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[2014] 市長挨拶

  • 1千万人によるキムチづくり、 キムジャン文化の新たな始まり

  • [2014] 市長挨拶 SMG 744

    「2014ソウルキムジャン文化祭」開幕式

    日付 2014年10月16日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム

    本当にいい季節となりました。秋ですが、全国では様々なお祭りが開かれています。おそらく皆様も様々なお祭りを楽しんでいらっしゃると思いますが、ソウルでもいろいろなところで様々なお祭りが開かれています。これまで私は、ソウルで開かれる様々なお祭りに参加しながら市民とともに楽しみ、喜びを分かち合ってきました。

    しかし、そんな中で私には一つ気になることがありました。世界には有名なお祭りがたくさんあり、それらのお祭りは各国の固有資産として多くの観光客を誘致しています。それと比べて、私たちのお祭りは果たしてどうなのか。世界の人々とともに笑って、ともに楽しんで、分かち合うお祭り、これを観光資源とする方法はないのかと悩みました。

    そうした中で、私は数年にわたってソウル広場でソウル市と韓国ヤクルトが共催してきた、「愛のキムジャンを分かち合う祭り」に注目しました。そのイベントに参加しながら私は、インスピレーションを得ました。特に、昨年の場合はソウル広場でヤクルトレディとともにハート型になってキムチを作るキムジャンが行われましたが、当時イベントの規模はギネスブックに登録されるほど大きく、作ったキムチを分かち合うというキムジャンの精神にも世界中の人々が大きな感銘を受けました。

    キムチをともに作って分かち合うキムジャン文化こそ趣と興趣があり、分かち合いの精神がある韓国固有の共同体文化です。私たち固有の文化でありながら、世界にも自慢できる有意義なお祭りになれると判断しました。

    ソウルは今や世界的な都市になっていますが、ソウルにも世界的なお祭りが一つくらいあってもいいのではないでしょうか。スペインと言えばトマトお祭りが、ドイツと言えばミュンヘンのオクトーバーフェストが思い浮かびますね。日本のさっぽろ雪まつりは世界3大祭りです。これから大韓民国と言えばキムジャンが思い浮かぶべきだと思いました。

    キムジャンは私たち固有の共同体自治文化ですが、家族みんなが集まって親戚と隣人がともにキムチを作り、漬けたてキムチをお互いに食べさせ合い、マッコリまでみんなで飲むと、町全体に笑顔と笑い声が溢れます。美味しくて趣があって、楽しさがあって分かち合いの精神のある、町全体のお祭りであるキムジャン文化は、既に世界からその価値が認められています。2013年12月にユネスコ人類無形文化遺産として登録されるという快挙を成し遂げましたが、このような現実とは異なって、キムジャン文化は私たちの生活の中で忘れられつつあります。私たちは新しい観点からキムジャン文化を見つめ直し、再創造して、韓国を越え世界的なお祭りへと発展させなければなりません。それをソウル市が積極的に取り組んでいくつもりです。

    11月14日から16日までの3日間、ソウル広場とその周辺で市民と世界の人々が参加する、「2014ソウルキムジャン文化祭」を開催します。ソウル市は、今回のキムジャン文化祭を「1千万によるキムチづくり、大韓民国キムジャンの新たな始まり」というテーマで、すべての自治体と市民たちがともに参加できるように場所を提供します。特に、20年以上キムチ祭りを開催してきた光州市とは、特別なMOUを締結し、光州のキムチが最も注目されるように準備しております。

    食べどころ、見どころ、遊びどころを充実させ、ともに楽しめるお祭りを目指します。分かち合い、展示、体験、市場とグルメなどは、お祭りをさらに盛り上げます。お祭りが開かれる3日間には、誠意と愛、最高の食材で255トンのキムチが作られ配られます。キムチの歴史と現在、未来に焦点を当てた展示会を開き、子供と若い世代をはじめみんながキムジャン体験に参加することで、自分が作ったキムチを味わうことができます。家族みんなが楽しめるキムジャン運動会のような様々なプログラムは、お祭りをさらに美味しくもっと楽しくしてくれると思います。

    私は、キムチが韓国人の根性に似ていると話したことがあります。キムチに入れる塩辛の種類によって味が変わり、味だけではなく、様々な種類を持つキムチは、韓国人のダイナミックな民族性にも似ていると思います。ソウル市は、キムジャン文化祭を世界的にも楽しいお祭りとして成長させていきます。ソウルキムジャン文化祭が世界3大祭りに発展できるよう、最善の努力を尽くしていきます。ソウルがその先頭に立って、世界に向けて韓国の文化を発信していきます。記者の皆様や市民の皆様がともに応援していただければ、不可能はないと信じています。何卒、多くのご関心をよろしくお願いします。

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