ソウル市、2021年9月28日(火)午前10時から午後6時30分まで、「コロナ以降、新しい日常と都市のレジリエンス(回復力)」をテーマにした「2021ソウル国際都市レジリエンスフォーラム」をオンラインにて開催します。
今回のフォーラムは、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)にあるビデオ会議専用スタジオ「ソウルオン」で行われ、ソウル市のYouTubeチャンネル(韓国語版YouTube、英語版YouTube)を通じて世界中にライブ配信されます。参加を希望される場合、どなたでもソウル市のYouTubeチャンネルからリアルタイムで観覧できます。
本フォーラムは、▲ (開会式) 開会の辞、祝辞、基調演説(パン・ギムン(潘基文)元国際連合事務総長)、▲ (セッション1) スマート安全都市の新しい基準、▲ (セッション2) コロナ以降の都市の役割:包容性とレジリエンス(回復力)、▲ (セッション3) 災害の日常化に備えた都市の役割、という構成で開催されます。
セッション1 – スマート安全都市をつくる
第4次産業革命時代の到来を迎えて、都市の安全においても様々なIT技術が導入されるようになりました。
道路、地下鉄、橋梁、通信、上下水道などの都市のインフラ施設にも人工知能(AI)、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティングなどを取り入れるなど、スマート安全都市づくりが積極的に推進されています。
本フォーラムの1つ目のセッションでは、「スマート安全都市の新しい基準」をテーマに、さまざまなIT技術を都市という空間に取り入れ、都市のレジリエンス(回復力)を高めることを目的とした総合的なアプローチ方法について討論します。
セッション2 – 包容力とレジリエンス(回復力)を備えた都市を目指す
突然訪れたパンデミックにより、人々の日常生活は非対面という新しい環境に直面せざるを得なくなりました。非対面経済の活性化だけでなく、ビデオ会議、在宅勤務、オンライン環境など非対面下での日常に人々は適応してきましたが、一方では、高齢者や低所得層をはじめデジタル機器の利用に不慣れな多くの市民が取り残されるというデジタル・ディバイド(情報格差)問題も発生しました。
2つ目のセッションでは、「コロナ以降の都市の役割:包容性とレジリエンス(回復力)」をテーマに、新型コロナによって加速化しているデジタルへの移行とこれによって生じる様々な問題に対して、都市がどのように対応すべきかについて討論します。
セッション3 – 災害の日常化に備える、連帯する
新型コロナウイルス感染症の大流行は、世界中において災害を日常のものとさせました。
パンデミックや気候危機など人類が直面している様々な問題を解決するためには、世界中が連帯し協力することが何より重要です。
3つ目のセッションでは、世界各国の都市の代表が集まり、災害の危機に対応しつつレジリエンス(回復力)を高めるための各都市の努力について紹介するとともに、災害に備えて都市が自生力を育み成長していく方法について討論します。
フォーラムの事前登録や詳細な情報については、フォーラムの公式ホームページにて確認できます。
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