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都市とインフラ、そして人への答えを探して 2021ソウル都市建築ビエンナーレのドキュメンタリー、 映像コンテスト作品を公開

「世界中の市民が語る都市」、ソウル都市建築ビエンナーレ、ドキュメンタリー映像を10月4日公開 市民映像コンテスト受賞候補作品14編公開。10月17日まで市民投票開催、1人3票まで投票可能  「クロスロード、どんな都市に住むか」と題して9月16日から始まった「2021ソウル都市建築ビエンナーレ」(以下、ソウル・ビエンナーレ)がテーマに関連するドキュメンタリー映像を4日公開し、市民の関心を集めた。  今年3回目を迎えたソウル・ビエンナーレは、9月16日から10月31日まで東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)、ソウル都市建築展示館、セウン商店街一帯で開催され、世界53ヵ国、112都市をはじめ作家190人、大学40校、さらに17の外国政府と公共機関が参加し、史上最多の作品を公開した。  10月4日に公開されたドキュメンタリー映像は、ソウル・ビエンナーレのテーマを躍動感あふれる作品として表現し、見る者の興味と理解を深めている。  ドキュメンタリー映像は、ソウル、パリ、ニューヨーク、ムンバイ、ナイロビから5人の登場人物を通して2021ソウル都市建築ビエンナーレのテーマのひとつである5つのクロスロードについて伝える。  ドキュメンタリーはソウル都市建築ビエンナーレの公式ホームページやYouTubeチャンネルで10月4日から視聴でき、ソウル都市建築ビエンナーレのメイン展示場である東大門デザインプラザのフォーラム会場でも鑑賞できる。  総額950万ウォンの賞金が支給される2021ソウル都市建築ビエンナーレの映像コンテスト本戦出品作への市民投票は10月17日まで行われる。  これに先立ち、ソウル・ビエンナーレでは「私を回復させる__」と題して、自分を回復させてくれるものについて1分以内のストーリーを盛り込んだ市民映像コンテストを6月28日から8月23日まで実施した。  今回の映像コンテストは映画監督チャン・ハンジュン、ポン・マンデ、イ・ミョンセ、漫画家のキム・プン、ソウル・ビエンナーレ運営委員会イム・ドンウ、国民大学建築学科教授チェ・ヘジョン、俳優のチョ・ヒョンジェなど、専門家の審査を経て14編の受賞候補作が選ばれ、17日までの市民投票を通じて受賞作を決定する。  映像コンテストのホームページ(https://seoulbiennale.com)からNAVERやカカオトークIDでログインして投票に参加でき、1ID当たり一般の部と青年の部にそれぞれ3票ずつ投票できる。投票後の修正は不可。  投票は10月17日午前0時まで、受賞作は10月18日、ホームページで発表する。受賞式は閉幕式で行われる予定だ。  ソウル都市建築ビエンナーレのインスタグラムで投票したことを証明すれば、コーヒーのモバイル・クーポンをもらえるSNSイベントにも参加できる。  ソウル・ビエンナーレに関する詳しい情報は「2021ソウル都市建築ビエンナーレ」公式ホームページ(http://www.seoulbiennale.org)から確認可能。
SMG 333

ソウル600年の歴史とKファッションのコラボ 「2022S/Sソウルファッション・ウィーク」7日開幕

ソウル市「2022S/SソウルFW」、10月7日から15日まで完全事前収録でオンライン・ファッションショー開催 37ブランドのランウェイの映像をホームページやYouTube、NAVER TV、TikTokで全世界同時配信 ソウルが誇る5大宮殿などの文化遺産や名所で自然・環境・共存の価値をテーマにデザインと公演を披露 SSG・NAVER SHOPPINGと参加ブランドによる企画展やFARFETCHなど世界的セレクトショップでの販売支援 ソウルの躍動的な600年の歴史を伝える多彩な文化遺産や話題のスポットを舞台にKファッションの競争力を世界に発信する「2022S/Sソウルファッションウィーク」が7日(木)、全世界同時配信される。 ファッションショーは完全事前収録で行われ、10月7日(木)から15日(金)までの9日間、37ブランドのランウェイ映像(ファッション・フィルム)を公開する。公式YouTubeチャンネル(http://www.seoulfashionweek.org)やインスタグラム、NAVER TV、VLIVE、さらに今シーズンから世界10億人が利用するTikTokでもショーの模様を伝える。 今回のファッション・ウィークでは特に、ソウルの過去と現在、未来を伝える様々な場所と、世界中の注目を集めるKファッションが生み出すシナジーに期待が高まる。文化財庁の積極的な協力の下、初めてソウルが誇る5大宮殿を舞台にランウェイが繰り広げられ、アップサイクルやヴィーガンファッションなど、今、世界が注目する「自然」「環境」「共存」の価値を盛り込んだデザインが披露される。 また、慶(キョン)煕宮(ヒグン)での国内初のヴィーガンファッションブランドVegan Tigerのランウェイと、徳(トク)寿宮(スグン)の石造(ソクチョ)殿(ジョン)を舞台に行われるイ・ヒムンとOBSGによるステージがフィナーレを飾る。 ファッション・ウィークに参加する37ブランドの衣装を購入できる企画展も開催。参加デザイナーの海外販売を支援すべく、ファーフェッチ(FARFETCH)など世界的オンライン・セレクトショップでの販売イベントも行われる。 オープニングは7日(木)12時、慶煕宮の夜の静寂を打ち破るDPR LIVEの軽快なヒップホップで幕を開ける。 7日(木)、ファッション・ウィークのトップを飾るのはNOHANT。景(キョン)福宮(ボックン)を舞台に、NOHANTのアイデンティティでありモットーでもある「ブランチルック」のコンセプトをアップグレードし、モダンなスポーティールックを完成させた。SEOKWOON YOONは雲峴宮(ウニョングン)を舞台に人工知能(AI)をコンセプトとしたファッションの未来への新しいディレクションを提案する。 8日(金)にはHOLY NUMBER 7が世の中の変化をリードする「Right Hand」というコンセプトでリサイクル素材とエコ素材をベースにしたファッションを発信する。 11日(月)には実力派ラッパーのHeizeがセミ・オープニングを飾る。また、BEYOND CLOSETは健康な身心と暮らしを叶えるオーガニック・ライフについて語り、新たなコレクションを発表する。 12日(火)にはC ZANN Eが慶煕宮を舞台に韓国の美を伝える明るくさわやかなカラープリズムを通じて、暗く静かな回復の時を経て大切な日常への回帰に向けた期待を表現したコレクションを発表する。 13日(水)にはDOUCANがTimelessというコンセプトで過去と現在、東洋と西洋が共存する永遠という思いを込めたコレクションを、東洋と西洋の近代様式が生み出した建築物を有する徳寿宮を舞台に披露する。 14日(木)にはULKINがアップサイクリングをテーマに、捨てられたものたちに新たな価値を吹き込み、共存に向けた苦悩やそこから見出された方法を表現したコレクションを発表する。 15日(金)にはVENGAN TIGERが慶煕宮を舞台に9日間のソウル・ファッション・ウィークのフィナーレを飾る。環境保全と命の尊重というメッセージを伝え続けてきたVENGAN TIGERは「地球人のファッションショー」をテーマに、ユニセックスでグラマラスなルックやファンキーなフェミニンルックを様々なサスティナブル素材を使って表現する。続いて徳寿宮の石造殿を舞台に歌手のイ・ヒムンとOBSGによるステージで9日間に及ぶショーは幕を閉じる。 一方、NAVER SHOPPINGやSSGでは、ソウル・ファッション・ウィークの参加37ブランドが発表した作品を販売する企画展を開催する。NAVER SHOPPINGデザイナーウィンドー・ソウルファッションウィーク企画展は1日(金)から15日(金)まで、SSGソウル・ファッション・ウィーク企画展は7日(木)から15日(金)までそれぞれ開催される。 ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は「600年に及ぶソウルの歴史と現在の躍動性や未来の潜在力を秘める文化遺産を舞台に、ソウルを代表するデザイナーたちのコレクションを全世界に同時配信する」としながら、「世界レベルのオンライン・コンテンツとして制作された分、ソウルの魅力を発信し、ファッション産業の競争力を高める機会にしたい」と語った。
SMG 325

ソウル市、秋の公園をオンラインで楽しんで

ソウルの公園、オンライン・コンテンツの検索機能を強化し、秋のコンテンツ8種類29個を用意 「公園探訪」を秋仕様に、ポラメ公園など3公園に10コース 公園のフォト・スポット・チャレンジ、「私は をする時に公園に行く」SNSイベントも開催 ソウルの公園ホームページ(http://parks.seoul.go.kr)から詳細確認 ソウル市はソーシャルディスタンスを守るべく、オンラインで運営している公園プログラムを秋仕様にリニューアルした。 <ホームページで楽しむオンライン公園プログラム>  ソウル市にある公園を紹介するホームページ(http://parks.seoul.go.kr)では、公園探検・生物の世界、星探検、オンライン公園生態学校など15種類371の様々なオンライン・コンテンツを提供している。利用者が知りたい情報を簡単に見つけられるよう、分野、プログラム、対象、遊び方、データなどに分け検索機能を強化した。  このうち、8種類のコンテンツについては毎月1、2回、継続して制作され、特に9月から10月は秋を彩る花々や実、昆虫、木、鳥、さらに天然の染色や自然物を使った作品づくりなども楽しめる。 <公園探訪、9公園に19コース>  ミッション・マップを手に自らその場所を探してミッションを遂行する公園探訪も秋シーズンに合わせて改編する。(2021年4月開始)  計9つの公園で運営されている公園探訪は10月1日からポラメ公園(6個)、キルトン生態公園(2個)のコースが改編され、新設された市民の森(2個)コースは10月12日から運営が開始される。(添付4参照) <ソウルの公園、コロナ・グリーン・キャンペーン>  思索の秋を迎え、オンライン・イベントを開催する。  10月末までソウル所在の公園のフォトスポットで思い出に残る写真を撮影し、ハッシュタグ#共生フォトスポット、#撮影場所(〇〇公園)、#コロナ・グリーン・キャンペーンをつけてインスタグラムに掲載すれば参加完了となる。  また、10月第2週と第4週には「私は をする時に公園に行く」の四角の中を埋め、「公園」をテーマに2行の詩を作るイベントも開催する。
SMG 347

ソウル市、コロナ関連施設での災害対応総合訓練を実施

30日(木)午後、恩平区にあるソウル消防学校で先端装備を用いた救難訓練実施 ▶感染症専用病院での火災▶建物の崩壊▶地下鉄火災▶水難事故などでの救助を重点的に訓練 「ソウル消防ドローン操縦競技大会」も同時開催し、ドローン運用力を披露 ソウル市消防災害本部は、30日(木)午後2時からソウル消防学校で先端装備などでの人命救助に向けた「災害対応総合訓練」を実施すると発表した。 今回の訓練は、市の消防災害本部が防疫と日常の調和に重点を置いた消防訓練を漸進的に拡大・推進していく過程において、大規模災害の対応体系を総合的に点検し強化することを趣旨としている。 訓練は▲感染症専用病院での火災▲建物の崩壊▲地下鉄火災▲水害事故などの災害時における人命救助を中心に実施する。 ソウル市119特殊救助団、恩(ウン)平(ピョン)消防署などを中心に、警察や韓国電力公社などが訓練に参加し、53種253点の消防装備が動員される。 重点的に実施される訓練のうち、感染症専用病院での火災を想定した訓練には、緊急救助統制団が動員され、消防ヘリやはしご車を利用した人命救助のほか、消毒を行える車やテントを用いた防疫訓練も実施される。 また、ソウル消防学校訓練場には実際の地下鉄駅構内が再現され、地下鉄火災での多数の人命救助に向けた訓練も行われる。この訓練には共同溝探索ロボットや現場映像伝送システム、移動型空気供給システムなど先端の装備が多数登場する。 ソウル市、コロナ関連施設での災害対応総合訓練を実施 共同溝探索ロボット 現場映像伝送システム 移動型空気供給システム こうした訓練のほか、同日には「2021ソウル消防ドローン操縦競技大会」も開催される。最近では火災や崩壊事故などの現場で、情報収集にドローンを活用するケースがますます増えている。 ソウル消防災害本部所属の隊員らが参加するドローン操縦競技大会は、専門の操縦分野での個人戦と、2人1組で行う人命探査に分けて開催される。出場する隊員らはドローンの操作や戦術的運用、災害現場の撮影、障害物を避ける能力、事故現場の情報収集などドローンの操縦スキルを披露する。 ソウル消防災害本部は防疫と訓練の調和を通じた現場での対応能力の強化に向け、消防本部訓練支援団と消防署別訓練企画団を組織し、消防機関別戦術訓練を重点的に推進している。 さらに、消防署ごとに地域の特色に合わせた訓練プログラムを開発し、緊急出動訓練やチーム単位での戦術訓練を強化する一方、優秀な隊員には表彰状の授与をはじめ褒賞金などのインセンティブも提供している。 ソウル市のチェ・テヨン消防災害本部長は「今回の総合訓練は段階的な日常への回復に備え、特殊な事故への対応力を強化するために実施される」としながら、「防疫と消防力の運用をうまく調整しながら進め、災害対応に抜かりのないようにしたい」と
SMG 360

ソウル市、観光客向け電気自転車・電動キックボードに、安心保険を開始

電気自転車・電動キックボードなどパーソナル・モビリティの利用者と事業者双方の安全を保障 ソウル所在パーソナル・モビリティ共有サービスを展開する全スタートアップ対象、10月1日から申込可 ソウルを訪れる国内外の観光客の安全を保障し、スマート観光都市ソウルのイメージアップへ 電気自転車や電動キックボードなど、パーソナル・モビリティ(Personal Mobility、以下PM)共有サービスが急激な広がりを見せる中、事故の危険から利用者と事業者の双方を保護するための保険へのニーズが高まっている。 そんな中、ソウル市とソウル観光財団は、国内外の観光客を対象にPM共有サービスを展開する事業者と利用者の双方の安全を保障する「ソウル市PM共有サービス安心保険」を新たに開始すると発表した。 PM共有サービスとは、都市内で利用可能な2次交通手段を提供するサービスを指す。「ラストマイル・モビリティ・サービス(Last Mile Mobility Service)」のひとつで、デジタルに最適化したサービス形態と環境に優しいという特性から特にミレニアル世代とZ世代に人気が高く、最近では通勤をはじめ観光分野にもサービスの領域が拡大している。 ソウル市は、最近、観光分野へのスマート技術の導入が加速していることから、国内外の観光客の間でPM共有サービスの利用が急増することを見据え、賠償責任保険「ソウル市PM共有サービス安心保険」を逸早く開始することにした。 今回、販売を開始する保険は、ソウル観光財団がこれまでソウル市所在のインバウンド向け旅行会社を対象に運営していた「外国人団体観光客向け安心保険」を維持する一方、ソウル市所在のPM共有サービスを提供する観光系スタートアップも対象に含めている。 ソウル市が昨年、支援した「外国人団体観光客向け安心保険」は、外国人観光客の加入や対応が容易ではない国内保険業界の現状を踏まえ、零細規模の旅行会社が一般の保険より安く、手軽に加入できるよう2018年に開始した保険だ。 観光分野の事業者およびサービス利用者の安全のため安心保険を維持できるよう、ソウル観光財団、韓国観光スタートアップ協会、㈳大韓安全旅行振興会と協力して既存の「外国人団体観光客向け安心保険」の補償範囲ならびに内容を改め、加入対象をPM共有サービス事業者および国内外の利用者に広げた。 観光系スタートアップと既存の観光業界の共生に向け、観光分野に関連のある機関が積極的に協力したことで実現した保険であり、双方が守られるというところに大きな意味がある。 「ソウル市PM共有サービス安心保険」は、PM共有サービス事業者が加入していれば、サービス利用者である国内外の観光客は専用のアプリから申請するだけで保険が適用される。そのため、ソウル市はPM共有サービスアプリに適用可能な電算システムの開発も支援する計画だ。 「ソウル市PM共有サービス安心保険」の保障内容の詳細は以下の通り。 ソウル市、観光客向け電気自転車・電動キックボードに、安心保険を開始 サービス事業者 サービス利用者 対人・対物 対人・対物 走行中、機器の故障など事業者の責任により 利用者が他人または車両などに衝突したことで発生する賠償責任 :対人1億ウォン/対物2000万ウォン (自己負担額20万ウォン) 走行中、利用者の過失により他人または車両などと衝突したことで発生する賠償責任 :対人1億ウォン/対物2000万ウォン (自己負担額20万ウォン) 治療費 ※無免許、飲酒運転の場合の自己負担額 :対人1000万ウォン/対物500万ウォン 走行中、事業者の過失により利用者が負傷し 治療費が発生した場合 :事故1件につき施設賠償責任保険で 治療費500万ウォン (自己負担額20万ウォン) ※無免許・飲酒運転の場合は保障対象外 ※保障限度および保険料は、サービスを提供する事業者の規模や事故歴の有無によって変わる場合がある。 ソウル市に所在し、PMサービスを展開するスタートアップであれば「旅行保険センター」を通じて10月1日(金)から申し込み可能。加入に関する詳しい内容はホームページまたは電話で問い合わせることができる。 ソウル市PM共有サービス安心保険加入案内 ▶旅行保険センターホームページ: http://pmins.co.kr ▶PM保健センター加入問い合わせ: 070-4128-1707 ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「今回、開始する保険はPM共有サービスの代表的な脆弱性として指摘されてきた『安全』の問題を解決すべく、市が逸早く取り組み実現した」としながら「国内はもちろん外国人観光客もPM共有サービスアプリから簡単に申請できるよう電算システムの開発も支援するなど、ソウルを訪れる国内外の観光客の安全を保障し、スマート観光都市ソウルのイメージアップにつなげたい」と期待を寄せた。
SMG 637

ソウル市、スタートアップ育成環境で世界280都市中16位 シンガポールやベルリンを抑え

ソウル市、米調査機関スタートアップ・ゲノムの調査で世界280都市中16位と歴代最高を記録 市のスタートアップ・エコシステム価値54兆ウォン。優秀人材パイプライン、R&D投資が高評価 AI・ビッグデータ・アナリティクス、生命科学、ゲーム産業をソウルのスタートアップ・エコシステムの主力産業に選定 市、2030年までソウルのユニコーン企業40社目指し、スケールアップファンド投資、スタートアップのセールス強化  ソウル市は、世界各都市のスタートアップ育成環境を調査・分析する米スタートアップ・ゲノム(Startup Genome)が発表したグローバル・スタートアップ・エコシステム・レポート2021(Global Startup Ecosystem Report2021)で16位につけたと発表した。ソウル市のスタートアップ・エコシステムの価値(Ecosystem Value)は54兆と評価された。  今回の調査は世界100ヵ国、280都市を対象に行われ、ソウル市のスタートアップ・エコシステムの順位は2020年の20位から4段階上昇し、調査対象となった2017年以降もっとも高い評価となった。 ソウル市は、2019年には30位圏外だったが、2020年にはソウル市のR&Dの勢いに押されトップ20に入るなど、持続的にランクアップしている。 「グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポート2021」は、「ロンドン・テック・ウィーク(London Tech Week)」の一環として開催された「Elevating Founders」で9月22日(水)、オンライン生中継で発表された。  スタートアップ・ゲノムは、ソウル市の強みとして優秀人材のパイプラインと高いR&D投資力を挙げた。それを示すように、研究実績や特許件数で評価する「知識蓄積」分野では4位だった。現在、国内のユニコーン企業11社(企業価値1兆ウォン以上、非上場)のうち9社がソウル市内にあり、豊かな企業環境を備えていることが評価された。  また、スタートアップ・ゲノムは、ソウル全域にスタートアップの拠点となるクラスターを整備するなど、ソウル市が積極的に起業を後押しする政策を展開している点も、ソウルのスタートアップ・エコシステムの成長ポテンシャルの高さをうかがわせると評価している。 市は、圏域・産業別エコシステムの育成に向け、スタートアップ養成・製品化・ネットワーク形成など起業拠点を持続的に拡充し、これまでに約1万3千社を排出。これまで5兆ウォンの売上、8543億ウォンの投資誘致、1万7千人以上の雇用創出などの成果を上げている。  「グローバル・エコシステム・レポート」は、ソウルのスタートアップ・エコシステムの中でも特に勢いのある産業として、AI・ビッグデータ・アナリティクス(AI&Big Data and Analytics)、生命科学(Life Sciences)、ゲーム産業(Gaming)を挙げている。 市は、今年10月にデジタル・ヘルスケア・スタートアップ支援に向け「BT-IT融合センター」、11月には大・中堅企業とスタートアップ間の共生・技術協力プログラム「オープン・イノベーション」支援拠点「ソウル・企業ハブM⁺」をオープンするなど、特化した起業インフラを充実化させる一方、各大学のキャンパスタウンとの連携を強化し、革新的人材・研究力が起業文化に広がるよう促進していく計画だ。  今回のグローバル・スタートアップ・エコシステム・レポートの全6つの評価項目のうち、ソウルのスタートアップ・エコシステムは知識蓄積(Knowledge:10点)、ネットワーク形成(Connectedness:9点)、エコシステムの活動性(Performance:6点)の面で高い評価を得たが、資金調達(Funding)と市場進出(Market Reach)では普通(各5点)の評価を受けた。  グローバル・スタートアップ・エコシステム、トップ5の顔触れは1位シリコンバレー(米)、2位はニューヨーク(米)とロンドン(英)、4位は北京(中国)、5位はボストン(米)で例年と同じだった。  ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は「市はこれまで、有望なスタートアップの掘り起こしと育成に向け『起業の土台』としての役割を積極的に果たしてきた」としながら、「2030年、ソウルのユニコーン企業40社育成、世界トップ5に入るスタートアップ・エコシステムの整備を目指し、政策金融、迅速な市場定着に向けた製品化支援、世界市場進出に向けたネットワークの拡大など、スタートアップに必要な支援を集中的に行うスタートアップ寄りのエコシステムを整えていきたい」と意気込みを語った。
SMG 397

64ヵ国138都市の韓経済人が大集結 世界韓経済人大会、ソウルで開催

ポストコロナを見据えた経済活性化対策の一環で、世界韓経済人がソウルに集結(10月12日から15日) 投資誘致説明会、大陸間ネットワーク形成懇談会、輸出相談会、採用相談会で企業・若者の就職を支援 9月30日(木)まで海外での就職を希望する求職者を受付け、会員70社と100人マッチングで非対面面接 市内企業の輸出販路開拓と海外在住韓国人による国内投資拡大の機会につなげ良質な雇用の創出目指す  世界64ヵ国、138都市で活動する韓国人CEOや次世代、韓国内の中小企業経営者、関係機関の関係者など約1千人がオン・オフラインでソウルに集結する。  ソウル市は「第25回世界韓経済人大会」を10月12日(火)から15日(金)まで、グランドウォーカーヒルホテルで開催すると発表した。 本大会は毎年、様々な都市で開催されてきたが、今年はソウル市が世界韓人貿易協会や聯合ニュースと共同で主催する。 新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、参加者と市民の安全を考慮し、ハイブリッド方式(オン・オフライン同時開催)で行う。また、大会期間中は政府の防疫指針(参加人数の制限など)に従い運営していく。  4日間の日程で開催される今回の「第25回世界韓経済人大会」は、▲投資誘致説明会▲大陸間ネットワーク形成懇談会▲輸出相談会▲採用説明会を用意している。世界韓経済人ネットワークが一堂に会するため、中小企業の輸出支援や韓国で求職中の若者向け採用説明会は事前受付が必須となる。  注目の海外就職1対1コンサルティングや海外就職環境説明会、企業採用説明会などのプログラムが用意されている「採用説明会」は、9月30日(木)までホームページ(oktajobfair.com)から参加申請を受付けている。  就職説明会では、海外でビジネスを展開する世界韓人貿易協会の会員70社と、国内の求職者100人をマッチングして面接につなげ、会場を訪れた求職者には会員企業とのオンライン面接を行う。世界韓人貿易協会は本大会を通じて、今年年末まで約50人の海外就職を目指す。  ソウル市のチョン・ヨンジュン経済政策課長は「世界韓経済人、約1千人がオン・オフラインで参加する輸出相談会を通じて、ソウル市内の企業が輸出販路を開拓し、海外に住む韓国人の国内投資拡大につなげたい」としながら、「潜在力ある国内の若者と、競争力ある世界の韓国人企業をマッチングすることで、良質な雇用が創出される場になるよう運営に力を入れていきたい」と語った。
SMG 268

韓国を代表するデザイナーら、ソウル市の支援で 世界4大FW「ロンドン・ファッション・ウィーク」に進出

BMUET(TE)や LIE、ソウル・ファッション・ウィークを代表するデザイナーら、ロンドン・ファッション・ウィークに進出 市、ハードル高い世界4大ファッション・ウィークへ、ソウル・ファッション・ウィークの代表デザイナーたちの進出を支援 ロンドン・ファッション・ウィーク参加デザイナー、ソウル・ファッション・ウィークへの参加を牽引し、ソウルのファッション産業の国際的認知度アップへ  ソウルを代表するデザイナー、イ・チョンチョンのLIEとBMUET(TE)が、パリ、ニューヨーク、ミラノと共に世界4大ファッション・ウィークのひとつに数えられる「ロンドン・ファッション・ウィーク」(9月17日から9月22日)の舞台に立つ。  ソウル・ファッション・ウィークに参加したデザイナーたちのロンドン・ファッション・ウィークへの進出に向け、市は英ファッション協会との協力プロジェクトを推進し、その一環としてデザイナーらの世界進出を支援している。  今回の2022S/Sロンドン・ファッション・ウィークに参加するブランドには、ソ・ビョンムン、オム・ジナによるBMUET(TE)と、イ・チョンチョンのLIEが選ばれた。ロンドン・ファッション・ウィークはファッション・フィルムを制作後にオンラインで開催され、ソウル市は市のデザイナーたちのファッション・フィルムの制作を支援した。  これは、ソウル市が新進デザイナー育成プログラムを積極的に行っている英ファッション協会(BFC)に交流を提案したことで始まった協力プロジェクトの一環であり、これまでハードルが高かった世界のファッション・ウィークに、ソウル・ファッション・ウィークに参加したデザイナーが進出できるよう支援するための取り組みだ。  英ファッション協会(British Fashion Council)とは、ロンドン・ファッション・ウィークやロンドン・ファッション・ウィーク・フェスティバルの開催、若手デザイナーの育成、ロンドン・ファッション業界の海外進出を主管する機関だ。  ソウル市と英ファッション協会は2017年、ソウル・ロンドン間ファッションに関する覚書を締結している。  LIEの2022S/Sシーズンのコンセプトは、フランス語で美しい時代を意味する「ベル・エポック」。コロナによる痛みや苦しみで停滞し色褪せた現実から抜け出し、美しかったあの頃にきっと戻ることができると信じる心から始まった。  ベル・エポック、つまり美しかったあの頃に着想を得て、華やかさとエレガントさと蘇らせ、躍動的なカッティングとパターン、精巧なテーラリングで美しく堂々とした女性を表現し、ブルー系のポイントカラーを用いてLIEのシグニチャーである遊び心あふれるミックス&マッチを通してエネルギーを吹き込む。  一方、BMUET(TE)の2022S/Sシーズンのコンセプトは余剰現実(SURPLUS REALITY)だ。残された現実は日常的に経験してきたやり方から抜け出し、現実をやや異なる観点から見つめる夢幻的な逸脱を表現する。  ロンドン・ファッション・ウィークに続き、10月7日(木)からは「ソウル・ファッション・ウィーク」が完全事前制作によるオンラインで開催される。LIEとBMUET(TE)のファッション・フィルムはYouTubeやNAVER TV、VLIVEから視聴できる。また、今回のファッション・ウィークから、世界中で10億人が利用するナンバー1ショートムービー・プラットフォーム「TikTok」でバックステージの様子など様々なコンテンツを発信する予定だ。  ソウル市のパク・テウ経済雇用企画官は「今回のロンドン・ファッション・ウィーク関連の交流は、ソウルで育ったデザイナーが海外の舞台に立ち、ソウルのファッション産業の競争力を知らせ、その潜在力の評価を得られる機会」としながら、「ロンドン・ファッション・ウィークをはじめ、世界4大ファッション・ウィークであるパリやミラノのファッション・ウィークへの進出に向けた交流を推進している」と語った。
SMG 488

オ・セフン市長「ソウルビジョン2030」 階層移動のはしごを取り戻し都市競争力確保へ

今後10年間の市政マスタープラン「再び飛躍する公正都市」のビジョンの下、4大目標と中心課題20推進へ 共生都市:住居・雇用・教育・福祉で階層移動のはしごを取り戻し、公正な競争と機会を保障 世界をリードする都市:世界TOP5の都市を目指し、大胆な規制改革とインフラ大幅拡充 安心都市:気候変動、粒子状物質、事故や災害などからの回復力の強い都市へ 未来感性都市:魅力と感性が息づき、伝統・現在・未来が共存する品格ある都市へ  ソウル市のオ・セフン市長は15日(水)、今後の市政運営の基本方針を網羅した「ソウルビジョン2030」を発表した。2030年までの10年間を見据えたソウル市政のマスタープランだ。  ソウル市は今年5月から各界各層の122人からなる「ソウルビジョン2030委員会」(有識者44人、市民78人)を発足させ、136日間、100回を超える議論の末に「ソウルビジョン2030」をまとめた。  市は、今年5月から122人の「ソウルビジョン2030委員会」を組織・運営し、8つの分科会で合わせて103回に及ぶ会議を開催するなど、踏み込んだ議論を行ってきた。  「ソウルビジョン2030」が示した最重要ビジョンは「再び飛躍する公正都市ソウル」だ。この最重要ビジョンの実現に向けて確立すべき2030年までの4大未来像として▲共生都市▲世界をリードする都市▲安心都市▲未来感性都市を定めた。  こうした目標を政策として具現化するため、①階層移動のはしごを取り戻し、②国際的都市競争力の強化、③安全な都市環境の実現、④味わいと感性で品格を高めるという4大政策目標の下、16の戦略目標および78の政策課題を推進していく。  絶たれてしまった階層移動の機会を取り戻し誰もが公平に機会を得られるソウル、落ち込んだグローバル都市競争力を回復させ再び人と企業と投資が集まる魅力的なソウルづくりを目指す。  市は特に、中心となる20課題を優先的に推進し、市民が実感できる効果を最大限に引き上げたい考えだ。 <共生都市:住居・雇用・教育・福祉の4つの階層移動のはしご回復で公正な競争と機会を保障>  第一に、現在、絶たれている階層移動のはしごをかけ直し、未来への発展の原動力を取り戻す。公正な競争と機会を保障すべく▲住居▲雇用▲教育▲福祉という4つの階層移動のはしごが歯車のように噛み合い回り続ける構造的システムの構築を目指す。  年間で平均8万戸を新規供給することで住居の不安を解消し、青年活力プロジェクトと50代以上のシニア世代の雇用エコシステムを整備、さらに自営業者など地域経済復活プロジェクトで雇用のはしごを取り戻す。先月、新たにスタートしたオンライン教育プログラム「ソウルラン(learn)」は、教育のはしごをかけ直すための政策だ。福祉にはしごをかけるための弱者に寄り添う福祉制度「ソウル型市民安心所得」は来年、試験的に運営を開始する。 <世界をリードする都市:世界TOP5の都市を目指し、大胆な規制改革とインフラ大幅拡充>  第二に、世界TOP5の都市を目指し、都市競争力を引き上げるための多面的な政策を推進する。特に、良質な企業環境の整備と有能な人材の誘致を通じてソウルの世界的競争力を強化すべく、その妨げとなる規制を大胆に改革し、関連のインフラを大幅に拡充する。  世界5大金融都市への参入とアジアのデジタル金融ハブを目指し、汝矣(ヨイ)島(ド)をデジタル金融特区に指定。ソウルの産業競争力を高めて将来に備えるべく、漢(ハン)江(ガン)周辺の成長拠点を中心に江南(カンナム)・江北(カンブク)をつなぐ4大新成長革新軸を整備する。また、都市レベルの投資専門機関「ソウル投資庁」を新設し、企業フレンドリーな環境を整え、企業価値1兆ウォン規模の世界的ユニコーン企業を40社まで増やしていく。  東大門デザインプラザ(DDP)を中心とする東(トン)大門(デムン)エリアは世界のトレンドをリードするビューティー産業ハブとして整備し、来年からアジアを代表する観光フェスティバル「ソウルフェスタ(SEOUL FESTA)」を開催する。漢江の水路を回復させ、地上にある線路を地下に移すなど、都市全体を立体的に活用する「スマート立体交通都市」を実現する。 ※4大新成長の革新軸 ▲国際競争革新軸:漢(ハニ)陽(ャン)都城(トソン)-ソウル-龍山(ヨンサン)-漢(ハン)江(ガン)-汝矣(ヨイ)島(ド)-永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ)-九(ク)老(ロ) ▲青年先端革新軸:漢江-聖水(ソンス)-清涼里(チョンニャンニ)-洪(ホン)陵(ヌン)-光云(クァンウ)大(ンデ)-倉(チャン)洞(ドン) ▲未来融合革新軸:漢江-三(サム)成(ソン)-水(ス)西(ソ)-良(ヤン)才(ジェ) ▲感性文化革新軸:上岩(サンアム)-漢江-麻(マ)谷(ゴク)-金浦(キンポ)空港 <安心都市:気候変動、粒子状物質、事故や災害などからの回復力の強い都市へ>  第三に、気候変動や粒子状物質、事故や災害など市民の命と安全を脅かし、都市の成長を妨げる要因から安全で、回復力の強い都市環境づくりにも注力する。  市民の誰もが自分で健康管理ができる「スマート・ヘルスケアシステム」を構築し、AIなど先端技術を活用した「マニュアル都市」を整備することで災害への対応力を高める。エネルギーを抑えて生産する「スマートエコ都市」づくりにも拍車をかける。 <未来感性都市:魅力と感性が息づき、伝統・現在・未来が共存する品格ある都市へ>  第四に、魅力と感性が息づく伝統・現在・未来が共存する都市を築き、新型コロナウイルスで疲弊した市民の日常を癒し、都市としての品格を高めていく。  全国初の「メタバース・ソウル」プラットフォームを構築し、段階的に市政の全領域に拡大する一方、世宗(セジョン)文化会館と東大門デザインプラザ(DDP)を拠点とする文化芸術の中心、感性都市をつくる。風(プン)納土(ナプト)城(ソン)から光化門(クァンファムン)の月(ウォ)台(ルテ)まで、2000年に及ぶソウルの歴史と文化を復元する「支川(チチョン)ルネッサンス」を通じて、地域の大小の河川が流れる水辺を市民の活力と経済活動の中心に生まれ変わらせる。  ソウル市は「ソウルビジョン2030」における政策課題の実行力を担保すべく、各課題に総括責任者を指定し、毎年、円滑に事業を推進できるよう四半期ごとに事業評価を行い、各事業の進捗を定期的に分析して事業計画を補完・発展させていく。  四半期別事業評価には、各分野の専門家や市民からなる評価団も参加し、政策推進の透明性と受容性を高める。  市は、ビジョンで提示された政策課題を具体化し推進する過程では、市議会と密に連携し協議していく計画だ。  市はまた、「ソウルビジョン2030」の全78課題の詳細を今月末からソウル市ホームページや電子ブックで公開する。  オ・セフン市長は「行政機関や政策の専門家、さらに市民が共に膝を突き合わせ議論に議論を重ねた末に今後10年間のソウル市政のマスタープラン『ソウルビジョン2030』をまとめた」としながら、「『再び飛躍する公正都市ソウル』というビジョンの下、誰もが夢を持てるソウル、公正と共生の価値が息づく超一流のグローバル都市ソウルを目指して今再び全力で取り組みたい」と語った。
SMG 500

ほんの一時でいい、疲れた心を休ませて ソウル市、コロナ対応スタッフへ「心の充電所」運営 エールバス・心理相談・マッサージ

市、現場スタッフへの心理サポートサービスを拡大し25区を訪問する応援キャンペーンを実施 按摩やヒーリングコンサートなどメンタルヘルスをケアするヒーリングプログラムのほか、心理テストや集中相談も 市、保健所とコロナ対応スタッフへのインタビュー通じて対策まとめ、きめ細かい実態調査も推進  ソウル市は、新型コロナウイルスに対応するスタッフのストレスを緩和するため、市内25の区の現場を訪問し、応援キャンペーン「エールバス」、按摩、ヒーリングコンサートなど精神的な疲労を和らげるプログラムをはじめ、心理テストや集中心理相談サービスを提供する「心の充電所」を運営し、状況に合わせた「非対面心理サポート」も拡大して実施する。  市は、新型コロナの長期化により全国的にコロナ対応スタッフのメンタルヘルスが一般市民に比べて高いリスクにさらされていることから、個々のケースに合わせた対策を推進すべく、今年8月、市内25の区の保健所やコロナ対応スタッフへのインタビューを実施。現場の意見を吸い上げ、その結果を反映して25の区を訪問する「エールバス」応援キャンペーンを含む「心の充電所」を運営するなど、心理サポート事業を推進する。  ソウル市が行ったインタビューで、新型コロナの現場対応スタッフへの業務負担の増加や、家族や同僚との交流が途切れたことで心のバランスを崩した経験があるなど、新型コロナの長期化による「仕事のストレス」がもっとも大きな問題となっていることがわかった。また、この問題の解消に向け、現場でもっともニーズの高い心理サポートサービスとして「周囲との交流の強化」と「休息」が挙げられた。  このため、市は現場の意見を汲み取り、勤務時間内にしばし心の休息を取れる応援キャンペーン「エールバス」や心理相談など、移動型「心の充電所」を運営する。同時に、現場のコロナ対応スタッフのメンタルヘルスの状況をきめ細かく把握するため実態調査も行い、心理サポートサービスのさらなる強化に乗り出す。  コロナ対応スタッフの心理サポート、訪問する「心の充電所」は14日、東大門(トンデムン)区をスタートに市内25の区を巡回して飲み物や菓子を提供するなど、新型コロナ対応に追われるスタッフに応援メッセージを届ける。また、ソウル市が実施する視覚障碍者支援事業「指先から伝わる希望プロジェクト」と連携し、按摩、ネイルアートの特別公演や瞑想などのヒーリングプログラムを支援するほか、心理テストと集中心理相談を実施するための心理サポートサービスも推進する。  また、対面での参加が難しい人のためにオンラインで非対面ヒーリングコンサートや瞑想プログラムを実施。精神的な疲弊を防ぐためのプログラムも推進し、ジョンズ・ホプキンス大学のチ・ナヨン教授の「ストレス管理とセルフケアのコツ」をはじめ、ヒーリングコンサートでは歌手のミミシスターズ(MIMI SISTERS)やOKDALが出演し、コロナ対応スタッフにエールを送る。  コロナ対応スタッフの心理サポートプログラムは、ソウル市精神健康福祉センターやソウル市自殺予防センター、基礎精神健康福祉センターと共同で実施され、国家トラウマセンターなど外部機関との連携で進められる。  市は、今回のコロナ対応スタッフへのインタビューの結果を基に、コロナ対応スタッフのメンタルヘルスの状況をきめ細かく把握するため「コロナ対応スタッフを対象としたメンタルヘルスの実態調査」を行う。9月中旬まで不安や気持ちの落ち込み、新型コロナウイルスへの恐怖、仕事によるストレスなど、メンタルヘルスに必要なサービスについて調査し、今後の持続的な心理サポート計画に反映する予定だ。  ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は「コロナ対応の最前線で1年9ヵ月の間、尽力してこられたすべてのスタッフの方々に心から感謝する」としながら「ソウル市は現場で疲れた心身を少しでも癒せる心理サポートサービスを提供し、今後も業務環境の
SMG 329

ソウルFW、景福宮からDDPまで600年の歴史をランウェイに EXOのメンバーKAIをグローバル広報大使に任命

「2021秋のソウルファッションウィーク」、10月7日から15日まで100%事前録画でオンライン開催 徳寿宮、西大門刑務所歴史館、DDPなどソウルの過去-現在-未来をつなぐ名所がランウェイに変身 広報大使KAIの映像を15日にYouTubeで公開、Kファッションとソウルの遺産を世界に向け配信  かつて王が暮らした景(キョン)福宮(ボックン)や徳(トッ)寿宮(スグン)、雲峴宮(ウニョングン)、慶熙宮(キョンヒグン)など朝鮮時代の宮殿から西(ソ)大門(デムン)刑務所歴史館やプロボークソウル(proboke Seoul)などの近現代建築、さらにDDP(東(トン)大門(デムン)デザインプラザ)まで、ソウルの躍動的な600年の歴史が息づく名所がランウェイの舞台となり、世界に発信される。  ソウル市は「2022 S/Sソウルファッションウィーク」を10月7日(木)から15日(金)までの7日間、オンラインで開催すると発表した。  今回のソルウファッションウィークでは、韓国の伝統の美とソウルの歴史、さらにソウルの今を象徴する異色の空間がショーの舞台となる。  ソウルを代表する歴史的観光名所、景福宮をはじめとする宮殿でショーを収録するのは今回が初めて。今年3月の「2021 F/Wソウルファッションウィーク」で、国立中央博物館と国立現代美術館の内部を史上初めてランウェイの舞台としてショーを開催したが、今回もK文化遺産とKファッションを融合させたファッションショーを世界に発信する。  グローバル広報大使には世界的に認知度が高く、多くのファンを有するアイドルグループ、EXOのKAIが就任する。ソウル市が支援し、今年のロンドンファッションウィークへの参加を控えるデザイナー「BMUET(TE)」の衣装をまとって撮影したPR映像が15日(水)、YouTubeで初公開される。  「2022 S/Sソウルファッションウィーク」のすべてのランウェイ(ファッションフィルム)は完全事前録画でYouTube、NAVER TV、VLIVEから視聴できる。また、今回から世界10億人が利用する世界最大のショートムービー・プラットフォーム「TikTok」でバックステージの様子など様々なコンテンツを配信する予定だ。  今回の「2022 S/Sソウルファッションウィーク」の3大主力プログラムは、①各デザイナーのランウェイが見られるオンライン・ファッションショー、②デザイナーと海外バイヤーとの1対1のオンライン受注商談会、③デザイナーズブランドの認知度を高め、国内外向けPRコンテンツの制作支援だ。  まず、オンライン・ファッションショーはソウルファッションウィークのメイン・イベントだ。7日間で計37回のファッションショーが行われ、有名アーティストがオープニングとフィナーレを飾る。  重鎮デザイナー26人による「ソウルコレクション」は、朝鮮時代の王宮やソウルの文化遺産を代表する場所で行われる予定で、新進デザイナー11人の「ジェネレーション・ネクスト」は新進デザイナーの登竜門と言われるDDPをはじめ、ソウルの現在と未来をつなぐプロボークソウル(proboke Seoul)、弘済流(ホンジェユ)縁(ヨン)、ソウルウェーブを舞台にランウェイが繰り広げられる。  また、新型コロナウイルスの影響でこれまで制限されていたビジネス・ニーズに応えるべく、オン・オフラインで120余りのブランドが参加する商談会をはじめ、海外バイヤーとのTV会議やZOOMミーテイングなど、国内外の販路開拓に向けた機会を提供する。  国内デザイナーと国内外の有数のバイヤーとのB2B受注商談会「トレードショー」は、韓国コンテンツ振興院「ファッションコード(KODE)」との協力の下、10月13日(水)から19日(火)までDDP内で行われる。バイヤーたちがオンライン・ファッションショーを観覧した後に商談を行えるよう時間を調整し、1ブランド当たり10回以上のTV受注商談会を行えるよう支援する。  さらに、一般消費者向け「ソウルファッションウィーク・オンライン企画展」も開催する。TikTokを利用したソウルファッションウィークのファッションフィルムや、ソウルファッションウィークの認知度向上のため参加デザイナーと制作したコンテンツも配信する計画だ。  「2022 S/Sソウルファッションウィーク」のランウェイ映像は10月7日(木)からソウルファッションウィークのホームページ(http://www.seoulfashionweek.org)やYouTube、NAVER TV、VLIVE、TikTokなどから観覧できる。日程の詳細はソウルファッションウィークのホームページから確認可能。  ソウル市のファン・ボヨン経済政策室長は「『2022 S/Sソウルファッションウィーク』は、コロナ禍でも世界中にソウルのファッションや伝統、文化を発信し、韓国アパレル産業の活性化を支援すべくオンラインで開催される」としながら「今回のソウルファッションウィークを通してKファッションの存在感を高め、国内アパレル産業を活性化させる一方、ソウルの都市としての競争力も高められるよう最善を尽くして推進していきたい」と語った。 【添付】2022 S/Sソウルファッションウィークのイメージ
SMG 475

ソウル市、感染者9.2%が外国人 「ワクチン接種・事前検査」奨励キャンペーン実施

市・区・警察署・外国人支援施設、外国人の多く暮らす九老・永登浦・龍山で合同キャンペーンを実施 各言語で制作された事前検査奨励ポスターを職業案内所4475ヵ所に配布、電光掲示板29664ヵ所でも周知 ソウル市「持続的な広報活動と多言語情報提供で外国人住民の安全な生活環境の整備に寄与したい」  ソウル市の全感染者のうち外国人感染者の割合が増加(2021年7月6.3%→8月9.2%)していることから、市は、外国人住民へのワクチン接種と事前検査を奨励するキャンペーンを集中的に推進すると発表した。  このキャンペーンを通じて、防疫情報の不足や言葉の壁などで外国人住民のワクチン接種や事前検査への参加が困難になることがないよう取り組む。  ソウル市は、市内の区や警察署、外国人支援施設と協力して九(ク)老(ロ)、永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ)、龍山(ヨンサン)など外国人が多く居住する主要地域で合同キャンペーンを実施する。  8日(水)には永登浦区にあるテリム中央市場を中心に、ソウル市や永登浦区、永登浦警察署、ソウル・グローバル・センターの関係者と中国同胞団体が共に最後のキャンペーン活動を行う予定だ。  市はまた、外国人住民の場合、一般の韓国人に比べて予約フローが複雑であるという認識がある上に、言語サポートの不足などで外国人のワクチン接種率がやや低調になっていると見て、新型コロナウイルスのワクチン接種関連情報を一目でわかるようまとめた案内を配布し、国籍に関わらず同じ基準と手続きに基づいて事前予約が行われていることを周知徹底するとしている。  同時に、18歳から49歳までのワクチン接種事前予約が終了する9月18日(土)まで、ソウル西南圏など外国人住民が多く居住する地域の所管区や外国人支援施設18ヵ所でオン・オフラインの広報活動を継続して推進する。  一方、外国人住民の事前検査への参加を促すための取り組みも継続する。8月には事前検査を奨励するポスターを多言語で制作し、外国人住民の出入りが多い建設現場や職業安定所など4475ヵ所に配布したほか、事前検査を奨励する映像を屋外電光板や地下鉄のホームなど2万9664ヵ所に9月10日まで流す予定だ。  外国人住民向け新型コロナウイルス防疫関連情報(13ヶ国語に対応)は、ソウル・グローバル・センターのホームページ(http://global.seoul.go.kr)または電話(☎02-2075-4180または02-120)から確認できる。  ソウル市のキム・ソンスン女性家族政策室長は「外国人住民はコロナ禍で言語や情報の壁に阻まれるなど二重苦を強いられており、本人はもちろん周囲への感染を防ぐために正確な防疫情報の発信が急がれている」としながら、「地域資源の連携を通じた持続的な広報活動や多言語での案内を強化して感染防止を行き届かせ、外国人住民の安全な生活環境を整えられるよう最善を尽くしたい」と語った。
SMG 323