WFTO-ASIAソウルカンファレンス2014開会式
日付 2014年10月16日 | 場所 プレジデントホテル ブラームスホール
こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日、WFTO-ASIAソウルカンファレンス2014の開会式にお越しくださったソウル市民の皆様、世界各国の公正貿易関係者の皆様、そして韓国公正貿易協議会などをはじめとする公正貿易ファミリーの皆様、お会いすることができて嬉しいです。心より歓迎申し上げます。
国連の「貧困撲滅のための国際デー」でもある本日、大韓民国の首都ソウルで公正貿易国際行事、「WFTO-ASIA」を開催することができて嬉しく思います。WFTO(World Fair Trade Organization)は、世界公正貿易運動組織の連合機構として、世界各国の生産者と労働者の生活の質を高め、国際貿易において彼らの権利を守る大きな役割を果たしています。このように立派な世界連合機構公正貿易のリーダーの皆様とともに論議することができまして、感謝申し上げるとともに、光栄に思います。
公正貿易は、後発開発途上国の生産者と労働者たちが作った物を公正価格で取引することで、後発開発途上国の経済的自立と経済発展を実現させる善隣貿易です。同時に、絶対貧困層の減少と持続可能な開発のためにも、非常に効果的な方法です。
そのため、ソウル市もともに生きる人情深い社会、世界市民とともに幸せな世界都市ソウルを作りあげていくために、合理的で正しい貿易、善隣で良い消費を促す公正貿易運動を積極的に進めています。2012年に公正貿易都市の推進を宣言し、公正貿易の価値と理念を伝え、倫理的な消費を奨励しています。ソウル市庁内に公正貿易の店である地球マウルを運営(2013年1月開館)しており、自治区・宗教機関・学校などと協力して、公正貿易の広報と教育事業などを幅広く推進しています。これからもソウル市は、公正貿易がうまく定着できるよう、さらに努力していきます。
私は今回のWFTO-ASIソウルカンファレンスが、ソウル市が「ともに幸せな公正貿易都市」として成長する、良いきっかけになると確信しています。同時に、公正貿易運動に対する関心と参加が広がり、地球の反対側にある後発開発途上国の貧困と苦痛をともに悩み、彼らの生活に一筋の光になることを期待しています。
すべてが実を結ぶこの美しい秋に、皆様とともに有意義な論議ができたことを非常に嬉しく思うと同時に、大変感謝しています。良い方々とともにいる楽しさ、意義深い成果、これらのすべてが叶えられる有益なカンファレンスになることを願っております。ありがとうございました。