仕事ばかりの忙しい都市、堅苦しくて重いイメージの「ソウル」を楽しくてウィットのある都市にする「面白い試み」が始まる。誰もが主人公になれるステージ、都心の「巨大な遊び場」が設置される。
市は、ソウル市のあちこちに市民と観光客がソウルの魅力を感じ、自由に楽しめる「体験型コンテンツ」を設け、さらに面白い都市にするファンシティ(Fun City)プロジェクト<プレイアブルソウル(Playable Seoul Project)>を実施すると発表した。
「プレイアブルソウル」は、今年9月にまとめた「ソウル観光未来ビジョン」の10の中核課題の1つである「体験型観光コンテンツ設置」に向けたプロジェクト。市は、都市の魅力を積極的に生かし、「遊び処満載のソウル」を実現することで「3·3·7·7観光時代」を切り開く狙いだ。
<ソウル観光未来ビジョン「3377観光時代」>
▲「3千万」観光客 ▲1人当たり支出「3百万ウォン」▲滞在期間「7日」 ▲リピーター率「70%」
<大学路·弘大「影の舞台」市民が主人公になる参加型プログラム運営…23日(土)特別イベント>
まず、市内のあちこちに市民が観覧したり、寛いだり、時には参加したりできる体験型の舞台とプログラムを運営する。
ソウル市は、2日(土)大学路マロニエ公園に「影の舞台」をオープンした。参加者の正体を公開せず、陰で歌、演奏、ダンス、演劇などを披露できる舞台で、誰もが主人公になり、ステージに立てる。影の舞台はオープン当日から1日平均5百人余りが訪れ、わずか20日で1万人以上が訪問した。
23日(土)には、弘大の近くの「レッドロード広場」にソウル市内で2つ目の「影の舞台」を設置する。市は、この日がクリスマス連休でもあるため、弘大と大学路の「影の舞台」を活用した市民参加型レクリエーション、シャドーシンガー(Shadow Singer)、陰の演劇、コンサート、手品、バルーンショーなど、特別イベントを開く予定だ。
<翌年は光化門広場「光の遊び場」、観光連携モバイルゲーム開発など、楽しさ溢れる都市に>
翌年からは都心、漢江などにオンライン・オフラインの要素を融合させ、本格的にソウルを「巨大な遊び場」として作り上げる試みを続ける。市は、「プレイアブルソウルプロジェクト」を通じて、いつ訪れても見どころ、遊びどころ満載の都市にしていく計画だ。
ソウル市のキム・ヨンファン観光体育局長は、「ソウルは、これまでの堅苦しくて重いイメージとは違って、実際に観光資源の魅力とポテンシャルが無限である都市だ」とし、「ソウルならではの魅力資源を積極的に発掘、活用して、いつも楽しくて活き活きとした『ファンシティ(Fun City』に生まれ変わり『3·3·7·7観光時代』を切り開いていきたい」と述べた。
添付 プレイアブルソウルプロジェクト
影の舞台の現場写真(大学路マロニエ公園)