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第3回「ヒューマンシティー・デザインアワード」公募 コロナ時代「安心・安全」特別賞も新設

ソウルデザイン財団、9月1日から10月31日まで公募実施、大賞1チームには5千万ウォン、優秀賞10チームに500万ウォンを贈呈 コロナ禍で都市の安全を守るデザインに「安心・安全賞」、市民による「市民賞」など特別賞新設 都市、空間、環境分野プロジェクトから製品やサービスなどデザインに関連する全分野に拡大  ソウルデザイン財団(チュ・ヨンテ代表理事職務代行)は、クリエイティブな解決方法で都市が抱える様々な問題を解決し、より良い社会づくりに貢献したデザイナーや団体(チーム)を表彰する「第3回ヒューマンシティー・デザインアワード」を開催すると発表した。  3回目を迎える今年は、都市、空間、環境分野に焦点が当てられていた前回までのアワードとは異なり、デザインに関連する全分野に拡大して公募を行う。また、コロナ禍において市民の生活と安全に実質的に役立ったデザインを称えるための「安心・安全賞」を新設した。 「ヒューマンシティー・デザインアワード」は、ソウル市が主催し、ソウルデザイン財団が主管する国際デザインアワードだ。ソウルデザイン財団は、2019年に第1回ヒューマンシティー・デザインアワードを開催して以来、人と人、人と社会、人と環境、人と自然が調和をなすヒューマンシティーを築き、持続可能な都市エコシステムを構築することに寄与したデザイナーや団体に賞を授与してきた。  今年のアワードでは公募する分野を広げた。前回までは都市再生など都市を再活性化させるためのプロジェクトに対象を限定していたが、今回からは製品や視覚、デジタル・マルチメディア、空間・システム、経験、サービス、ソーシャル(Social)など、デザインと関連のあるすべての分野を対象としている。  また、特別賞を新設し、▲安心・安全賞▲市民賞を授与する。  「安心・安全賞」は、感染病や自然災害、犯罪から都市の安全を守ることに貢献したデザイン作品(1チーム)に授与される賞だ。そのため、例えば新型コロナウイルスの危機をスマートに克服し、ポストコロナ時代を見据えた洞察力と知恵が際立つデザイナーやチームが強力な受賞候補となり得る。  「市民賞」は専門家の審査を経て、大賞候補に挙がった10チームから市民が直接投票で選ぶ1チームに与えられる。インターネット中継で候補者のインタビューと作品の発表を行い、それを見て市民が選定する。  ソウルデザイン財団はこうした内容の「2021ヒューマンシティー・デザインアワード」候補作を9月1日(水)から10月31日(日)まで募集すると発表した。希望者はヒューマンシティー・デザインアワードのホームぺージ(http://humancitydesignaward.or.kr)から申請できる。  審査の基準は、デザインを通した▴都市生活の問題解決▴世界的価値の拡張▴未来ビジョンの提示だ。  専門家の審査委員による1次、2次審査を経て、大賞候補10チームを選定する。選ばれた候補者には特別賞(Honorable Mention)と賞金500万ウォンを授与する。さらに3次審査を経て最終的に選ばれた大賞(1チーム)には、トロフィーと賞金(5千万ウォン)が贈られる。授賞式は来年3月21日(月)に開催する予定だ。 ※Honorable Mention:大賞候補10チームに贈られる特別賞で、昨年までは「ファイナリスト」と呼ばれていた。  前回の「ヒューマンシティー・デザインアワード」の大賞には「両目学習革新プロジェクト(2019年)」と「カウントレス・シティーズ(2020年)」がそれぞれ輝いた。昨年は新型コロナウイルスの大流行の最中にも、世界31ヶ国から99プロジェクトが参加するなど、開催わずか2年で早くも世界の注目を集めるアワードとなった。  ソウルデザイン財団のチュ・ヨンテ代表理事職務代行は「都市が抱える様々な問題を市民の協力と連帯を基にデザインで解決していくことがヒューマンシティー・デザインアワードが追求するデザイン精神」であるとしながら、「今後も創意と革新、持続可能性、公共と共有、参加と協力、生活に与える善なる影響力というデザインの価値を通じて、ヒューマンシティー・アワードを世界5大デザインアワードに成長させていく計画だ。ヒューマンシティー・アワードが持続可能な未来デザインの共有の場として、その役割を果たしていけるよう願っている」と語った。
SMG 302

ソウル市、美の名所「ソウルビューティーロード」開発 RISABAEが広報大使に

ドラマやK-popのメイクや最新のビューティートレンドを体験できる美の名所「歩いて巡る観光コース」 チャンネル登録者数224万人を誇るRISABAEが開発と広報に参加、V-logコンテンツ制作し9月公開 「ソウルビューティーロード」オンラインイベント開催、8月4日から18日まで抽選で様々な景品も 購入中心から日常的な消費・体験へ「ビューティー観光」を高度化し、未来産業に育成  ソウル市は「ビューティー(Beauty)」をテーマとする「ソウルビューティーロード」の開発に乗り出す。世界中で人気を誇る韓流ドラマの主人公やK-popアーティストらの最新のメイク術とKビューティーのトレンドを体験できるソウルの様々な美の名所が集まった、歩いて巡る観光コースだ。  ソウル市は、チャンネル登録者数224万人を誇るビューティークリエイター兼有名メークアップアーティストであるRISABAE(イサベ)を「ソウルビューティークリエイター広報大使」に任命した。RISABAEは「ソウルビューティーロード」の開発と広報に参加し、ソウルならではの洗練・差別化された美の文化を広める。  完成した「ソウルビューティーロード」の様子は、RISABAEが出演中のV-logの中で紹介する予定。9月初旬、RISABAEのYouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/c/RISABAE)とソウル観光紹介YouTube(https://www.youtube.com/user/visitseoul)を通じて公開される。 「ソウルビューティーロード」を紹介するV-logでは、RISABAEが様々なビューティープログラムを体験し、自身ならではのメイク術を紹介する予定だ。  市はアフターコロナを見据え、真っ先に旅行したいソウルとして、ソウルの魅力を広めていきたいと語っている。  市は「ソウルビューティーロード」の開発をスタートに、食べて着て塗って、五感を満足させる体験型ビューティー観光をソウル観光の新たな主力に育成する計画だ。これまで購入が中心だったソウルビューティー観光を、健康なライフスタイルのための日常的な消費と体験にシフトしつつある世界の流れに合わせて高度化させたい考えだ。  ソウル市は、ビューティーをテーマとする最初の観光コース「ソウルビューティーロード」に市民のおすすめを反映させるべく、8月4日(水)午後12時から18日(水)の2週間に渡り、「あなたが考えるソウルの美の名所はどこですか?」と題してオンラインイベントを開催する。  「ソウルビューティーロード」のサイト(http://seoulbeautyroad.com)から、自身が考えるソウルの美の名所とその理由をコメントに残して提出する。抽選で、高級ホテル宿泊券(1人)やギフトカード3万ウォン分(50人)、コーヒークーポン(100人)を贈呈する。  ソウル市のイ・ビョンチョル観光産業課長は「ソウルビューティー観光を単純な購入中心から日常の消費・体験へと高度化させ、コロナ後に真っ先に旅行したいソウルならではの魅力を広く知ってもらい、さらにはビューティー観光をソウル観光の新たな未来産業に育てていきたい」としながら、「それをスタートに、市民と共に作り上げる『ソウルビューティーロード』が世界中の人にソウルビューティー観光を知ってもらう好機となることを期待する。そのためにも、市民の皆様の積極的な参加をお願いしたい」と呼びかけた。
SMG 369

ソウルを代表する魅力的なおみやげを市民が選ぶ ソウル観光を象徴する記念品「市民人気賞10選」オンライン投票

「第9回ソウル観光を象徴する記念品公募」市民人気賞部門のオンライン投票を実施 専門家による1次審査に合格した記念品(56選)の中から大衆が選ぶ10品にソウル市長賞を授与 8月3日(火)から10日(火)まで、市民投票サイト(mVoting)から投票でき、19日(金)に結果発表  ソウル観光を代表する記念品を市民が直接選ぶ投票が行われる。ソウル市は「第9回ソウル観光を象徴する記念品公募」に出品された記念品の中から「市民人気賞」を選ぶためのオンライン投票が8月3日(火)から10日(火)まで実施される。  「市民人気賞」は外国人を含む一般市民を対象に、大衆人気を反映したおみやげや記念品を掘り起こすために授与される。全472品の中から1次審査を経て選ばれた56品のうち、人気の高い上位10品に「市民人気賞」を授与する。多くの市民に選ばれると、専門家による2次審査の結果、選ばれた記念品と比較するのも面白い。  オンライン投票は外国人を含む一般の市民なら誰もが参加でき、ソウル市市民投票サイト(https://moting.seoul.go.kr)から案内に沿って投票を行う。  1次、2次審査を経て選ばれた18品と、市民人気賞部門で選ばれた10品からなる受賞28品は8月19日(金)、ソウル市のホームページなどを通じて発表される。  ソウル市のイ・ビョンチョル観光産業課長は「市民の投票で選ばれる『市民人気賞』の受賞が持つ意味は特別」としながら、「ソウル観光の顔となる新たな記念品を発掘するため、多くの市民の皆様の参加をお待ちしている」と呼びかけた。
SMG 338

昨年売上700億ウォン、新規雇用725人 「ソウルフィンテックラボ」新規入居20社募集

8月2日(月)から金融の中心地・汝矣島の「ソウルフィンテックラボ」で新規入居する国内外20社を募集 ソウルフィンテックラボ入居企業、2020年売上700億ウォン、投資誘致617億ウォン、新規雇用725人達成 入居企業には最大3年間、独立したオフィスや投資誘致、海外進出など成長段階に合わせてサポート 市は、フィンテック企業の成長支援しアジア金融市場をリードするユニコーン育成 12日(木)にオンライン説明会開催  韓国最大規模のフィンテックスタートアップ育成機関「ソウルフィンテックラボ」に入居する企業が昨年一年間(2020年末現在)、総額700億ウォンの売上を計上し(2019年比154%増)、計617億ウォンの投資を誘致(2019年比100%増)、新規雇用725人(2019年比480%増)を達成した。新型コロナウイルスの感染拡大の最中、デジタル金融産業の急成長に伴い、入居企業の成長も加速した形だ。  ソウル市はこの度、「ソウルフィンテックラボ」に新規入居する企業を募集すると発表した。募集期間は8月2日(月)から8月30日(月)まで。国内外のフィンテック系スタートアップ20社を選定する。8月12日(木)には、入居を希望する企業を対象にオンライン事業説明会を行う。  フィンテック分野において革新的なビジネスモデルやアイテムを有する、起業7年以内の国内外のスタートアップが対象となる。2020年には成長のポテンシャルがある革新的企業への入居のハードルを下げるため、売上高や投資誘致額にかかわらず、支援可能な分野を新設した。 募集対象はとに分けられ、は起業間もない企業への支援を拡大するため、2020年に新設された。 1類型:①起業7年以内、②従業員5人以上、③直近3年間の累積売上1億ウォン以上、④投資誘致額1億ウォン以上等 2類型:①起業3年以内、②従業員5人未満  入居企業は、最大3年間、独立したオフィスを含む成長段階に合わせたサポートを受けられる。フィンテック専門の運営会社によるインキュベーションや分野ごとの専門家による教育・メンタリング、IR(投資説明会)、国内外の金融機関とのネットワーク形成プログラム、英国やシンガポールなど海外進出支援プログラムに参加できる。 入居契約は1年単位で行い、選ばれた企業は1年後の評価を経て最大3年間入居できる。 その他、大手企業や金融機関とつなげるIR、シンガポール・フィンテックフェスティバル、英テックウィーク・イン・ロンドン(Tech Week in London)など海外進出支援プログラムにも参加できる。  募集の告知は8月2日(月)午前10時に、ソウル市ホームページ(www.seoul.go.kr)およびソウルフィンテックラボのホームページ(www.seoulfintechlab.kr)に掲載され、申請は8月30日(月)18時まで、オンラインでのみ申請可能。  ソウル市は、入居や支援プログラムに関する疑問を解消し、十分な情報提供に向け、8月12日(木)15時から申請者を対象にオンライン事業説明会を開催して手続きや日程、支援内容などについて説明を行う。事前申請リンクはソウルフィンテックラボのホームページ(www.seoulfintechlab.kr)のお知らせから確認できる。  ソウル市は、ソウルをアジアのデジタル金融ハブに育てるという目標の下、特化された金融市場の中心産業、フィンテック分野の企業育成に集中すると共に、金融の中心地・汝矣(ヨイ)島(ド)での初のデジタル金融専門大学院を通じた現場型専門人材の養成に注力している。国内外の金融機関が集積する国際金融オフィスの運営を拡大するなど、漸進的に金融産業のエコシステムを高度化していく計画だ。  ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は「世界主要都市の金融競争力を測る国際金融センター指数(GFCI)で、2021年3月現在、ソウル市は総合16位だが、未来の競争力順位では世界全都市のうち2位の評価を受けた」としながら「フィンテックは金融産業競争力に欠かせない技術であり、ソウルが金融ハブに飛躍するための中心的競争力であるだけに、ソウルフィンテックラボが韓国の金融市場を牽引し、アジア金融市場をリードするユニコーン企業が現れるよう支援したい」と語った。 きたい」と話した。
SMG 361

ソウル市、主婦監視員の活躍で偽韓牛販売の精肉店13か所を摘発

ソウル市、住宅街・伝統市場・中小型スーパーなど計669か所の精肉店を企画点検。 市・韓牛協会の業務協約で上半期、「ミステリーショッパー」主婦31名が毎月活動。点検効果は大。 ソウル市、13の違反業者を告発、営業停止など強力な行政措置へ 昨年、1158か所の訪問で23か所摘発、違反事項に対し措置を実施。 ソウル市は今年上半期、31名の「ミステリーショッパー」主婦の活躍でスーパー・市場の精肉店669か所を点検し「偽物の韓牛販売店」13か所を摘発した。 ソウル市畜産物安全監視団は、6か月間、管轄内の韓牛販売店669か所(全9600か所のうちの6.9%)を訪問し、口頭またはラベル紙などで韓牛であることを確認した後、肉類を購入しソウル市保険環境研究院の動物衛生試験所で韓牛の確認検査(遺伝子検査)を行った。 遺伝子検査で韓牛でないことが判明した販売店に対しては、調査権を持つ畜産物検査官(獣医)などの公務員と主婦らが再訪問し、原産地(国内産・外国産)および食肉の種類(韓牛・肉牛・乳牛)などを改めて確認するなど、官民合同調査の過程を経て摘発に至った。 その結果、今年上半期に摘発された販売店は13か所で、特に、オーストラリア産またはアメリカ産などの輸入牛肉を韓牛だと偽り販売した販売店は5か所、肉牛を韓牛だと偽り販売した販売店が8か所だった。 販売地別では、住宅街の精肉店5か所、伝統市場内の商店4か所、中小型スーパー4か所が摘発され、原産地を表示しないまま保管していた外国産の牛肉に虚偽の表示をして販売するなど、一般市民が日常的に利用する精肉店で、販売業者らにより意図的で知能的な販売行為が行われていると、市は分析した。 ソウル市は違反業者に対し、「食品等の表示・広告に関する法律」および「農水産物の原産地表示に関する法律」に基づき、告発や営業停止などの強力な行政措置を行った。 ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は「新型コロナの影響で、対面の取り締まりの代わりに行われた今回の企画点検で、畜産物の主な購入者である主婦の皆さんに積極的に活動してもらい、消費者目線で取り締まることができた」として、「今後もソウル市は全国韓牛協会など関係団体との協力を強化して違反業者を市場から追い出し、韓国の畜産物を守る取り組みをさらに強めていきたい」と話した。
SMG 374

ソウル市、医療観光協力機関を増やし領域を拡大へ  200の新規機関を募集

医療機関、外国人患者の誘致機関、観光分野のサービス機関が対象。8月12日まで募集。 ウェルネス分野の新設、協力機関規模の拡大(約200機関)で、ソウル医療観光の領域を拡大。 公式証書の提供に加え国内外へのマーケティング機会、体験費用など各種の支援で医療観光の再跳躍へ ソウル市とソウル観光財団が「持続可能な医療観光都市ソウル」を一緒につくっていく協力機関を新たに募集する。募集分野は医療機関、外国人患者の誘致機関、観光分野のサービス機関で、募集期間は8月12日(木)までだ。 今回の募集する協力機関には新たにウェルネス機関を追加したほか、協力機関の規模も200あまり(現在は166)に拡大し、医療観光領域の拡大だけでなく、医療観光トレンドの変化にも素早く対応していく。 選定された協力機関に対しては、△ソウル特別市の医療観光協力機関であることを証明する公式証書(指定日から3年間有効)が提供されるとともに、△公式ホームページやヘルプデスクなどを通じたオン・オフラインでのPR、△外国人患者の誘致に必要な国内外へのマーケティング、△協力機関同士のネットワーキング、△通訳コーディネーター・送迎サービス・ウェルネス体験費用などを支援する。 申込資格は分野ごとに異なる。ソウル市に所在する医療機関および外国人患者誘致機関の場合、2019年1月1日以降、医療法違反による登録取消や是正命令を受けた事実のない機関でなければならない。観光分野のサービス機関は、ソウル市所在のウェルネス・宿泊・ショッピング・交通・観光地などの関連施設であれば申し込むことができる。 医療観光協力機関は第1次の定量評価、第2次の定性評価、第3次の現場評価の点数を合算し選定する。審査は、機関の海外医療観光客の受け入れ環境、国内外のネットワークの構築現況、医療観光客の誘致計画および医療観光協力機関との協業計画などの項目を総合して評価する。 募集期間は8月12日(木)午後6時までで、参加申し込みフォームなどの関連書類はソウル市ホームページ(http://www.seoul.go.kr)又はソウル観光財団ホームページ(http://www.sto.or.kr/)でダウンロードすることができ、申し込みはEメール(seoul@radkorea.com)で受け付けている。詳細についてのお問い合わせは運営事務局(☎070-5220-0325)まで。 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「新型コロナにより落ち込んだ医療観光需要の回復のために、安全かつ信頼できるソウル医療観光環境をつくり、ソウルのビューティー・ウェルネスを含めた医療観光分野を積極的に支援していきたい」としながら、「ソウルの素晴らしい医療技術についての積極的なPRや官民協力により、ポストコロナ時代に向けソウルの医療観光に再び弾みがつくよう、最善を尽くしていきたい」と意気込みを見せた。
SMG 533

ソウル市、地域の特色活かした魅力的な都市景観づくりへ  5つの対象地を選定

歴史的・文化的価値や地域活性化要素がある地域に公共の直接支援を行う「都市景観事業」 美術館が密集するジャハムンロ(紫霞門路)のまちをギャラリーに、プッチャンドン(北倉洞)グルメ通り・伝統市場を整備し利用客拡大へ 計59億ウォンの市費・区費を投入。設計は来年まで、景観改善工事は2023年までに完了。 ソウル市が、歴史的・文化的価値や地域活性化要素があるにもかかわらず、疎外され老朽化している主要地域の特性を活かし、魅力的な都市景観を生み出す「都市景観事業」を推し進める。今年の対象地として5か所が選定された。地域別に最大で15億ウォン、計59億ウォン(市費35億ウォン、区費24億ウォン)を投じる。 「都市景観事業」は、景観の改善が必要な主要地域に対して公共の直接支援を行うことで、より快適で魅力的なソウル景観を造成する事業。街路環境の整備・改善、緑化、夜間景観の整備、歴史的・文化的景観の形成など景観改善に関する様々な事業を、事業地ごとの特性に合わせて総合的に推進する。 ソウル市は対象地の選定にあたり、地域の景観特性を体系的に分析し、地域の強みを最大化できる場所を選定することに主眼を置いた。 今年の対象地には、①衿川区(クムチョング)始興行宮(シフンヘングン)の歴史文化保存、②中区(チュング)の北倉洞(プッチャンドン)グルメ通り、③鍾路区(チョンノグ)の紫霞門路(ジャハムンロ)一帯、④道峰区(トボング)の倉洞(チャンドン)横丁市場周辺、⑤江東区(カンドング)秦皇島路(ジンファンドロ)の5か所が選定された。 <5つの景観事業> ① 衿川区始興行宮の歴史文化保存:地域の歴史・文化資源である「始興行宮」と「保護樹」の景観を保全し、歩行・街路環境と夜間景観を改善することで、歴史と自然が調和した地域環境づくりを進める。 ② 中区北倉洞グルメ通り:1970年代から形成されてきたソウルを代表するグルメ通りであり外国人観光客必見スポットでもある、グルメ通りならではの個性を活かすことに重点を置く。デザイン的な要素を適用して建物の立面とまとまりのない看板を整備し、劣悪な歩行環境を改善することで、停滞気味のまちに活力を注ぐ。 ③ 鍾路区の紫霞門路一帯:大林(テリム)美術館などが位置する一帯を、まちそのものがギャラリーとなる文化芸術通りに変身させ、日常がもう一つの展示空間に生まれ変わるということを示す計画だ。近隣の美術館のキュレーターやインスタレーションアーティストなどが参加する。 ④ 道峰区の倉洞横丁市場周辺:倉洞横丁市場、シンチャン市場などがある人通りの多い地域で、安全な歩行空間を造成し、市場を訪れる利用客の便宜を図る。伝統市場施設の現代化事業などと連携させ、雑多な市場周辺のイメージを新しく変える。 ⑤ 江東区秦皇島路:秦皇島路で唯一緑のない灰色の街路空間に「街路森道」をつくり癒しの街路として生まれ変わらせるほか、憩いの場なども造成する。 一方、ソウル市は2009年からの「都市景観事業」を通じて、これまで道峰区倉洞駅舎の下部空間、良才(ヤンジェ)R&D特区に隣接する瑞草区(ソチョグ)東山路(トンサンロ)など、計61の地域(完了44、進行中17)をより快適で魅力的な場所へと変身させた。 ソウル市のチェ・ジンソク都市計画局長は「都市景観事業は地域の特性を活かせるにもかかわらず、これまで疎外され老朽化している地域を見いだし公共の直接支援を行うことで、その地域の魅力を際立たせ、快適な景観を創り出す事業だ」としながら、「この10年間、市民から好評を得ているので、今年もさらに5つの地域を対象に事業を推し進める。ソウルの至る所にまちを代表する景観が生まれるよう、今後も継続して景観事業を進めていきたい」と述べた。
SMG 754

環境にやさしい電気タクシーの第3次普及を開始 330台に最大1800万ウォンを支援

一般電気乗用車より800万ウォン多い購入補助金を支援、2日からオンライン申請。 熱い反響に今年分の予算早くも使い切り、増えた需要に追加普及で積極対応。 電気タクシー、個人タクシーの義務休業制廃止で全曜日に運行。環境にやさしいタクシーの活性化を ソウル市が環境にやさしい電気タクシーの第3次普及事業に参画する個人及び法人タクシー事業者を募集すると発表した。今年2月と5月の2回にわたり電気タクシー300台を普及させたソウル市は、今回、第3次(追加)普及分の330台について、8月2日から申請を受け付ける予定だ。 今回の追加普及は、今年の普及台数300台分の補助金を早くも上半期中に使い切った後も、多数の運輸事業者らが電気タクシーへの切り替えを希望していることから、追加予算を確保し進められるもので、特に、下半期に発売された国産電気自動車の購入を希望するタクシードライバーにとっては大きなメリットとなりそうだ。 補助金額は第1次・第2次と同じで、車の価格や性能に応じて差をつけて支給される。9千万ウォン以上の高価な車は補助金支援の対象から除外し、6千万ウォンの未満の車については最大限度額の補助金を支援する。 また、タクシーは一般乗用車より1日の走行距離が7~13倍長く、電気自動車に切り替える場合、温室効果ガスの削減効果が大きい。そのため、一般乗用車より800万ウォン多い、最大1800万ウォンの補助金が支給される。 ソウル市は、2015年の60台を皮切りに、2021年7月まで計1335台の電気タクシーを普及しており、今回の第3次普及が完了すれば、合計1665台の電気タクシーが普及されることになる。 ※2015年60台、2018年100台、2019年479台、2020年396台、2021年7月300台 電気タクシー普及事業への参画及び補助金申請は、8月2日(月)午前9時から、環境部の低公害車統合ホームページ(www.ev.or.kr)でオンライン受付が開始される。より詳しい内容については、2日からソウル市ホームページ(www.seoul.go.kr)で確認できる。 特に、電気タクシーの場合、昨年11月から個人タクシーの義務休業制の廃止により、全曜日にタクシーを運行できるという利点がある。そのため、電気タクシーなど環境にやさしいタクシーの普及を促し、気候危機への対応をリードすることが期待される。 ソウル市のペク・ホ都市交通室長は「環境にやさしい電気タクシーに対する事業者の皆さんからの熱い反響により、今年の普及分が上半期中に全て支給されただけに、今回の追加普及にもたくさん関心を寄せていただければと思う」としながら、「今後も電気タクシーを持続的に普及させ、2040年までにソウルタクシーの100%をエコカーに切り替えることができるよう努めていきたい」と話した。
SMG 440

選別診療所行く前に「スマート・ソウルマップ」で混雑具合の確認を

各選別診療所の混雑具合を▲混雑(90分以上)▲少し混雑(60分程度)▲普通(30分以内)で案内 アプリをインストールする必要なくスマートフォン・タブレット・PCからのアクセスで確認可能 待ち時間が長引くことによる市民の負担と感染リスクを減らし、各所に効率的に分散  ソウル市は、新型コロナウイルス検査を受ける市民が、暑さの中、長時間待たされることがないよう、今日(7月12日)からソウル市内の選別診療所と臨時選別検査所のリアルタイムの混雑具合と予想される待ち時間を「スマート・ソウルマップ(map.seoul.go.kr)」で案内する。  特にアプリやプログラムをインストールする必要がなく、スマートフォンやPCからインターネットに接続し、アドレスバーにスマート・ソウルマップのURL(map.seoul.kr)を入力して「選別診療所の混雑状況」のアイコンをクリックするだけで確認できる。  マップにアクセスすると、各選別診療所の▲混雑(予想待ち時間90分以上)▲少し混雑(60分程度)▲普通(30分以内)▲消毒中(毎日1時間)▲受付終了(当日の受付が終了した場合)など、リアルタイムで混雑状況が表示される。それぞれの表示をクリックすると、該当の選別診療所の住所や運営時間など詳細な情報を確認できる。  ソウル市は、スマート・ソウルマップで各選別診療所の混雑具合や住所、運営時間などの情報を提供することで、市民がもっとも早く検査を受けられる場所がどこかを把握し、それにより自ずと各所に分散され、結果、待ち時間を減らせると期待している。また、市民が選別診療所にその都度、電話をかけて待ち時間を確認する必要がなくなり、忙しい現場の業務負担も減ることが見込まれる。  これに先立ち、ソウル市のオ・セフン市長は9日(金)、龍山(ヨンサン)駅の臨時選別診療所を訪問し、特定の選別診療所に人が集中し、待ち時間が2、3時間に及べば市民に負担をかけることになるため、これを解消する方法を考える必要があると述べていた。  これを受け、ソウル市は各選別診療所の待ち状況をオンラインマップ「スマート・ソウルマップ」に表示する機能を追加し、各選別診療所が直接、PCやスマートフォンからリアルタムで混雑状況をアップデートできるよう工夫した。  ソウル市は、現場の人々が簡単に混雑状況を入力できるようマニュアルを作成して配布し、各選別診療所の状況に応じて専門のリソースを追加するなどのサポートも行う。  ソウル市のオ・セフン市長は「暑さに加え検査の需要も高まり、選別診療所の医療従事者はもちろん、市民も待ち時間が増えることで大きな負担を強いられている」としながら、「スマート・ソウルマップを活用して市民の負担を減らし、選別診療所の密と感染リスクを減らせるよう運営していきたい」と語った。
SMG 384

ソウル市、失われた朝鮮時代の軍器寺と宮中儀礼をAR・VRで体験

軍需分野を担った官庁「軍器寺」が約1世紀ぶりにAR・VRで復元され、当時の武器体験も可能に 朝会・祝宴など景福宮で行われていた宮中儀礼もARで再現、スマートフォンの画面に現れる仕組み 既存の「敦義門ARアプリ」で体験でき、「歴史+技術+ストーリーテリング」で歴史文化観光の新モデル提示  朝鮮建国と同時に設立され、武器など軍事物資の製造を担った朝鮮時代の官庁「軍器寺(クンギシ)」が、AR・VR技術で約1世紀ぶりに蘇る。朝鮮時代の王宮、景(キョン)福宮(ボックン)で行われていた様々な宮中儀礼もARで再現される。  ソウル市は、文化財庁や宇美(ウミ)建設、第一企画と共に、約1世紀前に失われた「軍器寺」と景福宮の宮中儀礼をAR・VRなどのデジタル技術で復元・再現し、文化観光融合型体験コンテンツとして開発すると発表した。公開は来年を予定している。  「軍器寺」は、ソウル市庁の地下にある「軍器寺遺跡展示室」内に残存する遺跡5棟を復元する。かつての軍器寺の内・外部の姿をAR技術でリアルに蘇らせ、VRを通じて全体の姿を眺める。世界初のロケット弾発射器「神機箭(シンギジョン)」をはじめ軍器寺で開発された伝統の武器を体験できるコンテンツも企画している。  宮中儀礼については、景福宮の勤(クン)政(ジョン)殿(ジョン)で王と主要な官吏が大小様々な国政について議論した朝会(チョフェ)や宮中で行われていた祝宴をはじめ様々な宮中行事をARで再現する。これまで特別なイベントでのみ再現されてきた宮中儀礼だが、これからはスマートフォンでいつでもリアルに体験できるようになる。  ソウル市は、すでに行われている敦(ト)義門(ニムン)のデジタル復元と共に、2019年にリリースした「敦義門ARアプリ」の機能を拡張して1つのアプリで敦義門や軍器寺、景福宮の宮中儀礼をすべて体験できるようにする計画だ。  城門(敦義門)に続き官庁(軍器寺)、王宮(景福宮)までコンテンツを広げることで、個々に散在している文化遺産をデジタル技術で融合させる「ヘリテージ・ユニバース(Heritage Universe)」を構築する。  また、ソウルの文化遺産を代表する漢(ハニ)陽(ャン)都城(トソン)の18.7㎞の全区間を実際に撮影し、エンターテイメントの要素を加味してVRコンテンツを制作した。まるで飛行するように城郭に沿って漢陽都城を巡ることができ、今月から敦義門博物館村体験館(3階)で体験できる。  ソウル市のチョ・インドン行政1副市長は「今回の提携により、歴史とテクノロジー、ストーリーテリングが融合した新しい体験・観光資源を持続的に開発していけるようになった。市民が実生活の中で歴史の息遣いを感じ、さらにはソウルの文化遺産に誇りを感じられるよう最善を尽くして推進していきたい」としながら、「このような官民協力の成功事例が重なり、新型コロナで停滞する観光産業が活力を取り戻す契機となることを願っている」と語った。
SMG 443

ソウル市、下水管路の欠陥検知に全国初のAI活用

ソウルデジタル財団「人工知能基盤の下水管路欠陥検知システム」開発、来年すべての区に適用 人の肉眼でのモニタリング→AIが欠陥のタイプと位置を自動で判別し通知へ 検知の精度が高まり、判読時間が短縮されることで事故の予防と行政の効率化を図る 市が保有する5万枚の空港映像をAIに学習させ、建物の増改築などの変化を検知する事業も推進  ソウル市は、これまで人が肉眼で行っていた下水管路の穿孔や崩壊などの検知作業に、全国で初めてAI・人工知能技術を活用することを明らかにした。  ソウル市デジタル財団は、コンピュータに画像や映像を理解させる「コンピュータビジョン」を使って下水管路の監視カメラ映像から欠陥を自動で識別する「人工知能基盤の下水管路欠陥検知システム」を昨年、開発したと発表した。  下水管路の欠陥検知はこれまで、ソウル全域の全長9千㎞の円形下水管路の監視カメラ映像を検査官が一つひとつ肉眼でモニタリングしていた。そのため、かなりの時間とコストがかかるだけでなく、検査官の専門レベルによって検査結果にばらつきが出るなどの課題があった。  今後はAIが監視カメラの映像資料を判読し、下水管路の欠陥のタイプと位置を自動で識別して検査官に通知する。財団は下水管路の欠陥を10タイプに分け、監視カメラの映像データ(5千個)をAIに学習させていた。  ソウル市は「人工知能基盤の下水管路欠陥検知システム」が導入されれば、欠陥の検知精度が向上し作業時間も短縮されるため、事前に保守作業を行えるなど事故を予防できると期待を寄せる一方、現業の担当者の疲労を軽減し、行政の効率も大幅に高められるとしている。  財団は今年4月下旬、ソウル市の2区(広津(クァンジン)区・東大門(トンデムン)区)を対象に試験的に同システムを導入し、下水管路の欠陥タイプを19種類に増やして検知精度を改善するための研究を始めた。この試験的事業と研究結果を反映し、来年には市内のすべての区に拡大する方針だ。  また、ソウルデジタル財団は、AIで建物の増減や増改築によって建物が変化するのを検知する「航空映像都市建物変化検知データ」事業も6月からスタートさせる。これは、市が保有する航空映像を基に14万6千棟(総面積160㎢)、5万枚に及ぶ人工知能学習用データを構築し、都市建物の変化を自動で検知するAIモデルを開発する事業だ。  人工知能技術が導入されれば、少数の専門家が肉眼で建物の変化を判読していた業務が自動化され、業務の処理スピードが格段に上がる。判読精度が高まれば、無許可の建物が建設されていないか迅速に把握できる一方、こうした建物の崩壊や火災事故にも対応できることが期待される。  ソウルデジタル財団のイ・ウォンモク理事長職務代行は「ソウルデジタル財団は、都市行政の効率を高め、安全対策の欠如による事故を防止すべく、人工知能を適用した革新的行政システムを本格導入する。市政の革新課題の掘り起こしに留まらず、ソウル市における人工知能基盤行政サービスの安定的な定着に向け、試験的事業や実証研究にも努力を傾けている」としながら、「現場のニーズを反映し、実際に現場に適用できるレベルに技術を向上させ、人工知能基盤の革新的行政サービスの完成度を高めたい。人工知能を活用して業務の自動化を進めることで、行政の科学化と市民生活の質の向上を図る」と語った。
SMG 406

ソウル市、コロナ禍でも6年連続「国際会議開催世界TOP3都市」に

ソウル市、2020年、オンライン・ハイブリッド形式のイベントを含む国際会議の開催件数で世界TOP3に コロナ禍でも民間のMICEのオンライン化を積極的に支援する政策がもたらした価値ある成果 昨年、MICE分野の国際賞(ICCA Best Marketing Award)を受賞し、MICE都市ナンバー1の名声  ソウル特別市(以下、ソウル市)が、昨年1年間、新型コロナウイルスの感染拡大の最中にも世界で3番目に国際会議を多く開催した都市に選ばれた。2015年から2020年まで6年連続の受賞となる。  6月18日(金)、国際団体連合(UIA・Union of International Associations)は「国際会議統計」を発表し、2020年、150件の国際会議を開催して世界市場の3.5%を占めたソウル市を国際会議開催都市TOP3に選定した。 主要都市別順位は、1位シンガポール(780件)、2位ブリュッセル(290件)、3位ソウル(150件)、4位東京(122件)、5位ウィーン(109件)だった。  国際団体連合は、2020年の1年間、世界802都市で開催された国際会議は合わせて4242件で、新型コロナウイルスの影響で前年(2019年は1万2472件)に比べ66%減少したと発表した。開催件数にはオンラインで開催されたイベントのほかに、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催された国際会議も含まれている。  ソウル市とソウル観光財団は、昨年から続く新型コロナウイルスの影響を打破すべく、現場での開催に主眼を置いてきた支援政策を、オンラインやハイブリッド形式のイベントにも拡大するなど、MICEのオンライン化に力を入れている。 ソウル市は、こうした取り組みを基に2020年、国際会議分野のオスカーと呼ばれる「ICCA BEST Marketing Award(国際会議協会マーケティング最優秀賞)」を受賞する一方、MICE分野の権威ある賞を毎年受賞するなど、MICEのトップ都市として世界に認められている。  ソウル市のチュ・ヨンテ観光体育局長は今回の受賞について「新型コロナウイルスという困難の中でも、逸早くオンライン形式に切り替え、ソウルMICEの国際的存在感を改めて示した喜ばしいニュースだ」としながら、「コロナ後に新たに再編されるMICE市場でも一番行きたい都市、安全でスマートなMICE都市ソウルを目指し、支援を惜しまない」と語った。
SMG 433