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6千人参加・165トンのキムチ、史上最大規模の 「第5回ソウル・キムジャン文化祭」

ソウル市、11月2日(金)~4日(日)、ソウル広場一帯で「第5回ソウル・キムジャン文化祭」開催 6千人が参加し、計165トンのキムチを分かち合う史上最大規模のキムチ・フェスティバル 古代の野菜漬けや平壌の白菜など、歴史と地域を代表するキムチが見れる「キムチ100選」 キムチとキムチの材料を廉価で購入できるキムチ・マーケット ソウル市とベンツKOREAの役職員も参加し、最大人数同時キムチ作りのギネス記録更新に挑戦 ソウル広場と武橋路(ムギョロ)一帯で、11月2日(金)~4日(日)の3日間、「温かい分かち合い、ソウル・キムジャンの日」というスローガンの下、「第5回ソウル・キムジャン文化祭」が開催される。今年は、史上最大規模で、6千人以上の市民がソウル広場に集い、165トンのキムチを作ることとなる予定。今年の文化祭では、▲「キムジャンの分かち合い」のイベントだけでなく、キムチの歴史と地域ごとのキムチが分かる展示や、子ども・外国人も含め、誰にでも楽しめる体験プログラムの▲「ソウル・キムジャンガン」、▲「キムチ想像遊び場」など、多様な体験や見物ができる。また、武橋路一帯が「キムチ・ストリート」となり、全国各地のキムチやキムチの材料、キムチを使った料理を試してみることができる。 1. キムジャンの分かち合い(11月2~4日の14:00~17:00) 「キムジャンの分かち合い」は、「ソウル・キムジャン文化祭」の象徴といえるプログラムで、「協力」と「分かち合い」という、キムジャン文化が有する価値を表す。各界の市民6千人が3日間ソウル広場に集まり、計165トンのキムチを作る。 ※キムジャン文化祭の主要後援機関および団体:メルセデス・ベンツKOREA、富栄(プヨン)グループ、新安郡(シンアングン)、ソウル市農水産食品公社、ソウル交通公社、大韓放射線協会ソウル特別市会、韓国健康管理協会、子どもと未来財団、マミソン、タサンパック、世界キムチ研究所、培花(ペファ)女子大学、韓国ロータリークラブ、義勇消防隊、セマウル婦女会、CJ大韓通運など 特に、今年は、メルセデス・ベンツKOREAとソウル市がともに、「1ヵ所で最大人数キムチ作り」部門の世界ギネス記録に挑む。現在の世界ギネス最高記録である2013年の2,635人を越え、3千人が一緒にチャレンジする予定。 去年9月、ホームページで受けた「キムジャン分かち合い」の参加者募集の事前申請は完了したが、現場を訪れた市民なら誰でもソウル広場に別に設けられた「キムジャン分かち合い体験ゾーン」で、キムジャンに参加することができる。 そして、ソウル市は、新しい寄付文化のトレンドに合わせ、カカオ㈱の社会貢献プラットフォーム「カカオ・ガチガチ(一緒の価値)」を通じ、ボランティアの募集(チャカン・ソプン/やさしい遠足)と材料費の募金(ガチ・キブ/一緒に寄付)を行っている。オンライン募金は、10月31日(水)に完了し、募金されたお金は全額、キムジャン材料の購入に使われる。 2. ソウル・キムジャンガン(11月2~4日の11:00~18:00) ソウル広場に設けられる大型のエアードーム「ソウル・キムジャンガン」は、キムチの体験プログラムを行う場所で、去年も好評だった。今年は、デモと展示プログラムを強化した「ソウル・キムジャンガン1」と、講演と体験プログラムで構成した「ソウル・キムジャンガン2」に分けて運営する。 「ソウル・キムジャンガン1」では、「キムチ100選」、「キムチ・ミュジアム」、「名人のキムジャンガン」を用意している。キムチの起源となった古代の野菜漬けや、朝鮮時代のキムチ、全羅道・慶尚道・咸鏡道地方と平壌の白菜キムチなどを、韓国のキムチ名人とキムチ専門家たちが再現する。 ※ソウル市庁出入記者団に対するキムチ100選のショーケース:11月2日(金)の12:00/添付4 「ソウル・キムジャンガン2」では、最高のキムチの作り手を選ぶ「キムチ・シェフ・コンテスト」や、今年の我が家のキムジャンができる体験プログラム「我が家のキムジャンガン」、専門シェフに独特なキムチ料理を教えてもらう「シェフのキムジャンガン」、外国人がキムチの歴史や文化を学び、キムジャンの体験もできる「外国人のキムジャンガン」など、誰にでも楽しめる体験プログラムを用意している。 3.キムチ想像遊び場・制作公演(11月2~4日の11:00~18:00) 家族ぐるみの観覧客のため、子どもの目線でキムジャン文化を直接体験できる様々な公演や遊びも予定されている。体験遊び空間「キムチ想像遊び場」では、遊びを通じてキムジャンの全過程を体験できるため、子どもがよりキムチになじむようになる。また、キムジャンをテーマにした色んな公演も用意してある。キムチの妖精たちが聞かせてくれるキムジャン物語、キムチの妖精たちと模型のキムチを作る体験、ピアノを弾くエビや踊るニンニクなど、キムジャンの材料たちと市民が一つになって楽しめる参加型の公演「ポムリム・パーティー(まぜまぜパーティー)」など、多彩なイベントが観覧客たちを待っている。 4. キムチ・グルメ、キムチ・ストリート(11月3~4日の11:00~18:00) 11月3日(土)から4日(土)の2日間、武橋路は「キムチ・ストリート」となる。産地から直送した全国各地の特産キムチや新安天日塩などのキムジャン材料を、普段より廉価で購入することができる「八道キムチ・マーケット」や、キムチを活用した独特のフュージョン料理を披露する「キムチ・フュージョン・フード・トラック」などが、市民たちの味覚を刺激する予定。 ソウル市のソ・チョンヒョプ文化本部長は、「今年で5回目となった『ソウル・キムジャン文化祭』が、多くの企業や市民の参加により、ソウルを代表する大規模の分かち合い祭りとなっている。今後も新しいプログラムを積極的に開発し、韓国のキムジャン文化が新たな韓流コンテンツへと発展できるよう力を入れていきたい」と述べた。 「ソウル・キムジャン文化祭」の詳しいプログラムや日程は、公式ホームページ(www.seoulkimchifestival.com)で確認できる。その他のお問い合わせは、ソウル・キムジャン文化祭の運営事務局(02-337-9897)まで。 「第5回ソウル・キムジャン文化祭」韓国のキムチ100選ショーケース案内 行事概要 〇日時:2018.11.2.(金)12:00 ※本行事の開幕式:14:00 〇場所:ソウル広場のキムジャンガン1(赤い大型のエアードーム) 〇出席者:ソウル市庁出入記者、キムチ業界の関係者 〇主管:ソウル特別市、大韓民国キムチ協会 〇内容:歴史と地域を反映し、実物が展示される、100種類のキムチに関する説明および試食会を開催(北朝鮮、慶尚道、全羅道など地域を代表するキムチ) 手順 手順 時刻 内容 備考 11:40~12:00 式前公演 -カウンターテナーのルイス・チョイ-ヴァイオリニストのエスダー・リー 12:00~12:20 展示ツアーおよびキムチ説明会漬け→キムチ文化→スタイリングの順 -キムチ名人のイ・ハヨン-世界キムチ研究所のパク・チェリン-培花女子大学のキム・チョンウン調理学課長 12:20~12:40 八道キムチ試食会 -白菜キムチ:キム・スンザ(食品名人第29号)-白菜キムチ:ユ・チョンイン(食品名人第38号)-海鮮ソクバクジ(大根キムチ):イ・ハヨン(食品名人第58号)-北朝鮮キムチ:キム・ウンジュ(キムチ研究家)-全羅道メンドラミ白キムチ:カク・ウンジュ(光州キムチ名人)-慶尚道タチウオ白菜キムチ:キム・ギョンヒ専門家-江原道ズキニ・キムチ:チョン・ミンソン専門家※添え物:ご飯、蒸し豚、お餅、芋、豆腐
SMG 1,178

夜道の安心、これからはソウルのどこでも「アンシミ」にお任せ!

1年5か月の準備期間を経てソウル全域に拡大、25日(木)に城北区庁で記念式を開催 会員登録、緊急通報の簡略化、携帯電話の揺れによる誤通報の最小化、管制センターへの自動電話接続機能の搭載 4区を対象としたモデル運営期間、ダウンロード回数1万6千回、登録人数3,600人、サービス利用回数およそ7千回 地下鉄バナー、市内バス音声広告、訪ねてゆくPRブースなど大々的なPRで市民の利用率↑ #. 2018年10月。ソウルに住むキムさん(37歳女性、独身)は、ソウル市が開発した「アンシミ」というアプリを携帯電話にインストールした。以来、帰宅が遅くなるときも、以前ほど不安を感じなくなった。このアプリをあらかじめ起動して、夜道を歩いているからだ。まんいち危険な状況に陥ったときは、このアンシミを通じて助けを求めることができる。緊急通報ボタンを押すか、携帯電話をshakeするだけでよい。そうするだけで、キムさんの現在地を管轄する区のCCTV統合管制センターに通報され、センターが動く。防犯カメラによって状況をモニタリングし、ケースによっては、センターに常駐している警察に出動を要請するなどの措置を迅速に取る。結果、キムさんは危険から逃れることができるというわけだ。 「アンシミ」は、ソウル市が作った携帯電話用のアプリだ。市民が遅い時間に一人で帰宅する途中で危険に陥った際、SOSを発するためのものだ。使い方は簡単で、画面上のボタンにタッチするか、携帯をshake(振る)するだけ。ソウル市は2017年5月から、恩平・西大門・城北・銅雀の4区でテスト運営を行ってきたが、これからはソウル全域(25区)でサービスを利用できるようになる。テスト運営期間の1年5か月の間、不備な点の改善など様々な準備作業を行い、今月25日(木)からいよいよ全地域へのサービスをスタートさせる。 「アンシミ」のコントロールタワーは、区ごとに運営されている統合管制センターだ。ソウル全域に設置されている3万9,463台の防犯カメラ(2018年6月末現在)とスマートフォンアプリを連動させ、危険な状況をリアルタイムでモニタリング、救助活動まで行う。アンシミとはつまり、主に女性のための年中無休24時間運営のセーフティネットと言える。このアプリがあれば、たとえ通報者の現在地が防犯カメラの死角に入っていたとしても大丈夫。写真・映像を撮影する機能が搭載されているからだ。写真や映像を統合管制センターに送り、対応を求めることができるというのが、このアプリの大きな利点だ。 市によると、4区を対象に実施されたテスト運営期間中(2017年5月~18年9月)、ダウンロード回数は1万6,483回、3,614人が会員登録(18年9月現在)をし、サービス利用回数は全部で7,055回だった。運よく事なきを得たが、危険な状況と思われる緊急通報が入り、警察が出動したケースもあった。 これまでは、市民の居住地がアンシミのサービス地域内(4区)であっても、緊急事態が発生した地点がテスト地域(21区)でなければサービスが受けられなかった。しかし今後はサービス地域がソウル市全域となるため、市民がどこにいても、その位置を管轄する管制センターがSOS信号を受け付け、迅速なサポートをしてくれる。 このたびのサービス全面スタートに当たり、ソウル市は、テスト期間に明らかになった不備を改善し、「アンシミ」サービスをグレードアップした。具体的な改善内容としては、▴緊急通報を2段階→1段階に簡略化、▴携帯shake通報機能による誤通報の最小化、▴緊急通報電話の管制センターへの自動接続機能の搭載、▴会員登録の簡略化などがある。そのほか、情報提供サービスもある。ソウル市内210か所の女性安心宅配ボックス、女性安心保護の家、派出所、防犯カメラなどの位置をはじめ、デートDVやサイバー性犯罪が発生した際のサポートについての情報なども得られる。 今回のサービス全域化に際し、市は様々な媒体を利用して大々的なPRを繰り広げている。地下鉄バナー広告、市内バスの中で流される音声広告、訪ねてゆくPRブースの運営などがその例だ。それにより利用率をアップさせ、「市民の護身アプリ」として定着させるねらいだ。 アンシミには、大きく3つの活用法がある。①緊急事態発生時の「SOS通報」、②ひとりで帰宅するときのための「安心帰宅モニタリング」、③安心帰宅スカウトの申し込みがそれだ。 <緊急通報 : 画面タッチまたはスマートフォンをshakeすることで管制センターに自動通報、警察が出動> 第一の活用法だが、夜遅く一人で帰宅する途中で非常事態が発生したときは、画面中央の「緊急通報」をタッチするか、またはスマートフォンを何度も振れば(shake)、管制センターに「緊急」コールが入る。誤ってタッチまたは振ってしまった場合は、5秒以内なら「取り消し」が可能。「緊急」コールの際は、自動撮影された現場の写真または動画(ユーザー設定)が管制センターに送られる。緊急通報が受け付けられると、管轄区の統合管制センターの警光灯が作動して警報が鳴り、マルチスクリーンで利用者の位置情報などが確認される。危険な状況と判断されると、「非常状況」に切り替わり、センターに常駐する警察官が出動するなどの措置が迅速に取られる。 「アンシミ」のシステム <安心帰宅 : 現在地を管制センターに送出、保護者に帰宅メッセージ送信> 第二の活用法である「安心帰宅モニタリング」サービスは、アプリのメイン画面で帰宅モニタリングサービスをタッチ → 目的地を入力 → 「サービススタート」をタッチ → ユーザーの現在地が区の管制センターに送られ、会員登録時に指定した保護者に帰宅することを伝えるショートメールが送信されるというもの。目的地に到着すると、自動で終了する。 <安心帰宅スカウト申し込み、安心宅配などの位置情報およびジェンダーに基づく暴力に関する情報も提供> 第三の活用法としては、安心帰宅スカウトの申し込みのほか、安心施設物の位置情報やジェンダーに基づく暴力に関する情報の提供がある。アンシミを利用した安心帰宅スカウトの申し込みの利用時間は、平日21時30分~24時30分(月曜日は21時30分~23時30分)。安心施設物の位置情報として提供されるのは、安心宅配ボックス、防犯カメラ、派出所、安心保護の家などの位置だ。ジェンダーに基づく暴力に関する情報は、デートDV、サイバー性犯罪などの暴力への対処法や、助けを求めることのできる所などの情報が詳しく載せられている。 アンシミは老若男女を問わず利用可能で、アンドロイド端末ユーザーはGoogle Play、ワンストアで、iPhone ユーザーはApp Storeで「ソウル市アンシミ」を検索すれば、ダウンロード、インストールできる。旧バージョンのアンシミをインストールしてある場合は、削除したうえで新しいバージョンをインストールする。アンシミを利用していて予想外のエラーが発生したときや、改善事項の提案、お問い合わせは、アンシミ運営チーム、または女性政策課まで。 安心運営チーム:<平日、昼間> 2133-5055~6、<夜間・日曜祝日> 2286-6655~6 女性政策課メールアドレス:women@seoul.go.kr ソウル市のムン・ミラン女性家族政策室長は、「アンシミは、防犯カメラや統合管制センターなどの既存のインフラとスマート技術を融合させることで効率的なセーフティネットを構築した、画期的なアプリ。今回のサービスエリア全域化を機に、これまで一部の地域で限定的に利用されていたアンシミが『ソウル市民の護身アプリ』として定着するよう、市民へのPRに積極的に取り組んでいきたい」と話している。
SMG 1,235

ソウル市、スマホで簡単!タクシーQRコード決済サービス導入

ソウル市、韓国初「タクシーQRコード決済」標準モデル設け、来年1月からソウルタクシーへ導入目指す 動的コード方式の採用により、走行距離・割増などで利用ごとに変わる支払額をQRコードに即時自動変換 領収書なくても決済履歴からタクシー利用情報を確認可能、メーター不正操作防止効果でぼったくり根絶 中国アリペイも事業参加、400万訪韓中国人を対象に新たなタクシー利用需要の掘り起こし期待 スマートフォンの普及により、世界が「モバイルファースト」にとどまらず、「モバイルオンリー」の時代に移り変わっているなか、韓国ソウル市が、スマホで簡単に支払いできるタクシー用QRコード決済システムを7万1,845台に上るソウルタクシーに搭載する。 さらにソウル市は、多くのモバイル決済サービス事業者が参加しやすいよう、「タクシー用QRコード決済システム」の標準モデルも設けた。利用者に対しより多くの選択肢を与えるためだ。ソウル市は来年1月のサービス開始を目指して、参加が決まった中国のアリペイの他にも、さらなる事業者の確保に努める考えだ。 このサービスの特徴は、動的QRコードを採用したことである。スーパーやオンラインショップで一般的に使われているのは、静的コード。つまり、最初から決まった値段や商品情報が盛り込まれているQRコードをプリントするか、画面に表示する仕組みだ。これに比べ、動的コードは、走行距離や利用時間帯によって変わる支払額を即時にQRコードに変換できる。ソウルのタクシーは、2017年からアンドロイド基盤の決済端末を使用しており、動的QRコード変換システムも搭載できる環境は既に整っている。 動的QRコードは、静的コードに比べて盛り込める情報量の制限が少ないため、 領収書がなくてもいつどこでも決済履歴から利用情報を確認できるよう、走行距離や乗車料金だけでなく、乗下車時刻や利用したタクシーナンバーまで幅広い情報を盛り込むことができる。 特にソウル市が注目しているのは、外国人観光客目当てのぼったくりタクシーの根絶効果である。多くの観光客がタクシーを利用する際、クレジットカードより現金で支払う傾向があるが、これを悪用して一部の運転手がタクシーメーターを不正操作し、通常料金より高く受け取ることもしばしばあった。 昨年、韓国観光公社が外国人観光客から受けた苦情相談の中で、タクシーに関する内容が13.3%と1位のお買い物関連28%に次いで多かった。なかでもぼったくり行為に関する内容が46.5%と最も多かった。 しかし、利用ごとに変わる支払額が自動でQRコードに変換される動的方式を採用することで、不正操作もできなくなり、ぼったくり行為を防げると考えている。 また、訪韓外国人の約3割を占める中国人の場合、クレジットカードより現金支払いの傾向があるが、タクシーに関する苦情相談者の39.5%の国籍が中国か香港だったことが分かった。中国では、QRコード決済が急速に普及しており、全体の決済サービスに占める割合も2014年の4%から2017年63%へと急増するなど、まさに「モバイル決済天国」として浮上している。韓国に訪れる中国人観光客が年間400万人に上るなか、ソウル市はタクシーのQRコード決済サービス導入によるタクシー利用需要の掘り起こし効果も期待している。 ソウル市は中国のモバイル決済事業に手掛けているアリペイと協議し、ソウルでタクシーQRコード決済サービスを提供することを確定した。サービス開始は2019年の1月に予定している。ソウル市は、他のモバイル決済サービス事業者とも協議し、当事業への参加を促すことで、利用者側の選択肢の多様化を目指す。 ソウル市都市交通本部長のコ・ホンソク氏は、「世界でQRコード方式のモバイル決済が急速に普及しているが、動的QRコード方式を取り入れたタクシーQRコード決済は、米ニューヨークなど一部の都市にしか導入されていない」とし、「韓国ではソウル市が先頭に立ちタクシー向けの標準モデルを設け、市民はもちろん、ソウルを訪問する外国人利用客の便宜を図りたい」と述べた。 ○動的QRコード変換システムによる決済の流れ ○ 静的QRコード、動的QRコードの比較 静的QRコード、動的QRコードの比較 区分 動的QRコード(Dynamic QR コード) 静的QRコード(Static QRコード) 方式 料金などの情報が盛り込まれたQRコードをリアルタイムで生成 QRコードを読み込んだ後、支払額は乗客が受動入力 販売価格が既に盛り込まれているQRコードを読み込んで支払う方式 特徴 使い勝手がよく、盛り込める情報量が多い 受動入力の際ミス発生可能性有り 盛り込める情報量が少ない
SMG 1,598

世界的アイドルBTS(防弾少年団)とソウル観光グローバルキャンペーン実施

ソウル市、ソウルの魅力を表す広告「My Seoul Playlist」を計7本制作 「Delicious/Relaxing/Extreme/Historic/韓流/Fashionable/Exclusiveソウル」の7つのテーマ BTSメンバーが話し手となり、ソウルを背景に各テーマを紹介。ソウル市公式YouTubeにて22日初公開のあと世界中に発信 10月22日から11月11日までソウル市観光ホームページにて、外国人が作る「Seoul Playlist」オンラインイベント実施 ソウル市は、米ビルボードで1位を獲得し、世界の首脳たちが集まった国連総会で演説を行うなど、名実共にワールドスターとなったBTSが出演し、ソウルの魅力と観光コンテンツをアピールする7本の広告を制作した。これは、10月22日から1本ずつ公開し、テレビや、YouTube、Facebook、Instagramなどを通じて世界中に発信する。 BTSは、2年前からソウル市の観光広報大使として活躍している。彼らは、去年の広告「BTSのソウルライフ(BTS’Life in Seoul)」や、ソウルの温もりと美しさを込めた歌「With Seoul」のMVなどで、内外のファンたちに「観光都市ソウル」の魅力を広く伝えている。 今回の広告のスローガンは、「ソウルに最も詳しいソウル市民みたいに、ソウルで住んでみよう」というメッセージの「私みたいにソウルであなたも(Live Seoul like I do)」にした。コンセプトは、BTSメンバーが一人ずつ、ソウルの魅力を紹介する「私のソウルプレイリスト(My Seoul Playlist)」。 本広告は、ソウルを訪問する観光客の好みやニーズを分析した上で、食べ物、休み方、アクティビティ、見物、遊び、買い物、楽しめる物の7つのテーマを、7本のエピソードの中でそれぞれ紹介している。テーマ名は、▲Delicious Seoul ▲Relaxing Seoul ▲ExtremeSeoul ▲Historic Seoul ▲韓流(K-Wave) Seoul ▲Fashionable Seoul ▲Exclusive Seoulの7つ。 Delicious Seoul:メンバーのJUNG KOOKが、汝矣島(ヨイド)のパムトッケビ夜市場の風景とともに、気軽に楽しめるストリートフードの「フードトラック」、立ち食いカルビ屋さん、スイーツのビンスなど、ソウルの色んな食べ物を紹介する。 Relaxing Seoul:メンバーのJIMINは、ゆっくりと歩ける漢陽都城街(ハニャンドソンギル)と、漢江でカヤックを楽しみながら休んでいる人々の姿を紹介する。 Extreme Seoul:メンバーのRMが、北漢山(プッカンサン)でクライミングをやって絶景を目にする。また、ウォータ・ボム・ミュージック・フェスティバルで、水鉄砲で濡れながら公演を楽しむ人々、大規模の街頭応援など、活気に満ちたソウルの姿を紹介する。 Historic Seoul:メンバーのJINは、南山(ナムサン)ポンスデで行われる伝統武芸のデモや、博物館、陶器づくりなど、ソウルの歴史が感じられる活動を紹介する。 韓流(K-Wave)Seoul:メンバーのJ-HOPEが、K-Dance講座、K-Star Roadで自由に踊る人々、かわいい買い物ができるショッピングセンターなど、韓流文化を紹介する。 Fashionable Seoul:メンバーのSUGAは、個性あふれるストリートファッションや文化、そしてK-Beautyの体験をお勧めする。 Exclusive Seoul:メンバーのVが、高級な韓服(ハンボク)の体験と、五感で楽しめる韓食 プライベートダイニングを紹介する。 ソウル市は、「2023年ソウル観光客5千万」の達成を目指している。ソウル市は、ソウルで経験できる様々な観光コンテンツを、BTSが紹介する広告を世界中に発信することにより、多角化した観光客のニーズに見合ったソウルを積極的にアピールしたいと説明した。 本広告は、ソウル市公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/visitseoul)で初公開する。各エピソードは、10月22日(月)の午前10時に、総合編は、10月29日(月)に公開する。 公開後は年末まで、世界117ヵ国に配信中のKBSワールドをはじめ、東南アジア9ヵ国の900万世帯に配信するtvNアジアと、タイ・ベトナム・インドネシアのテレビで放映する。中国・日本・台湾・マレーシアにはYouTube、Facebook、InstagramのようなSNSを通じて配信する。ちなみに、tvNアジアとは、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、台湾、ミャンマー、カンボジアの900万世帯に配信するCJ ENMのグローバルチャンネルのこと。 また、ソウル市は10月22日(月)、ソウル市の公式観光情報ホームページ(http://www.visitseoul.net)で、PC用1種、モバイル用2種のBTS壁紙も配信する。誰でも無料でダウンロードすることができる。 一方、ソウル市は、海外に住んでいる外国人が、直接自分の「ソウルプレイリスト」を作る<#myseoulplaylistオンラインイベント>を10月22日(月)から11月11日(日)まで、ソウル市の公式観光情報ホームページ(http://www.visitseoul.net)で実施する。 ホームページに載っているBTSのソウル観光プレイリスト、21本のビデオクリップのうち、お気に入りのアイテムや、自分だけが知っているソウル旅行の豆知識に関する写真や映像を4つ集めて、「私のソウルプレイリスト」を作り、#myseoulplaylistのハッシュタグをつけてSNSで共有すると参加できる。 ソウル市は、イベント終了後、推選で、参加者のうち123人に、ソウルのホテル宿泊券、ディスカバーソウルパス、オンラインギフト券など、多様な景品をプレゼントする。 ソウル市のチュ・ヨンテ観光体育局長は、「世界的なトップスターとなったBTSが、ソウルの魅力と注目の観光コンテンツを世界中に紹介することで、世界の人々の共感を得ることができるだろう。BTSが紹介した『私のソウルプレイリスト』を通じて、世界中の若者たちが自分たちの『My...   Read more
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ソウル市とスターバックス、「使い捨てコップ専用収集箱」設置

ソウル市、スターバックス・環境部・資源循環社会連帯と4自治区の17ヵ所に専用収集箱年内設置 市・区(コップの収集)、スターバックス(収集箱の製作・補修)、環境部(PR)、資源循環社会連帯(利用モニタリング)協力 16日、鐘路タワーで第1号収集箱設置記念イベント開催、参加者にリユーザブルコップや植木鉢プレゼント ソウル市が、(株)スターバックスコーヒーコリア、環境部、資源循環社会連帯と共に、街にあふれかえる使用後の使い捨てコップの回収のため、使い捨てコップ専用収集箱を試験的に設置することにした。今年8月から始まったソウル市の取り締まりで、カフェなど店内で飲む場合の使い捨てコップの使用率は減ってきたが、テイクアウトの際に提供する使い捨てコップの場合は取り締まりの対象外となっているため、街中のごみ箱には依然として、使い捨てコップが大量廃棄されており、リサイクルのための分別作業も混乱な状態である。 これを受けソウル市は、自治区の申請を受け、4自治区(鍾路区、龍山区、道峰区、銅雀区)、中でも多くの観光客が集まる梨泰院(イテウォン)や光化門(クァンファムン)、学生街など人通りが多い17ヵ所に年末まで使い捨てコップ 専用収集箱を設置することにした。収集箱の製作と初回の設置及び補修はスターバックスが担う。タンブラーなどリユーザブルカップの販売収益の一部を使って基金を助成し、そこから費用を賄う考えだ。環境部は、「使い捨てコップフリー生活実践」キャンペーン実施や政策面でのサポートを、資源循環社会連帯は、「使い捨てコップの専用収集箱」利用方法の案内及び収集箱の利用状況のモニタリングをそれぞれ担当する。ソウル市と自治区、スターバックスは、今後も収集箱のデザインや管理方法の改善などをめぐって協議を重ねていく考えだ。 また、16日(火)午前10時からは、鍾路タワー広場に位置する「スターバックス・ザ・鍾路店」前で、スターバックスのテイクアウト用コップと同じ形の第1号使い捨てコップ専用収集箱設置し、記念イベントを開催する。このイベントには、ソウル市のファン・ボヨン気候環境本部長、パク・チャンギュ環境部次官、イ・サンクォン 鍾路区福祉環境局長、イ・ソックク(株)スターバックスコーヒーコリア代表理事、キム・ミファ資源循環社会連帯理事長が出席する。 イベント会場では、プラスチックフリー生活を実践することを誓って、自分のSNSにリユーザブルコップを使っている写真を撮ってアップロードした参加者に対し、スターバックスが提供するリユーザブルコップ1,000個とコーヒーかすを再利用した植木鉢1,000個を当日の午後1時まで先着順でプレゼントする。 2022年までに使い捨てプラスチック製品使用率5割削減、リサイクル率7割達成を掲げて「使い捨てプラスチック製品のないソウル」総合計画を9月に発表したソウル市は、専用収集箱の設置によって使い捨てコップの回収や分別が容易になり、リサイクル率の上昇につながることを期待している。 この他にも、ソウル市とスターバックスはテイクアウトの際に、使い捨てコップを提供しない「使い捨てコップフリー店」の試験的な運営など、使い捨てコップの使用量削減のため様々な工夫を話し合っていくことにした。 ソウル市のファン・ボヨン気候環境本部長は、「環境保護と資源節約のために、なるべくタンブラーなどリユーザブルコップを使用し、やむを得ず使い捨てコップを使った場合は、リサイクルしやすいようにきちんと分別ルールを守って頂きたい」と述べた。
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ソウル市、外国人政策に参画する外国人住民を選抜

ソウル市、外国人政策に参画する外国人住民を選抜

– 「第2期外国人住民代表者会議」の新メンバーを募集(10月15日~11月12日) – モニタリング、提案、実行、点検などの政策過程に参加 – 過去3年間で42件の提案が政策に反映 – 国籍、在留資格の種類、性別など様々なグループを代表する33名を新たに選抜 # 「昔、外国人勤労者センターで韓国語教育を受けたのですが、初級段階から韓国語だけを使って授業が行われたため、付いていくのが大変でした。その経験から、同じ国から来た人に教えてもらえる外国人労働者向けの韓国語教室があったらと考え、提案しました」 → この提案をソウル市はニューディール職場事業に反映、韓国人の配偶者として居住する外国人を勤労者センターの相談通訳や各種教育プログラムの事務補助員として採用。※ 恩平、陽川、江東の外国人勤労者センターに3名 # 「学校への入学の際など、公共機関への書類の提出が必要なとき、家族関係の証明が求められるのですが、どうしたらよいのか、いつも頭を悩ませます。出入国管理事務所で外国人登録事実証明書の家族記載欄に当該事項を記載してくれたらと思います」 → この提案を受け、ソウル市が法務部に検討を要請、外国人登録前に家族関係が確認された外国人などについて、当該事項を記載することにするという担当部署からの回答を得る。 ソウル市外国人住民代表者会議を通じて提案された政策は、この3年間で計69件。うち42件が実際に政策に反映され、27件が検討中。ソウル市外国人住民代表者会議は、2015年12月にソウル市が発足させた常設会議。政策の当事者である外国人住民の幅広い意見を聞くとともに、政策の様々な策定過程への参加を得て、実効性ある外国人政策づくりを目的とする。 第1期外国人住民代表者会議は、外国人住民の代表が、自分たちにとって必要と思われる政策の提案などを通じて、ソウルに暮らす外国人住民の意思の代弁機関としての役割を立派に果たした。そんな第1期の会議の任期(2016年~2018年)が終わりに近づくに伴い、ソウル市は、第2期代表者会議に参加する33名の「外国人住民代表者」を新たに募集する。第2期外国人住民代表者会議の構成は、連任委員12名と新規委員33名の計45名となる。 「外国人住民代表者」は、住民代表会議への参加を通じて外国人に関するあらゆる政策についてのモニタリング、提案、実行、点検などを行う外国人住民の代表だ。労働者、留学生、韓国人の配偶者、自営業者など様々なコミュニティで旺盛な活動を行い、市制への参加を希望する外国人住民なら、誰でも志願できる。 外国人住民代表者会議はこの3年間、政策の提案やモニタリングなどを通じて外国人関連の市政と外国人住民をつなぐ常設コミュニケーション窓口としての役割を担ってきた。 ○ 定期的に会議を開催、外国人住民と市政をつなぐコミュニケーション窓口として定着 ソウル市、外国人政策に参画する外国人住民を選抜 計 第1期 代表者会議の会議運営 (‘16. 01 ~‘18. 10 現在) 企画委員会 分科委員会 全体会議 77回 15回 57回 5回 ○ 様々な政策提案を通じ、外国人住民の意思の代弁機関として機能 ソウル市、外国人政策に参画する外国人住民を選抜 区分 反映※ 一部反映、既施行の事案を含む 未反映※ 検討中、中長期検討の事案を含む 総計 2016年 2件 9件 33件 2017年 12件 10件...   Read more
SMG 1,458

ソウル初のボタニックパーク「ソウル植物園」11日プレオープン

– くつろぎの公園であり、展示・教育プログラムも充実した本格「ボタニックパーク」 – マゴクナル駅直通でアクセス抜群!面積は50万4千㎡でサッカースタジアムの70倍 – 来年5月のグランドオープンまで、植物の安定的な生長や運営上の不備改善に励む – 11日午前からオープン、10月の毎週末にKBS音楽会の収録などイベント開催∗国立白頭大幹樹木園、国立生態園もプレオープンしてパイロット運営後に正式開場 ソウル初のボタニックパークである「ソウル植物園」が10月11日プレオープンする。2015年からマゴク都市開発地区に造成が始まったソウル植物園は、今月のプレオープンから6カ月間のパイロット運営期間を経て、来年の5月にグランドオープンする予定。 《グランドオープンまでのパイロット運営で、植物の安定的な生長や運営上の不備改善に励む》 植物園構内の施設やマゴク中央広場がいよいよ完成し、最寄り駅の空港鉄道線のマゴクナル駅が先月29日に開業したためアクセス面でも準備が整ったソウル植物園は、プレオープンの形で一般に植物園を無料公開し、グランドオープンまでの間に国内外から収集した植物が新しい環境に慣れるように細心の注意を配りながら安定的に生長させていく考えだ。樹木が生い茂るまでかなりの時間がかかることも一つの理由。さらに植物園はこのパイロット的な運営期間を持つことで、来訪者の声に耳を傾け、運営や施設面で不備なところを改善していく考えだ。プレオープン期間中には誰でも無料で植物園を楽しめるが、大型温室など一部の施設の有料制に関しては、今後専門家や市民の意見を聴取していく。 《くつろぎの空間と展示・教育プログラムが充実した植物園が調和。汝矣島公園の2.2倍規模》 ソウル植物園は、都会の人々にくつろぎを与えるオアシスとして「公園」の機能をしながら、それと同時に植物園として展示や教育プログラムも充実した本格的な「ボタニックパーク」。 50万4千㎡に達する規模は、通常のサッカースタジアムより70倍大きいもの。汝矣島公園(22万9千㎡)の2.2倍、子どもの公園(53万6千㎡)とほぼ同じ規模である。ソウル市民1人当たりの公園面積(16.15㎡)に比べると、ソウル植物園が位置するソウル市南西部の住民の1人当たりの公園面積はそれの63%(10.22㎡)と低い水準だったが、ソウル植物園の完成によってその数値もぐっと上がってきた。 ソウル植物園はアクセス面でも抜群。新しく開発されたマゴク地区の真ん中に位置し、9号線と空港鉄道線の乗換駅であるマゴクナル駅3・4番出口から直通。地下鉄に乗れば、江南のシンノニョン駅から30分、仁川国際空港駅からは40分で着ける。 ソウル植物園はオープンフォレスト公園、テーマ公園、湖公園、湿地生態園の4つのスペースに分かれている。オープンフォレストとテーマ公園が本格的な植物園ゾーンであり、午前9時から午後6時まで運営する。湖公園と湿地生態園を含めそれ以外のスペースは24時間自由に楽しめる。 ソウル植物園の中の温室は、全長100メートル、高さは8階建ての建物と同じくらいの28メートル、面積は7,555㎡に達する。その形も一般的なドーム型の温室ではなく、真ん中が窪んだお皿のような形をした斬新なデザインでソウルの新しいランドマークとしての存在感も抜群。屋根にはガラスより光透過率が高い特殊なビニル素材ETFEを採用している。 前菜は、①博多ラーメンからインスピレーションを受けたという豚足料理(チョ・ヒスクシェフ作) ② カボスシャーベットとサバのネギ包みキャビア添え(福山シェフ作) ③ お魚の白身を皮に見立てて餃子にした朝鮮時代の宮廷料理「オマンドゥ」(チョ・ヒスクシェフ作) ④ アワビと椎茸のリゾット(福山シェフ作)。 メイン料理は ⑤ 骨付きカルビの蒸し煮をモチーフにした「牛タン蒸し煮」。骨付きカルビの代わりに日本人にとってより馴染みのある牛タンを使い、現地の人をターゲットにした絶品として高い評価を受けた。⑥水キムチのスープが効いた水冷麺は、お肉の料理の後は麺で締めくくる韓国の食文化が反映されたもの。 参考イメージ ソウル植物園温室外観 温室(地中海館)内部 ソウル植物園は、充実した教育・体験プログラムを提供することで、都会の人々が緑と触れ合う機会を少しでも増やしていくことを目指している。ソウル植物園は現在約3,100種の植物を保有しており、これから収集・交流・研究・増殖などでその数を8,000種まで増やしていく考えだ。 《プレオープンの11日から10月の毎週末にKBS放送局の音楽会収録など多彩なイベント開催》 10月11日プレオープンするソウル植物園は、10月の毎週末に多彩な公演やファッションショー、オープンマーケットなどのイベントを開催する。11日(木)の午後7時30分からはオープンフォレスト公園で<KBS放送局のヨルリン音楽会(10月28日テレビ放送予定)>を収録する。 13日(土)には、作曲家兼ピアニストのイルマ氏によるクラシックピアノ演奏が、14日(日)にはジャズバンドの公演とソウル365ファッションショーチームが披露するエココンセプトのボタニックファッションショーが行われる。 また、25日(木)、26日(金)には、国内外の植物専門家が集まり、ソウル植物園のあり方を考える「第3回ソウル植物園国際シンポジウム」が開催される。 ソウル市ソウル植物園長のイ・ウォンヨン氏は、「ソウル植物園の開場を長い間待ち続けてくださった多くの市民への感謝の気持ちを込めて、今回プレオープンを決定した。」とし、「グランドオープンまで多くの市民の声を聴かせていただいて、足りないところをどんどん改善していきたい。」と述べた。 ソウル植物園位置図 ソウル植物園の主要スペース(画像) ソウル植物園の主要スペース(画像) 植物文化センター(温室・教育文化空間) オープンフォレスト(チョジウォン) テーマ公園(タジョン) 温室(地中海館) 温室(熱帯館・スカイウォーク)
SMG 1,664
秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

– 「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)~19日(金)の16日間、ソウル市庁ロビーで開催 – 英ガーディアン紙の建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライトが撮った平壌の市街地や建築の写真を披露 – 光復通り(クァンボク・ゴリ)の高層マンションや、平壌での南北首脳会談の際、韓国の文在寅大統領が演説した綾羅島(ルンラド)メーデー・スタジアムなどの写真を展示 海外旅行としても行き来することが禁じられた、秘密めいた閉鎖都市の平壌。その平壌の市街地や主要な建築を観ることができる特別な写真展がソウル市庁で開かれる。ソウル市は、「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)から10月19日(金)までの16日間、ソウル市庁本館1階のロビーで開催し、無料で一般市民に公開すると発表した。 本展示会では、1989年、世界青年学生祭典のために建てられた、平壌の光復通りの高層マンションや、2018年9月平壌で開かれた南北首脳会談当時、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した綾羅島メーデー・スタジアムの内部、平壌を流れる大同江(テドンガン)にある羊角島(ヤンガクド)と羊角島国際ホテルなど、平壌の市街地と有名な建築を撮った写真、計40点が展示される。 ① 光復通りの高層マンション:1989年の「世界青年学生祭典」のために建てられた光復通りの高層マンションは、計4kmの長さで、約25,000世帯が住む260棟のマンション団地となっている。主に、党員や官僚が居住する光復通りの建物は、ワンルーム型の集合住宅や、ジッグラトのような階段状の建物、曲線形の建物など、様々な形を誇っている。 ② 綾羅島メーデー・スタジアム内部:2018年9月19日、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した場所 ③ 主体(チュチェ)思想塔の南西側のビュー:大同江にある羊角島の羊角島国際ホテルと、青緑色屋根の大同江外交官クラブ 今回展示される写真は、英国の代表的な日刊紙のガーディアンの建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライト(Oliver Wainwright)の作品。彼は「この展示を通じて、今まで接触が禁じられていた北朝鮮の野望に満ちた都市計画や、ナショナリズムを表した記念物だけでなく、現実的な裏面まで窺うことができるだろう」という。 オリバー・ウェインライトは、英国ケムブリッジ大学で建築を専攻し、ロンドン広域市庁やオランダの建築家のレム・コールハースの事務所「OMA」などでの実務経験を基に、世界的に数多くの本を出版している。英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で建築学の修士号を取得してから建築について書き始め、2012年からはガーディアン紙に寄稿している。 最近、韓国では、4月27日の板門店での南北首脳会談と9月の平壌での南北首脳会談の開催、2018年アジア競技大会での南北合同チームなど、政治・文化・スポーツなど各分野において南北間の交流が活発になり、平和ムードが漂っている。このような雰囲気の中、ソウル市は、この展示会を通じて、建築専門家だけでなく一般市民にも、これまでめったに接することができなかった平壌の建築を観る機会を提供し、さらには南北間の建築・都市分野における交流の拡大にも繋がることを期待している。 キム・テヒョン都市空間改善団長は、「『平壌建築写真展示会』は、建築界の従事者だけでなく、一般市民や学生など多くの人々に、平壌の建築に関する理解を深める機会となり、最近の平和ムードの中、南北の都市建築が共に発展するスタート・ラインとなることを期待している」と述べた。 [添付1] ポスター
SMG 1,111

ソウル市、「Eat! Seoul@福岡」レストランでソウルの魅力を発信

– 韓国料理を通じてソウルの魅力をPRするポップアップレストラン「Eat! Seoul@福岡」運営 – 伝統料理の現代化に手掛ける韓国料理専門家チョ・ヒスクシェフと日本を代表する福山武志シェフのコラボで、韓国風のランチコース8品をお披露目 – 東京など日本各地から招待された専門記者や料理専門家など30人がお味を絶賛 ソウル市は、9月25日福岡のレストラン「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ」で、「Eat! Seoul@福岡」イベントを成功裏に終えたと伝えた。 ソウル市は、韓国料理を通じて世界の人々にソウルの魅力を知ってもらうため、9月6日から9日までの4日間ベルギーのブリュッセルで開かれた世界料理祭典に参加し、若手シェフらが作る韓国料理ポップアップレストラン「Eat!Seoul@ブリュッセル」を運営した。 「Eat! Seoul@福岡」は、それに次ぐ2番目のポップアップレストランとして、韓国伝統料理を現代化したことで注目を浴びている韓国のチョ・ヒスクシェフと福岡を代表する料理人福山武志シェフのコラボで8品のランチコースを韓国伝統酒のペアリングで提供した。 チョ・ヒスクシェフは、韓国料理専門のシェフらから師匠と呼ばれるほどの人物で、ソウルにある有名ホテルの韓国レストランのシェフ、在米韓国大使館のシェフ、ウソン大学外食調理学科専任教授、アルムチギ財団の食文化研究専門委員を務め、今年開かれたピョンチャンオリンピックでは、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と国連事務総長のランチも担当した指折りの名シェフ。彼女は10年以上韓国各地を歩き回りながら、長い歴史を持つ氏族の本家に訪れ、失われつつある本家ならではのレシピを受け継ぎ、それを生かしたレシピを開発してきた。現代風にアレンジしたモーダンな感覚の韓国伝統料理で、これまで宮廷料理やお寺で食べる精進料理が主だった韓国伝統料理業界に新しいブームを巻き起こした人としても知られている。 一方、福山武志シェフは、福岡出身で自分が生まれた町で30年以上経験を積んできたベテランシェフである。山と海からのローカル素材を生かしたお任せスタイルのフレンチ料理を提供する彼のお店は、アジアベストレストラン50にも入った有名なフレンチレストラン。 当日披露した8品のランチコースは、プガクという海苔の揚げ物と松の実パウダーをまぶしたエビの和え物、そば粉で作ったお餅の巻きが「ウェルカムディッシュ」としてスタートを切った。 前菜は、①博多ラーメンからインスピレーションを受けたという豚足料理(チョ・ヒスクシェフ作) ② カボスシャーベットとサバのネギ包みキャビア添え(福山シェフ作) ③ お魚の白身を皮に見立てて餃子にした朝鮮時代の宮廷料理「オマンドゥ」(チョ・ヒスクシェフ作) ④ アワビと椎茸のリゾット(福山シェフ作)。 メイン料理は ⑤ 骨付きカルビの蒸し煮をモチーフにした「牛タン蒸し煮」。骨付きカルビの代わりに日本人にとってより馴染みのある牛タンを使い、現地の人をターゲットにした絶品として高い評価を受けた。⑥水キムチのスープが効いた水冷麺は、お肉の料理の後は麺で締めくくる韓国の食文化が反映されたもの。 デザートは、⑦ バニラ味噌のクレームブリュレ(福山シェフ作)と⑧韓国の伝統お菓子「ヤッカ・タレカ・高麗人参のチョンガ」やソンピョンというお餅(チョ・ヒスクシェフ作) をお茶と共に提供した。 ペアリングしたドリンクは、しばらくの間受け継がれなかったが最近の伝統酒復元事業によって昔の姿を取り戻した四時通飲酒、淸甘酒、煮酒など韓国伝統酒を現地の人の好みに合うよう新しくアレンジして出した。 今回のポップアップレストランには、福岡はもちろん東京など日本各地から料理、旅行の専門記者や料理専門家など30人が招待された。そのうち、日本の3大料理専門学校である中村料理学校からの中村理事長は、「私が今まで食べていた韓国料理とは全く違う新しい味を経験した。韓国料理の繊細な味付けに改めて感動した。」と感想を述べた。 2017年ソウル市外来観光客実態調査のよると、ソウルに訪れた日本人観光客のパターンは、他の国からの観光客に比べ、滞在期間は短い方だが、訪問回数が平均6.7回と2倍も多かった。そして、観光目的は「買い物とグルメ」が最も多く、食べ物に対する満足度が最も高かったという。今年1月から8月までの日本人観光客が前年同期比23.1%増の146万人に上るなど、増加ぶりも目立っているという。 ソウル市観光体育局長のチュウ・ヨンテ氏は、「日本では既に韓国料理が広がっていると聞いているが、今回のコラボイベントを機に、また新しい韓国料理の魅力を見つけることが出来たらと期待している。」とし、「長い歴史を持つ韓国伝統料理が現代風にアレンジされながら多様化しているように、ソウルの魅力もさらに多様化している。その魅力をこれからも広く発信して参りたい。」と述べた。 [添付] イベント写真
SMG 1,321

秘密めいた都市、平壌の建築をソウル市庁にて観覧

– 「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)~19日(金)の16日間、ソウル市庁ロビーで開催 – 英ガーディアン紙の建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライトが撮った平壌の市街地や建築の写真を披露 – 光復通り(クァンボク・ゴリ)の高層マンションや、平壌での南北首脳会談の際、韓国の文在寅大統領が演説した綾羅島(ルンラド)メーデー・スタジアムなどの写真を展示 海外旅行としても行き来することが禁じられた、秘密めいた閉鎖都市の平壌。その平壌の市街地や主要な建築を観ることができる特別な写真展がソウル市庁で開かれる。ソウル市は、「平壌建築写真展示会」を10月4日(木)から10月19日(金)までの16日間、ソウル市庁本館1階のロビーで開催し、無料で一般市民に公開すると発表した。 本展示会では、1989年、世界青年学生祭典のために建てられた、平壌の光復通りの高層マンションや、2018年9月平壌で開かれた南北首脳会談当時、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した綾羅島メーデー・スタジアムの内部、平壌を流れる大同江(テドンガン)にある羊角島(ヤンガクド)と羊角島国際ホテルなど、平壌の市街地と有名な建築を撮った写真、計40点が展示される。 ① 光復通りの高層マンション:1989年の「世界青年学生祭典」のために建てられた光復通りの高層マンションは、計4kmの長さで、約25,000世帯が住む260棟のマンション団地となっている。主に、党員や官僚が居住する光復通りの建物は、ワンルーム型の集合住宅や、ジッグラトのような階段状の建物、曲線形の建物など、様々な形を誇っている。 ② 綾羅島メーデー・スタジアム内部:2018年9月19日、韓国の文在寅大統領が平壌市民の前で演説した場所 ③ 主体(チュチェ)思想塔の南西側のビュー:大同江にある羊角島の羊角島国際ホテルと、青緑色屋根の大同江外交官クラブ 今回展示される写真は、英国の代表的な日刊紙のガーディアンの建築デザイン評論家、オリバー・ウェインライト(Oliver Wainwright)の作品。彼は「この展示を通じて、今まで接触が禁じられていた北朝鮮の野望に満ちた都市計画や、ナショナリズムを表した記念物だけでなく、現実的な裏面まで窺うことができるだろう」という。 オリバー・ウェインライトは、英国ケムブリッジ大学で建築を専攻し、ロンドン広域市庁やオランダの建築家のレム・コールハースの事務所「OMA」などでの実務経験を基に、世界的に数多くの本を出版している。英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で建築学の修士号を取得してから建築について書き始め、2012年からはガーディアン紙に寄稿している。 最近、韓国では、4月27日の板門店での南北首脳会談と9月の平壌での南北首脳会談の開催、2018年アジア競技大会での南北合同チームなど、政治・文化・スポーツなど各分野において南北間の交流が活発になり、平和ムードが漂っている。このような雰囲気の中、ソウル市は、この展示会を通じて、建築専門家だけでなく一般市民にも、これまでめったに接することができなかった平壌の建築を観る機会を提供し、さらには南北間の建築・都市分野における交流の拡大にも繋がることを期待している。 キム・テヒョン都市空間改善団長は、「『平壌建築写真展示会』は、建築界の従事者だけでなく、一般市民や学生など多くの人々に、平壌の建築に関する理解を深める機会となり、最近の平和ムードの中、南北の都市建築が共に発展するスタート・ラインとなることを期待している」と述べた。 [添付1] ポスター
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ソウル市、生活賃金引上げ2019年の時給1万148ウォンに

– 前年の時給9,211ウォンより10.2%(937ウォン)引上げ、最低賃金額よりも1,798ウォン高い – 月209時間の通常労働時間働いた場合、月給212万ウォン台 – 生活賃金受給者の実態調査結果、所得増が消費増へと好循環、仕事への満足度も向上 – 労働者の暮らしの質の向上だけでなく、公共サービスの質の向上にもつながる ソウル市が、労働者の暮らしの質の確保に向けて最低限の賃金水準を決める「ソウル市生活賃金」の金額を今年より937ウォン引上げ(10.2%)、2019年の時給を1万148ウォンと確定し、10月中に市民に告示するとした。これは、9月4日に開かれたソウル市生活賃金委員会の審議会で決まったもので、韓国政府が法律に基づいて今年7月に確定した来年度の最低賃金額の時給8,350ウォンより1,798ウォン高い。 ソウル市は、2017年からこの「ソウル市生活賃金」を基に給与を支給しており、来年はソウル市役所及び21の投資・出捐機関で働く人の中で公務員給与制度の適用外となっている直接雇用労働者、市の投資機関の子会社(3社)及び市の委託会社の労働者、雇用促進のため公共部門で働く場を提供するソウル市ニューディール職場労働者などおよそ1万人以上が生活賃金受給者となる見込みだ。来年の生活賃金の時給10,148ウォンに法律上の通常賃金算定基準時間の209時間をかけると、月給は212万932ウォンとなる。 市によると、生活賃金額はこれまでの生活賃金水準及び最低賃金の上昇率、都市で働いている3人家庭の支出額など様々な統計値の変化を考慮して決められた。去年と同じく、ソウル市とソウル研究院が開発した「ソウル型3人家庭支出モデル」数式を採用したが、数式の中で「貧困基準線」という項目を3人家庭支出の中間値の58%と高く設定することで、生活賃金額を去年より引き上げた。「貧困基準線」は、貧困から抜け出せる相対的な基準を意味し、嵩んでいる家計の出費など社会的変化を反映するためこの貧困基準線を高めることにしたという。 ※ ソウル型3人家庭支出モデル {(3人家庭支出×貧困基準線)+住居費用+塾など私教育費用の50%}÷365時間×物価指数 2015年(50%) → 2016年(52%)→ 2017年(54%) → 2018年(55%)と徐々に貧困基準線を引き上げて適用してきたソウル市は、さらにこれをOECDが採用している60%までに向上させ、先進国レベルの生活賃金額算定モデルをソウル市に定着させたいとしている。 一方で、住居費用の目安は3人家庭居住基準の最低水準である43㎡のままにした。この数値は「ソウル市民福祉基準」が定めた適正基準であり、既にソウル市民の経済、社会的水準を考慮したものであるためだ。さらに、塾などに通わせるための私教育費用は、2016年の35万2千ウォンから2017年には39万ウォンに増加したものの、過度な私教育を押さえようとする市の意思を反映し、今まで通り50%にした。   そして、ソウル市は「生活賃金制度」導入の実効性を検証し、今後のあり方を考えるため「ソウル型生活賃金受給者の実態調査」を実施した。調査結果によると、制度導入以来労働者の所得が最低賃金より月20万ウォン以上高い水準となり、また所得増加分の5割は消費増加につながったことが分かった。これを受けソウル市は、生活賃金制度が低賃金労働者の貧困解消と有効需要の掘り起こしといった好循環構造を生み出していると分析している。 さらに、この調査で「生活賃金制度」導入によって労働者本人や組織に対する認識が改善する前向きな変化も確認されたという。回答者はこの調査で、「生活賃金制度」の導入によって所得が増えてから、業務態度(70%)>仕事への心がけ(67.5%)>業務効率(66.3%)の順で肯定的な変化があったと答えた。さらに、所得が増えてから顧客(市民)サービスの向上にさらに力を注いでいる(63.6%)>組織に対する忠誠心が上がった(56.2%)>組織に対して抱いていたイメージが良くなった(54.1%)などと働く人の認識が変わり、ソウル生活賃金制度の受給者が主に公共部門で働いているため、彼らの認識の変化が公共サービスの向上へつながる効果もあったと言える。 この調査は、ソウル市生活賃金受給者を対象に、所得、消費、労働時間、仕事への満足度などの項目で、制度導入前後の変化を調べたもので、生活賃金制度の実効性を経済面だけでなく個人の生活や組織に対する認識の面で分析した初めての実態調査である。 現在ソウル生活賃金受給者は約1万人。そのうち431人をサンプルに調査を行い、有効な回答が得られた376人の答えを基に分析した結果だ。誤差率は95%、信頼度は±4.96%。 ソウル市雇用労働政策官のカン・ビョンホ氏は、「ソウル市が2015年に生活賃金制度を導入して以来初めて1万ウォン台時代を迎えられたことは、これまでソウル市が貫いてきた「労働尊重政策」の表れでもあり、大変意義深く思っている。生活賃金制度を通じて、より多くのソウル市民が人として当然享受するべき水準の暮らしが確保できるようにして参りたい。」と述べた。
SMG 1,410

ソウル市、「ツーリズムEXPOジャパン2018」で日本人観光客を魅了

– 20(木)~23(日)開かれた旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」にソウル広報館運営 – 「I・SEOUL・U~私みたいにソウルであなたも」タイトルで「ビューティー・韓流・グルメ」テーマごとの魅力をアピール – 日本旅行業界向けの「プチ観光説明会」など開き、関係者へソウルツアー商品の開発を促す ソウル市とソウル観光財団は、9月20日~23日、東京で開催された「ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2018」に参加し、「I・SEOUL・U~私みたいにソウルであなたも」というタイトルで、ソウル単独の広報館を運営した。最近増加ぶりを見せている日本からの観光客をさらに増やすため、ソウルの新しい見せ所をアピールするためだ。 TEJは、20万人を超える旅行関係者や一般の観覧客が集まるアジア最大級の国際観光博覧会である。日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局等の主催で9月20日~23日の4日間、東京ビックサイトのホールで開かれた今回のTEJには136ヵ国から1,441団体が参加し、観覧客は計20万7千人を記録した。 去年ソウルに訪れた日本からの観光客は182万人に上り、ソウルの観光市場において中国に次ぐ大口である。今年は、日本からソウルに訪れた観光客が8月だけでも25万人を突破(前年同月比38.9%増)、1月から8月までの累積で146万人(前年同期間比23.1%増)に上るなど増加傾向が目立っている。 ソウルを訪れた日本人観光客数は、韓流ブームなどの影響で2012年に過去最多の290万人を記録したが、その後は3年連続で急減していた。それがまた2016年から格安航空会社の路線の増加などにより返り咲いた。 JTBレポート2018「日本人海外旅行のすべて」は、「20代女性が需要回復をリードし、最近若年層の間で海外旅行に対する関心が復活している」と分析している。 これを受け、ソウル市はTEJ2018で、20代女性をターゲットにした「ビューティー」、「韓流」、「グルメ」と3つのテーマでソウル広報館を設け、ソウルならではの様々な魅力を観覧客にアピールした。また、韓流ブームさらにグローバル化させたアイドルグループであると同時にソウル観光名誉広報大使を務めている防弾少年団(BTS)のフォトウォールを設置し、観覧客の注目を集めた。 メーンのイベント舞台では、韓国のビューティーブランド「エスポワール(espoir)」が、K-Beautyを訪問客の目の前で披露するメイクアップショーを行い、広報館には3つのテーマごとにイベントゾーンを用意し、まるでソウルで旅している気分を味わわせた。ビューティーでは、セルフメイクとネイルアートを、韓流ゾーンでは、アイドルグループBTSのフォトウォールを楽しむことができ、ソウルのカフェをコンセプトにしたグルメゾーンでは、韓国伝統飲料のミスカルを味わい、ソウルのランドマークをかたどった韓国風のカルメ焼きタルゴナ作りが楽しめた。また、カード一枚でソウルの主な観光地に無料で入場でき、チャージして交通カードとしても使用できるため、団体ツアーでなく、個別でソウルを旅することの多い日本人観光客に最適の「ディスカバーソウルパス」も紹介した。 さらに、ソウル市と財団は、韓国の民間会社と共に「官民共同広報団」を構成し、TEJ2018の会場で共同イベント開催や旅行業者及び個人旅行者向けの相談会を開いた。力を合わせたのは、SMエンターテインメント、PMCプロダクション(講演「ナンタ」)、キイメディアグループ(サン・アンド・ムーン)、ロッテホテル、ウォーカーヒルホテル、新世界面前店、現代百貨店免税店、金浦空港、シズ漢方医院、エスポワールの10社。 ソウル市観光体育局長のチュウ・ヨンテ氏は、「最近韓半島に広がっている平和ムードなどの影響で、韓国に訪れる日本人観光客の増加傾向が続いている。これを機により多くの日本人観光客をソウルに呼び込むための努力を多角的に注いで参りたい。」と述べた。 < ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2018の写真 >
SMG 922