ソウル市、市民のニーズを反映して電気自動車の充電スタンドを1万2千基設置
ソウル市は、2月より行った市民の求める電気自動車充電スタンド設置場所に対する現場調査を締めくくり、本格的に設置に乗り出す。6月末までには、2022年の上半期の補給量に該当する12,000基ほどを設置する予定だ。 市民が設置希望敷地を直接探して申請し、ソウル市が設置するという今回の事業は、敷地の発掘に要する時間や労力を大幅に減らし、充電事業者が設置したがらない高地にある住居地域、低層住居地の密集地域、老朽化したアパートなどの死角になりがちな地帯に充電スタンドを普及させるきっかけとなった。 市はアクセシビリティ、開放性などを優先的に考慮して設置場所を選定し、周辺住民と電気自動車の充電スタンドの使用を共有できるように計らった。 充電の死角地帯解消の一環としてアパートにて急速充電器を宅配車両と共同利用することで、騒音や排気ガスのない快適な住居環境を造成し、 高地にある住居地域は周辺に充電施設がないことが多いため地域内の特定の住宅に充電スタンドを設置し、近隣住民と共有できるようにした。 また、野外駐車場を活用することで、子供通学車両も簡単かつ便利に利用できるように心がけた。 ソウル市は、充電するのが条件的に困難な地域にて、近隣住民と市民申請充電スタンドを共有する場合に、設置対象地として優先的に選定・支援している。 今回の市民参加型充電スタンドの設置は、電気自動車の充電死角地帯を解消し、誰でも希望する場所で便利に電気自動車を充電できるカスタマイズ型充電インフラ作りにおいて重大な役割を果たすといえる。ソウル市は、追加設置に対しても同じ方法で実施する計画だ。
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