ソウル大公園、チーターを新しい家族として迎える。また、日本に寄贈したライオンが出産
ソウル大公園から、2つの心温まるニュースが届いた。国際的絶滅危惧種であるチーター2頭を新しい家族として迎え入れたニュースと、日本に寄贈したライオンが子を出産したというニュースである。ソウル大公園は、日本多摩動物公園からチーターの姉妹「ベニ」と「コニ」の寄贈を受けて、輸入検疫を終えた2頭は現在ソウル大公園第3アフリカ館で新しい環境に適応中だ。 ソウル大公園は、ソウル市の姉妹都市である東京都の多摩動物公園と、絶滅危惧種の保全及び遺伝的多様性増進を目的に、ライオン1頭←→チーター2頭の相互寄贈を推進した。これにより、ライオンは4月に日本へ到着しており、チーターは今月12月韓国に来ることとなった。 ソウル大公園の新しい家族になったチーターの「ベニ」と「コニ」は、2017年度に生まれた姉妹で、現在4歳だ。チーターは、本来暖かい気候で生息するため、冬の間は室内で適応期間を過ごし、暖かくなる春に放飼場で散歩を始めつつ観覧客にも公開される予定だ。 野性のチーターは、現在CITESレベルIに該当する国際的絶滅危惧種で、保護のためには努力が切実に必要である。チーター保護基金(Cheetah Conservation Fund)では、世界各国の動物園が保有するチーターを体系的に管理・保護するため、毎年血統書を更新している。「ベニ」と「コニ」も、登録された個体である。ソウル大公園は、チーターだけでなく様々な絶滅危惧種の国際プログラムに参加して、種の保護に必要な礎石を築いている。 なお、4月に日本へ渡ったライオン「ミオ」のめでたい知らせも届いている。「ミオ」は、約3か月半の妊娠期間を終え、ライオンの子1匹を健やかに出産して現在哺育中であると、多摩動物公園側が明かした。ライオンの子は、空を意味する「ソラオ」との名が付けられ、現在母ライオンの懐でスクスクと成長しているという嬉しいお知らせである。 ソウル大公園は、国際的絶滅危惧種保全プログラムの参加と、世界有数の動物園との交流・協力を通じて、種の保護と遺伝的多様性の増進に貢献している。 ソウル大公園、チーターを新しい家族として迎える。また、日本に寄贈したライオンが出産 チーター「ベニ」 チーター「コニ」 適応中の「ベニ」と「コニ」 ライオン「ミオ」 ライオンの子「ソラオ」
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