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ソウル市、コロナ19で委縮した外国人投資企業に最大2億ウォンの「雇用維持支援金」

ㅜㅁ ソウル市中区世宗路110 http://www.seoul.go.kr Front Page2021 ソウル市日本マスコミ担当 キム・ジヒョン T: 02-2133-6247 M: 010-2461-0405 E: jihyun.kim@seoul.go.kr / lucidapril5@gmail.com ソウル市、コロナ19で委縮した外国人投資企業に最大2億ウォンの「雇用維持支援金」 – 昨年IT・バイオなど新産業分野の新規採用人数が10人を超える外国人投資企業に雇用維持支援金を支給 – 5/20まで受付、企業別に10人を超える雇用人員一人につき最大6百万ウォン支援…3年間の雇用維持が条件 – ソウル市、コロナ19の長期化により委縮した外国人投資業界を積極的に支援…雇用と投資誘致を継続 「雇用と民生経済の保護」をコロナ19対応の最優先課題に掲げているソウル市が、外国人投資業界の雇用危機を克服すべく支援に乗り出す。 ソウル市は、昨年IT・バイオなどの新産業分野で、10人を超える人員を新規採用し、今後も雇用を維持しようとする外国人投資企業に対し、雇用および教育訓練補助金として、一社あたり最大2億ウォンずつ支援すると明らかにした。 ソウル市は、外国人投資企業の雇用支援などを通じて外国人投資を創出してきた結果、昨年は101億ドルにおよぶ外国人投資の誘致に成功した。 補助金の申請期間は、4月22日(水)から5月20日(水)までの一か月間。ソウル市が指定する8大新成長エンジン産業(▲IT融合▲デジタルコンテンツ産業▲グリーン産業▲ビジネスサービス業▲ファッション・デザイン▲金融業▲観光コンベンション▲バイオメディカル)に投資した外国人投資企業またはソウル市と投資に関する覚書(MOU)を締結し、ソウルに進出した外国人投資企業は補助金を申請できる。 そのほか、ソウル市の外国人投資誘致支援審議会での審議を経て、雇用創出効果と技術波及効果が大きいと認められた、ソウル所在の外国人投資企業も申請できる。 ただし、申請企業の外国人投資比率が30%以上であることが条件で、さらに、最初の投資または増額投資があった日から5年以内に、外国人投資に伴う新規雇用または教育訓練が行われた企業でなければならない。 補助金は、新規の常時雇用者のうち10人を超える人員につき、一人当たり最大100万ウォンずつ、最大6か月間支給される。これによって企業は一人当たり最大6百万ウォンの補助金を受けられる。 さらに、今回補助金による支援を受ける外国人投資企業は、補助金申請時点を基準に、▲常時雇用人員(2019年度の常時雇用人員)と▲外国人投資比率30%以上を、2022年12月まで3年間維持しなければならない。 補助金申請を希望する外国人投資企業は、5月20日(水)までにソウル特別市投資創業課を訪問し申請するか、郵送または担当者のE-mail(yicho3@seoul.go.kr)を通じて申し込める。留意事項やその他の詳しい内容は、ソウル市ホームページおよび「ソウル特別市外国人投資支援条例」で確認できる。必要な書式は、ソウル市ホームページ(www.seoul.go.kr)の【ソウルニュース>公告>告示公告】からダウンロードできる。 ソウル市のシン・ジョンウ経済雇用企画官は、「コロナ19の長期化によって、外国人投資業界における雇用と投資の危機が浮き彫りになっている中、外国人投資企業への雇用維持のための支援がいつになく求められる」とし「外国人投資企業がコロナ19の危機を乗り越えられるよう、ソウル市も尽力したい」と話す。
SMG 562

ソウル市、スマートフォンによる無人ロッカーの予約・決済サービス開始

ソウル交通公社がロッカーの照会・予約・決済アプリ「T-Lockerトッタロッカー」開発、20日リリース ソウルメトロ1~9号線、279駅の無人ロッカー計346か所(5,557箱)で利用できるサービス 今年下半期に宅配受付・返品機能を追加、非対面生活物流サービスプラットフォームを構築 20日(月)から、「T-Lockerトッタロッカー」アプリをダウンロードすれば、ソウルメトロ1~9号線内の279駅にある約5,500箱の無人ロッカー(トッタロッカー)の事前予約と決済を、スマートフォンで手軽に済ませられる。 現在地から最寄りのロッカーを検索し空き状況の照会もできるため、ロッカーを探して歩き回ったり、無駄足を運ぶこともなくなる。 「トッタロッカー」は、モノのインターネット技術を基盤とした無人ロッカー。ソウル交通公社は、2018年下半期から、公社が運営する地下鉄駅舎内でトッタロッカーの導入を開始した。昨年の時点で、利用件数はおよそ計117万件(月平均約9.7万件)と、ソウル市民と外国人観光客が手軽に利用できる保管サービスを提供している。 昨年11月からはさらなる便宜を図るために、遺失物センターの営業終了後も無人ロッカーで落とし物の受け取りができるサービスを開始した。 ソウル交通公社(社長:キム・サンボム)が20日(月)リリースしたソウルメトロの無人ロッカー利用アプリ「T-Lockerトッタロッカー」は、アンドロイドのPlayストア、iOSのアプリストアでダウンロードできる。 コロナ19を機に、無人サービスや非対面・非接触形式を好む人が増えているなか、不要な訪問を極力減らすことで非対面効果を最大限に引き上げることが目的。また、市民からのニーズがもっとも高かったモバイル連動サービスを導入し、利用者の便宜を大きく向上させる狙いがある。 昨年3月、公社がロッカー利用客を対象に行ったアンケートでは、改善すべき点として「スマートフォンで事前照会/予約が可能なサービス」を求める声がもっとも多かった。 このアプリで、ソウル交通公社が運営するソウルメトロ1~9号線の279駅にある、全ての無人ロッカー(計346か所、5,557箱)を利用できる。 アプリの主な機能には、▲(GPS)位置基盤データによるロッカー検索、▲予約および決済、▲利用情報案内、▲意見窓口などがある。さらに、相談センターに電話しなくても、アプリ内の遠隔チャット機能を使って問い合わせや利用相談ができ、リアルタイムで対応が可能。 ▲「トッタロッカー」利用画面(例示)。地図上で現在地から最寄りのロッカーを選択すると使用状況が表示される。空きロッカーを予約し決済すると利用できる。 ▼「トッタロッカー」利用画面(例示)。地図上で現在地から最寄りのロッカーを選択すると使用状況が表示される。空きロッカーを予約し決済すると利用できる。 公社は、早ければ今年下半期には、宅配の返品・受付機能を追加し、「T-Lockerトッタロッカー」を非対面による生活物流サービスプラットフォームとして活用していく考え。 ソウル交通公社のキム・サンボム社長は、「公社が開発した『T-Lockerトッタロッカー』アプリを通じて、地下鉄のロッカーをより手軽に利用してもらいたい」とし「地下鉄のロッカーを単なる物の保管用途だけではなく、生活に密着した物流プラットフォームとして活用できるよう、今後多様な物流サービスを段階的に導入し、市民に役立つサービスを取り入れていきたい」と話す。 【添付1】「トッタロッカー」アプリ使用イメージ 【添付1】「トッタロッカー」アプリ使用イメージ <報道資料用写真> <アプリダウンロード用QRコード>
SMG 1,161

ソウル市長、グローバルリーダーと「コロナ19」ビデオセミナー開催 ソウルの経験を紹介

パク市長が海外都市の市長とグローバル企業の関係者にコロナ19の防疫経験とノウハウ、戦略を共有 世界から注目されるドライブスルー、迅速な検診システム、スマートシティ技術などを紹介 ソウル市の迅速性‐民間の革新性‐高い市民意識などの美しい連帯が防疫の原動力 パク市長、危機をチャンスに変えバイオメディカル・AIなどの新産業に集中投資→先導モデルを構築 パク・ウォンスン市長は、グローバルスタートアップのアクセラレーター「プラグアンドプレイテックセンター」(Plug and Play Tech Center、 以下「プラグアンドプレイ」)と「コロナ19対応ビデオセミナー」を開き、コロナ19に積極的に対応したソウル市の防疫経験とノウハウを紹介した。 17日(金)午前8時30分、ソウル市庁執務室で行われたビデオセミナーには、LA、サンフランシスコ、シドニーなどの都市政府と、ダイムラー、J&J、ポルシェ、ボッシュ、デロイトなどのグローバル企業の関係者ら約500人が参加した。 「プラグアンドプレイ」の創立者であり現CEOのサイード・アミディ(Saeed Amidi)氏は、多様なグローバルリーダーが参加するコロナ19関連の対談シリーズを企画、進行しており、今回パク市長にビデオセミナー開催の提案を持ちかけ、パク市長がこれに応える形で実現した。 米シリコンバレーに拠点を置くプラグアンドプレイは、ペイパル、ドロップボックスなどのグローバル企業を輩出した投資会社。35の支店とグローバル大企業、大学など、広範囲なグローバルネットワークを有する。 今年1月、パク市長が米国を訪問した際、ソウル市はプラグアンドプレイと、ソウルの有望スタートアップ発掘、グローバル進出などに向けたMOUを締結した。 60分間行われた今回のセミナーは、前半の40分はパク市長とサイード・アミディ代表による1対1の対談、後半の20分は海外都市政府および企業関係者とのQ&A形式で行われ、ソウルの感染病への対応状況と、先制的な対応政策についての質疑が続いた。 ビデオセミナーの参加者は、ソウル市のバイオスタートアップの育成政策、防疫を目的とした公共政策としての情報提供とプライバシー保護とのバランス、多様なグローバル都市との協業などについて質疑を行い、パク市長はこれまでの経験に基づいて答えた。 パク市長は、迅速な検診のために導入したドライブスルー、ウォーキングスルーといった選別診療所などの革新的な事例を共有し、スマート技術を活用して確定診断者の移動経路を透明に公開するなど、市民の移動を統制することなく都市機能を維持している「ソウルの現況」を紹介した。 何よりも、このような体系的かつ能動的な検診システムを実現できたのは、▲ソウル市の迅速性と透明性、▲民間の革新性、▲高い市民意識があいまっての結果であると説明した。 なかでも、コロナ19の長期化によって社会全体がドミノ式に打撃を受けているにもかかわらず、ソウル市は都市機能を全面的に麻痺させるロックダウンを行わず、社会と経済が最大限機能を維持できるように努力した点を強調した。 今回のビデオセミナーに先立ち、パク市長は、ソウルのコロナ19対応に関するノウハウを共有してほしいとの姉妹友好都市からの要望を受け、3月31日にはコスタス・バコヤンニ(Kostas Bakoyannis)アテネ市長と、4月14日にはエクレム・イマモール(Ekrem İmamoğlu)イスタンブール市長およびピロウズ・ハナチ(Pirouz Hanachi)テヘラン市長と、それぞれテレビ電話で対談した。 アテネ市長は、ソウルの選別診療所などの優れた診断システムに驚きを示し、パク市長とコロナへの対応に関する防疫、経済支援策などについて意見を交わした。イスタンブール市長は、都市封鎖に踏み切ることなく、コロナ19の感染を抑制できているソウルの現状に注目し、IT技術を駆使した対応措置など、ソウルのノウハウと情報を継続的に共有してほしいとの要望を伝えた。テヘラン市長は、現在のテヘランにおけるコロナへの取り組みと課題を共有しながら、ソーシャルディスタンスの効果について共感を示すなど、コロナに対する各都市間の連携の重要性を強調した。 パク市長は、「強い感染力と突然変異のリスクを有するコロナ19への迅速な対応と併せて、コロナ19終息後に訪れる新たな局面にも備えなけばならない」とし「ウイルスとの共存を余儀なくされる危機をチャンスに変え、非対面サービス、バイオメディカル、防疫、ドローン、AIといった新産業に感染病よりも速いスピードで投資を行い、ソウル市が世界的な先導モデルとなれるよう取り組んでいきたい」と話す。   【添付】「コロナ19対応」ビデオセミナーの様子
SMG 493

ソウル市東北エリア4区「K-POP+ファッション」連携マーケティング… ファッション・アパレル産業活性化へ

ソウル東北エリア4区の優秀なファッション製品発掘、K-POP文化コンテンツと連携した新しいマーケティングモデルの構築目指す 優秀企業が製作した衣装をK-POP公演で披露するショーケース→カンファレンス開催で産業活性化図る 「K-POP連携東北4区ファッションアパレル産業活性化カンファレンス代行業者」4/22~24募集 ソウル市が、東北エリア4区でK-POPとファッションを結び付けた新たなマーケティングを通じてファッション・アパレル産業の活性化に乗り出す。 東北エリア4区は、「倉(チャン)洞(ドン)・上渓(サンゲ)新経済中心地造成事業」などによって、K-POPを基盤とする文化中心の未来の経済拠点へと生まれ変わりつつある。ソウル地域のファッション・アパレル企業の20%近くがこの一帯に密集しているが、最近の商圏の低迷、売上減少などによって苦戦を強いられているのが現状だ。 ソウル市は、東北エリア4区の地域特性を生かした新しいマーケティングモデルを通じて、落ち込んだファッション・アパレル産業に新たな活力を吹き込み、優れた企業と製品の競争力を高める考え。 まず、東北エリア4区の優秀なファッション・アパレル企業を発掘し、2回にわたって「ショーケース」を開催し、地域で作られた衣装をK-POPアーティストが着てコンサートを行うなどの方法を検討中。ショーケースの映像と写真はオンライン広告やルックブック(Look Book)などにも活用される。このような多様なマーケティング結果を基に、専門家やファッション・アパレル企業の実務担当者が参加する「カンファレンス」を実施し、東北エリア4区におけるファッション・アパレル産業の活性化を模索する計画。 ソウル市は、ショーケースやカンファレンスなどの全ての過程を主導、推進する「K-POP連携東北4区ファッション・アパレル産業活性化カンファレンス代行業者」の入札公告を行うと明らかにした。この事業には2億5千万ウォンの予算が投じられる予定。 入札参加希望の企業は、4月22日(水)~24日(金)に、ソウル市東北圏事業課に提案書などの書類を提出して申し込む。その後、当該分野の専門家からなる評価委員会の審議を通じて選定される。 提出書式などの詳細は、ソウル市ホームページ(http://www/seoul.go.kr/市政ニュース/入札公告)、ナラチャント(http://www.g2b.go.kr)で確認またはソウル市庁東北圏事業課(☎02-2133-829)まで。  ソウル市のキム・ソンスン地域発展本部長は、「東北エリア4区の地域資産のひとつともいえるファッション・アパレル事業とマーケティングパワーを有するK-POPのファッション文化コンテンツを活用したPR・セールスを通じて、ファッション・アパレル産業の活性化を模索したい」とし「事業参加者と専門家の協力のもと、差別化された東北4区のファッションカンファレンスを通じてテコ入れを図り、ファッション・アパレル産業の新しいマーケティングモデルを構築したい」と話す。
SMG 450

ソウル市、新型コロナにも安心… 公共自転車のタルンイの利用率が前年比約67%増

新型コロナの拡散以降、タルンイの利用率が急増。前年同期比、退勤時間の利用率が93%増、累計利用件数が4千万を超えられると期待 開放感のある屋外で個人単位の使用…閉鎖された環境を好まない市民の需要に合致 安心して利用できるように、ハンドル・スタンドなどの接触面を毎日消毒する防疫システムを稼働 ウイルス感染の心配や接触なしに利用できる「QR型ニュータルンイ」も人気…今年まで1万5千台導入予定 今年の2~3月は、ソウル市の公共自転車レンタルサービスの「タルンイ」の利用率が前年同期に比べて66.8%増加した。また、通勤時間帯のバスや地下鉄の利用率は20%以上減ったものの、「タルンイ」の場合、前年同期に比べて出勤時間帯の利用率が20.46%、退勤時間帯の利用率は93.33%とそれぞれ増加したことが分かった。 タルンイの総利用回数:2019年2~3月の総利用回数は1,376,330件だったが、2020年2~3月には2,295,809件となり、919,479件(66.8%)が増加した。 タルンイの1日平均利用回数:2019年2~3月の1日平均利用回数は23,014件だったが、2020年2~3月には37,877件となり、14,863件(64.6%)増加した。 新型コロナウイルスに対する警戒レベルを「深刻」に引き上げてからリモートワークやフレックスタイム制などが施行され、普段と比べて他の公共交通機関(地下鉄・バス)の通勤時間帯の利用率が減少した。出勤時間帯の利用率が-23.02%、退勤時間帯の利用率は-26.42%となり、それぞれ減少に転じた。 累計の利用件数も2018年度は約1600万件だったものが、2019年度には約3500万件となり、約2倍急増した。2020年3月末時点の累計レンタル件数が約4000万件に達するなど、毎年持続的に成長傾向を見せている。 ソウル市は、新型コロナウイルスが拡散している状況でも安心して利用できる代表的な交通手段として定着したタルンイを、依然として多くの市民が利用していると分析した。 特に、タルンイは開放感のある屋外で社会的距離を保ちながら個人単位で使用できるため、新型コロナウイルスの拡散により閉鎖された環境を好まない市民の需要に合致したと分析している。 <2019年と2020年の2~3月の利用回数(累計)> ※タルンイの利用率(2~3月):算出式=(2020年の利用件数-2019年の利用件数)/2019年の利用件数×100 タルンイの利用率(2~3月):66.8%=(2,295,809-1,376,330)/1,376,330×100 <2019年と2020年の2~3月の一日平均利用回数> ソウル市は、市民が安心して利用できるように、毎日市内全域にある2万5千台のタルンイと1,540か所余りのレンタル所を消毒する防疫システムを徹底的かつ繊細に稼働させている。 配送や整備の前後に毎日随時にタルンイの防疫・消毒を行っており、特に、市民が最も不安に感じる自転車スタンドやハンドルなどを集中的に消毒する。全てのレンタル所には、手指消毒液が置かれている。 また、ソウル市は、今年3月1日から自転車に直接触れなくてもQRコードをスキャンするだけで簡単にレンタルや返却ができる「QR型ニュータルンイ」を新たに披露した。ウイルスの感染による心配が減り、接触せずに利用できるということが長所だと評価され、多くの市民から大きな反響を得ている。 ソウル市は、新型コロナウイルスの拡散による不安と安全な公共交通機関を求める市民の需要に合わせて、今後、「QR型ニュータルンイ」を今年の上半期まで5千台、下半期までに1万5千台を導入する計画だ。従来の耐用年数が過ぎたLCD型タルンイも「QR型ニュータルンイ」に買い替える予定だ。 ソウル市のファン・ボヨン都市交通室長は、「新型コロナという危機局面で、環境に配慮した安全な交通手段としてタルンイの利用が増加し、市民から大きな反響を得ている。これに答えて、さらに徹底的な防疫システムを備え、利便性を高めていきたい。社会的距離を保ちながら、個人の衛生管理とエチケットを守って利用していただきたい」と述べた。
SMG 547

ソウル市、自宅待機要請違反者を直ちに告発する「ワンストライクアウト制」を導入

正当な理由なしに自宅待機要請を無視すると徹底的に対処…感染者が発生した場合には損害賠償請求・刑事告発 自宅待機者には安全保護アプリの使用を義務付け、担当の公務員と警察による24時間監視システムを維持 ソウル市は、新型コロナウイルスの感染が疑われているにもかかわらず、正当な理由なしに自宅待機要請を無視した場合、ワンストライクアウト制を適用して直ちに告発することにした。4月2日から、自宅待機要請を違反した者への政府のガイドラインが厳しくなり、徹底的に対処する方に転じたためだ。 これまでは説得する過程を経て帰宅させる強制的な措置を取っていたが、これからは直ちに告発して生活支援費の支給対象からも外される。自宅待機要請の違反によって感染者が発生した場合、過失致傷の疑いで刑事告発も並行して推進する。防疫費用、営業損失などの損害賠償も請求する予定だ。 ソウル市は、自宅待機要請を守っているか確認するために、予告なしの自宅訪問や電話によるモニタリングを行っている。特に、海外からの入国者に対しては、安全保護アプリのインストールを義務付け、担当の公務員が自宅待機者の状態を随時に確認・管理する。GIS基板の統合状況管理システムを通じて、警察と共に24時間監視体制を維持する予定だ。 自宅待機者は、1日2回、指定された時間に自分の症状を自宅待機安全保護アプリに入力しなければならない。未入力・通信障害・自宅からの無断外出が確認された場合、担当する公務員の携帯のアラームが鳴り、電話とGIS基板の統合状況管理システムを通じて、無断外出の確認と経路を確かめる。無断で外出したことが分かると、警察と一緒に現場へ赴き、強制帰宅および告発の手続きを進める。 一方、ソウル市は、4月1日以降、海外からの入国者に対して2週間の自宅待機だけでなく、入国当日に全数検査を実施して地域感染につながる可能性を遮断している。また、空港から各自治区の保健所の選別診療所まで地域感染を防ぐため、リムジンバスやタクシーによる特別輸送を支援している。 ソウル市のキム・ハクジン安全総括室長は、「ソウル市は自宅待機アプリを通じて、自宅待機者の管理・海外からの入国者への空港案内とバス路線の増設による移動支援・スマートフォンを持っていない方々へのレンタル支援などを行い、政府と協力して様々な方面から政策を進めている。最も重要なのは、入国者が自ら予期せぬ感染があるかもしれないということを認知した上で積極的に備えて、他人に移さないように努力して配慮する姿勢だ。全ての社会構成員が共に努力することで、新型コロナによる危機を乗り越えられるよう自宅待機に対して積極的に臨むなどご協力頂きたい」と述べた。
SMG 671

2019年のソウル地下鉄のアイドル・有名人の広告掲載計2,166件… BTSが最も多い

ソウル交通公社、2019年の地下鉄内に掲載されたアイドル・有名人の広告を分析した結果を紹介 広告数トップは男性-BTS・女性-IZ*ONE…男性アイドルグループの割合が高い 最近はアニメーションや小説のキャラクター・プロゲーマー・一般人など広告対象が多様化 「1日750万人が利用するソウル地下鉄は魅力的な広告手段…誰もが気軽に申請できるようになってほしい」 「地広(地下鉄広告の略語)」が話題だ。自分の好きな芸能人を応援してほしいというファンの想いから、愛情がこもった広告を地下鉄に掲載するという。 最初は、韓国国内の歌手や映画俳優など有名人のファンが中心となっていたが、最近は外国の歌手・事務所に所属している練習生・プロゲーマー・アニメーションや小説のキャラクターなど様々な分野へと広がりつつある。 <毎年増加しているアイドル・有名人の広告…サバイバル番組の影響が大きい> 2019年、ソウル地下鉄に掲載されたアイドルや有名人の広告の件数は計2,166件だった。2014年は76件だった広告件数が毎年2倍弱増加し、2018年には2千件を超えて毎年大幅に増加している。 毎年、投票の結果によって脱落と生存が決まるサバイバル番組が人気を集めている中、地下鉄広告の成長傾向が続いている。特に、自分が応援する練習生のデビューを実現させるため、一般人の投票参加を積極的に誘導する「プロデュースシリーズ」が初めて放送された2016年から広告の数が大幅に増えた。 <2019年の地下鉄広告数のトップ、男性はBTS-女性はIZ*ONE…多様化している広告対象> 2019年、地下鉄広告が最も多く掲載された男性アイドルグループはBTS(防弾少年団)で、計227件だった。EXO(165件)、Wanna One(159件)がその後を続いた。女性アイドルグループはIZ*ONE(40件)、TWICE・BLACKPINK(22件)順だった。個人メンバーのみの広告を基準にして集計すると、BTSのジョングク(46件)-EXOのベッキョン(35件)-BTSのV(31件)順だった。その他、NCT(127件)、NU’EST(44件)、SEVENTEEN(41件)など男性アイドルグループを応援する広告が多かった。全体的に見ると、女性グループより男性グループの方が多くの割合を占めている。 BTSデビュー6周年祝いの広告(左:5号線のオリンピック公園駅)・IZ*ONEの活動を応援する広告(右:7号線の清(チョン)潭(ダム)駅) BTSデビュー6周年祝いの広告(左:5号線のオリンピック公園駅)・IZ*ONEの活動を応援する広告(右:7号線の清(チョン)潭(ダム)駅) 「OBの帰還」も目立つ。SUPER JUNIOR(40件)・H.O.T.(22件)・ 神話(シンンファ)(7件)・T-ARA(6件)・ジェクスキス(4件)・ベイビーボックス(1件)など、かつて旺盛に活動していた「OB」が対象の広告だ。デビュー10周年や誕生日などを祝うなど、ファンが彼らを忘れずいつも応援しているという証のひとつとして定着したように見える。 広告対象は、ますます多様化している。サバイバル番組に参加した日本人練習生・プロゲーマー・ミュージカル俳優・演劇俳優・声楽家など、もはや芸能人の枠にとどまらない。実際の人物ではない、仮想のアニメーションや小説のキャラクターの広告を掲載して応援するケースもある。 日本人練習生の広告(荒巻美咲、2号線の 弘(ホン)大(デ)入(イッ)口(ク)駅)・プロゲーマーの広告(イ・サンヒョック(Faker)、6号線のDMC駅)・放送キャラクターの広告(EBSのペンス、2号線の三(サム)成(ソン)駅)・アニメーションキャラクターの広告(矢澤にこ、1号線のソウル駅)など広告対象はますます多様化している。(左上から時計回り) 日本人練習生の広告(荒巻美咲、2号線の 弘(ホン)大(デ)入(イッ)口(ク)駅)・プロゲーマーの広告(イ・サンヒョック(Faker)、6号線のDMC駅)・放送キャラクターの広告(EBSのペンス、2号線の三(サム)成(ソン)駅)・アニメーションキャラクターの広告(矢澤にこ、1号線のソウル駅)など広告対象はますます多様化している。(左上から時計回り) 一般人が自ら自分の誕生日を祝ったり、高校の後輩たちが先輩の誕生日を祝ったりするなど些細に広告を掲載するケースも目立った。 自分の誕生日を祝うために掲載した一般人の広告(左:4号線の舎堂(サダン)駅、右:7号線の鉄山(チョルサン)駅) 自分の誕生日を祝うために掲載した一般人の広告(左:4号線の舎堂(サダン)駅、右:7号線の鉄山(チョルサン)駅) 2017年は芸能人のユ・セユンさんが自腹で自分の誕生日を祝ったり、イエスの誕生日(クリスマス)を祝ったりするユーモラスな地下鉄広告も目立った。 芸人のユ・セユンが自分の誕生日を祝うために掲載した広告(左:2号線の弘大入口駅)、イエスの誕生日を祝うという広告(右:2号線の梨(イ)大(デ)駅) 芸人のユ・セユンが自分の誕生日を祝うために掲載した広告(左:2号線の弘大入口駅)、イエスの誕生日を祝うという広告(右:2号線の梨(イ)大(デ)駅) <地下鉄広告のホットスポットは2号線の三成駅・江南(カンナム)駅・弘大入口駅・合(ハプ)井(チョン)駅など…月平均の広告費用は450万ウォン> アイドルや有名人の地下鉄広告のホットスポットは、2号線の三成駅・江南駅・弘大入口駅・合井駅などだ。若者が多く集まる2号線の駅にこうした広告が掲載されることが多い。外国人が多い3号線の狎(アッ)鴎亭(クジョン)駅や4号線の明洞(ミョンドン)駅なども広告のホットスポットだ。 地下鉄広告に必要な費用は、広告が掲載される場所・大きさ・種類など様々な条件によっていずれも異なる。平均的に最も多いという駅舎内の照明広告(2号線の三成駅の場合)を1ヶ月掲載することを基準にすると、最大450万ウォン程度だ。 <ファン・スターが「写メ」を撮り、応援のポストイットを貼る…地下鉄広告から生まれる新たな文化> アイドルや有名人の地下鉄広告により、ファンとスターの間で新たなコミュニケーション文化が生まれつつある。有名人が感謝の意味を込めて、ファンが掲載した広告の前で写メを撮ってSNSなどにアップすると、ファンがその広告が掲載された場所に行って応援のポストイットを貼る。そして、その前で団体写真を撮る「聖地巡礼」が代表的な例だ。 有名人(俳優のイム・スヒャン)が自分の広告写真の前で感謝の意味を込めた「写メ」を撮り(左)、広告写真の上にファンが直接ポストイットを貼って応援のメッセージを残す(右) 有名人(俳優のイム・スヒャン)が自分の広告写真の前で感謝の意味を込めた「写メ」を撮り(左)、広告写真の上にファンが直接ポストイットを貼って応援のメッセージを残す(右) だが、広告写真の上にポストイットを貼るという行為がブームとなり、時々、ファンの行き過ぎた行動により顰蹙を買うケースも度々ある。広告写真だけでなく、他の駅舎の壁スペースまでポストイットを貼ったり、他の人物の広告写真に自分が好きなアイドルを応援するポストイットを貼ったりすることでファン同士のトラブルが激化するなどがその一例だ。 ポストイットを貼り過ぎて周辺の美観を害したり(左)、女性アイドルグループ(宇宙少女・Bona)の広告に男性練習生(クム・ドンヒョン)を応援するポストイットを貼ったりする場合(右)もある。 ポストイットを貼り過ぎて周辺の美観を害したり(左)、女性アイドルグループ(宇宙少女・Bona)の広告に男性練習生(クム・ドンヒョン)を応援するポストイットを貼ったりする場合(右)もある。 公社の関係者は「広告写真の上に貼ったポストイットは構わないが、他の駅舎内にポストイットを貼るのは美観上よくないため、周期的に取っている。大体は、ファンがポストイットを貼った後に自ら取りに来るが、スターが好きな分、ファンとしての成熟した市民意識を見せていただきたい」と述べた。 <私も広告したい!広告申請の方法や手続き> 地下鉄広告はどういう過程を経て掲載されるのだろうか。まずは、広告の掲載を希望する広告主が広告代行会社に掲載を要請する。代行会社が広告主と協議して公社に広告図案の審議を要請すると、公社は社内の広告審議委員会を開いて該当の広告が適合するかどうかを判断する。 問題がないと判断された広告は最終的に地下鉄に掲載される。この期間は、約1週間かかる。ただし、問題があると判断される広告の場合、さらに外部の広告審議委員会を開いて判断するため、1~2ヶ月の期間をさらに必要とする。 すべてのアイドル・有名人の広告が審議を通過するわけではない。社会的に物議をかもした人物の広告は審議により適切ではない対象と判断され、掲載が拒否されることもある。 <1日750万人が利用するソウル地下鉄の広告は魅力的…多く申請してください> ソウル交通公社のキム・ジョンファン空間事業処長は「1日750万人が利用するソウル地下鉄の広告は露出頻度が非常に高いため、とても魅力的な広報手段だ。収益創出と様々な広報手段提供という一挙両得に貢献できるよう、これからも様々なメディアを通じて地下鉄広告の活性化に向けてより努力する。多くの方々からの申請を待っている」と述べた。
SMG 1,334

ソウル市、仁川空港入国者専用「外国人観光タクシー」で特別輸送対応  

4/2(木)から仁川国際空港入国者を対象にソウル移動用の内・外国人専用タクシー計200台用意 指定の外国人観光タクシーを各ターミナルに100台ずつ…車体に「特別輸送対策参加車両」表示 運転席と後部座席間にビニールの仕切り、運転手は防疫服とマスク着用…輸送完了後は車両防疫 乗客は、タクシー搭乗→住所地の選別診療所へ移動→診断検査→最終目的地へ 海外から仁川空港を通じて入国し、タクシーでソウルまでの移動を希望する市民や外国人は、出国ロビー前のタクシー乗り場で「ソウル市特別輸送対策参加車両」の表示がある専用タクシーを利用できる。 ソウル市は、4月2日(木)から外国人観光タクシーを200台投入し、海外からのコロナ19流入を防ぐために特別輸送対策を拡大すると明らかにした。3月20日に開始した、8つの空港バス臨時路線運行に続く措置である。 入国者専用特別輸送タクシーは、旅客ターミナル(第1・2ターミナル)にそれぞれ100台ずつ配置され、目的地がソウルであれば誰でも利用できる。ソウル市は、第1旅客ターミナルの出入口4か所、第2旅客ターミナルの出入口2か所に案内員を配置し、ボードなどで到着客を案内する。 特別輸送タクシーの車体には「特別輸送対策参加車両」の表示があり、車両内の1列目と2列目の間にはビニールの仕切りが設けられている。ただし、全ての車両にビニールの仕切りを設置するまで時間を要すため、設置完了までは運転手が防疫服とマスクを着用して運行する。 ビニールの仕切りを設置 防疫服およびマスクの着用 特別輸送タクシーは、仁川国際空港のタクシー乗り場で利用できる。利用客は、まず住所地の保健所まで移動し、診断検査を受けた後、最終目的地へ移動する。特別輸送タクシーは、輸送完了後直ちに仁川国際空港に戻り、車両防疫を行う。 ただし、蚕室検査所の設置(4/3)後は、運営時間(14~22時)中の入国者は蚕室検査所に、その他の時間は保健所に移動し診断検査を受けた後、最終目的地へ移動することになる。 ※蚕室検査所への移動が原則だが、乗客が希望する場合は保健所への移動も可。 特別輸送タクシーは、現在適用されている外国人観光タクシーの区間料金(65,000~130,000ウォン)と同じ料金で運行される。 また、ソウル市は、空港バスや特別輸送タクシーの利用が困難な電動車椅子の障がい者のために、ソウル障がい者コールタクシー2台を常時待機させ、障がい者コールタクシー利用者の登録有無とは関係なく利用できるようにする。 ソウル市タクシー物流課のキム・キボン課長は「海外からの入国者によるコロナ19拡散を防ぐために、空港バス対策と併せて特別輸送専用タクシー対策を設けた」とし「空港バスよりもタクシーを希望する市民がソウルまで安全に移動できるようにし、防疫管理の徹底を図るために最善を尽くしたい」と話す。 【添付】特別輸送対策参加車両表示
SMG 1,488

ソウル市、現代自動車と水素燃料電池自動車普及活性化に向けたMOUを締結

ディーゼル車のない社会を志向する未来の水素社会のためにソウル市と現代自動車が協力 水素ステーション・水素燃料自動車・水素バスなど環境に配慮した車両の拡大に向けて協業 水素体験館・水素燃料自動車キャンペーンなど市民の認識を改善するために努力 ソウルを水素経済活性化に向けた先駆けと位置づけて育成、水素産業の競争力を強化 3月30日(火)、朴(パク)元淳(ウォンスン)ソウル市長は、㈱現代自動車のコン・ヨンウン社長とソウル市庁で水素経済活性化の方案に関して話し合い、「環境にやさしい水素燃料電池自動車およびインフラ普及に関する了解覚書(MOU)」を締結した。現代自動車とソウル市が一丸となって、PM2.5の削減と水素経済活性化に向けた相互協力をするというのが趣旨だ。 ソウル市と現代自動車は、豊かで環境にも優しい水素を未来経済の新たな成長エンジンに位置付け、水素産業の基盤づくりに向けて協力する。現代自動車の優れた技術力とこれまでソウル市が先制的に推進してきた水素関連事業を基にして水素燃料電池自動車と水素ステーションを拡充し、水素産業を育成しようとしている。 MOUの主な内容は、水素ステーションおよびインフラの拡大・水素燃料電池自動車の生産および普及・水素燃料電池自動車の活性化・市民の認識改善などを通じて、官民を挙げて積極的に協力する方針だ。 特に、今回のMOUでは、これまでは技術的に限界があり、環境保護という側面では疎かにしがちだった産業用車両(貨物・建設・機械・掃除など)において水素燃料電池自動車の普及が可能になった点から大きな意味を持つ。これで大気汚染の主犯ではあるものの、なかなか改善できなかった産業用車両も環境への配慮を考慮する道が開けられるようになった。 また、水素車両の基幹部品のスタック(発電機)の使用期間とアフターサービスシステムを確保することで、これまで水素バスの運営を難しくしていた壁を乗り越える。水素バスを正規のバス路線に 編入させ、安定的な導入・運営など拡大できる土台を設けた。 ソウル市は、今回のMOUに加えて、現代自動車との協力を基に水素ステーションのインフラ拡充および水素車の普及を従来の目標より大幅に拡大して推進し、水素経済の活性化に拍車をかける予定だ。 朴元淳ソウル市長は、「今は、新型コロナによる危機を克服するだけでなく、ポストコロナに備えて新たな経済パラダイムに対して考えてみる必要がある時期だ。現代自動車の世界的な技術力とソウル市の制度的な支援が相まって、水素産業の基盤づくりにおける相乗効果が生まれると期待している。ソウル市も公共分野で優先的に水素車を普及し、水素車の購入が活発になれるよう様々な方面で支援していく。ソウルを水素経済活性化の先駆けとして位置づけ、育成していく計画だ」と述べた。
SMG 693

ソウル市、公的マスクの購入困難な外国人にフィルター交換式マスク支援 

ソウル市の40個の大学および外国人支援施設にフィルター交換式マスク10万枚寄付 公的マスクの購入が困難な外国人留学生、労働者に提供 ソウル市は、公的マスク(国が販売するマスク)を購入できない外国人留学生と健康保険に加入していない外国人に、フィルター交換式マスク10万枚を支援すると明らかにした。 公的マスク5部制度(生まれた年によってマスクを購入できる曜日を指定)の施行に伴い、外国人がマスクを購入するには外国人登録証と健康保険証を提示しなければならない。しかし、大部分の留学生が健康保険に加入しておらず、言葉の壁や生活条件などによって、現実的にマスクの購入が難しいのが現状だ。 昨年の外国人健康保険義務加入制度の導入によって、外国人の地域加入者は国内に6か月以上滞在しなければ健康保険に加入することができない。また、外国人留学生については、2021年2月28日まで義務加入対象から除外されている。 これを受けソウル市は、マスクの購入が困難な外国人留学生と外国人労働者などのために、ソウル市の40か所の大学と外国人支援施設にフィルター交換式マスクを配布した。 外国人留学生には、所属の大学を通じてフィルター交換式マスクと交換用のフィルター5枚が支給され、外国人労働者などにはソウルグローバルセンター、西南圏グローバルセンターと、6か所の外国人労働者センターで配布される。 ソウル市のキム・ハクチン安全総括室長は、「現実的に公的マスクの購入が困難な外国人留学生と外国人労働者にフィルター交換式マスクを支援することは、外国人のみならず市民の安全を守るための措置である」とし、「防疫対応に漏れがないよう、より綿密に対策を講じていきたい」と話す。 【添付1】フィルター交換式マスク 【添付2】フィルター交換式マスク支援機関 フィルター交換式マスク支援機関   機関名 数量 1 カトリック大学 100 2 改新大 70 3 建国大 2,600 4 京畿大 650 5 慶熙大 4,400 6 高麗大 3,600 7 光云大 1,100 8 国民大 2,800 9 国際神学大学院大 320 10 徳成女子大 140 11 東国大 2,000 12 東方文化大学院大 50 13 東洋未来大 160 14 明知大...   Read more
SMG 514

パク市長、世界45都市の市長と「コロナ19テレビ電話会議」、ソウルのノウハウ共有 

LA、パリ、ロンドン、ミラノなど3億人以上の都市人口を代表する45都市の市長が参加 ソウル市が有するコロナ19防疫・対応ノウハウをベンチマーク、世界各都市の市長の要望により実現 海外で注目されるドライブスルー、スピーディーな診断システム、市民意識の高さなどを紹介 ソウル市の迅速な診断技術、大規模な診断システムを高く評価、ノウハウ共有の要望相次ぐ パク・ウォンスン市長は、27日(金)23時15分、市長執務室にて世界45の主要都市の市長と「コロナ19共同対応テレビ電話会議」を開き、コロナ19にいち早く対応するためのソウル市の防疫経験とノウハウを紹介した。 参加したのは、ソウル市をはじめ、LA、ロンドン、ミラノ、ローマ、マドリードなど3億6千万人の都市人口を代表する31か国45都市の市長。 この会議は、全世界96の大都市からなるグローバルネットワークC40(都市気候リーダーシップグループ)の議長であるエリック・ガルセッティ(Eric Garcetti)米ロサンゼルス市長がパク市長に緊急提案したもので、海外から注目を集めているソウル市のコロナ19防疫・対応ノウハウを共有してほしいとの要望を受け実現した。 C40(Cities Climate Leadership Group)は、気候変動に共同で対応するための国際機関。96都市が加盟しており、ソウル市は2011年から運営委員会委員都市を務め、現在は副議長都市として活動している。 当初、45分間を予定していた会議は、参加者の議論が白熱し約70分間にわたって行われた。パク市長は、「後手の対応より過剰対応がまだ良い」というソウル市の感染病対応原則のもと、迅速な診断システムなど、先手の対応を実践するソウルのスピーディーな政策を詳しく紹介した。 パク市長は、迅速な診断のために、ドライブスルーやウォーキングスルーなどの選別診療所を導入し、医療陣と患者の感染リスクを最小限にとどめ、患者の重症度に応じて治療施設を分離して運営するなど、対応力を高めるための革新的な事例を紹介した。 また、市民の移動を統制しなくとも、大都市ソウルの機能を維持し、確定診断者の移動経路などの情報を透明に公開することで感染リスクを防ぐことができたのは、民主的で成熟した市民意識の表れであると強調した。 このテレビ電話会議でエリック・ガルセッティLA市長は、危機的状況下における都市間の経験とノウハウ共有の重要性を強調し、ミラノのジュゼッペ・サーラ市長は、ミラノで実施した1か月間の封鎖措置の経験から得た教訓と勧告事項を共有した。また、シエラレオネ・フリータウンのアキ・ソイヤー市長は、資源が少なく人口密度の高い都市環境で、感染症の大流行に備えることがいかに難しいかについて言及した。 特に、現在ヨーロッパで感染拡大がもっとも深刻なミラノのサーラ市長は、「コロナ19の拡散を防ぎミラノ市民を保護するためにできる限りの努力をしている」「危機を乗り越えて都市がふたたび躍進するためには直ちに措置を講じるべきであり、失業や賃金削減などで苦しんでいる市民や脆弱階層への支援のために相互救援基金(Mutual Aid Fund)を設立した」と話した。 サディク・カーンロンドン市長は、「今、都市は危機の真っ只中にあり、コロナ19の感染を阻止するためには、世界的にもこれまでに例のない思い切った措置が求められる」「各国の事例を共有し互いに学ぶことが重要であり、感染病が及ぼす影響を最小限に抑えるために、ロンドンは海外のパートナー都市と共に協力する用意がある」と話した。 また、アンヌ・イダルゴパリ市長は、「パリ市は封鎖措置を原則とし、感染病の拡散抑止と市民の保護に努めている」「毎晩エッフェル塔にコロナ19と闘うパリ市民と医療陣を励ますためのメッセージを映し出し、市民に『家から極力出ないよう』繰り返し呼びかけている」と話した。 このほかにも、インドネシア・ジャカルタ、米サンフランシスコ、インド・デリー、コロンビア・ボゴタなど、世界各国の主要都市の市長が、各都市におけるコロナ19の現状と対応策を共有し、ソウル市の優れた対応策に高い関心を示した。 これに先立ちソウル市は、3月16日、全世界71の姉妹友好都市の市長に対し、市長名義で書簡を送り、ソウル市と国内におけるコロナ19の対応状況を積極的に紹介している。書簡を受け取った各都市からは、ソウル市のコロナ対応策を共有してほしいとの要望が相次いでいる。 エリック・ガルセッティLA市長は、この会議を今回だけで終わらせるのではなく、情報共有プラットフォームなどを通じて継続的に連携することを提案し、会議は終了した。 パク・ウォンスンソウル市長は、エリック・ガルセッティ市長の言葉に共感を示し「今回のテレビ電話会議で、コロナ19の拡散によって全世界がいかに深刻な危機に瀕しているかを実感した。コロナ19のような世界的な問題を解決するためには、国家間、都市間の連帯が何よりも重要だ」とし「ソウル市はコロナ19防疫・対応の過程で培った経験とノウハウを国際社会に積極的に共有し、世界的な危機に共に対処していきたい」と話した。   【添付1】参加都市と写真 ☐ 参加都市 アメリカ(LA、サンフランシスコ、ヒューストン、ボストン、マイアミ、ポートランド、フェニックス、オースティン)、カナダ(モントリオール、バンクーバー)、イタリア(ローマ、ミラノ)、スペイン(マドリード、バルセロナ)、ドイツ(ハイデルベルク)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)、オランダ(ロッテルダム)、ポルトガル(リスボン)、ノルウェー(オスロ)、トルコ(イスタンブール)、ポーランド(ワルシャワ)、ギリシャ(アテネ)、中国(広州)、韓国(ソウル)、日本(東京)、インドネシア(ジャカルタ)、インド(デリー、カルカッタ)、フィリピン(ケソン・シティー)、香港、ブラジル(クリチバ)、エクアドル(キト)、チリ(サンティアゴ)、メキシコ(グアダラハラ)、コロンビア(ボゴタ)、イスラエル(テルアビブ)、UAE(ドバイ)、南アフリカ共和国(ヨハネスブルク、ダーバン)、セネガル(ダカール)、ガーナ(アクラ)、タンザニア(ダルエスサラーム)、シエラレオネ(フリータウン)、オーストラリア(メルボルン) ☐ 写真資料(出所:https://www.flickr.com/photos/c40citieslive/)
SMG 638

ソウル市、「都市青年の地域採用」オンライン面接で予定通り実施

ソウルの青年と地域企業の面接を就職博覧会形式から1:1のオンライン面接(3/23~25)に変更して実施 業務説明や質疑応答のための企業説明会はオンライン出席形式でYoutubeにて生中継 ソウルの青年に10か月間、月220万ウォンの人件費支援…オリエンテーション、ワークショップはオンライン講義で実施 コロナ19対策に万全を期し、予定どおりの日程で実施…地域経済回復の土台に ソウル市は、全国の地域企業がソウルの青年を採用する、地域共生のための「青停(チョンジョン)*地域プロジェクト(2020年都市青年地域相生雇用事業)」につき、コロナ19予防策として面接形式をオンラインに変更し、安全を確保したうえで予定どおり実施すると明らかにした。*青停:青年がとどまる場所という意味 志願者と参加企業は個別リンクで1:1の面接を行う。志願者が自身の履歴書とポートフォリオをリアルタイムで添付し、企業の面接官がそれを見ながら質問する形で進められる。 青停地域プロジェクトのオンライン面接に先立ち、本来は4つのエリア別に各地域での企業説明会を予定していたが、コロナ19の感染拡大の懸念を受け、3月11日(水)に「Youtubeを活用したリアルタイム説明会」形式に切り替えて説明会を実施した。対面接触をなるべく避け、感染リスクを最小限にとどめる「社会的距離の確保」に賛同した取り組みである。 企業説明会は、会社に関する具体的な情報を提供するために、全国約150社の企業、関係者、ソウルの青年たちの「出席」のもと、オンライン上で行われた。各企業への入社を希望するソウルの青年たちが、オンラインコミュニティで地域企業の業務内容や社風、社員寮などについて具体的な質問を行い、150社の企業関係者がオンラインで回答するというもの。 ソウル市は、コロナ19による影響が長期化するなか、青停地域プロジェクト事業推進に向けた対応策を継続的に講じている。予定されているオリエンテーションやワークショップ、発足式などは人が密集する空間で行う対面形式ではなく、全て非対面で参加できる方法を検討している。 青停プロジェクトに参加するソウルの青年が地域社会の一員として、教育、ボランティアなどに参加する「社会貢献活動」は、6月以降に日程を変更して実施する予定。プログラムに参加するソウルの青年は全員、地域で週一回8時間、地域所在の地域児童センター、多文化家庭支援センターなどを訪問し、地域内の児童、青少年、高齢者など、助けを必要としている人たちのためのプログラムに参加することになっている。 ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は、「地域の企業がソウルの青年を採用する青停地域プロジェクトは、コロナ19の影響で経済全体に打撃が広がる今、切実な効果をもたらすことのできる地域共生事業。コロナ19対策に万全を期し、安全で効率的なやり方で滞りなく事業を推進できるよう、オンライン面接やオンライン説明会などを取り入れた」とし「青停プロジェクトが地域経済回復の土台となるよう、オンライン選考や事前研修、現場実習の全ての課程を安全かつ着実に進めていきたい」と話す。 「青停地域プロジェクト」オンライン企業説明会およびオンライン面接の様子 映画『パラサイト』ロケ地探訪コース オンライン企業説明会(現場) オンライン企業説明会(スクリーンショット) オンライン面接(実演) 地域企業とソウル青年のオンラインコミュニティ NEXT LOCALオンライン成果報告会オンライン映像
SMG 681