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「ディスカバーソウルパス」アップグレード、ソウル観光の必須アイテムに

「ディスカバーソウルパス」アップグレード、ソウル観光の必須アイテムに

– ソウル市と(財)ソウル観光財団、5つの分野を強化した改正版を9日から発売 – 無料入場・割引施設を32から66か所に拡大…63ビル、ソウル艦公園、SMミュージアムなどを追加 – モバイルパスの導入でアプリからの購入も可能。タルンイ、空港鉄道、シティツアーバスと連携 – 72時間(3日券)追加、滞在期間延長を誘導、販売場所も50か所に拡大 カード一枚でソウルを満喫できる外国人専用の「ディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)」。サービス開始からわずか2年で販売枚数が2万5千枚を超えるなど、順調な売れ行きを見せている中、ソウル市がサービスと機能を大幅にアップグレードした改正版を(財)ソウル観光財団と共同で発売した。スマートフォンが必須の個人旅行客や20~30代の観光客を中心に、ソウル観光に欠かせない必須アイテムとして位置づけられるようさらなる普及を図る。 「ディスカバーソウルパス」は、ソウル市が2016年7月に公開した外国人専用観光パス。このカード一枚で人気観光スポットへの入場や公共交通、買い物の割引、韓流文化体験など観光客の様々な好みやニーズに合わせて利用できる。改正前のディスカバーソウルパスの購入者も、9日(水)から改正版と同じ特典を利用できる。 今回の改正で無料入場や割引特典を受けられる施設が従来の32か所から66か所へと約2倍近く拡大した。追加された施設は、63ビルの展望台とアクアリウム、ソウル艦公園、SM TOWNミュージアムなど。モバイルパスも新しく登場し、いつどこでも簡単に購入できるようになった。 公共交通においても、パスを購入するとタルンイ(24時間)、仁川国際空港~ソウル駅間の空港鉄道(片道1回)、都心シティツアーバス(1日)を無料で利用できるようになる。他の交通手段との連携により、チャージして使うT-moneyとしての従来の用途に加え機能が大幅に拡大した。 改正版のディスカバーソウルパスは大きく5つの分野を強化した。①利用施設の拡大、②モバイルパスの発売、③交通系機能の充実、④パスの券種の多様化、⑤販売場所・受取場所の拡大である。 まず、入場料の無料・割引特典が受けられる観光施設を32か所から66か所に増やした。無料入場できる観光地(21か所→36か所):国立中央博物館、ソウル艦公園、ナムサンゴル韓屋マウル、63ビル展望台・アクアリウム、COEXアクアリウム、SM TOWNミュージアム、ソウルアニメーションセンターなど。割引提携施設(11か所→30か所):ロッテワールド、ロッテタワー展望台、ソウルランド、ソウル市内免税店6か所、ケジョルバプサン(季節の食膳)、オフィスパ論峴(Ohui Spa)、江南アルムダウンナラ皮膚科、中央大学国際医療センターなど。 また、今回モバイルパスも新たに発売された。「ディスカバーソウルパス」アプリをダウンロードすれば、アプリからいつでも簡単にパスを購入し利用することができる。以前は店舗でパスを購入した後アプリに登録したりオンラインで購入し現地で受け取らなければならなかったが、モバイルパスの導入によりこのような不便さが解消される。 交通系機能も大幅に強化された。従来のT-money機能をベースに、仁川国際空港~ソウル駅間空港鉄道(AREX)の片道1回の搭乗券、都心シティツアーバス1日搭乗券、ソウル市公共自転車タルンイ24時間利用券が追加された。 加えて、24時間券(1日券)と48時間券(2日券)に次ぎ、72時間券(3日券)を新たに発売することで券種の多様化を図った。観光客が滞在期間別に最適なサービスを選びソウル旅行を楽しめるようにし、滞在期間の延長を促すためでもある。販売価格は24時間券が39,900ウォン、48時間券が55,000ウォンで従来と変わらず、72時間券は70,000ウォンで販売される。モバイルパスの価格も同額。 ほかにも、37か所だった販売場所を50か所に拡大した。 ソウル市はより多くの外国人観光客が「ディスカバーソウルパス改正版」の情報を入手し購入できるよう、加盟店、提携先、海外旅行会社などの販売先を中心に広報資料を配り、地下鉄内のPRも行う計画。 一方、ソウル市がパスの利用者の移動経路をビッグデータ分析した結果、1日券を使用する外国人観光客の多くがまず初めに京福宮を訪問し、1日の締めくくりにNソウルタワーで夜景を楽しんでいることが分かった。観光客にとってはパスを使って手ごろな値段で様々な観光施設を訪問できるという点で満足度が高く、パス加盟店の観光施設では観光客の誘致や広報効果が得られるという点で高い評価を得ていることが明らかになった。 ソウル観光財団のイ・ジェソン代表理事は「ディスカバーソウルパスのコンテンツとサービスを持続的に向上させ、ソウルを訪れる個別観光客(FIT)の必需品として位置付けられるようにしたい」とし「韓流スターや人気キャラクターなどを活用した様々なシリーズパスも展開し、所蔵価値の高い観光記念品としての商品性を強化することで、観光業界との共同マーケティングの拡大や地方との連携および協力方策も積極的に模索していきたい」と話す。 ソウル市観光政策課のキム・ジェヨン課長は「観光パスの券種が多様化し、加盟観光施設や交通系機能が拡大されることにより観光客は自分の計画や好みに合わせてパスを選択し、観光コースを設計するようになる」とし「観光客の満足度やリピート率の向上にも貢献するだろう」と語る
SMG 1,738

ソウル市、「韓国での創業は初めだよね?」

– ソウルグローバルセンター、外国人の予備・初期創業者を対象にインキュベーションオフィス提供 – 鍾路(13個)・江南(3個)に計16個のオフィス設置、2018年下半期入居者を6月4日まで募集 – オフィススペースに加えビジネス、税務、関税関連の相談、創業教育、特別講座なども提供 # アクアポニックス(aquaponics:水産養殖と水耕栽培の融合技術)を活用した事業を準備中のHirasawa Shigenori(日本)、Rabten Dorji(ブータン)、Pradhan Rajiv(ブータン)チームは、「事業が独特なうえ韓国ではこの分野に詳しい専門家もいないのでアイデアをどのように具体化すればいいか頭を抱えていたが、ソウルグローバルセンターが提供している1対1のメンタリングを受けてビジネスモデルを補完しマーケティング戦略を立てるうえで大変役立った」としながら「アイディアと技術をさらに発展させ試作品も制作し、今後ファンディングも受けられるようになればと思う」と話す。 ソウル市とソウル産業振興院(SBA)が運営する外国人支援機関ソウルグローバルセンターは、外国人の予備創業者と創業1年未満の初期創業者を対象に、下半期の創業育成空間(インキュベーションオフィス)への入居者(企業)を6月4日(月)まで募集する。創業育成空間(インキュベーションオフィス)は、ソウルを基盤に事業を準備、運営している外国人の予備創業者と創業1年未満の初期創業者を対象に、創業の活性化と安定的なビジネス活動を支援するための事業で2010年から運営している。 現在、合わせて16チーム(ソウルグローバルセンターの13チーム、江南グローバルビジネスセンターの3チーム)が入居しており、2018年上半期までに計160チームが創業育成空間を利用することになる。入居企業の創業業種は、貿易業が59チーム(35.3%)で最も多く、次いでコンサルティング業が24チーム(14.4%)となっている。そのほか、サービス、IT、教育、製造など多様な業種が創業を準備中または既に創業している。国籍別では、米国が51チーム(30.4%)で最も多く、次いで中国が27チーム(16.1%)、カナダが9チーム(5.4%)の順となっている。ほかにも、ドイツ、フランス、日本、ウズベキスタン、豪州、英国など計33か国の多様なチームが支援を受けている。 ソウルグローバルセンター創業育成空間は、年に2回(上半期、下半期各1回)入居者を選抜し、基本6か月間入居できるようになっている。選定された入居者(企業)には、オフィススペースとビジネスコーチング、分野別の1対1メンタリング、特別講座などの支援プログラムを提供し、入居期間のうち5か月間の評価を経て1回に限り6か月の期間を延長できる。 ソウルグローバルセンターは、6月4日まで申し込みを受け付け、1次の書面適正審査の後、2次の面接審査を経て下半期の入居者(企業)を選定する。最終的に選ばれたチームは2018年7月1日から6か月間創業育成空間(インキュベーションオフィス)を利用でき、延長評価を通じて1回に限りさらに6か月間延長できる。創業育成空間の入居申し込み方法と必要書類に関する詳細はソウルグローバルセンターのホームページ(global.seoul.go.kr)で確認できる。(問い合わせ:clare33@sba.kr/☎02-2075-4112) 一方、ソウルグローバルセンターは創業育成空間支援のほか、創業前の手続きと準備事項に関する基本的なビジネス相談と、税務、法務、FDI、法律、関税および知識財産権に関する専門的な相談、創業大学や貿易アカデミーなどの創業教育、さらにはビジネスマッチング、ビジネスフェアといったネットワーキングイベントなど、外国人創業率の向上と創業者のビジネス力量の強化に向けた様々なプログラムを運営している。 2018年度上半期にインキュベーションオフィスに入居したRenchen(モンゴル・女性)さんは、「以前から貿易に関心があった。ソウルグローバルセンターで外国人向けの貿易アカデミーを運営しているという話を聞き、貿易についてもっと勉強したいという思いから昨年東大門グローバルセンターの基本課程と江南グローバルビジネスセンターの深化課程を修了し、創業を決心した」とし「インキュベーションオフィスに入居後、定期的なコーチングと1対1のメンタリングを受けながらアイディアを具体化するなど、創業に向けた準備に大いに役立っている。一日も早く事業者登録を行い本格的に貿易業を始めたいと思っている」と話す。 ソウル市のイ・ウニョン外国人多文化担当官は、「ソウルグローバルセンターは、外国人ビジネスを育成すると同時に頼もしいサポーターとして、ソウルでの創業を夢見る外国人が成功裏に創業しビジネスを続けられるよう様々な支援を続けていく」とし、「また、韓国企業と外国人企業が交流できる機会を設け売上増大と雇用創出など、共に成長できる土台を築いていきたい」と話す。
SMG 1,693
ソウル市、南山公園の老朽化した散策路3.3㎞全区間を再整備

ソウル市、南山公園の老朽化した散策路3.3㎞全区間を再整備

– 舗装材の耐久性、視覚障がい者を配慮しカラーアスファルト舗装などで全面改修 – 緑のトンネルの中の石虎亭付近750m区間は裸足で歩ける「天然黄土道」に – 市民の不便さを最小限にとどめるべく一部工事は夜間に、7月完工予定…安全な歩行環境を整備 2007年に造成され老朽化が進んでいる南山を代表する散策路「南山公園北側循環路」が再整備される。ソウル市中部公園緑地事業所が今年7月の完工を目標に、3.3㎞の全区間につき道路の再舗装を推進する。「南山公園北側循環路」は、国立劇場から南山ケーブルカーを経由し木覓山房(モンミョクサンバン)に至るまでの道路で、南山北側の中腹をぐるりと周る代表的な散策路である。車と自転車の通行が全面禁止されており、比較的傾斜も緩やかなため多くの市民が散策や運動、休息などの目的で訪れる。 破損され亀裂の入った道路はカラーアスファルトと黄土で全面舗装する。変色し道路から浮き上がっている視覚障がい者誘導用の点字ブロックも新しいものに交換する。特に、北側循環路の石虎亭(ソクホジョン)付近の750m区間は、裸足で歩くことのできる「天然黄土道」として整備する予定。散策路が比較的平らで、桜などの樹木がトンネルのように道を覆い日光を遮ってくれるため黄土道を作るには最適な場所だ。大田(テジョン)の鷄足山(ケジョクサン)の黄土道のように、黄土道とカラーアスファルトで舗装されたトレッキングコースを別途設け、同時に歩けるようにする計画。利用客が足を洗えるように足洗い場も設置する予定。 ソウル市は専門家から諮問を受け、舗装材の耐久性や視覚障がい者の安全性を踏まえ、このような再整備計画を推進していると明らかにした。市は、今回の舗装工事を通じて、市民たちにより快適で安全な歩行環境を提供するだけでなく都市の美観も改善できるものと期待している。 工事は3.3㎞を二つの区間に分けて行われる。5月からはカラーアスファルト舗装区間の整備を行い、その後、黄土舗装対象区間に工事を拡大し7月までに完成させる計画。市民たちが不便さを感じないように通行の幅を部分的に縮小し、路面の切削など一部の工事は夜間に行う。 ソウル市のイ・チュンヒ中部公園緑地事業所長は、「綿密な検討を経て道路舗装を全面改修し天然の黄土道を造成するだけに、今よりも市民に愛される代表的な散策路になるだろう。特に黄土道は、ソウル市内では珍しい長距離トレッキングコースなので市民に喜んでもらえると思う」とし、「北側循環路がより歩きやすい道に生まれ変わり市民のもとに返されるよう、一日も早く工事を安全に終わらせたい」と話す。 【添付】 □ 位置図 □ 施行前後 施行前後 施行前 施行後
SMG 1,598
ソウル市、1976年から現在までの「ソウルの野球史」を発刊

ソウル市、1976年から現在までの「ソウルの野球史」を発刊

– ソウル歴史編纂院が「ソウルの野球」発刊…開港から現在までのソウルの野球史を紹介 – 1876年の開港以降の面白いエピソードを中心にソウルの野球史を綴る – 1958年はメジャーリーグのセントルイス・カージナルスが「ソウル軍」と試合 – ソウル図書館などソウル市内の図書館に所蔵、市民聴のソウル本屋でも購入可 – ソウル歴史編纂院HP(http://history.seoul.go.kr/)ではe-bookで閲覧可 1896年春、西大門の外の慕華館跡(現在の独立門付近)でアメリカ人らが軍人チームと民間人チームに分かれ野球の試合を行った。韓国初の英字新聞「インデペンデント紙(The Independent)」は、1896年4月28日を韓国で初めて野球公式戦が開催された日と記録している。このように韓国に伝わった野球はその後国民的スポーツとして一気に広まり、ソウルでは学校や団体を中心に一定規模の試合が行われるほど急速に普及した。 特に、解放後1958年10月28日に、メジャーリーグの名門球団セントルイス・カージナルスが主力メンバーを交えたまま韓国の事実上の国家代表チームである「ソウル軍」と試合を行い、当時の初代大統領イ・スンマン元大統領が始球式を務めた。 ソウル歴史編纂院(キム・ウチョル院長)は、1876年の開港以降現在に至るまでのソウルの野球の歴史を、わかりやすく面白く綴った「ソウルの野球」を16日(月)発刊すると発表した。この本は、ソウルの文化をわかりやすく伝える「ソウル文化マダン」シリーズの第13巻で、野球に関する豊富な知識をもとに多くの本を書いたことで有名なキム・ウンシクスポーツコラムニストが執筆した。(213ページ) 「ソウルの野球」は全4章(①開港期のソウルの野球、②日本統治時代のソウルの野球、③解放後のソウルの野球、④蚕室野球場の開場とプロ野球)で構成されており、様々な参考写真も収録されている。 本によると、当時、メジャーリーグの強豪セントルイス・カージナルスは「ソウル軍」と親善試合を行うためにソウル野球場に現れた。 日本統治時代、米国のプロ野球選手がソウルを訪問し龍山満鉄球場で朝鮮の代表チームと試合を行ったが、彼らは決してトップレベルのプロチームとはいえなかった。1958年10月28日、メジャーリーグ選りすぐりの選手からなるセントルイス・カージナルスが主力メンバーを交えたまま、事実上韓国のオールスターチームともいえる「ソウル軍」と試合を繰り広げた。この日、開幕前にイ・スンマン元大統領が始球式で投球したことが、韓国の大統領による始球式の歴史の始まりでもあった。この日の試合は0対3でセントルイス・カージナルスが勝利したが、「ソウル軍」を率いたエースキム・ヤンジュンが、伝説ともいえる3塁手のケン・ボイヤーと、メジャーリーグを代表するスタープレイヤー、スタン・ミュージアルを三振させる快挙を成し遂げた一戦でもあった。 その他にも、慕華館、訓練院、仁寺洞で始まったソウルの野球の紀元や、日本統治時代の学生野球時代、ホームラン王イ・ヨンミン、解放後の靑龍旗と黄金獅子旗、蚕室野球場の開場とプロ野球の誕生などについても触れている。 開港後、アメリカ人に野球を教わったソウル野球チームは、日本の球団と頻繁に対決を行い、確実に実力をつけていった。解放後、ソウルの野球は「朝米親善野球大会」を皮切りに、青龍旗大会の紀元となる「全国中等学校野球選手権大会」、黄金獅子旗の紀元となる「全国地区代表中等学校野球争覇戦」など様々な大会を背景に歴史を築いてきた。朝鮮戦争により野球ブームは一時下火になったが、陸軍、空軍、海軍の球団を中心に野球が再開され、ソウルの高校野球は1960年代まで全盛期を飾り、1982年3月サムソン・ライオンズとMBC青龍の開幕式を皮切りに、本格的なプロ野球時代が幕を開けることになる。 「ソウルの野球」はソウル市内の図書館のほか、ソウル歴史編纂院のホームページ(http://history.seoul.go.kr/)ではe-bookでの閲覧が可能、市民聴のソウル本屋にて購入(10,000ウォン)することもできる。 一方、ソウル歴史編纂院は、1949年に設置された「ソウル特別市時事編纂委員会」の行政および研究機能を継承し発展させ、2015年に発足したソウル市所属の機関で、ソウル市の歴史に関する資料の収集、調査と研究、編纂事業を推進している。 <参考写真> 参考写真 『ソウルの野球(ソウル文化マダン第13巻)』表紙 参考写真 セントルイス・カージナルス訪韓競技開幕前に始球式を行ったイ・スンマン元大統領 第1回全朝鮮野球大会で始球式を務めたイ・サンジェ
SMG 2,071

「PM2.5発生源」老朽ディーゼル車の運行取締地域を拡大

ソウル市、大量のPM2.5を排出する低公害未措置老朽ディーゼル車の運行取締り強化へ 運行制限システムに登録された33,413台のカメラでソウル地域を集中取締まり 2012年から今年まで51か所に設置、2020年までに100か所に拡大 PM2.5非常低減措置発令時は「ソウル型公害車両運行制限」取締りシステムとして活用 ソウル市が、PM2.5の排出量が多い老朽ディーゼル車に対する運行制限システムの拡大、高度化を図り取締りを強化する。 ソウル市は、PM2.5低減対策の一環として、2012年から運行制限取締りカメラを江辺北路、オリンピック大路など37か所(2か所は工事中)に設置し、2005年以前に製造された総重量2.5トン以上におよぶ低公害措置が施されていない老朽ディーゼル車の取締りを行っている。今年はより厳しく取り締まるために、下半期までに14か所に追加でカメラを設置し、2020年までに100か所に取締り地域を拡大する予定。現在、運行制限システムに登録された取締り車両は計33,413台で、このうち低公害措置が施されていない車両は33,339台、精密検査不適合車両などが74台と、そのほとんどが公害車で2005年以前に製造された総重量2.5トン以上の老朽ディーゼル車である。運行制限対象車両が運行中であることが監視カメラに捉えられると、一回目は警告、二回目は過怠料(20万ウォン、最大200万ウォン)が科せられる。※ 過怠料の賦課:2012~2017年で2,767件 また、国土部の自動車管理情報システム、環境部の排出ガス管理システムと連携し、取締り、照合、車両照会、過怠料の賦課などを一元化し、処理時間を短縮すべく運営システムの高度化事業も進める計画。 粒子状物質(PM2.5、PM10)と窒素酸化物(NOx)の主な排出原因であるディーゼル車は、車体の大きさと老朽化に比例し大気汚染物質の排出量も増える。老朽ディーゼル車の公害物質排出量は、新車に比べて粒子状物質(PM2.5)は2.5倍、窒素酸化物(NOx)は20倍高く、低公害措置などの施行を徹底し、措置が取られていない老朽ディーゼル車については、原因者負担として厳しく責任を問う予定。 ソウル市は、老朽ディーゼル車の運行制限制度の施行と併せて、早期廃車、煤煙低減装置の装着といった排出ガス低減事業支援も行っている。2005年以前に製造された老朽ディーゼル車を廃車する場合、中・小型車は最大165万ウォン、大型車は最大440~770万ウォンの補助金が支給される。低公害措置を施し運行期間の延長を希望する車両の所有者に対しては、煤煙低減装置の装着費用も補助する。低減装置の装着費用の90%はソウル市で負担するため、車両所有者は10%のみ賄うことになる。 さらにソウル市は、PM2.5の非常低減措置が発令時に公害車両運行制限を実施するために、老朽ディーゼル車の取締りシステムを高度化し活用する計画。ソウル市はPM2.5非常低減措置発令時、「ソウル型公害車両運行制限制度」を、公聴会における意見収集とソウル市交通委員会の検討を経て施行する予定。このためソウル市は、自動車登録原簿を管理する国土交通部との業務協議を通じて、全国の公害車両の車両番号と車台番号などを把握しデータベースを構築することで、取締り車両の照合作業、過怠料賦課などの業務自動化に向けた取締りシステムの高度化を図る方針だ。
SMG 1,300

PM2.5から健康弱者守る…マスク250万個支援

– ソウル市→自治区→福祉施設の自動措置システムの構築でPM2.5から健康弱者を保護 – 第1四半期の福祉施設4,030か所にマスク32万1千個支給…220万個追加支給予定 – 4日、KB国民銀行とPM2.5用マスク支援協約…12万5千個分相当 – 保育園の空気清浄機完備や行動要領案内で保育環境の改善を図る 昨年ソウル市は韓国で初めてPM2.5(微小粒子状物質)を「自然災害」と定義し、市民がPM2.5の危害から身を守れるよう非常低減措置を発令するなど、市民の健康権・生命権を保障するために取り組んでいる。 特に、呼吸器疾患を引き起こすリスクの高い 乳幼児、高齢者、障がい者など抵抗力の弱い人たちの健康を守るために、今年もソウル市はマスクを配るなど積極的な措置をとると同時に健康弱者の保護に注力する。当日午前12時から午後4時の間のPM2.5の平均濃度が50㎍/㎥を超え、翌日の予報でも50㎍/㎥以上になることが予想される場合、ソウル市はPM2.5の非常低減措置を発令する。低減措置が発令されると、福祉施設は直ちにショートメッセージの配信と案内放送を実施するほか、施設の利用者にマスクも支給する。 年初から大量に押し寄せているPM2.5から健康弱者の呼吸器を守るために、ソウル市はマスクの配布や福祉施設利用者に対し、市民行動要領の案内を実施した。2018年第1四半期(1月~3月)に計4回の市民行動要領の案内が行われ、合わせて4,941か所の施設で約11万2千人の利用者が案内に従い、外出時にはマスクと肌の露出が少ない長そでの服、帽子などを着用した。 さらにソウル市は、野外活動はもちろん、PM2.5 による注意報の発令が多くなる春を迎え、マスクの備蓄量を増やした。220万個のマスクを追加で購入し、今後さらに多くの施設と利用者に配る予定。 一方、ソウル市は、十分な量のマスクを確保するため、3月4日午後2時ソウル市庁新庁舎7階の共用会議室でKB国民銀行(ホ・イン銀行長)と「PM2.5 健康弱者マスク寄付協約」を締結した。ソウル市が展開する福祉事業に強い関心を持つKB国民銀行は、1億ウォン相当のマスク12万5千個を支援する。 また、ソウル市は、保育園の室内空気質の改善に向けて、空気清浄器の設置やPM2.5対応行動要領などの発信を実施することで乳幼児の健康を保護するとともに安全な保育環境の構築にも注力している。市内の全保育園、全保育室に空気清浄器を完備することを目標に、今年の3月末時点で5,032か所の保育園に21,825台の空気清浄器を設置し、現在も保育園から申請を受け付けている。
SMG 797

観光弱者の観光享受権の拡大へ…名所訪問1,200人支援

– 昨年に続き旅行する機会の少ない障がい者や低所得層向けの旅行支援プログラム実施 – 歴史、文化、自然、癒しをテーマに、首都圏(日帰り)、地方(1泊2日)の8つのコースで運営 – 昨年比4倍増の1,200人へ支援対象も大幅に拡大 – 障がい者や低所得層を支援する団体単位で募集 ソウルが旅行しやすい季節の5月から10月の間に普段旅行の機会に恵まれないソウル居住の体の不自由な人や低所得層を対象に、ソウルや首都圏、地方名所を旅行する「I SEOUL YOU リレートリップシーズン2」を運営する。 ソウル市は昨年、障がい者など観光弱者約350人を対象にソウルや地方を訪問する旅行活動支援モデル事業を運営した。今年はより多くの人が参加できるよう参加者数を1,200人へと大幅に増やした。昨年は障がい者や低所得層の高齢者向けのソウルワンデーツアーを、低所得層の青少年や一人親家庭向けの「地方1泊2日ツアー」を運営し、旅行満足度が93.5点に達するほど参加者からは熱い反響が寄せられた。 ソウル市は昨年障害のタイプによって設計されたコースを改善し、4つの旅行テーマに合わせてさらに充実を図ったコースを直接選択できるようにすることで参加者の満足度をより高める方針だ。 ○ 第1テーマ「歴史」:平和展望台やDMZなどを訪問する日帰りコースと炭鉱村などを訪問する1泊2日コースで構成されている。 ○ 第2テーマ「体験」:工芸品づくり、公演観覧などを体験できる日帰りコースと、果物狩り、淡水魚生態体験、ハーブクラフト、レールバイクなどを体験できる1泊2日コースで構成されている。 ○ 第3テーマ「自然」:南山タワー、漢江クルーズ、体験型動物園を訪問する日帰りコース、 大関嶺の羊牧場、雪岳山、江陵の海辺など自然を体験できるコースで企画されている。 ○ 第4テーマ「癒し」:テンプルステイ、薬茶房ポムドンを訪問する日帰りコース、江原道洪川にあるヒーリアンス(healience)ソンマウルの1泊2日コースなど韓国観光公社が選定した「ウェルネス観光25選」を体験できるプログラムで構成されている。 今回の「I SEOUL YOU リレートリップシーズン2」は、障がい者と低所得層を対象としており、参加費用は無料。4月6日(金)から4月23日(月)まで、障がい者福祉センターや関係機関(協会)などの団体申込で受け付けており、低所得層の場合は個人での申込も可能。障がい者の場合、本人だけでなく各団体別に社会福祉士、活動ヘルパーなども参加し、参加者の旅行を支援する計画だ。 ソウル市は参加者選定委員会の審査を通じて最終的に旅行参加者を選抜する予定。(4月末に個別通知) 参加申込に関する詳細は、ソウル市ホームページ(http://sculture.seoul.go.kr)と手のひらのソウル(http://mediahub.seoul.go.kr/gongmo2)で確認できるほか、電話(運営会社アミューズトラベル、☎02-6441-3777)でも問い合わせできる。
SMG 1,032

廃れた玉水高架下の空間が都心の森に

– ソウル市と城東区、高架下空間活用総合計画第1号「多楽」を3日一般市民に公開 – 高架下に緑豊かな空間「フリーガーデン」造成、太陽光を集め室内で植物を育てる新技術導入 – 内部は文化活動用の多目的空間、外部は公演スペースを設け広場と連携 – 来年、里門高架下も造成開始…蓄積された様々なモデルを今後の事業にも活用 長い間放置されてきた薄暗く人通りの少ないソウル市玉水駅の高架下のエリアが都市再生プロジェクトによって緑豊かな公共文化スペースに生まれ変わる。まるでニューヨークのローライン(Lowline)のように都心の中の森というコンセプトで緑が溢れる空間を造る計画。 高架下に屋根のようなスロープを設置し、その上には造園や緑に囲まれた空間を造成。下には室内面積196㎡規模の多目的文化空間をつくり、キッズブックカフェ、文化講座の教室として活用する方針だ。外部には公演スペースや観覧席もつくり、これまで放置されてきた広場とつなげることで機能性は維持する。(建築面積:446㎡) 緑化工事にあたっては、設計段階から専門家の諮問やケーススタディ、住民意見の収集を行った。特に注目すべきスポットは、屋根の形をしたスロープの下に設置される多目的文化スペース内の「フリーガーデン」。これはニューヨークのローラインに設置されている新技術のソーラーシステムを導入したもので、太陽光を効率的に集め内部に届けることで室内でも植物を育てることができるため、気候変動に左右されないという長所がある。 ソウル市は昨年策定した「高架下部空間活用事業総合計画」第1号のテスト事業である「多楽玉水」を3日(火)一般市民に公開すると発表した。今回の事業は、ソウル市と城東区が共同で推進しており、ソウル市は空間の設計や予算を支援し、城東区は工事を担当した。今後この施設は城東区が運営していく計画だ。 城東区は、地域住民、造園専門家、生活文化関係者からなる「多楽ガバナンス」運営協議体を構成し、子ども向けの太陽光技術原理の体験、植物生育体験などのプログラムを企画し、地域環境に合わせた運営プログラムも今後発掘していく予定だ。 ソウル市は来年も里門高架下の空間を公共文化スペースとして開発するプロジェクトを計画しており、玉水に引き続き様々な事業モデルをつくることで、今後ソウル市内の高架下部空間活用事業に活かしていきたいという考え。
SMG 1,368

ソウル市、「市内バス持ち込み禁止飲食物」の詳細基準発表

– 1月4日から一部飲食物のバス持ち込み禁止…詳細基準を策定、周知活動・教育を同時に実施 – 軽い衝撃でもこぼれやすいものや車内で食べられる包装されていないものは持ち込み禁止 – 包装・密閉された食べ物、ビニール袋に入った野菜、魚介類、肉などの食料は持ち込み可能 – 市「継続的な案内で市民の協力を得て安全かつ快適なバス環境を構築したい」 「買ったばかりのコーヒーをもってバスに乗ってもいいのかな?」 「家で食べるために買ったピザはバスに持ち込める?」 バスに持ち込んでもいい飲食物と持ち込んではいけない飲食物をどう判断するか。ソウル市が、これまで曖昧だった基準を明確に提示した「バス持ち込み禁止飲食物詳細基準」を発表した。 「ソウル特別市市内バス財政支援および安全運行基準に関する条例」が一部改正され、今年1月4日からソウル市内バスへの一部飲食物の持ち込み禁止が施行されている中、ソウル市がその詳細基準を策定し、運転手の教育や周知活動に乗り出した。ソウル市は、市民や運転手から市内バスに持ち込めない飲食物の具体的な基準を求める声が高まっていたことから、判断基準に対する疑問を解消するとともに、全ての市内バスで共通ルールとして適用できるように今回の基準を設けるに至った。 詳細基準には、2018年1月4日に「飲食物の持ち込み禁止」を実施してから最近までソウル市に寄せられた市民の意見や市内バス運送事業組合、輸送業者など、関係者の意見が盛り込まれている。主な内容としては、軽い衝撃で中身がこぼれたり漏れる恐れのある飲食物、車内で食べられるような包装されていない飲食物を乗客が持ち込もうとした場合、運転手が乗車を拒否できるという詳細基準を策定した。 軽い衝撃には、誤って床に飲食物を落とした場合も含まれる。車内で食べる目的ではなく、単なる運搬が目的で包装された飲食物や食料は持ち込みが可能。例えば、使い捨てコップに入っている飲料水、チキンやトッポキのような食べ物、複数の使い捨てコップが入った容器などに入れられたもの、蓋がなくストローがささった缶・プラスチックボトル飲料などは持ち込めないことになっている。また、車内で飲食物を食べる乗客を運転手が降車させることもできる。一方、包装箱に入ったチキンやピザなどの食べ物、蓋をしたプラスチックボトル飲料、未開封の缶に入った飲食物、密閉容器に入った飲食物、魔法瓶に入っている飲食物、ビニール袋に入った野菜、魚介類、肉などの食料や市場で購入・運搬する少量の食材などは、バスに持ち込むことができる。 適用例 持ち込み不可 持ち込み可 ▶ 使い捨てコップに入った熱い飲料や氷などの飲食物 ▶ 使い捨てコップに入ったチキンやトッポキなどの飲食物 ▶ 複数の使い捨てコップが入った容器に入れられた飲食物 ▶ 蓋がなかったり開いたままの状態でストローがさされた缶やプラスチックボトルに入った飲食物 ▶ 包装箱に入ったチキンやピザなどの飲食物 ▶ 蓋をしたプラスチックボトルに入っている飲料 ▶ 未開封の缶に入った飲食物 ▶ 密閉容器に入れた飲食物 ▶ 魔法瓶に入った飲食物 ▶ ビニール袋などに入っている野菜、魚介類、肉などの食料 ※市場などで購入・運搬する少量の食料など ソウル市は、4月初めから市内バスの車内やバス停などに詳細基準が書かれた掲示物を設置し市民に案内するとともに運転の教育も並行し、持ち込み基準に対する認識の一致を図ることで、基準を巡るトラブルを解消する方針だ。 ソウル市都市交通本部のコ・ホンソク本部長は「これまで一部乗客によるこぼれやすい飲料の持ち込みなどで周りの乗客が不安になったり、運転手と乗客の間で飲食物の持ち込みを巡ってもめることもしばしばあった」とし、「制度が施行されたばかりでまだ課題はあるが、ソウル市が詳細基準を提示し地道な周知活動を通じて市民の協力を得ることで、皆が安全かつ快適に市内バスを利用できるよう努めたい」と話した。 飲食物の市内バス持ち込み禁止の詳細基準 □ 条例の新設内容(2018年1月4日) ○ ソウル市内バスの運転手は、旅客の安全に危害を加えたり、旅客に危害を加えると判断される場合、飲食物の入った使い捨て包装容器(通称「テイクアウト容器」)またはその他不潔なものや悪臭のするものなどの輸送を拒否することができる。 □ 適用基準 ○ 下の事項に該当する飲食物を所持して乗車する乗客は、運転手により運送を拒否される場合がある。 ▶ 軽い衝撃により、中身がこぼれたり漏れる可能性のある飲食物 – 軽い衝撃とは:誤って床に落としたりする場合など ▶ 車内で食べられるような包装されていない飲食物...   Read more
SMG 1,767
ソウル市、4月1日から漢江全域で春の花祭り

ソウル市、4月1日から漢江全域で春の花祭り

– 4月1日(日)~5月20日(日)漢江公演全域で「漢江春の花祭り」開催 ① レンギョウ→桜→菜の花→ノイバラ→バラ、5つの春の花リレー ② 春の花を背景に繰り広げられる異色で多彩な催しで漢江の春を満喫 ③ 市民が参加するPM2.5低減取り組みの植樹イベントで「漢江の森」づくり 春爛漫、漢江も春一色に染まる季節。4月1日(日)から始まる「漢江春の花祭り」に足を運べば、散策ついでに漢江に咲いた花を眺めながら春を満喫できるだろう。本格的な春を迎え、ソウル市(漢江事業本部)は4月1日(日)から5月21日(日)までの51日間、漢江公園全域に咲き乱れる桜の名所と、花と一緒に楽しめる文化プログラムが満載の「漢江春の花祭り」を開催する。 ① レンギョウ→桜→菜の花→ノイバラ→バラ、5つの春の花リレー 4月1日(日)からはレンギョウと桜が漢江沿いに咲き乱れ、5月初旬には菜の花が、そして5月中旬からはノイバラとバラを順に楽しむことができる。また、漢江公園の主な緑地と自転車道路は全長42キロの春の花道となり、漢江公園が春一色に染まる。今の季節、春の便りを真っ先に届けにきたレンギョウが、漢江公園の土手を彩り鮮やかな黄色で彩っている。散歩でも、自転車を乗りながらでも楽しめるレンギョウの花道は、蚕室大橋北端から中浪川の合流部(龍飛橋)が特に見どころ。 春といえば誰もが思い浮かべる桜も見ごろを迎える。汝矣西路一帯を覆いつくすソメイヨシノが圧巻の汝矣島春の花祭りが4月7日(土)~4月12日(木)まで開催される。漢江公園の代表的な桜の名所、盤浦漢江公園のソレ島は、毎年5月に菜の花が満開になる。青い漢江と、島いっぱいに広がる黄色い菜の花のじゅうたんを背景に、「漢江ソレ島菜の花祭り」が5月5日(土)~6日(日)の二日間開催される予定。 5月中旬には、漢江の東西両端に位置する生態公園(江西、高徳・岩沙)にノイバラが咲き乱れる。ちょうど満開の頃に開かれる「漢江ノイバラの国祭り」を親子で楽しんだり、風に乗って漂うノイバラの香りと共に、静かな生態公園を散策することもできる。 5月中旬以降は花の女王バラが満開を迎え、春の花リレーのフィナーレを飾る。トゥクソム、揚花漢江公園の薔薇園と望園のバラトンネルをバックに、恋人や友だち、家族と思い出に残る写真を撮ったり芝生でピクニックするには最適だろう。 最後に、漢江公園の主な緑地と自転車道路に沿って咲いたパンジー、ビオラ、ケシの花、チューリップなど、約30種の彩り豊かな小さな花々が、漢江公園の春を一層華やかに演出してくる。 ② 春の花を背景に繰り広げられる異色で多彩な催しで漢江の春を満喫 毎週金曜日と土曜日、汝矣島の水光舞台と 広津橋8番街では、無料で参加できる定期公演と展示を行い、宝探しを見つけるかのように漢江の至る場所で100チームのアーティストによる多様なジャンルの公演を見ることができる。 一回目の違反は60日、二回目の違反は120日、三回目の違反は無期限で仁川空港への出入りが制限される。 大型文化イベントは、蘭芝漢江公園で4月7日(土)に開かれる「 ヒップホッププレイヤー2018」を皮切りに、4月14日(土)~4月15日(日)は「Have A Nice Day フェスティバル」、5月5日(土)の「ソウルセッションズライブミュージックフェスティバル」、5月12日(土)~5月13日(日)の「青春フェスティバル2018」、5月19日(土)~5月20日(日)の「グリーンプラグド2018」が次々と開催される。 また、忙しい現代人の脳を休ませるというユニークなコンセプトで大きな反響を呼んだ「漢江ボーっとする大会」が、4月22日(日)汝矣島漢江公園で開催される。さらに4月28日(土)には、トゥクソム漢江公園のJ-bug周辺で、子どもたちを対象に、今回で3回目となる「漢江春の花子ども美術大会」が開かれる。 一方で、合わせて13個のコースから成る「漢江歴史探訪」では、漢江や漢江周辺の遺跡地とそこにまつわる話を聞きながら学ぶ、有意義でためになる催しも用意されている。さらに、昨年オープンした「ソウル艦公園」では、潜水艦、高速艇チャムスリ、ソウル艦など普段なかなか触れられない、様々な退役艦隊を見学することができる。 ③ 市民が参加する植樹イベントできれいな「漢江の森」づくりへ PM2.5が連日猛威をふるう中、PM2.5を低減し未来の住みよい環境を守るための取り組みとして「漢江の森」づくりに市民が参加する。 漢江の自然と緑の中で毎月行われる「漢江生態プログラム」は、トゥクソム漢江公園など漢江公園の主な10か所で開かれ、多様なプログラムで構成されている。暖かい春の陽気の中、家族で漢江の自然を感じながら環境問題についても見つめなおすきっかけになるだろう。プログラムの詳細は、ソウル市公共サービス予約(http://yeyak.seoul.go.kr)で確認できる。 ※添付:関連写真/漢江春の花祭りポスター 関連写真 桜(汝矣島) 漢江春の花道 菜の花(ソレ島) ノイバラ(江西、クァンナル) 薔薇園(楊花大橋) 漢江ボーっとする大会 漢江春の花子ども美術大会 ポスター
SMG 1,309
外国人を狙った違法タクシーリストを初公開、 60日間仁川空港出入禁止処分

外国人を狙った違法タクシーリストを初公開、 60日間仁川空港出入禁止処分

– 空港公社と共同で違法タクシー制裁へ、行政処分のドライバー9人を公社に初通報▶ メーター運賃、通行料以外の追加料金徴収など全てが外国人客を狙った違法行為 – 行政処分一回で空港営業制限、三回以上で無期限出入禁止 – 「外国人客を狙ったタクシー違法行為は国のイメージ失墜に直結。取締りのさらなる強化を」 ソウル市は、仁川空港で違法にタクシー営業をしたとして行政処分を受けたソウルタクシーのドライバーリストを空港公社に初めて通報したと明らかにした。空港公社はリストに載ったタクシーに対し、60日間の仁川空港への出入禁止処分を課す予定。 仁川空港はソウルを訪問する外国人が真っ先に降り立つ韓国の玄関口。国のイメージ失墜につながるタクシーの違法行為を撲滅するために、ソウル市が空港公社と共同で違法タクシーのリストを共有し厳しい制裁に乗り出した。 今回、ソウル市が空港公社に通報したドライバーは合わせて9人。全て仁川空港で乗車した外国人客に不当に料金を請求したとしてソウル市から行政処分を下された。 処分を受けたドライバーは、「市庁周辺に位置するプラザホテルに向かう中国人女性客に、メーター運賃と通行料を合わせて60,400ウォンの料金が発生したが現金70,000ウォンを受け取りお釣りの9,600ウォンを渡さなかった」、「蚕室オリンピック公園へ向かう外国人客2人に対し、通常は約55,000ウォンで行けるところ乗車時から割増ボタンを押し70,000ウォンを請求」、「三成洞のインターコンチネンタルホテルへ向かう外国人に、メーター運賃と通行料を含め57,000ウォンの料金が発生したが、70,000ウォンを受け取った」などの行為により摘発され、2017年に行政処分を受けた。 通報リストに載ったドライバーには、仁川国際空港公社独自の規定により、不服申し立てなどの手続きを経て、60日間の仁川空港への出入禁止処分が下される予定。 仁川国際空港公社は、2008年11月から「仁川国際空港タクシー利用施設運営規則」に基づき、空港のタクシー乗り場で乗客に対するタクシーメーターの不使用、割増適用、価格交渉、不当な料金請求/徴収、乗車拒否、途中下車(移動)、現金決済の要求などで、一度でも行政処分を受けたタクシーに空港の出入りを制限している。 ソウルタクシーであっても、仁川空港⇔ソウルを移動する際の乗車拒否や(ソウルと接する都市に出る場合の)「市界外料金」以外の割増適用は、全て違法行為に該当する。仁川空港はソウル市の外にあるが、国土交通部が定めた共同事業区域の6市に含まれるためである。 一回目の違反は60日、二回目の違反は120日、三回目の違反は無期限で仁川空港への出入りが制限される。 そのほかにも、ソウル市は外国語が堪能な職員と共に、空港、ホテルなど主な現場での取り締まりを年中行い、外国人がタクシーを利用時にトラブルに遭った場合すぐさま通報できるよう、空港や主な観光地にタクシー料金と利用方法などを外国語で案内したリーフレットを設置している。悪質なタクシーにより被害を受けた場合は、タサンコールセンター(☎120)で相談を受け付けている。 ソウル市タクシー物流課のヤン・ワンス課長は、「目立たぬように少額で割増料金を上乗せして請求する手口を使うタクシーもあるが、少額であっても外国人客を狙ったタクシーの違法行為は国のイメージ失墜に直結するだけに、関連機関と協力し、一層厳しく取り締まっていきたい」と語る。 ソウル市タクシー料金制度案内(英・中・日) タクシー料金の案内文(表) タクシー料金の案内文(裏)
SMG 1,140
セウン商店街の印刷通り、「職人+青年+新技術」の産業再生で復活

セウン商店街の印刷通り、「職人+青年+新技術」の産業再生で復活

– 28日「タシセウンプロジェクト」第2段階の着手式…2020年4月完成 – 「屋根のない印刷所」の印刷職人+青年創作者のデザイン…共存基盤を造成 – 入居空間、青年住宅、作業場などアンカー施設の新築、チンヤン・インヒョン商店街に拠点空間を造成 – セウン商店街全建物7件をつなぐ1キロの空中橋と歩行デッキ…ソウル南北歩行軸を完成 デジタルメディアの登場により衰退の一途をたどっていたソウルのセウン商店街(チンヤン・インヒョン・サムプン商店)一帯の印刷通りが「創作印刷産業」の拠点として新しく生まれ変わる。印刷業一筋に歩んできた職人の技術と、デザイン、アイディア、材料、後加工、特殊印刷のような若手創作者の最近技術を結び付けるプロジェクトが始動する。ソウル市は、2017年6月、忠武路、乙支路一帯の約30万㎡を「印刷産業特定開発振興地区」に指定し、安全な作業環境と持続可能な成長を支援する「印刷産業振興計画」の策定を進めている。 一人会社の作業場、サンプル作業室、教育施設などを集約した中核拠点の「印刷スマートアンカー」が建てられ、印刷関連スタートアップが入居できる新しい「メーカーズキューブ」も設置される。職住近接を実現することで青年コミュニティが自然に形成されるよう、青年住宅も400戸供給する計画だ。チンヤン商店には独立作家とセウン商店街一帯の印刷業者が協業できる空間や読者がその場で作品を購入できる空間を、インヒョン地下商店には印刷学校、工房、展示室といった空間がそれぞれ新設される。 歩行者空間再生プロジェクトも実施される予定だ。産業再生によって生まれた活力を歩行ネットワークを利用して周辺地域に拡大させる考え。2017年9月、セウン商店街~チョンゲ・テリム商店が空中橋と歩行デッキでつながったことに続き、2020年にはテリム商店からサムプン商店を経て退渓路に接しているチンヤン商店に至るまで、セウン商店街の7件の建築物全てが約1キロの歩行路によってつながる。チョンミョから始まりセウン商店街を経て南山までつながるソウル南北歩行軸が完成されるのだ。 ソウル市は、このような「タシセウンプロジェクト」の第2段階事業(サムプン商店~ホテルPJ~インヒョン・チンヤン商店)を、2020年4月の完成を目処に推進していくと発表した。 セウン商店街の北側(セウン商店~チョンゲ・テリム商店)を従来の製造産業にデジタルデバイスを融合させた「創意製造産業革新地」に改造した「タシセウンプロジェクト」第1段階に続き、第2段階では、セウン商店街南側の歴史の長い印刷産業に最新技術力やデザインを融合させた「創作印刷産業」の中心地として大きく変貌を遂げることになる。 <28日(火)、朴市長など約300人参加、「タシセウンプロジェクト」第2段階着手式> ソウル市は28日(火)午前10時、ホテルPJ(4階、カラジュームホール)でパク・ウォンスンソウル市長、チェ・チャンシク中区庁長、店舗所有者、商人、住民などおよそ300人が参加する中、「タシセウンプロジェクト」第2段階事業の着手式を執り行う。 ① 創作印刷産業の活性化(産業再生) <印刷産業の没落、生え抜きの印刷職人+若手のデザイン・アイディアの共存基盤をつくる> まず、セウン商店街と印刷通りの競争力を強化する。このエリアの創作印刷産業のインフラを大幅に拡充し、町工場の環境改善や印刷産業育成を柱とした「印刷産業振興計画」を年内に策定し、市がその政策的実行力を担保する。 創作印刷産業の中核を担う「印刷スマートアンカー」は、寄付採納された土地を活用し、技術研究・教育の空間はもちろん、展示・販売施設、共同装備室、青年住居空間まで集まった複合施設として造成される。創業と住居が結合した青年社会住宅も2020年までに約400戸の規模で供給される。 ※「印刷スマートアンカー(印刷知識産業センター)」建立概要 – 場所:中区マルンネロギル85-5(セウン再整備促進地区6-3-4-区域内) – 規模:地下6階~地上12階、延べ面積10,980㎡(敷地面積1,200㎡) – 施設:印刷業者入居空間、シンプル作業室、駐車場など 自身の作品を自ら出版・広報する独立作家と印刷業者を仲介し、独立出版物を集め展示・販売する「屋根のない印刷所、隣の本屋さん(チンヤン商店302号室)」は、ソウル市と中区が共同で造成し、27日オープンした。 チンヤン・インヒョン商店内花屋の活性化も、この一帯の商店街活性化方策の一つとして推進される。3階の歩行デッキに花をテーマにした歩行路を設置し、ソウル市立大の園芸学科、花屋商人会、外部の専門家と協業し、花屋を活性化できるプログラムを設ける計画だ。 ② ソウルの南北をつなぐ歩行ネットワーク(チョンミョ~セウン商店街~退渓路~南山)完成<インフラ再生> <セウン商店街の建物7件、計1キロ、空中橋と歩行デッキで連結、ソウル南北歩行軸が完成> 第1段階事業でつながった3件の建物(セウン~チョンゲ・テリム商店)に続き、残りの建物まで延長することで計7件の建物全体が空中橋と歩行デッキでつながる。これにより、チョンミョから南山につながる歩行ネットワークが完成する。特に、以前は貨物自動車の駐車場として使われていたインヒョン・チンヤン商店3階のデッキは展望台や市民の憩いの場として造成される。 歩行デッキの下部には、合計24のボックス型コンテナ「キューブ」が設置される(インヒョン・チンヤンに18個、サムプンに6個)。印刷・ガーデニング業関連スタートアップの入居空間(メーカーズキューブ)、展示館、工房、住民共同施設、トイレなど、商圏や地域の活性化に貢献する空間として運営される予定だ。 一方、都市再生により50年ぶりに創意製造産業の革新地として生まれ変わった「タシセウンプロジェクト」第1段階区間では、新しい変化が芽生えつつある。 技術職人と青年メーカが真空管オーディオの音質とブルートゥースの利便性を融合した「真空管ブルートゥーススピーカー」を共同制作し、ある青年起業家はセウン商店街の技術と素材だけで新しい3Dプリンターを開発した。メーカーズキューブの入居企業の「アナッツ(Anatz:3Dプリンターメーカー)」は、今年の年間売上は、入居当時より10倍以上増加すると見込んでいる。 印刷産業の没落、生え抜きの印刷職人+若手のデザイン・アイディアの共存基盤をつくる DOCASSETTE(技術職人+芸術家のコラボ) 真空管ブルートゥーススピーカー(技術職人+入居企業) アナッツ3Dプリンター(入居企業+セウン周辺地域)
SMG 1,682