私の町の安全を守る頼もしい存在、ソウル市「安心マウル保安官」
ソウル市が、一人暮らし世帯などの市民にとって安全な夜道帰宅環境をつくるため2022年4月から本格的に施行している「安心マウル保安官」が、9月間で約2,500件もの生活事故を予防したことが分かった。全般的な事業満足度も92.3%を示すなど、市民の夜間生活安全を守る頼もしい存在として存在感を高めている。 「ソウル市安心マウル保安官」事業は、主にパトカーによる巡察が困難な狭い路地などの安全死角地帯を、2人1組の安心マウル保安官が深夜(21時~翌日02時30分)に巡察を繰り返し行うことで、犯罪予防などさまざまな住民生活保護活動を展開する事業だ。2021年に2か月間の試験事業を経て、2022年は15か所の地域で実施された。 退職した警察官、武道有段者などで構成された全63名の安心マウル保安官は、2022年9か月間にわたって約2,500件におよぶ大小さまざまな活躍を果たした。これは、2021年2か月間の試験事業期間中に遂行した160件の安全予防活動を大きく上回る数値で、警察のパトカーの目が行き届かない治安死角地帯を埋める任務を十分に果たしたことを示している。 主な活動内容は、住宅地下のボイラー室のガス漏れを発見して大事故につながる恐れのある危険状況を防ぎ、酒に酔って自害騒動を起こした酔っ払い女性を安心させて警察と救急隊へ引き渡し、暗い夜道の帰宅同行を求める市民の安全な帰宅をサポートした。 また、管理が不十分な施設を発見して危険の発生を予防した。多世帯住宅の階段下部のコンクリートが破損して崩壊の恐れがあるのを発見して関連機関に通報し措置を講ずるよう取り計らったり、上水道管の破裂によって道路上に漏水現象が発生しているのを発見したり、道に垂れ下がった電線を発見して感電事故も未然に予防した事例などが代表的だ。 2023年には、ソウル市自治警察委員会と強力して地域の自律防犯隊と▴哨所の共同活用、▴専門警備会社の保安活動ノウハウを共有、▴犯罪脆弱地域での巡察活動強化など、一人暮らし世帯密集地域等の治安死角地帯をさらにきめ細かく解消していく計画だ。
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