メインコンテンツに移動
  • ソウル市ニュースレター購読 刊行物
  • visiting seoul?
T T

都市建築ニュース

  • 1986年から続くセウン商店街、こう変わります

  • ソウル市総合ニュース SMG 5,987

    ソウル市は今年2月に、全2段階で推進される<タシ·セウンプロジェクト>のうち「チョンノ(鍾路)∼セウン商店街∼チョンゲ(清渓)·テリム(大林)商店街」をつなぐ第1段階として、公共先導事業の着工が開始されます。今回の第1段階の事業は、2017年5月までに竣工することを目指します。

    ソウル市は昨年6月、国際コンぺティションを通じて「Modern Vernacular(現代的土俗、Eスケープ建築士事務所)」を最終選定した後、建物別の所有者や賃借ビジネスをする人を対象にした住民説明会(17回)を行い、分野別の専門家による設計のアドバイザーグループの構成・運営(4回)などを経て、住民の意見を反映し、昨年12月に最終設計案を確定しました。

    さらに昨年2月、「セウン商店街の活性化(再生)のための総合合計」を発表した後、▲文化芸術人・住民代表会(36回)や▲肖像画のインタビュー(270回)、▲現場中心の専門家で構成されたセウンフォーラムの運営(12回)などの幅拾い意見交換の場を設け、住民の意見によりセウン商店街の展望エレベーターの設置、歩行者用デッキやトイレの設置、ウルジロ地下歩道の連結、デッキとつなぐエスカレーターの設置、そして2階のエアコン室外機の整備などを拡充しました。

    これと関連してソウル市はパク·ウォンスン市長、チョン·ホジュン国会議員、キム·ヨンジョン鍾路区 庁長、セウン商店街の建物の所有者、賃借人、住民など約200人が参加した中、28日午前、セウン商 店街の5階にあるチュンジョン(中庭)スペースで「タシ·セウンプロジェクト」の全2段階のうち第1段階目 の公共先導事業の着手を宣言しました。

    また、同日にセウン商店街の建物の所有者代表·商人代表とパク·ウォンスン市長が、賃貸料の引き上げの自制に自律的な参加を約束する「ジェントリフィケーション防止·共存協約」、セウン商店街内のチュン ジョン(中庭)、屋上、地下空間などの遊休スペースを住民が無償提供し、市が施設の改善費用を負担 して公共の用途として活用する「公共空間活用協約」を締結しました。

    今回の<タシ·セウンプロジェクト>の主な内容については、①再び歩むセウン(歩道再生)②再び訪ねるセウン(産業再生)③再び笑うセウン(共同体再生)などの3つに大きく分かれます。

    第一、「歩道再生」は▲チョンミョ(宗廟)∼セウン商店街の区間に「タシ·セウン広場」を造成(2016年10 月竣工)、▲チョンゲチョン(清渓川)の上流に「空中歩道橋」を建設(2017年2月竣工)、▲セウン∼テ リム(大林)商店街の区間のデッキの整備やコンテナボックス形態のプラットホームセルの設置(2017年5月竣工)などを段階別に推進し、立体都市としての価値を回復することを柱とします。

    まず「セウンチョロクティ公園」は、今年10月までにチョンミョ(宗廟)の景色が目の前に広がる傾斜 になっている広場である「タシ·セウン広場」として新たに生まれ変わります。広場と傾斜面の下にある 空間では野外公演やフリーマーケット、展示会などの様々な市民参加型イベントが開かれる予定です。

    2005年のチョンゲチョン(清渓川)の復元によって途絶えていた、セウン∼テリム(大林)商店街間の空中歩道橋を復活させて南北の歩行者動線を、テリム(大林)商店街とウルジロ地下街がまっすぐつながる東西の歩行者動線を通して、チョンゲチョン(清渓川)の訪問客がチョンミョ(宗廟)やナムサン(南山)まで行くことができるようになります。

    セウン商店街の歩行者用デッキは、チョンゲチョン(清渓川)とソウルの空を眺めることができる新しい名所として作ります。従来の3階の他に2階にもデッキを新設し、2∼3階の間に展示室、休憩室、トイレなどが「コンテナボックス」型で配置されます。この時、3階デッキは市民の安全を考慮して全面補修·補強を行うことで、現在Dレベルの施設の状態をBレベル以上に改善します。

    第二、セウン商店街の潜在力と外部の成長エンジンを連結し、創意製造産業革新地に作り上げます。このため、▲「タシ·セウン協業支援センター」の設立·運営(2016年11月∼)、▲「セウンリビング・ラボ (Living Lab)」モデルの運営(2016年5∼10月)、▲戦略機関誘致(2016年2月∼)などを政策的に市が支援 するという計画です。

    第三、住民が主導する地域活性化が実現できるように、自生的住民組織である「タシ·セウン市民協議 会」を運営し、▲各分野の技術職人たちで構成された「修理協同組合」(2016年10月)、▲科学技術専門青 年のための代案学校(オルタナティブスクール)「21C錬金術師」(2016年7月)、▲「セウン商店街は大学」(2016年4月)などの力量強化プログラムの運営を支援します。

    それとともに、ジェントリフィケーションと関連して賃貸借紛争調整委員会を構成·運営して賃貸料紛争などを調整し、弁護士·税理士など法的支援を推進する計画です。

    ソウル市は「タシ·セウンプロジェクト」を通じて▲流動人口の5倍増加(1日2,314人→13,000人)、▲商店の売上30%増加、▲新規創業200ヶ所以上、▲ジェントリフィケーション共存協約基盤賃貸借契約事業体70%以上増加などの効果を期待しています。今回の事業を機に、セウン商店街の周辺地域の再整備促進事業も加速されるものと予想されます。

    一方で、市は2月中に残りの第2段階の区間に対し事業妥当性の調査を行います。3階のデッキが撤去さ れた、サムプン商店街やプムジョンホテルの歩道連係案などについて、所有者を含めた近隣の住民の意見を綿密に収集し、基本構想案を年内にまとめて2019年までに事業を完了するという計画です。

    パク·ウォンスン市長は「今日は待ちに待ったセウン商店街が再び市民たちの元に戻るという出発を知らせる日で、住民主導の地域再生のためにソウル市が積極的に公共の機能を投入して予算を支援したいと思います。」と発言し、「ソウルの都市·建築的な遺産であるだけでなく、歴史·文化·産業の複合体として文化的価値と意味を持ったセウン商店街が、周辺地域まで活力を拡散してソウル都心の歩行者動線を四方につなぐランドマークとして、再び生まれ変われるように最善を尽くして推進します。」と言いました。

     

    ▶ タシ·セウンプロジェクト、ソウル市長の発表内容の詳細はこちら:
    https://japanese.seoul.go.kr/パク・ウォンスン市長、セウン商店街再生事業「タシ・セウン」プロジェクト発表

    ▶ 2030ソウル都市基本計画(英語名Seoul Plan 2030)の詳細はこちら:
    https://japanese.seoul.go.kr/2030ソウル都市基本計画

北村、 このように変わります北村は住居地域です観光客の立入制限