シンボル(ヘチ)

– 制定の背景

ソウルの都市競争力とブランド価値を高めるため、ソウルの規模と存在感に相応しいパワフルな都市のシンボルシステムが必要という認識のもと、ソウルならではの固有の特色とイメージを盛り込んだ独創的なシンボルアイコンを開発いたしました。

– 選定の過程

ソウル市は、ソウルのシンボルの開発にあたって、ソウルの歴史、文化、観光などと関連性のある27種のシンボルをまず選び、その中からどのシンボルがソウルのシンボルとして適しているかについて市民の意見を調査した結果、象徴性と活用性の面から最も優れていた「ヘチ」を2008年5月13日に最終選定しました。

– ヘチの意味

「ヘチ」は、ソウルの持つ歴史的伝統性と文化的な固有のイメージを表現しつつ、ソウル市民に夢と希望を与える文化的感性のもと開発された、ソウルを代表するシンボルマークです。「ヘチ」を辞書で引くと、「理非と善悪を判断し理解することができる想像上の動物」と説明されており、現在では「ヘテ(獬豸、かいち)」と呼ばれるようになっている動物のもともとの名前です。善悪を判断し正義を守るという面以外にも、火災や災厄を退ける神獣としての面も持っています。ここには火災だけでなく、ありとあらゆる禍事を防ぐと同時に幸運と喜びをもたらす存在であることから、ソウルを守る守護者としての意味も含まれています。

– ヘチBI