ソウル市が、言語データ専門の観光系スタートアップ企業「Flitto」とともに、韓国初のリアルタイム会話型多言語翻訳サービスを提供する。ソウルを訪れる主な国の外国人観光客が気楽に母国語を話しても韓国人案内スタッフから観光案内を受けることができ、以前よりも便利に隅々まで楽しめるソウル旅行の実現に役立つことが期待される。
この翻訳サービスは、互いに異なる言語でのリアルタイム会話を可能にする。人工知能翻訳エンジンと音声を文字に変換してくれるデジタル技術を活用して、音声を他言語に翻訳して画面に文字としてすぐに表示する。透明な画面を通じて顔を向き合って実際に会話する方式を用いて現実感を高めたのが特長だ。
翻訳機は、ソウル市内の主な観光案内所であるクァンファムン(光化門)観光案内所とソウル観光プラザ1階トラベラーズカフェの2か所に優先的に設置され、テスト運営が開始される。英語、中国語(簡体字)、日本語とともにタイ語、ベトナム語、マレーシア語、インドネシア語、アラブ語、ロシア語、スペイン語、フランス語の全11言語が提供される。
ソウル市は、この翻訳サービスを広く伝えて、より多くの観光客が参加できるよう、Flittoとともにサービスを利用するインバウンド観光客に対して、11月20日(月)から今年年末まで全6週間にわたり、テスト運営イベントを実施する。
11月20日(月)から12月31日(日)まで、クァンファムン(光化門)観光案内所とソウル観光プラザ1階トラベラーズカフェにある翻訳機器で翻訳サービスを利用したインバウンド観光客に対して、現場でランダム抽選を行ってソウル市内の免税店割引チケットまたは観光記念品などの景品を贈呈する。
各観光案内所の翻訳機器設置現場の様子
テスト運営イベント案内ポスター