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桜ともソーシャルディスタンスを 週末は汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖

– 4月3日(土)、4(日)、10日(土)、11日(日)、汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖 →汝矣島漢江公園の4つの駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置 – 汝矣島漢江公園-国会汝矣西路間の出入口15ヶ所も閉鎖 →閉鎖期間:2021年3月31日(水)午前9時から4月12日(月)午後12時 ソウル市の漢江事業本部はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市民の安全を守るため桜の開花時期である3月31日(水)から4月12日(月)まで「漢江公園対応措置」を取ると発表した。 そのため市は、①汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖し、②国会汝矣(ヨイ)西路(ソロ)を全面閉鎖するに伴い、漢江公園と国会汝矣西路間の出入口15ヶ所を閉鎖する。 まず、桜の開花時期に合わせ、汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖する。人出が特に増えることが予想される週末の4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)は、汝矣島漢江公園駐車場を24時間閉鎖し、駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置する。 開花期間中の3月31日(水)から4月12日(月)のうち、週末(土曜日は午前0時から翌日曜日の午前0時まで)に限り、汝矣島漢江公園第1、第2、第3、第4駐車場を閉鎖する。ただし、聖母(ソンモ)病院前の第5駐車場については、病院に勤務する医療従事者の必要性を考慮し、閉鎖せず通常通り運営する予定だ。 また、永(ヨン)登浦(ドゥンポ)区庁と協力し、統制区域である汝矣西路と漢江公園の出入口15ヶ所を閉鎖する。市民の利用を最小限に抑えるべく、閉鎖を知らせる看板を用意し、チェーンポールを設置する。 今回の措置は、新型コロナウイルスの感染予防と防止のためのものであり、関係機関と密に協力して安全管理を推進していく。 漢江事業本部のイ・ヨンウ運営部長は「もう間もなく桜の開花時期を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、市民の安全を守るための対応措置を講じる」として、「自分と自分の家族、そして周りの人を守るために花見を控えていただきたい」と呼びかけた。 【参考】汝矣島漢江公園-汝矣西路間、閉鎖区域15ヶ所
SMG 485

「韓国の美の饗宴」ソウルファッションウィーク、 22日からオンライン開催、53ブランドのライブコマースも

オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」と世界的DJ「Peggy Gou」がオープニングとフィナーレを飾る 3月22日から27日の6日間、ソウルファッションウィークHP、YouTube、NAVER TVでオンライン開催 3月22日からNAVERのホーム画面に「2021 FALL WINTER SEOUL FASHION WEEK」のバナーを掲載 舞台となる場所ごとの楽しみも。国立中央博物館では国宝と遺物を背景にランウェイを披露 国立現代美術館では作家のイ・スンテク氏とヤン・ヘギュ氏の作品に溶け合うランウェイが実現 文化備蓄基地の異国的で夢幻的な雰囲気のランウェイ、漢江を背景としたGNのクリエーティビティも ファッションショーに登場した衣装を購入できるライブコマースも実施。53ブランドの今シーズンの商品が最大40%割引も かつてないレベルの韓国の美の饗宴、「2021春のソウルファッションウィーク(2021F/Wソウルファッションウィーク)」が今日から6日間(3月22日から27日まで)の日程で、市民と世界に向けオンラインで公開される。オルタナティブ・ポップ・バンド「LEENALCHI」がオープニングを飾り、世界的なDJでありファッションデザイナーでもある「Peggy Gou」の国立現代美術館を舞台としたDJライブなど、開催期間中、毎日多彩なファッションショーが開催される。  完全事前録画で行われる「2021春のソウルファッションウィーク」は、NAVER TV(http://naver.me/GUG4WFHX)やソウルファッションウィークのホームページ( http://seoulfashionweek.org)、ソウルファッションウィークのYouTubeチャンネルで先行配信され、V LIVEやtvND、tvn asia、TVINGを通じて世界中に配信される。  今回のファッションウィークで特に注目されるのは、ランウェイの舞台ごとの魅力を楽しめること。国立中央博物館では国宝第86号に指定されている敬天寺十層石塔を背景にランウェイが繰り広げられ(3月23日「CARUSO」「C-ZANN E」「LIE」、27日「DOUCAN」)、国立現代美術館では作家イ・スンテク氏の野外展示作品を舞台に(3月25日「Big Park」、3月27日「PARTsPARTs」)、作家ヤン・ヘギュ氏の作品を展示するコーナーでもショー(3月23日「SEOKWOON YOON」)が開催される。  文化備蓄基地では異国的なムード(3月23日「CAHIERS」)、夢幻的なムード(3月25日「BAROQUE」)のランウェイが予定されている。また、漢江とスタジオで撮影したGNランウェイはクリエーティビティが際立つ舞台となっている。  今回のファッションウィークは伝統から現代へ、文化の流れを辿る。初日(3月23日)は国立中央博物館を背景に、民俗芸能パンソリや韓国舞踊など韓国の美しい伝統文化をモチーフにした「C-ZANN E」のランウェイで幕を開け、最終日(3月27日)は国立現代美術館の野外展示作品、「瓦をまとう大地」(作家イ・スンテク)を舞台に現代文化を表現した「PARTsPARTs」のショーで幕を下ろす。  ファッションショーで紹介された衣装の購入を希望する市民に向け、53ブランドの今シーズンのコレクションを最大40%割引価格で購入できるライブコマースも全10回に渡り開催される。  こうした内容を盛り込み、ソウル市は3月22日(月)から27日(金)までオンラインで開催される「2021春のソウルファッションウィーク」の詳細を公開した。  23日(火)、ソウルファッションウィークの幕を開けるブランドは「C-ZANN E」。韓国の美をコンセプトに制作された衣装を、韓国の民俗芸能パンソリや韓国舞踊など伝統文化と融合させたショーで披露する。また、「CARUSO」は国宝第83号に指定されている半跏思惟像をモチーフにした衣装を発表する。  24日(水)には「Oct31(アクトバー31)」が1950年代のニューヨークを背景に描いた映画「キャロル」のファッションをオマージュした作品を発表する。また、「Hold My Eyes」をテーマに、漢(ハン)江(ガン)二村(イチョン)地区でキッシュなランウェイが披露される。  25日(木)には「HOLY NUMBER 7」が環境汚染に対応する持続可能なファッションを披露する。衣類廃棄物による環境汚染を警戒し、アパレル業界の変化を引き起こすことをテーマに掲げる。26日(金)には「AIMONS」がモダン・ロマンスをテーマにスマートフォン時代の恋愛を表現する。国立現代美術館の「今日の作家」とのコラボで、エレガントでシックな時代のロマンを表現した。  27日(土)には「PARTsPARTs」がソウルファッションウィークのフィナーレを飾る。ミニマルでありながらシンプルで、古典的でありながらモダンなファッションを国立現代美術館を舞台に披露する。作家イ・スンテク作「瓦をまとう大地」をランウェイに、「物質の向こう側にあるもの」というデザイン哲学を表現する。  ファッションショーで披露された衣装を購入できるライブコマースには、ソウルコレクション参加15ブランド、GNやトレードショー参加38ブランドの全53ブランドが参加する。今シーズンのコレクション(SS)を対象に最大40%の割引も行う。3月29日(月)から4月9日(金)まで、毎日午後7時から、「NAVER SHOPPING LIVE」で全10回の日程で開催される。  「2021ソウルファッションウィーク」は、KファッションとKカルチャーの融合を掲げるソウル市の趣旨に賛同した国立中央博物館と国立現代美術館の協力により実現した。国宝をはじめ、韓国を代表する作家の作品を舞台にショーが行われるのは今回が初めて。さらに、漢江地区や文化備蓄基地もランウェイの舞台となる。  ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は、「新型コロナウイルスで困難な状況だが、ソウル市はこの危機を国内アパレル産業の活性化に向けた新たなチャンスにするため、KファッションとKカルチャーが融合するデジタル・ファッションウィークの実現に取り組んできた」としながら、「今回のソウルファッションウィークを機に韓国の美を惜しみなく披露し、アパレル業界がさらに発展して世界に進出の幅を広げて欲しい。22日から公開されるデジタル・ファッションショーを多くの方に楽しんでいただきたい」と語った。
SMG 404

DDP外壁220mに映し出される「春の壮観」、26日「ソウルライト」開幕 220mのメディアアート「2021ソウルライト」26日から4月1日まで

新型コロナウイルスで疲弊する市民に「春の希望の光」を華やかな春の花のメディアアートで表現 2019年に行われ市民の好評を得た「ソウルライト」、今年は防疫のため事前予約で開催 ( 午後7時30分から午後10時10分まで、30分間隔で10分間上映、1回99人まで観覧可能。予約は www.ddp.or.kr) トルコ出身の世界的アーティスト、レフィーク・アナドールによる2019年に続く2回目の作品 長期化する新型コロナの影響で停滞する東大門の商圏に新たな活力を与えると期待 ソウルライトの作品体験施設、「LIGHT SPACE」もDDP1階に開設 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)は、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」、2020年「DDP LIGHT ON」に続き、2021年ソウルライト「ソウル夢合わせⅡ」を開催する。今年のソウルライトは、2021年3月26日(金)から4月1日(木)まで、東大門デザインプラザ(DDP)西側全面、220mに及ぶ外壁をスクリーンに映し出される。  今回の2021年ソウルライトのテーマは、「ソウル夢合わせⅡ」(SEOUL HAEMONGⅡ)。「夢合わせ」は夢を占うという意味を持ち、ソウルライトを主管するソウルデザイン財団は今年の開催趣旨について、新型コロナウイルスでつらい思いをしている市民を照らす「希望の光」だと説明した。春というと浮かぶイメージ、美しい花や新たな生命が芽吹く自然をDDPの外壁の曲面を利用したメディアアートで表現し、市民に希望のメッセージを伝える。  メディアアートの制作に向け、過去と現在が息づくソウルを写した600万枚以上の写真と、世界中から収集した自然景観、地理形態、生態景観など、延べ1万1千枚余りの写真を学習させたAIアルゴリズムを基に、数百万枚の写真を作品に盛り込んだ。  今回の作品は、2019年ソウルライトの開幕を飾ったトルコ出身の世界的メディア・アーティスト、レフィーク・アナドール(Refik Anadol)が総監督兼作家を務める。ウォールト・ディズニー・コンサートホールの外観を利用したライブプロジェクション「Dream」も手掛けたレフィーク・アナドールは、2019年ソウルライト「ソウル夢合わせ」のメイン・アーティストであり、2020年ソウルライト「DDP LIGHT ON」では総監督として世界レベルのメディアアートを実現した。  メディア・アーティストのレフィーク・アナドールは、「今年のソウルライトが新型コロナウイルスの克服に向け、最前線で戦う世界中の医師や看護師、そして我々すべての人にとって希望と励ましになることを願う」とコメントしている。  ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「世界的パンデミックの最中にも、財団は新しい時代のデザイン経験となるコンテンツを届け続けている」としながら、「今回のソウルライトを機に、東大門が春に咲く花のように蘇り、世界が幸せな日常を取り戻す希望のひと時となることを願っている」と語った。  2021ソウルライトの「ソウル夢合わせⅡ」は政府の感染対策を遵守して運営され、ソウルデザイン財団では新型コロナウイルスの感染防止と安全な観覧のため事前予約を実施する。現在、DDPホームページ( www.ddp.or.kr)で観覧の事前予約を受付けており、先着順で1日594人まで(1日6回開催、1回99人まで)、7日間の日程で計4158人が観覧できる。イベント終了後は、DDPの常設メディアアート鑑賞スペース「LIGHT SPACE」やYouTubeでも見ることができる。開催期間中、午後7時30分から午後10時まで、30分間隔で計6回、10分間のメディアアートを鑑賞でき、各回99人まで観覧可能。  ソウルデザイン財団はまた、ソウルライトと共に特別な空間を新たに公開する。2019年から開催されているソウルライトのメディアアートが、開催期間中だけでなく長期に渡り人々に記憶されるよう、メディアアート常設鑑賞スペース「LIGHT SPACE」をオープンする。 【添付】ソウルライトのコンセプトイメージ 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い 春の花から着眼し、マシンラーニングで実現した美しい色合い
SMG 433

桜ともソーシャルディスタンスを 週末は汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖

4月3日(土)、4(日)、10日(土)、11日(日)、汝矣島漢江公園の駐車場を閉鎖 →汝矣島漢江公園の4つの駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置 汝矣島漢江公園-国会汝矣西路間の出入口15ヶ所も閉鎖 →閉鎖期間:2021年3月31日(水)午前9時から4月12日(月)午後12時 ソウル市の漢江事業本部はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市民の安全を守るため桜の開花時期である3月31日(水)から4月12日(月)まで「漢江公園対応措置」を取ると発表した。  そのため市は、①汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖し、②国会汝矣(ヨイ)西路(ソロ)を全面閉鎖するに伴い、漢江公園と国会汝矣西路間の出入口15ヶ所を閉鎖する。  まず、桜の開花時期に合わせ、汝矣島漢江公園駐車場を閉鎖する。人出が特に増えることが予想される週末の4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)は、汝矣島漢江公園駐車場を24時間閉鎖し、駐車場の出入口6ヶ所にチェーンポールを設置する。 開花期間中の3月31日(水)から4月12日(月)のうち、週末(土曜日は午前0時から翌日曜日の午前0時まで)に限り、汝矣島漢江公園第1、第2、第3、第4駐車場を閉鎖する。ただし、聖母(ソンモ)病院前の第5駐車場については、病院に勤務する医療従事者の必要性を考慮し、閉鎖せず通常通り運営する予定だ。  また、永(ヨン)登浦(ドゥンポ)区庁と協力し、統制区域である汝矣西路と漢江公園の出入口15ヶ所を閉鎖する。市民の利用を最小限に抑えるべく、閉鎖を知らせる看板を用意し、チェーンポールを設置する。  今回の措置は、新型コロナウイルスの感染予防と防止のためのものであり、関係機関と密に協力して安全管理を推進していく。  漢江事業本部のイ・ヨンウ運営部長は「もう間もなく桜の開花時期を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、市民の安全を守るための対応措置を講じる」として、「自分と自分の家族、そして周りの人を守るために花見を控えていただきたい」と呼びかけた。 【参考】汝矣島漢江公園-汝矣西路間、閉鎖区域15ヶ所
SMG 464

ソウル市、1400の屋内公共施設で無料公共Wi-Fi Kkachi ONを利用可能に

昨年、福祉館や図書館など屋内施設310ヶ所に「Kkachi On」を設置、1443ヶ所に構築完了 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 今年はさらに120ヶ所に設置し、福祉施設やWi-Fi需要の高い雇用・教育施設に優先的に設置 いわゆる情報弱者の通信費負担を減らし通信格差の解消目指す、利用は「SEOUL_Secure」に接続  これからは高齢者や障がい者が利用する福祉館や青少年の憩いの場をはじめ、図書館、雇用・企業福祉センターなど、ソウル市内1400の屋内公共施設でも無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を快適に利用できるようになる。    「Kkachi On」とは、ソウル市の無料公共Wi-Fiのことで、ソウル市のシンボルであり、朗報をもたらす縁起のいい鳥とされる「カチ(カササギ)」と、Wi-Fiのスイッチを「オン(On)」にするという意味を合わせた造語だ。    ソウル市は、すでに公共Wi-Fiが設置されている室内公共施設1133ヶ所に加え、昨年一年間で新たに310ヶ所に設置し、これまでに延べ1443ヶ所に「Kkachi On」を設置している。    多くの市民が利用する福祉施設やコミュニティ施設では公共Wi-Fiへのニーズが高く、ソウル市と自治区が構築した1443ヶ所、7568台の公共Wi-Fiのほかにも、以前、科学技術部が構築した1888台、さらに移動通信会社が開放している商用Wi-Fi、351台など、ソウル市内の屋内福祉施設やコミュニティ施設2130ヶ所に9807台が設置されている。    ソウル市は、今年も120の屋内公共施設に「Kkachi On」を設置する計画だ。市民参加予算事業として、6つの自治区(廣津(クァンジン)・東(トン)大門(デムン)・城東(ソンドン)・蘆(ノ)原(ウォン)・道(ト)峰(ボン)・江北(カンブク))に設置される。法令で設置・運営の根拠とされている公共(市立・区立)福祉施設と、公共Wi-Fiの需要が高い雇用・就職・教育関連コミュニティ施設に優先的に対応する予定だ。    ソウル市は、いわゆる情報弱者が多く利用する福祉施設などの屋内空間に無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を設置することで、家計の通信費負担を減らし、地域間・各階層間の通信格差の解消に期待を寄せている。    無料公共Wi-Fi「Kkachi On」を利用するには、スマートフォンのWi-Fi機能をオンにし、「SEOUL_Secure(セキュリティ接続)」を選択する。最初に一度、設定しておけば、場所ごとに都度接続する必要なく、「Kkachi On」が設置されたすべての場所で自動で接続される。    ソウル市は、既存の公共Wi-Fiの問題点を解決すべく、SSIDの一元化やWi-Fi6を導入してセキュリティを強化し、利用者がより利用しやすい環境の整備に取り組んでいる。    ソウル市のイ・ウォンモク スマート都市政策官は、「新型コロナウイルスの影響で非対面社会へと目まぐるしく移り変わる中、いわゆる情報弱者になりがちな高齢者や障がい者、低所得層が多く利用する社会福祉館、高齢者福祉館、障がい者福祉館および障がい者作業リハビリ施設などで公共Wi-Fiへの高いニーズがあった」としながら、「屋内公共施設に『Kkachi On』の設置を拡大することで家計における通信費負担を減らし、地域や各階層間の通信格差を解消するなど、市民の通信基本権を保証する基盤となることを期待している」と語った。
SMG 426

ソウル市第1号となる「ワクチン接種センター」、ソウル大病院の運営で標準モデルに

ソ・ジョンヒョプ権限代行-ソウル大キム・ヨンス院長-城東チョン・ウォノ区長、9日協力に関する覚書 ソウル大病院の医療スタッフを派遣し、接種、副反応、救急医療まで専門的に管理 市が財政投入など行政支援を総括、城東区庁が運営・行政支援し、3月末から4月初めの接種開始を目指す 全自治区、29のセンターの設置場所確定、4月初めに8ヶ所、残る20ヶ所も7月目途に運営開始 日常を取り戻すための「1千万市民のワクチン接種キャンペーン」が始まり、ソウル市は城東(ソンドン)区庁の大講堂に設置される「新型コロナウイルス ワクチン予防接種センター」第1号(以下、「ワクチン接種センター」)をソウル大学病院が運営すると発表した。 各道や市区町村、それに上級総合病院が協力して推進する全国初の特化型運営モデルで、上級医療機関がワクチン接種センターの接種業務を担うのは、全国のワクチン接種センターでも初の事例となる。 ソウル大学病院は、医療スタッフの派遣やワクチン接種・管理、副反応への効果的な初期対応、さらには必要に応じてソウル大学病院と連携して治療を行うなど、すべての過程を担う。副反応が出た場合には、ソウル大学病院の医療スタッフが応急処置を行い、ソウル大学病院で治療を行うという体系も整えた。ソウル大学病院は今後、各区に設置予定のワクチン接種センターに派遣される医療スタッフへの教育も主管し、安全性の高いソウル市ワクチン接種センターの構築に向けた中心地の役割を担う予定だ。 ソウル市は、人件費などワクチン接種センターの設置・運営に必要な財政を投入し、行政支援を総合的に担う。城東区庁は、ソウル大学病院が安定性と専門性を基にワクチン接種を滞りなく行えるよう実質的な運営を担い、行政・諸般の必要な作業などを支援する。 ソウル市はまた、ワクチン接種センター第1号の持つ象徴性が大きいと見て、「ワクチン接種センターと大型病院」の協力モデルを安定的かつ効率的に運営し、今後、すべての自治区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルにする計画だ。さらに、ワクチンが導入され次第、速やかに接種を開始できるよう、ワクチン接種センター第1号を3月中旬までに設置し、3月末または4月初めからの本格的な接種の開始を目指す。 ワクチン接種センター第1号は、受付→接種→観察の一連の流れが円滑に進むよう、動線を一方向(ONE FLOW)にし、ファイザーやモデルナなど、ワクチンの種類によって2つの動線を同時に稼働させることも可能にする。また、接種後の身体の変化を確認できるよう、隣接する図書館を利用して100席以上の「副反応観察室」も確保した。快適な環境で接種を行えるよう、リアルタイムの室内空気モニタリングシステム(測定機器20個)と、立体的な殺菌・浄化システム(殺菌機器7台、出入口の浄化ゲート2台)も導入する。ソウル市は、25のすべての自治区に設置される「ワクチン接種センター」29ヶ所の設置場所も確定し、発表した。 ソウル大学病院キム・ヨンス院長は、「ソウル市で第1号となるワクチン接種センターを運営することになり、責任を感じている。ソウル大学病院の優秀な医療スタッフを派遣するため、ワクチン接種センターの成功例として定着するだろう」と述べた。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「今回のソウル市ワクチン接種センター第1号は、各道と上級総合病院、さらには市区町村が市民の命と安全のためだけに機能的に協力して運営する大韓民国第1号の予防接種センターだ」としながら、「ソウル市はワクチン接種センター第1号を、今後すべての区に設置されるワクチン接種センターの標準モデルとして広め、1千万市民のワクチン接種キャンペーンの成功に向け役割を果たしていきたい」と語った。
SMG 406

もっと幸せな都市の日常を目指す 栄えある大賞に伊「Countless Cities」 人が去った町を市民の参加と協力で住みたい町に変えるデザイン

持続可能性、創意・革新、公共・共有、参加・協力など、暮らしに与えるプラスの影響力の価値を追求 日常が幸福な都市をつくるデザインで、都市問題の方向性を示す国際的な賞 世界31ヶ国、99のプロジェクトが応募、人中心のデザインに対する様々なアプローチ方法を提案 5大陸、12人の専門家による10回に及ぶ運営委員会を経て、チャールズ・ランドリーら審査委員5人を選出 大賞を受賞した伊「Countless Cities」の「Farm Cultural Park」は、芸術的インスピレーションを受けた再生事業を通じて都市全体を再活性化させるデザインで社会的革新の先駆的事例として評価 ソウルデザイン財団(代表理事 チェ・ギョンラン)が主管する「第2回 Human City Design Award」で、イタリアの「Countless Cities」が栄えある大賞に選ばれた。 「Human City Design Award」は持続可能な都市、日常が幸福な都市を目指し、デザインを通じて都市の未来を示すデザイン・プロジェクト(デザイナーまたは団体)に授与する国際的な賞だ。 大賞に選ばれたイタリアの「Countless Cities」は、世界的に田舎離れが進んだ時期に、イタリア・シチリア島の田舎の町、ファヴァーラ中心部に位置する古い空き家を現代美術の展示やコミュニティ・スペースとして蘇らせたプロジェクトだ。10年前、観光客ゼロだった町は、デザイン芸術再生事業を通じて10万人が訪れる町へと変貌を遂げた。 ソウルは「漢江の奇跡」と呼ばれるほど社会的、経済的に超高速成長を遂げた。しかし、成長の量とスピードを重視するあまり、取り残され、排除される人々も生まれた。ソウル市は当時の高速成長の負の遺産を、共有のデザインで克服している。「Human City Design Award」は、変わり続ける都市の日常に生きる市民たちが、「デザインはいかにして人間らしい都市を持続可能にできるか」を共に問い、共に答えを模索する過程で生まれた共同体のビジョンであり、実行方法だ。 創造都市の世界的権威であり、「Human City Design Award」審査委員長のチャールズ・ランドリー(Charles Landry)は、「多くのプロジェクトが人中心にデザインされた都市とは何かについて、様々な方法でアプローチしていて興味深かった」と評価し、「『Human City Design Award』の信念であり指針は、すべての人にとって住みよい都市をつくるために取り組む様々なプロジェクトを知らせることだ」と語った。 ソウルデザイン財団のチェ・ギョンラン代表理事は、「新型コロナウイルスの影響で互いに会うことが難しい状況だが、今こそ参加と協力を通じたデザインで、人中心の都市らしさを取り戻すため、持続可能な未来についての論議が切に求められている」としながら、「『Human City Design Award』は都市デザインの専門家やコミュニティ専門家、建築家、行政専門家、教育機関と世界中の都市の住民たちが期待し、夢見る都市デザインのフェスティバルとして成長するだろう」と語った。 一方、「Human City Design Award」の運営委員であり、ミラノ・トリエンナーレ・デザインミュージアム(Milano Triennale Design Museum)の館長も務めた、アンドレア・カンチェラートは、「『Human City Design Award』は、デザインという分野が多元的かつ包括的で開放的であり、人類がこの世界に求める変化に気づけるよう、希望を示すコンテスト」であると、賞の意味を強調した。 「Human City Design Award」の大賞賞金は、人中心の都市に向けたデザイン活動のために使用される。2019年に行われた第1回授賞式では、世界25ヶ国から75作品が出品され、南アフリカ共和国の貧しい村に美しい革新をもたらした「Dunoon学習革新プロジェクト」が大賞を受賞した。麻薬や犯罪から生活を守るための住民たちの活動が際立つ「Dunoon」プロジェクト・チームは、子どもたちのための図書館や未来教育革新センター、コミュニティ・ホールを作り、賞金を利用して現在も様々なプログラムを開発している。 ※報道資料および画像はWebhardでご確認できます。 [Webhard URL]:http://webhard.seouldesign.or.kr フォルダー名:행복한...   Read more
SMG 849

ソウル市、外国人住民の感染防止に総力 外国人が多く暮らす3地域で集中防疫・先制検査を奨励

外国人が多い地域(九老・衿川・永登浦)への集中防疫管理、集団施設点検・臨時選別検査所を拡大運営 3千人余りの外国人労働者を雇用している企業に現場訪問を行い、先制検査の周知と事業主の協力を要請 管内の外国人住民24万人に先制検査を受けるよう要請「みんなの健康のため1家族1人検査」 ソウル市、「持続的な先制検査を奨励・現場点検を通じて外国人住民の安全な生活環境の整備に努める」 最近、他の地域で外国人労働者を多く雇用する職場で立て続けに集団感染が発生している。これを受け、ソウル市では外国人が多く暮らす地域や外国人労働者を多数雇用している職場に対し、市レベルでの防疫強化対策を推進すると発表した。 特に、家族、友人、我々みんなの健康のため、先制検査を積極的に受けるよう強調し、無症状の人を見つけることで外国人間の感染リスクを先制的に遮断し、地域社会での「静かな感染」の危険を解消するためであると、対策推進の背景を説明した。 主な内容は次の通り。▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の全額支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語)など。 ソウル市の外国人が多く暮らす地域や、外国人を雇用する企業の防疫対策は大きく3つに分けられる。❶外国人が多く暮らす地域(九(ク)老(ロ)・衿(クム)川(チョン)・永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ))に対する集中防疫管理、❷外国人労働者を雇用する主な職場(製造・建設・宿泊・マッサージ業)への現場点検、❸ソウル在住の外国人24万人への先制検査の周知が主な骨子だ。 外国人が10人以上勤務する職場が多数存在する他の市・道とは異なり、ソウルは職場ごとに平均1~2人勤務するサービス業や小規模製造業を中心に外国人労働者が分布している点を考慮し、自発的に先制検査を受けるよう周知に注力する一方、主要な業種には現場点検を並行して行う計画だ。 ❶まず、ソウル市内の外国人が多く暮らす3地域(九老・衿川・永登浦)を中心に集中防疫管理を推進する。外国人住民が多い集団施設(職場)を中心に点検を行い、外国人住民の憩いの場や外国人コミュニティ、外国人(登録)団体・法人など、防疫の脆弱性が懸念される対象をさらに見つけ、抜け目のない防疫に取り組む。 上記3地域では、検査を受ける人の増加に備え、2021年3月1日(月)~3月14日(日)の2週間、外国人が多く暮らす地域での臨時選別検査所を拡大して運営する。外国人労働者が訪問可能な時間帯を考慮し、木曜日・金曜日はそれぞれ運営時間を4時間延長し、日曜日は午前中も運営することで、平日に検査を受けるのが難しい人も積極的にカバーしていく考えだ。 ❷外国人労働者を多数雇用している主な職場には現場訪問などを行い、先制検査の案内および感染対策が遵守されているかを点検する。ソウル市の関係省庁および傘下の外国人労働者センター(6ヶ所)を通じて4業種(製造・建設・宿泊・マッサージ業)、3千余りの職場を直接訪問し、従業員が安心して先制検査を受けられるよう奨励する。 ❸また、自治区との協力体系の構築に向け、ソウル市内に暮らす外国人24万人を対象に「1家族1人」の先制検査の周知に取り組む。 ※ソウル在住登録外国人:24万2623人(出処:2020年12月末現在、法務部統計) 【参考】外国人住民向けの新型コロナウイルス支援を一目で確認! 支援内容: ▲新型コロナウイルス検査費無料▲自宅隔離期間中の生活費支援▲感染時の隔離入院治療費の支援(海外からの入国者には相互主義の原則に従う)▲違法滞在者に対する出入国管理機関への通報義務を免除▲外国人支援施設での多言語通訳支援(13ヶ国語) 問い合せ: 疾病管理庁コールセンター ☎1339 ソウル市のソン・ダヨン女性家族政策室長は、「ソウルに住む外国人住民の新型コロナウイルス検査率を高めるため、外国人が多く暮らす地域の臨時選別検査所の運営時間を拡大し、週末も運営している」としながら、「持続的な広報活動と現場点検を行い防疫の抜けを解消し、外国人住民の安全な生活環境を整えられるよう最善を尽くしたい」と語った。
SMG 358

音楽・展示・本、複合文化空間「ノドゥル島」 この春、本格運営再開

– 自然と文化が共存する複合文化空間「ノドゥル島」、長い休館を経て本格的に運営再開 – 「健康な森」をテーマにした展示、本と音楽が織り成す春の「LOVE SOMEフェスティバル」開催 – 特別な本の空間「ノドゥル書架」ブックコレクション、文化と食を同時に楽しむ「ポップアップ食堂」も – 座席指定制、ソーシャルディスタンス、オリジナル「新型コロナ・チェックバンド」など感染対策を徹底 ソウル市が自然と文化が息づく複合文化空間として運営中の「ノドゥル島」が、この春、本格的に運営を再開する。ソーシャルディスタンスの警戒レベルの緩和に従い、感染対策を徹底して公園や展示、フェスティバルなど様々なプログラムを行う予定だ。 「ノドゥル島」は、1970年代以前は市民に愛される憩いの場だったが、江辺北路の建設など、漢江の開発が進むにつれ訪れる人はいなくなった。そこで、ソウル市は都市再生事業の一環として、ノドゥル島を「音楽を媒介とする複合文化空間」として2019年にオープンした。 3月から本格的に運営を再開する「ノドゥル島」の主なプログラムは、▲展示<INTO THE FOREST>▲2021 LOVE SOMEフェスティバル▲ノドゥル書架<ブックキャラクター>展示など。 ノドゥル島の代表的な展示スペース「スペース445」が、新型コロナウイルスの影響で疲れた心を癒す芸術の森に変身した。37人のコンテンポラリー・アーティストが参加する<INTO THE FOREST>は、「癒しの森」をテーマに、絵画や韓国画、インスタレーション、アート、工芸など約170点の作品を3月28日(日)まで展示する。 音楽と本をテーマにした春のフェスティバルも開催される。4月3日(土)、ノドゥル島「ライブハウス」や「ノドゥル書架」、「芝生の広場」一帯で<2021 LOVE SOMEフェスティバル-よく頑張ったね、わかってるよ>が開催される。10cm、ソヌジョンア、Daybreakなど、多彩なミュージシャンの公演と本、文化イベントをオン・オフラインで同時に楽しめる。 本と憩いのある「ノドゥル書架」の4番目のキュレーション<ブックキャラクター>の展示も、3月末まで延長開催。「本の中に隠れたもう一人の自分を探せ」というテーマで行われる今回の展示は、本の中に隠れた自分のキャラクター(ブックキャラクター)を見つけるテストなどの参加型プログラムと、様々なイベントが用意されており、市民は本と共に楽しく有益な時間を過ごせるだろう。 その他、ノドゥル島ポップアップ食堂「アンドテーブル」では、海外旅行が難しい現状を反映し、様々な国の味をアレンジしたスペシャル・メニューを提供する。事前予約をすれば、様々な国の食べ物や文化を楽しめる。 「ノドゥル島」春のプログラムに関する詳しい内容や予約方法は、ノドゥル島公式ホームページまたはインスタグラムから確認できる。なお、ノドゥル島内のすべての施設ではマスクの着用、発熱のチェック、QRチェックインが必須となる。 *公式ホームページ:http://nodeul.org *インスタグラム:http://www.instagram.com/nodeul.seoul  ソウル市のペク・ウンソク文化政策課長は、「ノドゥル島は新型コロナウイルスによる長期休館を経て本格的に運営を再開しただけに、様々なプログラムを予定している。ぜひ多くの市民に来て楽しんでもらいたい」と語った。   【添付】ノドゥル書架 【添付】アンドテーブル(青春料理団) 【添付】スペース445
SMG 492

ソウル市、3.1運動を世界に報じたアルバート・テイラーの家 「ディルクシャ」が展示館として復元

3.1独立運動の独立宣言書を世界に報じたアルバート・テイラーの家、3月1日に市民に開放 アルバート・テイラー強制追放から80年ぶりに復元、当時の独立への思いを伝える歴史展示館に 1~2階の部屋は当時の様子をそのままに再現、韓国の生活様式や言論活動に光を当てた6つの展示室 西大門刑務所一帯を抗日独立運動に関連する施設や跡地をつなぐクラスターに、事前予約し解説観覧 1919年3月1日、熾烈を極めた独立運動の現場と日本帝国主義の蛮行を世界に知らしめるうえで決定的な役割を果たした人物がいる。日本植民地時代、米AP通信(Associated Press)の臨時特派員で3.1独立運動の独立宣言書を海外に最初に伝えたアルバート・テイラー(Albert Wilder Taylor)が、その人だ。 ソウル市は、アルバート・テイラーがソウルに建てて暮らした家「ディルクシャ」を復元し、当日の独立に対する熱い機運を今に伝える歴史展示館として、3月1日の独立運動記念日に合わせて市民に開放する。1942年、アルバート・テイラーが日本によって強制追放されて以降放置され続け、約80年経った今、蘇る。 鐘路(チョンノ)区杏村(ヘンチョン)洞に位置する地下1階、地上2階建ての茶色いレンガ造りの家「ディルクシャ」は、アメリカ人のアルバート・テイラー(1875~1948)が1923年、韓国に住んでいた頃に建てた西洋式家屋だ。2017年8月、国の登録文化財第687号(ソウル アルバート・テイラーの家、DILKUSHA)に指定された。「ディルクシャ」とは、「喜びの宮殿」という意味のサンスクリット語で、テイラーの妻マリー・テイラー(Mary Linley Taylor)が名付けた。 ディルクシャの家主だったアルバート・テイラーは、1896年(高宗33年)に朝鮮を訪れ、平安(ピョンアン)道雲山(ウンサン)の金鉱の監督官を務めた後、忠清(チュンチョン)道稷山(チクサン)の金鉱を運営した実業家だった。また、AP通信の臨時特派員(special correspondent)でもあり、3.1独立や堤岩里(チェアムニ)事件を海外に報じるなど、日本帝国主義の蛮行を国際社会に知らしめることに貢献した。 ソウル市は、ディルクシャの復元に向け、2016年、関係機関(ソウル市・企画財政部・文化財庁・鐘路区)と覚書を交わした。2017年から本格的に考証を開始し、2018年、復元工事に着手、2020年12月、「ディルクシャ展示館」として工事を完了した。 「ディルクシャ展示館」は総面積623.78(地下1階~地上2階)の建物で、1階と2階の部屋はテイラー夫妻が暮らしていた当時の様子をそのままに再現し、残る部屋などはテイラー家の韓国での生活像やアルバート・テイラーの記者としての活動などに焦点を当てる6つの展示室となっている。 – 1・2階の部屋:テイラー夫妻の1920年代の当時の暮らしぶりを再現 – 1階展示室:テイラー夫妻の生活像を展示 – 2階展示室:アルバート・テイラーの記者としての活動やディルクシャ復元の過程を紹介 また、「ディルクシャ」は1920年~1930年代の韓国国内での西洋式建築技法と生活様式を伝える代表的な建物でもあり、レンガを立てて積み上げていくフランス式「クェッタ積(rat-trap bond)」という独特な組積造方式が使われ、韓国の近代建築史としても意味がある。 3月1日(月)から市民に公開される「ディルクシャ」の運営時間は、毎週火曜日から日曜日、午前9時から午後6時まで。入場料は無料で、オンラインでの事前予約を行い、解説を聞きながら観覧することができる。 1日4回観覧が行われ、1回当たりの観覧可能人数は20人だ。事前観覧予約は「ソウル市公共サービス予約(yeyak.seoul.go.kr)」から申請可能。 アルバート・テイラーの孫娘であり、ディルクシャを寄贈したジェニファー・レイラーは、「ディルクシャを復元し、展示館として蘇らせてくれたソウル市に心から感謝する」としながら、「今回の開館により、韓国の独立闘争に賛同した西洋人の独立有功者が再認識される機会になれば」と語った。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は、「ディルクシャの復元は単純に1つの家の復元を超え、近代建築の復元であり、抗日民族精神の復元として大きな意味を持つ」としながら、「3.1独立運動記念日にディルクシャが展示館として市民に開放されれば、『希望・理想郷』という意味を持つディルクシャの名の通り、希望のある今に息づく歴史教育の場として大いに活用されるだろう。さらには西大門(ソデムン)刑務所や京橋荘(キョンギョジャン)など、ディルクシャ展示館一帯の抗日運動関連施設をつなげる抗日独立運動クラスターができ、独立のため身を捧げたすべての方を記憶し、その精神を受け継いでいきたい」と語った。
SMG 572

ソウル市、3月から遊覧船に乗って「ノドゥル島」へ、50年ぶりに航路復元

3月6日からノドゥル島行き遊覧船の運航開始…汝矣島-盤浦大橋-ノドゥル島に水~日の夜1回 100年の憩いの場、70年代の江辺北路建設で砂浜が消え絶えた航路を復元 複合文化空間の建設、使われていなかった船着き場「月明かりのドゥル」のリニューアルに続きアクセス性向上の転機 23日、「月明かりノドゥル」正式オープン、120万の市民の願い乗せ漢江に願い燈を浮かべるイベントも 3月から遊覧船に乗ってノドゥル島に行けるようになった。ソウル市は100年以上、市民の憩いの場として親しまれながら、江辺北路の建設により砂浜が消えたことで絶えたノドゥル島への航路を半世紀ぶりに復元すると発表した。 ソウル市は3月6日(土)から1日1回、ノドゥル島行きの遊覧船を運航する。水曜日から日曜日まで、夜7時半に汝矣島(ヨイド)を出発し、盤浦(パンポ)大橋を回ってノドゥル島に到着。約15分間停泊し、汝矣島に戻るというコースだ 市は、ノドゥル島を市民のもとへ返すべく、2019年、ノドゥル島を自然・音楽・本と憩いのある文化複合空間へと蘇らせた。また、今年初めには、長年使われていなかった船着き場を展望デッキや休憩所、小規模なステージを兼ねそろえた水上文化空間「月明かりノドゥル」に変身させ、遊覧船の運航を推進してきた。 全面的な空間の変化とアクセス性の向上により、長い間、市民が訪れることがなかったノドゥル島が、市民がいつでも一息つき、楽しむことができる生活の中に息づく場所として蘇る転機となればと市は期待を寄せる。 ソウル市の公共美術プロジェクト「ソウルは美術館」を通して1つの芸術作品として生まれ変わったノドゥル島船着き場は、巨大な人工月「月明かりノドゥル」と共に運航される船の水上関門となり市民を迎える。 「月明かりノドゥル」は、満月をイメージした直径12mの円形の公共美術作品だ。4万5,000個の穴を通り抜ける光や風を、川の揺らめきと共に全身で感じられる。展望デッキからは川水や緑色の漢江鉄橋、63ビルなどを一目に眺めることができ、夕暮れ時は茜色に染まる絶景が広がる。 また、夜になると「月明かりノドゥル」の穴から差し込む光が1つの月暈を作る。水面に輝く「月明かりノドゥル」は30分ごとに月の満ち欠けを表現する5分間のライトアップが行われ、索漠とした都市の風景の中、時の流れを生き生きと感じられる作品となる。忙しい日常生活の中で、ほんの一時立ち止まり、癒しが必要な市民たちにとって、新たな希望と芸術的感性を呼び覚ます夜の風景となるだろう。 ソウル市は本格的な遊覧船の運航開始に先立ち、ノドゥル島の船着き場に到着する初めての船を迎えるイベントを23日(火)夜に行う予定だ。また、今年1月から市民に公開してきた「月明かりノドゥル」を正式に開放する。 市民の新年のメッセージを込めた120個の「願い燈」を漢江に浮かべるイベントも開催される。願い燈は3月1日(月)まで見ることができる。この1ヶ月に渡り寄せられた380個余りの市民からのメッセージの内容は主に新型コロナウイルスに関するものだった。 遊覧船は株式会社イークルーズの「ミュージッククルーズ船」で、夜7時30分から汝矣島第一船着き場(永登浦区汝矣東路280)から出発し、盤浦大橋周辺の月明かり虹色噴水を回って夜8時10分頃、ノドゥル島船着き場(龍山(ヨンサン)区譲寧(ヤンニョン)路445)に到着する。 ノドゥル島では乗船、下船いずれも可能だ。ノドゥル島で降り、漢江の夜景を楽しむもよし、遊覧船に乗って汝矣島に行くこともできる。ノドゥル島から汝矣島の船着き場までの所要時間は約10分。乗船予約などの問い合わせは株式会社イークルーズ(☎02-6291-6900、www.elandcruise.comr)まで。 ソウル市のユ・ヨンシク文化本部長は、「ソウル市は『ソウル市は美術館』事業を推進し、公共美術が本来の役割を果たせるよう最善を尽くしている」としながら、「『月明かりノドゥル』の開放や遊覧船の運航も行なわれ、世界的な文化芸術の島への発展を夢見るノドゥル島が市民により身近な場所として生まれ変わる転機となることを期待している」と語った。
SMG 310

ソウル市、面接用スーツ10回まで無料レンタル、39歳まで拡大し「就活を応援」

「就活応援サービス」の利用可能年齢を従来の満34歳→満39歳に拡大し、経済的負担を軽減 スーツレンタル、7店舗(新村・建大・往十里・舎堂・江南・論峴・梨水)に拡大し、個々に合わせたコンサルティング後にレンタル 若者の求職者にカスタムスーツをワンストップで3泊4日間レンタル、オンラインで申請後、配達も可能 ソウル市は、若者の就活費用削減に向け、面接用スーツの無料レンタル、「就職応援サービス」事業を2016年から運営しており、2021年からは利用対象年齢の上限を、これまでの満34歳から満39歳に拡大したと発表した。 就職応援サービスは、高校卒業予定者から満39歳以下のソウル市在住の若者であれば誰もが利用でき、3泊4日間、年間最大10回まで、面接に必要なスーツをはじめネクタイやベルト、靴などのアイテムを一度に無料でレンタルできる。就活応援サービスは、2016年の事業開始以降、12万7千人余りの若い求職者が利用しており、満足度調査で回答者の98.3%がサービス全般に満足していると答えている。 また、ソウル市は利用者のアクセス性と利便性を高めるため、面接用スーツのレンタル2店舗を新たに加え、全部で7店舗(新村(シンチョン)・建(コン)大(デ)・往十里(ワンシンニ)・舎堂(サダン)・江南(カンナム)・論峴(ノニョン)・梨(イ)水(ス))でサービスを運営する。2021年、就活応援サービスの運営店は、計5社(7店舗)。 – 従来:マイスウィートインタビュー(新村・舎堂)、開かれたクローゼット(建大)、チェンジレディー(往十里・江南) – 新規:スーツギャラリー(論峴)、ジャベツコレクション(梨水)  面接用スーツをレンタルしたい若者は、ソウル雇用ポータル(job.seoul.go.kr)からスーツレンタル店を選択し訪問日時を予約、予約した日に選択した店舗を訪問すれば利用可能だ。予約した日時に店舗を訪問すると、レンタル専門家が若い求職者の就職目的や体型に合うスーツを選んでくれる。    サービスを初めて利用する場合には、サイズを図るため店舗を直接訪問する必要があるが、以降はオンラインでの申請後、配達で受け取ることもできる。レンタル期間内にさらなる面接がある若者は、予約システムからレンタル期間の延長を申請することもでき、複数件の面接を終えたあとで返却することも可能だ。    ソウル市のシン・デヒョン雇用政策課長は、「就活応援サービスは、就活中の若者にもっとも直接的なサポートとなるサービスであるだけに、多くの就活生が負担を感じず便利に利用できるよう、運営に万全を期す」と語った。
SMG 394