アクトバー31)」が1950年代のニューヨークを背景に描いた映画「キャロル」のファッションをオマージュした作品を発表する。また、「Hold My Eyes」をテーマに、漢(ハン)江(ガン)二村(イチョン)地区でキッシュなランウェイが披露される。  25日(木)には「HOLY NUMBER 7」が環境汚染に対応する持続可能なファッションを披露する。衣類廃棄物による環境汚染を警戒し、アパレル業界の変化を引き起こすことをテーマに掲げる。26日(金)には「AIMONS」がモダン・ロマンスをテーマにスマートフォン時代の恋愛を表現する。国立現代美術館の「今日の作家」とのコラボで、エレガントでシックな時代のロマンを表現した。  27日(土)には「PARTsPARTs」がソウルファッションウィークのフィナーレを飾る。ミニマルでありながらシンプルで、古典的でありながらモダンなファッションを国立現代美術館を舞台に披露する。作家イ・スンテク作「瓦をまとう大地」をランウェイに、「物質の向こう側にあるもの」というデザイン哲学を表現する。  ファッションショーで披露された衣装を購入できるライブコマースには、ソウルコレクション参加15ブランド、GNやトレードショー参加38ブランドの全53ブランドが参加する。今シーズンのコレクション(SS)を対象に最大40%の割引も行う。3月29日(月)から4月9日(金)まで、毎日午後7時から、「NAVER SHOPPING LIVE」で全10回の日程で開催される。  「2021ソウルファッションウィーク」は、KファッションとKカルチャーの融合を掲げるソウル市の趣旨に賛同した国立中央博物館と国立現代美術館の協力により実現した。国宝をはじめ、韓国を代表する作家の作品を舞台にショーが行われるのは今回が初めて。さらに、漢江地区や文化備蓄基地もランウェイの舞台となる。  ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は、「新型コロナウイルスで困難な状況だが、ソウル市はこの危機を国内アパレル産業の活性化に向けた新たなチャンスにするため、KファッションとKカルチャーが融合するデジタル・ファッションウィークの実現に取り組んできた」としながら、「今回のソウルファッションウィークを機に韓国の美を惜しみなく披露し、アパレル業界がさらに発展して世界に進出の幅を広げて欲しい。22日から公開されるデジタル・ファッションショーを多くの方に楽しんでいただきたい」と語った。
SMG 523

DDP外壁220mに映し出される「春の壮観」、26日「ソウルライト」開幕 220mのメディアアート「2021ソウルライト」26日から4月1日まで

新型コロナウイルスで疲弊する市民に「春の希望の光」を華やかな春の花のメディアアートで表現 2019年に行われ市民の好評を得た「ソウルライト」、今年は防疫のため事前予約で開催 ( 午後7時30分から午後10時10分まで、30分間隔で10分間上映、1回99人まで観覧可能。予約は www.ddp.or.kr) トルコ出身の世界的アーティスト、レフィーク・アナドールによる2019年に続く2回目の作品 長期化する新型コロナの影響で停滞する東大門の商圏に新たな活力を与えると期待 ソウルライトの作品体験施設、「LIGHT SPACE」もDDP1階に開設 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)は、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」、2020年「DDP LIGHT ON」に続き、2021年ソウルライト「ソウル夢合わせⅡ」を開催する。今年のソウルライトは、2021年3月26日(金)から4月1日(木)まで、東大門デザインプラザ(DDP)西側全面、220mに及ぶ外壁をスクリーンに映し出される。  今回の2021年ソウルライトのテーマは、「ソウル夢合わせⅡ」(SEOUL HAEMONGⅡ)。「夢合わせ」は夢を占うという意味を持ち、ソウルライトを主管するソウルデザイン財団は今年の開催趣旨について、新型コロナウイルスでつらい思いをしている市民を照らす「希望の光」だと説明した。春というと浮かぶイメージ、美しい花や新たな生命が芽吹く自然をDDPの外壁の曲面を利用したメディアアートで表現し、市民に希望のメッセージを伝える。  メディアアートの制作に向け、過去と現在が息づくソウルを写した600万枚以上の写真と、世界中から収集した自然景観、地理形態、生態景観など、延べ1万1千枚余りの写真を学習させたAIアルゴリズムを基に、数百万枚の写真を作品に盛り込んだ。  今回の作品は、2019年ソウルライトの開幕を飾ったトルコ出身の世界的メディア・アーティスト、レフィーク・アナドール(Refik Anadol)が総監督兼作家を務める。ウォールト・ディズニー・コンサートホールの外観を利用したライブプロジェクション「Dream」も手掛けたレフィーク・アナドールは、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」のメイン・アーティストであり、2020年ソウルライト「DDP LIGHT ON」では総監督として世界レベルのメディアアートを実現した。  メディア・アーティストのレフィーク・アナドールは、「今年のソウルライトが新型コロナウイルスの克服に向け、最前線で戦う世界中の医師や看護師、そして我々すべての人にとって希望と励ましになることを願う」とコメントしている。  ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「世界的パンデミックの最中にも、財団は新しい時代のデザイン経験となるコンテンツを届け続けている」としながら、「今回のソウルライトを機に、東大門が春に咲く花のように蘇り、世界が幸せな日常を取り戻す希望のひと時となることを願っている」と語った。  2021ソウルライトの「ソウル夢合わせⅡ」は政府の感染対策を遵守して運営され、ソウルデザイン財団では新型コロナウイルスの感染防止と安全な観覧のため事前予約を実施する。現在、DDPホームページ( www.ddp.or.kr)で観覧の事前予約を受付けており、先着順で1日594人まで(1日6回開催、1回99人まで)、7日間の日程で計4158人が観覧できる。イベント終了後は、DDPの常設メディアアート鑑賞スペース「LIGHT SPACE」やYouTubeでも見ることができる。開催期間中、午後7時30分から午後10時まで、30分間隔で計6回、10分間のメディアアートを鑑賞でき、各回99人まで観覧可能。  ソウルデザイン財団はまた、ソウルライトと共に特別な空間を新たに公開する。2019年から開催されているソウルライトのメディアアートが、開催期間中だけでなく長期に渡り人々に記憶されるよう、メディアアート常設鑑賞スペース「LIGHT SPACE」をオープンする。 【添付】ソウルライトのコンセプトイメージ 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い
SMG 512

桜ともソーシャルディスタンスを 週末は汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖

4月3日(土)、4(日)、10日(土)、11日(日)、汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖 →汝矣島漢江公園の4つの駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置 汝矣島漢江公園-国会汝矣西路間の出入口15ヶ所も閉鎖 →閉鎖期間:2021年3月31日(水)午前9時から4月12日(月)午後12時 ソウル市の漢江事業本部はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市民の安全を守るため桜の開花時期である3月31日(水)から4月12日(月)まで「漢江公園対応措置」を取ると発表した。  そのため市は、①汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖し、②国会汝矣(ヨイ)西路(ソロ)を全面閉鎖するに伴い、漢江公園と国会汝矣西路間の出入口15ヶ所を閉鎖する。  まず、桜の開花時期に合わせ、汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖する。人出が特に増えることが予想される週末の4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)は、汝矣島漢江公園駐車場を24時間閉鎖し、駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置する。 開花期間中の3月31日(水)から4月12日(月)のうち、週末(土曜日は午前0時から翌日曜日の午前0時まで)に限り、汝矣島漢江公園第1、第2、第3、第4駐車場を閉鎖する。ただし、聖母(ソンモ)病院前の第5駐車場については、病院に勤務する医療従事者の必要性を考慮し、閉鎖せず通常通り運営する予定だ。  また、永(ヨン)登浦(ドゥンポ)区庁と協力し、統制区域である汝矣西路と漢江公園の出入口15ヶ所を閉鎖する。市民の利用を最小限に抑えるべく、閉鎖を知らせる看板を用意し、チェーンポールを設置する。  今回の措置は、新型コロナウイルスの感染予防と防止のためのものであり、関係機関と密に協力して安全管理を推進していく。  漢江事業本部のイ・ヨンウ運営部長は「もう間もなく桜の開花時期を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、市民の安全を守るための対応措置を講じる」として、「自分と自分の家族、そして周りの人を守るために花見を控えていただきたい」と呼びかけた。 【参考】汝矣島漢江公園-汝矣西路間、閉鎖区域15ヶ所
SMG 582

ソウル市、1400の屋内公共施設で無料公共Wi-Fi Kkachi ONを利用可能に

昨年、福祉館や図書館など屋内施設310ヶ所に「Kkachi On」を設置、1443ヶ所に構築完了 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 今年はさらに120ヶ所に設置し、福祉施設やWi-Fi需要の高い雇用・教育施設に優先的に設置 いわゆる情報弱者の通信費負担を減らし通信格差の解消目指す、利用は「SEOUL_Secure」に接続  これからは高齢者や障がい者が利用する福祉館や青少年の憩いの場をはじめ、図書館、雇用・企業福祉センターなど、ソウル市内1400の屋内公共施設でも無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を快適に利用できるようになる。    「Kkachi On」とは、ソウル市の無料公共Wi-Fiのことで、ソウル市のシンボルであり、朗報をもたらす縁起のいい鳥とされる「カチ(カササギ)」と、Wi-Fiのスイッチを「オン(On)」にするという意味を合わせた造語だ。    ソウル市は、すでに公共Wi-Fiが設置されている室内公共施設1133ヶ所に加え、昨年一年間で新たに310ヶ所に設置し、これまでに延べ1443ヶ所に「Kkachi On」を設置している。    多くの市民が利用する福祉施設やコミュニティ施設では公共Wi-Fiへのニーズが高く、ソウル市と自治区が構築した1443ヶ所、7568台の公共Wi-Fiのほかにも、以前、科学技術部が構築した1888台、さらに移動通信会社が開放している商用Wi-Fi、351台など、ソウル市内の屋内福祉施設やコミュニティ施設2130ヶ所に9807台が設置されている。    ソウル市は、今年も120の屋内公共施設に「Kkachi On」を設置する計画だ。市民参加予算事業として、6つの自治区(廣津(クァンジン)・東(トン)大門(デムン)・城東(ソンドン)・蘆(ノ)原(ウォン)・道(ト)峰(ボン)・江北(カンブク))に設置される。法令で設置・運営の根拠とされている公共(市立・区立)福祉施設と、公共Wi-Fiの需要が高い雇用・就職・教育関連コミュニティ施設に優先的に対応する予定だ。    ソウル市は、いわゆる情報弱者が多く利用する福祉施設などの屋内空間に無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を設置することで、家計の通信費負担を減らし、地域間・各階層間の通信格差の解消に期待を寄せている。    無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を利用するには、スマートフォンのWi-Fi機能をオンにし、「SEOUL_Secure(セキュリティ接続)」を選択する。最初に一度、設定しておけば、場所ごとに都度接続する必要なく、「Kkachi On」が設置されたすべての場所で自動で接続される。    ソウル市は、既存の公共Wi-Fiの問題点を解決すべく、SSIDの一元化やWi-Fi6を導入してセキュリティを強化し、利用者がより利用しやすい環境の整備に取り組んでいる。    ソウル市のイ・ウォンモク スマート都市政策官は、「新型コロナウイルスの影響で非対面社会へと目まぐるしく移り変わる中、いわゆる情報弱者になりがちな高齢者や障がい者、低所得層が多く利用する社会福祉館、高齢者福祉館、障がい者福祉館および障がい者作業リハビリ施設などで公共Wi-Fiへの高いニーズがあった」としながら、「屋内公共施設に『Kkachi On』の設置を拡大することで家計における通信費負担を減らし、地域や各階層間の通信格差を解消するなど、市民の通信基本権を保証する基盤となることを期待している」と語った。
SMG 512

ソウル市第1号となる「ワクチン接種センター」、ソウル大病院の運営で標準モデルに

ソ・ジョンヒョプ権限代行-ソウル大キム・ヨンス院長-城東チョン・ウォノ区長、9日協力に関する覚書 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 市が財政投入など行政支援を総括、城東区庁が運営・行政支援し、3月末から4月初めの接種開始を目指す 全自治区、29のセンターの設置場所確定、4月初めに8ヶ所、残る20ヶ所も7月目途に運営開始 日常を取り戻すための「1千万市民のワクチン接種キャンペーン」が始まり、ソウル市は城東(ソンドン)区庁の大講堂に設置される「新型コロナウイルス ワクチン予防接種センター」第1号(以下、「ワクチン接種センター」)をソウル大学病院が運営すると発表した。 各道や市区町村、それに上級総合病院が協力して推進する全国初の特化型運営モデルで、上級医療機関がワクチン接種センターの接種業務を担うのは、全国のワクチン接種センターでも初の事例となる。 ソウル大学病院は、医療スタッフの派遣やワクチン接種・管理、副反応への効果的な初期対応、さらには必要に応じてソウル大学病院と連携して治療を行うなど、すべての過程を担う。副反応が出た場合には、ソウル大学病院の医療スタッフが応急処置を行い、ソウル大学病院で治療を行うという体系も整えた。ソウル大学病院は今後、各区に設置予定のワクチン接種センターに派遣される医療スタッフへの教育も主管し、安全性の高いソウル市ワクチン接種センターの構築に向けた中心地の役割を担う予定だ。 ソウル市は、人件費などワクチン接種センターの設置・運営に必要な財政を投入し、行政支援を総合的に担う。城東区庁は、ソウル大学病院が安定性と専門性を基にワクチン接種を滞りなく行えるよう実質的な運営を担い、行政・諸般の必要な作業などを支援する。 ソウル市はまた、ワクチン接種センター第1号の持つ象徴性が大きいと見て、「ワクチン接種センターと大型病院」の協力モデルを安定的かつ効率的に運営し、今後、すべての自治区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルにする計画だ。さらに、ワクチンが導入され次第、速やかに接種を開始できるよう、ワクチン接種センター第1号を3月中旬までに設置し、3月末または4月初めからの本格的な接種の開始を目指す。 ワクチン接種センター第1号は、受付→接種→観察の一連の流れが円滑に進むよう、動線を一方向(ONE FLOW)にし、ファイザーやモデルナなど、ワクチンの種類によって2つの動線を同時に稼働させることも可能にする。また、接種後の身体の変化を確認できるよう、隣接する図書館を利用して100席以上の「副反応観察室」も確保した。快適な環境で接種を行えるよう、リアルタイムの室内空気モニタリングシステム(測定機器20個)と、立体的な殺菌・浄化システム(殺菌機器7台、出入口の浄化ゲート2台)も導入する。ソウル市は、25のすべての自治区に設置される「ワクチン接種センター」29ヶ所の設置場所も確定し、発表した。 ソウル大学病院キム・ヨンス院長は、「ソウル市で第1号となるワクチン接種センターを運営することになり、責任を感じている。ソウル大学病院の優秀な医療スタッフを派遣するため、ワクチン接種センターの成功例として定着するだろう」と述べた。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「今回のソウル市ワクチン接種センター第1号は、各道と上級総合病院、さらには市区町村が市民の命と安全のためだけに機能的に協力して運営する大韓民国第1号の予防接種センターだ」としながら、「ソウル市はワクチン接種センター第1号を、今後すべての区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルとして広め、1千万市民のワクチン接種キャンペーンの成功に向け役割を果たしていきたい」と語った。
SMG 470

もっと幸せな都市の日常を目指す 栄えある大賞に伊「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に変えるデザイン

持続可能性、創意・革新、公共・共有、参加・協力など、暮らしに与えるプラスの影響力の価値を追求 日常が幸福な都市をつくるデザインで、都市問題の方向性を示す国際的な賞 世界31ヶ国、99のプロジェクトが応募、人中心のデザインに対する様々なアプローチ方法を提案 5大陸、12人の専門家による10回に及ぶ運営委員会を経て、チャールズ・ランドリーら審査委員5人を選出 大賞を受賞した伊「Countless Cities」の「Farm Cultural Park」は、芸術的インスピレーションを受けた再生事業を通じて都市全体を再活性化させるデザインで社会的革新の先駆的事例として評価 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)が主管する「第2回 Human City Design Award」で、イタリアの「Countless Cities」が栄えある大賞に選ばれた。 「Human City Design Award」は持続可能な都市、日常が幸福な都市を目指し、デザインを通じて都市の未来を示すデザイン・プロジェクト(デザイナーまたは団体)に授与する国際的な賞だ。 大賞に選ばれたイタリアの「Countless Cities」は、世界的に田舎離れが進んだ時期に、イタリア・シチリア島の田舎の町、ファヴァーラ中心部に位置する古い空き家を現代美術の展示やコミュニティ・スペースとして蘇らせたプロジェクトだ。10年前、観光客ゼロだった町は、デザイン芸術再生事業を通じて10万人が訪れる町へと変貌を遂げた。 ソウルは「漢江の奇跡」と呼ばれるほど社会的、経済的に超高速成長を遂げた。しかし、成長の量とスピードを重視するあまり、取り残され、排除される人々も生まれた。ソウル市は当時の高速成長の負の遺産を、共有のデザインで克服している。「Human City Design Award」は、変わり続ける都市の日常に生きる市民たちが、「デザインはいかにして人間らしい都市を持続可能にできるか」を共に問い、共に答えを模索する過程で生まれた共同体のビジョンであり、実行方法だ。 創造都市の世界的権威であり、「Human City Design Award」審査委員長のチャールズ・ランドリー(Charles Landry)は、「多くのプロジェクトが人中心にデザインされた都市とは何かについて、様々な方法でアプローチしていて興味深かった」と評価し、「『Human City Design Award』の信念であり指針は、すべての人にとって住みよい都市をつくるために取り組む様々なプロジェクトを知らせることだ」と語った。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「新型コロナウイルスの影響で互いに会うことが難しい状況だが、今こそ参加と協力を通じたデザインで、人中心の都市らしさを取り戻すため、持続可能な未来についての論議が切に求められている」としながら、「『Human City Design Award』は都市デザインの専門家やコミュニティ専門家、建築家、行政専門家、教育機関と世界中の都市の住民たちが期待し、夢見る都市デザインのフェスティバルとして成長するだろう」と語った。 一方、「Human City Design Award」の運営委員であり、ミラノ・トリエンナーレ・デザインミュージアム(Milano Triennale Design Museum)の館長も務めた、アンドレア・カンチェラートは、「『Human City Design Award』は、デザインという分野が多元的かつ包括的で開放的であり、人類がこの世界に求める変化に気づけるよう、希望を示すコンテスト」であると、賞の意味を強調した。 「Human City Design Award」の大賞賞金は、人中心の都市に向けたデザイン活動のために使用される。2019年に行われた第1回授賞式では、世界25ヶ国から75作品が出品され、南アフリカ共和国の貧しい村に美しい革新をもたらした「Dunoon学習革新プロジェクト」が大賞を受賞した。麻薬や犯罪から生活を守るための住民たちの活動が際立つ「Dunoon」プロジェクト・チームは、子どもたちのための図書館や未来教育革新センター、コミュニティ・ホールを作り、賞金を利用して現在も様々なプログラムを開発している。 ※報道資料および画像はWebhardでご確認できます。 [Webhard URL]:http://webhard.seouldesign.or.kr フォルダー名:행복한...   Read more
SMG 929

ソウル市、外国人住民の感染防止に総力 外国人が多く暮らす3地域で集中防疫・先制検査を奨励

外国人が多い地域(九老・衿川・永登浦)への集中防疫管理、集団施設点検・臨時選別検査所を拡大運営 3千人余りの外国人労働者を雇用している企業に現場訪問を行い、先制検査の周知と事業主の協力を要請 管内の外国人住民24万人に先制検査を受けるよう要請「みんなの健康のため1家族1人検査」 ソウル市、「持続的な先制検査を奨励・現場点検を通じて外国人住民の安全な生活環境の整備に努める」 最近、他の地域で外国人労働者を多く雇用する職場で立て続けに集団感染が発生している。これを受け、ソウル市では外国人が多く暮らす地域や外国人労働者を多数雇用している職場に対し、市レベルでの防疫強化対策を推進すると発表した。 特に、家族、友人、我々みんなの健康のため、先制検査を積極的に受けるよう強調し、無症状の人を見つけることで外国人間の感染リスクを先制的に遮断し、地域社会での「静かな感染」の危険を解消するためであると、対策推進の背景を説明した。 主な内容は次の通り。▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の全額支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語)など。 ソウル市の外国人が多く暮らす地域や、外国人を雇用する企業の防疫対策は大きく3つに分けられる。❶外国人が多く暮らす地域(九(ク)老(ロ)・衿(クム)川(チョン)・永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ))に対する集中防疫管理、❷外国人労働者を雇用する主な職場(製造・建設・宿泊・マッサージ業)への現場点検、❸ソウル在住の外国人24万人への先制検査の周知が主な骨子だ。 外国人が10人以上勤務する職場が多数存在する他の市・道とは異なり、ソウルは職場ごとに平均1~2人勤務するサービス業や小規模製造業を中心に外国人労働者が分布している点を考慮し、自発的に先制検査を受けるよう周知に注力する一方、主要な業種には現場点検を並行して行う計画だ。 ❶まず、ソウル市内の外国人が多く暮らす3地域(九老・衿川・永登浦)を中心に集中防疫管理を推進する。外国人住民が多い集団施設(職場)を中心に点検を行い、外国人住民の憩いの場や外国人コミュニティ、外国人(登録)団体・法人など、防疫の脆弱性が懸念される対象をさらに見つけ、抜け目のない防疫に取り組む。 上記3地域では、検査を受ける人の増加に備え、2021年3月1日(月)~3月14日(日)の2週間、外国人が多く暮らす地域での臨時選別検査所を拡大して運営する。外国人労働者が訪問可能な時間帯を考慮し、木曜日・金曜日はそれぞれ運営時間を4時間延長し、日曜日は午前中も運営することで、平日に検査を受けるのが難しい人も積極的にカバーしていく考えだ。 ❷外国人労働者を多数雇用している主な職場には現場訪問などを行い、先制検査の案内および感染対策が遵守されているかを点検する。ソウル市の関係省庁および傘下の外国人労働者センター(6ヶ所)を通じて4業種(製造・建設・宿泊・マッサージ業)、3千余りの職場を直接訪問し、従業員が安心して先制検査を受けられるよう奨励する。 ❸また、自治区との協力体系の構築に向け、ソウル市内に暮らす外国人24万人を対象に「1家族1人」の先制検査の周知に取り組む。 ※ソウル在住登録外国人:24万2623人(出処:2020年12月末現在、法務部統計) 【参考】外国人住民向けの新型コロナウイルス支援を一目で確認! 支援内容: ▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務を免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語) 問い合せ: 疾病管理庁コールセンター ☎1339 ソウル市のソン・ダヨン女性家族政策室長は、「ソウルに住む外国人住民の新型コロナウイルス検査率を高めるため、外国人が多く暮らす地域の臨時選別検査所の運営時間を拡大し、週末も運営している」としながら、「持続的な広報活動と現場点検を行い防疫の抜けを解消し、外国人住民の安全な生活環境を整えられるよう最善を尽くしたい」と語った。
SMG 417

音楽・展示・本、複合文化空間「ノドゥル島」 この春、本格運営再開

– 自然と文化が共存する複合文化空間「ノドゥル島」、長い休館を経て本格的に運営再開 – 「健康な森」をテーマにした展示、本と音楽が織り成す春の「LOVE SOMEフェスティバル」開催 – 特別な本の空間「ノドゥル書架」ブックコレクション、文化と食を同時に楽しむ「ポップアップ食堂」も – 座席指定制、ソーシャルディスタンス、オリジナル「新型コロナ・チェックバンド」など感染対策を徹底 ソウル市が自然と文化が息づく複合文化空間として運営中の「ノドゥル島」が、この春、本格的に運営を再開する。ソーシャルディスタンスの警戒レベルの緩和に従い、感染対策を徹底して公園や展示、フェスティバルなど様々なプログラムを行う予定だ。 「ノドゥル島」は、1970年代以前は市民に愛される憩いの場だったが、江辺北路の建設など、漢江の開発が進むにつれ訪れる人はいなくなった。そこで、ソウル市は都市再生事業の一環として、ノドゥル島を「音楽を媒介とする複合文化空間」として2019年にオープンした。 3月から本格的に運営を再開する「ノドゥル島」の主なプログラムは、▲展示<INTO THE FOREST>▲2021 LOVE SOMEフェスティバル▲ノドゥル書架<ブックキャラクター>展示など。 ノドゥル島の代表的な展示スペース「スペース445」が、新型コロナウイルスの影響で疲れた心を癒す芸術の森に変身した。37人のコンテンポラリー・アーティストが参加する<INTO THE FOREST>は、「癒しの森」をテーマに、絵画や韓国画、インスタレーション、アート、工芸など約170点の作品を3月28日(日)まで展示する。 音楽と本をテーマにした春のフェスティバルも開催される。4月3日(土)、ノドゥル島「ライブハウス」や「ノドゥル書架」、「芝生の広場」一帯で<2021 LOVE SOMEフェスティバル-よく頑張ったね、わかってるよ>が開催される。10cm、ソヌジョンア、Daybreakなど、多彩なミュージシャンの公演と本、文化イベントをオン・オフラインで同時に楽しめる。 本と憩いのある「ノドゥル書架」の4番目のキュレーション<ブックキャラクター>の展示も、3月末まで延長開催。「本の中に隠れたもう一人の自分を探せ」というテーマで行われる今回の展示は、本の中に隠れた自分のキャラクター(ブックキャラクター)を見つけるテストなどの参加型プログラムと、様々なイベントが用意されており、市民は本と共に楽しく有益な時間を過ごせるだろう。 その他、ノドゥル島ポップアップ食堂「アンドテーブル」では、海外旅行が難しい現状を反映し、様々な国の味をアレンジしたスペシャル・メニューを提供する。事前予約をすれば、様々な国の食べ物や文化を楽しめる。 「ノドゥル島」春のプログラムに関する詳しい内容や予約方法は、ノドゥル島公式ホームページまたはインスタグラムから確認できる。なお、ノドゥル島内のすべての施設ではマスクの着用、発熱のチェック、QRチェックインが必須となる。 *公式ホームページ:http://nodeul.org *インスタグラム:http://www.instagram.com/nodeul.seoul  ソウル市のペク・ウンソク文化政策課長は、「ノドゥル島は新型コロナウイルスによる長期休館を経て本格的に運営を再開しただけに、様々なプログラムを予定している。ぜひ多くの市民に来て楽しんでもらいたい」と語った。   【添付】ノドゥル書架 【添付】アンドテーブル(青春料理団) 【添付】スペース445
SMG 586