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環境/エネルギーニュース

  • ソウル市の水道水「アリス」、世界初「ユネスコ都市水管理認証」に挑戦

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    ソウル市は、ユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)が2023年以降に正式導入する予定の「都市水管理優秀認証(Seal of Excellence for Urban Water Management)」を取得し、世界初の認証都市になることを目指す。

    ユネスコの「都市水管理優秀認証」は、都市水道水の水質などの安全性および水道供給の全過程における運営管理能力を総合的に評価して格付けする国際認証制度である。気候変動に対応すべく、安全な飲み水を確保することが大事な課題として浮上している現状を受けて初めて実施されるもので、2023年以降、全世界の都市を対象として正式導入を予定している。

    水道水の安全性(50点)と供給システム(50点)の2項目を総合的に評価し、100点満点中90点以上を獲得すると認証を取得できる。認証レベルは、合計点によってA+++(最高)からAまで4種類のレベルが付与される。

    ソウル市は認証制の正式導入を控え、2022年7月から2023年6月にかけて1年間実施されるモデル事業に参加する。ユネスコの評価項目を基に、ソウル市における上水道の運営管理能力を総合的に評価されることになる。

    四半期ごとに200か所の供給地点、2か所の浄水センターにて水道水の水質検査を受けることになる。また、上水道水源と浄水センターを含めた水道水の全供給過程で的確な管理が行われているかを評価する現場評価も行われる。

    ソウル市は、モデル事業において、初の認証都市だけでなく同時に最高レベルであるA+++を獲得することを目標とする。タスクフォースを組み、評価に備えて上水道水源から家庭の蛇口に至るまでの上水道全般に対する体系的な点検を自主的に行う計画である。

    市は、来る3月中にユネスコ・環境部・韓国水資源公社・大邱市とモデル事業協約書(Letter of Intent)を締結し、6月までに評価や調査地点などに関する最終協議を行い、7月から本格的な認証評価に着手する。

    ユネスコは、今回のモデル事業を通じて認証制度の不備を補い、2023年以降は全世界の都市を対象に拡大する予定だ。
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