ソウルの市内バス準公営制度20周年を迎え改革を実施財政・公共性・路線を全面的改善
[財政改革] 財政支援方式を再編し、市の財政負担を軽減…運輸会社による自発的な経営改革を誘導 [公共性改革] 民間資本の参入における厳格な基準を策定・過剰な利益を追求できない構造を確立 [サービス改革] 道路の急カーブを改善、長距離・重複路線を廃止、自動運転バス導入 オ市長「ソウル市内バスを改革し、市民の満足度向上・世界最高水準の交通福祉都市を実現する」 ソウル市は、市民の日常生活と密接な関わりのある公共交通機関であり、市民の足でもある「ソウル市内バス」の準公営制度の施行20周年を迎え、「財政」、「公共性」、「サービス」3大分野を改革すると発表した。「世界最高水準の交通福祉都市ソウル」を目指して一歩踏み出す。 市内バス運送事業収支における赤字(収入から必要経費を差し引いた額)全額を市が補填していた「事後精算」方策を、予め決められた上限額以内で補填する「事前確定制度」に切り替え、財政支援構造を改善。厳格な基準を設け、準公営制度の趣旨を尊重する健全な民間資本のみを参入させる。また、公共交通の利用において、誰一人取り残される市民がいないように、徒歩5分以内に利用できる「公共交通アクセス勢力圏」(以下「公勢圏」)の実現に向けて、バス路線も利用者中心の観点から20年ぶりに全面再編する。 <準公営制度施行から20年、「財政」「公共性」「サービス」の3大分野における改革策打ち出す> ソウル市は、世界最高水準の交通福祉都市ソウルの実現に向けた「市内バス準公営制度20周年改革策」を発表した。 現在、ソウル市内バスは、運営方式とサービス面で世界最高水準であると認められている。ニューヨーク・ロンドン・パリなどグローバル都市の中で、1日運行距離1位、人口対比バスの数2位に上るなど、供給率が高く、交通費の負担も統合乗換割引が適用されるため、もっとも低い水準である。また、バス利用者の満足度も毎年右肩上がりである。 人口対比バスの数 人口対比バスの数 都市 パリ ソウル シンガポール ロンドン ニューヨーク トロント チューリッヒ 東京 人口対比バスの数(台/万人) 39.05 9.59 9.48 8.87 7.13 7.04 1.79 1.50 バス料金 バス料金 都市 香港 シンガポール ソウル 東京 ロンドン パリ ニューヨーク トロント コペンハーゲン バス料金 (ウォン) 766 1,453 1,500 1,861 2,956 3,041 3,865 4,465 4,651 ※ 乗換割引があるため実質的な交通費負担を最低水準 年度別市内バス満足度... Read more
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