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ソウル市創業ハブ1周年 育成企業616社、投資誘致145億ウォン

– 韓国最大の創業育成機関…新規雇用561人、売上176億ウォン、知的財産権登録109件 – 21日(木)「ハブのトルジャンチ*」にスタートアップ、大・中堅企業、就職活動者などが一堂に会し開館1周年を祝う – 大企業と創業企業の「1対1ビジネス交流会」、創業企業と求職者の雇用マッチング「ハブお見合い」 – SBSラジオ「2時脱出カルトショー」生放送、オープンキッチンで試食・品評会など市民参加型プログラムも – ソウル市「スタートアップのグローバル販路開拓・投資誘致を積極的に推進…グローバル創業生態系の中心目指しさらなる飛躍を」 # 「ソウル創業ハブ」に入居したスタートアップ「シンプルプロジェクトカンパニー(代表:キム・ギウン、2017年6月入居)」は、外食業の開業準備に関するコンサルティングを提供する韓国初のスタートアップである。多様な予備創業チームにメニューの開発から価格決め、商圏分析など創業準備に関するコンサルティングを行っており、現に結果11チームがフードコート、ホームショッピングに出店するなどの販路開拓につなげた実績を持つ。このような事業モデルの成長可能性が認められ、最近では50億ウォンの投資誘致にも成功した。 # 同じく「ソウル創業ハブ」に入居した創業企業「ベイサース(basearth)(代表:キム・イルヨン、2017年11月入居)」は、従来のフィルターやマスクに吹きかけるだけでPM10やPM2.5などの粒子状物質に強力に吸着する基盤技術をもとにした「エコフィルタースプレー」の開発に続き、最近5億ウォンの投資誘致にも成功し本格的な生産準備に乗り出している。 ソウル市創業支援政策の中核拠点であると同時に、韓国最大の創業育成機関として開館(2017年6月21日)した「ソウル創業ハブ」が21日で1周年を迎えた。 この1年間、各企業の成長ステージに応じたインキュベーションプログラムを通じて、616社の創業企業を育成した。これらの企業が新たに創出した雇用規模は合わせて516人にのぼる。平均7:1の競争率を勝ち抜き、ソウル創業ハブに入居した企業は総額176億ウォンの売上を達成し、総額145億ウォン(28社)の投資誘致に成功した。この間、新たに登録された特許、デザイン、商標などの知的財産権の件数は109件にもなる。また、ソウル創業ハブでは、ソウル創業博覧会、アジアビートソウル(Asia Beat Seoul)、スタートアップボクシングデー(Startup Boxing Day)、オレンジファブアジア・イン・ソウル(Orange Fab Asia in Seoul)など、創業に関する主なカンファレンス、スタートアップインキュベーションプログラムを開催し、約670におよぶ国内外のスタートアップが参加した。 「ソウル創業ハブ」は今年、国内外における全方位の協力を通じて、ソウルを越えてグローバル創業生態系の中心となるべくさらなる飛躍を目指す。ソウル全域の43個の創業支援施設はもとより、米国、欧州、アジアなど世界的な公共創業機関やアクセラレーターと協力し、施設単体では進めにくいスタートアップのグローバル販路開拓と投資誘致に向けた支援事業を共同で推進する。 <開館1周年を記念する「ハブのトルジャンチ」で大企業‐創業企業の1:1交流会、創業企業‐求職者の雇用マッチング> ソウル市は21日(木)、ソウルの創業生態系の求心力となるべく創業支援に取り組んでいる「ソウル創業ハブ」の開館1周年を迎え、「ハブのトルジャンチ」を開催し、スタートアップ、大企業、中堅企業、求職者、創業準備者など、創業生態系のプレイヤーが一堂に会した。 この日、ソウル創業ハブでは、新しい技術投資先と取引先を模索している大・中堅企業と創業企業を仲介する1:1のビジネス交流行事「SR(Sales-Relations)フェスティバル」と、人材を求めている創業企業と求職者間の雇用マッチングプログラム「ハブお見合い」が開かれた。また、人気ラジオ番組のSBS「2時脱出カルトショー」の生放送(公開放送)の収録も行われた。 SR(Sales-Relations)フェスティバル(午後1時~午後7時、本館棟10階カンファレンスルーム):昨年に続き2度目の開催となるSRフェスティバルは、創業企業の安定的な販路とビジネスチャンスの拡大をサポートする行事。昨年は32社の創業企業が総額15億ウォン相当の契約を成就させ、2社が主要ホームショッピング番組とオンラインショッピングモールに出店するなど、実質的な成果をあげた。今年は、▲入居企業49社を含む62社の企業と、▲国内18社の大・中堅企業(LG電子、ロッテグループ、SKテレコム、現代モービス、サムスンSDS、新世界、NAVER、LG U+など)、▲16の投資・金融機関(IBK企業銀行、STIC Investment、KB金融グループ、新韓カード、信用保証基金など)、▲流通会社15社(GSホームショッピング、Coupang、CJモール、ELAND RETAIL、現代百貨店、NSホームショッピングなど)、7つの専門機関(ソウル大学SNU工学コンサルティングセンター、韓国発明振興会など)が参加した。 ハブお見合い(午前10時~12時/午後2時~5時、本館棟9階セミナー室):人材を募集中の創業企業29社(R&D、デザイン、営業・マーケティング、ソフトウェア開発、経営、エンジニア、プログラマーなど46人採用目標)と求職者間の雇用マッチングプログラム。雇用労働部と共同で推進。ソウル創業ハブが創業企業の人材採用の需要を把握する一方で、雇用労働部は求職者情報を共有・連携し、創業企業の求人難と若者の失業問題を同時に解決するという新しいモデルの構築が期待される。 創業に高い関心をもつ若い創業準備者と一般市民が参加できる様々な行事も開かれた。飲食業スタートアップの「フィンガーフード無料試食会」が午後1時から4時まで本館棟3階のキッチンインキュベーティングで開かれた(参加者200人)。市民らは一風変わった料理を無料で味わい、スタートアップは顧客の反応を確認できる機会となった。別館棟2階にある製品化支援センターでは、先着10人にオリジナル3D製品を事前製作のうえ配布し、その場で製作した3Dプリンタ記念品(キーホルダー、ボールペン)も贈呈した。ソウル創業ハブにまつわるクイズ対決「チャレンジ!ハブベル」、▲「スタートアップブランディング10の法則」の著者ウ・スンウ、チャ・サンウが出演するブックコンサート「ハブ徳談」、▲創業企業と協力機関関係者間のネットワーキングイベント「ソウル創業ハブトルジャビ*も開かれた。 *トルジャビ:トルジャンチで赤ちゃんの前に様々な物を並べつかんだ物で将来を占う催し。 この日、最近成長を遂げているフィンテック産業を支援するために、金融監督院で「第1回フィンテック戦略協議会」(10;30〜11:30、別館棟)を開催し、フィンテック業界の様々な意見を集めフィンテック産業の発展戦略を構想する場も設けられた。 麻浦区孔徳洞に位置する「ソウル創業ハブ」は、以前韓国産業人力公団の建物だった2棟をリフォームし、昨年6月21日に公式に開館した。延べ面積は23,379㎡(本館棟: 17,722m²、地下1階~地上10階 / 別館棟: 5,657m²、地上4階)で、単独の創業育成機関としては国内最大規模である。ここでは、ソウル全域の43個の創業インフラのコントロールタワーとしてソウル市の創業政策と情報をとりまとめ、企業の成長ステージ(予備-初期-成長)に合わせたサポートを行う。また、グローバルアクセラレーター(中国「大公坊」、スイス「Society 3」)と、創業企業がサンプルを製作できる「製品化支援センター」、フィンテック創業企業を専門に育成する「ソウルフィンテックラボ」、創業企業が抱えるボトルネックの解消と制度改善を推進する「ソウル企業支援センター」が入居し、総合的なバックアップを行っている。 ソウル市経済振興本部のカン・テウン本部長は、「中央政府・民間協力機関・創業専門家など多様な創業支援主体との連携・協業を強化し、ソウル創業ハブを中心に創業需要者と現場中心のマッチング支援を推進していきたい。ソウル創業ハブがグローバル創業生態系において名実ともにハブの役割を果たすことで、ソウルが世界のイノベーターたちにとって創業しやすい都市となり、ユニコーン企業を生み出せるように弛まず努力していきたい」と話す。 ソウル創業ハブホームページ(http://seoulstartuphub.com) 添付 : 入居企業の優秀事例 / 創業ハブの施設および主要行事の写真 ソウル創業ハブ入居企業の優秀事例 Best Practice 01 国内初の外食業テストベッド、シェアキッチン運営 –...   Read more
SMG 2,046

ソウル市、タルンイのモバイルアプリリニューアル …SNSアカウントでもログイン・決済OK

– 本人認証をなくし、携帯電話番号で認証…SNSアカウントで簡単ログインも可能 – 簡単決済システムの導入で、PAYCO、カカオペイでも容易に決済可能 – ソウル施設公団「市民の意見を反映し改善。便利で安全に利用できるよう最善を尽くしたい」 ソウル施設公団(理事長:イ・ジユン)は、ソウル市の公共自転車「タルンイ」のモバイルアプリをリニューアルし、15日からサービスを提供すると発表した。 リニューアルしたタルンイのモバイルアプリは、本人認証の手続きをなくし、携帯電話番号だけで会員登録ができる。また、新規登録者の場合、既存のSNSアカウントで簡単にログインできる機能も搭載される。 そして新規モバイルアプリでは、カカオペイとPAYCOが提供する簡単決済サービスでタルンイの利用券も購入できる。簡単決済サービスに決済情報を登録すれば、指紋認識や決済パスワードの入力だけですぐに決済できる。また、キャンセル、払い戻しの申請なども可能で、進捗状況もアプリで確認できる。 そのほかにも、タルンイアプリのプッシュ通知の受信に同意すれば、カカオトークで受け取っていた貸出・返却情報や貸出所に関する情報をリアルタイムでアプリで確認できる機能も加わった。「設置要請」のメニューからは、市に貸出所の新設も提案でき、自転車の破損/故障箇所を画像上で選択するだけで破損/故障を知らせられる。 タルンイの改善要望や、苦情などはタルンイホームページ(www.bikeseoul.com)やコールセンター(☎1599-0120)で受け付けており、誰もが気づいた点や意見を提案することができる。 ソウル施設公団のイ・ジユン理事長は、「今回リニューアルされたモバイルアプリは、今年5月の1か月間で集まった300人規模の市民モニタリング団の意見を積極的に反映し改善した結果」とし「今後市民が公共自転車のタルンイをもっと便利で安全に利用できるように最善を尽くしたい」と話した。
SMG 1,317

「We、the Reds!」 ソウル広場・光化門広場でロシアワールドカップの街頭応援

– ソウル市、韓国代表チームの試合日に大規模な街頭応援 – ロシアワールドカップを迎えソウル広場と光化門広場で同時に街頭応援を開催 – 行事当日、混雑に備え光化門広場の区間別に交通規制実施予定 – 24日(メキシコ戦)、27日(ドイツ戦)の夜12時過ぎの試合終了時間を考慮し、公共交通を特別運行:地下鉄2号線、79路線のバスを延長運行、個人タクシーの部制解除 – 応援歌コンサート、歌手の祝賀公演など様々なプレイベントや市民参加型プログラムを予定 ソウル市が大韓サッカー協会と共同で2018ロシアワールドカップ(W杯)の街頭応援をソウル広場と光化門広場で同時に開催する。大韓民国サッカー国家代表チームにエールを送るため、韓国代表チームが出場する6月18日(月)(スウェーデン戦、夜9時、以下韓国時間基準)、24日(日)(メキシコ戦、夜12時)、27日(水)(ドイツ戦、夜11時)にソウル広場・光化門広場で大規模な街頭応援が行われる。 ソウル市と大韓サッカー協会は、アジアで初めて9大会連続W杯出場を決めた韓国チームを応援するために街頭応援の聖地ともいわれるソウル広場・光化門広場で大規模な応援を開催する。 今回の街頭応援は広場ごとに特色のある内容で行われる予定。メイン舞台である光化門広場には500インチの大型スクリーンが設置され、熱狂的な応援が行われる予定で、ソウル広場は家族で楽しめる街頭応援が行われる。 今回の行事では様々な市民参加型プログラムや韓国代表チームの必勝祈願公演が開催される。公演ではブルグンアンマ(韓国代表の公式サポーター)の公式応援歌を歌い、一つの試合につき6~7チームの歌手が舞台に立つ。レオ&セジョン、ソル・ハユンなどの歌手が登場する予定で、特に最後のドイツ戦では人気コメディアンのパク・ミョンスが参加し、街頭応援をさらに盛り上げる。 ※試合および舞台運営時間 試合日程 試合時間 舞台運営時間(予定) 2018年6月18日(月)スウェーデン戦 21:00 18:00~23:00 2018年6月24日(日)メキシコ戦 00:00 17:00~02:00 2018年6月27日(水)ドイツ戦 23:00 18:00~01:00 ソウル市は、夜間に多くの市民が集まる行事であるだけにソウル地方警察庁、消防災難本部、民間医療奉仕団などと共に応急救助体系を整え、市民の安全を最優先に行事に臨む考え。 ほかにも、永東大路でも江南区と現代自動車が主催する街頭応援イベントが予定されており、ソウル市は夜12時過ぎまで試合が行われる24日(メキシコ戦)、27日(ドイツ戦)は、市民が最後まで街頭応援を楽しんで帰宅できるように、試合終了時間に合わせ地下鉄2号線およびバスを特別運行する予定だ。個人タクシーも「部制(個人タクシーの運行日・運休日を定めた制度)」を解除し、深夜にもタクシーの供給量を拡大(3万2千台→4万8千台)する。 ソウル市観光体育局のアン・ジュノ局長は「国家代表チームの必勝を祈願する2018ロシアワールドカップの街頭応援に多くの市民が集い、皆が一つになれる楽しいフェスティバルになれば」と話す。 2018 ロシアワールドカップ 街頭応援概要 □ ワールドカップ街頭応援の行事概要 ○ 行事名:2018 ロシアワールドカップ 街頭応援(We, the Reds!街頭応援) ○ 開催日時:2018年6月18日(月)/6月24日(日)/6月27日(水) ※ベスト16進出時、追加行事を予定 ○ 開催場所:光化門広場(メイン舞台)、ソウル広場 ○ 行事内容:祝賀公演などプレイベント、街頭応援、舞台イベント ○ 参加人数:各行事約3万人予想 ○ 主催:ソウル特別市、大韓サッカー協会 ○ 後援:㈱KT、ブルグンアンマ(韓国代表の公式サポーター) <2018...   Read more
SMG 1,159

ソウル市、観光公害広がる北村韓屋マウルに「観光許容時間」導入

– ソウル市と鍾路区、22日「北村韓屋マウル住民被害改善策(案)」に地域住民の意見を集め7月から施行 – 早朝と夜間に観光客の訪問を制限し騒音やゴミの不法投棄など住民生活に及ぶ観光公害を最小限に – 団体観光客はガイド同行のもと訪問、「観光バス違法駐停車取締り強化区間」の指定も検討 – ゴミの収集回数を1日2回から3回に増加、清掃員2人を新たに配置し清潔保持 ソウル市が初めて北村韓屋マウルに「観光許容時間」を導入すると発表した。ソウルの人気観光名所である北村韓屋マウルを訪れる観光客の増加により、地域住民から騒音、ゴミ捨て、違法駐停車などの弊害に関する苦情が多く寄せられていることから、早朝と夜間は観光客の通行を規制し、観光客による地域住民の被害を最小限に抑えることが目的だ。 「観光許容時間」の施行に伴い、外国人観光客が団体で北村を訪れる場合は、ガイドが同行し観光エチケットを守るよう誘導する一方で、北村韓屋マウルの主な出入り口である「トンミ薬局」周辺に「観光バス違法駐停車集中取締り強化区間」を設け、取締りを強化する。また、ゴミの収集回数を1日2回から3回に増やし、常駐清掃員を2人増員することでゴミ問題の解決に乗り出す。 ソウル市と鍾路区は、観光客が大挙して押し寄せる「観光公害」への対応を急ぎ、地域住民の定住権を保護するために8つの柱からなる「北村韓屋マウル住民被害改善策(案)」を打ち出した。 市と区は22日(金)午後2時、ウェルネスセンター(鍾路区栗谷路89)で住民討論会「住民が幸せな鍾路観光の意見交換会」を開き、地域住民の意見を集め、対策(案)を最終的に確定し、7月中に本腰を入れて取り組んでいく方針だ。北村韓屋マウルは、ソウル都心の代表的な観光名所で、毎日平均1万人以上が訪問しており、このうち約7割が外国人観光客だ。一般居住地が観光地となることで、地域住民は大勢押し寄せる観光客による度を過ぎた騒音、ゴミの不法投棄、無断侵入、違法駐停車など、生活環境の侵害に悩まされている。 対策は①観光許容時間の指定・実行 ②団体観光客はガイド同行のもと訪問 ③観光バス違法駐停車取締り強化区間の指定を検討 ④ゴミ収集の回数を増加・清掃員の新規配置 ⑤公衆トイレの拡大および利用案内 ⑥観光客向けの禁止行為案内表示を設置 ⑦観光ガイドを対象とした事前教育 ⑧地域住民が率いる管理要員(「北村の番人」仮称)の養成の8つの柱で構成されている。 第一に、「観光許容時間(案)」は観光客の訪問が集中する北村路11ギル一帯を対象とする。平日・土曜日午前10時から午後5時までを許容時間に指定し、早朝および夜間は観光客の通行を制限する。日曜日は「路地の休日」にする予定。 第二に、団体観光客が訪問するときはガイドが同行のうえ案内を徹底し、無断侵入やゴミの不法投棄禁止といった観光エチケットを順守するよう誘導する。市は団体観光客がガイドなしで訪問する場合、「マウル観光解説士」など市が養成した管理要員を派遣し支援する計画だ。 第三に、北村韓屋マウルの出入り口にあるトンミ薬局周辺を「観光バス違法駐停車取締り強化区間」に指定し、集中的に取締りを行う。トンミ薬局周辺は団体観光客を乗せた大型観光バスの違法駐停車により交通停滞や環境問題が発生している。 第四に、北村韓屋を「集中清掃区域」に指定し、ゴミの管理にも積極的に乗り出す。現在1日2回のゴミ収集回数を3回に増やし、環境美化員が勤務しない時間帯に専門清掃員2人を常時配置し、町の隅々まで清掃を行う。 第五に、一部の観光客による路上での放尿問題を解決すべく、公衆トイレやナヌムトイレなど現在利用可能な70か所のトイレを拡大していく。 公衆トイレ(現在12か所)への物品支援費を拡大することでより多くの民間施設内のトイレを開放できるようにし、ナヌムトイレ(現在58か所)については、PRやマーケティングなどを通じて開放時のメリットを積極的に発信し多くの業者の参加を促す計画だ。 <ナヌムトイレ> 北村地域のトイレ問題を解決するために工房、ギャラリー、博物館など文化観光施設のトイレを一般に開放する北村特化事業で、現在58か所が参加している。参加業者は北村マップに表示されるほか、北村マウル案内所内に広報物を配置できる。 第六に、騒音やゴミの不法投棄、盗撮、無断侵入、トイレ以外の場所での放尿など観光客向けの禁止行為関連案内表示を制作し、下半期中に2か所に設置する。さらに、地域住民が中心となって禁止行為についての啓蒙活動やPR活動を同時に展開し効果を高める考え。 第七に、インバウンド旅行会社のガイドや市・区所属の観光解説士など観光ガイドを対象に、訪問可能時間、禁止行為、処罰規定などの観光エチケットに関する事前教育を実施し、現場できちんと観光客をガイドできるようにする。市は7月中に教育を始める計画だ。 最後に、地域住民からなる管理要員「北村マウルの番人(仮称)」を養成する方針だ。彼らは「観光許容時間」以外の時間帯に観光客の出入りを制限し、ゴミの不法投棄禁止など観光エチケットについて発信し啓蒙する役割を担う。
SMG 2,059
ソウル市、外国人創業企業と韓国企業のビジネス協業、拡大を支援

ソウル市、外国人創業企業と韓国企業のビジネス協業、拡大を支援

– 12日(火)、ソウルグローバルセンターが「第5回外国人創業企業ビジネスフェア」を開催 – IT、製造業などの外国人創業企業に製品やサービスの事業PR、マーケティング機会を提供 – 国内中小企業との協業機会発掘とマッチングを通じて企業間の双生と実質的な成果創出を支援 IT、製造、貿易など、韓国国内で創業した外国人企業のアイディアや製品、サービス情報が一堂に会する「外国人創業企業ビジネスフェア」が、6月12日(火)、三成洞のCOEX 4階で開催される。海外進出を目指す国内の中小企業にとっても、現場での商談を通じて協業の機会を模索する貴重な場になることが期待される。 ソウル市とソウル産業振興院(SBA)が運営するソウルグローバルセンターは、外国人による優れた新生創業企業を広く発信し、国内企業との交流・協業の機会を模索する場を設けるべく、「外国人創業企業ビジネスフェア」を開催すると発表した。同行事の開催は今年で5回目を迎える。 毎年、平均300人以上の企業関係者を含む参観客が訪問するなど、成功裏に開催されているこの行事には、ドローン、ロボット製作などのIT分野から、ヨーロッパ進出を目指す韓国企業を対象としたコンサルティングなどのサービス業にいたるまで、15業種におよぶ様々な企業が参加する。参加企業の代表の出身国は、フランス、オランダ、アメリカなど9か国。 参加企業の一つである「レ・フランセ・コンサルティング(Les français Consulting)」のクリスティーナ・コブリック(仏)代表は、「高品質を誇る韓国企業の製品を実際に使ってみて、韓国中小企業の優れた製品を海外の消費者に知らせ、中小企業のヨーロッパ進出を支援したいと思いコンサルティング企業を設立するに至った」とし、「今回の行事が多様な韓国企業との交流、協業の出発点になれば」と感想を語った。 アラビュー(Alabeau)のブライアン・リー代表は、「優れた品質の製品を開発しても、自社の事業PRや販路の確保に苦戦している外国人企業が多数存在する」、「そのような企業にとっては、会社紹介や自社の製品とサービスの認知度向上はもちろんのこと、WIN-WINを通じて成長することを目標にマッチングや協業の可能性を模索する国内のパートナー企業との出会いの場が必要」と話す。 「外国人創業企業ビジネスフェア」は、6月12日(火)12時から午後4時まで開催される。行事に参加する外国人企業の情報や参観の申し込み方法など、詳しい内容はソウルグローバルセンターのホームページ(http://global.seoul.go.kr)と電話(02)-6001-7240で確認できる。 2018 外国人創業企業ビジネスフェア概要 □ 行事名:2018 外国人創業企業ビジネスフェア □ 日時:2018年6月12日(火)12時から午後4時まで □ 場所:COEXカンファレンスルーム402号室(江南区永東大路513) □ 行事規模:外国人創業企業15社(計9か国) □ 主な内容:企業別広報ブースの運営、外国企業と韓国企業間の現場商談など □ 外国人創業企業ビジネスフェアの様子 外国人創業企業ビジネスフェアの様子 2018 外国人創業企業ビジネスフェア参加企業 2018 外国人創業企業ビジネスフェア参加企業   企業名 国籍 業種 詳細内容 1 オープンエデュケーション・コリア アメリカ IT/教育 オンライン・オフライン教育用のゲームコンテンツを開発 2 ハナシンプル インドネシア コンサルティング インドネシアと韓国間のコンサルティング(韓流文化交流、貿易など) 3 ニタロデジタルマーケティング オランダ IT/コンサルティング デジタルマーケティング(バイラル広告などを代行) 4...   Read more
SMG 1,563
ソウル市、消防車91台援助し途上国支援

ソウル市、消防車91台援助し途上国支援

– ソウル消防災難本部、7年間にわたりペルー、フィリピン、モンゴルなど11の途上国に消防車両を援助 – ポンプ車、水槽車、救助バス、救急車など…昨年まで69台を援助、今年22台追加援助 – 2021年までに人口260万人のカメルーン首都ヤウンデに官営救急車を50台援助(現在3台のみ) – 単なる消防車援助を超え「持続可能な応急医療体系を構築」、KOICAやソウル大学病院とも協業 ソウル市消防災難本部は、救急車やポンプ車の不足といった劣悪な環境により消防活動が困難なペルー、フィリピン、モンゴルなど11の発展途上国に、ソウル市の中古消防車を年内までに計91台援助する。昨年まで69台の援助を完了し、今年は22台を追加援助する計画だ。11の援助対象国は、フィリピン、モンゴル、ペルー、カンボジア、ミャンマー、マレーシア、スリランカ、カメルーン、インドネシア、ラオス、バングラデシュ。運送費はソウル市の対外協力基金を使用するか、または援助対象国が一部を負担する。 市が援助する消防車の種類は、ポンプ車、水槽車、指揮車、救助バス、救急車、救助工作車、化学車、移動体験車など。 ポンプ車 水槽車 指揮車 救助バス 救急車 救助工作車 消防災難本部は、災害現場で培った世界的水準といわれる「ソウル市の災害管理ノウハウ」を海外の発展途上国の都市と共有するという趣旨のもと、2012年から7年間、中古消防車の援助を続けている。消防災難本部が2012年から2017年まで援助した消防車69台の内訳は、ポンプ車8台、水槽車11台、化学車3台、救助バス4台、救急車36台、移動体験車1台、指揮車6台。 特に、ソウル市が昨年初めて援助を行ったカメルーンは、面積180㎢(605㎢のソウルの1/3)の首都ヤウンデに人口260万人が暮らしているにもかかわらず、官営救急車を3台しか保有していないため、2021年までに計50台を援助する計画だ。今年5月に10台が現地に届けられ、カメルーンの救急車は合わせて13台になった。今年9月にさらに10台の消防車を送る予定。 カメルーンへの消防車援助は、単なる中古消防車の援助を超え持続可能な応急医療体系を構築するための支援事業という点で特に注目を浴びている。ソウル消防災難本部やKOICA、ソウル大学病院は「カメルーンにおける統合応急医療体系の構築」を掲げ協業を進めてきた。現に2015年にはKOICAの支援でヤウンデ国立応急医療センターが建てられた。ソウル市消防災難本部は、5月17日から23日までカメルーン消防庁を訪問し、応急患者の移送時に必要な積載装備について説明を行い、救急車の操作技術を伝授するなど、病院前救護の持続可能な応急医療システムの構築を進める協力策について議論した。 下半期にはカメルーンの救急隊員をソウル市に招待し、病院前救護の救急隊員の力量を強化するワークショップも推進する予定だ。 ソウル消防災難本部のチョン・ムンホ本部長は「ソウル消防災難本部はこれまで災害現場で積んできた経験やノウハウを、国際協力事業を通じて発展途上国と共有してきた」とし「特に、今回の中古消防車の海外都市支援事業により、病院前救護の応急医療体系などソウル市の優れた消防インフラを途上国に伝えられる機会が増えていくことを期待したい」と話した。
SMG 1,694
「国際コンクリートブロック舗装カンファレンス」ソウルにて開催

「国際コンクリートブロック舗装カンファレンス」ソウルにて開催

– コンクリートブロック舗装分野で唯一の大規模国際行事、3年に一度開催 – 10月16日から19日まで大韓商工会議所にて開催…約30か国から700人余り参加 – 開幕行事、58個の展示ブース運営、学術大会などのプログラム構成 – 歩道ブロック新製品展示会社、参加者は9月14日までにHPで申し込み コンクリートブロック舗装分野では唯一の国際行事である「第12回国際コンクリートブロック舗装カンファレンス(ICCBP)」が、今年10月16日から19日まで大韓商工会議所で開催される。30余りの国と地域から約700人が参加し、開会行事、展示館の運営、学会などが4日間にわたって行われる。 「国際コンクリートブロック舗装カンファレンス(ICCBP) 」は3年に一度開かれる国際行事で、1980年にブロック舗装の学術・技術発展を図るために、研究員、教授、協会などの専門家で構成された組織「セプト(SEPT) 」がイギリスのニューキャッスルで初めて開催した。前回は2015年にドイツで開かれ、今年ソウルでの開催は初めてとなる。行事の開催に向け、ソウル市と(社)ブロック協会の会員会社から成る計36人の誘致団が、2015年9月に第11回大会が開かれたドイツのドレスデンを訪問し「誘致提案書の発表」と「ソウル広報館の運営」を行った結果、2018年の大会誘致に成功した。ソウル市はこれまで「歩く都市ソウル」を造成するための主な政策課題である「歩道ブロック十か条」や「歩道十か条」を実践し、「歩道ブロックEXPO」を2013年から継続的に開催するなど、歩道革新に取り組んできた。その地道な努力が功を奏し今回の大会開催につながったといえる。「2018ソウル国際コンクリートブロック舗装カンファレンス」は、ソウル市と(社)韓国ブロック協会が共同で主催し、(社)韓国ブロック協会の主管のもと開催される。 主なプログラムとしては、▲開会行事 ▲展示館運営 ▲学術大会 ▲文化視察が予定されており、30余りの国と地域から約700人が参加する。基調演説のほか、40本の論文発表が行われ58個の展示ブースも設置される。 開会行事では、10月16日に韓国の伝統文化と国楽を組み合わせたフュージョン公演や、(社)韓国ブロック協会長による開会の挨拶、主な関係者の祝宴などが予定されている。 展示館では、かつてソウル広場で開催された「歩道ブロックEXPO」のブロック新開発品展示会と同様に、国内外の生産ブロック、生産装備、ブロック表面加工装備の展示を行うほか、研究機関も参加する。現在、計58個のブースのうち48個のブースの受付が完了している。展示への参加を希望する会社は、公式ホームページ(http://iccbp2018.org/)で9月14日まで申し込むことができる。現在のブース申込状況:ドイツ(25)、韓国(10)、米国(2)、ベルギー(1)、フランス(1)、イタリア(1)、日本(1)、オランダ(1)、ポーランド(1) 本カンファレンスでも特に重要な学術大会は、基調演説、論文発表、質疑応答で構成され、同時通訳(韓国語~英語)も提供される。 ○ 基調演説(5) ① 革新を通じた進化:成功への道(David K.Hein, Canada) ② 一般的かつ特殊な目的のためのコンクリートブロック舗装システムの設計および適用(Zsoltboros, Belgium) ○ 論文発表(7つのセッション、34本発表) ① 舗装設計(9) : 韓国のインターロッキングブロック舗装の長所の定量化、加速テストにおける透水ブロック舗装の性能など ② 道路舗装規定(1) : 透水ブロック舗装で突固め改質骨材の評価ツール(LWD) ③ 造景デザイン(2) : 造景におけるモジュール舗装の環境的側面、透水ブロック舗装の道路適用に関する研究 ④ 生態学的側面(2) : 日本の遮熱性インターロッキングブロック認証制度、冬季の透水ブロック舗装の滑り抵抗値測定など ⑤ 革新と研究(5) : コンクリートの透水性とブロック舗装に関するノルウェーの今後の見通し、FWDを利用したブロック目地の荷重伝達性能に関する評価など ⑥ 維持管理(5) : 透水性インターロッキングブロック舗装材の最上の管理方法、空隙詰まりしやすいインターロッキングブロックの表面浸透改善など ⑦...   Read more
SMG 1,959
外国人も住みやすいソウルを目指す「グローバル不動産屋」250か所に拡大

外国人も住みやすいソウルを目指す「グローバル不動産屋」250か所に拡大

– ソウル市、2018年不動産事務所27か所を追加指定、計250か所のグローバル不動産事務所を運営予定 – ソウル市所在の不動産仲介事務所(法人を含む)で1年以上営業中の開業公認仲介士が対象 – 指定希望の申請は今年5月25日から6月29日まで事務所の所在区庁で受付 – 代表者の言語能力など対面審査で60点以上取得の業者の中から7月中に指定 ソウル市は「2018年度グローバル不動産仲介事務所指定計画」を策定し、外国人の住居生活の利便性を高めるため、現在223か所のグローバル不動産仲介事務所を250か所に拡大運営すると発表した。 ソウル市はグローバル都市として、2008年に韓国で初めて20か所の不動産業者をグローバル不動産仲介事務所に指定して以来毎年拡大運営し、2018年第1四半期現在、ソウル市に暮らす273千万人の外国人の不動産にかかわるあらゆるニーズに応えるべく、住居サービスの提供に努めている。 現在グローバル不動産事務所に指定されている223か所の内訳を言語別にみると、英語170か所、日本語35か所、英語・日本語9か所、中国語4か所、英語・中国語3か所、その他の言語2か所となっており、自治区別では外国人が特に多く住んでいる龍山が62か所、江南区27か所、瑞草区18か所、麻浦区14か所、松波区12か所、その他の自治区90か所となっている。 グローバル不動産仲介事務所として指定を希望する開業公認仲介士(法人の代表者)は、自治区仲介業担当部署で指定の用紙を受け取り申請書を作成したあと、5月25日から6月29日までの間に、事務所のある自治区の仲介業担当部署に提出すれば、審査を経て結果の告知を受けることができる。 グローバル不動産仲介事務所は、申請受付終了日(2018年6月29日)を基準に、ソウル市で不動産仲介業を1年以上継続しており、過去1年以内に公認仲介士法に基づく過怠料処分および行政処分を受けた前歴がない開業公認仲介事務所の代表者(申請者)が、言語審査(リスニング、スピーキング、ライティング)で60点以上をとった業者の中から指定される。特に、ベトナム語、モンゴル語、ロシア語など非英語圏言語は優遇される。 また、グローバル不動産仲介事務所として指定されると、多くの外国人が活用できるよう、ソウル市グローバルセンター(http://global.seoul.go.kr)、ソウル市英文ホームページ(http://www.seoul.go.kr)、ソウル不動産情報広場(http://land.seoul.go.kr)、公認仲介士協会ホームページなどでPRする予定。 但し、グローバル不動産仲介事務所に指定された後に休業または廃業したり、他の市・道に移転したり、公認仲介士法違反により行政処分などを受けたりした場合、仲介事務所の指定は撤回される。 審査を経てグローバル不動産仲介事務所として新しく指定された事務所については、7月中に指定証と広報ロゴを制作・配布する計画だ。 ※ 問い合わせ:ソウル市土地管理課(☎02-2133-4675)、各自治区の不動産仲介業担当部署 【添付】各自治区別不動産仲介業担当部署の連絡先 各自治区別不動産仲介業担当部署の連絡先   区名 部署名 チーム名 電話番号 備考 1 鍾路区 土地情報課 不動産管理チーム 02-2148-2904   2 中区 土地管理課 不動産管理チーム 02-3396-5912   3 龍山区 不動産情報課 不動産行政チーム 02-2199-6943   4 城東区 土地管理課 地籍行政チーム 02-2286-5373   5 広津区 不動産情報課 不動産行政チーム 02-450-7750...   Read more
SMG 1,269
ソウル市の都市再生事業で誕生した韓国初の特産物「薔薇マッコリ」

ソウル市の都市再生事業で誕生した韓国初の特産物「薔薇マッコリ」

– ソウル市・中浪区・墨二洞・地域企業のコラボで地域の特徴を反映した「薔薇マッコリ」を開発 – 都市再生事業支援の一環として100億ウォン投資、費用は市と区が9対1で分担…住民のアイディアを事業化 – 18日、薔薇フェスティバルで無料試飲会、来年マウル協同組合を設立し販売を推進、自生的経済プラットフォームを構築 5月18日(金)、ソウル市中浪区で開催される「2018ソウル薔薇フェスティバル」で、ここでしか味わうことができない特別なマッコリが登場する。それは、生マッコリに乾燥させた食用の薔薇を混ぜ、薔薇の香りと味をともに楽しめる「薔薇マッコリ」。都市再生事業の一環として、墨二洞の住民と地域資源であるマッコリメーカー、中浪区とソウル市が共同で特産物を開発した韓国初の事例でもある。 「薔薇マッコリ」は、750mlの殺菌濁酒で、ソウル薔薇フェスティバル、都市再生地域の墨二洞を代表する「薔薇」と、ソウルを代表するマッコリメーカー「ソウル長寿(株)」の「マッコリ」との出会いが名づけの由来となっている。 独特な香りや味だけでなく、この「薔薇マッコリ」の誕生秘話もたいへん興味深い。墨二洞は2017年2月、ソウル型都市再生第2段階地域に選定された。住民参加型の町づくり事業「ムクサバル(墨洞愛の発展所)」が中心となり、都市再生を実現する一歩となる事業を模索していたところ、地域資源であるマッコリメーカーの「ソウル長寿(株)」と協業し、地域オリジナルのマッコリを創ろうというアイディアが生まれた。 地域住民たちは、泰陵にある酒造場を訪れ、工場長との初の懇談会を機に、その後数回にわたって議論や説得を重ね相互協力体制を整えた。2017年末、いよいよソウル長寿(株)研究所で生マッコリをベースに食用乾燥薔薇を混ぜ薔薇酒を試験醸造し、年初のテスト生産に成功後、5月9日(水)、薔薇マッコリの開発を完了した。 特に、薔薇マッコリの最高の味を引き出すにあたっては地域住民の協力に負うところが大きかった。特有の香りを誇る薔薇マッコリは、薔薇の投入量や混合比率が風味の決め手となるため、混合比率の決定過程には地域住民が、科学的混合過程には地域内のマッコリ研究所の専門家が積極的に参加するなど、多くの人の手を経て完成した。すべての過程において、協業やコミュニケーションをリードする役割は自治区の職員たちが担当した。 こうして開発された「薔薇マッコリ」は18日(金)、樹林帯薔薇庭園と中和体育公園一帯で開かれる「2018ソウル薔薇フェスティバル」で無料で試飲できる。ソウル市は来年、地域住民で構成される「マウル協同組合」の設立を支援し、マッコリの販売収益を雇用創出事業やチャリティー活動などに活用する計画だ。 【添付1】薔薇マッコリ事業概要 □ 事業概要 ○ 概念:「薔薇」マウル+長寿「マッコリ」=薔薇マッコリ ○ 意味:地域資源の活用と民間企業の協力を通じた都市再生の事例 <薔薇マッコリ> 名称:薔薇マッコリ 規格:殺菌濁酒(流通期限:12か月)、750ml 価格:3,000ウォン(出庫価格) 数量:限定数量(5千瓶、最低保証量)買入 活用:ソウル薔薇フェスティバル(公式晩餐酒・試飲イベント) □ 進捗状況および今後の計画 ○ 2018年1月から2月まで:薔薇マッコリの開発および試飲式(品評会) ○ 2018年3月から4月まで:薔薇マッコリの発売準備(実務協議) ○ 2018年5月11日:中浪区とソウル長寿(株)間の業務協約を締結 ○ 2018年5月18日:都市再生PR、薔薇マッコリ試飲イベント開催 【添付2】薔薇マッコリ
SMG 1,292

ソウル路7017、1年で訪問客数1千万人突破、歩行・展望に満足

– 1日平均2~3万人が訪問…韓国人の満足度7点満点中5.49点、外国人83.8%が満足 – 南大門市場の訪問客20%増加…縫製、手作り靴など地域産業活性化に向けた積極的な協業 – 人工地盤上の花や樹木の1年後の生存率95%、年間7㎏のPM2.5低減で「小さな都心の森」効果も – 聖火リレー、パレードなど多彩なイベント計1,305回開催、8千人のボランティア参加 – 英ガーディアン紙、米CNNなど世界が注目、北京市長などベンチマークのために韓国・海外の都市関係者の訪問相次ぐ 「ソウル路7017」が、1周年を迎える5月20日を前に、訪問客数1千万人を突破する見込みだ。週末は1日平均約3万人、平日は平均約2万人が訪問し連日にぎわいを見せており、約200万人の外国人も訪れている。20代(26.1%)と30代(23.9%)の訪問が最も多く、ソウル路に入るソウル駅広場(41.1%)南大門市場(19.7%)が圧倒的に多かった。外国人訪問客は、台湾(18%)、日本(13%)、香港(10%)などアジア圏の割合が高く、欧州は、米国(10%)、カナダ(3%)、フランス(3%)の順だった。(資料:2017年5月~2018年4月、ソウル観光財団調べ) これまでに南大門市場の訪問客が約20%増加し、縫製・手作り靴など地域産業の活性化に向けた公共・大学・商人間の協業も積極的に行われている。平昌冬季五輪の聖火リレーやファッションショー、パレードなど多彩なフェスティバルやイベントがおよそ1,305回も開かれ、四季を一巡した後も人工地盤上の花や樹木の生存率は約95%と、都心の中の小さな森の役割も果たしている。 ソウル研究院が調査したところ、訪韓観光客のソウル路に対する満足度は、5.49点(7点満点)で、主に休憩、散歩、展望などのために足を運んでいることが分かった。また、ソウル路訪問前後に訪れた場所は南大門市場(38.6%)、ソウル駅(23.9%)の順だった。(資料:2017年9月から12月まで訪問客900人、地域住民・商人・会社員121人を対象に行ったアンケート調査) 商人や地域住民のうち、ソウル路7017について肯定的に評価している人は63.6%だった。地域訪問客の変化(3.85点/5点)、地価の変化(3.99点/5点)、賃貸料の変化(4.06点/5点)などは今後さらに良くなるだろうと答えている。また、ソウル路造成後の暮らしに関する変化について聞いたところ、「会賢洞~萬里洞など地域間の移動が便利になった」(3.60点)、「都市再生事業への関心が高まった」(3.56点)という項目で評価が高かった。 外国人訪問客の満足度は全体的に83.8%と高水準だった。内訳をみると展望(89.3%)、安全性(87.9%)、歩行環境(86.5%)、周辺観光地との連結性(86.0%)、樹木(85.5%)などに対する満足度が高く、食べ物(72.6%)や化粧室(67.9%)は改善の必要性が見受けられた。(資料:2018年4月、外国人500人を対象にしたアンケート調査、(株)ワールドリサーチ) 回答者の49.4%が、撤去ではなく都市再生を選んだソウル路の意味を知っていた。ソウル路に対するポジティブなイメージは、51.2%(訪問前)から96.6%(訪問後)と大きく伸び、回答者の84.1%が他の人に積極的に勧めたいと答えた。ソウル路が今後観光名所になる可能性については、「すでに観光名所だ思う(31.2%)」という意見と「今後名所化すると思う(58%)」という意見が圧倒的に多かった。 ソウル市は「ソウル路7017開場1周年」を迎え、▲地域商圏 ▲自然・生態 ▲フェスティバル・イベント ▲海外の関心 ▲市民の参加など、これまでの道のりを総合的に振り返り、不足しているところは改善し、ソウル市民のみならず世界の人々に愛される都心の中の歩行・休憩空間として位置づけられるよう取り組んでいきたいと話している。 <産学官協力で西界洞の縫製、塩川橋の手作り靴など地域産業の活性化を支援> ソウル路7017が地域再生の拠点として浮上したことで、地域住民と周辺商人にとってソウル路は生活の一部になりつつある。南大門商人会によると、ソウル路開場後、最近は市場の訪問客が前年比20%程度増加したという。縫製(西界洞)、手作り靴(塩川橋)などソウル路周辺地域をベースにしている地域産業の支援に向けた共生協力も地道に進んでいる。 南大門市場でパーティーやイベント用品を販売しているオ・ヨングンさん(60歳)は「ソウル路ができてから南大門市場の流動人口が増え、食堂街や飲食店の売上が上がった」とし「最初は渋滞で不便だったが、徒歩で利用しやすいためむしろ良い効果をもたらしていると思う」と肯定的な評価をしている。 ソウル路と職場がつながっているホテル・マヌ(Hotel Manu)の社員、Ruzieba Elnaraさん(ウズベキスタン、21歳)は「ソウル路のおかげで出勤時間と退勤時間が短くなった。また、様々なストリート公演やイベントなどが見られて楽しい」と話す。 <人工地盤上の288種の花や樹木、季節一巡後の生存率95%、今は都心の小さな森> また、ソウル路内にある288種、13,866本の樹木、95,391本の花やつるは、四季が一巡りした後も95%の生存率を維持しており、現在の環境に定着しつつある。とくに、万里洞広場を「PM2.5フリーゾーン」に指定し、粒子状物質の低減効果の高い松の木、ツツジ、草花類など計4,182本を植えた。 山林科学院のパク・チャニョル博士によると、ソウル路の花や樹木は喬木(649本×35.7g×30%)を基準に年間7㎏の粒子状物質を低減しているという。つまり、都心の歩行路でありながら、他都市にある森の約30%程度の機能を果たす「小さな森(リトルフォレスト)」としても効果を発揮している。 <フェスティバルやイベント1,305回開催、127万人参加…国際文化交流の舞台として注目> また、ここ1年間ソウル路7017では計1,305回の大小のフェスティバルやイベントが開催され126万7,092人の市民が参加した。特に1㎞におよぶ都心の中の歩行路であるソウル路のアイデンティティと象徴性が現れる「ウォーキング(ソウルウォーキングデーなど)」、「パレード(サンタ帽の大行進など)」といった行事は、周辺地域の一般会社員や地域住民を対象とした日常プログラムとして大きな反響を呼んだ。6つのストリートパフォーマンスフリーゾーンでは、市民芸術家による計160回の公演が行われた。 <英ガーディアン紙、米CNNなど世界が注目、北京市長など国内外の都市関係者も訪問> 車道を歩行者専用の緑の道に再生し市民のもとに返したソウル路7017ならではの物語は、韓国はもとより世界中から注目を浴びている。英ガーディアン紙など有力メディアがソウル路を取り上げるなど世界中に伝わり、北京の陳吉寧市長をはじめ海外の都市関係者や行政担当者たちの訪問が相次いでいる。英ガーディアン紙は、3回(2017年7月17日、8月15日、11月3日)にわたりソウル路の造成過程、意味、都市の変化に与えた影響などを取り上げた。米CNNは2017年8月9日に放映された歩行路造成の世界的なトレンドを取り上げる企画番組で、ソウル路を最も新しいバージョンのハイラインとして紹介し、ソウル路を取り巻く様々な意見を具体的に伝えた。 <市民ボランティア8千人が2万時間活動、保全に取り組む「緑の散策団」174人を養成> ソウル路を育て率いていく力の中心をなすのは市民ボランティアと周辺地域の企業の参加である。この1年で約8千人(個人325人、企業・団体520人)のボランティアがソウル路の運営に直接ないしは間接的に参加し、ボランティアの総活動時間は約2万時間に上る。さらに、運営においてもっとも大事な原則は一にも二にも「安全」であるだけに、「安全」に最も注力し24時間体制(警備要員31人、3交代勤務)で警備を実施しており、高画質の防犯カメラ41台を設置・運営し常時モニタリングを行っている。また、全社員と警備要員を対象に安全マニュアルと応急処置の教育を実施し、非常時に迅速に対応できるよう備えている。
SMG 1,568

ソウル市、上岩に世界初の5Gを取り入れた自律協力走行テストベッド構築

– 来年までに国土部と共同で上岩DMCの実際の道路に「高度自律協力走行テスト地区」を造成 – 5Gなど現在活用中の全種類の車両通信網を実証できる世界初のテストベッド – 道路に感知センサーや超高速通信網を設置しリアルタイムで車両同士・車両と道路間の情報を交換 – 来年下半期、上岩DMCの主な拠点に「無人自律走行循環バス」テスト運営、商用化の実証へ ソウル上岩DMCが、ドライバーなしで自動走行する「自律協力走行」技術のテスト舞台になる。どの車両通信網を使っても実証できる世界初のテストベッドで、0.1秒の間に大量の情報処理を行う超高速移動通信技術の5Gから、移動通信方式のC-V2X、無線ラン方式のWAVEまで、現在活用されているすべての車両通信網が構築される。早ければ来年下半期から上岩DMCの主な拠点に無人自律走行循環バスをテスト運営し、市民たちも未来の交通を直接体験できるようになる。 ソウル市と国土交通部が共同で推進する「次世代知能型交通システム(C-ITS)構築事業」の対象地域として上岩DMCを選定し、2019年までに実際の道路をレベル5の完全自律協力走行技術をテストするテストベッド(高度自律協力走行テスト地区)を構築する。政府が2020年までの商用化を計画しているレベル3(米国自動車工学会SAE分類基準)は非常時にドライバーが介入し運転する部分自律走行だが、レベル5はドライバーがいなくても自動車が完全走行する水準を示す。 上岩DMCには、トンネル、回転交差路のような様々な道路形態がそろっているため、自律協力走行のテストベッドに適しており、自律走行関連業界を対象にしたアンケート調査でも最もテストニーズの高い地域だった。市は、走行環境や自律走行適合性、基盤造成の容易性などに基づき、専門家、協力業者、関連機関の関係者の意見などを総合的にまとめ選定すると説明している。 道路に感知センサー、超高速通信網を設置しリアルタイムで車両と道路、車両同士交通情報を交換 「高度自律協力走行テスト地区」には、道路インフラに感知センサーと超高速通信網をきめ細かく設置し、車両と道路インフラ、車両同士の様々な交通情報をリアルタイムでやり取りできる道路環境が造成される。 交差点右折時の巻き込み事故、逆走行や急停車、落下物などによる突発事故などが発生すると車両と道路に設置されているセンサーが危険を感知し、超高速通信網を通じてリアルタイムで情報を周辺車両に提供する。交差点に設置されたカメラを通じて自律走行管制センターがテスト地区内の全運行状を漏れなくモニタリングし安全を担保する。 まるでスマートフォンのように無線ネットワークを通じて、いつどこでも周囲と双方向通信を可能にすることで「コネクテッドカー(Connected Car)」のV2X(Vehicle to Everything)技術に加え、センサーだけで周辺環境を認識する従来の自律走行の限界を克服し、安全な都心走行環境が実現できると見込まれる。最近海外で発生した自律走行車両の事故を分析したところ、夜間や霧などの状況では、車両センサーによる映像分析だけでは信号や物の情報を認識するには限界があることが分かった。 5Gなど現在活用されている全種類の車両通信網を実証できる世界初のテストベッド 特に、自律協力走行は、正確な交通情報をリアルタイムでやり取りしなければならないため、迅速かつ安定的な通信網を備えていることが前提条件になる。ここにKT社が参加する。ソウル市は上岩DMCで現在活用されているすべての車両通信網を実証できるよう、5Gを含めC-V2X、Waveなどが融合された車両通信網インフラを構築する。 2019年下半期、上岩DMCの主な拠点を循環する「無人自律走行バス」テスト運営、商用化の実証へ ソウル市は、このような自律協力走行インフラをベースに、早ければ2019年末からドライバーのいない「無人自律走行バス」をテスト運営する。デジタルメディアシティ駅(6号線)を起点に上岩DMC内の主な拠点を1日2~3回循環するバスで、無料で運営される予定。同市は、テスト運営を通じて無人自律走行バスに関する実証が成功すれば、今後公共交通サービスが行き届いていない地域に「スマホで呼べるバス」などの形で商用化する方策を具体化する計画。ソウル市都市交通本部のコ・ホンソク本部長は「ソウルはすでに公共交通、歩行、自転車、最先端技術を取り入れた交通」など様々な分野において内外で高く評価されている」とし「第4次産業革命の時代を迎え、自律協力走行など未来の交通分野においても先導的な役割を担い、名実ともに世界と肩を並べる交通先進都市としてリードしていきたい」と話す。
SMG 1,518
ソウル市、出場者過去最多の「モムチャン消防士コンテスト」開催

ソウル市、出場者過去最多の「モムチャン消防士コンテスト」開催

– 消防災難本部、10日(木)14時よりソウルオリニ大公園の野外ステージでイベント開催 – 過去最多の34人出場、定年を1年後に控えた最年長59歳消防士が後輩と競争 – 受賞者は2019年のカレンダーモデルに、収益はやけど患者の治療費として全額寄付 – ステージ周辺の観覧客向けの安全体験プログラムとふれあい広場も運営 ソウル市の消防災難本部は、今年で7回目を迎えるソウル市モムチャン(最高の肉体美)消防士コンテストを、5月10日(木)14時からソウルオリニ大公園(広津区)の野外ステージで開催すると明らかにした。 モムチャン消防士コンテストは、市民にとってより身近で頼もしい消防士のイメージを伝えるために毎年開催されている。前年度は22名の消防公務員が参加し今年は34人がエントリーした。昨年までは消防署別に1名ずつの出場だったが、今年は10か所の消防署から2名がエントリーした。7回目の開催を迎えるまでにモムチャン消防士に対する関心が高まるにつれ内部でも多くの反響を呼んだ。 極限の状況下で市民の命を守るためには強靭な体力が欠かせない。強く頼もしいイメージに相応しい消防士の鍛え抜かれた肉体美を競う今回の大会には過去最多となる消防士が出場し、かつてない規模で開催される。 なかでも注目すべき出場者は、定年を1年後に控えた満59歳の消防公務員(城北消防署のホン・サンイ消防尉)。最年長出場者として若い後輩たちとステージに上がり鍛え上げた肉体美を競い合う。 消防災難本部の関係者は、「1年後に定年を控えコンテストに出場すること自体が出場に向け準備している後輩たちの鑑になる」、「年齢に関係なく、消防公務員だれもが体を鍛えれば大会に参加できるという認識を広め、今後モムチャン消防士コンテストの裾野を広げたい」と話す。 今回の大会では、大賞1名、最優秀賞1名、優秀賞1名、特別賞1名、人気賞1名の計5名のモムチャン消防士を選出する。受賞者は2019年のモムチャン消防士カレンダーのモデルになる。 ※モムチャン消防士コンテスト 規定ポーズ 規定ポーズ 自由ポーズ 自由ポーズ /td> モムチャン消防士カレンダーの販売収益は、やけど患者の治療のために全額寄付される。一方、モムチャン消防士コンテストのステージ周辺では、観覧する市民のための安全体験プログラムとふれあい広場も運営される予定。 ソウル消防災難本部のチョン・ムンホ本部長は「消防公務員の強靭な体力は市民の安全を守るための必須条件」とし、「大会を通じて制作されるモムチャン消防士のカレンダー販売収益がやけどに苦しむ患者の治療費として充てられる意義深い大会でもある」と話し、「コンテストを通じて強くたくましい消防士のイメージが市民に広く伝われば」と語っている。 <会場位置図>
SMG 1,366