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ソウル市、500億ウォンの「第4次産革命ファンド」組成… 有望な中小・ベンチャー企業への投資を本格化

ソウル市革新成長ファンド7分野の一つ…目標額200%超過達成、上半期に投資開始 260億ウォン以上を5G・AIなどのICT DNAに、100億ウォン以上をソウル所在の第4次産業革命企業に集中投資 市の出資金額20億ウォンに加え韓国成長金融、民間投資を拡大しレバレッジ効果を最大化 「文化コンテンツファンド」目標比267%の400億ウォン達成し投資開始…第1号企業誕生 ソウル市が、第4次産業革命関連の創業初期企業向けに、500億ウォン(存続期間8年、投資4年)規模の「第4次産業革命ファンド(運用会社:Capstone Partners㈱)」を立ち上げた。早くに当初の目標額の200%を超える資金を確保し、有望なベンチャー企業、中小企業を対象に、今年上半期から本格的な投資を始める。 市は、創業初期企業がデスバレー(死の谷)を克服できるように、2018年から2022年にかけて、7つの分野で総額1兆2千億ウォン規模の「ソウル市革新成長ファンド※」の組成を推進しており、「第4次産業革命ファンド」はその一分野として立ち上げられた。 ※ ソウル市革新成長ファンド:2018年から2022年にかけて、合わせて7つの分野で革新企業の成長と雇用創出を目標に組成する1兆2千億ウォン規模のファンド。(第4次産業革命、スマートシティ、ソーシャルベンチャー、創業、再挑戦、バイオ、文化コンテンツ) 今回組成された「第4次産業革命ファンド」は、2億~10億ウォン未満の規模の創業初期企業(シリーズA※ラウンド)を対象に投資を行う。500億ウォンのうち、80%以上を第4次産業革命分野の企業に投資し、そのうち260億ウォン以上は5G、AI、ブロックチェーン、ビッグデータなど、いわゆるICT DNAに集中投資する。また、100億ウォン以上をソウル所在の第4次産業革命分野の中小企業またはベンチャー企業に投資する予定。 ※ シリーズA:創業初期企業のデスバレーを克服するために、ベンチャーキャピタル(VC)・政府・市が参加する2億ウォン~10億ウォン未満の規模の投資市場。試作品の開発から本格的な市場開拓を行う直前までの段階(ラウンド)の名称。 ソウル市は、今回のファンドについて、ソウル市の出資額20億ウォンに加え、韓国成長金融と他の民間投資を調達することで、総資本として500億ウォンを確保したことから、「レバレッジ効果※」を最大化したファンドであると説明した。 ※ レバレッジ効果:自己資本比率は小さいが、企業投資に他人(民間)資本を導入して総資本規模を引き上げる効果のこと。 ソウルの創業企業別の初期投資金は10万7千ドルと、グローバル都市平均投資金の1/3程度(28万4千ドル)にとどまっているなか、ソウル市は、初期創業企業にとって迎え水となるファンドを積極的に組成し有望企業に投資することで、革新ベンチャーの成長をけん引する計画。 中小ベンチャー企業部が発表した2018年のベンチャー投資動向によると、国内のベンチャー投資規模は増加し続けているが、ソウルと他の海外都市のベンチャー投資規模を比べると※、全体の初期投資総額は8,500万ドルで、グローバル平均投資総額の1/10程度(8億3,700万ドル)に過ぎない。一企業当たりの投資規模と初期の総投資規模の双方において、継続的な拡大が求められる。 ※ 根拠資料:Startup Genome、Global Startup Ecosystem Report 2019 ソウル市は、第4次産業革命に対する関心が高まっているなか、組成目標を200%上回る総額500億ウォン規模のファンドを立ち上げることができたとし、今回のファンド組成がソウル地域における第4次産業革命分野のベンチャーエコシステムにとって追い風になるものと期待している。 また、ソウル市革新成長ファンド7つの分野のうち、「文化コンテンツファンド」は今年、当初の目標金額である150億ウォンに対し267%超過達成した400億ウォン規模で組成された。3月から投資を始め、第1号のスタートアップが誕生した。この企業は平均年齢27歳の若きクリエイターが集まった「Whynot Media」で、購読者を多数保有し国内外に事業範囲を拡大している。 その他にも、アニメーション、文化・ウェブトゥーン、ゲーム、キャラクターおよびVR/AR、人工知能、ホログラム、AD Tech※などに対する積極的な投資を行っている。 ※ AD Tech:デジタル、モバイル、ビッグデータなどのIT技術を駆使した広告技法のこと。 ソウル市経済政策課のキム・キョンタク課長は、「文化コンテンツ、第4次産業革命ファンドに続き、バイオ、スマートシティ、創業などの分野別革新ファンドが集まったのでこれから投資を始める計画」とし「産業現場で多数の需要があるだけに、革新ファンドに公共や民間からの投資資金を導入し、優秀なスタートアップに対する投資が少しでも多く、適時行われるよう取り組んでいきたい」と話す。
SMG 541

ソウル市、上岩自律走行フェスティバルで世界初の5G融合自律走行を披露

22日、自律走行テストベッドの心臓部「ソウル未来モビリティセンター」開館、自律走行フェスティバル開催 ソウル市長、国土部長官、国会議員、科情部第2次官などが一堂に…未来を担う子どもたちと市民に5G試乗機会を提供 17の機関が参加する国内最大級の「未来交通体験広場」に自律走行宅配などモビリティ技術が集結 潜水艦・熱気球などのVR体験、オリジナル交通カードづくりなど豊富なコンテンツ 21日「ソウル自律走行フォーラム」開催、これにより22日一部道路で交通規制実施 ソウル市は、国土部と共同で推進中のC-ITS実証事業の一環として、麻浦区上岩(サンアム)洞に世界初の「5G融合自律走行テストベッド」を造成し、自律走行管制センターである「ソウル未来モビリティセンター」を6月22日(土)に開館する。 上岩洞は、科学技術情報通信部が推進する自律走行C-ITSサービスのための5G融合技術開発・実証地域でもある。上岩自律走行テストベッドは、都心型※自律走行支援C-ITSインフラをはじめ、高精度道路地図プラットフォーム、電気自動車の充電スタンドなどの施設を完備。韓国の先進的な5G融合自律走行など、多様な未来モビリティ実証空間として、24時間無料で民間に解放される。 ※これまでの国内自律走行テストベッドは、京畿(キョンギ)道華城(ファソン)に位置するK-Cityだった。閉鎖された空間で実際の道路環境を再現し、自律走行実験や車両認証などに活用された。 これを記念して、ソウル市は、国土交通部、科学技術情報通信部と共同で、22日(土)午前10時から午後5時まで「上岩自律走行フェスティバル」を開催する。韓国に自動車と電話が初めて登場してから約110年ぶりとなるこの日、世界初の実用化に成功した5G技術と未来モビリティを代表する自律走行・コネクテッドカーが出会い、ソウル都心の上岩を走る歴史的な日となるだろう。 会場を訪れた市民は自律走行車に試乗することができ、自律走行車の原理をわかりやすく説明する様々な展示を見ながら未来交通についての理解を深められる。 <パクソウル市長、キム国土部長官、ユン国会議員、ミン科情部次官などが一堂に> フェスティバルは、パク・ウォンスンソウル市長、キム・ヒョンミ国土部長官、ユン・グァンソク国会議員、ミン・ウォンギ科情部第2次官など主要関係者の参加のもと、「上岩自律走行テストベッド」の心臓部「ソウル未来モビリティセンター」の開館式で幕を開ける。上岩S-Plex Centerの1階に設立されたソウル未来モビリティセンターは、自律走行とコネクテッドカー、C-ITSなど、未来交通の管制と技術発展支援に特化した空間である。開館式の後、上岩文化広場前では、主要関係者、地域住民、自律走行関係者らが一堂に会し、上岩自律走行テストベッドの造成を追い風にソウル未来交通の始まりを告げ、世界の自律走行市場をけん引するための産業化支援を宣言する記念式が開催される。 <17の企業と大学が参加する国内最大級の「未来交通体験広場」開催> 「5Gでつながる未来交通」というテーマで開かれる「上岩自律走行フェスティバル」は、SKテレコム、KT、サムスン電子、LG電子、アンマンドソリューションなど、自律走行に関する国内有数の企業※と、延世(ヨンセ)大、国民(クンミン)大などの大学※※、合わせて17の機関が参加し、国内最大級の未来交通体験広場となる。 合わせて7台の自律走行バス(バス4台※)と乗用車(3台※※)がワールドカップ北路1.1Km区間を、市民を乗せて運行し、5G基盤の信号認識、故障車両の回避など多様な自律走行技術を市民に披露する。 ※自律走行バス:SKT(11人乗り)、KT(45人乗り)、アンマンドソリューション(6人乗り)、スプリングクラウド(13人乗り) ※※自律走行乗用車:延世大(レイ)、国民大(スポーテージ)、SWM(ニロ) 今回のフェスティバルでは特別に、未来のソウルを担う子どもたちに未来のモビリティを体験できる機会を提供するために、上岩洞地域の上岩・相知(サンジ)初等学校の児童と保護者を招待し、5G自律走行車を体験できるようにする。そのほかにも、自律走行車の搭乗を希望する市民は、イベント会場に設けられた現場受付ブースで申し込めば参加できる。 <未来のモビリティ技術が集結、潜水艦・熱気球VR体験など豊富なプログラム> 実際に道路を走る自律走行車の試乗のほか、展示されている自律走行車に座り写真を撮ったり、車内の装備について説明を聞く機会も設けられる。上岩文化広場前の歩道には ▲自律走行バス(2台) ▲自律走行宅配車両(1台)とロボット宅配(1台) ▲自律走行乗用車(2台)が展示される計画。さらに、5G自律走行車の遠隔制御、ドローン体験、電気自動車など多様な技術展示も同時に開かれ、私たちの暮らしに変化をもたらす未来のモビリティ技術を垣間見ることができるコーナーも設けられる。 <6月21日(金)、未来交通政策を共有する「ソウル自律走行フォーラム」開催> フェスティバルに連携し、6月21日(金)午後2時から上岩S-Plex Centerで、「ソウル自律走行フォーラム」が開かれる。地方自治団体としては初めて設立された技術科学分野の応用・実証を行うソウル技術研究院(ソウル市傘下の研究機関)が専門家らを招いて開催する。 ソウル市都市交通室のコ・ホンソク室長は、「上岩で開かれる世界初の『5G融合自律走行テストベッド』の造成をきっかけに、ソウルが未来交通分野の先駆けとなれるよう努力したい」とし「多くの市民とソウルの未来を担う子どもたちがフェスティバルを訪れ、未来交通を体験できる有意義な時間になれば」と話す。
SMG 581

ソウル市、COEX-蚕室つなぐ江南圏の広域複合乗換センター開発へ

ソウル市と国土部が協力、首都圏広域急行鉄道(GTX-A/C)、都市鉄道(慰禮新沙)、地下鉄(2/9号線)、バス・地下鉄の交通結節点に バス乗換停留所(52路線運営中)、地上広場、公共・商業施設も建設予定 乗換の平均移動距離・所要時間、ソウル駅に比べ4倍短縮の見込み 年内着工、2023年開通目標…世界的な公共交通ハブ、市民中心の開かれた空間を実現 ソウル市は、「COEX~蚕室運動場」一帯に造成中の国際交流複合地区の玄関口となる「(仮称)江南圏広域複合乗換センター」の指定について、6月10日、国土交通部大都市圏広域交通委員会が最終的に承認したと発表した。 江南圏広域複合乗換センターの開発事業は、永東大路(ヨンドンデロ)地下空間複合開発事業の一環として、国土部とソウル市が永東大路の三成(サムソン)駅~奉恩寺(ボンウンサ)駅630m区間に、首都圏広域急行鉄道(GTX-A/C)、都市鉄道(慰禮(ウィレ)新沙(シンサ))、地下鉄(2/9号線)、そしてバス・タクシーなどの乗換のために共同で推進中の事業。 広域複合乗換センターには、鉄道統合駅舎のほか、バス乗換停留所(52路線)や駐車場などの乗換施設と地上広場、公共・商業施設なども建設される。地上広場から地下4階までは自然光が差し込むように設計されており、歩行動線を最適化し乗換にかかる平均移動距離(107m)と平均所要時間(1分50秒)も、ソウル駅よりも3.5~4倍ほど短縮される計画。 大都市圏広域交通委員会は、ソウル市が承認を依頼した広域複合乗換センターの開発について、関係機関との協議や韓国交通研究院などの専門機関や専門家の諮問を通じて、交通改善対策の適正性を綿密に検討し課題を補完する手続きを経て、計画案を承認するに至った。 今回、広域複合乗換センターの開発計画が承認されたことによって、ソウル市は、年内に広域複合乗換センターの指定を告示し、基本設計、技術提案入札、開発実施計画承認などの手続きを進める予定。そして、今年12月に着工、2023年までの複合乗換センター開通を目標に工事を推進する。 「永東大路地下空間複合開発」事業が完了すれば、永東大路・三成駅一帯はソウル国際交流複合地区の玄関口となる。また、首都圏広域交通結節点の中心地となり、利用客が一日60万人に上る世界的な規模を誇る公共交通ハブ、そして市民中心の開かれた空間に生まれ変わる。 ソウル市と国土部は今後、「永東大路地下空間複合開発」の効率的かつ効果的な事業の推進と早期実現に向けて、相互協力を一層強化していきたいとしている。
SMG 689

ソウル市、地下鉄・バスの無料Wi-Fi設置拡大へ

市、公共Wi-Fiを現在の2倍の2万個に拡大…2020年までに市内・広域・コミュニティバスに100%設置 市内・広域バスの設置率、3.6%から100%(計7,405台)に…首都圏からソウルに通う市民も利用可 毎日118万人が利用するコミュニティバスにも計1,499台設置し100%無料Wi-Fi整備 ソウルの森など10万㎡以上の大規模公園24か所や情報弱者の利用施設にも設置拡大、情報格差解消へ ソウル市民のスマートフォン普及率が95%に及ぶ中、ソウル市が年内に公共Wi-Fi端末を現在(5月時点で11,666個)の2倍にあたる計2万個に増やすと発表した。 ソウル市は、2020年まで市内バスと広域バス、コミュニティバスに公共Wi-Fiネットワークを100%構築する。公共Wi-Fiが行き届いていなかったバスやコミュニティバスにも公共情報通信ネットワークが整備されることで、民間通信会社によるWi-Fiサービスを利用できる地下鉄のみならず、ソウル市内を走るバスでも無料でインターネットを使えるようになる。 バスについては、2020年までにソウルで運行する計7,405台に設置を拡大し、現在3.6%(270台)の公共Wi-Fiネットワーク設置率を100%に引き上げる。ソウル市内バスは今年の12月までに、広域バスは2020年までのWi-Fi整備を目指す。 一日に118万人の市民が利用するコミュニティバスにも、今年10月までに公共Wi-Fiネットワークが100%設置される。設置対象は235路線で運行中の計1,499台。コミュニティバスに無料インターネット環境が整備されれば、広域市として公共Wi-Fiを設置する初の事例となる。 市は、バス停留所への公共Wi-Fi設置にも拍車をかけ、年内に中央バス専用車線358か所、2020年までに道路沿いのバス停留所2,000か所に設置する計画。電気などのインフラが既に整っており、Wi-Fi整備が可能な全ての停留所が対象となると、ソウル市は説明している。 市民がWi-Fiを利用するのは公共交通機関利用時に集中しているが、コミュニティバスの場合、運行地域がWi-Fiサービスが利用できる地下鉄にアクセスしにくい場所にあることから、優先的に整備される予定。 これと並行してソウル市は、市民が日常生活で公共Wi-Fiを利用できるように、2020年までに市が管理する10万㎡以上の大規模公園24か所にも300個の端末を設置し、公共Wi-Fiネットワークを構築する。これまで公園におけるWi-Fi設置の大部分は、自治区が管理する小規模公園に限られていた。(現在1,766個設置) 情報格差(デジタルデバイド)を解消するために、市民がよく利用する地域の公共施設やコミュニティ空間にも公共Wi-Fiを設置する計画。現在101か所の福祉施設でWi-Fiサービスを提供しているが、年内に300か所に拡大する。 市は、民選7期の公約に掲げた公共Wi-Fi構築事業を推進するにあたり、普遍的な通信福祉の見地から公共交通機関や公園を中心に、情報弱者の利用施設においても情報格差の解消に貢献したいとしている。これに関連した追加補正予算も計上済みである。 ソウル市のキム・テギュンスマート都市政策官は、「ソウルはスマートシティを目指しているが、未だ市民の家計において通信費の負担増加は見過ごせない問題として残っている」とし、「普遍的な通信福祉の見地から、公共交通機関、公園、福祉施設を中心に、市民が無料で利用できるWi-Fiサービスを拡大することにした。これからも設置対象エリアを拡大していきたい」と話す。
SMG 605

ソウル市、世界初の「5G融合自律走行車」道路走行を6月上岩で初公開

6月22日(土)「上岩自律走行フェスティバル」にSKテレコム、KT、サムスン電子など17機関が参加 5Gで車両と周辺の全てをつなぐ国内技術100%の「5Gコネクテッドカー」技術を初公開 自律走行バス・乗用車の試乗…6月3日(月)からインターネットで先着順事前予約 行事当日と6月9日(日)、自律走行デモのためにワールドカップ北路などで一部交通規制 国内技術のみで実現した「第5世代(5G)融合自律走行車」技術が、6月、ソウル上岩(サンアム)にて世界で初めて公開される。超高速5G通信ネットワークで車両と車両の周辺の全てをつなぐ真のコネクテッドカー(V2X, Vehicle to Everything)が、技術試験場ではなくソウル都心の一般道路を走行する。 ソウル市は、世界初の「5G融合自律走行テストベッド」となる上岩にて、6月22日(土)、国土交通部と共同で「上岩自律走行フェスティバル」を開催すると明らかにした。 「上岩自律走行フェスティバル」は、ソウル市が国土部と共同で推進するC-ITS実証事業の一環で、上岩に造成中の5G自律走行テストベッドの現場を市民に公開し、ソウルの未来交通を紹介するという趣旨のもと開催される。「5Gでつながる未来交通」というテーマで、午前10時から午後5時まで、上岩ヌリクムスクエア前の歩道、ワールドカップ北路などで開かれる。プログラムは全て無料で参加できる。SKテレコム、KT、サムスン電子、Unmanned Solutionなど、自律走行関連の国内有数の企業と、延世(ヨンセ)大、国民(グンミン)大などの大学計17の機関が参加するこの行事では、5G融合自律走行をはじめとする未来交通を参加者誰もが体験できる。 <世界初、5G融合協力走行モビリティー、コネテッドカー技術を公開する予定> この日、注目されるのは、世界初一般道路で公開される5G・V2X融合自律走行技術だ。今年4月3日、世界で初めて実用化に成功した国内5G技術など未来交通と融合した様々な技術を公開する予定。 この日は、5Gで車両とありとあらゆるもの(V2X:Vehicle to Everything)がつながる真のコネクテッドカー技術の初公開という点においても注目に値する。市は、サムスン電子と共に、韓国独自の技術で実現した5GとV2Xを公開し、世界の耳目を上岩に集める計画だ。技術的な限界により、これまで車両と車両(V2V)、車両とインフラ(V2I)のコネクトにとどまっていたが、ソウル市がサムスン電子と共に国内独自の技術をもって実現した世界初公開の「5G・V2X技術」は、コネクテッドカーの実用化に欠かせない▲車両と人(V2P) ▲車両と自転車(V2B)をも5Gでつなぐ ほかにも、自律走行宅配、自律走行シャトルバスのように、そう遠くない未来に実現されるスマートモビリティサービスの体験機会も設けられる。 特に、この日は一般市民も自律走行バスと乗用車に試乗できる。合わせて7台の車両(バス4台、乗用車3台)が午前10時から午後5時までワールドカップ北路(1.1Km)を走り、事前申請を通じて無料で乗ることができる。 自律走行車の試乗の事前予約は、6月3日(月)からソウル市ホームページ(http://www.seoul.go.kr)とTOPISホームページ(http://topis.seoul.go.kr)で先着順で受け付ける。なお、一部は当日現場でも受付を行う予定。 このほかにも、未来交通に対する子どもたちの好奇心と興味を育むために、潜水艦・熱気球のVR体験、オリジナル交通カードづくりなどのプログラムも予定されている。また、国内企業によって、5G、コネクテッドカー、AIといった多様な未来交通の技術展示場も設置される。 円滑な行事進行のために、ソウル市は6月22日(土)の午前5時から午後5時まで、ワールドカップ北路デジタルメディアシティ交差点~ワールドカップパーク6団地交差点区間両方向の8車線のうち6車線で交通規制を実施する予定。これに先立ち、9日(日)は自律走行車の運行デモが行われるため、0時から11時まで同区間両方向の4車線で交通規制が実施される。9日(日)、22日(土)の両日間、上岩山路デジタルメディアシティ入口交差点→デジタルメディアシティ交差点区間の一部車線で一時交通規制を実施する予定。 <7月、上岩で自立走行テストベッド正式オープン…自律走行自動車テスト運行地区の指定へ> 一方、ソウル市は7月中に上岩自律走行テストベッドを正式にオープンし、自律走行センターを民間企業に開放するとともに、5G自律走行バスのテスト運行も開始する。未来交通にかかわるすべての関係業者を対象に、テストベッド内の装備や公共施設などを24時間無償で提供することで、国内企業の世界進出をサポートする計画だ。 テストベッドには、▲自律走行コントロールセンター ▲スマート道路インフラ ▲精密道路地図プラットフォーム ▲電気自動車充電スタンドなどの公共施設 ▲V2X、5G基地局 ▲自律走行関連交通安全施設(路面標示)などを設置し、未来交通技術とインフラを提供する予定。 2020年5月施行予定の「自律走行自動車実用化の促進及び支援に関する法律(2019年4月30日制定)」により、国土部と協議を行い、上岩を「自律走行自動車テスト運行地区」に指定し、名実ともに世界トップクラスの未来モビリティに向けた橋頭保を築くという目標を掲げている。 ソウル市都市交通室のコ・ホンソク室長は「上岩自律走行フェスティバルを機に、ソウル市は5G基盤の自律走行、実用コネクテッドカーを公開した世界初の都市として記録されるだろう」とし「ソウル市が5Gやコネクテッドカー、自律走行など、未来交通時代に世界をリードできるよう、しっかり準備していきたい」と話す。
SMG 586

ソウルタクシーアプリ「S-Taxi」6/1テスト導入…市民が空車タクシーを選んで乗車

アプリでタクシーを選んで呼び出すソウルタクシー乗車アプリ、6月1日からテスト運営スタート 走行中の空車タクシーを呼び止めて利用する基本的な方法をオンライン上のアプリに拡大 プラットフォーム会社とタクシー運転手が主導していたタクシー利用文化を市民主導に 市、テスト運営中の意見を取りまとめ、市民中心のタクシー文化定着に向け努力 情報通信技術(ICT)の発展に伴い、タクシーを利用する際、路上でタクシーを呼び止めて乗車するのではなく、スマホを使ってタクシーを呼ぶことは今や珍しくない光景となった。 様々なタクシーコールアプリが登場し、タクシーをより利用しやすくなった一方で、その裏側には客を選んで乗せるなど、短距離の利用客やタクシー過疎地の市民は依然として不便さを抱えている。 市は、「空車のタクシーを見つけて利用」するというオフラインでの基本的な使い方をオンラインに適用した「ソウルタクシー乗車アプリ、S-Taxi」を、2019年6月1日(土)からテスト運営する計画であると発表した。 ソウルタクシー乗車アプリは、技術の発展に伴い変化したタクシー利用環境を反映し、業界自らの競争力を高め、プラットフォーム会社と運輸事業従事者主導のタクシー利用文化を市民中心に変えるという趣旨のもと開発された。 ソウルタクシー乗車アプリは、市民が呼び出すというタクシーの基本機能に忠実に開発された。カカオタクシーやT mapタクシーなどのように、乗客が目的地を明らかにしてからタクシーを呼び出し、タクシー運転手が客を選んで応答する仕組みとは根本的に異なるため、競争ではなく補完材としての役割が期待される。また、市民がタクシーを呼び出す方法の選択肢を広げ、さらに利用しやすくなると見込まれる。 これに関連し、市は、業界と市民が参加する市民委員会を構成する。テスト運営期間中のモニタリング資料を市民委員会に提供し、市民がより利用しやすい方法を考案するなど市民と運輸事業従事者がWin-Winできる方策を講じる計画。 テスト運営期間中(6月1日開始)、アンドロイドOSのスマートフォン限定でアプリが提供され、Google Play Storeで「ソウルタクシー乗車アプリ」をダインストールすれば利用できる。 ソウルタクシー、公共乗車、市民乗車、Sタクシーなどのキーワードでも検索できる。 アプリのインストール画面 タクシー呼出画面 周辺の空車タクシー確認画面 タクシー運転手のスマートフォンを使って運営する民間の呼び出しアプリとは違い、ソウルタクシー乗車アプリはタクシーの決済端末を通じてサービスを提供する。タクシー運転手は別途端末を設置しなくとも、利用に同意さえすれば手軽に利用することができる。この間、スマートフォンを持っていないタクシー運転手はタクシーコールアプリを利用できなかったが、ソウルタクシー乗車アプリは全てのタクシーを対象に適用できる。 市は今後、ソウルタクシー乗車アプリに障がい者バウチャータクシー機能を搭載し、交通弱者の利用対象タクシーを、現在の一部のコールタクシー会社から全てのタクシーに拡大することで利便性を大きく高めることも計画している。 ソウル市の都市交通室のコ・ホンソク室長は、「ソウルタクシー乗車アプリは、路上での乗車から情報通信技術を活用したオンライン乗車への乗車方式の拡大を図るとともに、空車タクシーを見て乗車するというタクシーの基本機能に忠実な形で開発された」とし、「市はプラットフォーム会社と競争するつもりはなく、これを通じて市民に一つの新しい選択肢を提供したいと考えている」と話す。
SMG 573

ソウル市、電柱無くし329kmの電線埋設…地中化率67%目指す

「架空配電線路地中化事業基本計画」策定し歩行の妨げになる電柱・電線の地中化優先順位決定 2029年までに4車線以上の道路の地中化率を94.16%に、ロンドン、東京水準目指す 地域間均衡、駅勢圏、観光特区などの流動人口、市民の安全を脅かす区間など総合的観点から選定 ソウル全域の体系的な整備と一貫性確保を期待…事業費は市、区、韓国電力公社が分担 ソウル市が、329kmに渡って空中にクモの巣のように張り巡らされている電線(架空配電線路: Overhead Electric Line)区間の地中化を2029年までに進める。歩道に乱立し安全な歩行と都市美観の妨げとなっているうえ、強風などによる転倒の恐れもあり、市民の安全問題に直結する電信柱(電柱)の無電柱化を推進する計画。 無電柱化が進むと、現在59.16%(2018年12月時点)のソウル市全体の地中化率は3.16%p増加し、2029年には67.2%(再開発・再建築の地中化分4.9%を含む)に増加する見込み。  生活道路を除く4車線以上の主要道路を基準とした場合、94.16%(現在は86.1%)まで増加する。ソウル市は、ロンドン、パリ、シンガポール(100%)、東京(86%)など、世界の大都市と肩を並べる水準まで地中化率を引き上げ、歩行者中心の都市空間づくりを目指す。 ※最近5年間のソウル市の投入予算と地中化率 2018年12月基準   2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 投入予算(百万ウォン) 3,240 4,040 9,720 10,380 9,820 地中化率(%) 56.91 57.59 58.18 58.47 59.16 ソウル市は、ソウル全域の架空配電線路を対象に、地中化事業の優先推進対象地と中長期推進計画を盛り込んだ「ソウル市架空配電線路地中化事業基本計画」を発表した。電柱と電線類を埋設する地中化事業に関する、ソウル市としては初の総合計画となる。 現在、地中化については、自治区が要請すれば韓国電力公社(電気事業法及び架空配電線路の地中移設事業運営基準に基づく電気事業者)が評価・承認し、ソウル市が地中化にかかる費用の25%(市:区:韓電が25:25:50の割合で分担)を自治区に補助する方式で進められている。特に、地中化事業の大部分が新規開発地に集中しているため、相対的に開発が進んでいない江北地域の地中化率が低く、地域間における差も大きくなっている。25の自治区のうち、地中化率が最も高い中区(87.37%)と最も低い江北区(31.37%)とでは、56%pの差が生じている。 基本計画はソウル全域の4車線以上の主要道路(1,049か所/945km)を候補群とし、地域間均衡、歩行環境の改善、都市景観、地域経済活性化などを踏まえ、幹線道路別地中化事業の優先順位を定めた。2024年までの短期目標として約164.7kmを、2025年から2029年までの中期目標としてさらに約164.3kmの地中化を進め、計329kmを体系的に地中化する。 ※ソウル市 架空配電線路地中化事業 基本計画目標 (単位:億ウォン)   計画年度 地中化延長 総事業費 ソウル市予算 地中化率(%)増加 短期 2020年~2024年 164,732 6,012 1,503 1.58 中期 2025年~2029年 164,275 5,996 1,499 1.58...   Read more
SMG 1,592

ソウル市、SKTと5G・AI活用した自律走行必須インフラ「リアルタイム超高精度道路地図」共同開発へ

上岩・汝矣島・江南大路など12の道路121.4㌖を対象に来年までに地図制作完了 センサー装着バス、タクシー1,700台が映像収集後5Gでサーバーへ伝送、AIが変化を判断し自動制作 実証結果から市全域を対象に地図制作拡大を検討、自律走行など未来交通システムの産業化を支援 23日「未来交通時代に備えたリアルタイム高精度道路地図技術開発及び実証」業務協約へ ソウル市とSKテレコムが、自律走行の必須インフラである「リアルタイム超高精度道路地図」を来年までに共同で開発する。超高精度地図は、5Gや人工知能(AI)などの先端技術を活用し、従来の高精度3次元地図(HDマップ)よりも、道路状況把握の正確性とスピードをもう一段階進化させた地図のことである。 手作業で道路状況をアップデートする従来の高精度3次元地図に対し、今回制作される超高精度地図は、道路情報のみならず、道路陥没や工事情報など都度変化する状況をリアルタイムで反映する。また、車両が収集した映像データを、5G通信網を通じて中央サーバーへ伝送すると、人工知能(AI)が各種変化を自ら判断し、自動で地図を制作する。 「高精度地図」は、自律走行車が自力で目的にたどり着けるよう、信号、橋梁、道路の停止線といった情報を3次元で制作した地図。従来は、各種装備が装着された車両が道路を走行しながら収集した映像データ(MMS測量方式)を分析し、手作業で制作していたため、各種車線、道路施設、表示施設の変更や工事、道路陥没の発生など、刻一刻と変化する道路状況を都度反映するには限界があった。 高精度道路地図には、▲道路の車線(規制線、道路境界線、停止線)▲道路施設(中央分離帯、トンネル、橋梁、地下車道)▲表示施設(交通安全表示、路面表示、信号など)などの情報が含まれる。 特に、市は、計1,700台の車両(ソウルバス1,600台、タクシー100台)に前方追突、車線離脱などを感知する先進運転支援システム(ADAS)ビジョンセンサーを装着し、実験用車両(Probe vehicle)として活用する。 先進運転支援システム(ADAS, Advanced Driver Assistance System)は、センサーから収集する映像分析を通じて、前方追突、車線離脱、歩行者を検知し運転者に知らせるシステム。 超高精度地図は、市と国土交通部が推進するC-ITS(次世代知能型交通システム)の計画区間を対象に制作される。上岩(サンアム)DMC、汝矣島(ヨイド)、江南(カンナム)大路、道峰(トボン)・弥阿(ミア)路、水色(スセク)・城山(ソンサン)路など12の道路全121.4㌖m。市は、今年中に上岩DMC区間の地図制作を終え、来年には残りの地域の地図制作を全て完了する計画。 市とSKテレコムは、まずは121.4㌖に対するリアルタイムの超高精度地図制作を実証した後、その結果に基づいて市全域を対象に地図制作を拡大するとしている。 なお、十分な検証過程を経て正確性が立証されれば、国土部と協議し、自律走行関連の新生企業、学界、ナビゲーション・IT企業などに提供し、多様な分野で活用できるようにし、関連産業育成に向けた支援を行う。また、先月発足した「高精度地図共同構築体系設立委員会」とも積極的に協力し、民間企業の自律走行技術開発支援も行う予定。 これに関連し、ソウル市は、SKテレコムと共に23日(木)午後3時から、SKテレコム本社にて「未来交通時代に備えたリアルタイム高精度道路地図技術開発及び実証業務協約」を締結する。 市は、リアルタイムの超高精度道路地図が制作されれば、自律走行時代早期実現のきっかけとなるだけでなく、超高精度の道案内、道路交通施設物管理自動化システム分野、C-ITS、交通ビッグデータ分析分野に至るまで活用の幅が広がり、未来のモビリティ進化を促すだろうと説明する。 また、リアルタイムの超高精度道路地図制作に活用される先進運転支援システム(ADAS)を通じて、前方追突注意、歩行者回避、車線離脱警報、道路陥没など道路上の危険を検知し、前方の工事状況を知らせるなど、交通安全にも大きく貢献するものと期待されている。 ソウル市都市交通室のコ・ホンソク室長は、「今回、企業の技術力とソウル市の交通インフラを結合し、自律走行車の必須インフラの構築に乗り出す。これまで経験したことのない超高精度の道案内、コネクテッドモビリティなど、新産業育成の礎になるだろう」とし「ひいては、民間企業と5G、コネクテッドカー、自律走行分野の協力を強化し、ソウルが未来交通時代においても世界都市をリードできるよう備えていきたい」と話す。
SMG 487

ソウル市、夏休み期間中「外国人留学生インターン」募集

「第24期ソウル市グローバルインターンシップ」に参加する外国人留学生を6月3日(月)まで募集 2019年から法務部の協力のもと、社会統合プログラム成績優秀履修者から特別選考 7月1日~8月16日の7週間、週5日・1日6時間、市庁、事業所、出捐機関などに配置され、通訳・翻訳、海外政策事例の調査・分析業務を担当 ソウル市は6月3日まで「第24期ソウル市グローバルインターンシップ」プログラムに参加する外国人留学生のインターン31名を募集すると発表した。市は、国内政府関連機関としては初めて、2008年から毎年夏休みと冬休みの期間中、外国人留学生を対象にソウル市政に参加できる機会を提供するグローバルインターンシップを運営しており、これまで計84か国671名の留学生が参加した。 第24期インターンシップの運営期間は2019年7月1日(月)から8月16日(金)までの7週間。ソウル所在の大学・大学院に在学中で韓国内の滞在期間が2019年8月17まで有効な外国人留学生なら誰でも応募できる。 ソウル市のグローバルインターンに選抜されると、本庁、事業所、出捐機関などに配置され、夏休み期間中週5日、1日6時間勤務することになる。各部署への配属後は、主に海外政策資料の収集・分析、国際行事の開催、海外マーケティング、通訳・翻訳支援など様々な業務に携わる予定。特に、今回選抜される第24期生からは、ソウル市・法務部協力事業の一環としてインターンシップ最終選抜人員の10%(3名)を、法務部社会統合プログラムの成績優秀履修者から選抜する計画だ。 最終合格者は1次書類審査と2次面接審査を経て、6月21日(木)に発表される。募集の詳細に関する問い合わせは、ソウル市外国人多文化担当官(☎02-2133-5077)で受け付けている。 ほかにも、ソウル市は市政や韓国文化に対する理解を深められる文化体験や先輩留学生との交流など、留学生に役立つ様々な活動を企画している。また、福祉施設を訪問し障がい者を手伝うなど、分かち合いの精神を実践する有意義なボランティア活動も実施する予定だ。 グローバルインターンシップに関する詳細や申請方法などはソウル市(http://www.seoul.go.kr)とソウルグローバルセンター(http://global.seoul.go.kr)で確認できる。 ソウル市女性家族政策室のムン・ミラン室長は「外国人留学生にとって、今回のグローバルインターンがソウル市政や組織文化を経験し就職競争力を高めることはもちろん、韓国社会に対する理解を深められる機会になれば」とし、「今後彼らが祖国と韓国間の交流や友好関係の増進において、重要な役割を果たすことを期待したい」と述べた。
SMG 574

ソウル市、事業化控えた「AI技術開発企業」に最大3億ウォン支援

産学研連携のAI技術開発に総額28.8億ウォン、年間最大3億ウォン支援 AI技術の事業化を目前に控えた企業(ソウル所在)、大学、研究機関がコンソーシアム構成 市、人材養成および共同研究開発の支援拡大などを並行し企業の力量強化へ ソウル市とソウル産業振興院(以下、「SBA」)は、第4次産業革命の中核技術とされる「人工知能(AI)」に携わる産学研連携の技術開発に向け、コンソーシアム別に最大3億ウォン、計28億8千万ウォンの技術開発費用を支援すると発表した。 今回の支援事業は、試作品製作段階である技術成熟度6~7段階目の事業化直前の段階を対象としている。事業化を控えた企業が主管企業となり、企業の改善支援のために大学や研究機関が協力するコンソーシアムを構成し支援を申請する。コンソーシアム1つ当たり最大3億ウォンの支援が受けられ、早期事業化のために支援期間は1年間に設定されている。 支援対象の選出課題は、融合・複合時代に自律的な製品やサービス技術開発を促すという趣旨のもと、「人工知能関連技術分野」と「人工知能の適用可能な産業分野全体」をテーマに自由に提出する。なお、主管機関の所在地は必ずソウルであることが条件で、協力機関の所在地は問わない。 6月28日(金)までSBA R&D支援センターのホームページで受け付けを行い、良才(ヤンジェ)R&D革新ハブに入居中または入居予定の企業は選定時に優先される。 詳しい条件や申請資格は、SBA R&D支援センターのホームページ(http://seoul.rnbd.kr)で確認できる。申請後は、7月中の選定評価を経て、8月以後に審議と協約締結が行われる。 本支援事業に関する問い合わせは、SBA R&D事業チーム(☎02-2222-3834、✉rnd@rba.kr)で受け付けいる。 ソウル市拠点成長推進団のイ・フェスン団長は、「今年から良才人工知能、Gバレー情報通信、東大門ファッション、洪陵バイオなど、拠点別ソウル型R&D支援に集中する計画」とし「人材育成、共同研究開発など支援プログラムを拡大し、人工知能技術を活用した中小企業の力量強化のために引き続き努力していきたい」と話す。 ※添付 □ 技術成熟度(技術準備水準) TRL:Technology Readiness Level 特定技術の成熟度を評価したり、異なるタイプの技術水準を比較する際の目安となる体系的な測定手段 1989年NASAが開発し、客観性と一貫性のある指標として活用されている 技術成熟度9段階 技術成熟度9段階 基礎研究段階 1段階 基礎理論/実験 2段階 実用目的のアイディアや特許などの概念定立 実験段階 3段階 実験室規模で基本性能を検証 4段階 実験室規模で素材/部品/システムの中核性能を評価 試作品段階 5段階 確定された素材/部品/システム試作品を製作、性能評価 6段階 パイロット規模で試作品を製作、性能を評価 実用化段階 7段階 信頼性や需要企業を評価 8段階 試作品の認証および標準化 事業化 9段階 事業化
SMG 496

ソウル市、22日から空港リムジン23路線の交通カード料金1,000ウォン値下げ

5月22日(水)からソウル市空港リムジン23路線の交通カード料金を1,000ウォン値下げ 値下げに伴うサービス低下を防ぐべく運輸会社と協力体制を強化 2019年5月22日(水)より、ソウル市の空港リムジン路線のうち、高級タイプに分類される23路線の交通カードの料金が1,000ウォン値下げされる。 空港リムジンの料金値下げについては以前から市と運輸会社間で協議が進められてきたが、今年4月、空港リムジン会社4社のうち3社(空港リムジン、ソウル空港リムジン、韓国都心空港)の料金変更申告書を受理し、5月22日(水)の始発バスから値下げが適用される。 慢性的な赤字を抱えるKALリムジンについては、料金を凍結する代わりに、運送原価の安定化に向けた自助対策を求める計画。 空港リムジンの料金値下げについては、昨年9月から継続的に協議が行なわれてきた。値下げ料率は、会計分析サービス、2018年〜2019年初旬の運行・経営実績、市民の満足度調査の結果などを総合的に判断のうえ決定した。市は、2018年9月から空港リムジンの料金値下げに関する交渉を進めてきた。第三者(新韓会計法人)に依頼し、空港バス運送原価サービス(2018.12)の施行、財務諸表の検討、乗客需要推移などの分析を経て今回の値下げを決定した。また、仁川国際空港第2旅客ターミナル開港(2018.2)に伴う運送原価の上昇、新交通体系の競争激化、交通手段分担率の鈍化、赤字転落によるサービスの低下などを踏まえ、適正水準の方策を検討した。 市民は、交通カードを空港リムジン内の端末にかざして乗車した場合や、仁川国際空港内のRF端末で発券する場合、料金の割引を受けられる。 市は、割引を受けるために、市民に対し空港リムジン利用時、交通カードを利用した乗車方法(乗車時に端末にタッチ、仁川国際空港の券売所内のRF端末での発券など)を勧めている。なお、現金を支払ってバスに乗車または乗車券を発券する場合は、従来と同じ料金が適用される。 市と空港リムジン会社は、料金の値下げを通じて市民がより空港リムジンを利用しやすくなるように今回の値下げを決定した。また、今回の値下げによってサービスが低下しないように努めると同時に、引き続き、交通機関の利便性向上に向け取り組む予定。 市は今後も、料金の値下げや52時間勤務制度の導入を通じてサービスの質の低下を防ぐべく、運輸会社と協議を続けるとしている。 【空港バス料金調整比較表(2019年5月22日施行)】 【空港バス料金調整比較表(2019年5月22日施行)】 運輸業者 タイプ バス番号 出発・終着 支払い 料金調整 変更前 変更後 空港リムジン(8路線) 高級 タイプ 6001 仁川空港・東大門 交通カード(現金) 14,000 (15,000) 13,000 (15,000) 6005 仁川空港・仁寺洞 6010 仁川空港・往十里 6015 仁川空港・明洞駅 6017 仁川空港・ソウル湖岩教授開館 6018 仁川空港・新道林D-Cubeシティ 6019 仁川空港・内方駅 6030 仁川空港・キャピタルホテル ソウル空港 リムジン (11路線) 6006 夢村土城駅・仁川空港 6009 逸院洞・仁川空港 6020 駅三駅・仁川空港 6200 黃山・仁川空港...   Read more
SMG 618

ソウル市、蚕室総合運動場にBTSなど有名スターの手形レリーフ設置

国内外の有名ミュージシャンによる蚕室総合運動場での公演を記念し、オリンピック競技場周辺に手形レリーフを展示した「ミュージックスターゾーン」設置 ホドリ広場、オリンピックスターロードなどを背景に「フォトゾーン」も設置 ソウル市体育施設管理事業所(所長:パク・ヨンジュン)が、蚕室(チャムシル)総合運動場で公演を行ったBTS(防弾少年団)をはじめ、国内の有名ミュージシャンの手形を象った「ミュージックスターゾーン」を設けると発表した。「ビルボード200」チャートで3度目の1位を獲得したBTSをはじめ、HOT、TWICE、ソテージ、チョ・ヨンピルなど、合わせて12チーム35人の有名ミュージシャンの実物大の手形と主な経歴を銅板で制作し設置した。特に、今回設けられた「ミュージックスターゾーン」に手形レリーフが並ぶ国内ミュージシャンは、国内だけでなく海外でも多数のファンを有する韓流スターであるという点から、蚕室総合運動場を訪れる海外観光客の新しい観光名所になることが予想される。 また、ソウル市体育施設管理事業所は、蚕室総合運動場を訪れる国内外の訪問者がソウルオリンピックの歴史を象徴するモニュメントと緑地を背景に写真撮影ができる「フォトゾーン」も設置した。オリンピックメインスタジアム、オリンピックスターロード、ホドリ像、孫基禎(ソン・ギジョン)の銅像、雄飛(ウンビ)像、ミュージックスターゾーンなど、ソウルオリンピックの生き生きとした感動と有名アーティストの公演の思い出となるモニュメントを背景に写真が撮れるフォトゾーンは、蚕室総合運動場内に8か所設置された。BTSなど韓流トップスターの手形レリーフを背景に写真撮影ができるため、訪問客はより一層特別な思い出を作ることができる。 ソウル市体育施設管理事業所のパク・ヨンジュン所長は「蚕室総合運動場で公演を行った有名アーティストのミュージックスターゾーンとフォトゾーンを設置することで、国内外の訪問客にとって特別な思い出となる新しい観光名所が誕生したことを嬉しく思う」と話す。 【添付1】ミュージックスターゾーン ミュージックスターゾーン ミュージックスターゾーン1 ミュージックスターゾーン2 ミュージックスターゾーン3 ミュージックスターゾーン4 ミュージックスターゾーン5 【添付2】フォトゾーン フォトゾーン   フォトゾーンモニュメント 制作年度 作品構成 1 雄飛(ウンビ)像 1986年 作家:オム・テジョン(ソウル大美術学科名誉教授) 1986年アジア競技大会記念モニュメント 気をテーマに制作した作品 朝鮮白磁を象り飛翔する翼のイメージを表現 2 孫基禎(ソン・ギジョン)銅像 2006年 作家:西洋画家カン・ヒョング、彫刻家パク・チョルチャン 1936年ベルリン五輪マラソン優勝記念 1936年ベルリン五輪マラソンで優勝のゴールテープを切る様子を再現 3 オリンピックメインスタジアム 1984年 1986年ソウルアジア競技大会、1988年ソウル五輪の開会・閉会式開催場所 朝鮮白磁を象って建立 4 ホドリ像 1988年 1988年ソウル五輪記念モニュメント 1988年ソウル五輪マスコットの「ホドリ」を大型モニュメントで制作 幅7.3m、高さ8.2m 2か所に設置(東門、西門) 5 オリンピックスターロード 2007年 五輪メダリストの活躍を表現 ステンレスと特殊ガラスでメダリストの競技場面を再現 1936年ベルリン五輪から2012アテネ五輪まで計245人のメダリストを象ったもの 6 ミュージックスターゾーン 2019年 蚕室総合運動場でのアーティスト公演記念 国内有名アーティスト12チーム35人の手形レリーフゾーン設置(BTSほか11チーム) 国内外の有名アーティスト10人の標石(マイケルジャクソン、チョ・ヨンピルなど)...   Read more
SMG 7,234