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福祉/健康/安全ニュース

  • ソウル、市民の楽しい歩行に「安全」をプラスする

  • ソウル市総合ニュース SMG 672

    ソウルが従来の車中心都市から人中心の交通都市へ再び生まれ変わっている。これは市民の歩行安全の強化と、歩きたい都市づくりという二つのテーマで構成されている。 代表的な歩行安全の強化政策として「安全速度5030」を挙げることができる。道路交通法の施行規則の改正に基づき、2021年4月17日から施行する。ソウル市内の最高制限速度を幹線道路で時速50㎞、生活道路で時速30㎞以内に下方修正するという内容だ。 ただし、移動性の確保が必要なオリンピックデロ、カンビョンブクロ、内部循環路など自動車専用道路は現行の制限速度である時速70~80㎞が維持される。変更された制限速度は交通安全標識や路面標識など、交通安全施設を通じて運転手に案内する。運転手は制限速度に従って運転しなければならない。 ソウル市は安全速度5030事業を通じて、安全運転文化に対する市民の共通認識を広め、歩行者の安全水準が向上することを目標としている。特に安全速度5030事業をソウル全域で施行することにより、現在56%に上る車対人の交通事故による死亡者の割合が低くなることが期待される。2019年のソウル市人口10万人あたりの交通事故による死亡者数は2.6人で、全国最低水準である。しかし、歩行者の安全分野は相対的に脆弱であるのが実情だ。 ソウル市とソウル地方警察庁は「安全速度5030」の施行に先立ち、2021年3月21日からスピード違反者を取り締まる予定だ。警察は取り締まり実施前に3か月間の猶予期間を設け、スピード違反者に法規違反通知書を事前に発付する。ソウル市と警察は今後も交通安全施設の不備点を点検し、変更された制限速度の適正性検討などモニタリングを強化して市民の不便を最小限に抑える予定だ。 歩きたい都市造成政策のメインは「人が休むにも歩くにも楽しいクァンファムン(光化門)広場」だ。 2021年10月の完工を目標に2020年11月16日に開始した。ソウル市は2021年2月までに駐韓米国大使館側の広場東側道路を、双方向の通行が可能な7~9車道に拡張・整備する。セジョン(世宗)文化会館側の西側道路空間は広場に編入して、来年5~10月にソウル広場(6449㎡)の面積の2倍を超える歩行空間(1万3950㎡)である「公園を抱く広場」として造成する。このように2段階に分けて行うのは、車の通行と市民の歩行を妨げないようにするためだ。 ソウル市は広場東側道路の拡張整備工事の場合、市民の不便と周辺の商圏への影響を最小限に抑え、隣接した「セジョンデロ(世宗大路)サラムスプギル(人・森・道)(ソウル駅~セジョンデロ(世宗大路)十字路、1.5㎞)の造成による車道連携などを考慮し、主要工程を最大限早く終える予定だ。 さらに2021年2月までに広場東側車道の拡張・整備を完了し、西側車道の通行車が東側を通行できるようにする。ソウル市は西側車道の車両統制時期を、東側車道の上り線・下り線の車の流れが安定するように考慮して推進する計画だ。広場東側道路の拡張・整備工事は、2020年の予算101億ウォンが投入される。 広場の西側にできる「公園を抱く広場」には、最も多くの市民が提案した意見が反映される。四季の変化が感じられる花、樹木、芝生をあちこちに植え、東側には自転車道(幅1.5m、長さ550m)も作る予定だ。広場の工事期間中は「ヘチマダン」「セジョンノ(世宗路)公園」なども修繕し、広場と周辺地域の連携を強化する。 クァンファムン(光化門)広場の工事は、市民の通行量が多い現代海上前から政府ソウル庁舎まで区間別に行う。工事が完了した区間から市民が利用できるようにする予定だ。ヘチマダンのリモデリングから始め、広場の地面に板石舗装を行い、傾斜路の階段の修繕と共に水景施設や可変施設物などを設置する。 西側には韓国の自然と四季が感じられるように背丈の高い37種の木を317株、背丈の低い30種の木を6700株植える。33種の花を3万3431本と2698㎡の広さに2種類の芝生を植え、森と日陰、花と香りが楽しめる美しい風景で彩られたクァンファムン(光化門)広場を作る計画だ。 人中心の交通都市づくりのため、「スクランブル交差点」も設置している。 ソウル市は2020年、交通量と歩行量が多い中心通りであるチョンノ(鐘路)1街を含む計25か所に、警察と協力してスクランブル交差点を設置してきた。 スクランブル交差点は別途に歩行専用信号を設置し、歩行者が好きな方向に一度に横断できる歩行者にやさしい交通施設である。横断時間の短縮により歩行者の満足度が向上し、交差路の全車両が一時停止することで横断歩道での交通事故を予防できるという長所がある。今まではスクランブル交差点を毎年3~4か所ほど設置していたが、今回の設置台数は今までの6倍以上に拡大したものだ。ソウル市は流動人口が多く、歩行者が多い地点を選定し、2021年10月までにスクランブル交差点26か所を追加で設置する予定だ。

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