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NCT出演、2日間の「Hot&Young ソウル旅」YouTubeで世界に配信

NCT出演、2日間の「Hot&Young ソウル旅」YouTubeで世界に配信

– ソウル市とSM Town、世界の個人観光客をターゲットに制作した「ソウル旅」の動画12話を公開 – 聖水洞グルメ、益善洞韓屋マウルなどを多国籍ボーイズグループNCTが紹介 – 23日初公開、8月17日まで週3回YouTubeで配信…7月16日に3分間のティーザー映像を公開 世界各地で多くのファンをもつ韓流スター「NCT」が紹介する1泊2日間のソウル旅がYouTubeで公開される。ソウル市とSM Townが世界の個人観光客をターゲットにソウルのHotでYoungな姿を動画で発信する。 多国籍(アメリカ、カナダ、中国、日本)のメンバーで構成されるK-POP ボーイズグループNCTが、聖水洞のグルメや明洞のルーフトップグランピング、益善洞韓屋マウルなど、メンバーいちおしのソウルのおすすめスポットや最近流行りのコースを臨場感たっぷりに紹介。 ソウル市は1泊2日間の旅のストーリーが綴られた「Hot&Young ソウル旅」を全12話(1話あたり約15分)制作し、YouTubeを通じて4言語版(日本語、英語、中国語、韓国語)の動画を公開すると発表した。動画本編は23日(月)午前11時より順次配信が開始される。本格的な公開を前に、7月16日(月)午前11時15分には、3分間の事前ティーザー映像を公開し、YouTube視聴者の期待を高める。これらの動画は毎週月・水・金曜日の午前11時に、ソウル市観光YouTubeホームページ(youtube.com/visitseoul)とソウル市観光ホームページ(visitseoul.net)で更新される。また、その翌日にはSM TownのYouTubeホームページ(youtube.com/smtown)でも同じ動画が公開される。 また、ソウル市は臨場感あふれる現場のビハインドストーリーが盛り込まれたNCTメンバーの未公開スチールカットも動画配信後ソウル市観光SNS(Facebook、Weibo、Instagram)に掲載する。自らソウル旅行のガイドをかってでたNCTメンバー、ジャニーの頼もしい姿や、彼をサポートするルーカスのブロマンスも見どころ。 ソウル市は、今回オンライン動画を制作した背景について、増加の一途をたどる個人旅行客の58%(ソウル市外来観光客実態調査2017)が、ネットで旅行情報を入手している点に着目したと説明した。「ソウル市外来観光客実態調査2017」によると、昨年ソウルを訪れた外国人観光客は計1,334万人だった。国籍別では、中国人417万人、日本人231万人、アメリカ人87万人などが上位4か国に入っている。 ソウル旅の初日は、花より団子ということわざのようにジャニーが紹介する世界各地の料理を味わえる聖水洞のグルメ巡りから。短い旅程でも外国人観光客がソウルの様々な味を楽しめるよう相性ぴったりな料理も紹介する。 暑い夏を涼しく過ごすコツは? 都心のど真ん中にあるトゥクソム漢江公園でアクティブなウォータースポーツもNCTメンバーが直接体験する。メンバーにとっても忘れられない思い出となった漢江の美しい夕焼けも動画でチェックできる。 激しい運動後の空腹感を満たすにはソウル名物「漢江デリバリーフード」がうってつけ。そして、ソウル観光一番地といわれる明洞でルーフトップグランピングを体験し、若い外国人観光客に目新しいソウルの姿を紹介する。 旅の二日目は、ソウルでしか経験できない様々なアクティビティを紹介する。代表的な野外スポーツの野球、サッカー、アーチェリーなどを室内で快適に楽しみ、Nソウルタワーのケーブルカーに乗って展望台でソウルの景色を堪能する。 ソウルといえば「伝統と現代のハーモニー」。新しい観光名所として注目を集めている益善洞を訪れ、韓国伝統料理から洋食までモクバン(「モクタ(食べる)」と「バンソン(放送)」の合成語)を体験する。趣のある韓屋や路地の風情の楽しみ方も紹介。 その後、夜間特別開場中の京福宮を訪問し、都心の中の故宮の風致や美しさを満喫しNCTメンバーの2日間のソウル旅は終了する。 ソウル市は、多国籍のメンバーで構成されている韓流スターによるYoutube動画を通じて、中国や日本などアジアのほか欧州の韓流ファンにもソウルの魅力を届け、今後より多くの観光客がソウルを訪れることを期待している。今回の「ソウル旅」に関するポスターやNCTメンバーのあいさつの動画は、ソウル市観光Instagram(instagram.com/visitseoul_official)とソウル市およびSM TownのYouTubeサイトに掲載されてからわずか3日間で、4千件の「いいね」と動画視聴数20万件を突破するなど熱い関心が寄せられている。 動画関連ポスター
SMG 1,310
ソウルメトロが生産終了部品を3Dプリンタで製作 都市鉄道で初

ソウルメトロが生産終了部品を3Dプリンタで製作 都市鉄道で初

– ソウル交通公社、第4次産業革命のコア技術でガイドレール・ガスケット・吊り革部品を製作 – 性能検討を経て2・7・8号線に設置、テスト…製作期間約30~40%に短縮、費用も削減 – 生産終了部品または少量発注が困難な場合に…今後、技術適用製品を拡大 ソウル交通公社(社長:キム・テホ)が、生産が終了し入手困難な鉄道車両部品を第4次産業革命のコア技術である「3Dプリンタ」を用いて製作することに成功した。部品は性能検討を経て今月初旬にソウルメトロ2・7・8号線に設置されテスト走行を行っている。 今回製作された部品は、生産が終了した鉄道車両用の総合制御装置ガイドレール、車軸ガスケット、そして大量発注しかできず少量生産が困難だった吊り革である。 ソウル交通公社は、3Dプリンタで製作した部品を実際に車両で使用することは韓国内の都市鉄道運営機関では初の試みであると説明した。第4次産業革命の中核的なキーワードである3Dプリンティングは、コンピュータに入力した形状データをもとに、立体的な造形物を作り出す技術である。最近では自動車製造から食品産業にいたるまで広く活用されている。 鉄道車両の寿命は約25~30年だが、車両に使われている部品の生産はその前に終了する場合がある。そのため、車両の総合制御装置ガイドレールや車軸ガスケットは、部品交換が必要になった際、製作を発注するとかなりの時間を要し少量生産も困難なため手に入りにくい。吊り革は主材がプラスチックのため、3Dプリンタを用いた製作に適している。鉄道車両用の総合制御装置ガイドレール、車軸ガスケット、吊り革は、3Dプリンタでの製作が比較的容易な部品で、品質不良があっても車両運行に支障をきたすことはない。 3Dプリンタで造形物を出力することによって製作期間は従来より30~40%短縮し、製作費用も削減される効果が確認された。ガイドレールは、これまで10個の注文につき250万ウォンだったものが、3Dプリンタで製作することで30万ウォンに削減された。 公社は、鉄道車両の部品と吊り革の製作を皮切りに、技術力を蓄積し3Dプリンティング技術の適用対象を拡大する計画である。 ソウル交通公社のキム・テホ社長は、「先端技術である3Dプリンティング技術を鉄道車両のメンテナンスに積極的に活用し、安全運行のための技術力を磨いていきたい」と話す。 <3Dプリンタで製作した部品写真> 3Dプリンタで製作した部品写真 3Dプリンタでガスケットを製作している姿 車内の吊り革 電動車総合制御装置ガイドレール
SMG 1,728

高級住宅地から文化発電所へ…弘大前の過去と現在

– ソウルの文化と商業の変化が凝縮された空間「弘大前」に迫る – インディーズ、クラブなど文化のるつぼ「弘大らしさ」を密着取材 – 歴史的な動き・商業空間・文化の多様性と変化など弘大前の軌跡をたどる – ソウル歴史博物館『2017ソウル生活文化資料調査、弘大前ソウルの文化発電所』発刊 「弘大前に行く」ということは、ソウルで最も若者に人気のある場所へ行くことを意味する。時代の流れとともに、弘大前一帯には新しい階層と様々なカテゴリーの人口が流入し地域特性に変化をもたらした。かつては住宅地だった弘大前は、インディーズ文化空間、ソウルを代表する観光地、そして現在は大規模な資本が集中する商業空間へと変貌を遂げた。それにもかかわらず、昔から一貫して保たれている「弘大文化」が持つ意味とは何だろうか。 ソウル歴史博物館は、2006年から10年以上ソウルの地域調査を続けてきた。2017年にはソウル市立大学校(研究責任:ナム・キボム)と共同で「弘大前ソウル生活文化資料調査」を行い、その結果をまとめた報告書『弘大前、ソウルの文化発電所』がこのたび発刊された。 弘大前の歴史的変化:住宅地から文化芸術空間へ □ 高級住宅地から弘益大学校の特性の美術文化という場所性を確立 弘大前は、唐人里の火力発電所に無煙炭を運搬する唐人線の線路に沿って日本統治時代に形成された地域で、独立後に施行された「西橋土地区画整理事業」によって住宅地が造成された。当時は、中産階級以上が居住する高級住宅地として人気を集めた。1955年、弘益大学校の移転によってこの一帯に学生街が形成され、美術大学の成長に伴い、1970年代から美術文化という場所性を帯びるようになった。その後、美大生たちのアトリエ文化が広まり、独創的で多様な文化的な試みが生まれるようになった。1993年には健全な大学文化通りを作ることを目的とした「ストリート美術展」が開催され、通りには芸術的な雰囲気があふれるようになった。 □ グラブデーの開催と弘大前の成長、そして衰退 1990年以降、ダンスクラブとライブクラブが弘大前に集まりだし、クラブはもはや画一化された大衆文化ではなく、新しくオルタナティブな遊び文化を求めていた若者の「文化開放区」となると同時に、遊び場としての役割を果たすようになった。その代表的な象徴ともいえるDRUG(現DGDB)では、ロックミュージック専用の鑑賞室でありながら、Crying Nut(クライング・ナット)などのアンダーグラウンド系バンドのライブも行われた。1992年にオープンしたSKA(スカ)は、元祖ロックカフェ型ダンスクラブとして現在まで続いている。さらに、2002年の日韓ワールドカップを転機にクラブ文化は外国人のための観光商品に選定され、2001年から開催されたクラブデーイベントはかつてないほどの盛況ぶりを見せた。 しかし、1990年代半ばから弘大前にはモダンなインテリアを取り入れたカフェや大型のクラブハウス、オリジナリティあふれるショップなどが立ち並ぶようになり、商業的な資本と結びつくことで消費中心の商業文化が形成されるようになる。また、地下鉄6号線と2010年の京義・中央線開通後は大勢の外国人観光客が押し寄せ、流動人口の増加に伴い弘大前は次第に商業的な色合いが濃くなっていく。 弘大前商業空間の構成と変貌 □ 弘大前の商業文化の発展 弘大前の商業化の初期段階にあたる第1期(1990年代)は、商業・文化的な発展が並行して進んだ。高級カフェや飲食店、お洒落なフランチャイズ店などが弘大の場所性を形成した時期であり、同時に、インディーズ文化、オルナタティブスペース、インディーレーベルなどが共に成長した時期でもある。 第2期(2000~2010年)は、「歩きたい街」事業などの公共支援が増加したことで弘大前が大衆的に有名になった時期である。この頃から弘大前という場所の特性がインディーズ文化から商業空間へと変化し始め、商業と文化空間の葛藤が始まった。 第3期(2011年以降)は、空港鉄道が開通した2010年以降、弘大前の流動人口が増加した結果飲食店が増え始めた。同時に、外国人観光客が押し寄せ、急激な商業化と資本化に直面することになる。この時期は、わずかに残っていた弘大前の芸術文化とインディーズ文化が急速に委縮した時期であり、ジェントリフィケーションといわゆるツアーリスフィケーション(Touristification)など、 オーバーツーリズムが拡散した。 □ 弘大前一帯の地域性をCOOL、HOT、HIPに区分して調査 弘大前の空間的特性の変化と商業化の様相をより明確かつ細密に把握するために、弘大前を「クール(COOL)」、「ホット(HOT)」、「ヒップ(HIP)」に分けて調査した。COOLエリアは住居と商業が共存する空間で、東橋洞サムゴリ、京義線ブックストリート、小劇場サヌルリム、コーヒープリンス1号店などがあり、美術系予備校、ゲストハウス、ブティック、飲食店などが多く集まっているほか、弘大の学生や美大受験生のための下宿が密集している。 HOTエリアは典型的な商業化地域で、主に10~20代が目立つ。弘大入口駅9番出口(チョンギワサゴリ)から弘大の正門(ノリト)、歩きたい街を通過し西橋365まで続いており、昔から商圏が発達してきた。現在はフランチャイズの密集地域となっている。HIPエリアは新しいトレンドを発信する弘大前の拡張地域で、主に20代~30代の街である。サムゴリポチャ、夜と音楽の間、極東放送局、ピカソ通りをはじめ、トレンディなカフェや飲み屋、公演会場、衣類やアクセサリーショップなどが数多く集まっている。かつては広い庭つきの一戸建て住宅の中心地だったこのエリアは、ロックカフェと弘大前のカフェ文化が始まった場所でもあり、オルナタティブカルチャーとサブカルチャーの発祥地の特性が垣間見れる。 弘大前文化の多様性と変化 □ 弘益前アトリエ文化の拡張 弘益大の美大生や建築を学ぶ学生たちは、主に望遠洞とチョンギワ(青い瓦)ガソリンスタンド一帯の住宅の車庫や地下室をアトリエとして使っていたが、1984年の洪水を機に臥牛山一帯に作業拠点を移した。賃貸料が安いことから、「108作業室」(保証金100万ウォン/家賃8万ウォン)、「208画室」などと呼ばれた。その後、アトリエは受験生のための空間、アーティストの交流の場としても活用され、インディーズ文化が発展するきっかけとなったが、弘大前の賃貸料の上昇により次第に賃貸料の安い上水洞や合井洞など近隣地域に移っていった。 □ インディーズ文化とクラブ文化の開花 弘益大学の美大を中心とした自由で創意的な雰囲気と相まって、アトリエから広がったアーティストたちのコミュニティも形成され、そこで生まれた独自の文化が発展しインディーズ文化となった。大衆的な文化ではなくマイナー寄りの音楽や芸術を好んだ彼らが形成した独特な文化は、クラブが栄える基盤となった。弘大前のクラブを訪れると、他では見られない音楽と公演に触れることができ、同じような感性をもつ人々が集まった同好会やコミュニティを中心にクラブ文化が成長を遂げた。 □ 京義線ブックストリート 京義線ブックストリートは、麻浦区庁の主導のもと京義線のスプキル(森の道)に造成された本をテーマにした文化空間である。3,600もの出版社が隣接している地の利を活かし、京義線の廃線の敷地を使って本に関する様々なイベントを開催している。捨てられた空間を活用する都市再生という意味合いと図書文化の継承という文化的な意義が合わさり、近隣住民からも好評を得ている。 □ 歩きたい街と西橋365 弘大前の歩きたい街の中で、西橋365は若者が集まる代表スポットである。西橋365は、唐人里線の線路に沿って作られた仮設建築物で、住所が西橋洞365番地のため「西橋365」と名付けられた。かつては歩きたい街までつながってはいたが、2000年代初めの街整備事業で仮設建築物が取り払われ、歩きたい街がさらに拡張された。西橋365はバスキングを楽しむ人で常に賑わっており、独特な雰囲気の店の宝庫でもある。 □ 10年以上の歴史をもつクラブデーの記録を整理、「弘大前クラブデー」のアーカイブ作業 2001年3月から2011年まで、約10年以上にわたって続いてきたクラブデーに関する記録を、当時の様子や、写真、ポスター、広報物などを集めアーカイブとして保存し冊子にして発刊した。クラブデーを率いた空間文化協会のチェ・ジョンハン代表が中心となって内容を整理しアーカイブ作業を進めた。 弘大前の人々と暮らし □ 生え抜きの東橋洞住民、ホミ画房、リッチモンド菓子店、小劇場サヌルリム、西橋市場の商人、弘大生など12人に口頭インタビューを実施 長年にわたり弘大前で暮らしを営んできた住民の中から12人を選び、生い立ちに関するインタビューを行った。この一帯がかつて農村だった時代から暮らしてきたチェ・ソンテ氏へのインタビューからは、堂クッ(祭儀)の風景や、ウィッチャンダリ、アレッチャンダリ、チョンジュウンドンイなど、昔の地名にまつわるエピソードを聞くことができた。また、今は衰退した西橋市場のソンドクごま油店の話からは、伝統市場の姿を、弘大前を代表する商店のホミ画房、リッチモンド菓子店、小劇場サヌルリムの代表へのインタビューからは、弘大前の発展と振興の歴史を垣間見ることができた。 昔は10月になるとパムドンサンで大きな堂クッをあげたものだ。(東橋洞住民、チェ・ソンテ)ここはフランスのモンマルトルよりもっと素敵な街になると思っていました。(ホミ画房代表チョ・ソクヒョン) 90年代の弘大前は若者たちの空間であると同時にジェントリフィケーションの始まりでした。(弘大卒業生キム・ヒス) □ 『2017ソウル生活文化資料調査、ソウルの文化発電所弘大前』は、ソウル本屋(☎02-739-7033)とソウル歴史博物館(☎02-724-0272)のミュージアムショップで購入できる。(価格:25,000ウォン)
SMG 1,626
ソウル市、「東北線都市鉄道」実施協約締結へ 民間投資事業本格始動

ソウル市、「東北線都市鉄道」実施協約締結へ 民間投資事業本格始動

– パク・ウォンスン市長、5日(木)事業施行者の東北線軽電鉄(株)と事業開始に向け実施協約締結 – 年内に実施設計と着工に関する手続き着手…2019年着工、2024年完工目標 – 往十里〜上渓駅を16の停車駅で結ぶ路線(総延長13.4㎞)、全区間を地下に建設 – 東北エリアの都市鉄道疎外地域を貫通…往十里駅〜上渓駅間、乗り換えなしで25分に 蘆原区、江北区、城北区、東大門区、城東区など、都市鉄道疎外地域を貫通する「東北線都市鉄道」の民間投資事業が本腰を入れる。往十里駅から祭基洞駅、弥阿サゴリ駅を通過し上渓駅までのソウル東北エリアを、合計16個の停車駅(総延長13.4㎞)で結ぶ路線だ。 ソウル市は、5日(木)午前9時55分、ソウル市庁の大会議室で、パク・ウォンスン市長と現代エンジニアリングのソン・サンノク代表理事の参加のもと、ソウル市と事業施行者である東北線軽電鉄(株)間の実施協約を結ぶと発表した。現代エンジニアリングは東北線軽電鉄(株)の代表会社である。 この実施協約締結を機に、市は年内に実施設計を始めるほか、着工に向けて各種手続きを推進する計画。2019年着工、2024年完工を目標にしている。 東北線都市鉄道は、往十里駅〜祭基洞駅〜高麗大駅〜弥阿サゴリ駅〜月渓駅〜下渓駅〜上渓駅を結ぶ総延長13.4㎞の路線で、全区間を地下に建設する。区間内に停車駅は16か所、車両基地は1か所設置される予定。 東北線都市鉄道は、民間が建設と運営を担い利用料で収益を得る「収益型民間投資事業 (BTO, Build Transfer Operate)」方式で推進される。 総事業費は約9,895億ウォン(2007年1月時点)で、東北線軽電鉄(株)が50.1%を負担、残りの49.9%は財政(市費38%、国費11.9%)が充てられる。 東北線都市鉄道が開通すると、蘆原区中溪洞の銀行サゴリから往十里駅まで現在は約46分かかる出勤時間が約22分に短縮されると予想される。(約24分短縮)上渓駅(4号線)から往十里駅(2号線と5号線)までは、現在は4号線と2号線間の乗り換え時間を含め約37分かかるが、開通後は乗り換えなしで行けるため25分に短縮される。(約12分短縮) 特に、一日の利用客が21.3万人(30年間の平均)に上ると見込まれ、出退勤時の混雑度が高い地下鉄4号線と7号線などでの不便さが大きく解消すると思われる。また、バスや乗用車などの利用者が地下鉄に分散されることで道路の混雑緩和にも効果が期待される。 パク・ウォンスン市長は「本日の事業施行者との実施協約締結をきっかけに、東北エリアの住民が長年待ち望んできた東北線民間投資事業の本格始動に向けた一歩を踏み出した」とし「東北線都市鉄道の民間投資事業を通じて、ソウル東北エリアにおける都市鉄道の利便性の向上、交通混雑の緩和はもとより、地域の発展にも大きく貢献できるものと思われる」と話す。 東北線民間投資事業概要 □ 事業概要 ○ 区  間 : 往十里駅〜弥阿サゴリ駅〜月渓駅〜銀行サゴリ〜上渓駅 ○ 規  模 : 総延長 13.4km、停車駅16か所、車両基地1か所 ○ 総事業費 : 9,895億ウォン(2007年1月1日時点) ○ 建設期間 : 2019年から2024年まで(着工日から60か月) ○ 推進方式 : 民間投資事業(BTO) ○ 事業施行者 : 東北線軽電鉄株式会社(主幹会社:現代エンジニアリング) □ 路線現況 □ 鳥瞰図
SMG 1,691

地元で楽しむ「涼スポット」漢江モンタン・サマーフェスティバル、20日開幕

– 7月20日から8月19日まで、11か所の漢江公園で一斉開催…プログラムの70%は参加無料 – 7つの満喫ポイント紹介、マストチェックの人気・新規プログラムベスト15も – 初めて開催する懐かしい東春サーカスなどサーカスフェスティバル、9つの人形劇団の公演も – 「マニア」向けの特別プログラムも初登場…雨中散策、水泳で漢江横断など – 水遊び場、橋の下映画館、最大12万冊の古本屋など「小確幸」プログラムも 浮き輪で水に浮かんで足を浸し涼しく映画鑑賞できる「水遊び場映画館」、雨の日がたまらなく好きな雨オタクにぴったりな「雨中散策」、懐かしい東春サーカスをはじめ空中サーカス、ジャグリングなど月夜の下で3日間だけ行われる無料のサーカスフェスティバル、3千人が参加する「泳いで渡る漢江」イベントなど。 これらはソウルの代表的なサマーフェスティバル「2018 漢江モンタン・サマーフェスティバル」に登場する新しいプログラムだ。漢江でしか楽しめない80の納涼イベントが詰まった「2018漢江モンタン・サマーフェスティバル」が、7月20日(金)から8月19日(日)までの1か月間、11か所の漢江公園で一斉に行われる。 ソウルの漢江事業本部は、今年設けられた80のプログラムを公開するとともに、好みに合わせてイベントを楽しむための7つのコツを紹介している。 <Tip1:「夏の必須アイテムで遊ぶ定番プログラム!水合戦などを楽しめる水上遊び場」> 例年より早く訪れた夏を思う存分味わいたい人には、今や漢江モンタン・サマーフェスティバルで欠かせないプログラムとなった水遊びがおすすめ。20万個の水風船やウォーターガンで暑さを吹き飛ばす「漢江水合戦フェスティバル(8月4日から5日まで、ナンジ・青春の場)」、透明カヤック、スタンドアップパドルなど10種類の人気水上アクティビティを楽しめる「漢江水上遊び場(7月20日から8月19日まで、汝矣島パラダイス一帯)」が来場客を待っている。 <Tip2:夜の文化・芸術プログラム!3日間のフリーサーカス、人形劇団が一か所に> 懐かしの「東春サーカス」をはじめ、7つのサーカスプログラムを無料で満喫できる3日間のフェスティバル「漢江月光サーカス(8月3日から5日まで、盤浦月光公演)」、韓国を代表する9つの人形劇団の公演や影絵劇を1か所で楽しめる「漢江星光小劇場(8月10日から12日まで、汝矣島マルチプラザ一帯)」が今年初めてオープンする。 <Tip3:オタクは集まれ!週末の雨中散策、3千人が泳いで漢江を渡るイベント> 雨の降る週末は、雨が好きな雨オタクが汝矣島漢江公園に集まり、雨の中を歩いたり様々なプロジェクトに挑戦する「雨中散策」や、3千人の市民が泳いで漢江を渡る「漢江クロススイミングチャレンジ(8月19日、蚕室大橋の南側)」が今年初めて開かれる。 <Tip4:忙しい日々の中の「小確幸」!浮き輪に乗って映画鑑賞、夜景と癒しの公演> *小確幸:「小さくても確かな幸せ」の略語で、若者の間ではやっている言葉。 水遊び場で浮き輪に乗って冷たい水に足を浸し、涼しく映画鑑賞できる「シネマ・ポンダン(7月27日、8月3日、8月10日、8月17日、ナンジ水遊び場)」や、江風を感じながらきれいな夜景を楽しめる穴場で癒しのひと時を過ごせる公演とプログラムを満喫できる「漢江デート(7月28日から8月19日の間の毎週土曜日、盤浦、楊花、トゥクソム、汝矣島)」が今年初めて開催される。 <Tip5:世界の漢江!漢江水系の9つの地域の共同宴会など国内外の協力プログラム> 江原道旌善郡と太白市、京畿道河南市など漢江水系の9つの自治体が一か所に集まり、各地域の文化・観光資源を紹介する共同宴会「漢江ビレッジ(7月20日から21日まで、汝矣島イベント広場)」が今年初めて行われる。国内外の専門家が一堂に会し漢江モンタン・サマーフェスティバルのビジョンを描く「2018漢江フォーラム(7月20日、63ビル)」、南北の出会いのように南漢江(江東区)と北漢江(広津区)が合流する鵲の橋プロジェクト「広津橋フェスティバル(8月18日、広津橋)」も盛大に開催される予定。 <Tip6:青年文化企画者のヤングな企画!朝までコンサート、バスキングフェスティバルなど> 漢江フェスティバル第1期の青年コーディネーターが企画した「ソウル人気フェスティバル(8月19日、ナンジ青春の広場)」では、様々な価値を追求するアーティストの作品展示や新人ミュージシャンとDJの公演が朝まで続く。100チームの漢江ストリートアーティストによるバスキング公演「漢江バスキングフェスティバル(7月231日、汝矣島水光舞台一帯)」、蚕室サガッサガップレイスに入居しているアーティストによる癒しのフェスティバル「浪漫芸術クリニック(8月3日から5日まで、蚕室サガッサガップレイス)」もおすすめ。 <Tip7:持続可能な地球と環境を考えるフェスティバル!漢江の水力発電で野外映画> 漢江水力発電劇場では、野外で映画を観たりエコ・低炭素製品マーケットで買い物も楽しめる「漢江エコエネルギーフェスティバル(8月3日から5日まで、トゥクソム・J-Bug 芝生)」、セミやテントウムシを観察したり野生探査センターで漢江の野生生物を見られる「漢江モンタン・夏の生態学校(7月20日から8月19日まで、江西など10か所)」、都心部で絶滅の危機に瀕している野生動物の保全を目的とするキャンペーンフェスティバル「芸術動物園、漢江ZOO(8月11日から12日まで、汝矣島案内センター前)」など生態体験型プログラムが市民を迎える。 他にも、今年のプログラムの中でも見逃せない人気・新規プログラムベスト15を紹介している。①漢江水遊び場、②漢江水合戦フェスティバル、③漢江折り紙ボート大会、④自転車で漢江一周、⑤2018漢江クロススイミングチャレンジ、⑥漢江ファイヤーダンシングフェスティバル、⑦漢江月光サーカス(新規)、⑧漢江星光小劇場(新規)、⑨漢江橋の下映画祭、⑩橋の下古本屋フェスティバル、⑪真夏の夜のジャズ、⑫漢江ナイトウォーク42K、⑬漢江モンタン夏の生態学校、⑭漢江の夏のキャンプ場、⑮漢江デート(新規)など。(順不同) 「2018漢江モンタン・サマーフェスティバル」の詳細は漢江モンタンホームページ(hangan.seoul.go.kr/project)と「スマートソウルマップ」で確認できる。問い合わせはタサンコールセンター(☎120)で対応している。 ソウル市漢江事業本部のユン・ヨンチョル本部長は「今年で6回目を迎える漢江モンタン・サマーフェスティバルが市民に楽しい夏の思い出を届けるため、さらに充実したプログラムで帰ってきた」、「今年の夏も市民とともに盛り上がる漢江モンタンで忘れられない夏の思い出を作ってほしい」と話した。
SMG 1,386
ソウル交通公社、乗り過ごし防止のためのアラームサービス開始

ソウル交通公社、乗り過ごし防止のためのアラームサービス開始

– ソウル交通公社とスタートアップの「サウンドリー」が2、3、4号線全駅を対象に「到着駅お知らせサービス」開始 – 「トタ地下鉄*」アプリで目的地を設定すれば目的地到着直前にプッシュ通知、バイブレーションで降車駅をお知らせ*또타(トタ)がキャラクターの地下鉄アプリ:또(また)타(乗)りたくなる地下鉄という意味。 – 公社が技術発掘・環境提供、サウンドリーが技術実装…下半期は1~8号線に拡大 ソウル交通公社(社長:キム・テホ)が、アプリで到着駅を設定すれば到着直前にプッシュ通知やバイブレーションで降車駅に到着したことを知らせる「到着駅お知らせサービス」を開始する。7月から地下鉄2,3,4号線の全駅を対象にテスト運営を行い、下半期は1~8号線全てにサービスを拡大する計画。 地下鉄で居眠りし降車駅を乗り過ごしてしまったり、イヤホンで音楽を聞いていて通過中の駅がわからなくなる市民、聴覚障がい者など、地下鉄の車内アナウンスを聞き逃しても乗り過ごしを防いでくれる。 このサービスは、スタートアップのサウンドリー(Soundlly)の技術力を公社が発掘・支援し、双方の技術協力を通じて実現した。公社が開発環境を提供し、サウンドリーの音波通信技術を使ってアラームサービスを構築した。公社は今年1月からスタートアップの技術を発掘し地下鉄環境の革新を起こすことを目標に、「スタートアップ、地下鉄をよろしく」イベントを2回に渡って開催した。現在、4社のスタートアップとプロジェクトを推進中。 人間の耳には聞こえない超音波で列車の到着アナウンスの内容をアプリに送信し、スマートフォンがこれを受信すると、アラームを通じて情報を知らせる原理を利用している。車内アナウンスのタイミングに合わせてアラームが送信されるため、正確な情報を受け取ることができる。 ソウル交通公社は、今年3月、地下鉄2号線で「到着駅お知らせサービス」のテスト運営をした結果、利用客からサービス拡大の要望が相次ぎ、到着駅指定・お知らせ機能などを改善し、サービス地域を拡大することにしたと説明した。 「到着駅お知らせサービス」は、公社が運営する「トタ地下鉄」アプリで目的地を選択した後、右上段の鐘のマークをタップすれば利用できる。 サウンドリーの関係者は、「地下鉄内には様々な騒音があふれているため、実際にサウンドリーが有する音波通信技術を適用できる良い機会だった」と話す。 ソウル交通公社のキム・テホ社長は、「乗客の利便性を重視した『到着駅お知らせサービス』の導入を積極的に進めることで、乗客がより便利に地下鉄を利用できるようになると思う」、「ソウル交通公社は今後も優れた技術をもつスタートアップを積極的に発掘し、安全で便利な交通サービスを提供し顧客満足を最優先に考える交通公企業として業界をリードしていきたいと」話す。 <トタ地下鉄アプリの到着駅お知らせ設定画面>
SMG 1,444

ソウル名物「シティツアーバス」に乗って賞金を狙え! オンラインフォトコンテスト開催

– ソウルシティツアーバス、夏(7~8月)の乗客を対象にオンラインフォトコンテスト開催 – シティバスツアーを楽しむ様子、ソウルの名所と共に撮ったバスの写真などを投稿 – 夏の利用客なら誰でも8月20日(木)から8月31日(金)までHPから応募可 – 大賞100万ウォンなど計68人にソウル市長賞と500万ウォン相当の賞金授与 ソウル市とソウルシティツアーバスは、この夏ソウルを訪れる国内外の観光客向けにソウルシティツアーバスをPRし、シティツアーバスの思い出を共有するためのオンラインフォトコンテストを開催すると発表した。運行開始から18年間、ソウルの主要観光名所をめぐり、今やソウルの名物となったソウルシティツアーバスが、この夏ソウルを訪れる国内外の観光客に一味違う楽しみかたを届けるイベントを用意した。 シティツアーバスに乗り、幸せなひと時を過ごす家族の姿やソウルを見物する観光客の楽しそうな姿、独特なデザインが目を惹くシティツアーバスとソウルの名所が調和した風景を写真に収めオンライン投稿すれば、ソウル市長賞と最大100万ウォンの賞金が狙える。 ソウルシティツアーバスは、ソウルで最も人気の高い観光地をめぐる周遊バス。チケットを一枚購入すれば一日中バスを利用してソウルの有名観光地を回れるため、ソウルを訪れる個人観光客の間でも便利な交通手段として好評を得ている。昨年一年間で約19万人がシティツアーバスを利用した。 ソウルシティツアーバスは、ロンドンや香港でよく見られる独特な外観の2階建てバスで、車体の高いハイデッカーを採用している。ソウルを訪れる外国人観光客はもちろん、地方から上京した国内観光客にとっても一度は必ず乗ってみたいソウルの名物として定着しつつある。ソウル市が運行するシティツアーバスは、光化門発の3路線、江南駅発の1路線、DDP発の2路線と、全部で6路線が運行中。その中でも、国内と海外両方の観光客から人気を集めている路線は都心・故宮コース。 – 光化門出発:都心・故宮コース、ソウルパノラマコース、夜間コース – 江南駅出発:江南循環コース – DDP出発:伝統文化コース、ソウルハイライトコース 今回のフォトコンテストは、光化門と江南駅から出発するソウルシティツアーバスの路線を利用する国内外の観光客なら誰でも応募することができる。最終的に選ばれた受賞者には、ソウル市長賞の賞状など500万ウォン相当の賞金が贈られる。この夏(7月~8月)ソウルシティツアーバス(タイガーバス)に乗り、ソウルの名所をめぐる国内外の観光客なら誰でもフォトコンテストに応募することができる。詳細はソウルシティツアーバスのホームページ(www.seoulcitybus.com)で確認できる。 応募受付期間は8月20日(木)から8月31日(金)まで。9月20日(木)に入賞作品を発表し、大賞1人、優秀賞2人、奨励賞5人、激励賞10人など合わせて68人の受賞者に合計500万ウォン相当の賞金と副賞が贈られる予定。 ※ フォトコンテストに関する問合せ:㈱ハネムーン旅行社/シティツアー事業部☎(02)-720-1900 ソウル市の関係者は、「今回のシティツアーバス・フォトコンテストを通じてソウルを訪れる観光客に楽しい思い出を作ってもらいたい。今後もシティツアーバスの活性化に向けた様々なイベントをサポートしていく」と話す。
SMG 1,230
7月1日から史上最大級の「ソウルサマーセール」開催…個人観光客取り込みへ

7月1日から史上最大級の「ソウルサマーセール」開催…個人観光客取り込みへ

– 7月1日から1か月間、ソウル最大のショッピング観光祭典「2018ソウルサマーセール」開催 – 中国、東南アジアの個人観光客(FIT)をターゲットに体験、グルメ、宿泊業種の参加企業を拡大 – グローバルキャラクターLINE FRIENDSがソウルサマーセールをPR、空港鉄道などと共同マーケティング展開 ソウル市とソウル観光財団は7月1日から7月31日までの1か月間 、ソウル最大のショッピング観光祭典「2018ソウルサマーセール(Seoul Summer Sale)」を開催すると発表した。この催しは、ソウル全域で外国人観光客を対象に行われ、百貨店、免税店、大型マート、運航、ホテルなど、多くの外国人観光客が利用する様々な業種の企業が参加し、外国人向けの多様なセールイベントを行う。 参加企業も史上最多で、昨年より70社多い203社(1,537店舗)が31日間の今回のセールイベントに参加する。とりわけ今年は、増え続けている東南アジアと中国の個人観光客(FIT:Free Independent Tourist)を取り込むために、優れたプラットフォームとの提携を通じて「体験」、「グルメ」、「宿泊」部門の参加企業を大幅に拡大した。 ソウル市は、外国人観光客にサマーセールの実施を広く知らせるために、ミニスタンドやウィンドウフラッグなどを使った広報マーケティングも幅広く展開する計画である。 ショッピング客の主流を占める中国、日本、東南アジア圏の20~30代の若い女性個人観光客(FIT)をターゲットに、グローバルキャラクターとして大きな人気を集めている「ラインフレンズ(LINE FRIENDS)」のキャラクターを起用し、オンラインイベント、バイラル動画制作、グローバルメッセンジャー「ライン(LINE)」との共同オンラインマーケティングなど、海外へのPR効果を最大限に発揮すべく準備を進めている。セールイベントの認知度を高めるために、すでに台北、上海、ベトナムでのロードショー、シンガポールでのABM(アカウントベースドマーケティング)など、海外での説明会や展示会を通じて現地の外国人を対象としたプロモーションを展開した。 今後、公式ホームページ、Visit Seoulの公式SNSチャンネル、Weiboなどでの広報活動や、オンラインでの事前ブームアップイベントも実施する計画。 ※ オンライン事前ブームアップイベント:「暑さからの脱出」をコンセプトにしたオンライン迷路探索イベント 外国人が韓国に到着後、初めて降り立つ仁川国際空港では、電光掲示板でウェルカムメッセージを流すとともに、参加企業情報を載せた公式リーフレットと割引クーポンなどが入った「ウェルカムキット」を5万部配布する予定。なお、空港鉄道の運営事業者であるKORAILと協力し、外国人が主に利用する空港鉄道(AREX)の車両にサマーセールのラッピングを施す共同プロモーションをイベント中に展開する計画。 また今年は初めて、外国人観光客が割引に関する情報を手軽に得られるようモバイルクーポンを制作した。モバイルクーポンは、サマーセール公式ホームページからダウンロードできる。イベント参加店舗を訪問しクーポン画面を提示すれば割引が適用される。 さらに、外国人観光客の満足度向上のために、全ての参加企業を対象に事業説明会と店頭販売員のサービス教育も実施した。イベント中も引き続きセールへの参加状況や外国人観光客の応対などについてモニタリングを行う。 ソウル市観光政策課のキム・ジェヨン課長は、「ソウルサマーセールでショッピングの割引特典を提供することで外国人観光客のソウル訪問を促し、ソウル旅行の満足度が高まることを期待したい」、「中国、日本、東南アジアなどの個人観光客(FIT)が一人でも多くサマーセール参加店舗を訪れるようにし、売上増大にも貢献できるようにソウル市が積極的にサポートしていく」と話す。 【2018ソウルサマーセールメインビジュアルイメージ】 【2018ソウルサマーセール公式リーフレットイメージ(8×21㎝)】
SMG 1,590

ソウル市創業ハブ1周年 育成企業616社、投資誘致145億ウォン

– 韓国最大の創業育成機関…新規雇用561人、売上176億ウォン、知的財産権登録109件 – 21日(木)「ハブのトルジャンチ*」にスタートアップ、大・中堅企業、就職活動者などが一堂に会し開館1周年を祝う – 大企業と創業企業の「1対1ビジネス交流会」、創業企業と求職者の雇用マッチング「ハブお見合い」 – SBSラジオ「2時脱出カルトショー」生放送、オープンキッチンで試食・品評会など市民参加型プログラムも – ソウル市「スタートアップのグローバル販路開拓・投資誘致を積極的に推進…グローバル創業生態系の中心目指しさらなる飛躍を」 # 「ソウル創業ハブ」に入居したスタートアップ「シンプルプロジェクトカンパニー(代表:キム・ギウン、2017年6月入居)」は、外食業の開業準備に関するコンサルティングを提供する韓国初のスタートアップである。多様な予備創業チームにメニューの開発から価格決め、商圏分析など創業準備に関するコンサルティングを行っており、現に結果11チームがフードコート、ホームショッピングに出店するなどの販路開拓につなげた実績を持つ。このような事業モデルの成長可能性が認められ、最近では50億ウォンの投資誘致にも成功した。 # 同じく「ソウル創業ハブ」に入居した創業企業「ベイサース(basearth)(代表:キム・イルヨン、2017年11月入居)」は、従来のフィルターやマスクに吹きかけるだけでPM10やPM2.5などの粒子状物質に強力に吸着する基盤技術をもとにした「エコフィルタースプレー」の開発に続き、最近5億ウォンの投資誘致にも成功し本格的な生産準備に乗り出している。 ソウル市創業支援政策の中核拠点であると同時に、韓国最大の創業育成機関として開館(2017年6月21日)した「ソウル創業ハブ」が21日で1周年を迎えた。 この1年間、各企業の成長ステージに応じたインキュベーションプログラムを通じて、616社の創業企業を育成した。これらの企業が新たに創出した雇用規模は合わせて516人にのぼる。平均7:1の競争率を勝ち抜き、ソウル創業ハブに入居した企業は総額176億ウォンの売上を達成し、総額145億ウォン(28社)の投資誘致に成功した。この間、新たに登録された特許、デザイン、商標などの知的財産権の件数は109件にもなる。また、ソウル創業ハブでは、ソウル創業博覧会、アジアビートソウル(Asia Beat Seoul)、スタートアップボクシングデー(Startup Boxing Day)、オレンジファブアジア・イン・ソウル(Orange Fab Asia in Seoul)など、創業に関する主なカンファレンス、スタートアップインキュベーションプログラムを開催し、約670におよぶ国内外のスタートアップが参加した。 「ソウル創業ハブ」は今年、国内外における全方位の協力を通じて、ソウルを越えてグローバル創業生態系の中心となるべくさらなる飛躍を目指す。ソウル全域の43個の創業支援施設はもとより、米国、欧州、アジアなど世界的な公共創業機関やアクセラレーターと協力し、施設単体では進めにくいスタートアップのグローバル販路開拓と投資誘致に向けた支援事業を共同で推進する。 <開館1周年を記念する「ハブのトルジャンチ」で大企業‐創業企業の1:1交流会、創業企業‐求職者の雇用マッチング> ソウル市は21日(木)、ソウルの創業生態系の求心力となるべく創業支援に取り組んでいる「ソウル創業ハブ」の開館1周年を迎え、「ハブのトルジャンチ」を開催し、スタートアップ、大企業、中堅企業、求職者、創業準備者など、創業生態系のプレイヤーが一堂に会した。 この日、ソウル創業ハブでは、新しい技術投資先と取引先を模索している大・中堅企業と創業企業を仲介する1:1のビジネス交流行事「SR(Sales-Relations)フェスティバル」と、人材を求めている創業企業と求職者間の雇用マッチングプログラム「ハブお見合い」が開かれた。また、人気ラジオ番組のSBS「2時脱出カルトショー」の生放送(公開放送)の収録も行われた。 SR(Sales-Relations)フェスティバル(午後1時~午後7時、本館棟10階カンファレンスルーム):昨年に続き2度目の開催となるSRフェスティバルは、創業企業の安定的な販路とビジネスチャンスの拡大をサポートする行事。昨年は32社の創業企業が総額15億ウォン相当の契約を成就させ、2社が主要ホームショッピング番組とオンラインショッピングモールに出店するなど、実質的な成果をあげた。今年は、▲入居企業49社を含む62社の企業と、▲国内18社の大・中堅企業(LG電子、ロッテグループ、SKテレコム、現代モービス、サムスンSDS、新世界、NAVER、LG U+など)、▲16の投資・金融機関(IBK企業銀行、STIC Investment、KB金融グループ、新韓カード、信用保証基金など)、▲流通会社15社(GSホームショッピング、Coupang、CJモール、ELAND RETAIL、現代百貨店、NSホームショッピングなど)、7つの専門機関(ソウル大学SNU工学コンサルティングセンター、韓国発明振興会など)が参加した。 ハブお見合い(午前10時~12時/午後2時~5時、本館棟9階セミナー室):人材を募集中の創業企業29社(R&D、デザイン、営業・マーケティング、ソフトウェア開発、経営、エンジニア、プログラマーなど46人採用目標)と求職者間の雇用マッチングプログラム。雇用労働部と共同で推進。ソウル創業ハブが創業企業の人材採用の需要を把握する一方で、雇用労働部は求職者情報を共有・連携し、創業企業の求人難と若者の失業問題を同時に解決するという新しいモデルの構築が期待される。 創業に高い関心をもつ若い創業準備者と一般市民が参加できる様々な行事も開かれた。飲食業スタートアップの「フィンガーフード無料試食会」が午後1時から4時まで本館棟3階のキッチンインキュベーティングで開かれた(参加者200人)。市民らは一風変わった料理を無料で味わい、スタートアップは顧客の反応を確認できる機会となった。別館棟2階にある製品化支援センターでは、先着10人にオリジナル3D製品を事前製作のうえ配布し、その場で製作した3Dプリンタ記念品(キーホルダー、ボールペン)も贈呈した。ソウル創業ハブにまつわるクイズ対決「チャレンジ!ハブベル」、▲「スタートアップブランディング10の法則」の著者ウ・スンウ、チャ・サンウが出演するブックコンサート「ハブ徳談」、▲創業企業と協力機関関係者間のネットワーキングイベント「ソウル創業ハブトルジャビ*も開かれた。 *トルジャビ:トルジャンチで赤ちゃんの前に様々な物を並べつかんだ物で将来を占う催し。 この日、最近成長を遂げているフィンテック産業を支援するために、金融監督院で「第1回フィンテック戦略協議会」(10;30〜11:30、別館棟)を開催し、フィンテック業界の様々な意見を集めフィンテック産業の発展戦略を構想する場も設けられた。 麻浦区孔徳洞に位置する「ソウル創業ハブ」は、以前韓国産業人力公団の建物だった2棟をリフォームし、昨年6月21日に公式に開館した。延べ面積は23,379㎡(本館棟: 17,722m²、地下1階~地上10階 / 別館棟: 5,657m²、地上4階)で、単独の創業育成機関としては国内最大規模である。ここでは、ソウル全域の43個の創業インフラのコントロールタワーとしてソウル市の創業政策と情報をとりまとめ、企業の成長ステージ(予備-初期-成長)に合わせたサポートを行う。また、グローバルアクセラレーター(中国「大公坊」、スイス「Society 3」)と、創業企業がサンプルを製作できる「製品化支援センター」、フィンテック創業企業を専門に育成する「ソウルフィンテックラボ」、創業企業が抱えるボトルネックの解消と制度改善を推進する「ソウル企業支援センター」が入居し、総合的なバックアップを行っている。 ソウル市経済振興本部のカン・テウン本部長は、「中央政府・民間協力機関・創業専門家など多様な創業支援主体との連携・協業を強化し、ソウル創業ハブを中心に創業需要者と現場中心のマッチング支援を推進していきたい。ソウル創業ハブがグローバル創業生態系において名実ともにハブの役割を果たすことで、ソウルが世界のイノベーターたちにとって創業しやすい都市となり、ユニコーン企業を生み出せるように弛まず努力していきたい」と話す。 ソウル創業ハブホームページ(http://seoulstartuphub.com) 添付 : 入居企業の優秀事例 / 創業ハブの施設および主要行事の写真 ソウル創業ハブ入居企業の優秀事例 Best Practice 01 国内初の外食業テストベッド、シェアキッチン運営 –...   Read more
SMG 2,073

ソウル市、タルンイのモバイルアプリリニューアル …SNSアカウントでもログイン・決済OK

– 本人認証をなくし、携帯電話番号で認証…SNSアカウントで簡単ログインも可能 – 簡単決済システムの導入で、PAYCO、カカオペイでも容易に決済可能 – ソウル施設公団「市民の意見を反映し改善。便利で安全に利用できるよう最善を尽くしたい」 ソウル施設公団(理事長:イ・ジユン)は、ソウル市の公共自転車「タルンイ」のモバイルアプリをリニューアルし、15日からサービスを提供すると発表した。 リニューアルしたタルンイのモバイルアプリは、本人認証の手続きをなくし、携帯電話番号だけで会員登録ができる。また、新規登録者の場合、既存のSNSアカウントで簡単にログインできる機能も搭載される。 そして新規モバイルアプリでは、カカオペイとPAYCOが提供する簡単決済サービスでタルンイの利用券も購入できる。簡単決済サービスに決済情報を登録すれば、指紋認識や決済パスワードの入力だけですぐに決済できる。また、キャンセル、払い戻しの申請なども可能で、進捗状況もアプリで確認できる。 そのほかにも、タルンイアプリのプッシュ通知の受信に同意すれば、カカオトークで受け取っていた貸出・返却情報や貸出所に関する情報をリアルタイムでアプリで確認できる機能も加わった。「設置要請」のメニューからは、市に貸出所の新設も提案でき、自転車の破損/故障箇所を画像上で選択するだけで破損/故障を知らせられる。 タルンイの改善要望や、苦情などはタルンイホームページ(www.bikeseoul.com)やコールセンター(☎1599-0120)で受け付けており、誰もが気づいた点や意見を提案することができる。 ソウル施設公団のイ・ジユン理事長は、「今回リニューアルされたモバイルアプリは、今年5月の1か月間で集まった300人規模の市民モニタリング団の意見を積極的に反映し改善した結果」とし「今後市民が公共自転車のタルンイをもっと便利で安全に利用できるように最善を尽くしたい」と話した。
SMG 1,345

「We、the Reds!」 ソウル広場・光化門広場でロシアワールドカップの街頭応援

– ソウル市、韓国代表チームの試合日に大規模な街頭応援 – ロシアワールドカップを迎えソウル広場と光化門広場で同時に街頭応援を開催 – 行事当日、混雑に備え光化門広場の区間別に交通規制実施予定 – 24日(メキシコ戦)、27日(ドイツ戦)の夜12時過ぎの試合終了時間を考慮し、公共交通を特別運行:地下鉄2号線、79路線のバスを延長運行、個人タクシーの部制解除 – 応援歌コンサート、歌手の祝賀公演など様々なプレイベントや市民参加型プログラムを予定 ソウル市が大韓サッカー協会と共同で2018ロシアワールドカップ(W杯)の街頭応援をソウル広場と光化門広場で同時に開催する。大韓民国サッカー国家代表チームにエールを送るため、韓国代表チームが出場する6月18日(月)(スウェーデン戦、夜9時、以下韓国時間基準)、24日(日)(メキシコ戦、夜12時)、27日(水)(ドイツ戦、夜11時)にソウル広場・光化門広場で大規模な街頭応援が行われる。 ソウル市と大韓サッカー協会は、アジアで初めて9大会連続W杯出場を決めた韓国チームを応援するために街頭応援の聖地ともいわれるソウル広場・光化門広場で大規模な応援を開催する。 今回の街頭応援は広場ごとに特色のある内容で行われる予定。メイン舞台である光化門広場には500インチの大型スクリーンが設置され、熱狂的な応援が行われる予定で、ソウル広場は家族で楽しめる街頭応援が行われる。 今回の行事では様々な市民参加型プログラムや韓国代表チームの必勝祈願公演が開催される。公演ではブルグンアンマ(韓国代表の公式サポーター)の公式応援歌を歌い、一つの試合につき6~7チームの歌手が舞台に立つ。レオ&セジョン、ソル・ハユンなどの歌手が登場する予定で、特に最後のドイツ戦では人気コメディアンのパク・ミョンスが参加し、街頭応援をさらに盛り上げる。 ※試合および舞台運営時間 試合日程 試合時間 舞台運営時間(予定) 2018年6月18日(月)スウェーデン戦 21:00 18:00~23:00 2018年6月24日(日)メキシコ戦 00:00 17:00~02:00 2018年6月27日(水)ドイツ戦 23:00 18:00~01:00 ソウル市は、夜間に多くの市民が集まる行事であるだけにソウル地方警察庁、消防災難本部、民間医療奉仕団などと共に応急救助体系を整え、市民の安全を最優先に行事に臨む考え。 ほかにも、永東大路でも江南区と現代自動車が主催する街頭応援イベントが予定されており、ソウル市は夜12時過ぎまで試合が行われる24日(メキシコ戦)、27日(ドイツ戦)は、市民が最後まで街頭応援を楽しんで帰宅できるように、試合終了時間に合わせ地下鉄2号線およびバスを特別運行する予定だ。個人タクシーも「部制(個人タクシーの運行日・運休日を定めた制度)」を解除し、深夜にもタクシーの供給量を拡大(3万2千台→4万8千台)する。 ソウル市観光体育局のアン・ジュノ局長は「国家代表チームの必勝を祈願する2018ロシアワールドカップの街頭応援に多くの市民が集い、皆が一つになれる楽しいフェスティバルになれば」と話す。 2018 ロシアワールドカップ 街頭応援概要 □ ワールドカップ街頭応援の行事概要 ○ 行事名:2018 ロシアワールドカップ 街頭応援(We, the Reds!街頭応援) ○ 開催日時:2018年6月18日(月)/6月24日(日)/6月27日(水) ※ベスト16進出時、追加行事を予定 ○ 開催場所:光化門広場(メイン舞台)、ソウル広場 ○ 行事内容:祝賀公演などプレイベント、街頭応援、舞台イベント ○ 参加人数:各行事約3万人予想 ○ 主催:ソウル特別市、大韓サッカー協会 ○ 後援:㈱KT、ブルグンアンマ(韓国代表の公式サポーター) <2018...   Read more
SMG 1,176

ソウル市、観光公害広がる北村韓屋マウルに「観光許容時間」導入

– ソウル市と鍾路区、22日「北村韓屋マウル住民被害改善策(案)」に地域住民の意見を集め7月から施行 – 早朝と夜間に観光客の訪問を制限し騒音やゴミの不法投棄など住民生活に及ぶ観光公害を最小限に – 団体観光客はガイド同行のもと訪問、「観光バス違法駐停車取締り強化区間」の指定も検討 – ゴミの収集回数を1日2回から3回に増加、清掃員2人を新たに配置し清潔保持 ソウル市が初めて北村韓屋マウルに「観光許容時間」を導入すると発表した。ソウルの人気観光名所である北村韓屋マウルを訪れる観光客の増加により、地域住民から騒音、ゴミ捨て、違法駐停車などの弊害に関する苦情が多く寄せられていることから、早朝と夜間は観光客の通行を規制し、観光客による地域住民の被害を最小限に抑えることが目的だ。 「観光許容時間」の施行に伴い、外国人観光客が団体で北村を訪れる場合は、ガイドが同行し観光エチケットを守るよう誘導する一方で、北村韓屋マウルの主な出入り口である「トンミ薬局」周辺に「観光バス違法駐停車集中取締り強化区間」を設け、取締りを強化する。また、ゴミの収集回数を1日2回から3回に増やし、常駐清掃員を2人増員することでゴミ問題の解決に乗り出す。 ソウル市と鍾路区は、観光客が大挙して押し寄せる「観光公害」への対応を急ぎ、地域住民の定住権を保護するために8つの柱からなる「北村韓屋マウル住民被害改善策(案)」を打ち出した。 市と区は22日(金)午後2時、ウェルネスセンター(鍾路区栗谷路89)で住民討論会「住民が幸せな鍾路観光の意見交換会」を開き、地域住民の意見を集め、対策(案)を最終的に確定し、7月中に本腰を入れて取り組んでいく方針だ。北村韓屋マウルは、ソウル都心の代表的な観光名所で、毎日平均1万人以上が訪問しており、このうち約7割が外国人観光客だ。一般居住地が観光地となることで、地域住民は大勢押し寄せる観光客による度を過ぎた騒音、ゴミの不法投棄、無断侵入、違法駐停車など、生活環境の侵害に悩まされている。 対策は①観光許容時間の指定・実行 ②団体観光客はガイド同行のもと訪問 ③観光バス違法駐停車取締り強化区間の指定を検討 ④ゴミ収集の回数を増加・清掃員の新規配置 ⑤公衆トイレの拡大および利用案内 ⑥観光客向けの禁止行為案内表示を設置 ⑦観光ガイドを対象とした事前教育 ⑧地域住民が率いる管理要員(「北村の番人」仮称)の養成の8つの柱で構成されている。 第一に、「観光許容時間(案)」は観光客の訪問が集中する北村路11ギル一帯を対象とする。平日・土曜日午前10時から午後5時までを許容時間に指定し、早朝および夜間は観光客の通行を制限する。日曜日は「路地の休日」にする予定。 第二に、団体観光客が訪問するときはガイドが同行のうえ案内を徹底し、無断侵入やゴミの不法投棄禁止といった観光エチケットを順守するよう誘導する。市は団体観光客がガイドなしで訪問する場合、「マウル観光解説士」など市が養成した管理要員を派遣し支援する計画だ。 第三に、北村韓屋マウルの出入り口にあるトンミ薬局周辺を「観光バス違法駐停車取締り強化区間」に指定し、集中的に取締りを行う。トンミ薬局周辺は団体観光客を乗せた大型観光バスの違法駐停車により交通停滞や環境問題が発生している。 第四に、北村韓屋を「集中清掃区域」に指定し、ゴミの管理にも積極的に乗り出す。現在1日2回のゴミ収集回数を3回に増やし、環境美化員が勤務しない時間帯に専門清掃員2人を常時配置し、町の隅々まで清掃を行う。 第五に、一部の観光客による路上での放尿問題を解決すべく、公衆トイレやナヌムトイレなど現在利用可能な70か所のトイレを拡大していく。 公衆トイレ(現在12か所)への物品支援費を拡大することでより多くの民間施設内のトイレを開放できるようにし、ナヌムトイレ(現在58か所)については、PRやマーケティングなどを通じて開放時のメリットを積極的に発信し多くの業者の参加を促す計画だ。 <ナヌムトイレ> 北村地域のトイレ問題を解決するために工房、ギャラリー、博物館など文化観光施設のトイレを一般に開放する北村特化事業で、現在58か所が参加している。参加業者は北村マップに表示されるほか、北村マウル案内所内に広報物を配置できる。 第六に、騒音やゴミの不法投棄、盗撮、無断侵入、トイレ以外の場所での放尿など観光客向けの禁止行為関連案内表示を制作し、下半期中に2か所に設置する。さらに、地域住民が中心となって禁止行為についての啓蒙活動やPR活動を同時に展開し効果を高める考え。 第七に、インバウンド旅行会社のガイドや市・区所属の観光解説士など観光ガイドを対象に、訪問可能時間、禁止行為、処罰規定などの観光エチケットに関する事前教育を実施し、現場できちんと観光客をガイドできるようにする。市は7月中に教育を始める計画だ。 最後に、地域住民からなる管理要員「北村マウルの番人(仮称)」を養成する方針だ。彼らは「観光許容時間」以外の時間帯に観光客の出入りを制限し、ゴミの不法投棄禁止など観光エチケットについて発信し啓蒙する役割を担う。
SMG 2,087