ソウル市は、2020年第101周年3・1節を迎え、3・1運動の歴史的意味と価値を市民と共に振り返るため、ソウル図書館の夢刻み板を2月27日(木)にリニューアルする。 「私たちにはともに乗り越えてきた歴史があります」というメッセージが書かれた3・1運動第101周年の夢刻み板は、市民の自発的な参加と協力により、国難を乗り越え、世界の弱小民族に希望を与えた3・1運動の歴史的意味と価値を市民と共有するために企画された。 特に、3・1運動に参加した民衆の「日常への回復」に対する望みに着眼し、新型コロナウイルス感染症など現在の韓国社会が対面している苦難や葛藤を、市民の参加を通じて知恵をもって乗り越えていこうという意味が込められている。 さらに今回の夢刻み板は、3・1運動第101周年を迎えて数字の「101」を使って万歳をしている人の姿に形象化したイメージを込め、国家的危機の前でも希望を失わない韓国民族の意気を表現している。 「ナビロ(路)」照明道の設置予想図(昼間) 「ナビロ(路)」照明道の設置予想図(夜間) また、3月中に日本軍慰安婦の被害者を追慕するために造成されたナムサン(南山)の「記憶の場」周辺に照明道の「ナビロ(路)」を設置し、周辺の地下鉄駅及びミョンドン(明洞)・チュンムロ(忠武路)一帯の広報物の設置などを通じて、「記憶の場」に対する市民の関心を高める方針だ。

ソウル市所在の文化・体育施設は、いくつかを除いてこの度休館する運びとなった。ソウル市は、新型コロナウイルス感染症の危機警報が「深刻」レベルに引き上げられたことを受け、感染症の拡大を予防すべく文化・体育施設のほとんどを暫定的に休館することを決めた。開館再開については、追って案内することとなる。この決定により、チャムシル(蚕室)室内体育館、コチョク(高尺)スカイドームなどの市立体育施設15か所は2月24日から、市立図書館、博物館、美術館及びトンデムン(東大門)デザインプラザなど市立文化施設58か所は2月25日から緊急休館される。セジョン(世宗)文化会館の公演場など、すでに貸館予約や賃貸がなされているため、休館することが困難な文化施設13か所については、休館ではなく別途の安全対策を設けて運営を続ける予定だ。 <休館する市立体育施設> – 15か所、2月24日(月)から全面休館 – チャムシル(蚕室)オリンピックメインスタジアム、チャムシル(蚕室)サブスタジアム、チャムシル(蚕室)室内体育館、チャムシル(蚕室)第一プール、クイ(九宜)野球公園、モクトン(木洞)メインスタジアム、モクトン(木洞)野球場、シヌォル(新月)野球公園、チャムシル(蚕室)野球場、モクトン(木洞)アイスリンク、ヒョチャン(孝昌)運動場、ソウルワールドカップ競技場、チャンチュン(奨忠)体育館、コチョク(高尺)スカイドーム、チャムシル(蚕室)第二プール <休館する文化施設のリスト> ※休館せず運営を続ける施設は太字表示 ソウル市にある体育施設15か所・文化施設58か所の休館のお知らせ 番号 施設名 運営状況 1トニムン(敦義門)博物館村休館 2パク・チョンヒ(朴正煕)家屋、チェ・ギュハ(崔圭夏)家屋、イ・サンボム(李象範)家屋休館 3ポシンガク(普信閣)跡休館 4ヘファドン(恵化洞)展示案内センター休館 5ソウルウリソリ(民謡)博物館休館 6ソウル図書館休館 7ソウル歴史編纂院休館 8ハンソンベクチェ(漢城百済)博物館休館 9ソウル歴史博物館(本館)休館 10キョンギョジャン(京橋荘)休館 11ペク・インジェ(白麟済)家屋休館 12トニムン(敦義門)展示館休館 13コンピョン(公平)都市遺跡博物館休館 14キョンヒグン(慶熙宮)休館 15ハニャン(漢陽)都城博物館休館 16トンデムン(東大門)歴史館休館 17トンデムン(東大門)運動場記念館休館 18チョンゲチョン(清渓川)博物館休館 19ソウル生活史博物館休館 20ソウル市立美術館(本館)休館 21南ソウル美術館休館 22北ソウル美術館休館 23ナンジ(蘭芝)美術創作スタジオ運営 24SeMAバンカー休館 25SeMA倉庫休館 26ペク・ナムジュン(白南準)記念館休館 27ナムサン(南山)芸術センター休館 28サミルロ(三一路)倉庫劇場休館 29青春劇場休館 30コリ生活文化支援センター休館 31チェブドン(体府洞)生活文化支援センター休館 32ユン・グギョン(尹克栄)家屋休館 33トンファムン(敦化門)国楽堂休館 34ナムサン(南山)国楽堂休館 35平和文化陣地休館 36ナムサン・ハノンマウル(南山韓屋村)休館 37ウンヒョングン(雲峴宮)休館 38ソウル無形文化財教育展示場休館 39ソウルチェクポゴ(本宝庫)休館 40セジョン(世宗)大劇場運営 41セジョン(世宗)Mシアター運営 42セジョン(世宗)Sシアター運営 43セジョン(世宗)チェンバーホール運営...   Read more

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が世界的に大きな注目を集めている。2019年、韓国映画初の「カンヌ国際映画祭」パルム・ドール受賞の快挙を成し遂げたのをはじめ、アメリカで開催される世界最高の映画の祭典｢第92回アカデミー賞授賞式｣で最高の栄誉である作品賞を受賞、さらに監督賞・脚本賞・国際映画賞を受賞して4冠を獲得、現在全世界では『パラサイト 半地下の家族』旋風が巻き起こっている。 これに伴いソウル市とソウル観光財団は、ソウル市内の代表的な映画のロケ地を背景に｢映画の専門家と一緒にPAM TOUR｣を企画、映画に秘められた話などを披露する計画だ。イベントスタイルのPAM TOURを実施した後には、これを観光コースとして開発する方案も検討している。 映画に登場する主なロケ地であるマポ(麻浦)区の｢テジサルスーパー｣｢ギテクが住んでいる町の階段｣～チョンノ(鐘路)区の｢チャハムン(紫霞門)トンネルの階段｣～トンジャク(銅雀)区の｢スカイピザ｣を連結した｢映画『パラサイト 半地下の家族』ロケ地探訪コース｣はすでに2019年12月、ソウル観光ホームページ(http://www.visitseoul.net/)で紹介された。 ソウル市、『パラサイト 半地下の家族』ツアーコースで韓流旋風を巻き起こす 映画『パラサイト 半地下の家族』の初めに出てくる場所 テジサルスーパー(映画では「ウリスーパー」) (ソウル市マポ(麻浦)区ソンギジョンロ32) パク社長の大豪邸に向かう階段 ギテクが住んでいる町の階段 (ソウル市マポ(麻浦)区ソンギジョンロ6ギル) 大雨が降って家に帰る途中の場面 チャハムン(紫霞門)トンネルの階段 (ソウル市チョンノ(鐘路)区チャハムンロ219) ギテクの家族がバイトしていた店 スカイピザ(映画では「ピザ時代」) (ソウル市トンジャク(銅雀)区ノリャンジンロ6ギル86)

ソウル市は、事前の公募を通じて市民の共有空間であるプクチョン(北村)韓屋聴(チョンノ(鍾路)区プクチョンロ12ギル29-1)の2020年上半期の展示会及び貸し出し日程を定め、1月から6か月間、多彩な展示を行う。 ソウル市は、2017年からプクチョン(北村)の場所性と韓屋に適したコンテンツ展示を希望するソウル市民に貸し出しており、プクチョン(北村)韓屋聴を市民の共有韓屋として運営している。 2020年上半期には展示会が16件開催される。展示は陶芸、木製家具、伝統生け花、風呂敷などの伝統文化及び工芸分野をはじめ、ペン画、写真などの現代工芸分野の学生、作家、団体の参加により行われる。展示はそれぞれ1～3週間行われ、展示者が常在して観覧客を案内する予定だ。 展示の観覧と合わせてプクチョン(北村)韓屋聴から眺めるカフェドン(嘉会洞)の景観は、プクチョン(北村)韓屋聴を訪れた際に見逃せない鑑賞ポイントだ。 プクチョン(北村)韓屋聴は10:00～18:00まで運営し(毎週月曜日は休館)、観覧料は無料だ。展示に関する詳しい内容については、ソウル韓屋ポータル(http://hanok.seoul.go.kr)ホームページのお知らせを確認するか、ソウル市韓屋建築資産課(☎02-2133-5580)を通じて確認できる。 ○ 展示日程 展示日程 番号 日程 コンテンツ 展示名 展示者 1 1月14日(火)～2月9日(日) 木器 小盤と漆展 小盤工房(イ・ジョング) 2 2月11日(火)～2月16日(日) 陶磁器 New Taste of Black キム・ミンソプ 3 2月18日(火)～2月23日(日) 陶磁器 チョン・ハンギョル 陶磁小物展 <四角> チョン・ハンギョル 4 2月25日(火)～3月8日(日) 木製家具 ヤン・ソクジュン 木製家具展 ヤン・ソクジュン 5 3月10日(火)～3月22日(日) その他 ヘイファー・インターナショナル(Heifer International)活動展示 Hope For Nepal、 チャン・セジョン、チェ・スンシク 6 3月24日(火)～3月29日(日) 陶磁器 静寂 イ・ソンアム 7 3月31日(火)～4月5日(日)...   Read more

目の前にやってきたソルラル(旧正月)連休、短いけれど楽しく過ごしたい方はご注目ください！ 今日の「私の手のひらのソウル」では、連休中に楽しめる体験、公演、展示など文化芸術プログラムに関する情報をまとめてみました。家族がソウルにいる方や、故郷に行けずソウルに滞在する方はぜひご覧ください。あれこれ迷って大切な休日が終わってしまう前に、ゆったりと文化生活をお楽しみください。 家族みんなで楽しみましょう！ ソルラルの伝統遊び 新しい一年が始まる韓国最大の年中行事であるソルラルを迎え、ソウルの歴史と伝統が感じられる文化施設で忘れられていくソルラルの風俗と伝統的な遊びを体験する特別イベントが開かれる。 トニムン(敦義門)博物館村 トニムン(敦義門)博物館村では「トニムン(敦義門)ソルラル祭り(1月24日～27日)」が行われ、国楽、マジックなどの公演からトックク試食、餅つき、「ネズミ」イラストフェイスペインティング、投壷・コマ回し・チェギチャギなどの民族遊びまで、様々な公演・遊び・体験をすることができる。 王室文化の殿堂と呼ばれるウンヒョングン(雲峴宮)でも「ソルラル祭り(1月24日～27日)」が開かれる。静かな宮殿で伝統公演や弓道体験、ユンノリなどの民族遊び、新年の幸運を願うお守り作りなど伝統文化を体験するのがおすすめだ。 ナムサン・ハノンマウル(南山韓屋村)のソルラル祭り「みんなのソルラル(1月24日～27日)」では、十二支の仮面劇、キルノリと茶礼用の膳の解説、ソルラル特別公演などが行われる。 ハンソンベクチェ(漢城百済)博物館 ソウルを代表する博物館でもソルラルイベントが行われる。1月26日にソウル歴史博物館では「ソルラル・ハンマダン」が、ハンソンベクチェ(漢城百済)博物館では「ソルラル博物館祭り」が開かれ、民族公演や多彩な伝統遊びと共に、博物館の特別な展示も観覧しながら楽しい一日を過ごすことができる。 セジョン(世宗)文化会館「テンペスト」(左)、ソウルナムサン(南山)国楽堂「全集」(右) 音楽が好きな家族におすすめ！ 公演場巡り ソルラルを迎え、家族みんなで一緒に観覧するのにおすすめな公演も行われる。老若男女誰でも楽しめる音楽劇、キョンギ(京畿)民謡、パンソリ劇を観覧しにセジョン(世宗)文化会館、ソウルナムサン(南山)国楽堂、ソウルトンファムン(敦化門)国楽堂など公演場に出かけてみよう。 子ども連れの家族なら、楽しくわかりやすいシェイクスピアシリーズの家族音楽劇「テンペスト」がおすすめだ。シェイクスピアの名作を演劇的な想像力、美しい音楽、多彩なダンスで再構成し、様々な見どころを披露する予定だ。「テンペスト」は、2月2日までセジョン(世宗)文化会館で楽しむことができる。 ソウルナムサン(南山)国楽堂では1月26日、ソルラル特別公演として「全集」が行われる。国家無形文化財第57号のキョンギ(京畿)民謡履修者で構成された「キョンギ(京畿)ソリプロジェクトグループ・ナビ」と、個性あふれる歌い手「イ・ヒムン」が共に行う公演で、1970～1980年代のキョンギ(京畿)民謡を分析・研究し、韓国伝統芸能の深い趣を披露する。 ソウルトンファムン(敦化門)国楽堂では、1月22日～31日に国家無形文化財第5号のパンソリ「シムチョンガ(沈清歌)」の履修者である「オ・ダンヘ」が、それぞれの青春を生きていく同時代の人々を励ますモノローグ劇「オ・ダンヘの貪る」で感動のステージを披露する予定だ。 ソウル市立美術館 ソソムン(西小門)本館 展示と共に楽しむ優雅な時間 また、友達・恋人・家族と一緒に美術館を訪れるのもおすすめだ。ソウル市立美術館のソソムン(西小門)本館では「故郷」をテーマとした中東・アラブ文化圏の作品展示『故郷 gohyang：home(～3月8日)』を観覧することができ、ソウル市立北ソウル美術館の子どもギャラリーでは子どもたちが現代美術を簡単に楽しめる『四角、思索、三角(～3月10日)』の展示が行われている。 ねずみ年に「動物園」で学ぶねずみの物語 ソウル子供大公園の動物園は、ねずみ年を迎えてねずみの生態的特性や、関連する説話など様々な内容について学ぶ有益なプログラム「めでたい今年も自信あるでチュー」を動物園内のブックカフェで1月22日～26日(13時～16時)に行う。クイズや投壷遊びなどのミッションをクリアし、動物園のあちこちでモルモットやカピバラなど齧歯目の動物を直接見ることができる。 ■ ソルラル(旧正月)連休の文化芸術プログラム ソルラル(旧正月)連休の文化芸術プログラム 番号 イベント名 日時 場所 入場料 お問い合わせ 1 トニムン(敦義門) 「ソルラル祭り」 1月24日(金)～27日(月) 10:00～19:00 トニムン(敦義門)博物館村 無料 www.dmvillage.info +82-2-739-6994 2 ウンヒョングン(雲峴宮) 「ソルラル祭り」 1月24日(金)～27日(月) 11:00～17:00 ウンヒョングン(雲峴宮)一帯 無料 www.dmvillage.info +82-2-766-9090 3 ナムサン・ハノンマウル(南山韓屋村) ソルラル祭り...   Read more

ソウルに居住する外国人のより良い暮らしをサポートするため、日常生活における不便の改善提案、多文化家族政策の提案、不合理な法律の改善提案、市政関連の提案などを行う外国人住民ボランティアを募集します。 □ 募集概要 申請期間：2020年1月21日～2020年2月6日 募集人数：50名(翻訳要員5名は別途選抜) 資格要件 – モニタリング団· 以下の1・2番の資格をすべて満たしている外国人または結婚移民者(帰化者含む) ① 1年以上ソウルに居住し、韓国語または英語ができる者 ② ソウルに関心と愛情を多く持っている者 ※ ボランティア形式で、特別な身分や地位の付与なし ※ 不法滞在者(活動中に違法滞在者となる場合を含む)の場合は自動解嘱 – 翻訳要員 · 以下の1・2番の資格をすべて満たしている韓国人 ① ソウル居住で英語・韓国語の通訳及び翻訳経歴が2年以上の韓国人 ② 外国人関連の活動参加経歴を持ち、積極的に参加可能な者 提出書類 – 必須 1. 申請書 1部 2. 身分証のコピー(表面・裏面) – 選択：韓国語能力証明書類、モニタリング活動経歴証明書類など 提出方法 : Eメール(global_intern@seoul.go.kr)で提出 (163.com、qq.com以外のメールのみ受信可能) 志願者の選定発表：2020年2月18日(予定) – 志願資格を満たしている者の中で、申請書の志望動機、関連活動の経歴、今後の計画などを審査して選抜 ※ その他詳しい内容はソウル市外国人多文化担当官(02-2133-5077)にお問い合わせ □ 活動概要 活動期間： 2020年3月2日～2020年11月31日 活動特典 – 活動内容に応じて所定の活動費を支給 – 「2020年外国人住民のソウル生活調査」活動費支給内訳 「2020年外国人住民のソウル生活調査」活動費支給内訳 区分...   Read more

最近、自然災害、疾病・感染、テロの危険などから安全な旅行に対する重要性が高まり、ソウル市が「観光安全サポーター」となった。ソウル市は観光客向けの中心的な安全情報をまとめた「安全なソウル旅行ガイドブック」を発刊した。 ソウルを訪れる観光客のため、初めて開発された「安全なソウル旅行ガイドブック(Guide for Safe Travel In Seoul)」は、ソウルの季節や環境の特性を反映した実質的な行動要領がまとめられ、注目を集めている。ソウルを訪れる韓国・海外の観光客のため、計4か国語(韓国語・英語・中国語・日本語)で制作・発刊された。 「安全なソウル旅行ガイドブック」は、主要内容をイラストで簡潔に表現して可読性を高め、折りたたみ式で観光客が常に所持できるよう利便性を確保したことが最も大きな特徴だ。また、実際に現場での活用性を考慮し、アプリやWebで詳細情報を確認できるようにQRコードも挿入した。 ソウル市は「安全なソウル旅行ガイドブック」を通して、ソウルを訪れた韓国・海外の観光客にソウルが旅行するのに安全な都市であることを認識させ、同時にまた訪れたい都市・ソウルを積極的に広報する予定だ。 ○ 「安全なソウル旅行ガイドブック」は、インチョン(仁川)国際空港や主要観光案内所など観光地で無料配布する予定であり、ソウル観光ホームページ(www.visitseoul.net)でダウンロード可能だ。

セジョン(世宗)文化会館は、「2020セジョン(世宗)シーズン・パッケージチケット」を1月9日(木)の午後2時からセジョン(世宗)文化会館ホームページで販売する。パッケージチケットはセジョン(世宗)シーズンの多彩でレベルの高い公演を、観客の年齢やライフスタイル、プログラム別の特徴に合わせて、充実した構成と破格的な割引率で選べるチケット販売制度だ。観客は1年の公演ラインナップから合理的な観覧計画を立てることができ、破格的な価格はもちろん、個別の公演チケットよりも2週前に予約できるため良い座席を確保できるというメリットがある。 2016年に導入して以来、2020年で5年目を迎えたセジョン(世宗)シーズンは、セジョン(世宗)文化会館の企画公演と9つの芸術団公演を「事前に一度に」紹介する韓国最大規模のシーズン制だ。2020年はソウル市舞踊団の『ノット(N.O.T. No One There)』の開幕を皮切りに、クラシックとオペラ22編、演劇とミュージカル8編、国楽7編、合唱9編、舞踊・バレエ・サーカス7編など合計54編、393回の公演で構成されている。これまで蓄積された体系的な企画と製作、マーケティング、ファンドレイジングのノウハウを通して最高の公演を用意した。

文化備蓄基地は、1970年代の石油備蓄基地を都市再生で変身させた文化公園だ。12月の1か月間、文化備蓄基地にある古い加圧ポンプ場の建物で、海外作家と韓国の若き作家たちが芸術作業を行っている。壁画作品のタイトルは「龍の歌」で、市民の憩いの場として使われる予定だ。 海外作家のスティーブン・ピュージー(Stephen Pusey)は、韓国の若き作家たちと協業し、文化備蓄基地公園が毎日変わっていく姿を再解釈した作品を作り、2020年1月から市民に公開する。 スティーブン・ピュージーは、特有の躍動的で流動的な線の流れをつなぎ、5つの壁画を一幅の華やかな色で披露する。彼はこのような色の流れに対し、「龍の歌はそれ自体で解釈されるよりも、歌自体が龍であることを表現したい。カオス(chaos)とストリング(string)理論を見ると、細かな分子である各個体は振動、反響、響きを持っている。このような共鳴、命自体が龍の歌である」と説明している。 • スティーブン・ピュージー(Stephen Pusey) – 1975年 イギリス・ロンドンのセント・マーチンズスクール 卒業 – 1970～80年代 イギリス・ロンドン市と様々な公共美術作業を協業 – 特に少数人種や共同体に注目し、ロンドンのコヴェント・ガーデン、ブリックストーンの大規模な壁画作業などは、リアリズムの技法で描かれた民衆的かつモニュメンタルな壁画で、主要なイギリス出版全集に収録 – ニューヨークのメトロポリタン美術館の屋内壁画作家に選定、1982年にニューヨークのMoMA PS1美術館個人展やグループ展をはじめ、1994年にニューヨークデジタル財団共同設立者、サイバーSOHOフェスティバル共同設立者として活動 – 1990年代においてスティーブン・ピュージーはデジタルとネットワーク、そして共同体との関係を考察しながら新しい技法による抽象表現主義の作品作りを開始し、今回の文化備蓄基地のオープン空間である加圧ポンプ場で5点の絵画を作業 – 現在、ニューヨークのチェルシーに居住し、絵画ドローイング作業を進行中

ソウルデザイン財団は、ユニバーサルデザインを基に新しいライフスタイルを創造するデザインを探す「ソウルUDライフスタイル公募展」を開催する。 「ユニバーサルデザイン(UD、Universal Design)」は、性別・年齢・障害・言語などにかかわらず、すべての人にとって不便な要素を取り除き、便利な使用性とシステムに配慮するデザインのことだ。ソウルUDライフスタイル公募展は、ユニバーサルデザインを基に私たちの生活文化(生活様式、行動様式、生活方法など)を新しいライフスタイルとして創造するデザインを探す過程で、生活の質を高める斬新なアイディアの発掘と拡散を目指して企画された。今回の公募展のテーマは「ソウルUDライフスタイルの概念にふさわしい製品デザイン及びアイディア」であり、一般人、企業、青少年部門に分かれて行われる。様々な特典と受賞特典も用意されている。 一般人部門の大賞特典はソウル市長賞の授与と共に、合計1,010万ウォン相当で、賞金500万ウォンだけではなくヨーロッパデザインワークショップの参加費、プロトタイプ製作支援費が贈られる。企業部門の受賞作はソウル市長賞の授与と共に、DDPストアの入店及び販売の連携が行われる予定だ。青少年部門の大賞特典はソウル市長賞の授与と共に、文化商品券50万ウォンが贈られ、映像の中のアイディアはソウルの新しいデザインが創造される土台となる予定だ。受賞作はすべてDDP UDライフスタイル複合文化空間とDDPメディアを通して、展示・上映の機会が提供され市民に披露される。特に、企業製品は広報の機会となるだろう。 本公募展の受付期限は1月14日(火)までであり、受付は部門別にホームページとEメールから可能。 一般人部門と企業部門はソウルUDライフスタイル公募展ホームページ(udlifestyleaward.ddp.or.kr)で受付が行われ、青少年部門は公募展ホームページで参加申請書をダウンロード後、ソウルUDライフスタイル公募展事務局のEメール(udlifestyle@seouldesign.or.kr)で受付が可能。より詳しい内容はソウルUDライフスタイル公募展ホームページで確認できる。

ソウル市は、1970年代の地下鉄開通当時のソウルの様子を描いたハ・グンチャン(河瑾燦)の小説『電車見物』や美術文化の大衆化に貢献した画廊など、近現代のソウルの様子を知ることができる有・無形文化遺産16点を｢2019年度ソウルの未来遺産｣に選定した。 ｢未来遺産｣とは、ソウル市民の各時代の生活を映し出した近・現代ソウルの遺産のこと。ソウル市は2012年に｢近現代遺産の未来遺産化基本構想｣を発表、未来遺産の保存及び活用のために持続的な発掘・調査を推進している。2019年は16点の未来遺産が選ばれ、これを加えるとこれまで未来遺産に選ばれた有・無形遺産の数は計470点になる。 今回は、市民が美術作品などに触れる機会が少なかった時代から美術作品の展示会を開いたり、有望な美術家を発掘しつつ美術文化の大衆化に貢献してきた｢トンイン（通仁）画廊｣｢朝鮮画廊｣｢イェ（芸）画廊｣｢セムト画廊｣などが未来遺産に選ばれた。 さらに近現代のソウルを背景とする文学作品を未来遺産として発掘するため専門家による事前審査を行い、チェ・ソヘ（崔曙海）の小説『チョンアサ（餞迓辞）』、ハ・グンチャン（河瑾燦）の小説『電車見物』、ナ・ドヒャン（羅稲香）の小説『オモニ(母)』の3編を未来遺産に追加した。このような文学作品のおかげで近現代のソウルの様子は末永く記憶されるはずだ。 ソウル未来遺産は市民の自発的な発掘と保存を原則としており、市民や専門家などが推薦する未来遺産候補をソウル市が受け付け、検証や資料収集のための基礎的な状況調査を行うとともに未来遺産保存委員会の審査を経て、最終的に所有者の同意を得た上で選定する。 選ばれた「ソウル未来遺産」には、未来遺産認証書と銅版の標識が授与される。そして様々な方法で各未来遺産の価値を広報する。また2018年からは維持保存に必要な修理費やオーダーメイド型広報物の制作などを支援しており、さらに未来遺産を保護するために必要な実質的な支援方案も準備して実行している。 ソウル市、歴史のある古い画廊や小説などを｢2019年度ソウルの未来遺産｣に選定 1. トンイン（通仁）画廊（写真：トンイン（通仁）画廊の入口の全景） 2. 朝鮮画廊（写真：現COEX展示室） 3. イェ(芸)画廊（写真：外観の全景） 4. セムト画廊（写真：セムト画廊内の展示室） 5. 朝鮮料理法（写真：本の表紙） 6. ファニル（桓一）高等学校十字館（写真：建物の全景）

ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場開幕式の様子 寒い冬でも思い切り楽しめる場所がソウル市にはたくさんあります。それは皆さんご存知の雪そりゲレンデやスケート場です。ここでは手足が凍るような寒さの中でも子どもたちの笑い声が絶えません。また大人も一緒に童心に帰って楽しめます。雪そり遊びはもちろんワカサギ釣りやタルゴナなどの多彩な体験ができる｢トゥクソム雪そりゲレンデ｣、ソウルの冬の風物詩となっている｢ソウル広場スケート場｣、2019年初めてオープンした｢ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場｣などをはじめおすすめの場所は他にもたくさんあります！雪と氷に包まれたソウルで冬のひと時を満足しましょう。 トゥクソムの雪そりゲレンデ ■トゥクソム雪そりゲレンデ トゥクソム・ハンガン(漢江)公園の野外雪そりゲレンデは2019年12月24日から2020年2月16日まで利用できる。ここの利用可能時間は平日も週末も毎日午前9時から午後5時まで。 天候悪化等によって事故が発生する恐れがある場合、利用時間を変更することがある。また毎日午後12時から1時までの1時間は製雪作業のために雪そりゲレンデや遊戯施設の利用が一時中止となる。 雪そりゲレンデの入場券は6,000ウォン。雪そり(ゲレンデ)の他に雪のテーマパーク、民俗遊び体験施設などを無料で楽しめる。またユーロバンジートランポリン、ミニバイキング、ジャンピングライダー、バンパーカーなどのアトラクションもあり、料金はそれぞれ4,000ウォンから5,000ウォンの間。 その他にもワカサギ釣り、焼き芋体験、思い出のタルゴナ、風船割り、野球ボール投げなど楽しい体験プログラムが準備されている。これらは別途の利用料金が必要。 トゥクソム雪そりゲレンデは、地下鉄7号線トゥクソムユウォンジ駅の2番出口から出ると探しやすい。 期間：2019年12月24日～2020年2月16日 場所：トゥクソム・ハンガン(漢江)公園（地下鉄7号線トゥクソムユウォンジ駅2番出口） 利用料金：雪そりゲレンデ 6,000ウォン、アトラクション 4,000ウォン～5,000ウォン 紹介ページ：トゥクソム雪そりゲレンデ お問い合わせ：トゥクソム公園案内センター +82-2-3780-0521～4 ソウル広場スケート場 ■ソウル広場スケート場 ｢ソウル広場スケート場｣は2019年12月20日から2020年2月9日までの52日間利用できる。特に2019年は市民の利便性と安全を確保するため、スケート場の面積を2018年より21%広くし(1,969㎡→2,265㎡)、スケート場の内と外でコミュニケーションしやすい開かれた空間として新たにデザインした。 それに｢2018年ピョンチャン(平昌)冬季オリンピック｣で大人気を得た種目のカーリングも別途に設けられたスケート場で体験できる。 ソウル広場スケート場は、平日(日～木曜日)は午前10時から午後9時30分まで、週末(金・土曜日)と祝日は午前10時から午後11時まで利用できる。そしてクリスマス（12/24～25)と大晦日(12/31)は翌日の午前0時30分まで利用可能時間を延長する。 利用者が気楽にアイススケートを楽しめるよう入場料は例年と同じ1,000ウォンにした。ゼロペイで決済する場合、入場料の30%(300ウォン)割引サービスが受けられる。 期間：2019年12月20日～2020年2月9日 場所：ソウル広場スケート場 ☞ 交通アクセス 利用料金：アイススケート 1,000ウォン（1時間） ホームページ：ソウル広場スケート場 お問い合わせ：+82-2-1544-1555 ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場 ■ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場 ノドゥルソム(ノドゥル島)野外スケート場は、ノドゥルソム(ノドゥル島)の自然生態の森やスケート場を取り囲む木々や雪の花のようなイルミネーションにより、まるでディズニー映画『アナと雪の女王』の主人公になったような気分が味わえる。 利用料金は、1回券（60分） 1,000ウォン、1日券 3,000ウォン、シーズン券 30,000ウォン。現地でゼロペイを利用して決済する利用者のうち、1日100人に限り30%割引価格で提供している。利用料金にはスケートシューズのレンタル料金も含まれる。また利用者の安全のためにヘルメットと保護具は無料で貸し出している。 ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場は、アイススケートリンク（50m×30m）、サービス施設、イベントゾーンなどで構成されている。営業時間は平日・週末・祝日いずれも午前10時から午後9時30分まで。 期間：2019年12月21日～2020年2月16日 場所：ヨンサン(龍山)区ノドゥルソム(ノドゥル島) ☞ 交通アクセス 利用料金：アイススケート 1時間 1,000ウォン、1日券 3,000ウォン、シーズン券 30,000ウォン ホームページ：ノドゥルソム(ノドゥル島)スケート場 お問い合わせ：㈱メジャースポーツ産業 +82-70-4206-5586 雪そりゲレンデを楽しむ子どもたち ■アニャンチョン(安養川)スノーチュービング広場 アニャンチョン(安養川)スノーチュービング広場は、アニャンチョン(安養川)のオグムギョ(梧琴橋)の下のインラインスケート場を利用して7,600㎡広さの施設を造成したもの。 雪そりゲレンデには、家族みんなでスリルを楽しめる一般人向けゲレンデ（6歳以上）と傾斜が緩やかな子ども向けゲレンデ（36か月以上6歳未満）がある。一般人向けゲレンデには雪そりを上まで自動で運ぶチューブリフトも取り揃えている。ここでは利用者の安全のため、衝突しても衝撃の少ないスノーチューブを使用している。...   Read more