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秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

– 「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)~19日(金)の16日間、ソウル市庁ロビーで開催 – 英ガーディアン紙の建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライトが撮った平壌の市街地や建築の写真を披露 – 光復通り(クァンボク・ゴリ)の高層マンションや、平壌での南北首脳会談の際、韓国の文在寅大統領が演説した綾羅島(ルンラド)メーデー・スタジアムなどの写真を展示 海外旅行としても行き来することが禁じられた、秘密めいた閉鎖都市の平壌。その平壌の市街地や主要な建築を観ることができる特別な写真展がソウル市庁で開かれる。ソウル市は、「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)から10月19日(金)までの16日間、ソウル市庁本館1階のロビーで開催し、無料で一般市民に公開すると発表した。 本展示会では、1989年、世界青年学生祭典のために建てられた、平壌の光復通りの高層マンションや、2018年9月平壌で開かれた南北首脳会談当時、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した綾羅島メーデー・スタジアムの内部、平壌を流れる大同江(テドンガン)にある羊角島(ヤンガクド)と羊角島国際ホテルなど、平壌の市街地と有名な建築を撮った写真、計40点が展示される。 ① 光復通りの高層マンション:1989年の「世界青年学生祭典」のために建てられた光復通りの高層マンションは、計4kmの長さで、約25,000世帯が住む260棟のマンション団地となっている。主に、党員や官僚が居住する光復通りの建物は、ワンルーム型の集合住宅や、ジッグラトのような階段状の建物、曲線形の建物など、様々な形を誇っている。 ② 綾羅島メーデー・スタジアム内部:2018年9月19日、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した場所 ③ 主体(チュチェ)思想塔の南西側のビュー:大同江にある羊角島の羊角島国際ホテルと、青緑色屋根の大同江外交官クラブ 今回展示される写真は、英国の代表的な日刊紙のガーディアンの建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライト(Oliver Wainwright)の作品。彼は「この展示を通じて、今まで接触が禁じられていた北朝鮮の野望に満ちた都市計画や、ナショナリズムを表した記念物だけでなく、現実的な裏面まで窺うことができるだろう」という。 オリバー・ウェインライトは、英国ケムブリッジ大学で建築を専攻し、ロンドン広域市庁やオランダの建築家のレム・コールハースの事務所「OMA」などでの実務経験を基に、世界的に数多くの本を出版している。英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で建築学の修士号を取得してから建築について書き始め、2012年からはガーディアン紙に寄稿している。 最近、韓国では、4月27日の板門店での南北首脳会談と9月の平壌での南北首脳会談の開催、2018年アジア競技大会での南北合同チームなど、政治・文化・スポーツなど各分野において南北間の交流が活発になり、平和ムードが漂っている。このような雰囲気の中、ソウル市は、この展示会を通じて、建築専門家だけでなく一般市民にも、これまでめったに接することができなかった平壌の建築を観る機会を提供し、さらには南北間の建築・都市分野における交流の拡大にも繋がることを期待している。 キム・テヒョン都市空間改善団長は、「『平壌建築写真展示会』は、建築界の従事者だけでなく、一般市民や学生など多くの人々に、平壌の建築に関する理解を深める機会となり、最近の平和ムードの中、南北の都市建築が共に発展するスタート・ラインとなることを期待している」と述べた。 [添付1] ポスター
SMG 1,098

ソウル市、「Eat! Seoul@福岡」レストランでソウルの魅力を発信

– 韓国料理を通じてソウルの魅力をPRするポップアップレストラン「Eat! Seoul@福岡」運営 – 伝統料理の現代化に手掛ける韓国料理専門家チョ・ヒスクシェフと日本を代表する福山武志シェフのコラボで、韓国風のランチコース8品をお披露目 – 東京など日本各地から招待された専門記者や料理専門家など30人がお味を絶賛 ソウル市は、9月25日福岡のレストラン「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ」で、「Eat! Seoul@福岡」イベントを成功裏に終えたと伝えた。 ソウル市は、韓国料理を通じて世界の人々にソウルの魅力を知ってもらうため、9月6日から9日までの4日間ベルギーのブリュッセルで開かれた世界料理祭典に参加し、若手シェフらが作る韓国料理ポップアップレストラン「Eat!Seoul@ブリュッセル」を運営した。 「Eat! Seoul@福岡」は、それに次ぐ2番目のポップアップレストランとして、韓国伝統料理を現代化したことで注目を浴びている韓国のチョ・ヒスクシェフと福岡を代表する料理人福山武志シェフのコラボで8品のランチコースを韓国伝統酒のペアリングで提供した。 チョ・ヒスクシェフは、韓国料理専門のシェフらから師匠と呼ばれるほどの人物で、ソウルにある有名ホテルの韓国レストランのシェフ、在米韓国大使館のシェフ、ウソン大学外食調理学科専任教授、アルムチギ財団の食文化研究専門委員を務め、今年開かれたピョンチャンオリンピックでは、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と国連事務総長のランチも担当した指折りの名シェフ。彼女は10年以上韓国各地を歩き回りながら、長い歴史を持つ氏族の本家に訪れ、失われつつある本家ならではのレシピを受け継ぎ、それを生かしたレシピを開発してきた。現代風にアレンジしたモーダンな感覚の韓国伝統料理で、これまで宮廷料理やお寺で食べる精進料理が主だった韓国伝統料理業界に新しいブームを巻き起こした人としても知られている。 一方、福山武志シェフは、福岡出身で自分が生まれた町で30年以上経験を積んできたベテランシェフである。山と海からのローカル素材を生かしたお任せスタイルのフレンチ料理を提供する彼のお店は、アジアベストレストラン50にも入った有名なフレンチレストラン。 当日披露した8品のランチコースは、プガクという海苔の揚げ物と松の実パウダーをまぶしたエビの和え物、そば粉で作ったお餅の巻きが「ウェルカムディッシュ」としてスタートを切った。 前菜は、①博多ラーメンからインスピレーションを受けたという豚足料理(チョ・ヒスクシェフ作) ② カボスシャーベットとサバのネギ包みキャビア添え(福山シェフ作) ③ お魚の白身を皮に見立てて餃子にした朝鮮時代の宮廷料理「オマンドゥ」(チョ・ヒスクシェフ作) ④ アワビと椎茸のリゾット(福山シェフ作)。 メイン料理は ⑤ 骨付きカルビの蒸し煮をモチーフにした「牛タン蒸し煮」。骨付きカルビの代わりに日本人にとってより馴染みのある牛タンを使い、現地の人をターゲットにした絶品として高い評価を受けた。⑥水キムチのスープが効いた水冷麺は、お肉の料理の後は麺で締めくくる韓国の食文化が反映されたもの。 デザートは、⑦ バニラ味噌のクレームブリュレ(福山シェフ作)と⑧韓国の伝統お菓子「ヤッカ・タレカ・高麗人参のチョンガ」やソンピョンというお餅(チョ・ヒスクシェフ作) をお茶と共に提供した。 ペアリングしたドリンクは、しばらくの間受け継がれなかったが最近の伝統酒復元事業によって昔の姿を取り戻した四時通飲酒、淸甘酒、煮酒など韓国伝統酒を現地の人の好みに合うよう新しくアレンジして出した。 今回のポップアップレストランには、福岡はもちろん東京など日本各地から料理、旅行の専門記者や料理専門家など30人が招待された。そのうち、日本の3大料理専門学校である中村料理学校からの中村理事長は、「私が今まで食べていた韓国料理とは全く違う新しい味を経験した。韓国料理の繊細な味付けに改めて感動した。」と感想を述べた。 2017年ソウル市外来観光客実態調査のよると、ソウルに訪れた日本人観光客のパターンは、他の国からの観光客に比べ、滞在期間は短い方だが、訪問回数が平均6.7回と2倍も多かった。そして、観光目的は「買い物とグルメ」が最も多く、食べ物に対する満足度が最も高かったという。今年1月から8月までの日本人観光客が前年同期比23.1%増の146万人に上るなど、増加ぶりも目立っているという。 ソウル市観光体育局長のチュウ・ヨンテ氏は、「日本では既に韓国料理が広がっていると聞いているが、今回のコラボイベントを機に、また新しい韓国料理の魅力を見つけることが出来たらと期待している。」とし、「長い歴史を持つ韓国伝統料理が現代風にアレンジされながら多様化しているように、ソウルの魅力もさらに多様化している。その魅力をこれからも広く発信して参りたい。」と述べた。 [添付] イベント写真
SMG 1,310

秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

– 「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)~19日(金)の16日間、ソウル市庁ロビーで開催 – 英ガーディアン紙の建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライトが撮った平壌の市街地や建築の写真を披露 – 光復通り(クァンボク・ゴリ)の高層マンションや、平壌での南北首脳会談の際、韓国の文在寅大統領が演説した綾羅島(ルンラド)メーデー・スタジアムなどの写真を展示 海外旅行としても行き来することが禁じられた、秘密めいた閉鎖都市の平壌。その平壌の市街地や主要な建築を観ることができる特別な写真展がソウル市庁で開かれる。ソウル市は、「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)から10月19日(金)までの16日間、ソウル市庁本館1階のロビーで開催し、無料で一般市民に公開すると発表した。 本展示会では、1989年、世界青年学生祭典のために建てられた、平壌の光復通りの高層マンションや、2018年9月平壌で開かれた南北首脳会談当時、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した綾羅島メーデー・スタジアムの内部、平壌を流れる大同江(テドンガン)にある羊角島(ヤンガクド)と羊角島国際ホテルなど、平壌の市街地と有名な建築を撮った写真、計40点が展示される。 ① 光復通りの高層マンション:1989年の「世界青年学生祭典」のために建てられた光復通りの高層マンションは、計4kmの長さで、約25,000世帯が住む260棟のマンション団地となっている。主に、党員や官僚が居住する光復通りの建物は、ワンルーム型の集合住宅や、ジッグラトのような階段状の建物、曲線形の建物など、様々な形を誇っている。 ② 綾羅島メーデー・スタジアム内部:2018年9月19日、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した場所 ③ 主体(チュチェ)思想塔の南西側のビュー:大同江にある羊角島の羊角島国際ホテルと、青緑色屋根の大同江外交官クラブ 今回展示される写真は、英国の代表的な日刊紙のガーディアンの建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライト(Oliver Wainwright)の作品。彼は「この展示を通じて、今まで接触が禁じられていた北朝鮮の野望に満ちた都市計画や、ナショナリズムを表した記念物だけでなく、現実的な裏面まで窺うことができるだろう」という。 オリバー・ウェインライトは、英国ケムブリッジ大学で建築を専攻し、ロンドン広域市庁やオランダの建築家のレム・コールハースの事務所「OMA」などでの実務経験を基に、世界的に数多くの本を出版している。英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で建築学の修士号を取得してから建築について書き始め、2012年からはガーディアン紙に寄稿している。 最近、韓国では、4月27日の板門店での南北首脳会談と9月の平壌での南北首脳会談の開催、2018年アジア競技大会での南北合同チームなど、政治・文化・スポーツなど各分野において南北間の交流が活発になり、平和ムードが漂っている。このような雰囲気の中、ソウル市は、この展示会を通じて、建築専門家だけでなく一般市民にも、これまでめったに接することができなかった平壌の建築を観る機会を提供し、さらには南北間の建築・都市分野における交流の拡大にも繋がることを期待している。 キム・テヒョン都市空間改善団長は、「『平壌建築写真展示会』は、建築界の従事者だけでなく、一般市民や学生など多くの人々に、平壌の建築に関する理解を深める機会となり、最近の平和ムードの中、南北の都市建築が共に発展するスタート・ラインとなることを期待している」と述べた。 [添付1] ポスター
SMG 903

ソウル市、生活賃金引上げ2019年の時給1万148ウォンに

– 前年の時給9,211ウォンより10.2%(937ウォン)引上げ、最低賃金額よりも1,798ウォン高い – 月209時間の通常労働時間働いた場合、月給212万ウォン台 – 生活賃金受給者の実態調査結果、所得増が消費増へと好循環、仕事への満足度も向上 – 労働者の暮らしの質の向上だけでなく、公共サービスの質の向上にもつながる ソウル市が、労働者の暮らしの質の確保に向けて最低限の賃金水準を決める「ソウル市生活賃金」の金額を今年より937ウォン引上げ(10.2%)、2019年の時給を1万148ウォンと確定し、10月中に市民に告示するとした。これは、9月4日に開かれたソウル市生活賃金委員会の審議会で決まったもので、韓国政府が法律に基づいて今年7月に確定した来年度の最低賃金額の時給8,350ウォンより1,798ウォン高い。 ソウル市は、2017年からこの「ソウル市生活賃金」を基に給与を支給しており、来年はソウル市役所及び21の投資・出捐機関で働く人の中で公務員給与制度の適用外となっている直接雇用労働者、市の投資機関の子会社(3社)及び市の委託会社の労働者、雇用促進のため公共部門で働く場を提供するソウル市ニューディール職場労働者などおよそ1万人以上が生活賃金受給者となる見込みだ。来年の生活賃金の時給10,148ウォンに法律上の通常賃金算定基準時間の209時間をかけると、月給は212万932ウォンとなる。 市によると、生活賃金額はこれまでの生活賃金水準及び最低賃金の上昇率、都市で働いている3人家庭の支出額など様々な統計値の変化を考慮して決められた。去年と同じく、ソウル市とソウル研究院が開発した「ソウル型3人家庭支出モデル」数式を採用したが、数式の中で「貧困基準線」という項目を3人家庭支出の中間値の58%と高く設定することで、生活賃金額を去年より引き上げた。「貧困基準線」は、貧困から抜け出せる相対的な基準を意味し、嵩んでいる家計の出費など社会的変化を反映するためこの貧困基準線を高めることにしたという。 ※ ソウル型3人家庭支出モデル {(3人家庭支出×貧困基準線)+住居費用+塾など私教育費用の50%}÷365時間×物価指数 2015年(50%) → 2016年(52%)→ 2017年(54%) → 2018年(55%)と徐々に貧困基準線を引き上げて適用してきたソウル市は、さらにこれをOECDが採用している60%までに向上させ、先進国レベルの生活賃金額算定モデルをソウル市に定着させたいとしている。 一方で、住居費用の目安は3人家庭居住基準の最低水準である43㎡のままにした。この数値は「ソウル市民福祉基準」が定めた適正基準であり、既にソウル市民の経済、社会的水準を考慮したものであるためだ。さらに、塾などに通わせるための私教育費用は、2016年の35万2千ウォンから2017年には39万ウォンに増加したものの、過度な私教育を押さえようとする市の意思を反映し、今まで通り50%にした。   そして、ソウル市は「生活賃金制度」導入の実効性を検証し、今後のあり方を考えるため「ソウル型生活賃金受給者の実態調査」を実施した。調査結果によると、制度導入以来労働者の所得が最低賃金より月20万ウォン以上高い水準となり、また所得増加分の5割は消費増加につながったことが分かった。これを受けソウル市は、生活賃金制度が低賃金労働者の貧困解消と有効需要の掘り起こしといった好循環構造を生み出していると分析している。 さらに、この調査で「生活賃金制度」導入によって労働者本人や組織に対する認識が改善する前向きな変化も確認されたという。回答者はこの調査で、「生活賃金制度」の導入によって所得が増えてから、業務態度(70%)>仕事への心がけ(67.5%)>業務効率(66.3%)の順で肯定的な変化があったと答えた。さらに、所得が増えてから顧客(市民)サービスの向上にさらに力を注いでいる(63.6%)>組織に対する忠誠心が上がった(56.2%)>組織に対して抱いていたイメージが良くなった(54.1%)などと働く人の認識が変わり、ソウル生活賃金制度の受給者が主に公共部門で働いているため、彼らの認識の変化が公共サービスの向上へつながる効果もあったと言える。 この調査は、ソウル市生活賃金受給者を対象に、所得、消費、労働時間、仕事への満足度などの項目で、制度導入前後の変化を調べたもので、生活賃金制度の実効性を経済面だけでなく個人の生活や組織に対する認識の面で分析した初めての実態調査である。 現在ソウル生活賃金受給者は約1万人。そのうち431人をサンプルに調査を行い、有効な回答が得られた376人の答えを基に分析した結果だ。誤差率は95%、信頼度は±4.96%。 ソウル市雇用労働政策官のカン・ビョンホ氏は、「ソウル市が2015年に生活賃金制度を導入して以来初めて1万ウォン台時代を迎えられたことは、これまでソウル市が貫いてきた「労働尊重政策」の表れでもあり、大変意義深く思っている。生活賃金制度を通じて、より多くのソウル市民が人として当然享受するべき水準の暮らしが確保できるようにして参りたい。」と述べた。
SMG 1,398

ソウル市、「ツーリズムEXPOジャパン2018」で日本人観光客を魅了

– 20(木)~23(日)開かれた旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」にソウル広報館運営 – 「I・SEOUL・U~私みたいにソウルであなたも」タイトルで「ビューティー・韓流・グルメ」テーマごとの魅力をアピール – 日本旅行業界向けの「プチ観光説明会」など開き、関係者へソウルツアー商品の開発を促す ソウル市とソウル観光財団は、9月20日~23日、東京で開催された「ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2018」に参加し、「I・SEOUL・U~私みたいにソウルであなたも」というタイトルで、ソウル単独の広報館を運営した。最近増加ぶりを見せている日本からの観光客をさらに増やすため、ソウルの新しい見せ所をアピールするためだ。 TEJは、20万人を超える旅行関係者や一般の観覧客が集まるアジア最大級の国際観光博覧会である。日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局等の主催で9月20日~23日の4日間、東京ビックサイトのホールで開かれた今回のTEJには136ヵ国から1,441団体が参加し、観覧客は計20万7千人を記録した。 去年ソウルに訪れた日本からの観光客は182万人に上り、ソウルの観光市場において中国に次ぐ大口である。今年は、日本からソウルに訪れた観光客が8月だけでも25万人を突破(前年同月比38.9%増)、1月から8月までの累積で146万人(前年同期間比23.1%増)に上るなど増加傾向が目立っている。 ソウルを訪れた日本人観光客数は、韓流ブームなどの影響で2012年に過去最多の290万人を記録したが、その後は3年連続で急減していた。それがまた2016年から格安航空会社の路線の増加などにより返り咲いた。 JTBレポート2018「日本人海外旅行のすべて」は、「20代女性が需要回復をリードし、最近若年層の間で海外旅行に対する関心が復活している」と分析している。 これを受け、ソウル市はTEJ2018で、20代女性をターゲットにした「ビューティー」、「韓流」、「グルメ」と3つのテーマでソウル広報館を設け、ソウルならではの様々な魅力を観覧客にアピールした。また、韓流ブームさらにグローバル化させたアイドルグループであると同時にソウル観光名誉広報大使を務めている防弾少年団(BTS)のフォトウォールを設置し、観覧客の注目を集めた。 メーンのイベント舞台では、韓国のビューティーブランド「エスポワール(espoir)」が、K-Beautyを訪問客の目の前で披露するメイクアップショーを行い、広報館には3つのテーマごとにイベントゾーンを用意し、まるでソウルで旅している気分を味わわせた。ビューティーでは、セルフメイクとネイルアートを、韓流ゾーンでは、アイドルグループBTSのフォトウォールを楽しむことができ、ソウルのカフェをコンセプトにしたグルメゾーンでは、韓国伝統飲料のミスカルを味わい、ソウルのランドマークをかたどった韓国風のカルメ焼きタルゴナ作りが楽しめた。また、カード一枚でソウルの主な観光地に無料で入場でき、チャージして交通カードとしても使用できるため、団体ツアーでなく、個別でソウルを旅することの多い日本人観光客に最適の「ディスカバーソウルパス」も紹介した。 さらに、ソウル市と財団は、韓国の民間会社と共に「官民共同広報団」を構成し、TEJ2018の会場で共同イベント開催や旅行業者及び個人旅行者向けの相談会を開いた。力を合わせたのは、SMエンターテインメント、PMCプロダクション(講演「ナンタ」)、キイメディアグループ(サン・アンド・ムーン)、ロッテホテル、ウォーカーヒルホテル、新世界面前店、現代百貨店免税店、金浦空港、シズ漢方医院、エスポワールの10社。 ソウル市観光体育局長のチュウ・ヨンテ氏は、「最近韓半島に広がっている平和ムードなどの影響で、韓国に訪れる日本人観光客の増加傾向が続いている。これを機により多くの日本人観光客をソウルに呼び込むための努力を多角的に注いで参りたい。」と述べた。 < ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2018の写真 >
SMG 912
事前予約100%、満足度92%の「漢江ナイト・ツアー」絶賛運営中

事前予約100%、満足度92%の「漢江ナイト・ツアー」絶賛運営中

– 今年初運営の「漢江(ハンガン)ナイト・ツアー」が運営開始2ヵ月で大人気プログラムに→予約開始日に全回事前予約完了、参加者満足度92% – 漢江の夜景が楽しめ、歴史や文化についても聞ける一石二鳥のツアー→盤浦(バンポ)漢江公園のソレ島、セビッ島、月光レインボー噴水(タルピッムジゲプンス) などの夜景スポットをめぐりながら解説聴取 – 今後、市民の意見を反映し、参加規模を拡大するなどと、プログラムを補完していく予定 ソウル市(漢江事業本部)は、「漢江でもっとも美しい夜景スポットを専門解説者とともにめぐる『漢江ナイト・ツアー』が、運営開始2ヵ月で、参加者たちを多大に満足させる人気プログラムとなった」と発表した。 ソウル市が今年から運営を始めた「漢江ナイト・ツアー」は、7月28日(土)から10月27日(土)までの間、毎週土曜日に盤浦(バンポ)漢江公園一帯で行われる。同プログラムに参加すると、公園周りの夜景スポットをめぐりながら、専門解説者からそれぞれの場所に関わるいろんな説明が聞ける。 専門解説者は、盤浦漢江公園の歴史や、暗闇の中から現れる光と色彩の美しさ、漢江の橋、周りの建築、ソレ島と月光レインボー噴水などについて説明する。そして、ロマンチックな夜景フォト・ゾーンでの写真撮影や様々なイベントも行われる。 同プログラムは、予約開始日に全回の事前予約が完了するほど、市民の関心を集めている。各回の定員は計40人で、現在まで計9回、317人の市民が参加。子持ちの家族、恋人、夫婦など、いろんな参加者が楽しんでいる。 参加者に対するアンケートの結果、「漢江ナイト・ツアーに対する全般的な満足度」では、「満足している」と答えた人が92%と、そのうち51%の人は「とてもすばらしい」と答えた。 特に、「プログラムの中でもっとも満足した部分」では、74%の人が「専門解説者の漢江に関する解説」を、21%の人が「様々な連携イベント」を選択。また、「同ツアーに今後も参加したい」と答えた人が96%となった。 参加者たちは、「星空と漢江の美しい夜景を楽しみながら、漢江の橋や周りの建築に関する話が聞けて、とてもよかった」、「恋人同士や夫婦同士だけでなく、両親もいっしょに、家族みんなが楽しめるツアーだと思う」などと述べた。 最終日の10月27日まで残り6回となった「漢江ナイト・ツアー」には、無料で参加することができる。ソウル市公共サービス予約ホームページ(http://yeyak.seoul.go.kr)で、各回40名を先着順で募集する。詳しくは、運営事務局(Tel.02-585-2693)まで。 「漢江ナイト・ツアー」は夜間に行われるため、大人(19歳以上)に限って予約を受け付けている。ただ、保護者が一緒であれば、子どもも参加することができる。 ユン・ヨンチョル漢江事業本部長は、「散歩したくなるこの秋、涼しげな空気と美しい夜景、そして満月が調和し、さらにすばらしい風景となる『漢江ナイト・ツアー』に、ぜひとも参加していただきたい。2019年からは、参加定員を拡大するなど、プログラムへの満足度をいっそう向上させていく計画」と述べた。 [添付] 関連イメージ 参考イメージ 盤浦月光レインボー噴水 セビッ島 ポスター
SMG 652
ソウル市、南北首脳会談の成功祈願イベント開催、平和ムードを拡散

ソウル市、南北首脳会談の成功祈願イベント開催、平和ムードを拡散

– 市の街頭ビジョン(3万3千機)、駅舎構内の広告版(57ヵ所)、25区役所の外壁へ宣伝物 – ソウル広場・光化門広場・DDPに大型スクリーンで生中継、光化門広場には、板門店の歩道橋を再現 – 風車を飾った「平和の丘」、「韓半島平和祈願写真展」等、市民参加型イベント開催 – DDPに1千席規模のプレスセンター運営、SeMAバンカー、ソウル艦公園など外信プレスツアー実施 ソウル市が18日(火)~20日(木)にかけて平壌で開催される南北首脳会談を迎え、成功の願いを込めたイベントをソウル各地で開き、平和ムードを拡散する。 ソウル市庁の隣のソウル図書館には、大型のサイン物を設置し、25区の区庁舎外壁には大型の統一旗(朝鮮半島旗)を掲げる。古い高架道路から都心部の代表的遊歩道に生まれ変わった「ソウルロ7017」から眺められるソウルスクエアー壁面のメディアファサードからは、統一旗や鳩、握手など平和を象徴するイメージで構成された映像が流れる。 光化門から近い世宗文化会館の中央階段は、統一祈願メッセージで覆われる。また、世宗大路など都心部の幹線道路の両側にも統一旗を掲げる。ソウル市が管理する3万3千機の街頭ビジョンにも南北首脳会談の成功を祈願するメッセージを映す。会談以降も一ヵ月間、駅舎構内の広告版57ヵ所には、南北首脳が握手する姿、そしてソウルと平壌間の列車チケットのイメージでデザインしたサイン物を掲げる。 ソウル市民みんなで、歴史的な瞬間を味わえるよう、都心の広場に大型LEDスクリーンを設置し、南北首脳会談の生中継を放映する。前回首脳会談が開かれた4月には、ソウル広場にしかスクリーンを設置しなかったが、今回は光化門の南側と東大門デザインプラザ(DDP)にもスクリーンを設置する。 また、朝鮮半島をかたどった花畑をソウル広場の南側に造る。前回のマーガレット花に続き、今回は紺色のアルター花と薄緑の朝鮮姫柘植を植え朝鮮半島の形を造り、「南北首脳会談の成功を祈ります」との文字も入れる。 他にも、朝鮮半島パズルゲーム、「平和想像」モザイクなど誰もが参加できる様々なイベントも実施する。さらに、前回の板門店での首脳会談で両首脳が散歩しながら歴史的会話を交わしたことで注目を浴びた場所、板門店の「歩道橋」を光化門広場の李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像前に再現する。文化体育観光部の主管で設置されるこの歩道橋では、誰もがその日の感動を生々しく感じながら記念写真を撮るなどできる。 このような成功祈願イベントの他にも、今回国内・海外メディア向けのプレスセンターが設けられる東大門デザインプラザ(DDP)の管理機関としてソウル市は取材関係者の活動を支援する。 このようにソウル市が南北首脳会談の成功を祈願して行う活動は、大きく分けて市民向けの宣伝、市民参加型イベント運営、国内外のメディア関係者向けの支援活動である。まとめると、 第一に、ソウル図書館と東大門デザインプラザ(DDP)の外壁に大型のサイン物を掲げ、ソウル市傘下機関運営のウェブサイト46ヵ所にも成功祈願のメッセージが書かれたウェブバナーを表示する。世宗文化会館の中央階段は、「南北首脳会談を通じて韓半島に平和を」と書かれた広告物で覆い、南北の両首脳の写真が入ったフォトゾーンを設置する。 さらに、ソウルスクエアーのメディアファサードには、統一旗、握手、鳩など平和を象徴するイメージで構成された再生時間2分程度の動画が、15日~20日、日没後から夜11時まで毎時10回ずつ流れる。 それから、車両付着用の宣伝用シールを配布予定。成功的な首脳会談の開催への願いを込めた宣伝用シールを製作し、区役所の窓口や住民センターなどから市民に配布、多くの市民が自由に受け取って自分の車に付着することで首脳会談を共に応援してもらう。 二番目に、多くの市民が参加できる写真・映像展示会などのイベントをソウル各地で開催する。ソウル市と韓国言論振興財団が主催する「韓半島平和祈願写真展(9/17~26)」では、ソウル広場の西側から 光化門広場の南側にわたり、7・4南北共同声明、今年の南北首脳会談、米朝首脳会談など、朝鮮半島を平和へ導くための努力とこれまでの道程を伝える作品を展示する。 同じ期間光化門広場では、風車を差し込んで朝鮮半島の形を造り丘を飾る「平和の丘づくり」イベントに参加できる。今回の首脳会談にとどまらず、これからも朝鮮半島に平和ムードが続くようという願いを込めた風車である。 ソウル広場では、朝鮮半島の地図にシールを貼りながら南北の地理を覚える「韓半島パズル」、ソウルと平壌をつなぐ列車が描かれた塗り絵に色を塗り、メッセージを書く「平和想像モザイク」などのイベントが行われる。 ソウル歴史博物館は、9/18~11/1「京城のフットボール、そして京平サッカー大会」展示会を開く。日本による植民地時代の京平サッカー大会など様々なサッカー大会の歴史と意味合いが垣間見える遺物と写真・映像を紹介される。 ソウル大公園では、「韓半島、在来種の動物探し」(9/15~23)、「ムクゲの花が咲きました」(9/15~30)、「平壌、動物園への道」(9/15~30)、動物交流写真展(4/24~12月)が開かれる。 三番目に、国内外のメディアのサポートにも積極的に乗り出す。メーンのプレスセンターを東大門デザインプラザ(DDP)に1千席規模で造成し、大型スクリーンを設置した。これで各国から取材に来たメディア関係者が首脳会談の生中継を同時に視聴できる。また、南北首脳会談の取材のためソウルに訪れたメディア関係者やソウル駐在の記者を対象に、SeMAバンカー(汝矣島)、ソウル艦公園(麻浦)などを巡るプレスツアーを企画、「平和の都市、ソウル」を世界へ発信する。 ソウル市の朴元淳市長は、「ソウル市が保有する様々なインフラを最大限に活用し、多くの市民が参加できるプログラムの実施を予定している。ソウル各地に平和ムードを拡散し、1千万人に上るソウル市民と共に、今回の南北首脳会談の成功を祈りたい。」とし、「ソウル市が用意したプログラムを通じて、多くの市民らが南北首脳会談の意味合いを深く考え、平和の大事さを改めて感じる意義深い時間を持てるようこれからも積極的にサポートして参りたい。」と語った。 [参考イメージ] 参考イメージ 〈宣伝ポスター〉 〈ソウル広場に造成する統一旗の花畑〉 〈光化門広場に設置する歩道橋〉 〈韓半島平和祈願写真展〉 〈ソウルスクエアーのメディア・ファサード〉 〈車両付着用のシール〉
SMG 701
ソウル市、南北首脳会談の成功祈願イベント開催、平和ムードを拡散

ソウル市、南北首脳会談の成功祈願イベント開催、平和ムードを拡散

– 市の街頭ビジョン(3万3千機)、駅舎構内の広告版(57ヵ所)、25区役所の外壁へ宣伝物 – ソウル広場・光化門広場・DDPに大型スクリーンで生中継、光化門広場には、板門店の歩道橋を再現 – 風車を飾った「平和の丘」、「韓半島平和祈願写真展」等、市民参加型イベント開催 – DDPに1千席規模のプレスセンター運営、SeMAバンカー、ソウル艦公園など外信プレスツアー実施 ソウル市が18日(火)~20日(木)にかけて平壌で開催される南北首脳会談を迎え、成功の願いを込めたイベントをソウル各地で開き、平和ムードを拡散する。 ソウル市庁の隣のソウル図書館には、大型のサイン物を設置し、25区の区庁舎外壁には大型の統一旗(朝鮮半島旗)を掲げる。古い高架道路から都心部の代表的遊歩道に生まれ変わった「ソウルロ7017」から眺められるソウルスクエアー壁面のメディアファサードからは、統一旗や鳩、握手など平和を象徴するイメージで構成された映像が流れる。 光化門から近い世宗文化会館の中央階段は、統一祈願メッセージで覆われる。また、世宗大路など都心部の幹線道路の両側にも統一旗を掲げる。ソウル市が管理する3万3千機の街頭ビジョンにも南北首脳会談の成功を祈願するメッセージを映す。会談以降も一ヵ月間、駅舎構内の広告版57ヵ所には、南北首脳が握手する姿、そしてソウルと平壌間の列車チケットのイメージでデザインしたサイン物を掲げる。 ソウル市民みんなで、歴史的な瞬間を味わえるよう、都心の広場に大型LEDスクリーンを設置し、南北首脳会談の生中継を放映する。前回首脳会談が開かれた4月には、ソウル広場にしかスクリーンを設置しなかったが、今回は光化門の南側と東大門デザインプラザ(DDP)にもスクリーンを設置する。 また、朝鮮半島をかたどった花畑をソウル広場の南側に造る。前回のマーガレット花に続き、今回は紺色のアルター花と薄緑の朝鮮姫柘植を植え朝鮮半島の形を造り、「南北首脳会談の成功を祈ります」との文字も入れる。 他にも、朝鮮半島パズルゲーム、「平和想像」モザイクなど誰もが参加できる様々なイベントも実施する。さらに、前回の板門店での首脳会談で両首脳が散歩しながら歴史的会話を交わしたことで注目を浴びた場所、板門店の「歩道橋」を光化門広場の李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像前に再現する。文化体育観光部の主管で設置されるこの歩道橋では、誰もがその日の感動を生々しく感じながら記念写真を撮るなどできる。 このような成功祈願イベントの他にも、今回国内・海外メディア向けのプレスセンターが設けられる東大門デザインプラザ(DDP)の管理機関としてソウル市は取材関係者の活動を支援する。 このようにソウル市が南北首脳会談の成功を祈願して行う活動は、大きく分けて市民向けの宣伝、市民参加型イベント運営、国内外のメディア関係者向けの支援活動である。まとめると、 第一に、ソウル図書館と東大門デザインプラザ(DDP)の外壁に大型のサイン物を掲げ、ソウル市傘下機関運営のウェブサイト46ヵ所にも成功祈願のメッセージが書かれたウェブバナーを表示する。世宗文化会館の中央階段は、「南北首脳会談を通じて韓半島に平和を」と書かれた広告物で覆い、南北の両首脳の写真が入ったフォトゾーンを設置する。 さらに、ソウルスクエアーのメディアファサードには、統一旗、握手、鳩など平和を象徴するイメージで構成された再生時間2分程度の動画が、15日~20日、日没後から夜11時まで毎時10回ずつ流れる。 それから、車両付着用の宣伝用シールを配布予定。成功的な首脳会談の開催への願いを込めた宣伝用シールを製作し、区役所の窓口や住民センターなどから市民に配布、多くの市民が自由に受け取って自分の車に付着することで首脳会談を共に応援してもらう。 二番目に、多くの市民が参加できる写真・映像展示会などのイベントをソウル各地で開催する。ソウル市と韓国言論振興財団が主催する「韓半島平和祈願写真展(9/17~26)」では、ソウル広場の西側から 光化門広場の南側にわたり、7・4南北共同声明、今年の南北首脳会談、米朝首脳会談など、朝鮮半島を平和へ導くための努力とこれまでの道程を伝える作品を展示する。 同じ期間光化門広場では、風車を差し込んで朝鮮半島の形を造り丘を飾る「平和の丘づくり」イベントに参加できる。今回の首脳会談にとどまらず、これからも朝鮮半島に平和ムードが続くようという願いを込めた風車である。 ソウル広場では、朝鮮半島の地図にシールを貼りながら南北の地理を覚える「韓半島パズル」、ソウルと平壌をつなぐ列車が描かれた塗り絵に色を塗り、メッセージを書く「平和想像モザイク」などのイベントが行われる。 ソウル歴史博物館は、9/18~11/1「京城のフットボール、そして京平サッカー大会」展示会を開く。日本による植民地時代の京平サッカー大会など様々なサッカー大会の歴史と意味合いが垣間見える遺物と写真・映像を紹介される。 ソウル大公園では、「韓半島、在来種の動物探し」(9/15~23)、「ムクゲの花が咲きました」(9/15~30)、「平壌、動物園への道」(9/15~30)、動物交流写真展(4/24~12月)が開かれる。 三番目に、国内外のメディアのサポートにも積極的に乗り出す。メーンのプレスセンターを東大門デザインプラザ(DDP)に1千席規模で造成し、大型スクリーンを設置した。これで各国から取材に来たメディア関係者が首脳会談の生中継を同時に視聴できる。また、南北首脳会談の取材のためソウルに訪れたメディア関係者やソウル駐在の記者を対象に、SeMAバンカー(汝矣島)、ソウル艦公園(麻浦)などを巡るプレスツアーを企画、「平和の都市、ソウル」を世界へ発信する。 ソウル市の朴元淳市長は、「ソウル市が保有する様々なインフラを最大限に活用し、多くの市民が参加できるプログラムの実施を予定している。ソウル各地に平和ムードを拡散し、1千万人に上るソウル市民と共に、今回の南北首脳会談の成功を祈りたい。」とし、「ソウル市が用意したプログラムを通じて、多くの市民らが南北首脳会談の意味合いを深く考え、平和の大事さを改めて感じる意義深い時間を持てるようこれからも積極的にサポートして参りたい。」と語った。 [参考イメージ] 参考イメージ 〈宣伝ポスター〉 〈ソウル広場に造成する統一旗の花畑〉 〈光化門広場に設置する歩道橋〉 〈韓半島平和祈願写真展〉 〈ソウルスクエアーのメディア・ファサード〉 〈車両付着用のシール〉
SMG 1,139

ソウル市、保育園送迎バスに「スリーピングチャイルドチェック」設置

– 車内に取り残された子供がいないか確認する装置を市内の保育園送迎バスに年内設置 – 保育園の負担額はゼロ、国・ソウル市が半分ずつ補助、10月まで計3億ウォン投入 – 自治区ごとに選定審議会を構成、保育園と保護者の意見反映して設置タイプ決定 ソウル市が年末まで、寝込んだまま車内に取り残された子供がいないか確認する「スリーピングチャイルドチェック」装置を市内保育園の送迎バスに設置すると発表した。 2016年に韓国光州で、幼稚園の送迎バスに女の子が長時間取り残されて死亡した事件をきっかけに、道路交通法で子供の下車確認が義務付けられたにもかかわらず、今年の7月に京畿道東豆川市でまた保育園の送迎バス内で女の子が放置されたまま死亡した事故が相次いだからだ。*「スクールバス下車確認義務化」(道路交通法、新設2016.12.2.)」 ソウル市内保育園の送迎車両計1、538台のうち、この装置を設置するのは、ソウル市に申請した1,468台。費用は、国と市が半分ずつ補助、保育園が負担する金額はゼロ。ソウル市と保健福祉部が、1台当たり最高10万ウォンずつ計20万ウォン(約2万円)まで補助し、今年10月まで国と市が補助する予算は計3億ウォン(約3千万円)に上る。設置費用がそれを超えた場合はまた管轄の区が区の予算で補助する。 ソウル市が、「スリーピングチャイルドチェック」装置の設置に乗り出したのは、相次いでいる通学車両の児童放置による死亡事故を防ぐためだ。「スリーピングチャイルドチェック」装置は、運転手が子供の下車を確認した後、一番後ろの席に取り付けられたベルを押す「ベルタイプ」と車両の内側と外側に付けられた端末に運転手がスマートフォンを当てるまでアラームが鳴る「NFC(近距離無線通信)タイプ」、近距離無線通信装置のビーコンを持った子供が車両の10メートル以内に近寄るとそれを感知して知らせる「ビーコンタイプ」などがある。 保育園や保護者ごとに好むタイプが違うことから、ソウル市は自治区ごとに選定審議会を開き、保護者・児童・関係公務員の意見を反映した審議結果を基にそれぞれ設置するタイプを決定することにした。下車確認機能があるものの中で、装置の安定性、コスト、業務量の変化など保育士や保護者への影響を総合的に検討して選定する。 ソウル市保育担当官のイ・ミスク氏は、「市内保育園の送迎バスに「スリーピングチャイルドチェック」装置を取り付けることで、子供と保護者がより安心できる登下校環境が作られると思う」とし、「今後も信頼できる保育環境づくりに邁進していきたい」と述べた。
SMG 843
ソウル市、保育園送迎バスに「スリーピングチャイルドチェック」設置

ソウル市、保育園送迎バスに「スリーピングチャイルドチェック」設置

– 全国で初めて、EV・FCV1万台にエコ1等級マークを付着するキャンペーンを展開 – 9月10日からネット受付・区庁の車両登録所で申し込み可能 – 等級別でインセンティブとペナルティを適用し、エコカーの購入を促進 – マーク付着キャンペーンにより、「エコ等級制」への市民の認識を拡大 ソウル市が、自動車の排出する微小粒子状物質(以下PM2.5)を抜本的に削減するため、「自動車エコ等級制」を本格的に進める。まずは、EV(電気自動車)およびFCV(水素燃料電池自動車)に対し、エコ1等級を表すマークを付着するキャンペーンを、全国で初めて展開する。 「エコ等級制」とは、PM2.5の主な原因とされる自動車の排出ガスを削減するため、排出許容基準の適用年式や使用燃料など、つまり大気汚染物質の排出量によって、自動車を1~5等級に分け、等級別でインセンティブ、あるいはペナルティを適用する制度。同制度により、消費者のエコカー購入を促し、大気質の改善に貢献する。現在、パリやベルリンなど、世界主要都市で同制度を導入・施行し、実際に大気質が改善している。 ソウル市は、同制度の施行がまだ初期であることを配慮し、自動車エコ等級制への市民の関心や認識を深めるため、先月、官用EV682台にエコ1等級のマークを付着した。 民間のEV・FCVに対しては、9月10日からネットや区庁の車両登録所で、エコ1等級マークを申し込み・発給し、付着することができる。 ソウル市は、同マークを付着しているエコ上位等級(1等級)の車両に対し、混雑料金の減免、共営駐車場での駐車料金の割引、居住者優先駐車の選定における加点などと、現在エコカーに与えているインセンティブを拡大・改善する。さらに、交通誘発負担金の減免のような新しいアイテムも発掘し、エコ等級制ベースのインセンティブ制度を今年末まで設ける計画。 一方、2005年以前に登録した軽油車など、大気汚染物質を大量に排出するエコ下位等級(5等級)の車両に対しては、PM2.5特別法が発効する2019年3月から、高濃度のPM2.5により非常低減措置が発令する場合、首都圏全域での運行を制限する。これに先立って、7月、環境部とソウル市、仁川(インチョン)市、京畿道(キョンギド)は、高濃度のPM2.5による非常低減措置の発令時における、エコ下位等級車両の運行制限に原則的に合意した。 さらに、2019年下半期からは、ソウル城郭の4大門(興仁門、敦義門、崇禮門、粛清門)内のグリーン交通振興地域で、エコ下位等級車両の運行を常時制限するといった、エコ等級制に基づいたLEZ(Low Emission Zone)制度を施行する予定。 ソウル市は、エコ1等級マークの付着キャンペーンを通じて、自動車エコ等級制に対する市民の認識を拡大し、エコカー購入の必要性を訴える計画。一方で、現在老朽化した軽油車に対しては、ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の取り付けなどの措置を施した場合、「ソウル型公害車両」指定を解除し、早期廃車補助金を支援するなど、様々なベネフィットを提供している。 ソウル市のファン・ボヨン気候環境本部長は、「エコ等級制は、自動車の排気ガスによるPM2.5を削減し、大気質を改善するための制度だ。清らかなソウルの空気を取り戻すため、市民の方々には、エコカーの利用とエコ1等級マークの付着に、積極的に取り組んでいただきたい」と述べた。 [参考資料]ソウル市のエコ等級マーク・デザインおよび車両に付着した模様 □マークのデザインおよび規格 [1等級マーク](実物大)
SMG 795

ソウル市、ネイバーと提携「交通弱者・自転車向けルート検索」サービス

– ネイバーラボと業務提携、公共データと民間の技術を結び付け交通弱者のモビリティ向上図る – 市が駅内のエレベーター位置など情報提供、企業が駅構内図・バリアフリールート検索サービス – 環境にやさしい乗り物「タルンイ(ソウル市営バイクシェアリング)」を利用したルート検索まで – ソウル市関係者、「ますます多様化する移動ニーズに対し、官民連携で応えていきたい」 ソウル市が、韓国IT大手ネイバーの研究開発(R&D)組織ネイバーラボ(NAVER LABS)と「交通弱者・タルンイ(ソウル市営自転車シェアリング)向けのルート検索サービス」を開発することで業務提携を締結した。市内において、交通弱者のモビリティ向上や環境にやさしい乗り物である自転車の利用率を高めるためだ。 従来の乗り換え案内は、到着時刻順または乗り換え回数順で検索結果が得られるだけで、主に健常者を想定したサービスである一方、「交通弱者向けルート検索・ナビゲーション」サービスは、いくつかの経路の中で、交通弱者に最も適したバリアフリー経路が表示される。開発予定のこの新しいサービスを利用することで、高齢者や身体障害者及びベビーカーまたは子連れの利用者、荷物を持った観光客まで、より安全で楽な経路が選べられる。 サービス開発のため、ソウル市はネイバーラボに対し、駅内のエレベーターやエスカレーターの位置情報、ノンステップバスの運営情報、市営バスの混雑度をリアルタイムで測定したデータ等を提供する。ネイバーラボはこれを使って駅の構内図を製作し、バリアフリー経路を従来のルート検索サービスに追加して一般に提供する予定だ。 さらに、この新しい検索サービスには、ソウル市が運営する自転車シェアリング「タルンイ」を利用したルートまで選択肢に入れて検索できるという。目的地が比較的近い場合、徒歩及びタルンイを利用したルートを検索結果として表示する。目的地がある程度離れた場所だと公共交通機関にタルンイを交えたルートが表示される。 このサービスの開発に先立ち、ソウル市とネイバーラボは先月22日ソウル市役所で業務提携を結び、ソウル市のモビリティ向上に向けたサービス開発に力を合わせることにした。 ソウル市都市交通本部長のコ・ホンソク氏は、「高齢化社会の到来やライフスタイルの変化等により、モビリティをめぐる市民のニーズもますます多様化している。今後もソウル市が保有する公共データーと民間部門の技術力を結び付けることで、多様化する市民のニーズに応えていくよう邁進して参りたい」と述べた。
SMG 1,205

アジア32都市がソウル集合、大気環境改善に向けた都市協力方策を語る

– 4日、5日、ソウル市過去最大規模の「2018北東アジア大気質改善国際フォーラム」開催 – 浮遊粒子状物質の削減等大気環境改善に向けた都市間協力や実現可能な政策を語り合う – 大規模な建設工事により大気汚染問題に悩まされるベトナム等東南アジア諸国へノウハウ伝授 – 参加都市の成果をデジタル資料で保存、国-都市間連携深める「タラノア対話」も開催予定 ソウル市が9月4日(火)から2日間ソウル市役所新庁舎の多目的ホール(8階)で「2018北東アジア大気質改善国際フォーラム」を開催する。東アジア主要国の都市が一堂に会し、大気汚染問題の解決策を模索する過去最大規模のフォーラムとなる。 このフォーラムには、東京、北京、ウランバートルをはじめ、北東アジアから4ヵ国の18都市と、東南アジアから7都市、計8ヵ国の25都市が参加する。各都市の代表者及び大気環境分野の専門家ら計300人が参加する予定。韓国からはソウル市をはじめ、仁川市、水原市、京畿道、忠清南道の関係者が出席し、大気環境の改善に向けた協力方案を協議する。 初日の9月4日には、世界保健機関(WHO)西太平洋支部環境保健総括責任者のキム・ロクホ氏が「大気汚染~市民の健康を脅かす最大の脅威」、そして、科学技術連合大学院大学校(UST)総長のムン・キルジュ氏が「メガシティの現在と未来」と題して基調演説を行い、その後、PM-2.5など浮遊粒子状物質の主な排出源である交通部門と生活部門における排出量削減方策や都市間の協力方法について各都市、専門家による講演が続く。 ● セッション1~大気環境の改善に向けた交通部門における改善方案~ソウル、東京、北京、香港、国際清浄交通委員会中国本部(ICCT China)、緑色交通運動 ● セッション2~生活部門における浮遊粒子状物質排出量削減法案~京畿道、浙江省、済南市、重慶市、韓国環境公団、ソウル市保健環境研究院、グローバル都市大気汚染観測網(GUAPO) ● セッション3 ~大気環境改善に向けた都市間協力方案~仁川市、中国環境部、河南省、湖南省、ウランバートル、北九州、ICLEI東アジア本部 ※ ICCT: International Council on Clean TransportationGUAPO: Global Urban Air Pollution Observatory 2日目の5日には、日中韓の主要都市や政府関係者及び環境研究機関の環境問題専門家や市民団体が自由に話し合い官民の協力方法を探る。 ● セッション4 ~大気環境の改善に向けた市民参加方法~ソウル市、ジャカルタ、ハノイ、海南省、ミセモンジ(浮遊粒子状物質)解決市民本部 ● セッション5 ~大気環境改善に向けたモニタリング方法~貴州省、吉林省、天津市、福岡、国連環境(UN ENVIRONMENT)等 さらに、今回のフォーラムと連携し、5日午後からは、温室効果ガスの削減方策を議論する「韓国地方政府タラノア対話」を開催する。気温の上昇や風速及び降水量の減少といった気候変動によって大気が停滞状態になり、それによって高濃度の浮遊粒子状物質が発生していることが背景にある。 ● タラノア対話とは、太平洋地域固有の会話方式で、透明性が高く、開かれた形式を特徴とする。 COP23(2017年11月)からCOP24(2018年12月)まで参加国が気候変動問題への対応を議論するうえでもこの会話方式を採択しており、韓国では今回初めて行われる。 ソウル市は、今回のフォーラムが北東アジア都市が大気環境の改善に向けた政策を互いに共有することにとどまらず、大規模な建設工事による大気汚染問題に頭を悩ませているベトナム、ハノイなど東南アジア都市に対しても浮遊粒子状物質削減のノウハウを伝える有意義な場となり、政策を実現するために欠かせない市民参加を促す方法を見つけることを期待している。 このフォーラムのスケジュールや講演者など詳しい情報は、「第8回北東アジア大気質改善国際フォーラムホームページ(http://www.airforum2018.kr)」、その他のお問い合わせは運営事務局(☎ +82-2-6952-0653, airforum2018@kimexgroup.co.kr)へ。 ソウル市気候環境本部長のファン・ボヨン氏は、「市民の健康と命を脅かす大気環境問題は、ある都市や地域に限られた問題ではない。隣接する都市が共に話し合って解決策を探り、それを実現してこそ改善できると思う」とし、「今回のフォーラムがアジア諸国において都市ごとに最もふさわしい改善策を見つける有意義な場となり、各都市の人々が安心して生活できる大気環境づくりに役立てたい」と述べた。
SMG 974