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教育/女性/児童ニュース

  • ソウル市、「2022ソウルサーベイ」の結果発表…統計からみるソウル市民、外国人、ママ・パパの現在

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,183
    • 「2022ソウルサーベイ」を活用して2022年ソウル市民の日常を集中分析…政策基礎資料として活用
    • 2022年ソウル市民は前年比オフライン文化・野外活動↑…コロナ禍以前に日常回復中
    • 外国人の目に映るソウルは「トレンディな文化追求都市」…半数以上がソウル居住を勧める(57.1%)
    • 外国人が経験した差別は15%p(2020年 53.1%→2022年 38.1%)減少、ソウル市民より高い幸福指数を示す
    • ソウルのママ・パパ、未婚者や無子夫婦よりもレジャー生活満足度は低いが幸福指数↑孤独感↓
    ソウル市は、「2022ソウルサーベイ」調査統計資料を活用して、2022年ソウルに住んでいる市民、外国人、そして未就学児童のいるママ・パパの平均的な日常の様子を分析し、その結果を発表した。

    2022ソウルサーベイ(都市政策指数調査)概要

    ○ 統計名:ソウル特別市都市政策指標調査(政府承認統計第201011号)
    ○ 目的:ソウル市の政策推進における根拠資料として活用できるよう、ソウル市の現状を科学的に調査・分析
    ○ 調査対象:ソウルに居住する2万世帯(15歳以上39,340人)、市民5,000人、外国人2,500人
    ○ 調査期間:2022年9月15日~10月31日
    ○ 調査方法
    – 世帯・市民調査、地域社会調査:世帯訪問面接調査
    – 外国人調査:訪問面接調査
    今回の調査は、ソウル市民の日常(コロナ禍と共に歩んだ市民の文化・レジャー活動など)、ソウルに居住する外国人が日常で感じるソウル(外国人の所属意識、ソウルに対するイメージ、差別、ソウル居住中の困難な点、ソウル居住・推薦意向など)、未就学児童を養育するママ・パパの日常(職住近接、家事の分担、子どもの世話、保育施設の満足度、ケア政策支持度、レジャー生活など)に焦点を当てて、統計的な分析を試みた。

    ソウル市は、今回の分析結果を、「同行・魅力特別市ソウル」づくりのための各種政策開発と研究のための基礎資料として活用する計画だ。

    【2022ソウル市民の日常】

    <ソウル市民はコロナ禍以前に回復中>

    2022年ソウル市民は、コロナ禍以前の日常を取り戻している最中だった。 前年よりもオフライン文化活動(演劇公演、映画、展示会、博覧会など)、社会活動(親睦会、同好会、同窓会など)が大きく増えた。レジャー活動は、平日・週末に関わらず野外活動が大幅増加した反面、オンライン活動は大幅減少した。

    [文化活動・社会活動の参加率変化]

    文化活動・社会活動の参加率変化
    区分 文化活動参加率(%) オフライン文化活動(%) オンライン文化活動(%)
    2021年 55.7 40.1 40.3
    2022年 63.8 54.3 34.5
    文化活動・社会活動の参加率変化
    区分 社会活動参加率(%) 親睦会・親睦の集い(%) 同窓会・同窓の集いなど オンラインコミュニティ(%)
    2021年 57.7 29.6 24.5 16.1
    2022年 60.9 31.4 30.4 6.2
    また、ソウル市が保有するビッグデータ(クレジットカード、生活人口)資料を通じて、新型コロナ発生時期(2020年)以前の状態に回復中であることが確認できた。

    ○ コロナ禍によって萎縮していたクレジットカード決済件数と売上額(1日平均)は、2021年から増加し始めて、2022年にはコロナ禍以前の2019年度水準を上回った。

    ○ ソウルの生活人口(1日平均)は、新型コロナ流行と同時に減少して、2021年最低点を示し、2022年には回復傾向を示している。

    [クレジットカード売上と生活人口の変化(2019~2022年)]

    クレジットカード売上と生活人口の変化(2019~2022年)
    신용카드 결제 건수 및 결제 금액(1일 평균) クレジットカード決済件数と決済金額(1日平均)
    단위: 만건 単位:万件
    결제건수 決済件数
    결제금액 決済金額
    단위: 억원 単位:億ウォン
    생활인구(1일 평균) 生活人口(1日平均)
    단위: 만명 単位:万人
    주중 平日
    평균 平均
    주말 週末
    * 서울에서 발생한 신용카드(A사)의 평균 결제 건수와 금액 * ソウルで発生したクレジットカード(A社)の平均決済件数と金額
    【ソウルの中の外国人の日常】

    <私はソウル市民、ソウルで住み続けたい>

    2022年ソウルに居住する外国人は、「韓国に住んでいる」というよりも「ソウルに住んでいる」と考えて生活していることが分かった。

    [ソウルに居住する外国人の所属意識]

    ソウルに居住する外国人の所属意識
    区分(点) 全体 国籍別
    中国系 アジア系 英米圏
    ソウル市 4.98 5.75 4.87 4.03
    韓国 4.63 5.10 4.57 4.10
    2022年ソウルに居住する外国人が経験した差別経験率は38.1%で、2020年53.1%と比べて15%pも大幅減少した。

    ○ 差別を経験した場所は、職場(27.9%)、ショップ・飲食店・銀行など(19.7%)、家主または不動産仲介会社(17.4%)、公共機関(16.6%)の順に多かった。

    ○ 差別の原因は、出身国(46.8%)、韓国語能力(40.5%)、外見(肌の色)(35.8%)の順だった。

    ソウルでの生活で感じる困難は、▴子どもの養育と教育、▴経済活動の機会獲得、▴住宅などの住居空間の確保の順に多かった。ソウルに居住しながら経験した困難は、年齢層ごとに異なるが、ソウル市民の各年齢層が経験する困難と類似する結果が現れた。

    ソウルに居住する外国人の困難な点(年齢別)
    ソウルに居住する外国人の困難な点(年齢別)
    分類 全体 20~30代 40~50代 60代以上
    1位 子どもの養育と教育
    (4.99点)
    ビザなどの滞留資格取得・変更
    (4.93点)
    子どもの養育と教育
    (5.33点)
    経済活動の機会獲得
    (4.81点)
    2位 経済活動の機会獲得
    (4.83点)
    経済活動の機会獲得
    (4.91点)
    医療機関の利用
    (4.85点)
    住宅などの住居空間
    (4.53点)
    3位 住宅などの住居空間
    (4.71点)
    韓国人と円滑に
    交際関係を結ぶ
    (4.85点)
    住宅などの住居空間
    (4.79点)
    公共行政機関を通じた行政サー
    ビス解決
    (4.28点)

    [ソウルに居住する外国人が感じる困難な点] 「ソウル」という馴染みのない場所での生活と困難にも関わらず、ソウルに居住する外国人は、ソウル市民よりも幸福感が高かった。ソウルに居住する外国人の半数以上が、今後もソウル居住を希望(56.3%)しており、ソウル居住を勧めたい(57.1%)と答えた。

    ○ 幸福指数:ソウルに居住する外国人(7.07点)、ソウル市民(6.72点)

    【ソウルのママ・パパの日常】

    2021年ソウルで未就学児童(0~6歳)がいる世帯は約25万世帯で、2017年約33.5万世帯に対して8.5万世帯(-25.4%)が減少した。

    未就学児童が1人の世帯が毎年増加中で、2人以上の世帯は減少している。

    <ソウルのママ・パパの子どもの世話・養育環境>

    ソウルでの子ども養育は、依然として妻の負担が大きい傾向にある。未就学児童のいる共働き夫婦は、夫の58.7%が他の区または他の市道へ通勤して、妻は現在住んでいる洞または自治区に通勤する比率が68.0%だった。共働き夫婦の平均通勤時間は、妻29.5分、夫38.0分を示した。

    [共働き夫婦の平均通勤時間と通勤地域]

    共働き夫婦の平均通勤時間と通勤地域
    区分 共働き夫婦の平均通勤時間(分)
    29.5
    38.0
    共働き夫婦の平均通勤時間と通勤地域
    区分(%) 現在住んでいるまち 現在住んでいる
    区内の他の洞
    他の区 他の市・道
    24.3 43.7 29.6 2.5
    6.3 35.0 52.7 6.0
    未就学児童のいる世帯の家事分担は、片働き世帯は妻が(78.8%)、共働き世帯は妻が(51.2%)で主に妻が担っており、共働き世帯の場合、48.0%は妻と夫が公平に分担している特徴を示した。

    未就学児童のいる世帯のママ・パパが感じるストレス1位は、各々異なった。片働き・共働きに関わらず、父親は社会生活関連のストレス(対人関係、過度な業務)、母親は家族の世話・家事労働が主なストレスだった。片働き世帯の母親の家族の世話・家事労働ストレスは、共働き女性よりもはるかに高かった。

    保育施設の満足度は、▶職場(4.44点)、▶国立・公立(3.81点)、▶民間・個人・家庭保育園(3.80点)の順に高かった。職場保育園は、近くに子どもを預けられるため満足度が高かった。満足度が高い国立・公立保育園は、全保育園の40.1%が運営中で、ソウル市が全国最高水準だが、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均(2017年66%)よりも低い水準だ。

    ソウル市の都市資料を受け取る方法

    ○ ソウルの開かれたデータ広場(http://data.seoul.go.kr)

    – 調査報告書:
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