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都市建築ニュース

  • 環境にやさしい複合文化空間、文化備蓄基地が6月にオープン

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,121

    石油産業施設だった「マポ(麻浦)石油備蓄基地」が、文化芸術に親しむための空間として生まれ変わる。2017年6月、マポ区サンアムドン(上岩洞)とソンサンドン(城山洞)一帯に、14万㎡規模で造成された「文化備蓄基地」が市民に公開される。

    マポ石油備蓄基地は、1973年に国家的取り組みによって造成された石油貯蔵タンクで、2000年12月にサンアム(上岩)ワールドカップ競技場を建設するに伴い閉鎖された。その後、ソウル市はソウル広場の10倍の規模に達するこの場所を、その独特な空間的特性を活かして、生態・文化体験が可能な環境にやさしい文化公園としてリニューアルさせた。

    Opening_of_an_Eco-friendly_Culture_Complex_in_June

    直径15~38m、高さ15mの5つの石油タンクのうち、1番タンクはガラス張りの多目的パビリオンとし、2番タンクは公演会場へと造成する。4番タンクは「企画展示場」、5番タンクは常設展示場へと生まれ変わる。3番タンクは、既存の状態のまま保存することにし、新たに建設した6番タンクは情報交流センターとして使用する予定だ。

    駐車場の敷地は文化マダン、散策路、野生の花庭園などになり、市民にとって休息所であると同時にさまざまなコミュニティ活動が可能な空間となるように造成される。

    文化備蓄基地は、地熱を活用した建築物の冷暖房が可能となるようにし、生活排水を浄化してトイレ用水として使用するなど、エネルギー効率を最大限に活かせるように設計された。

    6番タンクの地下に容量30トン規模の中水処理施設をつくり、生活排水を浄化してトイレ用水として使用するようにした。また、雨水を300トン保存できる貯留槽を設置し、貯まった雨水は造園用水として活用する計画だ。

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