ソウル市は、特色と魅力を備えた路地商圏を、人とお金が集まるローカルブランド商圏*にすべく集中的に育成する。地域の特色を生かした路地ブランドを打ち立て、施設やインフラの改善など「ハードウェア」と、コンテンツやコミュニティなどの「ソフトウェア」に加え、商圏を変化させるための主役ともいえる役割を担う小商工人の養成「ヒューマンウェア」に至るまで水を漏らさぬ支援を行い、「ショッピング」-「コミュニティ」-「ローカル創業」の三拍子を兼ね備えた、長居したくなる路地商圏を育成することを骨子としている。
この事業は、オ・セフン(呉世勲)市長が就任後に発表した「ソウルビジョン2030」における中心的な20大課題のうち1つで、1つの商圏当たり3年間、最大30億ウォンの予算を投入し、基盤の造成から活性化に至るまで総合的に商圏を支援するという計画だ。
まず、2022年の5大主要路地商圏を選定し、集中的にインキュベーティングを行う。専門家と小商工人が寄り集まって工夫し、その地域ならではの価値を発掘して、商圏を特別なものにするための基盤造成から各商圏の特化プログラム開発まで、一時的なブームでなく持続性と自生力を兼ね備えた商圏を育成することが今回の事業の目的である。
これを受けて、市は今年2022年のための「2022年ローカルブランド商圏育成事業」支援対象を3月21日(月)から4月7日(木)まで募集する。
ソウル市は、路地商圏のコンテンツと革新的な小商工人インフラを積極的に支援し、地域商圏をよみがえらせることができるよう努力を続ける計画だ。