最先端スマートシティソウルを3D&ARで体験できる「スマートソウル展示館」開館
2020年10月27日、ソウル市民が日常で使用している革新的な最先端スマート都市行政サービスや技術を網羅した体験型「スマートソウル展示館」が、ソウル市庁地下1階(市民聴)に開館した。スマートソウル展示館は、事前予約制で運営される。 展示館は大きく4つのセクションに分けられ、3DやAR(拡張現実)などを通じて出会える体験空間として構成されている。非対面で観覧できるよう、「スマートソウル展示館」専用アプリを通じて展示ガイドを提供する。展示館は、「データとともに市民の暮らしが変わる都市、ソウル」というタイトルで、下記の4つのセクションで構成されている。 第1セクション「ソウルを収集する」では、ソウル市がビッグデータを収集・保存・公開する全過程が一目でわかるよう、大型LEDスクリーンで紹介している。ソウル市ネットワーク「S-Net」、微小粒子状物質(PM2.5)・温度・湿度などの環境データを収集する「S-Dot」、開かれたデータ広場など、ソウル市が推進している関連事業を映像で確認できる。 第2セクション「ソウルを詳しく見る」では、デジタルツイン・テクノロジーを活用してソウル全域を3Dで具現化した「S-Map」を、大型タッチ画面で体験できる。好きな場所をタッチするだけで、日照量・眺望圏・風の道などの環境情報を、分かりやすく手軽に知ることができる。 ソウル市の「デジタル市民市長室」も別途に設置されている。交通情報、災害現場、物価など市民の暮らしと直結するすべての行政情報をリアルタイムで見られる最先端システムで、ソウル市が世界で初めて2017年に行政情報とICT技術を組み合わせて開発したものだ。 第3セクション「市民の暮らしを変える」にある「移動が便利になる」では、ソウルの日常を変えたスマートシティポリシーを、「ソウルさん」という仮想の人物がソウルの一日を体験する様子を通じて知ることができる。 展示室の「4面映像館」では、ソウルさんがソウルで生活する様子を視聴できる。「タルンイ」「ナヌムカー」「オルペミバス」など、ソウル市民の暮らしの中のスマートテクノロジーを紹介しており、専用アプリを利用すると、AR(拡張現実)でも観覧できる。 「日常が安全になる」では、CCTV統合安全センター、救急車両優先信号システム、高齢者のためのスマートプラグサービスなど、より細かなスマートシティソウルの行政サービスを紹介している。 第4セクション「ともにつくる」では、「民主主義ソウル」を通じて「スマートシティズン」としてのソウル市民の意見が市政に反映されるプロセスを紹介している。「民主主義ソウル」で議論されたテーマに対する賛成・反対をタッチスクリーンで押すと、投票結果が出るまでの過程がスクリーンに表示される。 このセクションには、イノベーション企業の広報空間も設けられている。2020年初旬、米ラスベガスで開催されたIT・家電展示会「2020CES」ソウル館への参加企業の製品にも出会える。また、情報弱者である高齢者に対してデジタル機器教育を提供する「どこでもサポート団」など、ソウル市が市民と協力した事業も紹介している。 「スマートソウル展示館」を観覧したい市民は、まず市民聴ホームページ(http://www.seoulcitizenshall.kr)で事前予約しなければならない。月曜日~土曜日運営(休館日:日曜日)で、一日3回(10時、14時、16時)事前予約者に限り入場できる。観覧料は無料。 専用アプリのインストールが困難な市民のため、案内デスクでタブレットをレンタルしており、案内解説ガイドの説明を聞きながら観覧するプログラムも市民聴全体の開館時期に合わせて提供する予定だ。 (お問い合わせ:82-2-2133-7874)
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