荷物が増えるしかない子連れ外出がより楽になるようにサポートし、ママパパからの評価されている「ソウルママパパタクシー」が、今年から25の全自治区に拡大。ソウル在住の24カ月以下の乳幼児を育てる家族なら誰もが利用できる。
「ソウルママパパタクシー」は、オ市長の少子化対策「誕生応援ソウルプロジェクト」の1つである。大型乗用車にKC認証済みのチャイルドシートはもちろん、殺菌機能の空気清浄機と手指消毒剤、飛沫ブロックスクリーンまで搭載されていて、安全かつ快適な環境で子供と一緒に移動できるサービスだ。市は、乳幼児1人当たり10万ウォンのタクシーバウチャーを支援し、予防接種や診療のために病院や薬局に行く時など、外出を手伝うだけでなく、養育者の交通費負担も軽減するコスパの良い政策だ。
去年16の自治区でテスト事業を実施。当初の目標(30,459人)より15%多い約35,000人が「ソウルママパパタクシー」を利用するなど、子育て中の親らに人気があった。
実際、「ソウルママパパタクシー」を利用した養育者’10人のうち9人(92.2%)が満足したと回答した。詳しく見ると、新設·安全運行(96.5%)、配車アプリの利便性(94.0%)、簡単な申込手続き(92.7%)、チャイルドシート装着など、外出の利便性(81.3%)の順で高い満足度を示した。
ただ、支援額の拡大(80.9%)、支援対象の拡大(59.1%)など、事業の活性化が求められるとの回答もあった。
「ソウルママパパタクシー」に乗って訪れた場所は、病院·薬局が43.3%、家族の集まりなどが24.5%、公園などお出かけが21.4%だった。
「ソウルママパパタクシー」の申し込みは、23日(火)からソウルママパパタクシー運営会社であるi.M(アイ.エム)の配車アプリでできる。子供の親だけでなく、24カ月以下の乳幼児を育てている実質的養育者であれば誰もが申し込みできる。
実質的養育者の基準は、乳幼児の父、母、祖父、祖母および、3親等以内の親族であり、当乳幼児と一緒に住民登録票謄本に記載されていると申し込みできる。
韓国人と結婚した外国人(父または母)の場合、当乳幼児と住民登録票謄本に記載されていれば申し込みできる。
利用したい養育者は、まずアプリをダウンロードして申し込めば、2週間以内に居住地の自治区が資格を確認して承認する。承認後、乳幼児1人当たり10万ウォンのタクシーバウチャー(ポイント)が与えられる。
ポイントをもらった養育者は、配車アプリを通じて「ソウルママパパタクシー」を呼び出すと、病院、お出かけ、家族の集まりなど、ソウル市内の行きたいところはどこでもポイントの限度内であれば自由に移動できる。
スマホを使えないデジタル弱者は、居住地の住民センターに訪問し、タクシー利用ポイントを申し込みできる。タクシーを利用する際には、電話(☎1688-7722, 専用短縮ダイヤル2)をかけて呼び出しができる。
ソウル市のキム・ソンスン女性家族政策室長は、「昨年、養育者から高く評価された『ソウルママパパタクシー』を、今年から全自治区に拡大する」とし、「ソウル市は、子連れの外出が大変なことではなく、楽しい日常になれるように、子供を産んで育てやすい都市づくりに最善を尽くしていきたい」と述べた。
添付「ソウルママパパタクシー」ポスター