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都市建築ニュース

  • 「ソウル型都市再生試験事業」 最初の5カ所選定

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    ソンボク(城北)区チャンウィ(長位)1洞のニュータウン解除区域一帯やソンドン(城東)区ソンス(聖水)1・2街一帯など、インフラや安全といった生活条件が劣悪で都市再生が急がれる地域5カ所(総面積285万3千㎡)が、ソウル市が公募した「ソウル型都市再生試験事業」に応募した自治区の中から最初の対象地に選定されました。

    < 「近隣再生型」都市再生による老朽・衰退地域の活性化と地域の経済復興を同時に実現 >

    「ソウル型都市再生試験事業」は、各地域の特性に合った生活圏単位の環境改善や基礎生活インフラの拡充、共同体の活性化、町の商店街の再生などを通じ、近隣再生型都市再生を実現する事業です。

    大きな単位ではなく小さな生活圏単位の近隣再生型都市再生を通じ、「老朽・衰退地域の活性化」と「地域経済の復興」を同時に実現させることが狙いです。「近隣再生型都市再生」は、経済基盤型都市再生とは違います。経済基盤型都市再生は、産業団地や港湾など整備・開発との連携を通じた都市の新たな機能付与や雇用基盤の創出などを目指すものです。

    <地域住民・自治区が主体として参加、1カ所当たり4年間で最大100億ウォン(市:区、9:1)支援>

    ソウル市が2014年10月に「ソウル型都市再生試験事業公募」を実施したところ、14の自治区、15の事業が応募し、最終的に5カ所が選定されました。

    ① カンドン(江東)区アムサ(岩沙)1洞一帯(635,000㎡_「住民が築く歴史と文化が共存する町」)

    ② ソンドン(城東)区ソンス(聖水)1・2街一帯(886,560㎡)_「ともに希望を抱く職人の町“聖水”」

    ③ ソンブク(城北)区チャンウィ(長位)1洞ニュータウン解除区域(318,415㎡)_「多情多感世代共感、長位都市再生」

    ④ トンジャク(銅雀)区サンド(上道)4洞一帯(750,000㎡)_「ともに暮らす町“上道”」

    ⑤ソデムン(西大門)区シンチョン(新村)洞一帯(263,000㎡)_「開かれた新村、公共大学文化村づくり」

    建築や都市計画、交通、歴史・文化、市議会議員など、各分野の専門家で構成された評価委員会が、①書面評価 ②現場評価 ③総合評価を厳正に行いました。特に、▲試験事業の適正さ ▲自治区の推進能力 ▲住民の関心と参加率 ▲事業の波及効果 ▲地域の衰退度など、住民と自治体の推進への意志や実現可能性などに重点を置いて評価が行われました。

    <4大圏域ごとに様々な「近隣再生型都市再生モデル」をつくり、ソウル全域に広める>

    選定された5カ所は、2015年から自治区主管で本格的に事業を推進します。1カ所に最高で100億ウォン(ソウル市90%、自治区10%)が支援される予定です。

    支援される事業費は、基本的に地域が自立して持続可能な活性化を実現するためのインフラ整備や地域コミュニティの形成などの事業に集中的に投じられます。また、地域の力量強化や地域の資産を活用した文化的再生、クリエイティブな雇用確保による地域経済活性化、安全で快適な居住環境改善など、「施設中心」ではなく「人間中心」の再生事業にも投じられる予定です。

    < 全過程モニタリング及びコンサルティング、優先的に住民の力量強化に焦点 >

    ソウル市は、今回の都市再生事業が成功するよう全過程をモニタリングするとともに、周期的な市・区合同会議の開催や諮問団などによるコンサルティングを実施し、自治体と地域住民が協力して都市再生事業が行われるよう積極的に支援する計画です。

    また、都市再生の主役である住民の力量強化に向け、自治区の特性に適した教育プログラムを開発して町のリーダーと活動家を育成し、地域住民の理解と参加を高めるよう、住民教育を優先的に実施するという条件を与える計画です。

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