転換の時代を迎え、都市農業の未来と気候・孤独などの社会問題の解決方法として都市農業が果たすことのできる役割を探求するため、世界中の都市農業の専門家が一堂に会す。
ソウル市は、10月13日(木)～14日(金)の2日間にわたって、世界中の都市農業専門家が参加する「2022ソウル都市農業国際カンファレンス(2022 Seoul International Conference on Urban Agriculture)」を、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)にて開催する。

「ソウル都市農業国際カンファレンス」は、韓国内外から都市農業の専門家が集まり、国別・都市別の優れた事例を共有して、都市農業従事者間における協力と連帯を図るべく毎年開催しているイベントであり、2022年で11回目となる。

今回の国際カンファレンスのテーマは、「転換時代の都市農業」である。韓国、米国、日本、ドイツ、オランダなど5か国から22人の専門家が集まって気候危機、社会問題で混乱のさなかにある大都市に適用可能な都市農業の役割と事例などについて共有する。

ソウル市は、気候危機への対応が世界的な課題として注目を集めていることを受け、炭素排出量を減らしつつ健康な食材を生産する環境にやさしい都市農業にも注目が集まっていると語り、各国の優れた事例を共有して大都市ソウルにも適用可能な方法を協議し合いながら導き出すことが今回のイベントの目的であると話した。

13日～14日の2日間にわたって開催されるカンファレンスは、クォン・ヨンゴル(権寧傑)ソウルデザイン財団理事長による「未来を切り拓く都市農業」の基調演説により開幕する。初日(13日)は「転換時代の都市農業と食糧」について、2日目となる14日には「グリーンヒーリング、ヒーリング都市農業」をテーマに実施される。
今回の都市農業国際カンファレンスは、都市農業に関心のある者であれば誰でもYouTube(www.youtube.com/seoullive)から参加することができる。詳しくはイベントホームページ(www.seoulfarmer.org)にて参照可能だ。