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ソウル市長、欧州出張で競争力ある都市構築の戦略を練る

10/21~31、革新的な都市建築、緑の都心、ビューティー・バイオなど、都市の競争力の強化策を模索 フランス:感性文化と緑の都市づくりの現場を訪問、K-Beautyの育成・拡大に向けた協力 スイス:オリンピック開催都市世界連合年次会議に参加、バーゼルとバイオ・都市建築分野での協力を推進 スペイン:道路空間の再編による余暇空間の造成、雨水トンネル、環境配慮型木造建築などをベンチマーク オランダ:柔軟な制度で創造的な建築デザインを引き出したアムステルダムなどの事例を集中的に視察 ソウル市のオ・セフン市長が10月21日(金)から31日(月)までの9泊11日の日程でヨーロッパ地域を訪問する。訪問地域は、フランスのパリ、スイスのローザンヌとバーゼル、スペインのマドリードとセビリア、オランダのアムステルダムとロッテルダム。 今回の表敬訪問では、革新的な都市建築システムから、水辺・生態が合わさった都心開発、文化芸術・スポーツ、ビューティー・バイオ産業に至るまで、ヨーロッパ地域の様々な事例を通じて、趣があって世界の人々が暮らしたい・訪れたい・投資したいと思うソウルを目指し、政策構想を提示する計画だ。 <フランス:感性文化の都市、緑の都心に関する政策現場を訪問、K-Beautyの育成・拡大への協力> まず、31年間友好関係を築いてきたフランス・パリ(10/21~23)では、「感性文化都市」、「緑の都心」などから、市政における中核事業を実現するために必要な様々なアイデアを得る予定だ。 世界3大庭園フェスティバルの一つである「ショーモン国際ガーデンフェスティバル」に参加し、「ソウル庭園博覧会」の発展方策を模索する。フランスの代表的な名所であり、2030年までより多くの緑地が造成される予定の「パリ8区」と、ビルの高さに対する大胆な規制緩和を通じて再開発が進んでいる工業地域「リヴ・ゴーシュ」にも足を運ぶ。 また、フィルハーモニー・ド・パリやセーヌ川にあるセガン島の複合文化空間に新しく建てられた「セーヌ・ミュージカル(Seine Musicale)」など、パリを代表する文化・芸術施設も訪れる。 パリは世界のビューティー産業の本場と呼ばれるだけに、世界一のビューティー産業クラスター「コスメティック・バレー」のマーク・アントワーヌ・ジャメ会長と会談を開き、K-Beauty産業と韓国企業のヨーロッパ進出における活性化方策について議論を行う。 〈スイス:IOC本部「WUOC年次会議」に参加、バーゼルとバイオ・都市建築分野での協力を強化〉 オリンピックの首都とも言われるスイス・ローザンヌ(10/23~24)では、「2022 オリンピック開催都市世界連合(WUOC)年次会議」に参加する。IOC(国際オリンピック委員会)の主要関係者や会議に参加する会員都市の市長らとの面談の時間を設け、国際スポーツ都市としてのソウルのプレゼンスを高める予定だ。 世界的バイオ産業の中心地であるスイスのバーゼル(10/25)では、ソウルの優秀なバイオ・医療スタートアップとの研究開発や海外進出を手助けするため、バーゼル州政府、グローバル製薬会社Novartisなどと協力関係を構築する。さらに、両都市間の協力関係を都市建築分野などに拡大する方策についても議論する。スイスに進出した韓国出身の企業人、商工人、製薬・バイオ分野の従事者などに会い、海外進出の効果やソウル市にできる支援策などについて意見を聴取する。 <スペイン:道路空間の再編による余暇空間や雨水トンネル、木造建築物などの造成現場を訪問> スペインの首都、マドリード(10/26~27)では、地上道路によって断絶されていた水辺の空間から、道路の地下化により市民の余暇空間へ生まれ変わった「リオ公園」を訪問し、道路の活用可能性について確認する。マドリードのホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ市長と会談を行い、両都市間の交流・協力の方法について話し合う。 また、ソウル市が2027年まで江南駅、光化門(クァンファムン)、道森川(トリムチョン)一帯の3ヵ所に大深度雨水排水施設を設置することに関連し、マドリードのマンサナレス川にあるヨーロッパ最大規模の地下雨水貯留槽「アロヨフレスノ・ストームタンク(Arroyofresno storm tank)」を視察する。 スペインのセビリア(10/27)では、セビリアを代表する建物であり、世界で最も大きい木造建築物である「メトロポール・パラソル」を訪問し、環境にやさしい木造建築物の活性化について模索する。 <オランダ:柔軟な制度で創造的な建築デザインを後押ししたアムステルダムなどの事例を視察>  最後に、オランダのアムステルダムとロッテルダム(10/28~30)では、世界の建築トレンドをリードしているオランダの創造的・革新的な建築システムを集中的に見る予定だ。アムステルダムのフェムケ・ハルセマ市長との会談を通じ、イノベーティブな建築を導入する支援システムの構築方法を共有する。  オ市長は、普段からロッテルダムのユニークで魅力あふれる建築デザインの背景や建築制度に深い関心を持っているだけに、オランダの事例を通じて、ソウルで革新的なデザインの都市建築を活性化できる方法について様々な側面からアプローチする考えだ。
SMG 209

市民1万人が語る「ソウルは○○だ」

ソウル市、ソウルの新しい都市ブランドを作るためにソウルの価値を見出す公募を実施 ニューヨーク、シドニー出身など、外国人1647人を含め計10714人の意見が寄せられた 答えは、夢、未来、unlimited、smartness、感性都市、harmonyなど 寄せられた意見を集めソウルの価値を見出し、12月には新しいブランドを作る予定 ソウル市はここ10年間低足踏み状態だったソウルの都市競争力を引き上げると共に、グローバルTOP5都市の役割を果たして世界を率いる新しいブランドの開発の向けて8月にそのプランを発表した。 第一歩としてソウルのダイナミックさや魅力、グローバルTOP都市として目指す方向性が詰められたブランドを見出すために「ソウルの価値を見出す市民公募―ソウルは○○だ」を約40日間行った。 その結果、参加者は1647人の外国人を含め計10714人で、夢・未来・unlimited・smartness・感性都市・ harmonyなどのキーワードが寄せられた。 「夢」は、平等に与えられた機会を通じてそれぞれの夢を叶えられる都市、誰もが夢見る都市 「未来」は、未来志向のソウルのインフラ、未来遺産のある都市 「unlimited 」は、時間・空間・文化の制約がなく、多様性に満ち溢れる都市 「smartness 」は、デジタル技術が都市の隅々まで浸透していて、利便性の高い最先端の都市 「感性都市」は、山や川など自然豊かで景色が美しい都市 という意味を持っていた。 市は、市民が答えた単語に詰められた意味を見出して。新しいブランドに反映する計画だ。 また、「この公募を通じて、ソウルの魅力やアイデンティティについて改めて考えてみるいいきっかけになった」としながら、「市民が肌で感じるソウルの価値を盛り込んだ新しいブランドを12月に発表する」と説明した。 ソウル市のチェ・ウォンソク広報企画官は「住みたい、泊まりたい、投資したい都市ソウルのユニークなイメージを投影し、ソウルがグローバルTOP5都市としての役割を果たせる新しいブランドを作りたい。多くの市民の皆さんが興味を持っていただけたらうれしい」と述べた。
SMG 230

ソウル市、外国人住民の安全安心な帰宅のために「アンシミ」アプリ英語・中国語・日本語に対応

10月1日(土)から外国語に対応…必要な場合には通話で通訳を提供し、緊急時に即時対応・警察が出動 ソウル市民の安全安心な帰宅をサポートする「ソウル市アンシミアプリ」が10月1日(土)から多言語(英語・中国語・日本語)に対応する。ハングルに慣れていない外国人住民や、ソウルを訪れる観光客など、外国人もより便利に利用できるようになり、帰宅がさらに安全になると期待している。 市は、外国人住民の数、また今年に入って外国人による犯罪の件数がいずれも増加傾向にあり、不安を感じる外国人向けの犯罪予防対策の一環として外国語サービスを開始すると発表した。 <多言語に対応するアンシミアプリの画面> 英語 中国語 日本語 「アンシミ」アプリは、ソウル市と自治区(防犯カメラ管制センター)、警察がともに一人世帯、女性など、ソウル市民の安全安心な帰宅をサポートするサービスだ。ソウル全域に設置されている7万の防犯カメラとアンシミアプリを繋げ、防犯カメラ管制センターで移動ルートをリアルタイムでモニタリングし、危険な状況だと判断した場合、即時通報して警察が現場に出動する仕組みになっている。 ユーザーが利用したい言語を選択すると、アプリ上のメインメニューが当該の言語で表示される。アプリで安全帰宅を申し込むと、当該自治区の防犯カメラ管制センターが周りの映像をモニタリングする。必要な場合には通訳が提供されるため3者間通話を行い、迅速に対応する。 市のキム・ソンスン女性家族政策室長は、「市民の帰宅を安全に守ってくれるアンシミアプリが多言語に対応し、韓国語に慣れていないソウルで暮らす外国の方の安全な日常をサポートする」とし、「深夜の帰り道、ストーキング、遭難など、あらゆる不安な状況で活用できるサービスであるだけに、多くの市民がアンシミアプリをダウンロードして必要な時に使ってほしい」と述べた。
SMG 301

2022ソウル美食週間「Taste of Seoul2022」9月30日開幕

9月30日~10月6日、美食の街ソウルの豊かなグルメや観光名所、ホットスポットを楽しむ7日間 美食映画祭、ソウルレストラン週間、伝統の酒を学ぶなどソウルの美食の真髄に触れる機会に 韓流・韓国料理への世界的な関心の高まり受け、ソウルの味、美食の街ソウルの魅力を世界に発信 ソウルの豊かなグルメや観光名所、話題のホットスポットなど、ソウルの味を新たに紹介する「2022ソウル美食週間(Taste of Seoul)」が開催される。「おいしい出会い、美味」をテーマに開催される今回のソウル美食週間は、9月30日(金)から10月6日(木)までの1週間、ソウルの至るところで開催される。 本イベントはソウルの多彩でオリジナリティあふれる美食文化を国内外に広く発信し、ソウル市民はもちろん、ソウルを訪れる外国人観光客にも一味違うソウルならではの美食文化を紹介すべく企画された。 「2022ソウル美食週間」は、ソウル美食100選に選ばれた店の料理を味わえる機会となる。また、都市と農家、映画、ソウル市内の市場など、多方面から美食のコラボレーションが行われるほか、伝統の酒について学べる教室など、ソウルの美食文化を様々な方法で伝える体験イベントも催される。 <『2022ソウル美食週間(Taste of Seoul)』懇談会および授賞式> ソウル市は9月7日(水)、国内外の美食の専門家が推薦したソウル美食100選ならびにベジタリアンレストラン50選を紹介する「2022ソウル美食ガイド(Taste of Seoul)」を発表した。 初日の9月30日(金)には、セピッソム・コンベンションセンターで今年の「ソウル美食100選」に選ばれた店の味を楽しめるイベントを開催。選出されたレストランへの授賞式をはじめ、国内外のグルメ専門メディアとの懇談会を通して美食の街ソウルの魅力を世界に発信する予定だ。 <美食映画祭、レストラン週間など、ソウル美食の饗宴からなる様々なプログラムを開催> 都市と農家の出会い(10月1日~2日):芸術と文化が息づく市場で地元の食材を使った韓国料理を作り、ソウル市民や外国人観光客に健康で楽しい食体験を提供する。 映画と美食の出会い(10月1日~2日、文化備蓄基地):ソウル国際グルメ映画祭で上映された映画を通して、世界最古のレストランから持続可能な料理まで、映画と美食のマリアージュで多種多様な味の世界を紹介する。 市場とホットスポットの出会い(10月1日~6日、ソウル市内の市場):ソウル市内にある市場(5カ所)と人気のホットスポットとのコラボイベントで、料理人やバーテンダーが市場で働く人々との共生・協力を模索する機会となる。市場で買える様々な食材を利用した創作料理が提供されるなど、参加者は市場での特別な体験ができる。 10月1日(土) 10月3日(月) 10月4日(火) 10月5日(水) 10月6日(木) 金(クム)南(ナム)市場 ナチュラルワイン専門バー (金南房) ソウル中央市場 ブナの薪焼き屋 (ケリュ館) 霊泉(ヨンチョン)市場 自家製ビール醸造所 (BREWERY 304) 馬場(マジャン)畜産物市場 ワインビストロ (馬場洞ホランイ) 永(ヨン)東(ドン)市場 韓方の店のようなカクテルバー (長生健康院)
SMG 306

10月の1ヶ月間、ソウルはフェスティバルの真っ最中~ファッション・音楽・グルメ・デザインなど「K- 感性」を総網羅~

ソウル市、ビューティー・ファッション・デザインなど感性産業と連携し、フェスティバルの開催時期を集中させることで、都市全域をフェスティバルの場に変身させる グローバルビューティー博覧会「ソウルビューティーウィーク」の初開催、他のフェスティバルと連携し開催のシナジー効果を狙う ソウルでしか経験できない癒し・味・趣を提供…グルメや宿泊と協力しソウルの観光・商圏に活力を吹き込む ノドゥル島のミュージックフェスティバルやDDPソウルライトなど、ソウルを代表するフェスティバルを同時開催し、都市としての魅力をアップ 今年10月の1ヶ月間、ソウルならではのK-感性や魅力を総網羅したフェスティバルが開催される。 憧れの韓流スターのメイクをはじめ、世界のビューティー産業のトレンドを一目で確認できるグローバル博覧会のほか、ソウルでしか経験できない癒し・味・趣の体験や、世界のファッションピープルの注目を集めるK-ファッションのランウェイ、インディーズやヒップホップなど様々なジャンルの音楽を披露するミュージックフェスティバルなどなど。都市全体が巨大なフェスティバルの場に変身する。 ソウル市は、9月30日(金)から11月2日(水)まで34日間、ソウル全域にわたり「ソウルビューティーマンス(Seoul Beauty Month)」を開催すると発表した。 「ソウルビューティーマンス」は、「ビューティー」の概念を化粧品や美容など単純なセクターから離れ世界的にも好感度の高い分野と流合し、「ビューティーと言ったら自然と浮かぶ都市、ソウル」をブランド化するために行われる新しい試みだ。ソウル市は「ビューティー」をソウルの様々な感性資産や観光コンテンツと結び付け、ソウルを代表するフェスティバルに発展させたいと意気込んでいる。 そのため、今年初めて催される「ソウルビューティーウィーク(ビューティー分野)」はもちろん、「ソウルファッションウィーク(ファッション分野)」や「ソウルミュージックフェスティバル(音楽分野)」など、ソウルを代表する10余りの行事を10月の1か月間連続で開催する。これらフェスティバルを機にソウルの魅力溢れる名所やグルメ、宿泊などソウル観光とも連携し、ソウルを潤す経済活性化を実現していく考えだ。 「ソウルビューティーマンス」では、①産業(Industry & Trend)、②旅行・観光(Travel & Life)、③文化(Culture & Play)の3分野で10の行事が行われる予定だ。 〈「ソウルビューティーウィーク」初開催、他のフェスティバルも相次いで開催し、シナジー効果を狙う〉  第一に、「産業」分野では、ビューティー、ファッション、デザインのような感性産業とコラボし、ビューティー産業の範囲を拡大する。第1週目の「ソウルビューティーウィーク」を皮切りに、第2週目には「ソウルファッションウィーク」、第3~4週目には「ソウルデザイン2022」と「2022 ジュエリーウィーク」を連続で開催し、相乗効果を生み出す。 〈ソウルでしか経験できない癒し・味・趣を提案…グルメや宿泊と連携し、観光・商圏に活力を吹き込む〉  第二に、「旅行・観光」分野では、ソウルの癒し・味・趣をテーマにした「ビューティートラベルウィーク」と「テイスト・オブ・ソウル」を開き、ソウルのヘルシーなライフスタイルを体験できるとともに内面の美しさを求める癒しの時間を提供する。ソウルの主な商圏の参加により、市民や観光客、商人皆が一緒に交わるフェスティバルにしていく計画だ。 〈ノドゥル島のミュージックフェスティバル、DDPソウルライトなどを同時に開催し、都市の魅力も↑〉 第三に、「文化」分野では、「ソウルミュージックフェスティバル」、「ソウルライト」など代表的な文化行事を同時に開催し、韓流文化とビューティーのシナジー効果を最大化する。BTSやイカゲームといったK-カルチャーに対する高い関心を土台に、ソウルのビューティー産業を世界に発信し、都市の魅力も一層高めていく。 ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は、「ビューティー、ファッション、デザイン、音楽などをソウルでしか感じられない文化や感性資産と結び付けることで、今年初めて開催される『ソウルビューティーマンス』をソウルの至る所から都市の奥深い魅力を経験できる、ソウルを代表するフェスティバルにしていきたい」としながら、「様々な企業や技術を公開できる産業発展の機会としても活用し、グローバルなビューティートレンドをソウルで確認できるビューティー産業の生態系を構築していきたい」と述べた。
SMG 559

ソウル市、海外観光客3千万時代の幕上げ…ソウル観光の活性化に向けた青写真を発表

① 漢江・ハイク・夜景・都心空間など観光資源から新規コンテンツを開発、ビューティーやグルメなどライフスタイルの体験観光にも注力 ② MICEにおいてはメタバースなど非接続・非対面環境を造成、米CESのようにソウルの代表行事を発掘 ③ 主な観光客層のMZ世代、個人旅行客、海外観光客の利便性を考慮したプラットフォームを開発するなど観光環境の革新を図る ④ 「ソウル型観光指標」を用いた品質管理、観光競争力の増進、地域共存に向けた首都圏の連帯協力の強化など 長かったコロナ禍による観光暗黒期もようやく終息の兆しが見えてきている今、海外観光客の誘致に向かった世界主要都市の競争も激しくなっている。この中、ソウル市が海外観光客3千万時代を切り開くという目標を掲げ、「ソウル観光活性化計画(2022~2026)」を発表した。 ひとまず、漢江、山岳、青瓦台、光化門広場のような都心の中の空間はもちろん、ビューティーやグルメ、ファッションなどライフスタイル分野へと、これまでショッピングが主流だったソウル観光コンテンツを多様化させ、ソウルの魅力を世界に発信する考えだ。 漢江花火フェスティバルは、「ソウルフェスタ」などソウルのメインフェスティバルと連携し、ソウルの春秋を代表するお祭りに発展させる。数千台のドローンがソウルの夜を飾る「ドローンライトショー」も開催する。「24時間眠らない都市」ソウルの魅力が十分伝わるよう熱気球に乗りソウルの夜景を見渡せる特別なイベントを推進するほか、漢江ナイトトレッキング大会、ナイトハイク(夜間登山)、ナイトグルメなど様々な夜景関連イベントも試みる。 また、世界最高の都市を目指し、高付加価値産業であるMICE分野への投資や支援も強化する。コロナ禍の経験を活かし、イベントや会議の非対面・非接続の開催またはオンライン・オフラインの同時開催のように、変化するトレンドに業界がいち早く対応できるよう、メタバースプラットフォームなど最先端デジタル環境を造成する。ビューティーやK-cultureなどソウルの強みを絞り込み、米ラスベガスのCESのようにソウルを代表する行事を発掘し、それをバックアップできる企業や人材育成、官民協力体系も強化する。 韓国を訪れる海外観光客の63.9%を占める「MZ世代」に馴染み深いデジタル環境を観光分野にも拡大・適用する。技術スタートアップとの協業を通じて、外国人観光客が不便を感じる予約、決済、移動手段の使用など旅行の利便性を高めるプラットフォームを開発するなど、デジタル技術を活用し外国人観光客が気兼ねなく旅行を楽しめる環境づくりに取り組む。 最後に、旅行業界-観光客-地域住民、このみんなが共に生きる「公正観光」へのシフトも準備する。単なる観光客数ではなく、滞留日数や支出額、満足度など様々な基準を通じてソウル観光の質的水準を管理する「ソウル型観光指標」を開発し、ダンピング競争による質の低い観光商品が乱立することを防ぐべく、常時取り締まりを強化する。また、オーバーツーリズムから地域住民を守る一方で、地域共存に向けた首都圏連帯協力にも力を入れる。 ソウル市はこのような内容を骨子とする「ソウル観光活性化計画」を推進することで、世界の人たちが訪問したい都市ソウルをつくり、この取り組みを土台にグローバル都市TOP5入りを果たしたいと明らかにした。 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「不測のコロナ禍により大きな打撃を受けたソウル観光生態系は長い間苦境に置かれてきた。しかし、ここ数年オンライン媒体で見せてくれた韓流コンテンツの躍進は、韓国やソウルの魅力が世界に発信され、ソウルへの世界的関心が高まるきっかけとなった」としながら「このような関心や注目をフル活用し、ソウル観光界の回復やソウルの世界都市TOP5入りを図れるよう、民選8期ソウル観光活性化計画に本腰を入れたい」と述べた。
SMG 457

鐘路一帯でソウル市がキュレーションした休息・味・趣を体験「ソウルビューティートラベルウィーク」9月10日~10月5日に開催

10月「ソウルビューティーマンス」の一環として鐘路区一帯と北村の韓屋で初開催 韓屋ステイ、韓方カフェ、仁王山トレッキングなどソウルならではのビューティー&ライフスタイルを体験 統括ディレクターにデザイナーのヤン・テオ氏、休息・味・趣の3つのコンセプトで30余りのメーカーや店舗を選定 未公開の韓屋がメインのイベント会場「ソウルビューティーハウス」に、6日から事前予約開始 ソウル市は、ソウルを訪れる国内外の観光客向けに、ソウルならではのビューティー&ライフスタイルを体験できる「ソウルビューティートラベルウィーク」を9月30日(金)~10月5日(水)、北村(プクチョン)の韓(ハ)屋(ノク)をはじめ鐘(ジョ)路(ンノ)一帯で開催する。 縁側に座り松の木の庭園を眺めながら癒しの時間を過ごせる韓屋ステイをはじめ、韓方茶と伝統の茶菓子をいただきながら、韓方の薬剤を入れた足湯で心と体の疲れをほぐすカフェや、人文学の講義を聞きながら行う仁王山トレッキングまで。ソウル市がキュレーションした鐘路一帯の30余りのメーカーや店舗を体験できる体験型フェスティバルで、今年初めて開催される。 本フェスティバルは10月1カ月にわたりソウル全域で催される「ソウルビューティーマンス」の一環として開催される。韓流の世界的な人気で、音楽や映画はもちろん、美容やグルメなどソウルのライフスタイルへの関心が高まる中、ソウルが追求するライフスタイル体験を通じて「ビューティー」の意味を新たに定義してみようという趣旨で企画された。 化粧品や美容などの断片的な概念を超え、良質な睡眠、良質な食事、豊かな経験を通じて心と体の美を育むあらゆる活動や体験を指す概念として「ビューティー」を定義する。 ソウル市は、国内外の観光客の興味と関心を引くべく、ソウル市広報大使であり世界3大アート専門出版社ファイドン社が選ぶデザイナー100組に選出されたヤン・テオ氏を統括ディレクターに迎えフェスティバルを企画した。 ヤン氏は「ソウルが提案する美の真の物語を見つける旅」というテーマを掲げ、休息、味、趣の3つのコンセプト体験をキュレーションした。 期間中、スマートフォンアプリ「BOOLOCALLY」を利用して30余りの店舗やメーカーのうち5カ所以上訪問してチェックしたり、事前予約プログラムに参加したりすると、コラボメーカーの製品で構成された「ソウルビューティートラベルキット」をもらえる。また、期間中は特別メニューなど各メーカーによるイベントやプロモーションも行われる。 「ソウルビューティートラベルウィーク」期間中、様々な体験クラスや特別写真展などが行われるメイン会場が「ソウルビューティーハウス」だ。北村にある韓屋「撝謙斉(フィギョムジェ)」がその会場となる。「撝謙斉」はソウル市の民俗文化財に指定されており、これまでプライベートなイベント以外では公開されてこなかったが、今回「ソウルビューティートラベルウィーク」で初めて一般公開される。 「ソウルビューティーハウス(撝謙斉)」は完全予約制で訪問でき、6日(火)14時からフェスティバル専用サイト(www.seoulbeautytravel.com)または「BOOLOCALLY」アプリから予約できる。 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「世界的な韓流人気によりソウルへの関心が高まる中、ソウルビューティートラベルウィークが国内外の観光客にとって、ソウルが追求する新たな美の価値と意味を体験する機会となることを願う」としながら、「今回限り、一時的なイベントとして終わるのではなく、フェスティバル終了後にも地域のメーカーとともに観光コンテンツとサービスを持続的に開発し、ソウルが世界を代表するビューティー都市として成長できるよう取り組んでいきたい」と語った。
SMG 263

日本・台湾・マカオ対象にビザなし入国措置を延長 10月まで

訪韓観光客2・3位の日本・台湾などを対象に10月までビザなし入国措置を延長 ソウル市、ソウルならではの魅力が感じられる多彩なイベントを展開してソウル観光を活性化する狙い 8月の1か月間再開された日本・台湾・マカオを対象とするビザなし入国措置が10月まで延長することが決まった。ソウル市は、8月30日(火)、文化体育観光部、法務部、外交部、疾病管理庁が参加した「第102次 海外流入状況評価 関係部署会議」の結果をもとに、3か国・地域に対するビザなし入国措置が10月までに延長されることを明らかにした。 市は、「ソウルフェスタ2022」の開催(8月10日~14日)を機に、より多くの外国人観光客を招くために、8月限定で日本・台湾・マカオを対象にビザなし入国措置を行った。 今回の延長に加え、来月の3日(土)から入国前PCR検査を中止するなど、感染防止対策を緩和することになり、海外旅行を控えている日本・台湾・マカオの観光客が韓国、ソウル旅行を決め、よりグレードアップしたソウルの魅力を満喫できる機会になると期待している。 ただし、観光が21年9月からビザなし入国が可能な国と地域を対象に行っている電子旅行許可制度(K-ETA)により、ビザなし入国が延長になっても、出発する72時間前にK-ETAホームページ、またはモバイルアプリケーションにてK-ETAを申し込み、許可を得てこそ入国できる。 *個別、または団体で申し込み可能。 団体の場合は、代表者が1回に30人まで申し込み可能。(ホームページ:www.k-eta.go.kr / モバイルアプリケーション:K-ETA)brand ソウル市の観光体育局のチェ・ギョンジュ局長は、「日本など、主な地域を対象にビザなし入国が延長されることになり、少しずつ韓国のインバウンド業界が回復する力をつけるようになった」としながら、「10月までではあるものの、ソウルを訪れる外国人観光客が、これまで知らなかったソウルの魅力を経験できることを願っている。次第に活性化しつつあるソウル観光が、本格的に盛り上がって地域経済も回復できるように、政策面で最善を尽くして取り組みたい」と語った。
SMG 244

<2022漢江ボーっとする大会>受付開始3日目で3千8百人が応募し、受付早期終了

<2022漢江ボーっとする大会>が爆発的な関心を集め、受け付け開始3日目の午前9時基準3千8百人が応募 出場選手を50チーム選抜するため、高い競争率を考慮し8月24日(水)12時をもって受付早期終了 * 審査基準は、△広い年齢層 △職業 △インパクトのある応募理由など * 審査結果は、漢江事業本部ホームページにて公開。当選者個別連絡 9月4日(日)当日、欠員が出た場合、現場での応募者から抽選で追加選抜 ソウル市の漢江事業本部は、9月4日(日)漢江の潜水橋(チャムスギョ)で開催される<2022漢江ボーっとする大会>の応募受付を8月24日(水)12時をもって早期終了することにした。 参加受付は8月22日(月)9時から開始された。大会への爆発的な関心を受け、3日目の8月24日(水)9時時点で応募者がすでに3千8百人に上った。出場選手は50チームに絞られるため、高い競争率を考慮してやむを得ず早期終了となった。 ソウル市のソン・ヨンミん漢江事業本部総務部長は、「漢江ボーっとする大会にご興味をお寄せいただき、大変うれしく思っている」としながら、「当選されなかった方々も、イベント当日に現場で大会をご覧になっていただきたい」と語った。
SMG 195

ソウル市、3年ぶりに「漢江月光夜マルシェ」再開

8/26(金)~10/29(土)、金/土17~22時「漢江月光夜マルシェ」を運営(計10回) キッチンカーやハンドメイド品など約100ブースが参加。ソウルの夜景も楽しめる夜マルシェコンセプト コロナ禍で厳しい状況にあったキッチンカーを対象に販売ルート提供、事前コンサルティング支援 エシカル消費を意識するMZ世代(1980~2000年生まれ)を狙った品揃えも豊富 年に300万人以上の市民・観光客が訪れた夜の名所の代表例である「漢江夜マルシェ」が3年ぶり再開される。ソウル市は、26日(金)から10月末まで毎週の金~土曜日に盤浦漢江公園で「漢江月光夜マルシェ」を運営すると発表した。 漢江の夜マルシェは、ソウルを代表する夜祭りであり、「市民が選んだ10大ニュース」にピックアップされるほど人気の高いイベントだったものの、コロナ禍でここ3年間開かれなかった。 <8.26.(金)~10.29.(土) 金/土17~22時「漢江月光夜マルシェ」運営、計10回> 3年ぶりに再会される「漢江月光夜マルシェ」は、8月26日(金)~10月29日(土)の間、秋夕連休(9.9.~10.)と雨の日を除き、毎週金~土曜日の午後5時~10時に開かれる。 今回の夜マルシェのコンセプトは、漢江と盤浦大橋の月光レインボー噴水など、美しいソウルの夜景が楽しめる空間での癒しだ。市民が漢江の夜マルシェで夏の夜をのんびり過ごせるように工夫する。 また、コロナ禍で祭り・イベントなどが中止となり、厳しい状況に置かれている小規模な若手起業家の多い「キッチンカー」を支援するとともに、低迷しているよる時間帯の経済活性化にも力を入れる計画だ。 なお、ビーガン(vegan)、リサイクルなど、エシカル消費を意識するMZ世代(1980~2000年生まれ)うけする商品やサービスを揃え、商品政策側やアーティストはターゲット層と身近に接する機会になると付け加えた。 今年の「漢江月光夜マルシェ」には、40台余りのキッチンカー・60余りのハンドメイド品販売ブースが参加し、賑やかなマルシェになると見込まれる。 <キッチンカー・ハンドメイド品販売など約100ブースが参加 夜景も楽しめる夜マルシェコンセプト> まず、キッチンカーでは夜マルシェで評判の良いメニューであるステーキ、チュロスなど様々な料理やデザート、ドリンクなどを用意する。キッチンカーで提供するすべての容器やレジ袋は、環境にやさしい生分解性プラスチックを使ったものである。また、繰り返し使えるフードコンテナを持参するお客には割引するといったESG活動にも取り組む。 ハンドメイド品を販売するブースでは、アーティストが直接作った世の中に一つしかないアクセサリー、ペット用品、飾り物など特別な商品がそろう予定だ。 市は、「夜マルシェに参加するキッチンカーや販売ブースは、運営に関するコンサルティングをはじめ様々な支援を受けられる。それによって夜マルシェが単なる商売の場を超え、起業インキュベーターの役割も果たしていると評価されている」と語った。 夜マルシェの近くの川辺では、路上ライブなど、多彩な路上公演も用意されており、コロナ疲れした市民に癒しと思い出を与える。 市は、雨の日には臨時休業となりスケジュールが変わる可能性もあるため、訪れる前にホームページ(www.hangangmoonlightmarket.org)またはインスタグラム(hangangmoonlightmarket)のお知らせを確認するよう呼びかけた。 一方、市は、対面型の夜マルシェを開けなかったここ3年間、キッチンカーがソウル市所在の臨時選別検査所(56か所)と救護機関(45か所)をはじめ、医療従事者、軍人約1万6千人余りに直接訪問し、食事を提供する「移動マルシェ」を運営した。 ソウル市のハン・ミョンヒ労働・公正共生政策官は、「新型コロナの影響が長引き、市民はもちろん、キッチンカーなど小規模な事業主が厳しい時期を過ごした」としながら、「美しい夏の夜が楽しめる夜マルシェを通じて、市民には慣れ親しんだ日常を、小規模事業者には販売ルートを提供することで、ソウルを代表する夜祭りの名声を取り戻したい」と述べた。
SMG 320

ソウル市、今年の秋の毎週日曜日に「潜水橋フェスティバル」開催

8/28~10/30、毎週日曜日12~21時「2022 潜水橋フェスティバル」を開催 車のない潜水橋を散歩しながら、様々な文化体験や休息を楽しむ このフェスティバルを通じて歩行橋に対する市民の反応を把握し、交通状況を考慮したうえで潜水橋の完全歩行化を検討する計画 今年の秋、毎週日曜日になると、漢江を一番近くで見られる「潜水橋(チャムスキョ)」が歩行橋に変身する。車両を通行止めにした潜水橋では、路上ライブ、フリーマーケット、野外シネマなどが行われる。夏の終わりから秋真っ盛りまで、季節の趣漂う潜水橋の上を散歩しながら、様々な文化体験をしたり、癒しの時間を過ごすことができる。 ソウル市は、8月28日(日)から10月30日(日)までの毎週日曜日に「2022 潜水橋フェスティバル~車のない潜水橋を歩こう~」を開催すると発表した。(12:00~21:00・秋夕休み除く) このフェスティバルは、市民が潜水橋を100%利用する第1歩と言える。安全に橋を直接渡る体験の機会を市民に提供すると同時に、文化や休息が共存するソウルの新たな観光資源としての漢江の可能性を模索することができるためだ。 また、ソウル観光が本格的に再開される時期に合わせ、セビッソム、月光虹(ウォルグァンムジゲ)噴水など漢江の代表的な観光名所が集まった盤浦(バンポ)漢江公園にもうひとつの名所を加えることで、ソウルを訪れる外国人観光客の足を引き寄せられると思われる。 「2022 潜水橋フェスティバル」は、車が走らない潜水橋を安全に歩きながら、▲フリーマーケット、▲路上ライブ、▲フードトラック、▲野外シネマ、▲フォトゾーンなど様々なイベントプログラムを楽しめる。 ソウル市は、フェスティバル期間中、潜水橋の交通規制によって生じる不便さを最小限に留めるために交通対策も打ち出している。潜水橋南端の回転交差路は通常通り運営される。オリンピック大路やセビッソムにつながる経路は維持する一方、潜水橋を通る路線バス(405番、740番)は盤浦大橋を臨時迂回する予定。 ソウル市は、新型コロナの拡大状況に応じてプログラムの縮小や時間変更などフェスティバルを柔軟に運営する考えだ。また、フェスティバルに参加する市民には、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など防疫規則の順守について積極的に案内する予定だ。 市は、今回のフェスティバルを通じて歩行橋に対する市民の反応を把握し、交通対策を綿密に見直した後、長期的に「潜水橋」を歩行者専用橋として活用する方法を検討する。 ソウル市のユン・ジョンジャン漢江事業本部長は「このフェスティバルを通じて、市民の安全を守る象徴的な空間であり歩行者や自転車利用者が最も多く訪れるこの潜水橋が、市民によって完全に享受される場になれば」としがら「8月末から毎週日曜日に美しい風景と共に始まるこのフェスティバルに、誰もが参加しソウルの魅力を満喫していただきたい」と述べた。
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オ市長「グレートサンセット漢江プロジェクト」で3千万観光時代を開く

オ・セフンソウル市長がWCS(世界都市サミット)に参加するために訪問したシンガポールで、ソウル観光の新たな分岐点になる「グレートサンセット漢江プロジェクト」について発表した。プロジェクトのキーワードは、「美しい夕焼けで再発見する漢江」。 オ市長は8月1日午後(現地時間)、シンガポールの代表的なサンセットスポットである「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」を訪れ、夕方になるとオレンジ色に染まる漢江の至る所にビュースポットを設け、海外観光客3千万人時代を本格的に切り開いていくと明らかにした。 このプロジェクトの中核は、上岩(サンアム)から汝矣島(ヨイド)、龍山(ヨンサン)、ノドゥルソム、盤浦(バンポ)、トゥクソム、蚕室(チャムシル)まで、漢江を中心に南と北をジグザグでつなぐ「サンセット漢江ライン」に、世界が注目するようなサンセット名所を造成すること。世界最大級の大観覧車から水上芸術舞台、文化を楽しめる歩行橋など、漢江と夕日が織りなす様々な絶景スポットを構築し、市民や観光客の視線を引き付けるという構想になっている。 本プロジェクトは、最短4年から最長10年以上を見込んでいる中長期プランで、▲サンセット拠点の名所化、▲サンセット名所の発掘・造成、▲水辺の更なる活用という3大戦略を軸に進められる。 まず、毎日音楽と芸術を楽しめる「グローバル芸術島」を目指してリニューアルを準備しているノドゥルソムには、島のどこから見ても造形美や芸術性が感じられるルーフ付き「サンセットランドマーク」をつくる。サンタ・カテリーナ・メルカート(スペイン、バルセロナ)やメトロポール・パラソル(スペイン、セビリア)、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリー(シンガポール)のように、夕焼けを360°で眺望できる造形物をつくることがソウル市の計画だ。 この計画は、ノドゥルソムの「グローバル芸術島マスタープラン」の策定と連携して推進する一方、創造的なデザイン設計のために国内外の懸賞公募の開始も検討している。 また、オレンジ色に染まる漢江の魅力を一目で見渡せるよう、世界最大の大観覧車「ソウルアイ(仮)」も設置する。高さ165mで最大780人まで乗れる「世界一高い大観覧車」の「シンガポールフライヤー」を超える規模を計画している。 現在、上岩洞一帯やトゥクソムのレミコン工場敷地(ソウル森近く)など、多数の候補地を検討しているが、交通の利便性、接近性、江南と江北の均衡発展など多様な要素を考慮したうえで最適な立地を選定する方針だ。 そして夕日がオペラ舞台の背景になり、川水がミュージカルの小物になるなど観客に特別な文化経験を提供する「ソウル型水上芸術舞台」も造成する。水上の舞台や水辺の客席で有名なシンガポールの「フロートアットマリーナベイ」のような公演会場をベースにして、K-popコンサートからミュージカル、オペラ、スポーツイベントまで様々なタイプの公演が行われるよう、最小3千から最大3万席までを自由に設置できる会場を検討している。 また、「湖上のオペラ」で注目を集め世界的なフェスティバルとして愛されているオーストリアの「ブレゲンツ音楽祭」のように、水上芸術舞台で行われる公演をソウルフェスタのハイライトにすることでソウルフェスタを全世界が楽しむ特別なフェスティバルにしていく構想も提示した。 ソウル型水上芸術舞台が多数の観客を収容する空間なだけに、交通の利便性や接近性を最優先に考慮し、盤浦や汝矣島漢江地区などを候補地としてリストアップするなど、構築の構想を具体化している。 そのほかにも、いつも車でいっぱいになる潜水橋は、文化や食べ物を楽しめる風変わりな夕日名所に生まれ変わる。8月28日から10月30日まで毎週日曜日になると潜水橋は「車のない橋」に変わり、路上ライブやフードトラックがある「2022車のない潜水橋で歩くフェスティバル」が開催される。潜水橋については適応期を経て段階的に歩行橋への転換を推進していく予定だ。 漢江の至る所で楽しめるサンセット名所が拡大するよう、民間にインセンティブも提供する。漢江沿いにある民間の建築が、誰もが利用できるオープンなサンセットスペースを提供したり、漢江につながる別の区間を設けたりすると、容積率などインセンティブを付与し、できるだけ眺望スペースを確保する考えだ。 特に、この「グレートサンセット漢江プロジェクト」には、民選8期のソウル市が提示する中核政策、「弱者との付き添い」の基調も反映されている。漢江の夕日という無形の資産が特定の世代や団体によって占有されないよう、高齢者や障がい者のような弱者も不便なく利用できるユニバーサルデザインの適用を原則にして推進する。 オ市長は「漢江で日が暮れはじめたらソウルの魅力はより際立つ。漢江の隠れた魅力である「サンセット」を3千万ソウル観光時代の戦力ポイントに据え、ソウルを訪れる観光客に胸がいっぱいになるような感動を与える一方、ソウルの経済も活気づけていきたい」としながら「特に、上岩から蚕室まで続く『サンセット漢江ライン』が海外の観光客のマストゴースポットになれるよう、魅力あふれるサンセット拠点を構築していきたい」と述べた。 【添付】参考写真 サンタ・カテリーナ・メルカート(出所:arquitecturaviva.com) ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(出所:公式ホームページ) メトロポール・パラソル1(出所:arquitecturaviva.com) メトロポール・パラソル2(出所:arquitecturaviva.com) シンガポールフライヤー(出所:visitsingapore.com) フロートアットマリーナベイ(出所:stadiumdb.com) ブリゲンツ音楽祭(出所:newsfounded.com)
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