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ソウルならではの魅力を放つ「ソウルフェスタ2023」開幕セレモニーのチケット1次販売

「ソウルフェスタ2023」、K-Popスターのコンサートで蚕室主競技場にて盛大に開幕(4.30.) ENHYPEN、THE BOYZ、OH MY GIRL、ATEEZ、STAYC、Youngji Leeなど豪華な1次ラインナップを公開 4.30.(日)~5.7.(日) の8日間、ソウル全域でK-POP·K-スタイル·夜景・グルメフェスティバルも開催 8日間のグローバル観光フェスティバル「ソウルフェスタ2023(SEOUL FESTA 2023)」が、30日(日)に蚕室主競技場にて行われる盛大な開幕セレモニーを皮切りに、幕を開ける。ソウル観光再開のシグナルになる模様だ。 ソウル市は、「ソウルフェスタ2023」開幕セレモニーの1次ラインナップを公開。7日の正午(昼12時)からウィメプ(We Make Price)にてチケット販売を開始すると発表した。 4月30日19時30分から蚕室主競技場で開かれる「ソウルフェスタ2023」の開幕セレモニーには、 、THE BOYZ、BE’O、STAYC、iKON、ATEEZ、ENHYPEN、YoungJi Lee、OH MY GIRL、P1Harmony、Kep1erなど、数多くのK-Pop スターが出演。蚕室主競技場を埋め尽くす4万余りの観客を魅了するパフォーマンスを披露する。MCはTHE BOYZのメインダンサーであるジュヨンと、最近NETFLIX配信のドラマ「The Glory」で話題になったシン・イェウンが務め、世界中の韓流ファンを迎える。 昨年8月に開催された「ソウルフェスタ2022」開幕セレモニーのチケットは、販売開始直後に最大5万2千人が販売サイトにアクセスし、わずか5分で売り切れになった。それを踏まえると、今年のチケット競争も激しくなる見通しだ。 開幕セレモニーチケットは、公式インスタグラム(https://www.instagram.com/seoulfesta_official/)で行うイベントを通じても提供される予定だ。2次販売は4月21日(金)に開始。 4月30日の開幕セレモニーを皮切りに、5月7日までの8日間、光化門広場を中心に漢江、明洞などソウル全域で開かれる「ソウルフェスタ2023」は、「Feel the Real Seoul」というスローガンを掲げている。暖かい春の日差しの下でソウルならではの魅力を五感で楽しむ体験型フェスティバルであり、国内外の環境客を魅了する予定だ。 < ソウルフェスタ2023 主要イベント > ソウルフェスタ2023 主要イベント イベント 日 程 場 所 ソウルフェスタ2023開幕セレモニー 4.30.(日)19:30~21:30 蚕室主競技場 ソウル カルチャースクエア 4.30.(日)~5.7.(日)12:00~20:00 光化門広場 ソウル ブリッジマッケット(マッ:味を意味する韓国語) 5.6.(土)11:00~20:00 潜水橋南側 漢江 ドローンライトショー 4.29.(土), 5.1.(月),5.5.(金), 5.6.(土)20:00~20:10 トゥクソム漢江公園...   Read more
SMG 234

オ・セフン市長、漢江における植樹活動を3倍にし、生態系保護みんなで享受するグレート漢江

ソウル市、樹木・カワウソ・鳥類・魚類などが生息する生態系を保護し、より魅力的な漢江に 漢江ルネッサンス(2007)の成果を生かして保全・利用が調和する漢江公園づくり エコパークの再整備、自然型護岸の完成、自然に優しい空間の拡大などサステナブルな生態環境づくりに注力 ソウル市は、漢江の豊かな自然の保護・自然と人間が共生する環境づくりに向けて、漢江の自然を回復させるための方向性や内容を具体的に示し、サステナブルな生態環境を整備していくことを明かした。 これは3月9日にオ・セフン市長がまとめたグレート漢江プロジェクトの4つの戦略のうち、1つ目の中核戦略。「自然と共生する漢江」を本格化する戦略であり、ソウルの肺として機能する漢江の、自然のポテンシャルを高める狙いだ。 07年に漢江ルネッサンス事業を積極的に推進した際にも、漢江の自然再生はそれなりの成果を見せた。エコパークの拡大、自然型護岸づくりなどの自然再生事業を行った結果、漢江と支川でカワウソやジムグリガエルなどの絶滅危惧種が相次いで発見されるなど、生態系は順調に回復してきた。 市は、ソウルが世界都市競争力5位の都市になるための目玉戦略である「グレート漢江プロジェクト」をうまく推進させるには、自然との共生が必須になるため、漢江の自然再生事業に本腰を入れる。 調和のとれた自然の保全・利用「漢江エコパークの再整備」 まず、作られてから平均18年が過ぎた漢江エコパークを「保全に向けた利用・利用のための保全」という方向性の下で再整備する。そのために「漢江エコパーク再整備基本計画」を外部の専門家に委託し、25年までに再整備を終える計画だ。 漢江エコパークでカギとなるのは、市民の利用が多い一般的な漢江公園とは異なり、生態系が自ら変化・発展し生物多様性を維持できるようにすることだ。そのため、市はそれぞれのエコパークの環境を総合的に調査・分析した後、市民の利用と生態系の保全を同時に考慮した整備目標を設定。市民と自然が互いに向き合える特化公園にしていく考えだ。 市は、今年の10月までに「漢江エコパーク再整備基本計画」を策定し、25年までに健康な漢江エコパークを完成させ、市民と自然がポジティブなエネルギーを送り合う好循環を生み出していく方針だ。 コンクリートを取り除き、土・砂利に入れ替え…「自然型護岸づくり完了」 2つ目の戦略として、川による浸食を防ぐために、コンクリートなどの人工素材で作られた護岸を土・砂利・石など自然の素材に変える「自然型護岸づくり事業」を25年までに終える。 自然型護岸づくりは単純に護岸の形を変えるだけでなく、生物の生息地を復元する役割を果たす重要な事業である。 その結果、河川の生態系が生まれ変わることで漢江の生息種と生物多様性が豊かになり、水辺の景色が美しくなり、水と人間、そして自然が共生する空間ができる。 371万本の木が呼吸する漢江公園「漢江森づくり」 3つ目の戦略は、植樹により快適かつ健康な漢江にする漢江森づくりである。これは、漢江の護岸・水際に森を作り、自然の回復・PM2.5の解消・気候危機への対応など、都市環境の改善に一助するために推進する事業である。 漢江の自然回復には木が重要であるため、毎年漢江森づくりに取り組んでいる。23年3月時点、漢江公園には約350万本の木があり、05年と比べると約311%増加した規模である。 市は、回復した漢江の自然をより安定的に維持していくため、「グレート漢江プロジェクト」の計画に沿って25年までに約21万本の木を植え、計371万本の木が息づく緑豊かな漢江公園を作っていく計画だ。 その結果、漢江の動物・植物に生息地を提供、市民には快適な憩いの場を与える他、PM2.5・温室効果ガスなど都心の大気改善にも一役買っていくと期待される。 家族でピクニック?ぜひ自然豊かな漢江で!「自然型プール」にリノベーション 最後の4つ目は、漢江の老朽化したプールを今の技術・感覚で自然型プールへとリノベーションすることだ。24年に蚕室(チャムシル)のプールからスタートし、クァンナル、蚕院(チャムウォン)、望遠(マンウォン)にまで徐々に拡大していく。 自然型プールとは、森の公園、エコプールなどの利用施設を1年中活用することで、漢江の自然が回復できるようにするエコフレンドリーな空間のことだ。 90年代に作られ30年が過ぎた蚕室漢江公園のプールが自然型プール第1号になる予定であり、今年11月に完成される。 漢江の美しい景色を眺めながら散歩・水遊びを楽しめるだけでなく、フリーマーケット・ヨガなど多彩なプログラムを1年中提供し、楽しいピクニック空間になると期待できる。 ソウル市のジュ・ヨンテ漢江事業本部長は、「我々の大切な漢江の自然を回復させ、人と自然が共生できる環境づくりに最善を尽くしたい」とし、「保全に向けた利用・利用のための保全が好循環をなして、さらに魅力的な漢江になるよう応援していただきたい」と述べた。
SMG 206

2023年、さらに進化したソウルヤングテク!…相談回数増加、金融コミュニティ拡大

若年層の提案を反映し、相談回数2回→3回(基本2回+モニタリング1回) オン・オフラインの金融コミュニティを新設…参加者間での情報共有の場・コミュニティ新設 専門家による講演を月1回開催、レベル・テーマ別に細分化した金融教育を毎週提供 人工知能(AI)セルフ診断サービスの提供システム、2024年完成に向け準備中 1:1財務相談を希望する19~39歳のソウル在住の若年層を対象に、ホームページにて募集 ソウル市が、4月3日(月)午前9時から2023年ソウルヤングテク財務相談への参加者1万人を募集する。資産形成のための個人型財務相談を希望する者のうち、ソウル在住の19~39歳であれば、誰でも青年モンタン情報通にて申し込みできる。 ソウルヤングテクは、若年層が体系的に資産を形成していく力を育てられるよう、若年層に特化して財務相談と金融教育を提供するという、ソウル市ならではの事業だ。今年、事業開始から3年目を迎え、4つの施策を設けてさらにレベルアップを図る。 1つ目は、昨年相談を受けた参加者からの提案を受けて、専門財務設計者1)の1:1個人型財務相談の回数を2回から3回に増やしたことだ。基本的な相談を2回行った後、財務的ルーティンを守る努力をしているのか点検し、実践を促すためのモニタリング相談が1回分追加された。 すでに相談を受けている21~22年の参加者は、従来の相談内容をもとに資産形成が体系的になされているのか確認できる年次相談を、年に2回受けられる。相談の後には、財務状況が改善されたかどうかを見える化した10ページのパーソナル結果報告書も提供する。 相談は、対面と非対面に分けて行われる。対面相談は、居住地や職場の周辺など、参加者が希望する場所を訪問する。非対面相談は、電話、ビデオ会議(ZOOM、Google Meet)、Emailなどから選択して受けられる。 2つ目は、ソウルヤングテク参加者のために、オン・オフラインにおける金融コミュニティを新設したことだ。コミュニティの活性化に向けて支出ゼロチャレンジ、貯金チャレンジなど、若年層の間で流行っている「チャレンジ」を生かしたイベントを開催。財務管理のノウハウや失敗談など、情報交換ができるようにし、参加者が自ら財務管理力を身につけられるようにする。また、専門家と話せる場などを設けることで、参加者間での繋がりをサポートする。 3つ目は、既存の金融教育プログラムをさらに細分化した「ソウルヤングテクアカデミー」の運営である。22年に多くの反響が寄せられたものの、不定期開催だった専門家による講演を月1回定期的に開催し、レベル(初・中・高級)、テーマ(若年層の住居・生活経済・投資・基礎支出管理)ごとにカテゴライズした金融教育を毎週提供する。履修すると修了証書も授与される。 4つ目は、24年からビッグデータ基盤の人工知能(AI)財務診断サービスを提供するため、「ソウルヤングテク財務情報システム(仮称)」の開発に着手したことだ。このシステムでは、個々人の消費スタイル、投資能力の測定などをセルフで診断できる。若年層が経済的に独立する力を育てられると期待される。 ソウル市のキム・チョルヒ未来青年企画団長は、「親の支援がなくても自ら資産を形成できる力を養えるように始めたソウルヤングテク事業が、今年3年目を迎えてさらにグレードアップした」としながら、「魚を与えるのではなく釣り方を教えようとするのが、ソウルヤングテク事業の趣旨である。参加者たちがこの事業を未来へ一歩踏み出すためのチャンスとして捉えてくれたら嬉しい」と述べた。
SMG 205

オ・セフン市長、京釜幹線道路の上部空間に公園づくり漢南から良才まで最大7㎞に上る「ソウルリニアパーク」を開発

ソウル市、京釜幹線道路の地下化を開始…上部空間活用に向け外部機関と協力、構想案を提示。 地下化により生まれる上部の空間を緑地・複合文化空間に…江南都心を中心に東西の地域を連結・空間再編の機会に 瑞草IC・良才ICなど大規模な利用可能土地を開発し、ソウルを象徴する未来ハブ空間に 市民・専門家の意見を収集・検討を重ねて活用構想案を年内にまとめ、計画を推進 ソウル市のオ・セフン市長が力を入れている京釜幹線道路の地下化・上部空間における公園開発事業が本格的に進められる。 ソウル市が、京釜幹線道路の地下化により生まれる上部空間の活用に向けて動き出した。1月、京釜幹線道路の地下化事業を円滑に推進するため、ソウル市‐国土交通部などが業務協約を締結し、事業推進ロードマップを具体化。市は上部空間の活用策をいち早く講じるべく、構想案の作成を開始した。 ソウル市内の良才~漢南(7㎞)区間は、京釜高速道路の地下化事業の中でも特に注目を集めている。市は、1970年の京釜幹線道路開通以降、50年間断絶されていた江南の東西地域を連結することで、都市空間の再編も可能になると見込んでいる。 今回の計画は、昨年実施した京釜幹線道路の機能高度化についての検討結果と連携したもの。道路上部空間の戦略的活用策など、地域一帯の統合的空間構想の策定に力を入れていく方針だ。 市は昨年、道路の地下化に関する専門家のディスカッション、道路機能の高度化の検討などを通じて、京釜幹線道路の地下化構想案をまとめた。また、今年は韓国地方行政研究院(LIMAC)の妥当性調査、ソウル市の投資審査などを実施し、26年に中心道路の地下化(良才~盤浦)事業に着工する計画だ。 今回、ソウル市は、①京釜幹線道路の地下化の後、上部の空間を緑地・一般道路化、環境にやさしい複合文化空間に再編 ②瑞草IC、良才ICなど大規模な利用可能土地を、アイデンティティと競争力のあるハブとして開発 ③ロッテ七星の敷地など、周辺の開発事業区域との連携策などを検討する。 今回の空間構想には、長さ7㎞の線形公園「(仮称)ソウルリニアパーク(Seoul Linear-Park)」の開発案も含まれる。70年代から開発が急ピッチで進められてきた結果、緑地が乏しい状態だった江南エリアに、新たな活力を与える寛ぎの場ができる予定だ。 高速道路の地下化に伴い生じた上部空間に公園を作った事例は、すでに海外で前向きに捉えられている。昨年10月、オ市長が訪問したマドリードの「リオ公園」などが地域断絶の解消、緑地・レジャー空間の創出、地上・地下の立体的な活用など、多岐にわたる効果を証明。都市競争力の向上に貢献していることが分かった。 なお、瑞草IC(8.3万㎡)、良才IC(7.3万㎡)などの大規模な利用可能地域の場合、ソウルの玄関口としてのアイデンティティを盛り込むとともに、革新的なデザイン、グローバル競争力を備えた未来ハブ空間としての開発策を提示する構えだ。 オ・セフン市長は、「都心で肺のような役割を果たす緑地は、市民の健康的で豊かな暮らしにおいて極めて大切だ」とし、「市民の意見やアイデアに耳を傾け積極的に検討した上で、世界的名所になれるように力を尽くす」と述べた。 添付 京釜幹線道路における上部空間活用構想案の対象地域
SMG 310

ソウル市、19~24歳の青年15万人に公共交通費給付…1年間最大10万ウォンまで

経済的自立はできていないものの、公共交通割引対象ではなくなった20代前半が対象 実際使った交通費の20%を公共交通機関で利用可能な交通マイレージとして還元 3月28日(火)~5月31日(水)の2カ月間「青年モンタン情報通」にて普段から使っていたカードで申し込み 大人になって初めて出会うソウルの青年向け政策、個人型青年政策の情報も提供 ソウル市は、3月28日から5月31日まで「2023年 青年公共交通費支援事業」の参加者を募集する。ソウルに住んでいる19~24歳の青年であれば、誰もが青年モンタン情報通(youth.seoul.go.kr)にて申し込みできる。 「青年公共交通費支援事業」は、大人になったばかりで経済的に自立できていないものの、青少年向け割引が受けられなくなった20代前半の青年に公共交通費の一部を交通マイレージに還元する政策だ。勉強・バイトなどで公共交通機関を頻繁に利用する青年が交通費の負担により様々なチャンスを諦めることがないよう、昨年から始めた政策である。 「青少年基本法」上の青少年の範囲は19~24歳であるにも関わらず、「青少年福祉支援法施行令」では公共交通機関の利用による交通費割引の範囲を9~18歳に定めており、大人になると公共交通費が市内バス料金基準720ウォンから1,200ウォンへと67%高くなる。 青年公共交通費支援事業は、青年が実際に使った交通費に比例してマイレージを還元する事業で、公共交通機関の利用回数が多い青年が恩恵を受けられる生活密着型の支援事業である。 施行初年度だった22年には計152,015人が申し込み、136,028人に一人当たり平均7万4千ウォンを給付した。これはソウル市内バスの基本料金基準、毎月5回、年60回利用可能な金額だ。 市は今年も市費150億ウォンを投じ、19~24歳の青年15万人を支援する予定だ。ソウル市の一つの青年政策としては支援対象が最も多く、また同時に、大人になって初めて出会う政策としてより多くの青年が幅広く体感できるよう、知名度を上げていく計画だ。 23年「青年公共交通費支援事業」の対象は、申請日を基準にソウルに住んでいる19~24歳の青年だ。ソウル市青年手当、ソウル市妊産婦交通費支援事業、雇用労働府の国民就職支援制度など、類似事業に参加している青年は対象外となる。 事業に申し込むために別途交通カードを作る必要はなく、使っているカードで申し込める。 (*協約締結カード会社:T-money、BCカード、Samsungカード、Shinhanカード、Wooriカード、Hanaカード、Hyundaiカード、KB国民カード) 最終的に選定された青年には、交通カードで実際に使った交通費の20%(年間最大10万ウォン限度)を上・下半期の年2回交通マイレージの形で還元する。申し込み方法、マイレージ支給方式などの詳しい内容は青年モンタン情報通の「よくある質問(FAQ)」で確認できる。また、「お問い合わせ(Q&A)」にて気になる点も直接問い合わせ可能だ。 なお、市は公共交通費だけでなく、青年個々人に必要な個人型の青年政策に関する情報も提供する。公共交通費の支援を申し込む際に「青年モンタン情報通」にて興味のある情報を設定しておくと、それをもとに市が推進している5つの分野(雇用、教育・文化、福祉・生活、参加・空間)における54の事業を適時にお知らせし、本人に必要な政策を知らなかったり、時期を逃してしまったりすることを未然に防ぐ狙いだ。 ソウル市のキム・チョルヒ未来青年企画団長は「社会に第一歩を踏み出したばかりの19~24歳の青年は、行ってみたいところ、やってみたいことが人生で最も多いダイナミックな世代だ。公共交通費支援事業が単純に交通費を支援するのではなく、青年たちの目と足になり、世の中で多彩な経験ができる機会を与える、意義深い政策になってほしい」と述べた。
SMG 233

ソウル市、結婚式場ラッシュで予約ができなかったカップルに市庁舎、公園など公共式場を開放

不妊夫婦への支援に続き、結婚式場の予約ができないカップルの目線に合わせた対策 4月から北ソウル夢の森など、19か所を新たに開放…庁舎・公園などを開放し、カップルの結婚を後押し 複雑な結婚式の準備で苦労するカップル向けの1:1相談やプランニングも支援 3月29日から申し込み…ファミリーソウルホームケアにて場所・日程確認可能 事前相談☎1899-2154 ソウル市は、最近新型コロナによって先送りされてきた結婚式の需要の急増を受け、ソウルあちこちの魅力的な公共施設を公共結婚式場として開放する「自分ウェディング」支援を始める。 結婚式やウェディング撮影ができるように、4月から北ソウル夢の森、ソウル市庁舎、漢江公園、韓屋(ハノク)など19か所の公共施設を新たに開放し、専門のブライダル会社を通じて企画から式までリーズナブルな値段で気楽に準備できるように手助けする。愛の実を結ぶ夫婦誕生の瞬間が幸せでときめく思い出になるよう、市が積極的にサポートするという趣旨だ。 20~30代人口数、韓国の結婚式場数 区分 2018年 2022年 増減 20~30代人口数 14,094千人 13,033千人 1,061千人 (7.5%) 減少 韓国の結婚式場数 951か所 750か所 201か所 (21.1%) 減少 市の調査によると、未婚の若年層が想定する結婚費用はトータルで「1,000万ウォン以上」が64.8%だった。ある結婚相談所の「2023結婚費用実態報告書」によると、結婚式にかかる費用(ウェディングホール+ウェディングパッケージ)は平均1,390万ウォンで、1年前の調査(1,278万ウォン)より112万ウォン上昇した。 市は、子供が欲しい「不妊夫婦」に対する支援策に続き、結婚はしたいものの結婚ラッシュによって予約ができなかったり、準備が複雑だったりする様々な問題で結婚をためらう「カップル」向けの支援を通じて、需要を把握して解決する、体感できる政策を講じる計画だ。 そのために市は、カップルの目線に合わせてこの政策を設けた。まず、式場として使われる公共施設は公園、韓屋、公共庁舎内のホールなど、市民コンペで公募した。 市の調査によると、ソウルの若年層10人のうち7人以上が公共施設で結婚式を挙げることについて「前向き」だと答えた。その理由は「値段の条件が透明で合理的だと思うから」が半分以上(55.3%)を占めた。公共式場のタイプとしては、公園(54.0%)が最も人気があることが分かった。 今回公共式場として新たに開放される19か所は、北ソウル夢の森、城北芸香斉(イェヒャンジェ)、汝矣島(ヨイド)水の光舞台などである。良才市民の森など今も運営している公共式場4か所を含めると計23か所で結婚式を挙げられる。 屋内(会議室、ホール)はソウル市庁舎の多目的ホール、ソウル市人材開発院(人材ホール)などの8か所、屋外は北ソウル夢の森、漢江公園の水の光舞台、ソウル子供大公園内にある森中の舞台などの15か所である。漢方振興センター、城北芸香斉、南山コル韓屋村では韓国の伝統的な結婚式を挙げられる。 結婚式の申し込みは29日(水)から常時で受け付け、式は4月から挙げられる。実際に可能な日程は各所によって異なる。カップル2人のうち1人がソウル市民(居住または生活圏域)であれば、誰もが申し込みできる。 貸館料金は一般の式場と比べてお手頃な金額にする。19か所のうちソウル市庁の市民庁、クァンナルのバラ園などの3か所は無料であり、ほかの所も2万~50万ウォンで利用できる。 特に、複雑な結婚式の手続きにより苦労しているカップルのために1:1相談やプランニングをフルパッケージとして支援。結婚式の準備にかかる手間を省きながらも品のある式を挙げられるようにサポートする。 スタジオ撮影・ドレス・メイクアップにはいくらかかるのか、結婚式を準備するスケジュールはどう組めばいいのか、自分が望む結婚式のコンセプトはどうやって実現できるのかなどをきめ細かく相談すれば、カップルが夢見てきた結婚式を準備してくれる。 カップルに相応しい雰囲気の漢江、韓屋、一味違う場所などソウルの観光名所と清渓川(チョンゲチョン)にある「プロポーズウォール」でウェディング撮影ができるように支援する。 ファミリーソウルのホームページ(https://familyseoul.or.kr)で予約可能な日程と空間などの情報を確認してから相談ダイヤル(☎1899-2154)を通じて事前相談を行った後、提携会社(4社)と詳しい相談を経て結婚式契約を結ぶ流れとなっている。 ソウル市のキム・ソンスン女性家族室長は「ソウル市は、結婚準備をしているカップルの負担を軽減するために公共施設を結婚式場として利用できるよう、開放することにした」とし、「激しい予約ラッシュにより悩んでいるカップルが合理的かつ個性的な結婚式を挙げられるようにサポートする。夫婦の始まりの瞬間を準備するカップルが興味をもって利用してくれたらうれしい」と語った。 添付 ソウル市の公共結婚式場のイメージ 北ソウル夢の森 (例) 漢方振興センター(例)
SMG 407

ソウル市、世界10位の金融都市に選定…未来成長可能性の高い都市1位

ソウル市、世界主要都市の金融競争力を評価する国際金融センター指数(GFCI)10位…グローバルにおける金融競争力が上昇 「フィンテックランク」も2ランク上昇した12位を記録 デジタル金融都市ソウルの競争力を証明 インフラ及び都市に対する評価上昇で上位にランク…成長・発展の分野では昨年に続き1位 市、世界都市・デジタル金融市場を先取りするための規制改善など革新的な金融、投資環境が必要 ソウル市は、世界各国の金融取引において中心的役割を果たす「国際金融センター」としての競争力を評価する指標である「国際金融センター指数(GFCI33)」で、130の都市のうち10位にランクインした。15年 以降最も高い順位で、8年ぶりの10位以内ランクインを果たした。 〇 19年 30位圏外圏外 → 21年9月 13位 → 22年9月 11位 → 23年3月 10位 イギリスのシンクタンクZ/Yenグループが、世界130の都市を対象に分析した「国際金融センター指数(GFCI)33回報告書」を、韓国時間の3月23日(木)午後6時(イギリス時間午前9時)に開催されたウェビナーにて発表した。 〇 国際金融センター指数(GFCI)は、Z/Yenグループが07年から調査を開始した金融センターの国際的競争力を示す指標である。毎年3月と9月に発表される。 GFCI(Global Financial Centres Index)指数 定義:年2回(3月、9月)世界各国の金融取引において中心的役割を果たす「国際金融センター」としての競争力を評価する指標(07年~) 主管:イギリスZ/Yen、中国総合開発研究院(CDI)共同主管(16年~) 浄化指標:5分野の総合評価(ビジネス環境・人的資源・インフラ・金融都市(セクター)開発・評判)とオンラインアンケート 今回の「国際金融センター指数(GFCI)第33回報告書」によると、ソウル市は昨年9月に発表された総合ランキング11位から1位上昇した10位を記録した。ソウルの順位は、21年に汝矣島金融ハブ活性化政策を本格的に推進し始めて以降、着実な成長ぶりを見せていて、北京(13位)、パリ(14位)、東京(21位)より上位にランクインした。 〇上位を見ると、金融先進都市であるニューヨークが1位、ロンドンが2位を占め、シンガポール(3位)、香港(4位)がそれに続いた。 市は、5分野の評価項目のうち「ビジネス環境」、「インフラ」、「金融都市(セクター)開発」、「評判」の4分野でいずれも15位圏内に入る成果を上げた。特に「評判」では3ランク上昇した9位を記録、「インフラ」においても5位に上るなど、高評価だった。 また、未来浮上可能性では130の都市のうち1位となり、昨年に続き「未来成長可能性が高い都市」としてのステータスを維持した。 国際金融センター指数(GFCI)の評価分野のうち、「フィンテック」も昨年9月より2ランク上昇した12位になり、デジタル金融都市ソウルの競争力が認められた。 市は、今年の1月、デジタル金融スタートアップをサポートする第2ソウルフィンテックラボを開館するなど、前途有望なフィンテック企業を見つけ出し、相応する支援を行うことでユニコーン予備軍の成長を惜しみなく後押ししている。デジタル金融都市として競争力をさらに高めていく狙いだ。 またオ・セフン市長は、ソウルの金融都市としての競争力を高めるため、近ごろ金融先進都市ロンドンを訪問し「アジア金融ハブ」としてのソウルのビジョンを発表するなど、ソウルを世界5大金融都市にするとの目標を掲げ、金融産業育成に向けた総合計画の推進に拍車をかけている。 ただ、5分野のうち「人的資源」においては15位圏外、「ビジネス環境」・「金融都市(セクター)開発」においてはやや順位を落とした。その原因は各種金融・労働規制にあるとみられるだけに、グローバルスタンダードな金融・投資環境整備に向けた規制緩和などのイノベーションが求められると分析した。 ソウル市のキム・テギュン経済政策室長は「今回の国際金融センター指数(GFCI)の順位発表により、ソウルの国際金融センターとしての魅力や競争力が証明された」としながら「今後、より多くの海外資本、人材が集まるグローバル金融都市ソウルを目指していきたい」と語った。
SMG 646

ドッグフェスからグルメ、バレエ、オペラフェスティバルまで…ノドゥル島、今年新たなイベントを数多く誘致し「アートアイランド」へと躍進

ノドゥル島「グレート漢江プロジェクト」に合わせて今年の主要イベント・フェスティバル計画を公開 愛犬と一緒に楽しむ「ノムモンモハニ」、グルメフェス「ソウル飲食文化博覧会」、「ソウルグルメ週間」など独特なイベントがラインナップ 音楽、芸術、花火大会など多彩なイベントを通じて「グローバルアートアイランド」を目指す ソウル市は、漢江大橋のノドゥル島(龍山区 譲寧路 445)で23年に行われる主要イベント・フェスティバルの日程を公開した。近ごろ幕を開けた「グレート漢江プロジェクト」の一環として、ノドゥル島が「グローバルアートアイランド」に生まれ変わるように拍車をかける。 ノドゥル島は今年「フェスティバル」に集中したプログラムを開催する。特に、愛犬と一緒に楽めるフェスティバル▲ノムモンモハニ(4月1日(土))、国内外の飲食文化を披露する▲ソウル飲食文化博覧会(9月2日(土)~9月3日(日))▲ソウルグルメ週間(9月16日(土)~9月17日(日))、世界の作家たちによるフェスティバル▲2023ソウル国際作家フェスティバル(9月8日(金)~9月13日(水))など一味違うフェスティバルを新たに開催し、より多くの市民をノドゥル島に集める。 また、もともとノドゥル島の魅力だった「音楽」コンテンツを活用したイベント・フェスティバルもグレードアップする。▲ソウルジャズフェスタ(4月28日(金)~4月30日(日))、▲ソウルドラムフェスティバル(5月26日(金)~5月27日(土))、▲ソウルバスカーフェスティバル(8月25日(金)~8月27日(日))、▲ソウルミュージックフェスティバル(9月22日(金)~9月24日(日))を順次開催する。ノドゥル島に常設ステージを設け、週末になると無料コンサートを開く▲文化が流れる芸術マダンも5月6日に開幕。11月まで30余りのチームの音楽を無料で聞ける。 一方、ソウル文化財団と手を組み、▲ソウルBボーイフェスティバル(6月3日(土))、▲漢江ノドゥル島バレエ・オペラ(バレエ10月14日(土)~10月15日(日)、オペラ10月21日(土)~10月22日(日))を開催する。特に、昨年初めて開催され、市民から反響の大きかった屋外オペラ公演に、今年はバレエまで加わった。より多くの市民が身近なところで文化芸術を満喫できるようにする。 また、「花火大会スポット」として有名なノドゥル島で、市民が「ソウル世界花火大会(10月7日(土)」をより快適かつ安全に楽しめるように支援事業を展開する。 他にも、ソウルの体表的伝統行事である▲正祖大王陵行次 共同再現行事(10月8日(日))など、伝統と現代を同時に味わえるイベントも開催し、見どころを加える。 ノドゥル島の展示空間には、現在開催中の「エッグ博士の研究室 inノドゥル島」(3月1日(水)~6月30日(金))など、市民も参加できる「参加型展示」を数多く用意し、他との差別化を図る。 ノドゥル島にて開かれるすべてのイベント・フェスティバルの情報は、ノドゥル島ホームページとSNSでいつでも確認できる。特に今年からノドゥル島SNSチャンネルを生かしたコミュニケーションに力を入れ、より多くの市民がノドゥル島をオン・オフラインで楽しめるように工夫していく。 〇ノドゥル島ホームページ:nodeul.org ソウル市のチェ・キョンジュ文化本部長は「今年から『グレート漢江プロジェクト』に合わせてノドゥル島でのみ楽しめる一味違ったカルチャープログラムを多く開催する予定だ」とし、「美しい漢江の自然の中で開かれる多彩な文化芸術とともに『アートアイランド』として生まれ変わるノドゥル島に興味を持っていただきたい」と述べた。
SMG 183

ソウル市、「使い捨てカップのない」ゼロカフェ・飲食店・庁舎を拡大

(カフェ)使い捨てカップの代わりにマイカップ・リユーザブルカップを使う「使い捨てカップ1千万個削減」キャンペーンを推進 (飲食店)飲食店・イベント会場・葬式場にリユーザブル食器を導入・フードデリバリーアプリのリユーザブル選択機能も拡大 (公共)市の本庁舎の他にも別館、自治区、参加の出資・出捐機関も「エコ庁舎(機関)」として運営 「使い捨てを捨て、リユーザブルをユーズ」民間補助事業者を4月4日まで募集・広告 新型コロナ、一人世帯の増加などにより、ソウル地域のプラスチックゴミが約22%、市民1人当たりのプラスチックゴミ排出量が約24%増加している中、ソウル市が今年からより強力なゼロウェイスト(ゴミ削減)政策を進めると発表した。 市は、使い捨てカップのない「ゼロカフェ」、リユーザブル食器を使う「ゼロ飲食店」を民間・公共で展開し、日常の中で使い捨てを使わない文化を定着させるとの方針である。 <ゼロカフェを多重利用施設に拡大…マイカップ割を2倍に、スタンダードカップ開発で利便性↑> まず、「使い捨てカップ1千万個削減」を目指し、リユーザブルカップを使うゼロカフェを企業・競技場・映画館などの多重利用施設で増やしていく。特に、映画館・野球場・故宮など制約のある空間では別途のデポジットがなくてもリユーザブルカップを利用・返却できる「デポジットフリー・リユーザブルカップ」事業を開始する。 また、マイカップの普及を促すために上半期中「マイカップ割2倍制度」をテストするとともに「環境活動家(Eco campaigner)」を運営し、個人事業主のカフェ、新たに事業に参加するカフェなどを対象にリユーザブルカップ活性化を後押しする。 「マイカップ割2倍制度」はカフェでマイカップを利用した場合、割引となる200ウォンに加えてソウル市が200ウォンをさらに割り引く制度で、マイカップユーザーは計400ウォンがお得になる。 市は公募を通じて個人が運営するカフェを優先的に選定し割引制度を3か月間テストした後、現状・問題点などを分析し、継続するかどうかを決める予定だ。 リユーザブルカップのデポジット制度も全面的に再編する。すべての返却機に互換できる「ソウルカップ(仮)」のスタンダードモデルを製作し、特定のリユーザブルカップでしか返却できなかった不便さを解消、衛生基準の厳格化及び点検を通じて、リユーザブルカップの衛生管理も徹底する。 <フェスティバル・葬式場にリユーザブル食器導入・ゼロ飲食店サービスを5→10自治区に拡大> 市は年内にソウル市所在の売り場・施設・イベント会場・葬式場などにリユーザブル食器を導入する計画。特にフードデリバリーアプリのリユーザブル食器サービスは10の自治区にまで拡大する予定だ。 テイクアウト、弁当屋やキッチンカー、葬式場で使われるリユーザブル食器の洗浄・収集・再供給費用を支援し、リユーザブル食器への変更を促す。 フードデリバリーアプリ(配達の民族、ヨギヨ、クーパンイーツ、テンギョヨ)のリユーザブル食器注文は、現在サービスを提供している5の自治区(江南、瑞草、広津。冠岳、西大門区)をはじめ、計10の自治区に導入する予定である。対象地域はフードデリバリーの需要と洗浄施設(インフラ)を総合的に考慮して選定される。 また、地域の自活センターと連携し、低所得層向けの弁当にリユーザブル食器を供給するなど、環境だけでなく、福祉政策にまでリユーザブルの輪を広げていく。 <公共が率先して使い捨てのない庁舎・会議・イベント・フェスティバルを運営し廃棄物を削減 > 市は、本庁舎の他にも区役所、傘下機関、出資・出捐機関、民間委託期間にまで「使い捨てのない公共機関」を適用。公共におけるゼロウェイストにも力を注ぐ方針だ。 庁舎内で使い捨てカップの使用を制限するだけでなく、会議の際のドリンクはリユーザブルカップもしくはマイカップを使うようにする。また、イベント・フェスティバルの代行会社を選定する際にも「使い捨てカップの使用を制限」するという条件を掲げる計画だ。 市は、今年のゼロウェイスト事業を進めるために「使い捨てカップ削減」及び「リユーザブルカップ活性化」の民間補助事業者選定を明らかにした。公告は4月4日までで、申込書類は4月4日(火)10時~4月5日(水)16時まで、ソウル市庁の資源循環課で受け付ける。 ソウル市のイ・イングン気候環境本部長は「新型コロナの感染防止対策もあって、ここ2年間使い捨てのプラスチックの利用が急増した」としながら、「日常を取り戻しているだけに、マイカップやリユーザブルカップ・食器の利用がまるで呼吸のように自然なことになるよう、民間・公共の領域で様々な政策を推進していきたい。多くの市民の協力をいただきたい」と述べた。 添付 関連イメージ リユーザブルカップのPR リユーザブルカップの返却機 フードデリバリーアプリのリユーザブル食器案内 リユーザブル食器を使った弁当
SMG 214

漢江の景観が一目で見える…ソウル市、漢江を渡る「ゴンドラ」構築

オ・セフン市長、12日ロンドンのテムズ川「IFSケーブルカー」で漢江の「ゴンドラ」構想発表 トゥクソム、ソウルの森、上岩などの候補地から民間の投資提案を検討して選定 漢江を新しい角度から眺めるランドマーク・ビューポイントに 観光客を都心部へ誘導する効果期待 民間投資事業であるだけに観光・交通需要を綿密に検討し、採算性のある地域を選定 ソウル市のオ・セフン市長は13日(月)<現地時間>、テムズ川にある「IFSクラウドケーブルカー」を訪問しテムズ川の水辺景観を眺望する場で、「漢江ルネッサンス2.0」プロジェクトの一環として漢江沿いの主なレジャー・文化ハブを空中につなげる「ゴンドラ」を構築するとの構想を明らかにした。 2012年ロンドン五輪を機に作られたロンドンケーブルカーは、イギリス最初の都市型ケーブルカーだ。テムズ川を渡る交通機関としての機能の他にも、ロンドンならではの美しい景色を眺められるため、市民だけでなく多くの観光客が訪れる名所として有名だ。 <ロンドンIFSケーブルカー> 市が構想している漢江「ゴンドラ」の計画の核となるのは、ロンドンのように水辺空間の移動性を増大し、一味違う経験ができるレジャー・文化スポットの開発である。候補地として検討しているトゥクソム、蚕室、ソウルの森、上岩一帯は、市民が頻繁に訪ねる空間ではあるものの、交通のアクセス性が低いため「ゴンドラ」のような新しい交通手段が求められる地域だ。 また、ソウル市は、漢江「ゴンドラ」が主要拠点を結ぶ交通機関としての機能を持つだけではなく、漢江を新しい角度から眺められる観光名所になると見込んでいる。 汝矣島、盤浦漢江公園など、都心部に集中していた観光客を誘導することで、漢江をより広く活用できると期待される。 市は今後、トゥクソム、蚕室、ソウルの森、上岩などの候補地に対する民間投資の提案を受け付け、技術的妥当性、交通・環境的影響、需要などを多角的かつ綿密に検討した上で最終対象地を選定し、漢江の新しいランドマークづくりに本格的に乗り出す計画だ。 オ市長は、「ゴンドラは民間投資事業として進められるだけに、観光及び交通需要を綿密に把握して採算がとれる対象地を慎重に選ぶ」と現場で述べた。 <旧都心地域の駅チカ活性化事例:ロンドンのキングス・クロス駅/コール・ドロップス・ヤード> 一方、オ市長は、午前10時半<現地時間>旧都心の駅チカ活性化に成功したキングス・クロス駅とコール・ドロップス・ヤードを訪れた。「キングス・クロス」再開発計画は、総面積27万㎡の敷地で行われた大規模プロジェクトであり、貨物運送が減少し、衰退した地域をオフィス・住居・商業・文化施設など新しい複合的ランドマークとして再開発した事例だ。 「コール・ドロップス・ヤード」は、かつて石炭の集積場だった倉庫を、世界的建築家のトーマス・ヘザウィックが先端的な複合商業施設にリノベーションした事例だ。独特な屋根の下にある広場で様々なイベントが開かれ、グーグルなど先端IT企業がオフィスを構えたことで、新たなITハブとして注目されている。 <キングス・クロス駅> <コール・ドロップス・ヤード> <建築物における公共空間造成事例:ロンドンリーデンホールビル(Leadenhall Building)> また、オ市長はロンドンの革新的な建築デザインの現場を視察した。シティ・オブ・ロンドン中心部で2014年に開館した「リーデンホールビル(Leadenhall Building)」は、建築界のノーベル賞であるプリツカー賞を受賞したリチャード・ロジャースが設計した建物だ。独特な外観や平面計画、ピロティ空間を配することで、建築のイノベーションを起こした代表的な建築物だ。 <リーデンホール(Leadenhall)ビル前景> <ピロティ式で建てられた大規模広場> 市は、ロンドンの駅チカ活性化事例、建築物における公共空間造成事例などをもとに、ソウル都心のあちこちにクリエイティブで革新的な公共空間を増やしていく予定だ。そのために民間開発に対する規制緩和、インセンティブ付与など、様々な政策を支援する一方、閉鎖的かつ断絶されている都市空間を有機的につなげ、公共性を一層高めていく方針である。
SMG 270

ソウル市、金融・コンテンツ分野における外国人投資企業の新規採用に最大2億ウォン支援

ソウル市、金融・デジタルコンテンツなど新産業分野における外国人投資企業の新規採用に最大2億ウォン支援 対象は、外国人投資の割合が30%↑∔投資後5年以内に新規採用…4月12日(水)まで受付 新規採用1人当たり最大6百万ウォン支援…ベンチャーへの投資が厳しい状況を考慮、7年以内に起業した企業を優先 ソウル市、ビジネスしやすい環境を整備して外国人投資誘致・良質な雇用を増やしていく #ドイツに本社を置く<ディースペース・コリア(dSPACE Korea)>(代表:Woehrle Martin Edgar)はグローバル企業である。ソウル市から外国人投資企業雇用補助金を受け、優秀な自動運転システムエンジニアなど25人の新規雇用人材の維持に役立てた。現在では自動運転車、EV、コネクテッドカー開発分野におけるグローバルソリューション企業として定着している。 #全世界に275以上のセンターを有しているナスダック上場企業であるコンセントリクスの韓国法人<コンセントリクスサービスコリア>(代表:ジュ・ウンシム)は、グローバルデジタルマーケティングサービス及びユーザーエクスペリエンス改善サービスを提供する企業である。市から68人の新規雇用人材の維持のために支援を受けた。今も新規採用を続けている。 ソウル市は、デジタルコンテンツ、金融など、ソウル市8大新成長動力産業分野における外国人投資企業が新規採用を行った場合、企業当たり最大2億ウォンを補助すると発表した。2022年の1年間で、新産業分野にて5人以上を新規採用し、2025年まで雇用を維持する企業のみ申請できる。 市はこれまで、ソウル市所在の外国人投資企業が安定的に外国人投資を行うことで韓国人の採用を3年以上維持できるよう、2005年から外国人投資企業の雇用・研修をサポートしてきた。 市は、外国人投資企業が韓国内で良質な雇用を生み出し、持続的に投資できる環境を整備するために、韓国人を雇う企業に対して雇用・研修補助金を給付している。 希望する企業は3月13日(月)から4月12日(水)までの1カ月間、雇用・研修補助金を申請できる。対象はソウル市8大新成長動力産業(▶IT融合 ▶デジタルコンテンツ ▶グリーン産業 ▶ビジネスサービス ▶ファッション・デザイン ▶金融 ▶観光コンベンション ▶バイオメディカル)に投資した外国人投資企業、またはソウル市とMOUを締結し、ソウル市に進出した外国人投資企業である。開業後7年以内のスタートアップ企業、初めて申請する企業を優遇する。 ただし、申請する企業は外国人投資の割合が3割以上であること、初めて投資した日、あるいは増額投資があった日から5年以内に新規採用または教育・研修を行った企業でなければならない。 雇用補助金は常時雇用の新規採用のうち6人目以降から申請できる。研修補助金は、新規採用後「職業教育訓練促進法」に規定する職業教育訓練機関で研修を行った場合に支援される。いずれも1人当たり最大100万ウォン、最長6カ月の給付だ。 新規採用後、研修まで行った企業は①雇用補助金、②研修補助金を合わせて従業員1人当たり最大600万ウォンの補助金を、2億ウォンを上限として受給できる。 例えば、雇用補助金の場合、22年の雇用人数が21年と比べ20人増加した場合、5人を除いた15人に対して補助金を申請できる。 今回給付を受ける外国人投資企業は、2025年までに補助金を申請する際、常時雇用者数(22年度の常時雇用者数)と外国人保有比率30%以上という条件を3年間維持する必要がある。 補助金を希望する外国人投資企業は4月12日(水)までにソウル市金融投資課を直接訪問するか、担当者へのEメール(201309164@seoul.go.kr)、または郵便で申請できる。注意事項などの詳細はソウル市ホームページと「ソウル特別市外国人投資支援条例」に記載されている。 提出書類は、市のホームページ(www.seoul.go.kr)のソウルニュースー公告-告示・公告でダウンロード可能。郵便で申請する場合、受付最終日の消印有効。 ソウル市のキム・ギヒョン新産業政策官は「企業が投資しやすい環境を整えることが良質な雇用を生み出す最も確かな方法だ」とし、「外国人投資企業がビジネスをしたいと思うような、企業にやさしい投資環境を整備していく」と述べた。
SMG 281

オ・セフン市長、漢江を中心とするグローバル魅力都市の青写真を描く「グレート漢江プロジェクト」推進計画を発表

共に楽しめる「もっと偉大な漢江」をビジョンにする4大中核戦略別に55の事業を推進 ① 自然型護岸・エコパークを再整備し、自然を維持・強化。より自然に親しむためのキャンプ場などを建設 ② 都市と漢江をつなぐ水上遊歩道・交通施設を整備し、利便性向上 ③ ソウルリングZERO・第2世宗文化会館などの魅力拠点を作り、豊かなコンテンツで漢江の魅力アップ ④ 規制緩和により漢江を中心とする成長ハブの構築・連携及び住居空間イノベーションで活力ある都市づくり ソウル市のオ・セフン市長は9日、ソウルの世界都市ランキングでの5位以内ランクインを目指す「グレート漢江プロジェクト推進計画」をまとめ、グローバル都市に向けた新たなビジョンを明らかにした。 漢江の自然を尊重しながら利便性・魅力を向上させ、市民の暮らしの質を高め、 漢江周辺の都市空間にまでその力を広げ、ソウルの都市競争力を引き上げる計画だ。 「グレート漢江プロジェクト」は、かつての漢江ルネッサンス事業(2007)の2.0バージョンであり、「共に楽しめるもっと偉大な漢江」をビジョンとして掲げ、4大中核戦略、55の事業を進めるものだ。4大中核戦略は自然と共生する漢江、移動しやすい漢江、魅力あふれる漢江、活力を高める漢江である。 中核戦略の1つ目は「自然と共生す漢江」である。漢江ルネッサンス事業により、エコパークの拡大やコンクリート護岸が自然型に変わったことで、漢江の自然環境が持続的に改善し、ソウルの呼吸器のような役割を果たしている。漢江の自然のポテンシャルを引き上げるために、①自然再生を目標に、②人と共生する自然に優しい環境づくりに向けて9つの事業を推進する。 2つ目の中核戦略は「移動しやすい漢江」である。誰もが漢江に歩いていけるように都市と漢江をつなげ、世界都市としての競争力を高める狙いだ。様々な乗り物を利用して交通弱者も漢江を存分に楽しめるよう、③漢江連結、④水上散歩、⑤移動性向上を主要課題とする15の事業を進める。 特に、このプロジェクトは民選8期のソウル市の軸となる政策理念「弱者との同行」を積極的に反映し、漢江の魅力的なインフラを誰もが利用できる「ユニバーサルデザイン」モデル事業をを開発するものでもある。これを通じて2024年以降には漢江で行われるすべての事業に「漢江ユニバーサルデザイン」を取り入れる計画だ。 3つ目の中核戦略は「魅力あふれる漢江」である。新しい眺め、楽しい遊びどころを備えた⑥絶景スポット、⑦文化・芸術空間、⑧祭り・イベント開催を主要課題に、27以上の事業を推進する。 ソウルリングZERO(大観覧車)、展望ガーデンをはじめとする美しいスポットを、市民が楽しめるように漢江のあちこちに設ける。市民コンペを通じて発見した夕焼けスポット、サイクリングロード沿いの名所、自然が美しい支川合流部などを絶景スポットにしつつ、既存の展望カフェを活性化することで夜間景観も改善する。 漢江をより多彩な魅力溢れる場所に様変わりさせるために特別な文化芸術空間も創造する。汝矣島公園には第2世宗文化会館を、シボムアパートの前にはソウル文化マダン(広場)を作り、ノドゥル島は、自然と芸術、新しい経験が楽しめるアートアイランドとしてのアイデンティティを強めていく。また、トゥクソム遊園地チャボルレ(J-Bug)は、漢江歴史文化広報展示館に生まれ変わる。 注目すべきは、漢江の川幅の広さを活用して「漢江スポーツルネッサンス」を始める点だ。漢江の水上、水辺で屋外スポーツ・レジャー体験プログラムを常時運営し、初心者も安全にウォータースポーツを楽しめるようにサポートする。また、種目別にアマチュア大会を開催し、市民がなじみやすいウォータースポーツ文化を形成していくとともに、国際水泳大会・トライアスロンなど、国際スポーツ大会を誘致することで、漢江をスポーツ中心地としてブランディングする。なお、市民が安心安全なスポーツ・レジャーを楽しめるように管理を徹底する方針だ。 最後の中核戦略は「活力を高める漢江」である。水辺ならではの魅力を都市空間につなげ、未来ソウルの中心となる空間を作り、都市の活力を引き上げる。そのために、⑨成長ハブの強化・連携と、⑩住居空間イノベーション事業を進め、円滑な推進に向けて多角的な都市計画支援方策も模索する。 龍山国際業務地区など、漢江沿いの中核拠点を「都市革新区域」にし、漢江沿いにある大規模の都市計画施設を複合的に活用する。そのために、用途区域や高さ制限などの規制を緩和し、民間からのクリエイティブなアイデアを活かした活力ある都市空間づくりを支援する。 地味で私有化されている漢江沿いの住居空間では再建築による都市計画を実施し、公共性を強めるとともにリズム感のある都市景観を構築する狙いだ。 なお、「グレート漢江プロジェクト」による漢江の進化と活力は、韓国四大河川の水系から支川へと広がっていき、市民のニーズや専門家の意見を反映しつつ新しい課題を発掘していくことで、拡大可能な計画として発展していく予定だ。 蚕室自然型プール ノドゥル島 岩寺みどり道 潜水橋 ゴンドラ ソウルリングZERO
SMG 220