2014年9月25日~10月23日にウルチロ(乙支路)4街地下歩道のギャラリー「アトリエ(愛)」で写真展「ソウルの地下の風景」が開かれます。
「ソウルの地下の風景」は、「地下商店街、そして人々」と「地下商店街で出会った風景」の2つのセッションで構成されています。「地下商店街、そして人々」では、代を引き継いでこの商店街を守り続けてきた商人らの物語と、常連客として長くこの商店街に通い続けてきた市民の暮らしが収められています。また、「地下商店街で出会った風景」は、日々奔走する人々と生業を受け継いできた人々が生み出す躍動的な風景が収められています。
ソウル市の地下商店街は、市民の地下歩行空間で、商品を販売する人と購入する人の出会いがなされる生業の空間としてソウル市民の日常が染み込んだ生活空間です。1967年にシチョン(市庁)駅近隣に「新ソウル地下商店街」が建設されて以来、ソウル市には現在29の地下商店街が造成されています。面積だけで14万9920平方メートルと、明洞の面積の6分の1に相当します。特に、4大門の中には17の商店街がどこまでも続き、ソウル市の中心部をつないでいます。
ソウル市の地下商店街を管理・運営するソウル施設公団は、2013年から地下道を公共芸術が花咲く市民の文化空間に様変わりさせる事業「地下商店街公共美術プロジェクト」を推進中です。第1次プロジェクトとして「ウルチロ(乙支路)地下歩道ピアノ階段」と「ソウル名所トリックアート」が設置され、2014年5月に造成されたウルチロ(乙支路)4街地下歩道にギャラリー「ウルチロ(乙支路)アトリエ(愛)」では現在、写真展示会が開催されています。